上士幌町議会 令和3年第5回定例会 2021年9月7日
(1)SDGsの推進と連携した町民への思いやり政策などについて/(2)「関係人口」の関連事業に係る効果の検証と内容の公表及び友好・姉妹都市等の検討について
2021年9月7日、上士幌町議会の一般質問で、江波戸明議員が「SDGsの推進と連携した町民への思いやり政策などについて」「「関係人口」の関連事業に係る効果の検証と内容の公表及び友好・姉妹都市等の検討について」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 江波戸明 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 江波戸明
SDGsの推進と連携した町民への思いやり政策などについて質問いたしたいと思います。町は、第6期総合計画策定に向け、SDGsとの一体的推進を施策推進の考え方の一つとして作業を進めているところです。今日の総合計画策定において、SDGsとの一体的推進を掲げ、その考え方に向け取り組むことは、今後、町が持続可能な社会をつくり上げるために欠かせないものと思います。あわせて、町民、企業、行政が一体化し推し進めることにより、その考え方に対するゴールも共有することができるものです。その結果として、この取組は町民に理解され、その効果を全町民が持続的に得られるものと思います。一方、現状における町民の生活環境は、町の政策と町民の努力により安定しているという感がありますが、町がさきに実施した町民アンケート等の結果を見ますと、少なからず、高齢化、少子化、所得、医療福祉、インフラ、災害、交通などに係る町民の不安要素が見受けられるところです。以下、次について質問いたします。1、町民に対するSDGsに取り組む基本的な方針の説明と理解及びその効果の公表方法について。2、上士幌町独自の課題を持ち、他の自治体との差別化を図ったSDGsの目標設定とゴールの検討について。3、国民の安定した生活の確保を最重点とした意識を前提に、町独自の福祉灯油などに見られる思いやり支援政策などについて、高齢者、障害者、低所得者等に向けた積極的な見直しと、このことに係る上士幌町独自の条例等の制定に向けた考え方について。4点目、「SDGs未来都市」に係るハード事業などの取組方について。5点目、本町の重要な産業の担い手となる外国人技能実習生等に対する町の受入れの環境整備とその対応について。2項目めになります。関係人口関連事業に係る効果の検証と内容の公表及び友好・姉妹都市等の検討についてであります。2019年5月17日、国会で関係人口の拡大が地方創生の柱であると発表され、国の人口分散方針の推進も含めて、関係人口に関連する各自治体の動きが高まり、人口維持対策の一つとして関係人口に係る様々な対応が始まりました。我が町においても、関係人口に係る推進により、もっと田舎に住む人が増え、都市と田舎の往来や人材交流が活発になればいいという機運は自然の流れです。町も、この政策の一環として、地方創生交付金等を財源とした環境づくりを目指し、さきにはシェアオフィス、新たに企業滞在型交流施設の整備を進め、既に交通対策の拠点として上士幌町交通ターミナル等を整備しております。あわせて、本町においては、都心で働いている人の兼業、副業として、農畜産物など地場産業を活用する収益関係を構築する取組の動きも見え始めております。これら関係人口創出・拡大事業においては、マーケット活動と同じく、地域の認知、地域のファンになってもらうなど様々なコミュニケーション対応が必要ですが、一方、町民の方々にも関係人口に係る活動の情報提供や効果について常に公表し、理解を求めることも重要な要件となります。さて、十勝管内においては、国内12市町村、国外10市町が姉妹都市・友好都市の提携を行っております。このような姉妹都市・友好都市に係る自治体間の官民の交流についても、町民が非常に身近に感じることができる関係人口構築のヒントとなると思います。これらについて、次により町長の考え方を伺います。1、関係人口対策をより一層推進するに当たり、PDCAによる事業等の検証と効果及び分かりやすい町民への公表について。2、上士幌町の自然環境や地場産業と関連した独自の特色を有した関係人口推進の戦略と実践方法について。3、友好・姉妹都市等の締結などによる関係人口の新たな切り口に関する考え方について。以上、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
SDGsの推進と連携した町民への思いやり政策などについて、江波戸議員のご質問にお答えいたします。1点目の町民に対するSDGsに取り組む基本的な方針の説明と理解及びその効果の公表方法についてであります。SDGsは、誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を目指し、全世界でこの目標に取り組んでいくこととされており、本町においても、各施策にSDGsの視点を取り入れ、さらに深化させることで、「まちの価値」を高めていくことを考えております。例えばバイオガス発電などの再生可能エネルギーを活用したカーボンニュートラルの実現、次世代高度技術を活用した持続可能なまちづくりなどの様々な取組を進めてまいります。また、町民の方々にSDGsを身近に感じ、自分事として考えられる環境づくりの取組のため、町の将来を担う若者を中心としたSDGs推進プロジェクトチームを立ち上げたところであります。今後は、広報紙やホームページ等、様々な機会や媒体を通した情報発信に努め、取組結果の共有も図りながら、町民の方々にSDGsを理解していただける取組を進めてまいります。2点目の上士幌町独自の課題を持ち、他の自治体との差別化を図ったSDGsの目標設定とゴールの検討についてであります。本町においては、コロナ禍により新たな生活様式が変化する中、町民の暮らしを守り、産業振興に的確な施策を行うことが、これまで以上に求められております。さきの選挙で掲げたスローガンである「元気まち上士幌 つなごう子や孫へ」を具体的に示していくためにも、SDGsの推進、農林業・商工観光の振興、災害に強いまちを目指すなど、各種取組を進めているところであります。今後につきましては、地方創生を推進するために策定した総合戦略において、「地場産業で地域の活力を生み出すまち」、「子育て・教育の充実したまち」など6つの基本目標の下、具体的な施策と事業目標等を設定して取組を進めていることから、これら取組とSDGsゴールとの関連性を整理し明確化していくことで、各取組の効果がさらに向上していくよう進めてまいります。他自治体との差別化につきましては特に意識する必要はないと思いますが、世界や日本が抱える課題に対しては、食料自給率(SDGsのナンバー2、飢餓をゼロ)や、地球温暖化やゼロカーボンなどに対応する再生可能エネルギー、森林の保全(SDGsのナンバー7、エネルギー、ナンバー13、気候変動)、ドローンやICTによるイノベーション(SDGsナンバー9、産業と技術革新)など、上士幌町の資源や特性を生かしていくことが重要と考えております。3点目の思いやり支援政策などに係る積極的な見直しや上士幌町独自の条例等の制定に向けた考え方についてであります。本町は、これまでも、誰もが安心して生き生きと暮らせるよう、高齢者及び障害者福祉等の充実を図ってきております。今年度においては、議員ご指摘の福祉灯油等支給事業を今後3年間継続して実施することを決定するとともに、コロナ禍における新しい生活様式への支援といたしまして、臨時的に、生活困窮者等への助成事業である新型コロナウイルス対応高齢者等生活支援事業を実施しております。また、町独自の総合的な生活支援策といたしまして、三愛介護サービスをはじめとした支援や心身の機能維持を目的として実施する介護予防事業、不安な独居生活を支える緊急通報システム設置事業、費用助成といたしましては除雪費助成事業や補聴器購入費助成事業など、そして、権利擁護センターの運営などを実施するとともに、様々な生活課題に対する相談体制として相談窓口の機能の充実を図ってきております。今後も、支援が必要な方々に対し、地域福祉分野を中心とした基本方針を示す上士幌町地域福祉計画等に基づき、地域の支え合いや行政サービスによる支援の充実を図ってまいりますので、現行制度の中で対応できるものと考えております。4点目の「SDGs未来都市」等に係るハード事業などの取組方についてでありますが、町の施策は産業から教育、福祉と多岐にわたっており、そのときの様々な状況を勘案してハード事業等の施策を展開しております。その過程においてSDGsとひもづくかなどの検討は必要になるものの、SDGsを主目的としたハード事業はないものと考えております。SDGsを推進するに当たりましては、地域が一体となって取組を進めるため、SDGsの推進体制を構築するほか、町民への理解促進を図ることとしております。また、人材の育成に加え、教育旅行や企業の研修旅行を見据えたSDGsツアーの造成のほか、様々な情報媒体を活用しながら発信力を高め、「SDGs未来都市」に求められる社会、経済、環境の三側面を統合的に発信し、人や企業を呼び込むソフト事業が中心になるものと考えております。5点目の本町の重要な産業の担い手となる外国人技能実習生等に対する町の受入れの環境整備とその対応についてであります。農業における外国人技能実習生の受入れに関しましては、一般的には、実習実施者である農業者が監理団体へ申込みを行い、実習生を受け入れることとなります。このため、町といたしましては、外国人に限らず、働く方の住環境においては、定住促進賃貸住宅助成事業による従業員住宅の整備を支援しており、生活の利便性や出身国とのリアルな情報交信については、光回線の整備によって満足いただいているものと考えております。また、一昨年には小学校児童との交流学習、昨年は認定こども園の園児との遠足交流が外国人の方々と行われるなど、異文化との触れ合いや多様性を重視したまちづくりも重要と考えております。上士幌町に住んでよかったと思われるよう、事業者の理解を得ながら、地域との交流も積極的に進めてまいりたいと考えております。続いて、関係人口の関連事業に係る効果の検証と内容の公表及び友好・姉妹都市等の検討についてであります。関係人口は、移住した定住人口でも観光に来た交流人口でもない地域と多様に関わる人々を指す言葉で、関係人口と地域住民や団体、事業者等との交流による新しい価値の創出によって、さらなる人の流れを生み出すことが期待されております。本町におきましては、ふるさと納税やお試し暮らし、シェアオフィス等の関係人口を生み出す基盤があることから、目的別に新規関係人口の創出を図るとともに、既に本町との関係ができている方々とは、関係の継続性とさらに信頼を高め、関係を深める取組が求められております。1点目のPDCAによる事業等の検証と効果及び分かりやすい町民への公表についてであります。事業の検証につきましては、上士幌町第Ⅱ期総合戦略の施策検証において、重要業績評価指標(KPI)の検証を行い、その結果については、各団体等の代表者で構成される検証会議に諮り、町のホームページで公表しておりますが、町民の方々に対しましては、ホームページだけではなく、広報紙や様々な機会を通して事業効果の周知に努めてまいります。2点目の自然環境や地場産業と関連した独自の特色を有した関係人口推進の戦略と実践方法についてであります。関係人口創出の戦略につきましては、ふるさと納税制度を活用した特産品の魅力発信に加え、総合戦略にも盛り込んでいる多様な働き方の提案や、就労拠点を提供することによって創出を目指すこととしております。その具体的な手法といたしまして、移住を検討している方が「ちょっと暮らし」をできる生活体験モニター事業があります。本町はいち早く移住政策に取り組み、これまで常に全道トップレベルで推移し、関係人口にふさわしいお試し暮らしの体験者数は、平成20年から今日まで1,270人、さらに214人が完全移住につながっており、人口減少を食い止める施策として評価を得ております。また、昨年オープンしたシェアオフィス、今年度建設の企業滞在型交流施設は、お試し暮らしの実績により、一定の割合で完全移住につながっているというデータを踏まえ、多様な働き方の場を提供することで、企業人や企業との関係、テレワーク等の新しい企業誘致に期待しているところであります。現在、シェアオフィスにつきましては、コロナ禍でPR活動が制限されておりますが、これまでゆかりのある企業を中心に12社と契約し、延べ561人にご利用いただいております。ワーケーションとして利用している企業では、ワーク(仕事)と、バケーション(休暇・休息時間)を使い分け、仕事と調整しながらゴルフや釣り、トロッコ、ドライブや、既に実績を上げ始めている生産者と消費者をつなぐ縁ハンスプロジェクトなど、ワーケーションが目指す働き方を実行している企業の事例が報告されております。これらは、議員ご指摘のとおり、本町の自然環境や地場産業と関連した関係人口の可能性を示唆する動きとして、今後、多様なワーケーションプログラムの開発を急ぐ必要があると認識しております。3点目の友好・姉妹都市等の締結による関係人口の新たな切り口の考え方についてでありますが、本町は、過去に京都府の旧丹波町と友好町の盟約締結により、議会、行政をはじめ各種行政委員会や住民団体による相互訪問を重ね、人的交流を中心に友好を深めてまいりましたが、相手方の自治体合併を機に交流がなくなった経過があります。長く続いた官民の交流は、両町のまちづくりや住民活動において大変参考となり、また、地域活性化にもつながったと考えております。現在、本町では友好町・姉妹都市の締結をしている自治体はございませんが、関係人口の観点からも有効と考えております。そのためには、継続的な交流やお互いの政策課題を補完し地域振興につながることなど、互いにメリットを共有するパートナーが求められると考えておりますが、友好や姉妹関係の構築には「縁」が大切と考えております。焦ることなく、情報の収集や発信を行う中でマッチングの機会を模索してまいります。以上でございます。
質問 8番 江波戸明
ただいまのSDGsに関しての部分でありますが、この目標は、地方自治の原点に返れば、誰一人取り残さない、先ほどからずっと言われている言葉だと思いますが、町民がしっかり理解しながら、目標と粘り強い取組が官民含めて一体となって対応していく、そういう形でないとできないなと思っています。そのように、行政としては、自治体としては新たなものに挑戦していくということは非常に大事でありますが、この検証にきちっと対応していかないと次の展開が開けないのかなと、そういうふうに認識しているところであります。つまり、あらゆる取組の検証を適切に行い、説明しながら今後の教訓にしていただく、こんなことが一番大事なことかと思います。オール町民でこの問題を抱えながらスタートラインに立ってする、そのためには町民の理解が、まずどんな環境をつくって、行政等含めてこの関係をつくり上げていくか、これがまず1点目、大事なことだと思います。もう一方、今、SDGs推進プロジェクトチームは若い人が中心になっておりますが、未来を担う青年等の声をしっかり聞くことは大変必要なことでありますが、今までのまちづくりに寄与してくれた高齢者の生き方の歴史を含めたオール町民が身近に考える、この町の町民の未来の生き方を示すものではないかと私は思うところであります。このことについて、まず1点目、町長の考え方について確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
まず、SDGsは行政だけで進むものではないということで、町民全てが何らかの形で関わることがSDGsを進める上で重要なポイントになってくると、そのように思っております。そういった意味では、SDGsの理解を深める、今動き始めたといいますか、SDGsそのものも、言葉として出てきたのは上士幌町としてはつい最近の話でありますから、すぐに目標とするところに、皆、同様に理解を求めるというのはなかなか難しい話で時間が必要だと、そんなふうに思います。それと、SDGsはそんなに難しい話ではないということもしっかり伝えていく必要があるというふうに思います。身近にSDGsと深い関わりを持つものがたくさんあるということであります。例えばつくる側の責任と使う側の責任という項目、目標値がございますけれども、今、地球環境の問題が出ておりますけれども、つくる側としては、プラスチックの排出問題だとかそういった課題がありますけれども、一方では、使う側の立場としても、どのようなものを使うかだとか、ごみの排出の問題だとか、それから、食料であればフードロスをなくする、そういった生活、これは日々の生活の中に大事なSDGsの要素があるということでございます。このようなことというのはなかなか今まで伝えることがなかった。SDGsという視点が出てこないときにはなかなかこれは、リサイクルの視点だとかそういったことであったにせよ、もっと大事なことだということを伝え切れなかったということはありますけれども、そういったことというのは日々の生活にあって、それをもって皆さん方がやることによってSDGsが推進されていくということでありますから、行政だけではなくて、町民がそのような活動を通して具体的にSDGsの理解につながっていくものというふうに思いますので、理論という部分だけではなくて、実践はどのようなことがあるのかということは皆さん方に伝えて、そして提供をしながら一緒に取り組んでいく、その中でSDGsに対する理解度というのは深まっていって、全体的なものになっていくんではないだろうかというふうに考えています。そういった意味では、理論的なこと、あるいは、ことだけではなくて実践をいかに一つ一つできることから始めていくのかと、こういった仕掛けが必要なんだろうなというふうに思っています。そういった中で、お年寄りの話が出ましたけれども、物を大事にするということだとかそういったことについてはお年寄りがずっと経験をして、長い経験の中から蓄えたいろんな知識なり、そういった残すべきすばらしい価値というのがあるということであれば、それをこれから子供たちあるいは若い世代に引き継いでいくということで、SDGsがそこでまた一体化されていく可能性が生まれてくるんじゃないだろうかと、そう思っています。
質問 8番 江波戸明
今、町長からあったように、やっぱり一番大きな問題は、きちっと年代を超えて丁寧にSDGsという、結果ですね、それをどうやって知らしめるかと。きっと我々についても、行政についても、いろんな意味のロスがあるのかなと。それを改善することによってかなり財政的な問題にも響いてきたり、我々の日常生活にもそれが影響してきたということがあると。例えば先般、北2町のごみ処理場の燃えないごみの処理についても、もうちょっと考えれば財政的な部分がもうちょっと潤った、潤うわけじゃないですけれども、ロスが少なかったのかなとか、やっぱりそういうことを我々は考えていくというのが、これは一つの形だと思います。今、町長が言われたように、丁寧に時間をかけながら対応していくことが必要じゃないかというふうに思います。次に、本町に5,000人が住み続けるために、地域の特性を生かした形を考えていかないと、なかなか、5,000人が安心したり、地域の特性を感じながら生きていくという、生活していくという、そんなことがあると思います。今回、「SDGs未来都市」のモデルに選ばれて対応するような形になりますけれども、やっぱりどこかに基軸といいますか、考え方の軸が必要になってくるんではないかなというふうに思っています。こんなことを含めて、我が町の人口なり、土地の利用なり、地理的環境、そんなことを含めて、先ほども多様性の問題もありました。こんなことを含めて、我が町が検討する親和性の高いモデルをどうつくり出していくか、こんなものもSDGsを進める役割の大きな課題になると思います。そんな意味で、今までの中であまりなかったなという認識でちょっと僕、心配しているんですけれども、国立公園を持つ町の自然環境の在り方。先ほどもほかの同僚議員の意見のやり取りの中であったんですけれども、やっぱり自然環境のことで、景観なり、保養なり、ゼロカーボンに向けたり、安全な農作物とか観光振興、地域産業につながる、町の検討している「SDGs未来都市」の将来ビジョン、ここら辺が、うちの一番大事なところが、特性の一つがちょっと欠けているのかなと思いますから、これをヒントにするとなかなかいい、独特のまちづくりの一つになってくるかなと。それが先ほど言ったゼロベースの、ロスをなくしていくようなまちづくりの一つの基軸になるかなと思いますけれども、町長にこの点について確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
町の特性あるいは町のほかにない魅力や資源、こういったことでは、答弁書にも書かせていただいていますけれども、何といっても食料自給率の問題です。これはもう飢餓に対する大きな貢献ということになりますし、もう一つは、地球温暖化というのは、これは極めて大きな課題であるというふうに思っています。特に今日、温暖化が言われているのは、産業革命から2030年までにCO2が1.5%を超えるともう歯止めがかからない、地球が汚染されるといいますか、温暖化で破壊されていくという研究結果が出ていると。極めてこれは深刻な問題、2030年というのはあともう僅かであります。そういったときに、この1.5%を超えたときには、地中のメタンガスだとか、それが噴出して、大変な温暖化になって、人類そのものが非常に危機的な状況にあるということが言われております。そういった意味では、地球環境をどんなふうにして温暖化から守るかというのは、この17の中でも世界的な視点から含めて極めて大事なことだと。その可能性を上士幌町は持っているということであります。森林関係についても、今までは産業の一環として、どちらかというと、重きを置かれた価値として製材製品だとかというふうに言われがちでしたけれども、それ以上に温暖化を防止をするあるいは二酸化炭素を吸収するという意味では、極めて大きな価値のある産業がここにあるということであります。さらに、バイオマスの関係でありますが、こういったところが本町にとっての最大の、ある意味ではよそのところとの違いであり、優位性がここにあるというふうに考えておりますから、ここをどのように生かしていくかというのが大事なポイントになってくるだろうと。17ありますけれども、あれもこれも平均的というよりも、こういうところをうちの町として伸ばしていって、さらに足りないところを補完していくというような、そのような進め方というのが政策上も必要でないんだろうかなと、そんなふうに考えているところでございます。
質問 8番 江波戸明
ぜひその辺の考え方で、基本的な部分、少しずつ基軸をしっかりしながら対応していただければと思いますし、我々もやっぱりその認識で対応していかなければならないなというふうに思っているところであります。今、町長が言ったように、僕は、このSDGsというのは人と人の思いやりがもっと大きな、グローバル的に考えてもあるのかなというふうに認識しています。自然環境を守ることによっての森林、水、空気、エネルギー含めて、健康に生きる上での食料なり、教育なり、ジェンダー問題を含めてあると思いますし、また、そこには経済が働く環境づくり、こんなこともやっぱり一つ一つ、人がきっちり思いやりを持ちながら、また、平和の精神をきちっと取り残さないようにしていくと、そんなことできっとあると思うんですけれども、そこまで大きくなると、なかなか行政としても対応できない部分があると思うんですけれども、我が町においても、例えば福祉関係のアンケートを見ますと、やっぱり身近な部分で様々な課題があるなと思います。きっとそういう課題をどういうふうにきちっと町として、このSDGsに絡むわけではありませんけれども、どうそういう思いやりに対応できるかなと。先ほど福祉灯油の話もちょっと出ましたけれども、何らかの形でどう思いやっていくか、それがきっと新たなまちづくりの一つの基軸になってきて、このSDGsをみんなが理解する一つの方法かと思います。その意味で、何かの目標といいますか、町でいえば条例とかそういうことに結びついていくと、そこから何となく枝葉が出てくるかなという認識を僕はしているんですけれども、障害的な部分とか健康に係る部分についての思いやり条例をつくっている町もあります。ですから、我が町はやっぱりSDGsにかかって、17のカテゴリーは別にしましても、今、思いやりか何かの一つの大きな基軸を持ちながらまちづくりの一つにするぞと、そんな形の考え方について僕は必要だと思います。条例化という部分ではありませんが、何らかの基軸が必要だというふうに思いますけれども、この点についての考え方について確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
思いやりというのは、相互に大切なことだなと、人として大事なことだなと、そのように思います。思いやりを包括的に含めると福祉という大きな視点で見ることができるんだろうと思いますが、上士幌町の様々な老人福祉、障害者等々の、法に基づく計画もありますけれども、一つ特徴的なのは、そのほうにまで、あるいは障害のレベルまで達しないところ、ある意味では非常に思いやりの行き届いたのが三愛計画の僕は制度だと、そんなふうに思っています。単に福祉制度に乗っかってその事業を町が補塡するということではなくて、要介護者にならないレベルの段階だけれども、いろいろと支援することによって健康な生活を送れるというような視点での三愛計画、例えば食事の提供だとかあるいはタクシーの券だとか、最近であれば補聴器の支援だとかあるいは交通安全上の対策だとか、様々なところで、法に基づかないところで独自の対策を講じさせていただいていると。これは、町民それぞれの悩み事や課題、困り事を受け止めた上でその政策につながっていっていると、そんなふうに思っておりますので、その思いやりの視点というのは総合的にはされているというふうに思います。今お話がありました条例化、思いやり条例という話がありましたけれども、現状、私の中にはまだすとんとこないところがありますので、今は、分かりましたというよりも、今の中でも十分できるなと。でも、なおその上でそういった条例があることは画期的なことで、町民にも様々な形でプラスになったり、あるいはまちづくりにプラスになっていくということがどこかでまた見えるとすれば、それはそれとして検討する必要があるだろうなというふうに思いますが、現状はかなり今の段階でも、申し訳ないですけれども、他町村から比べれば相当手厚い気配りをさせていただいているなというふうに思っています。
質問 8番 江波戸明
今、町長からありましたように、第6期ですか、三愛計画も読ませていただいたり、かなりシビアにまちづくりの、大変な部分をカバーしているなというふうに認識していますし、そういう問題を認識しながらSDGsと結びつけると、余計、それは加速化しながら理解が深まるのかなと思いますので、何らかの形でまたご検討をよろしくお願いしたいと思います。また、ちょっと心配していたんですけれども、これから「SDGs未来都市」に向かって、言葉的にスマートタウンとか出てきていますし、例えば更別は、農業関係ですけれども、スーパータウンとかという部分がありますけれども、今回、この「SDGs未来都市」に向かって、当面ハード事業については考えていないという認識をちょっとしています。ただ、何らかの形で、町民総意で必要な部分についてはあってもいいんですけれども、現状の中ではそういう認識をさせてもらってもいいのかなというふうに認識していますので、その点の確認等をさせてもらっていきたいと思いますし、僕は別に何でもかんでもデジタルじゃなくて、先ほどもちょっとあったように、やっぱりアナログ的な考え方、我々が肌身で感じる今日の天気とか感じとか、いろいろあったり、危険とかそんなこともあるかと思いますので、そういうことのアナログ的な部分も含めて、この「SDGs未来都市」に向かった環境づくり、その計画なり、遂行の仕方なり、これについては十分に町民の理解を得ながら進めていただければと思います。この点を確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
うちの町の産業あるいは生き方というのは、そもそもはアナログだと、そんなふうに思っております。これまでもまちづくりの戦略上考えてきているいわゆるスロータウンという考え方、今はそんなに使われておりませんけれども、都会のスピード社会に対して地方のスローな社会、スローな社会というのは、つまり自然とともに生きていく、時間とともに生きていくというそういう生活スタイルだと、そんなふうに考えています。それを農業に置き換えると非常に分かりやすいと思いますが、農業は春に播種して、そして秋に収穫すると。これはやっぱり一定の時間軸、時間とともに産業が成り立っているというところであります。一方は、東京のほうは時間を追い越していくような、政治・経済、24時間、そういったところであります。そもそもはそういった町であるというところなんです、もともとは。その上で、経済や、それから都市との時間軸の短縮なり、あるいは過疎対策、地域経済の活性化を図るといった上で、手段としてICTが必要になってくるというようなことなんですね。ですから、そもそもはそういったアナログな社会の中で、しかしそれだけでは生産性も上がらないということがありますので、今で言うドローンによる肥料の散布だとか、いろんなことがこれから行われていって、それで経済も回っていくと。地球、人、そして経済が回っていくというような、そういう循環がこの町でつくられていくんだというふうに思いますが、そもそもは、アナログというのはこの町の特性であるということをご理解いただきたいと思います。
質問 8番 江波戸明
当然、世界的に、国内的にもそうですけれども、各地こぞってICTについてはかなり勢いよく対応できると。ただ、それをやみくもに取り組むんじゃなくて、やはりきちっとそういう世界の情勢を見ながら、イノベーションを見ながら、我が町は少し、無理しない中で取り組むという方法もありますし、できる部分の実証については積極的に対応すると。ただ、その実証についても、やっぱりきちっと公表していくということをしていかないと、じゃ何を行政は財政的に支援したんだとか、そういう疑念がないような進め方も今後必要だというふうに僕は認識していますので、その点についてもよろしくお願いしたいなと思います。あとは、この点の部分で、基幹産業になっているうちの町の農業、特に畜産、酪農について、かなり多くの海外からの技能実習生が来ています。イメージ的にちょっと、言い方によっては難しいところがあるんですけれども、いろんな生活のために来ている方がほとんどかなという認識をしながら思っていますけれども、近年、この5年ぐらいで毎年約20人ぐらい増えてきて、イメージ的にこの5年間で100人は間違いなく増えてきているんですけれども、その前もいましたから、百何十人はきっとこの外国の技能実習生がいるかと思います。ただ、これから全国的な人口減、担い手不足という部分でいくと、やはりうちの基幹産業の畜産なり酪農の中についても担い手をしっかり確保していくという、これは物すごく大事なことかなと認識しています。そんなことで、どういうふうにこの次のステップ、制度的に特別技能実習生の部分で、ワンステップで、今、3年までの対応があったんですけれども、5年なり、また、もう一つ上に級が1級上がるような、ある程度恒久的な地元での対応ができるような形があるかと思います。そんな形の実習生について、これでいくと、前も言ったように中学生と同じぐらいの人数になります、大体百何十人という。それについては、もう少し対応していくとしたら、例えば教育委員会等を含めての、学校へ行ってちょっとやったとかそういう部分でなくて、やはり何らかの支援といいますか、それが大事だと思います。特に、特別技能実習生になるとしたら日本語教育がないと次のステップになかなか上がらないというのがありますから、何らかの形の日本語教育とか交流の場所づくり、こんなこともこれから僕は必要になってくるぐらいの、人口の2%から3%に近くなってくると思いますから、その対応もしていく必要もあるなと。これはやっぱりグローバルな対応の一つの、まちづくりの一つだというふうに認識していますから、そんな考え方について、先進的な海外対応のモデルをつくっていただきたいと思います。僕も、役場を1年休職させてもらってアメリカで農業研修をさせてもらいました。その中で、今の技能実習生と違うような形で行っていますから、向こうへ行って、何らかのウエルカム的な部分がないとなかなかそこで頑張れないなと思いますし、またこの町に技能実習生が来たいなとか、そんなことも印象づけるような施策も、今のうちに対応できることはしておいたほうが次の優秀な担い手の確保になるかと思いますけれども、これ、グローバル的な人材の確保も含めて、町長の考え方について確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
もう既に人口減少が進んで労働人口が少なくなってきているということと、それから、地元の農業だとか大型化が進んで従業員がどうしても必要だということですから、これはこの後も続いていく課題だろうと、そんなふうに思います。これまで、それぞれの事業者の意思で監理団体のほうに申請をして、それで従業員として来てもらうと、そういった関係で働き手を確保しているということでありました。今そのお話を聞く中で、一方では人材センター、あそこの無料職業紹介所、これは基本的にはハローワークを通してということになりますから、日本人が中心になっているんだろうと思いますけれども、町としてもそういうような政策を打っているわけであります。果たして、今そういった関係の中で従業員を募集していますけれども、ほかに本当に困っている農家さんがあるとすればどんな手だてが必要なのかなということを今のお話の中でちょっと考えたところです。そう簡単に妙案はありません。ただ、東川の例を見ると、介護人材を受け入れて、そして育成をして、地元なりそれぞれのところで頑張ってもらうと、こういうやり方をしているところもありますから、それをすぐ、うちとしてもまねのできる話でもありませんけれども、今の形の募集の仕方だけでこの後もしっかり確保できていけるんだろうかななんていうのがちらっとよぎりました。そういう意味では、農協なんかとも、この状況であるけれどもどうなんだろうみたいな話なんかは話題として出していくというのもあり得るのかなと、そう思います。もう一つは、やっぱり働き手で来ていますので、多分、24時間働いて、そして給料をもらって母国のほうに送るというのが一番の狙いなんだろうなというふうに思いますけれども、とはいうものの、2年も3年もそういった暮らし方だけで本当に来た意味があるのかと。日本の文化にも触れることなく帰っていっていいんだろうかというのも、これまたグローバルな社会になっていったときにもったいない話だなと、そのような気もします。そういったときには、いろんな町民の力を借りながら、交流の場だとかそういったことも必要になってくるかもわかりませんけれども、これは事業者の理解が、積極的にそういったところに参加し、あるいはどんなことを求めているのかだとかも把握した上で何らかの、あまり気負って新たに人をつけてあれもこれもしなきゃならんというのはそう簡単にいかないと思いますけれども、自然体の中でできることがあれば、そういったものについては受け入れる門戸を広げていくというのは十分あり得る話ではないだろうかなと思っております。
質問 8番 江波戸明
今、町長のほうからも、地域の基幹産業の人材確保、担い手確保という部分では、これからの日本の人口減少を含めて、やっぱり喫緊の課題に近くなってくるかなと思います。東川のように公的な日本語学校を持ちながらという部分はちょっと難しいと思いますけれども、日本語教育とかそういう部分の機会、それは僕の経験では、メキシカンがいましたけれども、あそこのスパニッシュに対応して英語のナイトスクールとか昼間の交流とか、そんなことをやっていましたので、その一つのヒントになるかなと認識しながら思っているところであります。次は、関係人口について若干だけ対応したいと思いますけれども、この役割については、これから国の対応についてもいろいろこれからのまちづくり、田舎づくりの一つの大事な形で、この関係人口の在り方についてかなり力が入ってきているかなというふうに思います。ただ、その役割というのは僕はスパイス的なものかなと。味つけによってはすごくいいまちづくりに対応してくれますし、下手したら、逆の意味でもスパイスの味で悪くしてしまうとかありますけれども、きっと我々の町が望んでいるのは、いいスパイスの組合せにしてほしいなというふうに思うところだと思います。ただ、なかなか関係人口という言葉で、いろんな意味でいろんな施設を造ったり対応したりしていますけれども、これからについては、果たしてどのようなまちづくりと関係人口を結んでいくかという部分について、なかなか町民は分かっていないのかなと。僕自身もあまり、分かろうとして僕もある程度気にはしていますけれども、全体的に見たらちょっとこの関係人口というのは分かりづらいと思いますけれども、きっとこういうことをつなぎながら、我々にない知恵とか我々にない技術とか、先ほど言ったICTとか、やっぱりそういう風があると思うんですね。その風にどういうふうに対応していくかという部分だと思います。ただ、町のほうも、やっぱり我々についても改めて、上士幌町の総合戦略推進会議の部分というのはあるかと思いますけれども、ここだけじゃなくて、町民を入れたプラスワンのどこかの知恵があるとその関係人口の方々との味つけがよくなるのかなと、その中でいいヒントがあって、お互いウィン・ウィンの関係をつくれるんじゃないかと思いますけれども、この点について1点、この関係人口について確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
関係人口でそれを最終の目的とするのではなくて、望まれるのは、最終的にはこの町を好きになっていただいて、そして住んでもらう、あるいはこの町で新たな仕事をつくっていただくというのが一番の狙いですけれども、ただ、そう簡単にいかないという前提で、この関係人口という政策を国のほうとしてつくり始めたということであります。いずれにしても、人間関係がなければ、多分、住むに値しないということでよそへ行くというふうに思っております。ですから、ここに関係人口あるいは移住・定住で来ている人方が結果的に住んでいるというのは、いろんな人方との交流や日頃の人間関係を通して最終的に決断しているというふうに思っていますので、組織的に、計画的に住民と生きている人方のそういった事業ということだけではなくて、自然体の中でお互いに引きつけ合うものがあって、最終的に所期の目的が達せられるというようなことが必要なんだというふうに思います。いずれにしても、そう簡単に関係人口からさらにというのは、誰も彼もそうなるものではないので、かなりの時間と、上士幌町と来る人方とのお互いのじっくりした見合いの中で最終的に結ばれていくというようなことだと、そんなふうに思います。私どもとしては、きっかけはつくりますけれども、最終的な結果については、それぞれの判断にお任せして、無理やりというようなことは避けて、自然体の中で、いい環境の中で住むなりあるいは仕事をするなり、こんなふうになってくれるといいなと、そんなふうに思っております。見えないところで様々な人方が町民と関わり合いを持っているという、その辺がこの町のある意味ではよさでもあるのかなと、そんなふうに感じながらこの事業を、環境の整備も含めて、行政としては、あるいは町民の力を借りながらいい関係をつくっていければなと、そう思います。
質問 8番 江波戸明
そのような考え方で、僕はやっぱり今、町長が言ったように、僕はこれから関係人口のここのニーズの把握なり対応という部分については、よくワーケーションプログラムの開発とか、特別な部分はあまりしなくてもいいんじゃないかなという認識も一方ではあると。当然、最低限は必要ですけれども、今言ったように四季折々の町民の日常生活、こんなことに接する機会とか、田舎生活を取り入れた地域の歴史とか文化とか、それから自然観察会への参加とか、何となくナチュラルに入っていけるようなことをすると、やっぱりいろんな趣味の方がいますから、併せて仕事と趣味と、それから保養とか、そんなことに対応できる場づくりも、このまちづくりの一つの根幹になるかなと思います。そんな意味で、先ほども糠平小学校の解体という部分がありますけれども、糠平小学校の跡地も、そういう人たちが民意でシェアオフィスを造るとか、そんなことを含めてとか、黒石の電源の用地、ああいうところもなかなか日本中探してもないところですから、そういうところに、誘致とは言いませんけれども、民力で対応してくれるとか、そのための環境ぐらいはやっぱりつくっていくような舞台もあってもいいのかなと僕は認識しています。そんなことを含めて、これからうちの町のよさを、それから民間との日常生活のつながりも含めて、この関係人口というのは熟成していくのかなと認識していますので、先ほど町長の言った方向もかなりそれに近い考え方があったなというふうに認識させてもらっています。これについて何かありましたら一言と、それから、最後に時間の関係で友好・姉妹都市の締結の関係です。先ほど報告があったように、我々の町も、海外ではスレイブレイクとか友好関係があったり、京都丹波との関係があったりしながら、結構、子供たちも経験した歴史の中を引き継いでいる部分もあるかと思います。一つの関係人口としてはもう少し見える化したらすごく分かりやすい、誰でも年齢関係なく、高齢者でも子供でもその町と人とのつながりが何となくできやすい、それから安心して見れると、こんなことが今後関係人口の一つの強力なひもになるかと思いますので、この辺についてはある程度十分な縁を探しながらという部分がありましたので、もう一回、この部分について2点ほど確認させてください。
答弁 町長 竹中貢
関係人口にはワーケーションの発展的な形で、民レベルの力で独自のそういったワーケーション施設を設置、こんな話がありましたけれども、非常にそれは望ましいスタイルだなというふうに思います。その人方がどんなところに住みたいのかというのは、僕らの常識とまた違った視点を持っておりますので、例えば今、候補で挙がった糠平の学校跡地だとか、あるいは黒石平、町民から見ると不便なところだなと思いながらも、でもその人方にとっては全くかけがえのない空間であったりするという、そういうことだろうというふうに思います。そういう意味のその基盤となる水道やあるいは電気や、あるいは通信環境だとか、そういったものが整備されているとすると、場合によってはその可能性がある。これが次の発展的な形として、できれば民レベルでこの町に対する期待と魅力を感じていただいて、そういう形での新たな交流施設が造られるというのは非常に望ましい話だなと、こんなふうに思います。それ以外にもあるんだろうと思いますけれども、非常に望まれる話だと、そんなふうに思います。それから、姉妹都市の関係については、決してこれを否定しているのではないということであります。一回やってのことでありますけれども、できれば、先ほどありましたけれども、都市と農村だとか、ある意味ではお互いに引きつけ合うものがなければ、なかなかどうかなと。丹波町は丹波町でよかったんですけれども、それは違った何かの縁があってそこに回ってきたんだろうと思いますけれども、同じような農村で、お互いの暮らしや仕事ぶりについては分かるけれども、それ以上はなかなか結びつくというのは難しいというのがあるような気がしております。そういう意味では、山と海なのか都市と農村なのか、いろんな結びつきがあると思いますけれども、お互いにないところで、そこでいい関係になりたいなというようなところがあれば、僕は、そういったところとはぜひ縁を深めていければなと思っております。今までは防災関係なんかについてを通しながら友好関係を結ぶというのが一つありかなと。都市のほうで大きな地震があったときに、食料だとかあるいは避難場所として困っているといったときに、うちとしては食料だとか、それから子供を受け入れるようなそういう環境があるということがありますから、万が一のための避難場所として上士幌町との関係をつくるなんていうことも、これは別にお金のかかる話でない。時々はこちらのほうの物産と向こうのほうの交流をするなんていうのは、これなんかをしながらそういう交流の仕方もあるんじゃないかなと。そういう縁がどの機会にどういうときに生まれるかというのは、それはなかなか断定的にこうだと言い切れないので、いろんなチャンスはあるだろうと、そんなふうに思っています。今回もワーケーションだとかいろんな関係で企業人らが来ていますから、そういったところが取り持って結びついていくなんていうこともあり得るかもしれません。そういった意味で、こういった関係を別に否定することなく、しっかりとチャンスを待ち、そして、あったとすれば積極的にチャレンジをしていきたいなと、そういうふうに思います。