上士幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年5月31日
一斉情報配信システムの現状について
2021年5月31日、上士幌町議会の一般質問で、小椋茂明議員が「一斉情報配信システムの現状について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 小椋茂明 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 小椋茂明
私のほうからは、一斉情報配信システムの現状について質問させていただきます。一斉情報配信システムは、災害や緊急事態発生時において町民に対し一斉かつ迅速に情報を伝達することや、平常時においても情報連絡をはじめ町民とのコミュニケーションツールとして利活用するために導入されました。事業費約2,635万円は、国の新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金を活用し、スマートフォン保有率調査、システム構築、町民向け事前周知、戸別受信機配付等の準備を経て、4月1日より配信サービスが開始されました。これまで高齢者安全運転支援事業や新型コロナウイルスワクチン接種についてなど案内が配信されており、その役割に大きな期待をしているところです。このシステムをより多くの方に登録してもらい、これらの配信をより多くの方に見てもらうことが、目指す全町民に情報を一斉情報配信するシステムとなると思うのです。そこで、1、システムの登録状況、2、戸別受信機の配付状況、3、登録率向上に向けての今後施策、以上3点について伺います。
答弁 町長 竹中貢
一斉情報配信システムの現状について、小椋議員のご質問にお答えいたします。一斉情報配信システムにつきましては、4月から運用を開始し、約2か月が経過したところであります。1点目のシステムの登録状況と2点目の戸別受信機の配付状況でありますが、5月19日現在の一斉情報配信システム(インフォカナル)の登録者数は、携帯電話などで485件、戸別受信機で60件、昨年度MaaSの実証実験で配付した高齢者向けタブレットで35件の合計580件となっており、4月末現在、町内2,616世帯における普及率は22.2%。なお、複数が登録している世帯があるので、実際の普及率はこれより下がるというふうに思います。また、20歳以上4,219人に対しての普及率は13.7%となっております。高齢者向け端末の配付につきましては、これからも継続して行う予定であり、今年度、タブレット端末は100台、戸別受信機は200台の追加導入を予定しており、新たに設置希望者の募集を行い、高齢者の利便性を高めたいと考えております。3点目の登録率向上に向けての今後の施策についてであります。運用を開始してから2か月ほどでありますが、リアルタイムで情報を知ることができて便利、一斉情報配信の情報を元に町のホームページの閲覧数が増えているなどの期待や新たな変化も起きております。また、一斉情報配信システムは、デジタル社会における情報伝達ツールとして情報速度や伝達性において極めて有効であると認識しております。登録率の向上につきましては、一斉情報配信システムが町民にとって必要性を実感できるものとするために、町民が、いつ、どのような情報を必要としているかなどの要望を広く町民から聞き取りし、内容の充実を図ることが最も大切なことと考えております。また、各事業所や団体の協力を得ながら操作方法などの説明を行うなど、多様な機会を通して理解を求めていくことも大切なことと認識しております。さらに、日常的な周知活動といたしましては、広報紙への掲載や主要施設へQRコードつきのポスターを掲示するなど町民の目に触れる環境づくりを行うとともに、一斉配信システムへの関心を持っていただくための動機づけとなるようなイベント等も取り入れるなど、新たな情報伝達ツールの普及に向けて工夫をしてまいりたいと考えております。
質問 6番 小椋茂明
この一斉情報配信システムなんですけれども、これはインフォカナルというアプリを取り入れて始めるというシステムでありまして、これはこのシステムを今年度の4月からスタートしているという町村は全国に多数ありました。その中でも全部見ていけばまとまりがないので、当町の町規模に近いところはどういうふうになっているのかという感じで調べてみました。広く全国でありましたけれども、人口に近いという点で絞りますと、山梨県西桂町、人口4,140人、1,559世帯というところであります。これから述べるところには、各町村役場の総務課のほうに私、直接電話しまして、スタートして今どんな状況かというのをお話を聞かせてもらいました。今言った西桂町は、先週の段階でスマホの登録が500件あるということと、戸別におきましてはもともと防災無線をやっているところの更新ということで早くから件数が上がっているということで、もう500台は入っているということでありました。その次に近いところとしまして長崎県東彼杵町、こちらにおきましては、人口7,685人、世帯数3,137世帯ということで、同じく総務課のほうで取りまとめをしておりまして、こちらについては、スマホのほうが1,535件ということで世帯で換算しますと48%近くがもう既に登録があるということと、戸別におきましては、先ほどと同じように前もって無線のほうが入っていたと、更新のほうで既にもう809台入っていると。これは、この2町におきましては、初めからそういうシステムがあったということで、これは同じ比較にならないかなと思います。近いところで北海道に目を向けてみますと、羽幌町も同じく4月スタートで、人口6,589人、世帯数3,489世帯。こちらについては、スマホのほうが1,012件の登録があるということで、世帯割しますと29%ということで3割少々、戸別のほうは260台ということでなっているようです。同じく近い条件でいきますと道南の知内町、こちらにおきましては、人口4,116人、2,048世帯数という中で、701件のスマホ申請がもう既にあるということで34%。戸別におきましては、本州の町と同じく、もともと無線のほうがあったということの切替えだということで、もう既に1,035台と、切替えなので、この辺は多いのは仕方ないと思うんですけれども。こちらの同じ条件でスタートしている他町村の例を比較しても、若干ちょっと少ないかなという気もしますけれども、その辺の現状の数字におきましての考えを聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長 竹中貢
なかなか比較して数字だけで多い少ないという以上に、コメントなかなか難しいんですが、ただ2か月たってこの配信システムのよさといいますか、これについては非常に今回この期間でありますけれども有効であるという認識を持っております。今朝の道新のチラシにコロナ関係の施設休館等のお知らせをしましたけれども、あれなんかについても直ちに28日の段階で一斉配信ができたということでありますから、情報を瞬時に届ける手段としては必要なので、これについては普及をしていくということであります。まだまだ普及のための具体的な取組というのは、見える形でなされてないと。広報等ではやっておりますけれども、なかなか素通りしてしまうというような今は状況だろうと思います。是非はともかくとして、大体今段階、5月19日段階で480件超えているということでありますから、これをベースにしながら、この後様々な手だて、情報の発信をきめ細かくしていくということと、さらに、どんな情報を配信するのかということも大切になってくると、この辺のいろんな整理の仕方もさらにあるだろうというふうに思っています。その情報も受けたい情報等がありますから、この辺の例えば個別の配信、受信についてはどちらかというと高齢者向けということで情報の発信も限られているというようなこともございます。かといって、関係のないところの学校の情報をいつも流しても、頻繁に流されてもいかがなものかなと。この辺は受け手のほうの邪魔にならないというか、日常的にピーピー鳴られてもきっといかがなものかなと。この辺の受ける側の意見なんかも聞いてみる必要があるだろうと。スマホについては流れますけれども、必要なところを取っていただければいいということでなるかというふうに思ったりしております。ですから、まだ情報の伝達の内容も、今のところ全町民に関わるようなことを軸にして、コロナなんかについては全世代、全町民に関わることになりますし、災害等の一斉配信についても、これもまたそうだろうということがあります。それ以外の、場合によっては観光情報だとかいろんな情報ありますけれども、すべからくここで出すのがいいのかどうか、この辺についてはさらにいろいろと精査をしていく必要があるだろうと、そんなふうに思っておりますが。ただ、情報の受信のスマホが、もう既に20代では90数%、お年寄りでも相当持っているということです。同時に、いわゆるガラケーと言われるものの製造ももう中止されるということですから、こちらのスマホのほうにシフトされるというのは、ほぼその流れになってくるということでありますし、どうしてもお年寄りについては、そこがなかなかなじめないということであれば、そういったところには、いわゆる福祉のサイドとして戸別の受信機の配付をしていくというようなことで、2か月段階でありますので、その辺については一喜一憂することなく、この情報の配信については非常に将来にとって中核になる情報伝達の一つだと、そんなふうに思っておりますから、いろんな手段を講じていきたいというふうに考えているところでございます。
質問 6番 小椋茂明
次に、戸別受信機のほうなんですけれども、現状60台だということと、MaaSの実証実験で配付したタブレットが35台という、高齢者向けの2つが合わせてそれぐらいの台数なんですけれども、今年度の予定が戸別100台ということとタブレットなんかも予定しているんですけれども、これ両方の実績から見て約3倍追加導入の予定というのは、この辺の見通しとか告知の見解というのはどういうふうになりますでしょうか。
答弁 町長 竹中貢
タブレットの配付についてもいわゆるMaaS、福祉バスのデマンド乗合いの予約システムをここでやったということでございます。戸別受信機についても福祉のサイドを軸にしながら、いわゆる介護者だとかあるいは独り暮らしだとか、そういったなかなか情報に遠いというようなところを中心にして、今、配付をしているということであります。今回のタブレットとそれから戸別の受信機については、先ほど要旨の中にあったように、事業費、地方創生の交付金、地方創生コロナ対策費用で充てるということであります。タブレットについては、同じように昨年は上音更、それから萩ヶ岡中心にして福祉バスの予約システムを取り入れたということでありますけれども、今年度については居辺地区ということで、全体のお年寄りの足の確保を軸にして配分するということであります。こういった中にも情報が伝達されていくということと、戸別受信機については、いわゆるスマホを持ってない方だとか、そういったことを中心にして高齢者、次の年代の方々だとか、希望をする人方に順次配付をしていって、情報の伝達漏れのないようにしていきたいというふうに思っております。今回のコロナの関係では、かなり町民のほうにお知らせする機会があって新聞チラシ等でやっております。というのも、広報は1か月1回ということでありますから、そこのほうを速やかに情報を伝えたいということで新聞チラシ等やっていますけれども、農村地帯なんかについてはチラシがなかなか入ってないというようなこともありますので、情報の過疎にならないように、この政策については非常に必要だというふうに思っています。ただ、内容等々、まだ精査するところについてはたくさんあるという認識ではおります。
質問 6番 小椋茂明
やはり登録率を向上させていかないと、本来のこの真たる意味合いが発揮できないということもあって、先ほど調べた各地の町村の総務課の方に聞きましても、やはりうちの町と同じように、広報であるとかチラシであるとかという方法しか今のところないですということで、その辺については致し方ないかなとは思っているんですけれども、周知の一部として広報は大きなウエートを占めるということで、また今月の広報あたりも、このようにこの部分を使って載せているんですけれども、これアプリのダウンロードこちらということで、横文字でiPhoneとかAndroidのことを表示しているんですよね。これは、分かっている人からしたらごくごく当たり前の表記であって、これは分かるでしょうと思うかもしれませんが、これだけでも既にちょっと何のことだというイメージを受ける方もたくさんいらっしゃると私は思っています。この辺で用語解説を入れたりとか横文字を極力少なくして、年配者にも分かるような表記をしていくべきだと思うんですけれども、その辺の考え方をお願いします。
答弁 町長 竹中貢
最近スマホがほとんど普及してきているというのは、これは事実であります。ただ、利用も電話を中心にして使われていると。プラスアルファ、子供たちとLINEでもつなごうかというようなことで、余り余分なことをすることによる不安だとか情報の漏洩だとかいろんなことがあって、特にお年寄りになると、その辺のダウンロードをするということだとかというのは不慣れなところが多分それはあるだろうと、そんなふうに思っています。そういったところのダウンロードの教室というのか指導するような、あるいは相談するような、そのような機会なんかも必要かなと、そんなふうに思います。会社になりますけれども、まちづくり会社のほうとして事業というかサービス含めてスマホの相談会みたいなことをやっておりました。非常に好評だったというふうに聞いておりますから、そのようなところでダウンロードの実際手助けしてもらうということもあるのではないだろうかなと、そんなふうに考えておりますし、それから、特に若い人については、今回の長期計画の広報のアンケート調査なんかでもそうなんですけれども、やっぱり広報紙上を見て情報を得るというよりも、やっぱりICT、スマホだとか使っての情報だということと、将来にわたっての情報のツールとしては、こちらのほうが絶対に必要だという声がかなり高まってきているということであります。多分その流れは変わらないだろうと、そんなふうに思います。そういった意味で、スマホだとかICTに弱い、弱者と言われる方々については、丁寧な個別の相談に応じるということがありますし、それから、既にスマホを持っている方々については、特に若い人方に広報の配付の手段がないと、言ってみれば町内会に入ってないという方も課題になっているということでありますから、そういうところを通してまちづくりやあるいは町内会に関心を持ってもらうというようなことにもつながっていくんでないだろうかなと、そう思っています。その辺で最後のところにイベントと書いていますけれども、ただただお願いする、あるいはこういうことがありますよ、だけではなくて、開きたくなるような、開いたら何かが少しでもメリットというか、そんなようなイベントなんかですね。例えば健康ポイントなんていうのは、まさに歩いて、それで健康維持をして、ポイントにつながっていくということでありますから、町の情報をもらってない人が、開いてもらうということだけでの何かそこのインセンティブだとか、そんなことも拡大のための動機づけの一つになるのかなと。いろいろあるんだろうと思いますけれども、その辺については今後工夫をしていきたいなというふうに思います。広報紙を使われている方々に対する対応と、それから若い世代に対する情報の発信、これらは全て両方とも町民、大事なところの情報の発信の仕方をしなければならないということがありますので、いろいろと工夫をしていきたいなと、そう思っております。
質問 6番 小椋茂明
まさに今おっしゃられたことをこの後話そうと思っていたんですけれども、若い方においては、特に今おっしゃったように町内会に入ってないので広報が来ないと、また、新聞を取ってないのでチラシも見ないという中で、こういうシステムができたということは、そういう方々にもタイムリーに情報を伝えるということで、非常に多くの方に登録してもらうことで利用価値も高まるし真価が発揮できると思っております。そういう点でいきますと、先ほどほかの町村の例を出した中で東彼杵町ですね、これが件数がすごく多いというところでどんな対応ですかと言ったら、広報、チラシもそうですけれども、集まり等に出向いていって登録を促したということをやった結果が、こういう高い数字が得られたというふうに私も思っていますので、そういう事業所等の協力も得ながらということも言っていますけれども、そこに出向いていく必要もあるのではないかと。何せたくさん入ってもらわないとその意味が発揮できないということもありますし、今のお話で出た歩数計データなんかでもポイントをつけるということで、余計利用が高まる上でポイントをためて商品券というのが盛り上がっている要因の一部ではないかというのを考えると、そういう特典をつけるということも考えていかないと、目指す全町民が入るというシステムに近づけないんではないかと思いますので、その辺の考え方もお願いします。
答弁 町長 竹中貢
お話あったとおり、基本的には同様の考え、認識であります。やっぱり町内会に関心を持たない、持てないというのは、やっぱりいろんな情報を持ってないからということも一つにあるだろうと思いますね。ですから、情報を開いてもらって、そこに関心のあることについては、きっとそこに参加してもらうなり関心を持ってもらえるというふうに思いますから、これもやっぱり地域の町内会の入り口の一つという側面も期待したいなと、そんなふうに思います。ですから、できるだけ多くの人方に見てもらって、そして自分自分の、思い思いの関心のあるところについてはまちづくりなりいろんな行事にも参加してもらうと、様々な波及効果というのが生まれるんじゃないだろうかなと、こんなふうに考えておりますので、引き続き、今始まったばかりでありますけれども、いいよと、こう思ってもらえるように広げていく、一定の人数に達すれば、そこからまた口コミで広がっていったりなんかするということもあるだろうと思いますから、粘り強くこの事業については今後大事な情報伝達のツールだというふうに考えて推進していきたいというふうに思っています。
質問 6番 小椋茂明
今言ったような様々な手段を講じながら多くの方に登録していただいて、真の意味で全町民に情報を一斉配信できるシステムということに近づけるようなことを願いまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。