上士幌町議会 令和元年第6回定例会 2019年12月4日
(1)第2期上士幌町人口ビジョン・総合戦略について/(2)補聴器購入に公的支援を
2019年12月4日、上士幌町議会の一般質問で、山本和子議員が「第2期上士幌町人口ビジョン・総合戦略について」「補聴器購入に公的支援を」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 山本和子 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 2番 山本和子
私は、大きく2点、一般質問を行います。1点目は、第2期上士幌町人口ビジョン・総合戦略について。第1期上士幌町人口ビジョン・総合戦略、平成27年から平成31年度が今年度で終了し、今、第2期、令和2年から6年度の策定に入っています。この総合戦略は、日本創生会議が平成27年度に、人口減により全国の市町村の約5割が削減する、消滅するとの発表により、国主導による人口増に向けたビジョンです。そして、国は新たな交付金を創設し、各種事業に財政的支援を行ってきました。上士幌町は、この各種交付金を活用して、交通ターミナルやレストハウス、道の駅の建設事業を進めてきました。一定程度人口もふえ、評価もされていると思いますが、全国的にはうまくいっていません。消費税引き上げなど、ますます住みづらくなる中で、人口減の根本的な対策を行わず、地方にだけ頑張れ、頑張れ、国の言う方向に進む自治体にどんどん交付金を交付する、このような方針でいいのかと疑問を抱きます。この5年間の経過を見ますと、総合戦略には長期計画に入っている事業もありますが、全く新しい事業もありました。本来じっくり町民の合意を得ながら進めるべきところ、交付金に向けた申請が早まったり、国の補正等で急に事業実施が早まったりする中で、十分な合意なしに進んできたように思います。第2期の計画に向けては、第1期の事業が真に町にとって必要だったのか、進め方はどうだったのかなどの検証もするべきです。また、今後も国は、交付金等を提示するものと思います。有利な交付金ありではなく、必要な事業をきちんと見きわめて計画するべきです。第2期上士幌町人口ビジョン・総合戦略について、既に検証、検討に入っていますが、進捗状況と町民への周知や合意等、進め方についてお聞きいたします。2点目は、補聴器購入に公的支援を。人間は誰でも加齢とともに高い音から徐々に聞こえなくなり、70歳以上の半数に難聴があると言われています。言葉が聞こえにくくなると認知機能能力が低下し、コミュニケーションにも支障が出て、社会的にも孤立することで認知症のリスクも高まると言われています。厚生労働省の介護予防マニュアルにも、閉じこもりの要因に難聴が挙げられ、そのことが認知症の発症につながると示されています。難聴になったら補聴器の使用が聞こえの改善にとって大切ですが、15万から30万円ほどと高額で、年金暮らしの高齢者には手が届きません。補聴器の公的補助は、障害者手帳を持つ重度の難聴者に限られており、一般的にはありません。国の制度として、補聴器購入に公的支援が求められています。こうした中で、今、全国的に中度、軽度の難聴者の補聴器購入に助成を行う自治体がふえています。道内では購入費への助成を赤井川村が、補聴器の現物支給を北見市が行っています。国に公的支援の要請を行うと同時に、町としてもぜひ支援を行うべきです。また、町内の方の実態はどうなのか、何人かの方にお聞きいたしました。高いお金で購入したけれどもうまく使えていない方、また、三、四回目の購入だとか、1回耳鼻科に行ったけれどもそのままになっている方、すごく聞こえが悪いけれども購入に踏み切れない方など、状況も対応もさまざまです。やはり購入するとなると不安もあり、勇気も要ります。すぐに自分の耳に合うとは限らず、調整も必要とのことです。そこで、第一段階として、耳鼻科の先生を交えて実際に購入されている方、不安に思っている方の交流を持ってはいかがでしょうか。以上、お聞きいたします。
答弁 町長 竹中貢
まず、第1点目、第2期上士幌町人口ビジョン・総合戦略について、山本議員の質問にお答えいたします。総合戦略につきましては、地方において今後ますます加速する人口減少にできるだけ歯どめをかけ、地方創生を図ることを目的として、地場産業の担い手確保等による地域経済の活力維持を初め、医療、介護、福祉、さらに子育て、教育の充実による次の時代を担う世代の育成、また、子供からシニアまで誰もが健康で充実した生活を送ることができる地域社会を目指す生涯活躍のまちの推進など、将来にわたって持続可能なまちづくりを推進するため、町が施策を推し進める戦略として策定したものであります。総合戦略策定に当たりましては、国の指針に基づき、産業や大学、金融、労働、報道、医療、福祉、教育、子育てに関係する団体の代表者で構成する推進会議での検討や、議会並びに広く町民の意見を反映させるためのパブリックコメントといった手続を踏まえ作成するとともに、この戦略に基づきこれまで各種事業を推進してきたところであります。また、実施中の事業につきましても、毎年度、議会検証会議での議論を踏まえ、PDCAサイクルに基づく効果検証を行ってきたところであります。事業の進捗や成果を図る指標となる重要業績評価指標、いわゆる平成30年度のKPIにつきましては、65の事業中、35事業が「順調に進んでいる」のA評価、29の事業が「おおむね進んでいる」のB評価となっており、1事業、企業版ふるさと納税の活用のみが「進捗がおくれている」のC評価となっております。第2期の総合戦略策定に当たりましては、実在高度技術などますます進展する時代の潮流を的確に捉え、柔軟かつ機動的に対応するため、第1期の成果や課題を踏まえ策定しているところであります。現在、施策の事業内容を各課から骨子として取りまとめ、推進会議において議論するとともに、会議を公開として住民の傍聴の機会を設けるなど、情報等の開示をして策定作業を進めているところであります。今後は、議会における協議、パブリックコメントにより住民意見を伺いながら、さらに推進会議での議論を経て、新たな時代を見据えた施策を推進する土台となる第2期総合戦略を策定してまいる考えでございます。2点目の補聴器購入に公的支援をについてであります。議員ご指摘のとおり、加齢による難聴も認知症の原因の一つと言われておりますが、難聴補正が認知症予防につながるかどうかについての公式な医学的根拠が十分に確立されております。現状では、認知症対策としての補聴器利用の認識は、まだこれからの状況であると考えているところでありますが、高齢になって外出を控える要因として、耳の聞こえが悪くなったことを理由としている方が一定程度おられることもありますので、他の認知症の要因とされている加齢、高血圧、糖尿病などの対策も含めた効果的な施策の実施を進めていく必要があると認識しております。補聴器の助成につきましては、道内では北見市で高齢者の非課税世帯の難聴者に対して、ポケット型補聴器の交付、赤井川村では購入費の2分の1の助成(限度額3万円)の実態となっており、相談を受けた場合には、障害者支援法による制度の該当となるような難聴の状態であれば、制度への利用を勧めた上で、難聴の程度がそこまで悪くない場合に利用いただいているとのことで、件数的には少数で、難聴の方を障害者支援法の制度活用につなげることで、生活の改善に結びつけている実態にあるとのことであります。本町では、補聴器の相談の機会につきましては、毎年、社会福祉協議会主催のふれあい広場において、補聴器の販売店や相談会を開催しております。また、町内には補聴器の取り扱い、取次店もあり、町民の利用がなされている状況にございます。しかし、難聴による認知症の発症が高まる可能性や、補聴器についての正しい理解はまだ十分ではありません。まず、難聴の症状の場合は、速やかに耳鼻科を受診し、適正な治療判断を求めるべきことの周知、さらに、難聴に対しての理解や補聴器利用に対しての理解を深めるような取り組みの検討を進めてまいりたいと考えております。今後は介護予防教室などの高齢者が集まる機会などを利用し、補聴器販売店や医療機関等への協力を呼びかけながら、医師や言語聴覚士、認定補聴器技能者による町民周知の機会へ結びつけたいと考えているところでございます。以上でございます。
質問 2番 山本和子
初めに、人口ビジョン・総合戦略について質問いたします。この事業は既に素案もできておりますので、本来ならもっと早く質問すべきだったという気もいたしますが、その素案そのものについて直接ふれることはいたしません。ただ、基本的な考え方についてと、これから町民と一緒にこれを理解を求めながら進める上での手続等について質問したいと思っています。これは、たびたびいろんな形で質問してきたわけですが、国が示す地方創生会議戦略そのものがうまくいっているのかということで、若干基本的なことを質問したいと思っています。竹中町長も調査の施行方針の中で、国のさきの国会で2020年目標とした東京圏転入超過の解消は困難であるという考えを示したと。ほとんどの自治体が目標にほど遠く、苦労しているという自治体だと。ただ、上士幌町は全国的にも道内的にも人口が増になっていて、評価されているかと思っています。ただ、いろいろ新聞報道を見たり、私もいろいろ本を読んだりする中で、これは最近の道新の記事なんですが、11月12日の中では、タイトルが「地方創生5年 止まらぬ衰退」、それからサブタイトルとして「生計の看板」というのは地方創生だと思うのですが、競争ありき、地域格差拡大というようなコメントがありました。それから、町・国においては、これは首都圏の大学のヤマシタヒロスケ教授の文章を引用しているわけですが、5年たったにもかかわらず、政府は人口減少とそれを引き起こす東京一極集中をどうとめるのかが、根本的な、なかなか対策が示せずにいるというコメントを新聞報道でありました。本当につい最近、12月2日の新聞の報道でも、私の新聞評ということで、ヤマモトシンヤさんという方が書いている中では、文書は長いんですが、抜粋してお話ししますと、今、第2期総合計画策定が各地で進められていると。ただ、現状ではその施策の効果は極端に乏しいのではないかというコメントもありました。その中で、最後のほうに、私がこれはいいなと思って読ませてもらったんですが、各地自体にとって大切なのは、心豊かに安心して暮らせる地域社会の実現と、その持続であると。それはどのような人口規模であっても同じだと思うというコメントがあり、私もこれに同感いたしました。その点について、町長、確かに国が示す方針どおりつくらなければいけないと、いろんなことを盛り込みながらつくらなければいけないことは重々承知しながら質問しているんですが、根本的な、基本的な考えについて町長のお考えをお聞きいたします。手短にお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
まずは、今回の地方創生の国が掲げた戦略、東京の一極集中の是正ということでありますし、それから、出生率の目標、そしてまた、東京の一極集中というのは逆に言うと地方のほうが人口減少に歯どめをかけるということになりますけれども、総合的に見て順調にいっているという状況ではないだろうと、そんなふうに思います。それだけ相当難しい課題なんだろうと考えます。とにかく東京の一極集中については、もう何十年、あるいは明治以降ずっと続いてきた、そういった状況を、今、逆の方向にもっていこうという施策ですから、それは相当大きな、そもそも単純な話ではないだろうと思っておりますけれども、しかし、こういった政策を打たなければ、やっぱり日本の均衡のとれた自治のあり方だとか、国土の安定的な発展等々については非常に難しいということですから、そういった意味で地方創生という旗は、極めて大事なことだろうと思っております。ただ、言ったように、現実の問題としてはそういっていないということ。それから、国の政策ということでありますけれども、隣、競争だということでありますが、これについては一定の方針といいますか、採択の要件というのがありますから、それは国が判断するのではなく、民間の有識者の会議がそういったことで判断するということで、僕らが行って、例えば政治力を使うだとか、あるいは国のほうにお願いしてこういったことができるということではないと。隣と競争して、どちらかが残ってどちらかがだめになると、こういった性格のことではないということだけは言えるのだろうと思います。ただ、結構各自治体からもお話があるのは、地域再生計画をつくるだとか、そういった手続に非常に手間がかかるというようなことで、なかなか踏み切れないというような悩みも聞いているところでもございます。最後のところで出てきていましたけれども、そもそもこの地方創生の部分だけの手だてで、あるいは交付金で人口減少がとまるものではないと思っております。基本的にはその町に豊かに住めるかどうかというのが一番根っこにあるということでありますから、その延長上に国の交付金等の制度があれば、それは使わせてもらうということで、決して今まで事業をやっている中で、僕は無駄なものは一つもないと思っております。ただ、レストハウスについては、これは交付金の以前の施設の整備でありますから、対象ではございませんということだけはお伝えさせていただきたいなと、そんなふうに思います。そういったことで、そう簡単ではありませんけれども、地方創生というのは、多分これは政権がかわっても、政策的にはやっていかざるを得ない重要な政策課題だと認識はさせていただいております。
質問 2番 山本和子
そんなに私と町長の見解は違ってはいないのかなという判断を、今、いたしました。やっぱり地方創生といいますか、要するに地方が元気になるということが大事ですので、そのために結果的に人口がふえればいいのですが、なかなか全国的にも人口が減になるというときに、第1期もそう、第2期も素案を見せてもらったんですが、さまざまな教育、福祉の政策とか、農業問題含めて細かい政策が盛り込まれていますので、それ自体は全然もうすばらしいことだと思っています。ただ、その評価がどうしても人口がふえたかふえないかという国の評価がきますと、そこだけに身をとらわれないで、きちんと町民の、先ほど町長が言いましたような町民の豊かに住めるかどうか、その辺を基本に据えながらこの計画を策定してほしいと、もう素案ができていますので、これから町民に、議会もそうなんですが、具体的な検討に入るのかと思いますが、その辺について、今、確認がとれたと思うので、その辺もう一回、再度、人口増だけで国が評価してしまうと、うちは何百人ふえたから評価じゃなくて、地域全体が赤ちゃんからお年寄りまで豊かに住めることが、やっぱり基本的な評価だと、その評価がやっぱり今までされてきた評価の観点に余りないような気がするんです。その辺、再度確認いたします。町民を豊かにできることをやっぱり評価すべきだと。
答弁 町長 竹中貢
地方創生の目指すところといいますか、目標というのは、これまでも述べさせていただいておりますけれども、この人口減少というのは東京の一極集中が大きな問題なんだということでの、その是正ということ。それから、地方に働き口がなければ、なかなかそれは雇用も生まれない。そしてまた、そこでの経済も潤沢にいかないということで、働き場所の確保という意味と、それから、地域経済がしっかりするという意味では、地域の経済がどのように元気になってくるかということであります。だから、その上で人口が歯どめをかけるような手だということで、これは最終の目標としているところでありますから、これはどうなったかというのは問われますけれども、その過程の中でのさまざまな施策というのは、いろんな豊かさ、いわゆる安心して住めるような環境の問題だとか、子育て、教育、それから介護、福祉、仕事、総合的なまちづくりの政策の結果として、それがどのように評価されるかと、理解していただけるかというようなことで、多分今の場合は、本町については首都圏のほうからも転入者が多いということでありますけれども、そういった総合的な視点で評価をいただいて、社会増につながっていっているものと、そのように考えております。箱物を建てたから、施設を建てたから来るという話ではないだろうと思います。基本的にはこの町の仕事や、あるいはさまざまなソフト事業、こういったことがどれだけこの町に来たら安心して住めるのか、子育てができるのかと、これが評価されたことなんだろうと、そんなふうに思っています。その結果として、数字の問題が出てくるというだけのことだと思います。
質問 2番 山本和子
なかなか、若干かみ合わなくなってきたなと思ったりするんですが、結果的に国がやっぱり東京一極集中、それから地方にやっぱり人口を移したいという願いというか、その目標でこれをつくっているんだと思うんです。結果的に人口が全町村、全国でふえればいいんですが、そうなかなかいかないと、それは頭にありながらも、やっぱり町としてそういう事業を、交付金も出ると思うんですが、活用しながら、町民の豊かな暮らしをきちんと守るということをやっぱり前提に進めてほしいと私は思っています。ただ、国がこの第2期をつくるだろうという想定はあったんですが、国がこの指針を示したのは多分6月だと思う。きのうの推進会議に行って見たので、6月に出されて、具体的に動いたのがそれ以降ですので、委員会には9月に国の方針はこうですよと、町はこうやりますよというような方針を出されたのは9月で、きのうの推進会議はもう既に4回目です。多分そこで初めて素案が出されたんだと思うのですが、この進め方が物すごく私はやっぱり早過ぎると思うんですけれども、具体的にこれからの進め方について、素案が今度の委員会にかかると思いますので、そこで具体的な過去のことも含めて、1期のことも含めてどうだったのかという意見もいただいたものですが、その進め方について質問したいと思っています。素案をきのう見させてもらって、多分傍聴は私1人しかいなかったんですが、町民向けにも初めて広報に見られますよと、傍聴もいいですよと言われて私も行ってきたんですが、その中で、結構委員会のときには、基本的な項目は5項目とプラスあればきちんと6に入れて、基本目標は6と。その中にいろいろ盛り込んでいることが結構かなり従来のものから、それから国の今度の指針に基づいた横文字の難しい言葉が結構入ってくると。そうなると、ボリューム的には軽微じゃなくて、かなりボリュームが多いのではないかと思いますが、その点についてどんなふうにこれから町民との理解を得ていくのか、まず質問したいと思うんですが、多分推進会議が4回開かれて、最後の推進会議は多分2月だと思うんですが、その間にパブリックコメントをやる予定でいますけれども、町民の声を聴取するのをどんなふうにやるのか質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
この総合戦略は、基本的には国の大きな方針がやっぱり一つ前提になるということと、それから、地域的な課題がそこにあって、それらの組み合わせで戦略をつくっていくということで、いずれにしても目標、目指すところというのは、そこでの柱というのは人口減少というのが最も大きな目標値なわけです。それに対してどんな政策を打つかということと、それから時代的な背景のもとで、国の方針も今回は新たな戦略、これは国のほうとしても1期の反省を踏まえて、1期目でつくったから同じようなことを踏襲するということではなくて、人口減少に歯どめをかけるためには、やっぱりまだ東京の一極集中をどう地方に振り向けるのかという意味では、企業に積極的に、もっと何らかの地方に行くインセンティブを与えて、サテライトオフィスだとか本社機能の移転だとか、このようなこともさらに積極的にやっていかなきゃならんというような動きもございます。それから、町は町として、これまでも一貫してまちづくりを進めている。何回もお話させていただいておりますけれども、今のまちづくりの大きな出発点というのは、合併時のときのあの議論が出発点にあって、それを踏襲してきているのが今の大きな流れだと、そんなふうに思っております。その当時から都市との交流だとか、あるいはICTを使うだとかということでありますが、そういった類のものがまた新たに国のほうの政策に入ってきているということなんです。ですから、国、国と言いますけれども、町は町の独自の課題を持ってずっと進めてきたことが、ある意味では、今、国の政策の中に織り込まれてきていると。関係人口なんかも言ってみればそうだと思います。これまで何年かやってきましたふるさと納税の感謝祭、見本市なんかについても、ああいうことを通しながら関係人口をふやしていくべきだと、こういう視点で関係者の評価を得て、そのための施策がこの後出てくるというような様子も聞いているところでもございます。そういった意味では、目標すべくやるべきことというのは、基本的には今までしている町の方針、単年度、単年度の事業方針や、あるいは総合計画とこれらを網羅したものということでの基本的なやる戦略、目標値を高めるような担当のほうから素案をつくって、そして、今、二十数名の人方であります。これはほとんどのところが網羅されて、それぞれの大きな住民の声を聞けるような、そういう組織体になっていると考えております。今、言ったように、6月に大きな方針が出てきて、その間もずっと検証し、そしてそれは議会のほうにも逐一報告させていただいて、KPI数値目標に対してどのような成果なり指標になっているのかというようなことは報告されて、これは今までにない、総合計画でもそういったことは基本的にはやっていないと、10カ年のうちの半年ぐらい、5カ年のときに見直しをしますけれども、このように1年のうち2回、上期、下期、検証して、そしてまた皆様方の意見を聞きながら進めているというのは非常に丁寧な形でありますし、町民にも見える形で、いつでも町民の参加できるような体制にもあると考えております。ですから、短いということでありますけれども、ずっと流れはきているということでありますから、流れの中で来月、再来月で決めることになります。もう一つは、これは早過ぎると言われますけれども、これはみんな同じ土俵でやっているわけです。上士幌だけが早くやっているということではなくて、みんな全国の1,700の自治体が同じような状況の中でやっています。6月に出て、多分12月中に第2期のもう少し詳細な地方創生の戦略が出されてくるだろうと思いますし、それを踏まえて、来年度の国としての予算が、今、最終段階にきて、あした閣議決定をするという報道がなされております。そうすると、来年の当初予算に出てくるものと、それから補正予算で出てくるものと、こういったことが出てくると思います。来年の1月の国会の中で直ちに出てくると思います。こういった状況は私の町だけと、町民をないがしろにしたり一方的に走っていることではなくて、こういうスケジュール感の中で動かざるを得ないと、後から終わってからやりたいと思ってもそれはもう行かないということですから、今までやってきている延長上で必要な事業については手を挙げさせていただくということでありますし、その関係についてはしっかりとやっぱり議会のほうにお諮りをして、議論をさせていただくという流れになっていくと思っております。いろんな形での、この今の議論もそうでありますし、それから委員会の議論も全て町民にオープンされておりますから、そういった意味でいろんな声を反映できる場所というのは、僕はこの5,000人の町でこれだけオープンにし、物事を進めている町はないと思っておりますので、積極的に意見を私どものほうに、もっとこんなことをやってほしい、あるいは意見があればお伝えできれば、より精度の高いものになっていくのではないだろうかと、こんなふうに考えているところでございます。この後、議会のほうに伝わり、委員会の中でも、素案と、きのうの戦略会議と、あるいは検証会議のレベルで開きましたので、そういったことの直近の状況を踏まえて議会のほうにもお諮りをさせていただきたいなと。そして、しっかりと議論をしていただいて、全体的ないいものをつくり上げていければと、そう考えています。
質問 2番 山本和子
本当に職員の方々も短い時間にいろいろな政策を練って素案をつくったというのは、物すごい大変なことだなと特に思います。私は、教育、福祉の関係はよく、ああ、そうだと納得できることが多いんですが、どうも企画関係のいろんな横文字の予算というのが、どうも先ほど言いました、もう補正でいう閣議決定がどうのこうの言われるとわかりづらい面があったり、国の方針でまた先ほど町長が言いましたように、多分交付金等についても新たな関係人口をふやすとか何か、そういうことも含めた新たな創生に関する交付金なんかも多分準備してくるんだろうと思って、やっぱり手を挙げると補正予算が、交付金がくるということも想定されるのかと若干思いながら、今、質問させてもらっているんですが、国の早さもわかるし、町としても対応しなきゃいけないのも十分わかるんですが、やっぱりそれでも、なおかつ先ほど町長が議会にも町民にもいろいろお示ししているということなんですが、やっぱり一つ段階としてパブリックコメントをやるという期間が12月の中旬から1月まで持つということを計画にありますので、それをきちんとやっぱりどれぐらいの方が見にくるかわかりませんが、やっぱりきちんと示すべきだと。多分、私はきのうたまたまこういう形で、総合戦略、前回よりも1.5倍ぐらい多いのと、あと、比較表です。これを多分役場の前とか図書館とかふれあいプラザに置くんだろうと思うんですが、見に来る、来ないは町民の方々の選択肢ですので、やっぱりやるということを示さなきゃいけないと思うんです。どうやったら町民にわかってもらうとなると、なかなか難しい。私が見ても、何が問題か、問題ないかとぱらぱらと見てもわかりませんので、やっぱりこういうことがあるんだよということをやっぱり示すことが必要だと私は思っています。それと、この件に関してその示し方と、先ほど言いました交付金の関係で、もう既に来年度の予算に出てくるのではないかということがありましたが、計画が12月素案で来年の2月にはもう決定、3月には決定されると思うんですが、修正したにしろ。そうすると、それが素案は計画になりますけれども、即載った事業が決定事業だ、じゃなくて、やっぱりある程度、もう一回煮詰めていかなきゃいけないと思うんです。だけれども、交付金の関係から手を挙げなきゃいけないといったら、また同じことの繰り返しで、町民にどう理解してもらうんだろうというのがこれからの課題だと思う。その辺について、これから新たな交付金が多分出てくるのは間違いないと思うんですが、そのときにきちんと議会も町民も理解する形で、きちっと進めてほしいなと。それはさっきの話で、どういう予算が出てくるか、どういう計画になるかわかりませんが、そのことを確認したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
多分交付金の事業が、今までの進めてきたことと全く違ったことを、全くないことに手を挙げるということはあり得ないだろうと思います。今までやってきた事業の中で、そういった制度を使うことによって、より財源的な措置だとか有利に働くというようなことに、もしあったとすればそこに申請をしていくということでありますから、何かあればとは考えておりません。今までの、しかも総合戦略そのものは、基本的には第1期を踏襲した上で新しいところをどうするかということですけれども、新しい国の方針と言われているものについても、想像するところについても、町としてはもう既にいろんな形で動いてきているということでありますから、そんなに突拍子もないようなことで手を挙げ、もしそうだとすれば、それは採択されないと思います。基盤がなかったり、何も今までないとすれば、それはしっかり審査の上で採択はなかなか難しいということになってくると思う。やっぱりちゃんとした基盤があって、積み上げがあって、なおかつやることによってさらにそれが前に進んでいくというような事業をきっと採択していくような感じになるだろうと思いますから、その辺についてはいずれにしても皆様方のご意見を伺うことになりますけれども、全くなかったことにではなくて、今まで進めてきている、課題になっていること、この延長上に交付金という新たな事業が出てくれば、それは手を挙げさせていただくというような考えでおりますので、ひとつその辺についてはご安心いただきたいと思います。
質問 2番 山本和子
どういう交付金が出てくるのか、どういう事業に交付金が出てくるかわかりませんので、今すぐどうのこうのじゃないんですが、なかなか素案を見る中でも、まだまだ疑問に残る事業も、名前として載っている事業もありました。そのときやっぱりきちんと議論をして、載っているからすぐ挙げるじゃなくて、先ほど言いました当初予算にも出てくるかもしれない予算も閣議決定があるんじゃないかということもあったんですが、そうではなく、きちんと議論をしてから、役場、担当課としてはすぐ手を挙げて補正がつかなきゃ困るということもあるかと思いますが、それをきちんと議論していかないと、何カ所か気になる事業も入っているのを見ましたので、それは議論を進めながらやってほしいと、それは確認です。答弁があればお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
議員さんも11人おりますので、山本さんの考え方や、あるいはまたほかの議員さんのいろんな見方や評価の仕方もあるだろうと思いますから、それらは議論に付して皆さんで検討いただくというような手順はしっかりとっていくと考えています。それから、先ほどパブリックコメントの話がありましたけれども、それはもう、やっぱり大事な、僕は住民参加の一つの場面だと思いますので、時間もしっかりとって、そしてまた、結構いろんな、今、オープンにして、私どもとしては情報提供、資料提供はさせていただいているつもりだと、そんなふうに思っております。こういったことも引き続きしっかり進めていきたいと思います。
質問 2番 山本和子
いろんな事業について、私もいろいろ視点をあちこち見ながら、議会の調整に参加していきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。それと、補聴器の関係なんですが、答弁書にもありましたように、医学的な根拠というのはまだまだ示されていないと把握しています。ただ、国のほうでも、長い名前なんですが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構による聴覚障害の補正による認知機能低下の予防結果を検証する研究というのが、事業が始まっていると聞いています。こういう事業がきちんと検証された後に、多分公的に国のほうでも補助するようになるのかという、私もそれは推測ですが、やはり国の公的支援とか医療的な、科学的な根拠がなければ町も支援しづらいのはわかっています。それも前提に置きながら、町の実態がどうなのかと、答弁書も含めながら私も調べてまいりました。町内では社協がふれあい広場、あそこで販売目的ではないんですが、業者の方が来て相談を受けていると。簡単な聴覚検査をし、そのときに重度の方は公的支援が得られますので、それに福祉的な観点で結びつけていくというようなことを行っていると聞きました。それから、取次店も何店かあると思うんですが、それは本当に取り次ぐだけです。相談窓口ではなくて。あと、直接来ている、帯広も何カ所かあると思うんですが、帯広補聴器センター、さくら補聴器センター、帯広補聴器センターは、今、時計台補聴器センターと変わっているらしいのですが、その業者の方が結構頻繁に商工会館を借りてやっていると。5月2回、7月1回、8月1回、9月1回、11月2回、来年1月もやっていると。それは全く、そこに業者の方が来て説明を受けて、独自で相談を受けているというのはお聞きしました。そういう点も含めて、答弁にもあったのでそのとおりだなと思うんですが、やっぱり耳の聞こえというのは、補聴器センターにはきちんと資格を持った方がいると思うんですが、やっぱり耳鼻科の健診を受けて耳の検査もいろいろ、私も一回難聴で耳鼻科に行って調べてもらって、今、治ったと思っているんですが、検査を受けた結果、やはり言語聴覚士、その方も含めて客観的なデータをもとにつくるのがいいとされています。その点について、保健福祉課なのかどこかわかりませんが、そういう取り組みをこれからするということなんですが、具体的にどういう取り組みをするようになるのか質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
まだ現場のほうと具体的にどうしていくかという話の詰めはこれからになっていくと思いますけれども、いずれにしましても専門医なりそういった立場の人の話を、やっぱりしっかりそういう機会をつくると、ややもすると補聴器もまた意外と身近なところに手に入ったりするということがありますから、自分の判断だとか、それから販売しているところ全てが医学的な知見をもってやっているかどうか、専門的な知見を持っているかどうかというのは、その辺はよくわかりませんから、やっぱり診察をしっかり受けて、自分の聴覚のレベルがどういった状況にあるのかということと、それからやっぱりもう一つは、異物が耳に入ってくるということに対して、これはかなり、やっぱり購入しても、その後合わないだとか、そういったことが出てくると聞いておりますので、非常にその辺の取り扱いは難しいと、無駄にお金を投資、支出させてもまずいと思いますから、やっぱりちゃんと自分の症状を医学的な立場で診てもらうということと、それから、お医者さんはなかなか上士幌へ来て講演をするというのも、これまた日常的な仕事があって難しいと思いますので、今、議員がお話されたように、言語聴覚士という、そういう立場の人だとか、そういう専門的なしっかり安心している人方からお話を聞いて、自分がどんな立場に置かれているのか、あるいはどんな手だてを講じていったらいいのかというところは、これからいろんな機会を通して学ぶ、あるいは検証する機会をつくっていく必要があるんだろうと思っております。まだ保健師のほうとしても、ここの中まで入り込んでいくというのは、今のところなかなか難しい。自覚の問題ですから、なかなかこれはどこまでが病気なのか、機械の聞こえない程度も人によって随分、いわゆる違いが出てきますので、同じ聴覚のレベルであっても、人によってはもっと厳しく感じている人だとか、あるいはそうでないと感じている。やっぱりそういうものを含めて、客観的なそういうデータを知るような機会、そういった意味では医療機械やそういう専門士の機会に、不安を持っている方々に出てきてもらうような、参加してもらうような、そういった手だては講じていきたいと考えております。
質問 2番 山本和子
まず一つ、相談窓口というか相談する場があるといいなと私は思っています。私、最近会ったら、耳、大丈夫とかと聞くんですが、やっぱり一回つけたけれどもやめたという方も結構いました。それから合わないと。それから、本当にピンポンしても、そこにいるのに何で出てこないんだろうと言ったら、耳が聞こえないんだと言われて、その方も本当に困っているけれどもどこに行ったらいいかわからないという方もいました。そのときに、値段が高いからいいんじゃなくて、自分に合うか合わないかで、小さくなればなるほど高いらしいんですが、もう既に4回、5回取りかえている方もいました。だから、結構いろんな方がいるのかなという気がいたしました。それから、これは新聞のチラシ、最近とっているんですが、小さい字なんですが、要するに何とか技能免許の方がいるとか、いない方というのはやっぱり危ないなという、補聴器も13種類か、結構あるらしいんです。あと、結構帯広でも、札幌もそうだと思うんですが、補聴器の看板が結構目に入るということで、多分需要があるんだろうと思います。そのときに、私は即公的支援を求めたいと思っているんですが、これはやっぱり国がきちんと根拠を示してから、私でも今回で取り上げているんですが、国が示して、医学的な根拠とどうしたらいいかという、補助するとしてもきちんとした医者の、例えば承諾とか、何か必ず必要になってくると思う。その辺はこれからの課題として、そういう相談窓口が持てないだろうかと思っています。いろいろやっぱり仲間同士で相談したりとか、こうやって治したよとかいうことがあるので、そういうことができないだろうかとういことで、社協のふれあい広場でも1回しかありませんし、それから補聴器センターが来てやるのも、月1回あるといってもこれは業者さんですので、業者さんは多分売ることが目的になると思いますので、何かどこかの機会でそういう交流の場とか、保健福祉センター含め耳鼻科の先生が来てくれたら一番いいんですが、なかなか耳鼻科も結構混んでいますので、そういう機会を設けることができないだろうか質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
確かに補聴器の相談会というのはかなり前からやって、町の施設を使用して使っているということであります。今、お話があったように、商業ベースでやっているような感じもしたりするわけでありまして、そういった意味ではもっと安心できるような公的な場所での相談会、相談窓口が常時やれるかどうかというのは、そこに対応できる職員がいなきゃならんということになりますから。ただ、専門的でなくても一定の相談、どんなことまで相談に応じることができるかという意味での相談の窓口だとか、いろいろレベルだとか取り次ぎ、ある意味では相談の取り次ぎというようなこともありますから、そういったことも含めてこの後検討させていただきたいと、そんなふうに思います。先ほど山本議員もお話しされておりましたけれども、今、国のほうとしてもお話があったように、しっかりした検証をしているということで、それが認知症とどのような因果関係にあるのかだとか、このようなことも調査中だということでありますから、そういったことも含めて、この後の国としての政策につながっていくと思っております。これはもう3年くらいの予定でやるということであります。本町も三愛介護の関係で、外出を控えているというような調査で、どんな理由なのかというようなことも聞いております。このときには外出を控えていると、99人中で9%、7番目の要因が耳がというのがありました。1番は足腰の痛さということでなかなか外出できないと。それから、トイレが近いだとかというのが2番目。そして、3番目が交通手段ということで、足の問題が、やっぱり自分でまた町なかに出ていくのには大変だということもありますし、それから、遠くへ行くにしても足の問題というので出不精になるなどということでありまして、耳が不自由だということについては7番目という、9%くらいだというようなデータが出ております。いろんな、いわゆる閉じこもりについては、さまざまな要因が重なったからのことだろうと思いますけれども、それらについては一人一人に対して介護包括ケアの視点からも、きめ細かく出不精の人方に対して手だてを講じるといいますか、その原因を探って、そしてそれに対する解決策をお互いに考えていくというようなことも必要でないだろうかと思っています。
質問 2番 山本和子
すぐ終わります。もう一回。
質問 2番 山本和子
先ほど町長のほうから詳しいデータを教えてもらって、本当に助かっているんですが、やっぱりいろんな形のデメリットで自分が出られないという中に、わずか9%ですか、耳の聞こえがあれば、これからもそういうことを含めて、これから来年、再来年ですか、介護保険も見直しが入るかと思うんですが、そのときにそういうことも一個入れながら、耳のことも入れてほしいと。それから、国がきちんと公的に、いつか来年か何かわかりません。そのときにきちんと町としても助成する制度を検討してほしいと。そのことを確認して終わります。
答弁 町長 竹中貢
今のご意見は十分検討させていただきたいと、それらを含めて対応策を講じていきたいと思います。