上士幌町議会 令和元年第6回定例会 2019年12月4日
上士幌町中小企業融資の見直しについて
2019年12月4日、上士幌町議会の一般質問で、小椋茂明議員が「上士幌町中小企業融資の見直しについて」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 小椋茂明 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 小椋茂明
私のほうからは、上士幌町中小企業融資の見直しについてを出させていただきます。上士幌町中小企業融資は、中小企業の育成振興及び経営の合理化を促進し、事業運営の基礎となる金融の円滑化を図るために授けられたものです。運転資金1,000万円以内、設備資金2,000万円以内とし、全体の融資枠は預託金額の3倍となる3億円、さらには保証料の全額補助など、中小企業振興の大きな役割を果たしていると思います。貸付状況は10月末現在、2金融機関合わせて60件、貸付残高は約2億3,100万円となっており、この制度がいかに利用価値の高いものか物語っています。当然ながら、貸付枠残はあと全体の2割ほどしかありません。また、負担の多い保証料は全額補給ですが、利子補給は金利1%台の現在、金利2%以上を越える部分しか補給対象となっておらず、規則のため当てはまらないのが現状です。そこで、1つ、貸付枠の拡大について。2つ目、利子補給基準金利の見直しについて。以上2点、町長のお考えをお伺いします。
答弁 町長 竹中貢
上士幌町中小企業融資の見直しについて、小椋議員のご質問にお答えいたします。上士幌町中小企業融資につきましては、中小企業の育成振興及び経営の合理化を促進する融資制度として支援を行ってきております。近年、本制度を活用する町内事業者の方々の需要が伸びていることから、平成28年度に運転資金を500万円から1,000万円に、設備資金を1,000万円から2,000万円に貸付枠の増額を行い、保証料も全額補助とする制度改正を行いました。平成29年度には貸付総額を2億1,000万円から3億円とするために、金融機関への預託金を7,000万円から1億円に増資いたしております。平成30年度には、これまでの一般融資資金に小口融資資金を加え、資金調達が容易となるよう、資金の種類をふやす制度改正の実施をしてきております。本制度改正に当たりましては、商工会、帯広信用金庫、十勝信用組合、町で構成する金融懇談会におきまして、融資の現状や課題、町内の経済動向についての情報交換を行いながら反映をしてきているところであります。貸付残高の推移につきましては、平成29年度1億4,563万円、平成30年度1億9,281万円、令和元年度は10月末現在で2億3,109万円と大きく上昇しております。また、10月末の融資可能額は6,891万円、毎月償還額が482万円となっているところであります。1点目の貸付枠拡大につきましては、過日開催された金融懇談会において、町内事業者の設備投資が旺盛であることが確認されており、貸付枠の拡大について、新年度予算において検討してまいります。2点目の利子補給基準金利の見直しについてですが、現在の融資利率は、融資期間5年以内は0.95%、融資期間5年超は1.25%と制度始まって以来の低利率となっております。利子補給は高利率における中小企業への負担軽減のための支援措置として行ってきております。利子補給基準の見直しにつきましては、管内の状況も参考にしながら、金融懇談会において検討し、対応してまいりたいと考えております。
質問 6番 小椋茂明
1点目の貸付枠拡大については、今の答弁のとおり必要性の高さを認識しているということで、新年度に向けて取り組むということの内容かと思いますので、さらにこの制度が役割が高まって、よりよいものになることを願っております。2点目の利子補給基準の見直しですけれども、答弁のとおり、高利率における負担軽減のための支援措置ということであるかと思うんですけれども、現状2%以上を超える部分で補給をしますということによると、先ほどにもありましたとおり、1%台では該当しないということは、つまり、このものそのものがないに等しくなってしまうと、利子補給がないということと同じになっていると思うんです。他町村の例も、一覧表を見て、古い、新しいも踏まえてありますけれども、そういったことも含んで、利子そのものに対しての2分の1、3分の1という、そういう現状の利率に左右されない補給という制度をやっている市町村もあるかと思います。このことについて、今年度の第1回定例会の伊東議員の質問の中でも、商店街の関係の中の答弁で、支援すべきものは支援を惜しむものではないという答弁をいただいているところも記録されているところですけれども、今のことも含めて、せっかくある制度ですので、時代に見合った形に見直しをということを考えておりますので、いま一度答弁をお願いします。
答弁 町長 竹中貢
この融資の関係で支援制度の大きいのは、保証金です。これは、保証料についてはかなり大きな額を補塡しているということであります。利子補給については、制度が始まって、今、ほぼ回答がなくなるという段階でありますけれども、それを含めても今年度3,000円くらいなんです。最高多いときで全部含めて26年で1万9,000円、27年で1万円ということです。これを、いわゆる借りている人方に分配するとすれば、ごくわずかだと思います。やっぱりこれは、高金利のときにそこの負担をするという前提でつくられたということでありますから、今の低金利、預金なんかもマイナス金利になっている状況でもありますから、このことによって負担がということではなくて、本当に困ったときにしっかり補塡できるというようなことで、この制度そのものについては2%という枠の中で残していきたいと思います。一方、この保証料の関係でいうと、29年には247万円ほど町が補塡をしていると。30年度も209万円ということですから、先ほどの利子補給にかかるところの、今年度は3,000円だとかいうことで、来年は実質なくなるという状況なんですけれども、そのことについては、この制度はしっかり残しつつ、保証料のところを手厚く行政が補塡をするということでご理解賜りたいと、そう思います。
質問 6番 小椋茂明
今の答弁があったように、確かに金額的にはすごい少ないものだというのは私も認識しているんですけれども、いわゆる金額の問題でないといいますか、逆に言えばそれだけ少ないのであれば、見直して該当するところにやっても経済的負担は少ないんじゃないかという意味合いもあって、あえてここを考えていただきたいという意味で出しております。今、言われておりましたように、保証の関係のほうが大変金額が張るし、大変助かるということは重々認識しているところでして、その点について重ねて確認したいんですけれども、これは年に2回という仕切りの中でやっているというお話の中で、年2回でやりますと、決算が終わったというか、2回の終わったすぐに申請したところは、実はその保証の対象になるのが5カ月ぐらい後になるということで、この辺、利用者や金融機関のお話を聞くと、もうちょっと小まめに切らないと該当するのか有効に生かせないのではないかというお話も聞いていますので、この点について、サイクルの短縮化というかそういうものの見直しも考えていただきたいと思います。あともう一点、申請に関していろんな書類が添付になっていると思うんですけれども、その中で納税関係の書類とかは、役場内の横連携で十分確認がとれると、あえて申請者が改めてとらなくても、横連携で確認がとれるのではないかということで、帯広市などでは申請者に閲覧なり証明などを認めてくれということを捺印をもらって、その中で横連携をとっていて、そういう手間を省いているという事例も聞いていますので、よりよいものにする意味でも、こういったことも取り組んでいくべきかと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 竹中貢
保証料の行政からの還付というか、補塡については、今ほどおっしゃったように、これまでは年2回やっていたということですから、4月に申請した人が、実際その保証料を手元に戻ってくるといいますか、行政からの補助金を受けるためには、半年の時間差があるということなんです。これについては、町としては特段それにこだわる話ではない。商工会のほうとも連携をとってやれば、そんなにたくさん毎月何件もあるわけではありませんから、いわゆる前倒し、前払いというのも変ですけれども、戻ってくるまでの間、持ち出ししなきゃならんという、そういう財政負担を軽減するためにも、できるだけ早く対応できるように、それは商工会でも十分に協議をしながら、いわゆる申請者の便宜を図るように対応していきたいと思います。もう一点の、いわゆる税金の問題です。これは、どうしても、いわゆる公金を使うということでありますので、基本的な納税の義務というのは、これはしっかり守ってもらわないと、そこに町費を補助するというのは難しいということになりますので、その確認はしなきゃならんと。確認をする方法でありますけれども、内部のことでやって済むということであれば、それはわざわざ申請者の手を煩わすことはないだろうと思いますから、関係する担当のほう、いわゆるそれを受け付けるほうと、それから税務のほうの担当のところへのその辺の連絡調整によって可能であるとすれば、そのようなことを配慮して対応していきたいと、そんなふうに思います。
質問 6番 小椋茂明
今の答弁をいただいて、要望が通るような見込みがかなりあると感じております。商店街振興計画では、経営基盤の強化の中に、事業資金制度の拡充を推進という文言もあります。ぜひこれを達成のために、よりいい形にしていただきたいと思います。以上をもって私の質問を終わりたいと思います。