みんなの議会

上士幌町議会 平成28年第6回定例会 2016年12月6日

竹中町長の4期最終年度に当たって、行政運営の成果と課題について

2016年12月6日、上士幌町議会の一般質問で、伊東久子議員が「竹中町長の4期最終年度に当たって、行政運営の成果と課題について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。

質問者
伊東久子 議員
答弁者
町長 竹中貢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 伊東久子

私は、竹中町長の4期最終年度に当たって、行政運営の成果と課題についてお聞きをいたします。竹中町長は平成13 年から4期16 年にわたり、上士幌町の行政のトップとして、基幹産業や福祉の向上、子育て支援、ふるさと納税等いろいろな政策を打ち出し実現してきました。4期目の政策では、ふるさと納税がメディアに取り上げられるなど、全国的に注目を集めました。特に子育て支援では、国に先駆け、こども園の無料化、高校生までの医療費無料化を実施し、子育て世帯には大変評判がよいとも聞いております。町長を初め職員の皆さんの努力を評価したいと思います。その反面、上士幌町に住み続けている高齢者からは不満の声も聞こえてきております。これまでの成果と今後の課題についてお聞きをいたします。1点目、生涯活躍のまちについて、町長の考え方、高齢者対策として24 時間見守り住宅の考え方を伺います。2点目、道の駅、レストハウス、消防署の建設、コンパクトシティについて町長の考え方を伺います。3点目、新規事業について町民の理解を得るためには、特に丁寧な説明が求められますが、町民からは、情報が不足しているとの不満の声も聞かれます。町民への周知、説明について町長の考え方を伺います。

答弁 町長 竹中貢

竹中町長の4期最終年度に当たっての行政運営の成果と課題について、伊東議員のご質問にお答えいたします。町民の皆様のご支援を得て初当選以来、上士幌町政を担って4期16 年の最終年を迎えています。振り返ってみると、瞬く間に時が流れたように感じております。初当選間もなく吹き荒れた市町村合併の嵐、自立を選択してからの行財政改革、過疎化と人口減少の流れの中で、町民の皆様の知恵と汗をおかりしながら地域再生、元気まち上士幌町の実現に向けて「種をまき、芽を育み、まちづくりの花を咲かせる」を一念に走り、挑戦し続けた16 年間だったと思っております。その間、時々に応じ、さまざまな町政課題に向き合ってきました。直近では、人口減少を克服するための地方創生が、国及び全国の自治体にとって最重要課題の一つになっております。少子高齢化と出生率の低下により、全国のほとんどの地方で人口が減少し、このままだと、半数の自治体が消滅するおそれがあるということが背景にあります。人口減少の克服は極めて困難な課題でありますが、本町では、ことし1月から11 月末現在で 25 人ふえており、あと一ヶ月を残しておりますが、平成28 年の人口増はほぼ確実な状況であります。本町の歴史をさかのぼっても、また、中核都市から離れた農山村においての人口増加は全国的にも珍しく、特筆すべきことであります。人口増の背景として、各事業所から活発な求人は農林業を中心に旺盛な経済活動を意味し、加えて、子育て教育の充実、医療・介護・福祉、住宅事情など、町の総合力、魅力が高まっていることにあると考えております。この挑戦的な政策を後押ししているのが、全国から支持をいただいているふるさと納税の財源であり、数万人に達する寄附者の上士幌町に対する応援の声であります。ふるさと納税により、都市と上士幌町との人や物の交流が活発化しており、認知度も飛躍的に高まっています。まさに地方創生が目指すところであり、本町は、そのフロントランナーとしてさらなる飛躍を期すために、今後とも絶えざる挑戦が必要と認識しております。ご質問の1点目、生涯活躍のまちについてでありますが、生涯活躍のまちとは、中高年齢者が、希望に応じて地方や町なかに移り住み、地域の住民と交流しながら健康で活動的な生活を送り、医療・介護が必要となった場合は、安心してサービスを受けることができるまちを目指すものであります。昨年 10 月に策定した上士幌町人口ビジョン・総合戦略では、地域産業振興や雇用、子育て・教育文化、医療・福祉、移住・定住、小さな拠点形成に加え、上士幌町の創生を包括的・分野横断的に推進するための生涯活躍のまち上士幌創生包括プロジェクト(上士幌版CCRC)の推進を基本目標に掲げたところであります。生涯活躍のまちの取り組みは、人口増加や地域経済への波及、地域包括ケアの充実、多様な人材の活用などが期待され、本町においても、少子高齢社会を迎えて、町内の医療・福祉サービスの持続が図られ、地方創生の一翼を担うものであることから、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。また、地域で暮らす全ての高齢の方々が、お互いに交流を深めながら、健康で心豊かな生活をできるだけ長く送っていただくことが大切であります。そのために町民の健康寿命をどう延伸するか、自立を尊重しながら必要な支援が届く地域社会こそが生涯活躍のまちであります。高齢者対策の24 時間見守り住宅につきましては、総合戦略において、高齢者見守りつき安心住宅の整備を図ることとしており、できるだけ在宅で自立した生活ができるよう、住宅と福祉施設の中間的な機能を持った住宅、ひとり暮らしの方々をサポートできる住宅やサービス等について、既存の社会福祉法人や、今後、設立を検討しているまちづくり会社などの協力を求めるとともに、民生委員や地域住民、ボランティアなどとの連携も強化しながら、全町民的な取り組みの検討を進めてまいりたいと考えております。2つ目の道の駅・ナイタイ高原牧場レストハウスにつきましては、本年度、町民で構成する基本計画策定検討委員会を設置し、作業を進めているところであります。現在、検討作業中という前提ではございますが、道の駅では、従来のトイレや道案内の基本的な機能に加え、6次産業化による地場産品の開発・販売、防災、外国人を含む観光案内、ふるさと納税、上士幌版ハローワーク、移住・定住などのワンストップ窓口としての機能、町なかやナイタイ高原牧場などに誘導する結節点としての役割など、多様な機能を持った拠点施設として考えております。運営面では、経営的な視点を明確にし、持続可能な施設運営が図られるようにしてまいりたいと考えております。消防署の建設、コンパクトシティについては、町として、平成24 年上士幌町公共施設再編へ向けての計画要点・計画指針の提案を受け、町民によるワークショップ等で意見を集約し、平成26 年、公共施設等再配置計画書を作成しました。再編成計画では、少子高齢化と人口減少時代を意識し、高齢者や子供などの生活弱者に優しい、誰もが歩いて買い物や交流、生きがい活動ができるように、生涯学習センターや役場を中心に、半径400 メートル内外に公共施設、医療・介護施設を整備するコンパクトなまちづくりが望ましいとしております。新築した医療・老人保健施設、新しい機能を整備した介護施設、こども園、建設中の生涯学習センターも計画に基づくものであります。老朽化した西地区の公営住宅再編についても、町なかへ移転することで計画を進めております。また、旧恵愛会病院跡地には、交通ネットワークの拠点としてのターミナルを計画していますが、ターミナルを軸に町なかへの移動、農村部と市街地の移動、本町と近隣町村との移動のネットワークができることにより、利用者の利便性を飛躍的に高めるとともに、高齢者の交通安全対策や閉じこもりの解消を促す役割も目指すべきと考えております。また、近代の消防活動は、火災予防や消火活動のほか、救急救命、防災・災害復旧活動など多岐にわたっております。常態化している救急車の出動では、病院との連携、災害時には本部となる役場との連携、防火・防災の啓発では、多くの住民が行き交う場所、緊急時には消防団員が直ちに集結しやすいことや、適正な訓練場所の確保などを勘案し、建設地としましては、病院や役場に隣接した町なかが最も適していると考えております。現在、消防団とも協議を重ねており、一定の方向性が出されつつあります。3つ目の新規事業について町民説明を丁寧にとの質問でありますが、計画過程で各種委員会やワークショップなどによる町民参加と意見の集約、講演会や報告会による説明、出前講座や団体等に対する説明会、上士幌町広報誌やホームページ、新聞等マスコミ等による周知、パブリックコメント、議会での意見交換等も大切な情報提供の機会であり、多様な手だてを講じて、情報の公開、周知・説明を行っていますが、特に新しい事業について理解を得るには多くの時間がかかりますので、さまざまな機会を通して理解を図ってまいりたいと考えております。

再質問 1番 伊東久子

それでは、再質問をさせていただきます。まず1点目の生涯学習のまちについてお伺いをいたします。議会では、10 月にCCRC、生涯活躍のまちについて研修をしてまいりました。私は、町長の考えていることと今回研修したことが少し違うのではないかなという感じを受けてまいりました。このまちづくり会社にどのようなことを委託しているのか、進捗状況が全く見えません。けさの新聞にこのようなことが書かれておりましたので、これざっと、この説明をするためにこれを出したのだということは何となくわかりますが、進捗状況が見えていないということ、現状はどうなっているかということをお聞きします。町長は以前、高齢者の24 時間の見守り住宅は7区を考えているような話を私は聞いたことがありますが、そこではないのか。それとも、まちづくり会社が全て任されて生涯活躍のまちにしようとしているのか。その中には人材センターの窓口があるのかが、少子高齢化に対して、今、人口減少が、少なくなっておりますが、これはどこの自治体でも人口増に努力をしていると思いますが、町民が幸せに暮らしていれば、自然に移住者もふえてくるのではないかなという感じがいたします。28 年1月から7月までの転出者が136 名と説明を受けました。なぜ転出をしなければならなかったのか。また、高齢者の部分では、その転出しなければならない理由というのを検証が必要ではないかと思いますが、そのことについてお聞きをいたします。

答弁 町長 竹中貢

まず進捗状況でありますけれども、この契約期間が3月までなんですね。ですから、まだ道半ばであるということで、まだ中間レベルの進捗状況ということで、今回も固まった段階の報告会というのを中間状況の中で、生涯活躍のまちの考え方だとか、それから目指す方向性だとか、それは委託する側の考え方をまずは聞かせていただくということであります。そもそもその委託の内容というのは幾つか仕様書でありますので、それに沿って提案をさせていただくことになりますけれども、いわゆるコンサルティングの立場として、この町の現状や、それからいろいろな実態調査を踏まえた上で、生涯の活躍、つまり中高年齢層の人からお年寄りまで元気で過ごすためのそういう整理をしてもらっているということであります。僕らもまだ全て把握しているものではありません。まだその中間過程だというふうに思いますけれども、いずれにしても、この考え方は、生涯活躍のまちの考え方である中高年齢層、これからのそういう人方が生涯にわたって元気で過ごす、それは、過ごす町もそれぞれの思い入れのあるところで過ごしてもらうということでありますし、その上で、元気な人がその地域の中で過ごすということは、もう一つのまちづくりにとっても、そうした方のお力もかりたいということもありますし、その人方も生きがいとして頑張ってもらいたい。しかし、やがて年老いてきたときには医療や介護が必要になってくるということになりますから、そのときに安心してそういう体制が整っているような、そういう体制をつくっていくということです。今まで地域包括ケアということで、医療・介護、それから予防や住宅、そういった生活支援ということがありますけれども、さらにそれに加えて、もっともっと積極的に社会参加をするだとかいうことでは、地域包括ケアをもっと大きく広げていく、まちづくりそのものであるというふうに思います。それは、今お話しされたように、そういった町をしっかりつくることが、やがて、この町、町民にとって幸せなことでもありますし、そういう幸せな町民がこの町の中で過ごしているというふうな感じわかるとすれば、やがて周りの人方も、上士幌で住んでみたい、上士幌で終末を迎えたいと、こういうようなことにつながっていくのではないだろうかなというふうに考えております。2つ目の7区のサービスつきの高齢者住宅、これについては変わるものではないだろうというふうに思います。基本的に、今、高齢者の受け皿というのは、いわゆる介護度の高いのが特養になりますし、その前段で治療し、リハビリでまた自宅で生活できる、そのようなことを念頭にしたのが老健施設だというふうに思いますが、介護度の低い1だとか、あるいは要支援だとか、そのような方々が入る場所がまだ十分でないということに考えておりますので、それについては、今お話しあったように、7区をベースにしていくことは間違いないということであります。ただ、もう一つ欠落しているのは、元気な高齢者に対するそういう住宅対策がこれから必要になってくるのだろうというふうに思うんですね。元気な人方がずっと元気でいてもらいたいというのが、これが今回のこの生涯活躍のまちの大事なことなんです。元気な人方に対する、高齢者に対する手だてというのは意外とないんですね。そういった意味では、サービスつきの住宅で、介護度とはまた別枠で、元気で過ごすという前提での住宅でありますけれども、それがやがて、多少体が不自由になっても不便のないような、そのような生活できるような住宅が整備されることによって、多様な、自分の健康度合い、あるいは介護度合いに応じて、多様な選択肢がそこに完成するというようなことになるのではないだろうかというふうに考えております。最後の人口流出ですね。これ、さまざまな要因があると思います。136 人が出ていったということでありますけれども、それ以上によそから来ているわけですね。問題なのは、流出していって入ってくる人がいない、社会減ということがありますけれども、人口流出する人がいて、そしてまた社会的な人口減になると、これが過疎に拍車をかけると。もとより、いわゆる自然増減でいうと、これはもう間違いなく高齢者が多いわけでありますから、その面では人口減少するのはもう避けられないと。当面避けられないという部分ありますから、そこで人口を維持するためには、この町にどれだけ人が来てもらうかということだろうというふうに思います。その意味では、多分、今、若者が結構雇用の関係でこちらのほうに来ている、詳しいデータはとっておりませんけれども、そういうことが想像されます。それから、出ていった人方にはそれぞれの事情があって、子供さんのところに行きたいだとか、それ以外に転勤・転入という会社の都合による人口の増減というふうにあるだろうというふうに思っております。この具体的な136 名のいわゆる流出については、詳しくは把握しておりませんけれども、それ以上に来ていることに、僕はこの町の対応についてを読み取ることが必要でないだろうかなと、そう考えております。

再質問 1番 伊東久子

先ほど町長のほうから転出・転入について説明がありましたけれども、若者たちの転出についてはいろいろ事情があると思うんですけれども、高齢者の部分で転出するというのは、やはりここで1人で生活ができなくなってくる、そういう人たちが多くなってくるのであれば、高齢者の人たちの、どういう理由でここにいられない理由があるのかどうかということを検証したほうがいいのではないかなということもあります。それと、あと、24 時間見守り体制というのは、私は当初そう思っていましたけれども、今、自分が実際に入っている自宅で24 時間見守りをやってくれる体制を、今度のこのまちづくりの会社が担ってくれるのかどうかというのも知りたいんですけれども、もし知っている範囲であればお答え願います。

答弁 町長 竹中貢

まず、先ほどの流出の内訳でありますけれども、若い人の就労と離職の関係で、ほとんどがそうだということで、高齢者の移動については極めて少ないというようなデータが出ております。最近、何カ月か前から、今度は転入する人方に対して、何でこちらのほうに来たのかということをアンケート調査をしております。仕事のためなのかとか、あるいは高齢者福祉の関係で来たのかなという、そういうデータもとっておりますけれども、一番は仕事でこちらのほうに来たということがありますが、あとは、意外と子育てもありますし、それから福祉の関係でもできると。これは多分、施設だとかそういったところもある程度整備されていて、その辺に対する安心感があって、多分、高齢者の希望というのはそういうところでないのかなというような気がしております。いずれにしても、やはり安心・安全という不安感をどう解消するかと。これは、物理的にこれだけやれば、それで全てが安心できるかということでないだろうと思うんですね。できるだけそういった体制を整えることによって安心感を持ってもらうということで、どんなに頑張っても、夫婦でいたって、場合によっては、朝起きたら亡くなっているなどということもあり得るわけですから、でも、それはできるだけそういったことのないように、この町にいると安心できるのだと。いろいろなサービスがあって、行き届いたそういったそのサービスができるというようなことを実感として感じてもらえるようになると、これは高齢者にとっても不安なくこの町に住んでいただけるというふうに思います。また、見守りの関係も、これは、いわゆる介護者に対する見守りの関係だとか、それから元気な人、ひとり暮らしだとか、そういったことに対する見守りの関係だとか、いろいろなその見守りのあり方もあるだろうと思うんですね。安心・安全をどう届けるかという意味では。そういった意味で、それぞれの施設は施設としての役割を持っていますから、いわゆる病院は病院の役割がありますし、逆に老健は老健の役割がありますから、幅広く何もかにもできるということではないだろうと思うんですね。そういった、いろいろな大きな固まりとして、病院やあるいは老健施設や社協だとかありますけれども、きっとそこにもっと埋もれたサービスをすべきところがある。かゆいところに手の届かないところがあるだろうと思うんです。そういったところが、いわゆる柔軟性を持って、そのようなまちづくり会社といっても、それは利益を上げてどんどんもうけるというふうなそういうレベルの会社ではないということであります。行政でサービスをすべきようなことの非営利の事業がかなりの部分を占めているだろうと思うんです。その占めている中でもいわゆる民間的な発想の柔軟性やスピード感を持って足りないところを補っていくというのが、それができれば、行政あるいはそれぞれの法人、そして民間レベルでの発想を持って、安心・安全の全体枠がいわゆる成熟してくるのではないだろうかなというような枠組みの中でそれぞれ役割分担を発揮してもらいたいなと、こう考えています。

再質問 1番 伊東久子

現状では、やはり地域包括の人数が少なかったり、ケアマネジャーさんが少なかったりして、全体的に目が届いていないのもあると思います。行政区で見守りしているところもありますし、それから民生委員がきちんと回ってくれてしておりますが、この民間のまちづくり会社が、もしそういうこともやっていただけるのであれば、それは大変いいことだと思いますので、その点については了解をいたしました。次に、2番目の道の駅とナイタイレストハウスは、私は、何か関連あるから同時につくると思っていたんですけれども、道の駅について今、士幌町で建設中であります。これ 10 キロ圏内だと思うんですけれども、これについては、上士幌は十分検討しながらしなければだめだなということを思っています。前回、榊先生という先生の講演もいただきましたが、慌てることはないということもお話しされておりました。策定委員会も検討をしているようでありますが、そこら辺のところ、町民の意見を聞きながら十分検討していただければと思います。また、その道の駅に入るであろう移住・定住のワンストップ窓口、情報館、今、情報館がその役割を担っているんだと思いますけれども、先日、建設して移転をしました。現状狭いのだという話は聞いておりましたが、町長に移転の相談があったのかどうか。また、あそこはNPO法人でありますから、町からどうのということは言えないかもしれませんけれども、この連携がなければ、町民が、町長が考えるまちづくりには、私はならないのではないかと心配をいたします。それにレストハウスは上士幌町の観光の観光施設の一つでありますから、これは道の駅より先に早急に建設すべきだと思いますが、これについてお答え願います。それとあと、消防署の建設場所についてなんですけれども、これ、団員の方から随分お話を聞きました。町長は病院の隣ということでありますが、これでは団員の方は、訓練では狭過ぎるということも聞いておりますし、また、病院の近くであるということで便利だということはありますが、多分サイレンが、朝は練習で鳴りますし、救急のときのサイレンが入院患者さんにいろいろ影響を与えるのではないかなという感じがしますけれども、その点まで審議して決めたのかどうかお伺いいたします。

答弁 町長 竹中貢

まず道の駅でありますけれども、士幌町に今建設中で、それと競合によることの経営的なマイナスが懸念されるということだろうというふうに思いますが、大体あそこまで11 キロくらい想定されるということなんですね。専門的な立場からいうと、 10 キロを超えると、せいぜい減っても1割程度だろうと。お互いにそれは、マイナスとしてはですね、というようなお話をされております。うちの町の道の駅をつくるとしたら、やはり幾つかのハンディキャップは持っているわけですね。そのハンディキャップの一つには、交通量が、現時点ではやはり議員さんも皆さん方もいろいろなところへ視察されていると思いますけれども、それから見ると圧倒的に少ないということがあります。それは上士幌町も、それから士幌町も同じような環境下にあるというふうに思いますが。という前提の中でどうするかというふうになると、やはりこのリピーターをどうするかだとかですね。ですから、従来のあそこでドライブの方々を待っているだけではなくて、いろいろなリピーターが確保できるような仕掛けだとか、それから、道の駅を待っているだけでなくて、いろいろなところにメッセージを発信していって、そこでの受け入れを考えるかだとか、さまざまなことを考えていかなければ、そう簡単にいかないだろうと。特に北海道は冬期間の需要が少ないというふうに言われて、ややもすると、それが当たり前になっていて諦めているところでありますけれども、その冬期間についても、できるだけそれは、その集客にするようなことの手だてをどうするかと。これを今、検討委員会の中でも検討していただいているところでございます。そのようなことで、従来の枠組みを超えた発想を持って道の駅のいわゆるコンセプトなりをしなければならないし、それから運営主体についても、どこかにすぐ指定管理を任せればいいということではなくて、しっかりとした受け皿をつくるべきだろうと。それもまちづくり会社と同じような、場合によっては─場合によってというか、官民挙げて、官民でそういった組織をつくっていって、いわゆる自主運営できるようなこと。それともう一つは、この道の駅の中には行政サービスの側面がかなりまたふえてきます。ハローワークだとか、それから移住・定住の窓口だとか、ふるさと納税もそうですけれども、これはもう行政のすべきこととしてやりますので、多様な機能もそこに含まれてくるというふうなことで、従来の発想を超えたところでのその企画立案とビジネスモデルをつくっていく必要があるというふうに思います。士幌町の関係では、そういったマイナスの点も懸念されますけれども、その近隣であるということでは、これから音更町も構想されているようでありますから、こういったその近隣とのネットワークを組んで、どんなような仕掛けをしていくかというようなことも十分考えられる、いわゆる営業のことでありますし、それからもう一つ期待をしたいのは、今、みんなばらばらになっていて、総合的なその町の観光が見えていないところがございます。どちらかというと単体でナイタイ高原牧場がどんとあって、それからあとは糠平があるだとか、こういう単体での観光のありようが今現状だというふうに思いますが、それを動線としてつないだり、全体的なその観光資源を体系的に整備をして、そこにいろいろな形で誘導するだとか。ですから、道の駅と、今レストハウスを急ぐべきだとありますが、話がありますがレストハウスだけ単体で動くものではないだろうというふうに思っています。道の駅とのその機能分担もしっかりした上で、ナイタイレストハウスの役割、道の駅の役割、道の駅からナイタイにどう誘導するかというようなことも大事になってくるのではないかと思いますが、そういうその連携の問題だとかも十分熟慮した上でこの計画を煮詰めていく必要があるというふうに考えております。それから、消防署の関係でありますけれども、今時点もほとんど病院に隣接しているところでサイレンが鳴っているんですね。それと大きな差異はないだろうというふうに思いますし、そういう意味では理解してもらえるのではないだろうかと。一番問題だったのは、消防団との要望の中で、強く要望されたのは、訓練場所のことが出されました。訓練場所、日夜いつどんな状況が起きるかわかりませんから、それに出動するための常日ごろの訓練は非常に大切なことでありますので、その場所の確保についても議論を重ねた上で、今のところ、当初の病院の国道に面したところ、役場に隣接するところ、そしてまた、駐車場についても、今ある駐車場とそれに隣接するような形で訓練地を確保できれば、多分、そう問題なくご理解いただける、あるいは理解をいただけるようなそういう環境整備はできるのでないのかなと、そんなふうに考えております。いずれにしても、これからの防災は火災、従来は火災がその消防団の最も大きな出撃の場面だったのでありますけれども、最近の住宅の防火システムだとか、もう近代的な防火体制と、それから生活様式も変わってストーブを使わないだとか、あるいはマッチを使わないだとか、そういった生活様式を考えて少なくなってきて、むしろ災害ですね、災害と救急搬送というのがかなり重要な役割になってくるというふうに思います。今回もこのような災害があって、たまたま消防団員に対して、それほど大きな心配をかけることはなかったわけでありますけれども、そのようなことが憂慮されますので、そういう総合的な視点で、いわゆる防災、それから防火、災害時の最もふさわしい体制、その中での場所についてしっかりと議論していけば、おのずからご理解をいただけるものと、そういうふうに考えております。情報館のお話しありました。特別そのために、町に、あるいは町長に具体的な内容での相談というのはございません。今お話しあったように、いろいろな今ふるさと納税の発送業務なんかあって手狭だというお話はかねがね聞いておりましたけれども、具体的に場所をどこにするだとかという話は伺っておりませんでした。いずれにしても、道の駅が情報発信の拠点であるということは、それは間違いないことでありますし、それからもう一つ、今の情報館も情報館として町民のいろいろな情報だとか、それぞれお互いに連携してやれることはあるのではないかなと、そう考えております。

再質問 1番 伊東久子

今、情報館の話もありましたけれども、やはり町長が目指すまちづくりについては、横の連携をとらなければ進んでいかないのかなと思っておりますので、質問させていただきました。3番目の新規事業について。確かに広報等にも載っております。それは、私どもは周知しておりますが、町民全体ではなくて、町長、何か事業を始めようとするときに、各団体の代表の方たちを集めてその説明を多分しているんだと思いますけれども、その団体の人たちがその職場に帰り、みんなに説明すればいいんですけれども、それがないものですから、町民の皆さんに伝わっていないということ。要するに、私、町長と町民の距離が何か遠くなってしまったのかなと、そんな感じもしました。また、町民と議員の意見交換会の中では、私たち初めてやったんですけれども、町長との地区懇談会がなくなったと。残念だという声がありましたので、これ、ぜひ再開していただければと思って質問をさせていただきます。

答弁 町長 竹中貢

今、軒並み新しい事業が入ってきておりますので、それも計画途中のことについては、僕らもつくりながらその方向性を見出していくという、そういうようなこともありますので、完結してから、早期完結するまでに結構な時間がかかると。特に計画策定しているものについては、計画を、これを計画するよと言ってから、それができるまでに、やはり1年だとか2年だとかとかかってくるものですから、その間に、その途中途中で説明するだとかという必要があるだろうというふうに思います。今お話しあったように、どう町民との意見交換をするか、あるいは情報提供するかという意味では、多分私自身としては、かなり今までにない形での─今までの地区懇談会やれば、多分その当時は地区懇談会で全て懇談が、大体いいところ終わっていたのではないかと思いますが、今、多様な意見交換という場があるんですね。ですから、毎年のように高齢者学級でのまちづくりのお話しだとか、もちろん団体に対しての要請に基づいてだとかというようなことがございます。地区という従来のこの農村地域幾つかに分けてだとか、こういった類いで本当に成果というか、来てくれていないという現実問題があるわけですよね。ですから、その辺を凝縮してコンパクトシティでやるというそのような方法もありますので、それらについては考えられることだなというふうに思います。ですから、懇話会みたいな報告会も、これも全町民に対することなので、要所要所でそのことはやらさせていただいておりますけれども、いかにして距離を縮めるか、町長のみならず、うちの役場と町民、それから職員と町民、全てがそこの関係をどう構築していくかというのはまだまだこれから十分考えていく必要あるのかなというふうに思います。これはどこまでやればいいかというのは、なかなか難しいところでもございますが、今のような懸案事項があったとすれば、早く知りたいと。ただ、早くは知りたいけれども結論が見えていないというところもありますので、そのタイミングにも悩むところもございます。というところでございます。

再質問 1番 伊東久子

先日も新聞見ておりました。重要ですね、町として重要施策の説明というのですか、それは士幌町も音更町もほかの町村でもやっておりました。町民も町民要望の高いこともありますので、ぜひ実現していただきたいと思います。それから、今回大きな課題が見つかりました。教育委員会の着服が発覚しまして、これ、私個人として、2年前に町民からうわさ話を聞いておりました。それで担当課に調べて、注意するよう調べなさいということを注意をしたのですが、そのときに慎重に調べていれば今回のことはなかったのだと。今回は起こるべくして起こった問題だと私はそう思っております。上士幌町全体が大きなショックを受けました。ふるさと納税で町の頑張りが一瞬にして失われたと思っております。ふるさと納税していただいた人に説明や謝罪をしなければなりません。新聞報道では、全額返済されたので懲戒免職となっておりますが、なぜ犯罪に刑事訴訟、告訴をしないことにしたのか。多分これ、刑事訴訟法第239 条に、告発に倣って手続をしないのかということについては、行政処分だけで犯罪が隠蔽されてしまうからだと思うのです。今回、弁護士等に多分相談したと思うんですけれども、地方自治体が刑事告訴しないわけは、多分これは告訴しても不起訴相当になるからだと思ってしなかったんだと思いますが、地方自治体は司法判断はできないとなっております。事件が起きたのは教育委員会でありますが、任命責任者である町長の考え方、懲戒免職でこの事件を終わりにしようとしているのか、お聞きいたします。

答弁 町長 竹中貢

今、お話がありましたけれども、早い段階からしっかりとしたチェック機能が働けば今回のような問題になっていないと。おっしゃるとおりだと、そのように思っております。先ほどの教育委員会のほうからも行政報告あったように、かなり前からそういう動きがあったということですから、早目に気づいておけば大きな事件、大きな今日のような数百万という状況でなくて、初期の段階で芽を摘むことができたんだろうと思います。そういった意味では、もちろんその当事者は極めて悪質で犯罪行為であるというふうに思いますが、それをある意味助長させたのが、いわゆるチェック機能の怠慢といいますか、そこにあっただろうと。いわゆるしっかりとそこのチェックをしていれば最小限のその被害なり、あるいは事案で済んだのではないかというのは、つくづくそう思っております。いわゆる仕組みがあっても、仕組みを動かすのは、そこにいる人であります。これまでのさまざまな案件から、それを教訓にしながら金品の取り扱いについての仕組みをつくったつもりでありますし、教育委員会には特別にまた金庫を設置をして、外部から間違いなく、そう簡単に入ってこられないようなそういう体制もつくってきた中でのことでありますので、そこにいる者が、やはりエラーを起こしたということで、これについてはもっともっとしっかりした体制、仕組みと同時に、もっと厳しい─厳しいといいますか、犯罪の余地がないようなそういう体制をつくっていく必要があるだろうと、そう思います。訴訟の関係でありますけれども、これは極めて微妙なといいますか、いわゆる罪は極めて大きいものであるというふうに思います。私ども司法の関係での判断についてはいわゆる精通していないということもありますので、そういった意味で、顧問弁護士やあるいは町村会の弁護士等々があって、過去の案件から、今回のような場合の処理の仕方について相談をさせていただいたということでございます。それで、例えば、いわゆる処分の問題についても、直ちにということもありましたけれども、片方では、入院されていることに対する再逮捕はどうなんだろうかなとか、これは全く経験のないことに対して直面をしたということでありますので、そういう意味で弁護士等に相談をさせていただきました。その結果として、もう明らかに本人も認めているということであれば、明らかにそれは早いうちの処分が妥当であろうというような指導を受けてきたということであります。それから、刑事告訴の問題についても、それは本当に、私どもとしては怒り心頭であります。今おっしゃったように、せっかくみんなで頑張ってきて、内外からの評価が高まりつつある。この地方自治体の中でも、頑張っているなと、こういう評価がある中での思いっ切り冷や水をかけられたというような思いであります。ただ、その思いと、では、その訴訟だとかどうするかというところは、僕らとしても熟慮を重ねた上で、多分行政運営、信頼を回復するにしても、それからみんなの理解を得る上でも、今までの判例から含めて、前向きに行政を進めていくというほうがこの町にとって最終的にプラスになるだろうというような判断をさせていただいたということであります。弁護士からの指導・助言、僕は、直接は聞いておりませんけれども、副町長以下、何回か相談に行っておりますので、そういった中では、いわゆる社会的な制裁、これも判例の中で十分勘案されているということになってくるというような意味では、本人のみならず家族も含めて大変な、本人はもう当たり前のことでありますけれども、家族がそういった社会的な、いろいろな意味での、ある意味さらされているというようなことだとか、あるいは裁判に行ったときのその結果のことだとか、これは具体的に確定しているわけではありませんけれども、今までの判例から見ると、社会的制裁を受けて、なおかつ金品ももう既に返されているというようなことを考えると、今の処理の仕方が妥当でないだろうかという指導を受けたということで、それに私どもとしては従っていきたいなという判断をさせていただきました。多分、町民を含めて、何だということもあるだろうと思いますけれども、この町がまた元気になっていくためには、そちらのほうを選択するのが、よりベターな選択でないだろうかなと、こう判断をさせていただいたところであります。

再質問 1番 伊東久子

弁護士に相談すると、全額返済ということであれば多分不起訴処分になると。だから、余り書類や何かも持っていかれないしということでこういうふうになったのかなと思いますけれども、本当に残念でなりませんし、今まで上士幌の子育てに協力してくれていたふるさと納税をしていただいた方に、本当に申しわけないというか、そういう気持ちでいっぱいです。最後になりますが、竹中町長がもう少しで4期目終わろうとしている時期に、本当に大きな事件が起きて残念でなりませんが、これ、スタッフ制が生かされていなかったと。また、引き継ぎがきちんとされていなかった問題が多くありますが、町長が16 年間、行政の先頭に立ってまちづくりを進めてきた結果、この上士幌町ふるさと納税、町が元気になっていったのだと思います。その点については私は評価をしたいと思います。竹中貢後援会より出馬の要請があったと聞いております。次期5期目に向けて出馬の考えがあるのかどうかお聞きして、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

今お話しありましたけれども、後援会からのほうからは、まだやるべきことはあるのではないだろうかという意味での要請は受けております。ただ、16 年間という長い期間町政をさせていただいたということで、今回もこの中に触れさせていただきますけれども、これまでもまちづくりに種をまいて、そして実を育み、花を咲かせるということ、いろいろなところでも質問されたり、もうちゃんとそれなっているのかみたいなことも多分指摘があっただろうと思いますけれども、そこそこまちづくりも見えてきているのかなという感じはします。4年前の選挙のときには、この4年間の中での基本的な考え方として、この後の10年先、 20 年先の礎をどうつくるかと。この礎をどうつくるかがこの4年間の私の大きな役割だというふうに公約の中で掲げさせていただきました。そういった意味では、具体的にはもうたくさんあって、なかなか申し述べられませんけれども、財政的にもそう不安がなく、新たな財源も、ふるさと納税を本当に多くの人方のご支援いただいて、まちづくりに対する評価と、それからしっかりやってほしいという、そのような財源も確保できておりますし、町民も、多分いろいろな形で、なかなか町なかにいると気づけませんけれども、親戚の家だとかいろいろなところから、今、上士幌頑張っているねというそんな話を聞くんだという話も、僕は直接聞いたりなんかしております。そういう意味で、ある程度穴は見えてきたのでありますけれども、実は個々の今申し上げた幾つかの課題です。これまた大きなテーマであります。開拓以来の町並みの再編の問題だとか、あるいは本当に幼児期から中高年齢層、高齢者まで含めて、この町で安心をし、豊かな生活をするというところは、この後のテーマということになるのだろうというふうに思いますが、そういった意味で、はなから、実は今度は実がどう結実するのかというところが次期に求められるところなんだろうなというふうに思います。その果実が、豊かさということだとか、あるいはそれ以外も含めて、町民のほうに理解してもらえる、分配もできる、このようなことが、次の多分大きなテーマになってくるのではないかなというふうに思います。まだ、後援会のほうには回答はしておりませんけれども、今までやってきたことそのものが、ある意味では、私の責任といいますか、見守るということも大事なことになってきますので、いわゆる誰がということがありますが、いずれにしてもそういう要請が来ておりますので、熟慮をした上で早目に結論を返したいなと、そんなふうに思います。いずれにしても、僕は、皆さん方の一体となったまちづくりが今日の上士幌町の姿だとそんなふうに思います。これを継続していくということが一つ大切なことではないのかなと、そう考えておりますので、いましばらく時間をいただきたいなと思います。

再質問 1番 伊東久子

もう少し時間がありますので、じっくり考えてください。それともう一つ、町長、5期に出馬するのであれば、女性の課長職をぜひつくっていただきたい。大事な決定の場に女性の課長がいないということは、すごく残念です。それを町長、続けるのであれば要望しておきます。以上で終わります。

出典:上士幌町議会 平成28年第6回定例会 2016年12月6日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる