上士幌町議会 平成25年第7回定例会 2013年12月10日
(1)公共施設維持管理費の将来負担について/(2)町なかの景観形成について
2013年12月10日、上士幌町議会の一般質問で、角田久和議員が「公共施設維持管理費の将来負担について」「町なかの景観形成について」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 角田久和 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 7番 角田久和
最初に、公共施設維持管理費の将来負担について。近年、町内の小・中学校、ひがし大雪博物館など、公共施設の整備が進んでおり、今後は認定こども園や生涯学習センターの改築が計画されています。平成25年度の当初予算において、町有施設21カ所、これは役場庁舎、健康増進センター等ですけれども、その燃料・光熱水費は1億7,200万、点検・修繕・清掃費は約4,500万が計上されています。今後は燃料や電気料金の値上がりにより、維持管理費の負担が多くなることが予想されます。建物の建設時には国等からの補助がありますが、建物の維持管理費は町の負担です。建物の寿命が来るまでの維持管理費は、建物建設費の4倍が必要とされています。今後、国の財政規模の維持や本町の人口減により地方交付税等の減少が見込まれ、町の歳入は減少するが公共施設の維持管理費は増大するという懸念があります。公共施設の維持管理費に耐え切れず、施設を減らすという自治体も出てきています。公共施設の整備に当たって、維持管理費の将来負担についてどういう姿勢で臨むのか、町長の見解を質問いたします。次に、町なかの景観形成について。健康・環境・観光は本町のまちづくりのキーワードです。第5期上士幌町総合計画で景観の施策において、美しい地域景観の形成を進めます、空き地等の適正管理の推進と記載されています。しかし、町内においては下記のような現状が見られます。夏場、空き地に雑草が繁茂して、景観・衛生上好ましくない。商店街の街路樹カエデが大きくなり、美しい景観形成の役目を果たしているとは言いがたい。街灯の照明を遮り、歩道が暗い。交通標識や商店の看板、位置がわかりづらい。秋になると葉が落ちて、風によって商店のみならず、一般家庭まで侵入して町民を困らせている。このまま街路樹が大きくなると、根が舗装のインターロッキングを浮かせてしまうおそれがある。美しい景観形成を進めますとは言いがたい状況に関して、町長はどのような認識を持っておられるのか、質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
まず、公共施設維持管理費の将来負担について、角田議員の質問にお答えいたします。少子・高齢社会の進展と人口の減少が推計される中で、健全財政を維持した上で次世代に引き継ぐことは、今日まちづくりを担う者の責務と考えております。そのため、公共施設の建設に当たっても、将来にわたって維持管理費等のコストパフォーマンスをしっかりと計算した上で事業の推進を図ることが肝要と認識しております。現在、老朽化等で改築計画を進めております公共施設の再編整備に当たりましては、少子・高齢社会を見据えて、コンパクトな町並みの形成や公共施設の整備では、従来の機能を維持しつつ施設の集約化を図るなど、費用対効果の最大化を意識して計画を立てているところであります。長年の懸案でありました環境省のぬかびら源泉郷ビジターセンターについては、町における昭和44年建設ひがし大雪博物館の代替施設ひがし大雪博物資料館と過去に例を見ない合築という形で建設され、通称ひがし大雪自然館としてことし5月にオープンいたしました。合築により、利用者へのサービスの向上はもとより、電気・暖房、水道設備など一体化が可能となり、建築コストの削減、効率的な施設管理とランニングコストの低減が図られるものと思っております。現在、設計中の認定こども園につきましては、北海道大学や札幌市立大学、北海道立総合研究機構建築研究本部などから専門家の応援を得て、熱源確保や施設構造などライフサイクルコストを考えた視点でアドバイスをいただいております。また、農林課を中心に取り組んでいる木質バイオマス燃料の導入の可能性については、地域経済のことも勘案した上で、資源の確保、管理運営コストの低減の実現性について調査検討を進めているところであります。また、今後予定されている生涯学習センターの改築等についても、機能の充実や快適性を求めつつ、ライフランニングコストを意識した建設並びに管理運営を図っていくことが肝要と考えております。なお、昭和40年代から50年代の高度経済成長期に建てられた公共施設や道路、橋梁、水道管等の社会インフラにおいても経年劣化が進んでおり、これらの老朽化対策や長寿命化対策が急務になってきております。更新や修理には多額の費用が必要になることから、議会には随時報告と協議をさせていただきたいと思っております。続きまして、町なかの景観形成についてであります。例年、近所の土地に雑草が繁茂し、景観上好ましくない、あるいは害虫が発生するようなうっそうとした状況で、ごみのポイ捨てをされて困っているので指導してほしいなどという問い合わせや苦情が数件寄せられております。具体的な内容としましては、町内に家族や親戚がいなくなってしまった空き地や空き家に雑草が繁茂し、お盆までに草刈りしてほしい、あるいは敷地内の木の剪定や雑草の草刈りも一切されずに隣人として困っているがどこに相談してよいかわからないといった内容のものとなっています。このような苦情や相談があった場合には、現地の状況を確認した上で、土地の所有者やその家族に対して、上士幌町環境基本条例に基づき指導しております。このように、原則的には土地所有者の責任で草刈り等の環境整備は実施していただいております。住宅地については、各行政区において環境美化運動として道路の清掃やごみ拾い等にご理解とご協力をいただいて実施しております。さらに、アダプト・プログラムには現在33団体11個人の1,560名の方に登録をいただき、公共施設や道路等の環境美化活動にご参加いただいております。特に、交通の要衝である国道273号沿いの花壇については、少しでも上士幌町を訪れる皆さんに美しい景観をという思いにご理解をいただいた各団体や個人、行政区の皆さんにアダプト・プログラム事業にご参加いただき、花壇の整備や日ごろの草取り等の管理を行っていただいております。今後も地域の皆様のご理解とご協力をいただきながら、美しい景観を維持していきたいと考えておりますので、ご理解とご指導をお願いいたします。次に、商店街の街路樹が大きくなり、景観や利便性が低下しているとのご質問に対してお答えいたします。商店街の街路樹は、道道の道路拡幅整備工事の際に商店街の雰囲気づくりのために連合商店会からの要望を受け、北海道に植樹帯をつくっていただくよう要請し、実現したものであります。植樹の工事は、上士幌停車場線(3・4・5・8・9区商店街)については北海道が実施し、士幌上士幌線(7区商店街)については上士幌町が植樹し、財産は北海道のものとなっております。樹種については連合商店街と協議をし、落葉樹で高木とならないギンカエデに決定しております。樹高は8メートルとなる園芸改良種であります。維持管理については、簡易的な枝払いは各商店会で実施してきており、町のアダプト・プログラムに参加して実施している商店会もあります。また、地域住民の手で補い切れない管理については北海道に要請して実施しております。商店街の街路樹については、商店街の環境美化の観点から北海道に要望し実現したものであり、今後の維持管理についても地元商店街や商工会と相談の上、必要に応じ北海道にも協力要請するなど適正な維持管理に配慮してまいりますので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。
質問 7番 角田久和
最初に申し上げたいのは、公共施設維持管理費の将来負担の件なんですけれども、この回答書を見ますと、コストパフォーマンス、ランニングコスト、ライフサイクルコスト、ライフランニングコスト、社会インフラ、こういった片仮名言葉が使われているんですね。こういったことは、普通の町民あるいは議員の方でも、これはどういう言葉の意味なんだろうと、そういうふうに思われる方も多いと思うんですね。ですから、言葉の意味の説明が必要な片仮名言葉を使うより、普通の町民とか議員が理解しやすい普通の日本語を使って、この回答書はもとより、町から出る報告書等にもちょっと首をかしげるような用語の使い方がしてありますので、それについてはやはり一般町民の目線で用語の使い方を気をつけていただきたいと思います。それと、認定こども園の件なんですけれども、財源確保などについては町外の専門家から助言を受けているとのことなんですけれども、専門家から助言を受けても、将来にわたって使いやすさの享受や維持管理費を負担していくのは我々上士幌町民ですよね。それで、竹中町長は以前、町の総意として議会と意見交換をして議員総意のもとで事業に結びつけていくと発言されていますので、事業推進に当たっては丁寧に議会と意見交換をすると、そういうことをしっかり守っていただきたいと、ここで申し上げたいんですけれども、町長の見解を質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
議会改革という流れの中で、議会としてはさまざまな政策について提案をさせていただくという一つの柱というふうに受けとめております。そういった意味では、今、認定こども園ということが出ましたけれども、それ以外のことについてもかなり情報については早目早目に提供させていただいて、そして議員の皆さん方のご意見を聞いているなと、そんなふうに理解をしております。もし、そういった意味ではこのことについてもっと議論を深めたいんだということであれば、それはもういつでもそういった準備はさせていただきます。特にまた、委員会の中でもみずからこの件について行政の進め方等々に聞きたいという意見等が出された経緯もありますし、それらについても行政側とのやりとりをさせていただいていると、そのように考えております。特に、物事を決めるに当たってはさまざまな角度から意見を聞くということは大事なことだろうと、そんなふうに思っております。今、特に大きなプロジェクトとして動いてきましたのは、例えば防災計画の策定、2年間ほどかけておりますけれども、相当町民の方々との直接実習といいますか、研修をしたり、それから議会にもその都度報告をさせていただいて意見をいただいておりますし、それから認定こども園の関係についても、これは町民の各層、各団体からかなり従来にない聞き方をしているというふうに思っております。今、ご指摘にありました議会との総意という意味では、私どもとして当然それらを踏まえているつもりでありますし、もしその辺に不十分だということがあれば、その都度申し入れしていただければいいのではないだろうかと、結果としてよりいいものができていくことにつながっていくと、この件については共通の認識を持っているということでございます。
質問 7番 角田久和
承知しました。次に、本町では建設から30年以上経過した公共建築物が45%、橋は40%になっています。以前、ほかの議員がある公共施設を解体する予算案が出たときに、公共施設の解体年次計画はあるんですかと、そういう質問をされました。そのときに町側から、それはつくっていないんだという回答でした。下水道の施設については既に長寿命化計画は作成済みですし、橋梁については本年度橋梁長寿命化修繕計画が策定されていると、こういう予算が組まれているわけですけれども、公共施設の整備構想とあわせて、解体年次計画とか公共維持費の将来負担とか、そういったものも一緒に作成すべきと私は思うんですけれども、町長の見解を質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
おっしゃったとおり、公共施設でかなり老朽化しているのが見受けられます。早く整理をして、環境保全という立場からもその必要性は認識をしております。ただ、残念なのは下水道あるいは橋梁等については解体する、あるいは長寿命化、解体というよりも長寿命化の中で整備をしていくということが多いわけでありますけれども、それらについては何らかの財源補塡というのが結構あるんですね。ところが、公共施設、建物については全く今のところはないという状況で、一般財源を丸々持ち出しするというのはかなり財政上厳しいということがあって、その辺の課題が大きなネックになっていたということが事実の一つであります。ただ、ここへ来て、これまでも町としても、あるいは私自身が老朽化した施設の解体にかかわる助成、いわゆる国の制度を新たに設計してほしいと、機会あるごとにそういった要望はさせてきていただいておりますが、少し光が見えてきたのは、公共施設についても補助制度について、あるいは過疎債だとか、そういった財政支援について考えたいというような動きが今出てきております。今回の内閣府の特定地域再生事業でありますけれども、その中でもそういったメニューがその項目の中にあるところであります。従来はなかったのでありますけれども、新たなまちづくりをする際にそのように公共施設が解体しなければならないときに、これまでのところ各省庁、解体する際の支援制度というのは全くないんですけれども、今回の内閣府の中では解体する際の財源手当てについても検討されるような、そのような内容になっております。こういった後方からの支援があれば随分これはやりやすいということになってきますので、そういった見通しが立てば、今の本当に老朽化施設、いわゆる危険物に近いような施設の解体計画については非常に速やかに進むものではないだろうかなと、そんなふうに期待しておりますから、今は国会のほうでもそういった議連も立ち上がったということでありますので、もう少し推移を見る等に私どもとしても柔軟に対応できるような体制は整えていきたいなと、そう考えております。
質問 7番 角田久和
そういった地方債が解体撤去に使ってもいいと、そういう流れも来年度以降出てきそうなので、そういった解体撤去と年次計画とあわせて、そういったものを、法制度も注視していく必要があるんじゃないかなと、そういうふうに思っております。それと、きょうも先ほど竹中町長の発言に出ていましたけれども、やはりこの町で使用されなくなった公共施設で、大きな課題は学校だと思うんです。閉鎖したままの建物は傷みが進んでいくし、それもお金がかかる。うまく利用者が出てくれればいいんだけれども、今の社会情勢とか上士幌の置かれた地理的条件を考えると楽観的にもなれない。この課題を放置しておくと、子や孫の世代に財政負担とか老朽化した危険な資産を残すことになる。これは我々今、現役世代がやってはいけないことだとは思うんです。それで、そういった学校がふえていますので、現状維持ですね、あるいは活用、あるいは解体、こういった幾つかのそういう選択肢を選んで、今のうちからシミュレーションなり、そういう計画をつくっておいたほうがいいんじゃないかと。それがどういう方向に転んだとしても、その中から計画から選んでいけばいいんだと。そういう先ほどの解体年次計画ともあわせて、やはりそういった現実は刻々と我々に迫っておりますので、いろいろなそういう考えの選択肢を持つ意味で、そういったシミュレーションをつくっていく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、竹中町長の見解を質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
特に大型の公共施設ということになりますと学校がそれに該当すると思いますけれども、この学校の統廃合についてはもう全国でいくと山ほどあるわけですね。ですから、上士幌が閉校になったから、すぐ、じゃ誰かが手を挙げて、すぐその施設を利用できるかというと、それもまた相当難しい、現実的には難しいということもやっぱりしっかり直視しなきゃならん話だろうというふうに思います。今、議員がおっしゃったように、いろいろと施設の紹介をして、それは総務省、文科省のほうなんかでも学校の廃校のそういうホームページも立ち上げていると思いますけれども、いろいろなところでやっていますけれども、現実の問題は相当苦慮しているというのが各町村の実態であります。ですから、すぐにそれが新しい利用者がそこに入ってくるというのを甘く見るということはできない現実があるということであります。そんなんでは、そういった現実に対してやっぱり直視するとともに、当然いろいろな働きかけはより以上にしなければならないという思いを持っておりますけれども、地域の方々の理解や意見もしっかり踏まえた上で、多様な後々の選択肢があるということはお互いに認識をしておくということが必要なんだろうなと、そんなふうに思います。やっぱりその辺のことというのは、本町は残念といいますか、やむなく既に2校閉校しておりますし、来春1校が閉校ということでありますが、本当に1回閉校して1年置くと、施設だけではなくて周辺のグラウンドだとか非常に荒廃をしていくということであります。ですから、そういうことを踏まえて、来年の春の予定される学校については、地域の人方も今から町として情報があるんであればいろいろなところに動いてほしいというふうに言われて動いているわけでありますけれども、なかなかそれとても難しいという状況があります。改めて、そう簡単ではないという現実を地域の方々にも理解をしていただくということも必要でありますし、しかし、私どもとしてはせっかくの過去の歴史のある建物を、違った形でも何か使えるようにいろいろなところに情報提供していくというのはこれまた大事なことだと、そんなふうに思います。精いっぱい再利用されて、そこでまた新たな息吹が起きるというのが一番望ましいわけでありますから、まずはそこに向かって努力をするということが一番だというふうに思います。あとは、それらも踏まえて、そこだけではなくてたくさんのところがありますから、後々の将来にわたる、5年先、10年先になったらどうなのかというところも、つらいですけれども現実を踏まえた上での対応についても考えていく必要があるというご指摘については大変理解をさせていただくというところでございます。
質問 7番 角田久和
公共施設維持管理費の将来負担については以上とします。次に、町なかの景観形成についてですけれども、私は質問の中で町にこうすべきとか、こうしてくださいとかいう、そういう質問の仕方はしていないんです。私は美しい景観とは言いがたい状況が町なかに見られる。それが雑草の茂る空き地であるとか、葉の茂る街路樹であるとか、あるいは、伊東副議長は第3回で定例会で質問されていた町なかの廃屋であるとか、こういったところが残念ながら見受けられると。竹中町長が第3回の定例会で、町の施策として取り上げる方法の一つとして、自分が町を歩いていて例えば道路の傷みぐあいとか自分で発見して、それで担当に問い合わせたり、指示するのも一つの方法だと、そういう発言をされています。多分、竹中町長も町なかをよく歩いておられますから、そういった現象を目にされていると思うんです。それで、そのときにこれは美しくないなとか、何とかしなければならない、あるいはこんなものかとか、そういう、どういう認識をお持ちになったのか。やはり、問題解決のスタートはその状況をどのように把握するのか、どういうふうに認識するのか、それがスタートだと思いますので、この回答書を見る限りはちょっとその辺が触れていないんで、その点の認識について質問いたします。
答弁 町長 竹中貢
地域の景観に対して町民の方々も非常に関心を持って、日常的にはみずから自分の家の周りだとか、その辺あたりについても整理をしていただいておりますし、さまざまな形で町内会なんかでも関心を持って、それは以前とは違ってきているというふうに思っております。そういう景観に対する認識、あるいは雑草に対して、これが野火でもあったら大変だなと、そんなことだとか、そのような大きな空き地なんかもありますから非常に気になるところもございます。もう一つは、今カエデのところが出てきました。多分、これに対する見方もこれはいろいろあるんじゃないだろうかなと。空き地の繁茂する雑草だとか、それから雑木みたいなところと、それから商店街を中心にして街路樹をつくってきた経過でありますけれども、あれはまたこの町、山沿いでありますけれども、基本的には市街地には十分な並木があるというふうには思いがたいなというふうに思います。そういった中で、商店街の皆さん方も街路樹に潤いということと、それ以外のことも含めて停車場の整理にあわせて植樹をしたいというのがあったというふうに思います。あとは、広葉樹でありますから、落葉、秋になったら落ちるわけでありますけれども、そこに春の若葉、緑、そしてまた秋の紅葉と、落葉になるわけでありますけれども、そういった季節の移ろいをどう考えるかというのも、これはまた非常に大切なことだなと、そう思いますが、その一方では落ち葉が歩道や車道に落ちるということであります。場合によっては落ち葉をかみしめて歩くというのも、これもないわけでないわけでありますけれども、その辺については上士幌町は歩道なんかについては地域の人方含めて整理していただいているというふうに思いますけれども、そういう緑があって四季折々の季節感を感じるための並木というのも、それは非常に必要なことではないだろうかなと、そんなふうには認識をしております。あと、落ちた葉をどうするかというのは、これは自然に返るというふうなことを待つのか、あるいは一刻も掃除をしてきれいにすべきだというふうになるのか、それはそれぞれ対応の仕方はあるかと思いますけれども、そのような緑豊かな町並みであるということは望ましい、決してまずいことではないと、そのように認識しております。
質問 7番 角田久和
確かに、景観というのは人によって、それでよしとする見方もあるでしょうし、逆に、もう逆の見方をされる方もおられると思います。街路樹の件は、商店街の近代化から10年以上経過しました。その間、空き店舗が発生したり、商店主の高齢化が進んで商店街を取り巻く環境が変化してきています。こういった環境の変化から、街路樹の面倒を見切れなくなった、こういった地域も出ています。我々商店街の集まりなんかしますと、もっと管理しやすいほかの樹種に変えられないものだとか、あるいは花壇のほうがまだいいんじゃないかとか、そういった意見も出てきています。それで、この街路樹の件は単に商店街だけの問題ではもうなくなってきているんです。だから、商店街って、もう行政区単位で考えないといけないとか、そういった地域もあるわけですし、町なかの景観形成にかかわる問題です。商店街だけの問題としてとらえられるのはちょっともう違ってきているんじゃないかと。それで、この街路樹の件は確かに商店街だけじゃなくて、十勝総合振興局とか、あるいは商工会とか、そんなふうにいろいろな関係者がいます。1つの団体とか組織とかが、ああだこうだといってもなかなか方向性が見えないと思いますので、やはりそういった諸団体を集めて1つの場に持っていくのは、やはり町の景観形成から、そういう物の考え方からしたら、町がとりあえず主導して十勝総合振興局、商工会、それで商店街ですね、商店、こういった関係者を1つのテーブルに集めて、そして現状の認識とこれからの方向性と出していくべきじゃないのかと。先ほど申し上げましたように、商店街もだんだん高齢化が進んでいます。ほっておけばことしよりも来年、来年よりも再来年、だんだんつらくなってくるのは現状だと思います。今のうちに、当初のいきさつはいろいろありますけれども、やはり時代の変化、環境の変化がありますので、その辺は現実的に町の環境形成という点で、そういったことを提案しますけれども、町長の見解をお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
今、議員もお話あったように街路樹の並木道ですね、それをつくるために当時は予定に、計画になかったのを、本当に商店連合会あるいは商工会の強い要望があって北海道を動かしてあのますをつくっていったという経過があるということは、これはまず大事にしなきゃならんところだろうというふうに思っております。商店街の個々のところで高齢化があるとすれば、それらを束ねるところの商工会があるわけでありますから、商工会全体として今の街路樹がこれをどんなふうに認識をするのか、町は当然相談に乗りますけれども、町が先んじて、今そういう経過の中で振興局、当時は土木現業署ということになるんだろうと思いますけれども、そこに来てもらって、この景観を何とかしようやというのは、少なくとも自分たちのところのスタンスを決めて、その上で改めて道のほうに要請をしなきゃならんものなのか、自分たちでやれることなのか、あるいは町がしなきゃならんことなのか、そのような順番としてはあるのではないだろうかと。当初、下からの積み上げでいったものですから、これからもう一回下からの積み上げの中で、樹種あるいは並木をどうしていくのか、手余したからもう要らないよと、こう言うのか、あるいは俺たち年とったからあとはみんな道でやってくれというふうになるのか、これはやっぱりいろいろと考えどころなんじゃないだろうかなというふうに思います。もう一つは、自分たちでできることは何なのかと、これはもう今のことだけではなくて、まちづくりを進める上でやっぱりお互い補完の関係といいますか、自分たちでできることは自分たちでやってもらいながら、そしてまた、難しいことであれは町内会でみんなでやろうかだとか、あるいは行政でやろうか、こんなふうにそこのお互いに助け合っていかなければ、まちづくりそのものが非常に乾燥したものになるのではないのかなと、そんなふうに思います。ですから、この問題についてももう一回自分たちの足場の中から、一体どうしたらいいのかということを議論をした上で、じゃ町も一緒になって考えましょうといくのが順序ではないだろうかなというふうに思っております。