みんなの議会

上士幌町議会 平成23年第9回定例会 2011年12月6日

(1)活力ある上士幌の産業育成対策について/(2)畑作の輪作体系確立向上対策について

2011年12月6日、上士幌町議会の一般質問で、山本弘一議員が「活力ある上士幌の産業育成対策について」「畑作の輪作体系確立向上対策について」について質問し、町長 竹中貢が答弁しました。

質問者
山本弘一 議員
答弁者
町長 竹中貢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 3番 山本弘一

私は、今回一般質問といたしまして、活力ある上士幌の産業育成対策についてと、2点目として畑作の輪作体系確立向上対策について、町長に答弁を求めるものであります。まず最初に、活力ある上士幌の産業育成対策について、その要旨として、現在上士幌の産業は、農業を中核とした商工業、林業で構成されています。この町内の各産業の労働力確保と雇用促進の確立、経営安定のために次の質問をいたします。1番として、農業の雇用対策と農商工連携について。労働力の確保は、酪農は酪農ヘルパー、実習生、一部海外からの確保等があり、作業についてもコントラクター等で対応しています。一方、畑作については、農民同盟のあっせんによる日雇い労働者6名が毎日各戸に派遣されています。特に秋の収穫は労働力の不足が重なり、帯広方面の人材派遣会社からの対応をしています。そこで、農業の労働力不足と町の雇用促進を前提として、農商工連携の中で派遣登録を各企業と結び、派遣組織を関係機関とともに早急に立ち上げるべきと考えるが、見解を伺いたい。もう一つでございます。畑作の輪作体系確立向上対策について。秋まき小麦作付拡大品質向上対策についてを質問いたします。23 年度の小麦については、反収10 アール当たり6.88 表、1等麦が2,270 トン、これは1等と書いてありますが、2等麦の誤りです。ちょっと私のパソコンで間違いました。2等麦が360 トン、Aランクとなっております。この事業効果は大きく畑作経営に貢献しています。しかし、この事業は22 年から 24 年で3年間であるので、4年輪作を考えたとき、再度延長すべきと考えるが、見解を伺いたい。また、6月一般質問に、地力維持として緑肥対策事業の復活について質問しましたが、関係機関と協議したいとのことでしたが、その後の内容を報告願いたい。以上です。

答弁 町長 竹中貢

山本議員の質問にお答えいたします。まず、活力ある上士幌の産業育成対策についてであります。最初に、農業の雇用対策と商工連携についてであります。第5期総合計画のアンケートからは、町内には雇用の場、働く場が少ないとの声が多くあります。ところが、本町農業においては、特に大型経営の酪農家において、働き手の確保が大きな悩みとなっているのも事実でございます。議員ご指摘のとおり、各農家や法人では、酪農ヘルパー、実習生、ハローワーク求人、外国人研修生の受け入れ、企業からの派遣による人員の確保、さらには農民同盟による人材確保など、農家の規模やニーズによって多様な方法で人員の確保に努め、作業に関しましてもコントラクター事業等で対応していると理解しております。畑作農家におきましては、特に農民同盟のあっせんによる労働者派遣を依頼しながらも、繁忙期等は十分な労働力の確保とはならず、苦慮しているのが現状と伺っております。議員ご提案の農商工連携の中で、派遣登録を各企業と結び、派遣組織を関係機関とともに早急に立ち上げるべきとのお考えですが、まずはこれまで労働者派遣に対し重責を担ってきている農民同盟を初めとする町内既存組織の検証が必要でないかと思われます。現在苦慮している原因は何なのか、何が課題なのかを明らかにしながら、必要に応じて議員ご指摘の方法も関係機関で協議、検討する必要があると考えます。農商工関係機関が連携を図り、推進することは、新たな取り組みの方法として有益なことと理解をしております。続いて、畑作の輪作体系確立向上対策についてであります。秋まき小麦作付向上対策につきましては、昨年から増収の期待が大きいきたほなみへの本格転換が図られる中、各地で品質、収量ともに苦戦を強いられていることは伺っているところであります。しかし、本年度の本町におきましては、一定の質、量を保持されたことは、議員ご指摘のとおりの実績であり、農業者及び指導機関、団体の努力のたまものと評価するところであります。特に銅資材の投入による容積重増加効果は大変大きいものと伺っております。本事業を22 年度から 24 年度から3年間のところを、4年輪作を考えた上での延長を実施すべきとのことですが、輪作体系の保持の重要性は理解しておりますので、検討してまいります。新しく導入された戸別所得補償制度下においては、農作物の品質や収量のアップが収入増につながる仕組みになっており、地力向上のために緑肥対策は有効な手段と認識しております。町としては、6月議会における議員の緑肥対策に関する質問等を踏まえ、これまでJAと協議、検討を重ねてきており、地力向上に堆肥導入を含めた緑肥対策について、新年度事業に反映すべき詰めの協議をしていますのでご理解ください。以上、答弁とさせていただきます。

質問 3番 山本弘一

ただいま町長から答弁をいただきました。活力ある上士幌の産業育成ということでありますけれども、今、町である農商工連携というのは、町長もご存じのように、農産物もしくは独自加工品ですとか、またその町内の業者にあるものと農業が連携した中で、販売もしくはそういうことを行わなければならないということであります。しかし、それも大変重要な施策でありますけれども、今現実的に不足しております労働力不足というのはどういうことかというと、特に畑作においては、町長が受け入れ協議会というものの会長をしていますし、組合長、それから同盟の委員長が副会長ということで、それぞれ行政上げて取り組んでいただいているわけですけれども、その内容たるものは、年齢が70 歳以上で、80 歳まではいかないんですけれども、この道何十年のプロの方々が現在6名で畑作に派遣されておるわけです。これも日雇いですから、びっちりと毎日のように使うということではなくて、畑作というのは、ご承知のように、おおむね4月の末から大体11 月の半ば近くという期間になっておりますので、その方々の給与というんですか、補償というものがなかなか畑作では年間雇用というものに結びつかなくなっているのが原因だというふうにとらえております。通年雇用ではなくて季節雇用でもあると。そして、日雇いの日給月給制であるという問題もあるわけですね。私が聞いたところによると、単価の問題なんですかということになると、今の若い方々については、単価だけではなくて、農業の仕事の内容の、何というんですか、休み時間は9時と3時にとるわけですけれども、そういう中でもなかなかなれない仕事で、単純軽作業というものが難しいというのが出ています。ですから、もうちょっと単価を上げれば出てくるのかなということも考えられます。なぜかというと、帯広の労働派遣の会社からも、かなりの人たちが秋に上士幌に来ていますから、そういうことを考えると、このことを町内の例えば企業、そういう中でも建設業界さんですとか、そういうところを中心としたような、登録をしていただいて、そういう組織ができないかなと。その雇用する場ができるということは、町長の唱えている定住化対策にも結びつくんではないかと。あわせて、町の歳入の安定から人口減に歯どめがかかるんではないかと私は考えているわけですけれども、その辺のことはいかがでしょうか。

答弁 町長 竹中貢

同じような悩みといいますか、労働力不足ということと、一方ではシステムだとか、本当につくられるといいなという思いはしております。今までのところは、いろいろなところから派遣なり、体制をつくっていますけれども、みんなそれぞればらばらになっているという状況なんですね。今お話ありましたように受け入れに協議会の会長は町長になっておりますが、実際のところは、そこの同盟が窓口になっておりますけれども、そこに働く人方は、今お話あったように高齢化であると。しかも、後継がほとんどないということですね。ただ、それで今までどおりに同盟が組織的にそれをやっていけるのかという、受け入れ協議会としても本当にこれでいいのかという疑問は強く持っておりますし、一方では農商工連携という中では、地元の建設業が農家のほうと連携をして、それで当初はモデル事業を受けながらやったんではないかと思いますけれども、今、着実に、規模は小さいんですけれども、派遣をするような体制になってきたということであります。ですから、そこの中では、地元の中で農業と建築土木関係のそういう連携が実際生まれているわけですね。そういったところを本当は核にしながら、広く今の組織が立ち上がって広がっていけば、今、各農家が個々に募集に躍起になって、しかもなかなか思うようにいかないということが随分と改善される余地があるだろうというふうに、常々そういうふうには思っております。国のほうも、これまでも雇用対策の中では、さまざまな緊急雇用対策として制度的に支援をやってきたという事実はございます。ですから、今それをだれがどのように結びつけるのかというのが問題であるというふうに思っておりますけれども、今議員から指摘されたこのことについては、もう既に先駆的にやっているそういった企業等もありますので、それに今の中では採算がとれるような状況では多分ないだろうと。ある程度、労働条件なんかについても、多少何らかの手だてを、日給月給だけではなかなかそうはいかないということもありますし、いろいろ求めも多様でありますから、すべてに満足いくような状況ができるかわかりませんけれども、その辺の雇用の条件だとか、地元のほうで賄うような体制をつくるための、行政的にも何らかの支援をすることはないのかということは、これは十分考えられることではないかなと、そう思っております。農商工連携は、今のところは製造加工だとか、それからそういったたぐいのところに、いわゆる現物支給といいますか、現物での農業経営から付加価値の高い農業経営をする、それに商工業もあわせてそこで何らかの経済雇用ができるという意味での農商工連携の支援策を行っておりますけれども、農商工連携という意味では、この労働力の問題についても両方力を合わせて組織化するということは非常に意味のあることだと、そんなふうに思っております。ですから、この答弁の中でも書かせていただいておりますけれども、今すぐということはなかなか難しいかもわかりませんけれども、この質問を受けて一歩踏み出すという、きょうのそういった意味での質問なり、私のほうとしての答弁とさせていただいて、この後これが具体的に何らかになる方法はないものかと、これは十分検討に値する提案だと、そのように理解をさせていただいております。

質問 3番 山本弘一

大変町長もそういう形であるということは理解できました。やはり、私も農商工連携ということで、担当課長含めていろいろ別な分野で話したんですけれども、やはり規定がある限りは、あの域を課長の立場で抜け出られないんですよね、その範囲の中の農商工連携と。今町長が答弁したように、加工品の販売とか直接販売だとか、その範囲の中ということになりますから、改めて農商工連携の中でどこまではということは、今までの中の農商工連携と、それが農商工連携という言葉が妥当かどうかはちょっと私も、そういう言葉を使わせていただきましたけれども、そういう中では、もうちょっと拡大解釈が農商工連携の中でできるかどうか含めて検討いただきたいと。農商工連携といっても、やっぱり私は基幹産業は農業を中心とした上士幌ができているという考え方を持っておりますので、そこに付随した、そこに関連した運輸ですとか、整備工場関係ですとか、部品を売っているとか、意外に半分以上が関連しているのかなというふうに考えております。やはりそこの労働力不足を補うことによっての、今後、先ほどまた議会で送付されますTPPの問題もあります。どういう展開になってくるのか、基本的には完全撤廃ですから、そういうものが入ってくると、今までの畑作、酪農の、牛乳も含めて、非常に窮地に立たされるおそれがあると。どのような施策を国が打ってくれるかというのは、これからの問題なんですけれども、特にこの畑作の中で4品、5品を今基軸とした中で、青果イコール野菜ですとか薬草を、上士幌ではおおむね50町近く、 49.4 ヘクタールですね、23 年度では 50 町近くあるわけです。これで22年は1億8,000 万ですけれども、通常もうちょっといけば2億前後があるわけですね。30 億周辺の2億ですから、だんだんこれは面積がふえてきておりますが、いかんせんこの家族労働力という上士幌の農業の実態を示したときに、それと面積がおおむね40町から 50 町の間で畑作経営が営まれておるとなると、やはり自分の家族労働力の域を超えちゃうと、労働力不足が起こるんですよと。単価は高くても労働力がないためにこれ以上ふえられないという最大の悩みも持っていますから、私は今すぐという状況ではないと思いますが、速やかに関係機関、イコール農協、農民同盟、商工会関係はそういうような中で詰めていっていただきたいと。この後、審議される第5期の中長期計画もあるわけですから、具体的にやっぱりそういうものも中に盛り込んだ中で考えるつもりはないか、伺います。

答弁 町長 竹中貢

地場産業としては、議員おっしゃるとおり、農業を基盤にしながら、軸にしながら林業等々が地元の基幹産業でありますけれども、一方、建築土木も、これも地域の中になければならない産業の一つであるというふうに思っています。防災時におけるこの業界の支援だとか、そういったことも含めてどうしても必要なんですけれども、今、公共事業というのが非常に圧縮されてきておりまして、このままではこの地域の建築土木が成り立たなくなってくる危険性もあると。そうすると、これまた地域として非常に産業がいびつな状況になって、そして地域の基盤整備、これらも危うくなってくる、そのような心配も片方であるわけですね。そういった意味では、かねてから少なくなった基盤整備、公共事業とあわせて、農業との連携がどうしても必要になるという、そういう認識しております。1つには、大型化とそれから基盤の整備ですね。基盤整備については、これからもしっかりした畑を維持管理をして生産を上げるためには、基盤整備は持続的、継続的にしていかなければならないということであります。それから、施設なんかでも、それらをつくった、そしてそれに伴うメンテナンスだとか、そういったことも出てくるだろうというふうに思います。そこでの農と工との連携なんていうのも、これもまた一つの可能性としてやっぱりこれからあるのではないかなというふうに思います。そういった意味で、ますます今お話あったように大型化が進んで、家族だけでは経営できる規模ではないということ、それから同じように基盤も生産を上げるために、常にしっかりした基盤整備をしていくということは、これは求められることでありますから、そこでの関係もこれまた必要になってくるということ。それに加えて、今の家族労働ではできないところをどう補完をするのかという意味で、その補完の担い手として、建築土木のところに受け皿になることはできないかというご提案は、非常に的を射ているというふうに思っております。これはぜひ検討したいと思います。農商工連携の今の要綱の中でできるのか、あるいは新たな要綱が必要なのか、これらも農商工連携の一つという、僕は理解をしたいなというふうに思っておりますので、この中で救えるような形、あるいはこれの拡大をして、さらに農商工連携の新たなモデルケースをつくっていくということもあるのではないかというふうに思っております。その辺については、これからもう一回、内部でも検討させていただきたいと思います。今、コントラも随分と定着をして、あれもまた商工関係、商工というよりも建築土木の仕事しては非常に大きなウエートを占めてきているということもございます。各農家においても、機械を持たないで合理的な経営をするためにも、やっぱりそういう流れにも片方では必要なんだろうなと、そんなふうに思ったりしておりますから、そういったことを含めて、今あるご質問なり、あるいはご提案あったことについては検討させていただこうかなと、そう思います。

質問 3番 山本弘一

私は第5期の総合計画の中にぜひ入れてくれという質問も一歩入ったわけですけれども、後から答えていただきたいと思います。承知のように、今の農業というのは戸別所得補償制度というものに変わったわけですね。より一層の品質とか収量が大きく影響されます。したがって、このものが酪農、畑作において品質と収量ですから、とればいいというような状況でもないですし、やはり品質となると、細やかな対応が必要だと。例えば、酪農、畑作においても、後継者のいない農家が結構見受けられます。そういう中に、例えば春でも秋でも、仕事でどうしてもトラクターのオペレーターが欲しいとか、ちょっとロータリーがけをしてほしいとかという具体的なことを言えば、そういうような声がかなり聞こえるわけですね。それが、後継者がいない経営者であると、なかなかその対応ができなくて仕事がおくれたり、酪農家であれば搾乳時間が圧縮されてみたり、さまざまな問題が出てくる。畑作も手が回らなくて、適期にまきつけができないと。ですから、手作業だけではなくて、そういう企業の中には運転にたけた方々もたくさん見受けられるし、今、農協のコントラの中では、非常にトラクターに乗ったり、いろいろな技術を持った方がそれぞれの分野で、運輸関係の方々でしたらたくさんいるわけです。それも含めた中で、手作業にかかわらず、そういう人方も欲しいと。これが一方農協の中であれば、コントラ事業の中でやるのがいいのか、人材派遣は農民同盟で今までのようにやるのがいいのかというのは、これは今後十分協議した中で進めてもらいたいなというふうに考えております。言ってみれば、このこと自体が町の人口減ですとか、やっぱり女性であればパートの時間でもいい場合もあるわけですね。野菜とか、午前中ですとか、例えば子供を送った後に、ちょっと9時ごろから、10 時ごろから仕事をして、2時、3時までの間だとかという方策もできるわけですから、それに対して行政、それから経済団体、あらゆる立場の中から少しのサポートをしながら、それを維持して、そこに働く職場を与えていくと。こういうことが本来の農商工連携ではないかと私は考えております。ぜひ新しい第5期の中長期計画の中で取り込みながら、各課担当含めて関係機関とそのことをきちっと今後、三、四年後には今の農民同盟の日雇いの労働者の方々が大体80 近くになっちゃうんですよね。聞くところによると、私らもそれじゃ無理なのかもしらないという声も聞いていますから、別に町長、執行猶予を与えるわけではありませんけれども、三、四年以内に方向性を見出さなきゃ、そのときになってからではおそいかなと思うので、ぜひ今年度ぐらいからそういう関係機関との内部調整をしながら進めて、やっていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがですか。

答弁 町長 竹中貢

受け入れ協議会の会長として、なかなか内部の中で新たな組織体に移行しようかと、この今の高齢化の状況から見て、言いづらい部分があったわけでありますけれども、再編成する、再構築するという意味でのきょうのお話だというふうに思っておりますので、これは同盟のほうとも腹を割って、同盟だって結構そのために時間的なことだとか、費用なんかもかけているだろうというふうに思いますから、話し合いをして、場合によっては統廃合することが決して後退することではないと、むしろ新たに生まれるんだという、その辺のことも含めてちょっと検討してみたいというふうに、話をさせていただきたいと思います。それから、第5期の中にも、それなりにこれの問題だとか、今お話しされたような農商工連携、いろいろ入っているんだと思いますけれども、それが十分文言として見える形、より積極的になっているかどうかという、それは議員それぞれの見方もありますので、委員会の中で意見を反映をしていただいて、より強くであればそのような取り上げ方もできるのではないのかなと、こんなふうに思っております。戻りますけれども、この町、人がいなくなるのは働く場所がないというのがかなり意見が最も多く出ているわけですけれども、本当は働き場所があっても働く人がいないと、こういうことも事実なんですね。それは何なのかと。やっぱりちょっとつらい、あるいは恒常的に働く場所があるのかないのかだとか、いろいろあるんだろうと思いますけれども、雇用対策として、今現実の問題として足りないというところがあるわけでありますから、それに対してはやっぱり正面に向き合っていく必要があるだろうと。今急に企業誘致たって、今どきそう簡単にいくものではないだろうと。やっぱり農業だとか林業だとか、その辺が最も本町の中では労働力の必要とするところでありますので、しかも生産額も大きいと。それをしっかり支えていく体制をつくるということは、これは大事なことだろうなと、そんなふうに思っております。

質問 3番 山本弘一

この産業育成対策については理解しましたので、ぜひまた総合計画の中で若干の質問をさせていただきたいと。ここはちょっと場所が違うので、それ以上は入らないということで考えております。もう一つの畑作輪作体系確立向上対策についででありますけれども、先ほど私の質問内容について町長が答弁されました。特に秋まき小麦の作付拡大向上対策については、非常に効果が上がっています。なぜかというと、これは銅と、それから炭カルというんですか、ペーハーを上げるアルカリ性のカルシウムが入っておりまして、これは小麦のみならず一般畑作のものに、ビートあたりにも有効性があると、ペーハーが上がると。よく言われますけれども、中性というのはペーハー7のことを中性、それ以上はアルカリ、それ以下が酸性と呼ばれているわけです。ですから、畑作の場合は弱酸性、5.5 から8ぐらいがバレイショにも邪魔をしないと。8を超えちゃうと非常にそうか病が問題になってくるという問題が起きますので。この事業は3年だということで、畑作は通常4年輪作をとっておるんで、少なからずとも4年を超えていただきたいんだと。延長して、こういう大事な基幹産業を守るという意味では、こういう基準をもうしばらく様子を見て検証した中でどうなのかというふうに考えていただきたいと。3年やったからこれで定着したという考えではなくて、やはり今町長言われた基盤整備というのであれば、暗渠、明渠、そういう道路ですか、そういうことを言うのかなと思われますけれども、こういう畑作の例えば土地の基盤整備、これは酪農、畑作、関連するわけですけれども、そういう土壌改良剤を入れて作物が牧草だろうと作物が育ちやすいようにするのには、やはりこういうものが、町から補助があろうとなかろうと、各戸は待望しているわけですね。やはり足腰の強い農業経営を持っていくということになれば、行政としてもこういうものは当然継続するというのが大事ではないのかなというふうに考えております。この検討してまいりますという言葉の私の理解の仕方では、考えてまいりたいということなんですか、その辺をちょっと具体的にお願いしたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

町の制度、一般的には助成をし支援をするというのは、そのことによって背中を押してやって一定の成果が上がるとその事業については完了する、あるいはそれぞれ自立して自分たちでやってもらいたいというのが、行政的な支援の基本的なところだろうと。新たなものが出てくれば、常にそれが終わったら、また次に新たなものが、課題というのはどんどん生まれてくるわけでありますから、従来のところだけずっといくと、新たなところに対応できないということになりかねないという意味では、一定の成果が上がったことによって、事業については次のものに取りかかっていくということであります。一般的に、その要綱は3年というふうにしているんですね。成果が上がるためには大体3年くらい必要だろうということで3年にしておりますけれども、ただやっぱり中には継続が必要なものがあるということで思っております。ただ、今回のこの件については、今お話あったように、4年で回しているということなので、通常の3年でいわゆる要綱をつくるということと、あと1年どうするのという意味では、ちょっと僕らのほうもこういったことに対する配慮というか、4年の後、土壌だとか、あるいはまた一定の努力によって農家さんのほうでやってもらえるか、あるいは再度必要なんだろうかどうかという検討の余地がありますけれども、とりあえずは3年でという今までの要綱の制度が、その辺の抑えが強くあったものですからこれでやらせていただきましたけれども、議員の指摘のように、畑作は4品目で回しているという現実でございますので、それはそういった実態にあわせることが必要であるという意味での、検討させていただくということであります。ですから、前向きにとらえていただいて結構だろうというふうに思います。

質問 3番 山本弘一

大変検討してまいりますの言葉が理解できました。よろしくひとつ前向きに検討お願いしたいと思います。緑肥対策は、新年度事業に反映するということで書いてありますけれども、この今言った小麦の作付拡大向上対策だとか緑肥対策というのは、これは畑、それから野菜あたりの非常に基盤になることなんですよね、基準になることというのか、土づくりの。これに堆肥等を導入したりなんかすることによっての地力対策に結びついていくと。前段の小麦の作付拡大向上対策というのは土壌改良だと。ペーハーだとか銅だとか、微量有機物をふやすということでの品質の安定ということになるわけです。この後ろの緑肥対策だとか堆肥というのは、土壌中の微生物を増大させたりしての団粒化構造、単粒化というんだけれども、やわらかくしたり、それでやわらかくなることによって根の張りがよくなり、非常に作物の安定した収量が望めるという形になってきますので、一度これを断念されて、また新しい事業に反映するということを書いてありますので、ぜひまたこのことを十分、行政の中の農林課長あたりもその辺を検証していただきたいと。ただ数字だけで、農協もしくはそういうところから上がってくるものだけで検証じゃなくて、どのようになるのかということを覚えていただければ、なるほどこれは大事なものだということがわかると思うんですよ。数字だけだったら、先ほど町長が答弁されましたように、3年、4年の時限立法なんですよということになっちゃって、やればいいというものじゃなくて、基準的なものは継続していかんとならないというものがありますので、だからといって、各農家がおんぶにだっこというわけにもいきませんけれども、ある一定期間というのは、行政、経済団体含めて関係機関としてバックアップをして、より一層強い基幹産業に育てていただきたいという要望であります。以上、私からは以上の質問です。何かありましたら、最後の答弁になるかと思いますけれども、よろしくお願いします。

答弁 町長 竹中貢

この地力対策につきましては、特に新政権における戸別所得補償制度にこれまた変わったということで、やっぱり品質と収量が大きく経済にかかわるということで、その手法の一つとしてはこの地力向上、緑肥対策が非常に有効であると、そのような話を伺っておりましたから、ぜひということでありますし、この緑肥関係については、オホーツクのほうはどちらかというと3品目を回しているということで、1年休耕にしてそこに緑肥の制度を、これは国の制度としてあるということで、ですから国もこの緑肥については、地力向上については非常に有効だという、そういう理解、認識のもとだろうというふうに思っております。本町の4品目がもう確立しているところについては休む暇がありませんので、秋口だとかいわゆる耕作終了、収穫後の対応として、これはぜひ進めていく、今日的な意味合いを持つと。特に新制度下における非常に有効な取り組みの一つであるというふうに押さえて、再度検討していくと。さらに今回、今事務レベルで詰めておりますけれども、有機肥料、堆肥だとかその辺とまぜてというか合わせて、合わせ技でより地力の向上を図るような、そんなようなことを今、両者で検討しているということでありますので、また具体的に案が出てきたときにはご意見を賜ればと、そんなふうに思います。

出典:上士幌町議会 平成23年第9回定例会 2011年12月6日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる