上士幌町議会 平成23年第4回定例会 2011年6月8日
基幹産業である畑作振興施策について
2011年6月8日、上士幌町議会の一般質問で、山本弘一議員が「基幹産業である畑作振興施策について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。
- 質問者
- 山本弘一 議員
- 答弁者
- 町長 竹中貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 山本弘一
それでは、質問でございますけれども、私は基幹産業である畑作振興施策についてお伺いをしたいと思います。要旨といたしまして、近年の畑作経営は21 年度は湿害、22 年度は猛暑と、過去に例のない経営を余儀なくされ、経営自体がかなり厳しい状況にあります。今後、上士幌の畑作を担う後継者が安心して経営に専念できるために、次の質問をいたします。1番として、22 年度において小麦の乾燥施設を国の補助事業を受け、農協で増設をいたしました。収穫前の多雨と猛暑により、収量、品質の低下を招き、調整加工料、13 集団ある麦作集団の乾燥経費及び老朽化によるコンバインの更新等、経費の中で大きな負担となっています。4年輪作の中では、どうしても組み込まれなければならない作物であります。そこで、農協を含めて支援対策が必要であると考えるが、意見を伺いたいと思います。2番といたしまして、緑肥対策についてでありますが、過去には町として支援事業を行っていましたが、品質の向上、地力対策に貢献していましたが、復活させる方向で検討できないかを伺います。以上2点、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 竹中貢
基幹産業である畑作振興施策について、山本議員の質問にお答えいたします。本町の畑作経営につきましては、特に平成22 年度は年度当初から雨や低温に見舞われ、適期播きつけができず、6月以降から収穫までには記録的な猛暑の中での営農を余儀なくされました。結果として、生育に必要な期間が与えられず、作物には多大な影響が出た年でありました。このように農業は天候に左右される産業でもあります。一方、食料は生命を維持するために、また食料安保と言われるように、国家の存亡にかかわるような重要な位置づけにあります。今、国ではカロリーベースで食料自給率50 %達成を目途にしておりますが、そのためには安心して農業に従事できる農業政策が求められます。昨年までの水田畑作経営所得安定対策、ことしから導入の戸別所得補償制度などは、その年の出来、不出来によって一喜一憂するのではなく、安心して農業に従事できることが制度の精神と理解しています。さて、議員ご指摘の小麦収穫に係る費用負担でありますが、各麦作集団で個別に生じる経費と本管への搬入の際に生じる経費など、不作や品質低下の年に特に負担が生じていると認識しております。ご指摘の機械等の整備については、これまでも集団個々の責任において実施してきており、公平性の観点からも助成については難しいことと考えております。町では平成22 年度から秋播小麦作付拡大品質向上対策事業実施要綱を定め支援しておりますが、小麦に限らず、畑作振興上必要な対策をJAとともに十分協議の上、今後の対応を決めさせていただきますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。緑肥対策につきましては、土壌改良と地力保持のために補助した経過があります。今年度から戸別所得補償制度は収量の増加や品質の向上に伴って交付金の額も増加していく仕組みになっており、そのためには土壌改良と地力の保持対策が必要と理解します。農協と協議しながら有効な支援策を検討してまいりますので、ご理解願います。以上、答弁とさせていただきます。
質問 3番 山本弘一
ただいま町長からこの説明がございましたけれども、ご承知のように上士幌の畑作経営は第一種専業農家として、土地と機械との利用型になっております。野菜ですとか内地の農業経営とは違って、どうしても平均面積が40 ヘクタール周辺と理解しておりますが、そういう中ではこの畑作4品目、馬鈴しょ、ビート、それから豆類と小麦と、もう1つ取り込めば野菜系が入ってくるのかなと思いますけれども、この4品目の中で連作というのを嫌いますので、どうしても輪作体系のほうで4年目、4年目で畑作の畑を回していかなければならないという状況が起きるわけです。たとえ昨年度のような冷湿害であろうとも、おおむね本年度の耕作面積は変わりがないという状況になっておりますので、その辺がなかなか畑作が厳しい状況に陥るという状況であります。あわせて、過去の国の補助事業等々はありまして、この機械のコンバイン、あらゆる予乾施設等とも補助がありましたが、近年の国の財政の緊迫により、畑作経営における補助事業はほとんど一部しか見当たらないと。そして、ポイント制になっておりまして、十勝で何台ですとか、町で何台という状況になっておりまして、非常に畑作経営においては 77 戸の経営者の人たちは、古い機械を苦慮しながら自分の経費に占める支出を抑えようという最大の努力を現状は維持していることでもあります。したがって、昨年度の場合、小麦については、収量についてはおおむねホクシンという、以前つくった小麦がありました、去年まで。これが7俵をめどとしておりましたけれども、それがきたほなみという品種に昨年度の播きつけから全面積変わりまして、それが大体 10 俵から 12 俵というぐらいにとれるという状況になりますので、この施設を国の補正予算の中で2分の1、10 億5,000 万の総体金額をかけて昨年度建設したわけであります。ですから、その半額については利用者負担イコール小麦をつくっている人が基本的に経費の負担をしていかなければならないと。ですから、償却資産税が入ってくるわけですけれども、定率性ではないもので、一部それを農協で定率性のように持ってもらった中で、利用率の中で負担をし、払っていくという状況になっております。そのほか人件費、電気、水道等々が加算されるわけでありまして、おおむね1俵では6,000 円ぐらいというふうに伺っております。ですから、私はコンバインだとか、13集団で各予乾施設というのがあるんですよ。乾燥施設の小さい工場を持って、それぞれの2戸から上音更集団であれば十数戸ということで、水分をおおむね25 %以下に落として持ってくると。農協は25 %から受け入れるということになっていますから、当然品質のことを考えると、どうしても予乾施設が必要だということになりまして、これはそれぞれの集団で各農家がすべて自前で負担をして運営をしていっていると。あわせて、過去に先ほども言いましたようなコンバインで補助で買ったものも、もう10 年、 20 年ということになって、各集団が古くなってきて更新の時期に来ているんだと。しかし、そのコンバイン1台当たりがおおむね新車であれば3,300 万、 10 戸で割っても330 万ですね。そういうような多大な経費がかかった中で、それを維持管理をしていかなければならないという重大な局面を迎えております。私が言いたいのは、その中でも特に農協の調整加工料というのがありますので、これは1俵幾らということで調整加工料は決められておりますから、その辺にもし行政が幾らかのお力添えをいただければ、非常にコンバインの更新だとか、各麦作集団の予乾施設の経費についてはそれぞれが負担を、いろいろ経費が違いますから、かかっている状況が違いますので、一定的にかかるものというのは農協の調整加工料のほうがかえって一般的かなと、全麦作組合の組合員が負担するものであるということでありますので、ここ 10 年で調整加工料を利用者から回収するんだということになっておりますので、そこまで長くなくても、ぜひこれについては農協あたりと相談した中で、竹中町長のかすかな望みでもいいですから、お気持ちを聞かせていただきたい。ひとつよろしくお願いします。
答弁 町長 竹中貢
町の農業政策の基本的なといいますか、もっともすべきことの1つとしては、基盤整備をどうするかと、これはやっぱり行政として十分力を入れていかなければならないというふうに思っております。そういった意味では、今回もいわゆるパワーアップ事業、去年の段階で1回、道のほうでは廃止すると、そういう意向だったわけでありますけれども、私どもとしてもその必要性から、いろんな機会に訴えてまいりました。名目は変わりますけれども、そういう意味では今回また農家負担の軽減ということで、市と道がその一部を担うと。町だけでも3,000 万ほどの新たな支出になるということであります。そういった基盤整備が基本的にはまずは行政の大きな役割の1つであるというふうに思っております。それを踏まえて、生産の地である農地を活用し、そしてまた農協の受け入れの本体といろいろと連携をとりながら、個々の農家、営農努力をしてもらうというのが原点、原則だろうと、そんな認識のもとでありますけれども、ただ、全体にかかわるその時々の最も大切な、あるいは新規政策だとか、そういった意味での新たな導入の際には、奨励の意味を含めてさまざまな政策を打っていくということがあるだろうと思います。山本議員がご理解いただいているというふうに思いますけれども、特に機械類の更新等については、初期の段階では小麦を奨励をするという意味では補助制度もあったわけでありますけれども、その後については、経営安定とともに自力努力をしていただきたいな、こういうことで更新等の補助については、国・道も基本的にはなかなか持ち合わせていないということがございます。加工料のお話をされましたけれども、今これをすぐどうこうという答えがなかなか出づらいわけでありますけれども、ただこれがどうしても必要なことなのか、行政で今、本来受益者と経営上必要なことを行政がすべきなのか。もう1つは、今小麦の作付の面積が目標よりはまだ少ないという意味で、こういったところの奨励をするための新たな方策だとか、これもそうでありますけれども、より補助金の適正化にふさわしいような、そういったたぐいの政策、必要とされる政策はないものかどうか、これらも含めて考えたいと思いますが、いずれにしても、町独自の農業政策については、基本的には農協と町とそれから受益者と、そんなような負担割合でやってきたという経過がございます。この辺は何かするときにはそういった前提のもとで農協とも相談してみたいと、そんなふうに思います。これも提案ありましたから、そういった意味でのいわゆる議論の1つにはなろうかと思いますけれども、より補助金に、あるいは政策的にも、農業振興上もふさわしいようなことがないものか、それは十分また検討させていただきたいなと、そう思います。
質問 3番 山本弘一
ただいま町長からご答弁をいただきましたけれども、今町長は新しい施策ですとか、麦の関係とか言いましたけれども、私は新しいことも大事でありますけれども、現況畑作が3戸減りました。昨年度から3戸減ったというんですか、リタイヤもしくは離農の方向へ進んでいったという状況であります。ですから、その方々も麦をつくっておったということもありまして、少しずつそういうことになってきて、やはりその集団、集団のコンバインの例えば更新に伴う負担増ですとか、それから上士幌の農協の本乾増設に伴う負担増とかということもかなり響いているという状況に考えております。ですから、今ある数戸の方々が小麦をつくってないわけですけれども、ほとんどの畑作が小麦をつくっている状況の中では、ぜひこの辺の負担増を軽減することによっての、その麦の今町長が言われた指標面積ですか、そのものに近づけると。承知のように、畑作というのはそれほど余裕がないですから、馬鈴しょを掘った後に小麦を播きつけするというのが大まかな形になっている形態です。余裕があれば休閑しておいて、そこに小麦を播きつけるということがありますけれども、大体私でありますと、9町から9町5反ということは、馬鈴しょが13 トン中、そのぐらい掘って播くということは、かなり1カ月半ぐらいかかった中の8割ぐらい掘らなければならないということの日数的な問題もあるわけですね。だから、大きく指標と言われても、大きく変えられないというのは、そういうやっぱり事情と悩みを持っているということで理解をしていただきたいなと思うわけです。ですから、逆に今これで価格がほかの作物がいいと、そっちへシフトするまたおそれもあるということによって、耕畜連携によってデントコーンの作成がそちらへまた回ってくると込みが減るおそれもあるということはありますので、ぜひ農林課長なり、また町長、副町長関係の方々にはその辺をもうちょっと深く理解していただきたいなというふうに考えております。やはり経費がそれぞれの集団がコンバインを入れることによって思い切ってかかってきて、メリットが小麦つくることでなくなってしまうと。ですから、中には負債の厳しい農家については、別なものに作物をシフトするかなという状況も起こりうるわけです。もう1つ言わせてもらえれば、小麦というのは耕畜連携の中でどうしても酪農家に対しての敷きわらですね、このものが重要なポイントを占めているわけであります。ですから、耕畜連携の中では、そのものをやはりどうしても畑作で担わなければならない。そして、堆肥との交換ですとか、デントコーンの交換耕作という状況の中で進めていかなければならない状況であるということで、非常に小麦については上士幌の農業経営の中で重要な位置づけを示してますということで理解していただきたいなというふうに考えております。町長も新しい形と言われましたけれども、やっぱり今ある麦作組合の組合員数77 戸ぐらいをまずもって継続して、できれば私は酪農家の方々にもつくってもらえればなというふうに考えております。そうすると、その面積は十分に確保できる可能性があるというふうに考えておりますし、農協との中でもそういう手だてはないものかというシミュレーションあたりも橋渡しをやっていきたいと考えておりますので、この調整加工料につきましても、新しい政策も結構ですけれども、これについてもぜひ担当者レベルかどこかでJAとの話し合いをもう一度持たれる考えはないか、再度質問したいと思います。
答弁 町長 竹中貢
今、小麦全体にかかわる問題点というのをご指摘いただきました。耕畜連携にとって必要であるということだとか、あるいは4サイクルで回さなければならないという、そういう必要性のことだとか、あるいは本乾の増設によるところの負担増の話だとか、いわゆる小麦をどうしても取り入れざるを得ないという中でのさまざまな課題があるよというお話だろうというふうに思います。新しいというのは、別に全く違うことということではなくて、小麦は小麦の中でも、新たな必要と求められるものについてあれば、それはそれでやるべきだというふうに思っておりますが、こういった幾つかの課題が出された。もちろんそれに見合うような価格がしっかり保障されれば、それはそれとして多分問題ないんだろうと思いますけれども、その辺の兼ね合いの問題から含めて、余り割に合わないよというのが今言ったお話だろうというふうに思います。しかし、それでもやらざるを得ないという議員のお話だろうと思いますから、それらを含めて問題点、課題として受けとめさせていただいて、農協あるいは内部でも検討の事項の1つにさせていただきたいなと、そう思います。
質問 3番 山本弘一
そうしたら、小麦の件については、以上前向きな形でひとつご検討のほうをよろしくお願いしたいというふうに考えております。続いて、先ほど質問いたしました緑肥対策でございますけれども、この件につきましても、過去760 万ぐらいで、総額で町から140 万ぐらいの補助を受けておりましたと。町、農協で4分の1ずつで2分の1と、受益者負担が2分の1という状況で支援対策をしていただきまして、このことにつきましては、上士幌の畑作においては非常に効果があらわれております。それはどういうことかというと、私も前回までは農協の理事といった立場と士幌の馬鈴しょ施設専門委員という立場で役員に出ておりましたけれども、5農協の中の馬鈴しょが最下位もしくは4番目のやつが、昨年度、一昨年度から2番目、1番目の品質向上と収量アップにつながってまいりました。これどういうことかというと、専門的にいえば、やはり緑肥、家畜の堆肥というのは動物性有機質と言うんですけれども、緑肥だとかわら類は、これは作物性のものでありまして植物性有機物というふうに分類されております。ですから、そういう中で、その両方を兼ね備えることによって、畑の好気性菌の微生物がふえて、非常に肥料の分解速度を速めた中で安定した収量と品質向上に結びつくということがてきめんに出てきます。ですから、過去140 万ぐらいの町の補助でありましたけれども、これが時限立法によってある程度やったから、もういいんですよということではなくて、これは基幹的な基本的なことであります。地力対策というのは基本でありますから、堆肥だけが地力対策ではありません、はっきり言って。これは町長、先ほど言われましたように基盤整備の暗渠ですとか、土づくりの堆肥を入れるとか、心土破砕ですとか、それから緑肥を入れる。私はわらも入れてますから、本当に土の中に空気が入って温かくなって、馬鈴しょに泥がつくということはほとんどないわけです。ですから、そういう方面から見ても、JA上士幌では大豆のイエスクリーンと北海道から認定を受けてやっております。それにもこの緑肥が結びついておりまして、農協単独で今何とか4分の1ですけれども、助成を継続してもらってやっていて、やはりこれは農家の畑作の中からはぜひ継続してほしいということの強い要望があります。金額の多少を私は言っているわけではありません。そんな1億も2億も頑張ってくれと町長に言うのではなくて、140 万、金額の問題ではなくて、これはやはり基幹をなすものであるということの中で、ぜひ復活をさせていただきたい。これは本当にそういうことによって、豆でも何でも品質が上がって、上士幌の豆は黙っておって十勝ブランドの中でもでん粉含有率、馬鈴しょでもでん粉含有率が高くなっております。ビートも糖分が清水と一、二を争っておりますし、大豆、小豆もでん粉含有率が高いですから、もうこれが黙って十勝ブランド、上士幌ブランドになるわけですね。これで加工施設でつくれば、全くそのような形のブランドとしていけると。北海道どころか、十勝の中でも上士幌のブランドとして持っていけるんだということの根幹をこの緑肥がなすものであるというふうに考えておりますので、ぜひ町の行政としては、このものを復活させていただきたいということで、もう一度伺いますけれども、いかがですか。
答弁 町長 竹中貢
過去にこの緑肥対策をしたということについての大きな成果が上がったという評価をいただきましてありがとうございます。今議員、農業者の立場でもありますし、農協の経営の側の立場でもあったということでありますから、今お話しされた成果といいますか、それらは非常に私どもとしては参考にし、なおかつこれまでやってきたことはよかったなというふうに思っております。なおかつ、これからもということでありますけれども、やっぱりすべてでありますけれども、いつまでもというのはなかなか基本的には、この農業に限らずすべての問題でありますが、補助を続けるというのは制度的にはなかなか難しいんでありますけれども、ただ、今戸別所得補償ですね、これは去年の経営安定対策の関係については、どちらかというとセーフティネットのほうに重きを置いた補償をしていたというふうに思います。ですから、この2年間いろいろ厳しかったわけでありますけれども、聞くところによると、生産額も余り変わってないというのは、多分この制度が生きたのがあるのかもわかりませんが、今度のは、いわゆる頑張ったところが報われるといいますか、よく出るような、そういう制度設計にしてほしいという農業者の強い要望も含めて、出来高だとか、あるいは品質向上に対するかさ上げの分が多くなるというふうなことだというふうに聞いておりますので、そうすると今の緑肥が、これが今お話あったように品質の向上と量の増産につながるということであれば、これはもう畑作農家すべてのところにかかわってくることでありますから、十分今の意見を踏まえて対応はさせてもらいたいなと。戸別所得補償の中でも、この緑肥対策のところもあるんですよね。あるんだけれども、あの緑肥対策でいうと1年間休まなければならんという、いわゆるそこで生産をさせることができないという、非常に厳しいことでありますから、それは本町にとってはそのようなことで戸別所得補償の制度にのっかる人はまずあり得ないだろうと。やっぱり小麦の後だとか、そういった収穫後に緑肥をして、そして新年度にまたそれを畑として使うというのが本町のあり方なんだろうというふうに思いますから、国の制度にものっかれないと。しかし、国もそのようなことを認めるようなことでもありますから、今指摘されたように、それについては、またこれは農協とも相談をさせていただいて、復活のことを含めて十分話し合いをさせていただきたいなと、そう思います。
質問 3番 山本弘一
大変ありがとうございます。今言われた新しくできた戸別所得補償方式ですけれども、これについても言わずとご理解のように、7割は収量・品質型という方向に変わるわけです。今までの生産安定方式とは逆転するわけでありまして、なお一層品質ですとか収量が個々によって大きく左右されるという状況に入ってくるわけです。ですから、いいことは最低限度続けていただきたいなと。多額な単年度であっても大きな負担にはなるんじゃないという状況の中では、今後とも畑作人口及び農業人口を減らさないと、基幹産業を減らさないという観点からすると、やはりそういう形の中で少しでも行政として力を基幹産業に入れていただきたいんだという私の思いであります。そのことについては、いろいろ検討しますということでありますから、今後、期待もしておりますし、また何かについてはいろいろお話もしたいなというふうに考えております。この町としての基幹産業の農業というのは、歳入の面においても大きく貢献しているかなというものであります。関連企業と言われる町内の運輸、建設、整備工場、そのほかもろもろですね、非常にそういうものが農業の関連としてあるわけでありまして、その各農家の所得の安定こそが町の安定につながると。いってみれば所得税がかかれば町民税というんですか、住民税、健康保険税の満額ですとか、固定資産税においても農地に宅地のみならず、軽自動車税もトラクターも全部軽自動車税になりますし、それから土地から、例えば牛舎を新築したので固定資産税ですね、これも大きく町のほうに入るわけであります。やはり生産規模を拡大することによっての町の貢献度というのは、水道を含めて大きく出てくるわけでありますので、基幹産業に投資をするということは、1年や2年で目に見えないですけれども、絶対そのものは町に返ってくるんだというふうな考え方を町長あたりは持っていただいた中で、ぜひ農地行政を進めていただきたいというふうに考えております。答弁あれば伺いますけれども、なければ私はこれで終わります。
答弁 町長 竹中貢
議員おっしゃるとおりであります。本町の絶対的な基幹産業であると。今 130 億から140 億の農協の取り扱いがあるということは、130 億の企業というのはもう大企業ですね。それに関連した今言ったように関連産業との関係、農業土木の問題もありますし、あるいは町内での消費のこともありますけれども、やっぱりその柱になるのは農業であると。予算的にも、総体的には20 %のシェア率を超える予算額であります。このシェア率も多分管内でトップクラスをずっと維持してきていると、そんなふうに思っております。そういう意味では、これからも農業政策は本町の経済の中核をなす産業であると。加えて、最近であれば素材提供型から、さらには議員もやっておられますけれども、製造だとか、あるいはサービスだとか、そのように農業を軸にしながら、2次産業、3次産業とどう連関、関連づけていくかというようなこともこれからの課題でもあるだろうと、そんなふうに思っておりますが、いずれにしても、本町を支える大きな産業であるというのは共通の認識でありますので、いろんな意味でまたご意見等をいただければなと、そう思います。よろしくお願いします。