上富良野町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月13日
斉藤町政のここまでの自己評価と来年度の取組について
2023年12月13日、上富良野町議会の一般質問で、小林啓太議員が「斉藤町政のここまでの自己評価と来年度の取組について」質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。
- 質問者
- 小林啓太 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 小林啓太
私は、さきに通告していた1項目について、町長にお伺いいたします。斉藤町長のここまでの自己評価と来年度の取組に― 16 ―ついて。斉藤町長が上富良野町の町長に就任してから間もなく3年がたとうとしています。そこで町長に対し、これまでの3年間の行政運営に関する自身の評価と、4年目を迎えるに当たり取り組んでいくことに関して、3年前に町長自身が掲げていた「未来を創る7つの政策」に沿ってお伺いします。なお、今回参考にした資料は、さいとう繁後援会発行の政策リーフレット、選挙公報、また町長選挙前に行われた公開討論会であります。そして最後に統括的な質問も加え、以下8点について町長にお伺いいたします。1、福祉と医療の連携について。町長はこの政策に関して、ボランティア機能の充実とともに、医療と福祉が連携した町立病院の建て替え、また地域交通の確保、独居老人対策などの高齢者支援サービスの充実を訴えておられました。具体的な事業や取組とともに、この政策について現在までの3年間の自己評価をお伺いいたします。。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組む考えかお伺いいたします。2、子育て支援の充実について。町長は全ての人が自分らしく働き続けられることが大切であるという考えの下、育児に関わる子育て支援体制の整備の推進を掲げておりました。具体策としては、「中学生までの医療費の無償化」「子どもセンター機能の集約」を掲げられています。そこで、「子育て支援体制の整備」とは具体的にどのような事業や取組をもって推進してきたのかを踏まえ、現在までの3年間の自己評価をお伺いいたします。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組むかも併せて追うかがいいたします。3、産業の活性化について。町長は農業を中心とした産業の発展を課題と考え、農業・商工業・観光業が連携して上富良野らしい産業の活性化のための企業支援や後継者育成の支援の推進を掲げておりました。具体策として「地域に根ざした農業支援」「道の駅整備と地場産品の販売促進」に言及しておられます。そこで、「道の駅整備」構想の進捗と、「地域に根ざした農業支援」と「地場産品の販売促進」の具体的な事業や取組を踏まえ、この政策について現在までの3年間の自己評価をお伺いいたします。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組む考えなのかお伺いいたします。4、一生モノの教育振興について。町長はこの政策に関して、「上富良野高校の維持存続」と「指導者などのマンパワーの充実」という具体策を掲げるとともに、国際交流の推進も掲げておられました。「指導者などのマンパワーの充実」に係る具体的な事業や取組を踏まえ、この政策について現在までの3年間の自己評価をお伺いいたします。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組む考えなのかもお伺いいたします。5、観光と地元暮らしについて。町長はこの政策に関して、自然資源を活かした滞在型観光や移住定住につながる取組、具体的には「ジオパークなど多様な観光の構築」と「観光資源の保存とPR」を掲げておられました。この政策に関して、思い描いていたどおりに自然資源を活かした取組が「観光」「移住」「定住の」の促進につながっているのかを踏まえ、現在までの3年間の自己評価をお伺いいたします。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組む考えも併せてお伺いいたします。6、駐屯地の維持・拡大について。町長はこの政策に関し、自衛隊との共存共栄を図り、駐屯地の維持拡充、退職者の雇用の場の確保、十勝岳噴火を念頭に置いた災害時の緊密な連携を図り災害に強いまちづくりの推進を掲げておられました。この政策に関して、現在までの3年間の取組を町長はどのように自己評価しているか。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組むかをお伺いいたします。7、雇用の確保と充実について。町長はこの政策に関して、定住を促進する上でも企業誘致と起業家支援の充実に取り組むこととし、具体策としては「誘致企業への支援制度」「資格取得制度などへのサポート」を掲げておられます。この政策に関して、実際にどのようにして誘致した企業を支援してきたのか、またどのように起業家や資格取得を支援してきたのかを踏まえ、現在までの3年間の自己評価をお伺いいたします。また、それを踏まえ来年度はどのようなことに取り組む考えかをお伺いいたします。8、3年間の自身の達成度とこれからについて。この3年間は新型コロナウイルスの対応など、歴史的にもイレギュラーな対応も多く、もしかしたら町長がその職を志し、計画していたことが十分に取り組めなかったこともあるのではないかとお察しします。一方、パンデミックによってあぶり出された新たな課題や、逆に急速に進めることができた事業もあったのではないかなと考えております。また昨今では急速な物価の上昇、自然災害の激甚化、国際― 17 ―平和に対する不安など、住民生活を取り巻く社会の変化も大きくなってきていると感じております。これらの事情も加味した中で、町長を志し7つの政策を掲げた際の期待値に対する達成度は、現在何%か。また就任時の様々な変化を受けて、取り組んでいくべきと強く考える政策はどのようなことがあるかをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の斉藤町政のここまでの自己評価と来年度の取組についての8点の御質問にお答えいたします。まず1点目の福祉と医療の連携についての御質問にお答えいたします。高齢者支援サービスの充実でありますが、高齢者が住み慣れた自宅で社会とのつながりを保ちながら自立した生活ができるよう、要介護・要支援認定につながる生活習慣病の予防のため、特定健診審査、後期高齢者健康診査及び保健指導の保険事業を展開し重症化予防を継続するとともに、新たに心身機能の低下防止に関連したサルコペニア重症化予防に取り組んでおります。また、高齢者のニーズに応じた相談・支援を行えるよう、高齢者実態調査による情報収集や高齢者宅への訪問活動により、より適切な在宅福祉サービスや介護保険サービスの利用などにつなげるとともに、介護予防や在宅介護、施設や住宅などの高齢者福祉に関する相談を総合的に受け付け、地域包括ケアを有効に機能させるための包括的な支援事業として、新たに総合相談支援業務、介護予防支援業務、権利擁護業務、包括的継続的ケアマネジメント支援業務を実施しております。以上の取組により当町の要支援・要介護認定者数はおおむね増加傾向にはありますが、要介護認定率は横ばいで推移し、全国や北海道の認定値を下回っている状況であり、介護費用も横ばいで推移しております。来年度以降も高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の「住み慣れた地域で支え合い、自分らしく安心して暮らし続けられる地域社会の実現」を基本理念として掲げ、「在宅医療・介護連携の推進」「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」「生活支援・介護予防サービスの基盤整備の推進」「地域ケア会議の推進」「高齢者の移住安定に係る施策との連携」の五つの基本方針に沿って、各種施策の事務事業を着実に取り組んでまいります。町立病院につきましては、改築工事が令和5年8月に着工し、令和7年6月の開院を目指して整備を進めております。次に2点目の子育て支援の充実についてでありますが、中学生までの子ども医療費無償化につきましては、令和4年度から所得制限を廃止して全ての世帯に拡大し、子育て世帯の保護者への負担軽減を図るため実施しております。子どもセンター機能の集約についてでありますが、令和2年7月に町立病院の改築整備が決定され、新しい町立病院を子どもセンター解体後の跡地に建設することにより、子どもセンターを移転することは決定されておりましたが、旧子どもセンターは子育て支援拠点施設事業と発達支援事業を行っていることから、今後の子育てに係る一体的な支援を行うための施設整備の課題及び東児童館の老朽化に伴う課題、また、移転する既存公共施設の療育スペースの課題、新たな場所などを考慮した結果、東児童館敷地内へ児童館と合築し、それらには子育て支援班を配置することによる機能の一元化を図る決断をした次第であります。こどもセンターは、少子高齢化、家族形態の変化、就労の多様化、地域コミュニティの希薄化など子どもや子育てを取り巻く環境が大きく変化する中、多様な子育てニーズに対応するため、子どもに係る機能を持ち合わせた一体的な施設として設置いたします。子育て支援体制の整備につきましては、子ども・子育て支援事業計画に基づき、全ての児童とその家族に対して、妊娠・出産、乳幼児、小学校低学年の「子育てのステージ」として、新たな特定不妊治療(先進医療)費用等の助成、乳児がいる家庭への全戸訪問事業を実施し妊娠・出産・育児期の療育に関しての積極的な支援や、町内の教育・保育施設における延長保育や一時預かり事業を行い、小学校高学年、中学校、高校の「子育てステージ」の二つのステージに切れ目のない子育て支援サービスに関する情報提供を行うとともに、育児の悩みや児童虐待への対応も含め様々な相談に対応し適切な支援につなげるよう、町内の教育・保育施設4園をはじめ、教育委員会等と連携を図り、保健福祉総合センター内に 設 置 し て い る 「 子 ど も ・ 子 育 て 包 括 支 援 セ ンター」「子ども家庭総合支援拠点」「児童相談支援センター」の機能を活用し、安心して子育てができる環境づくりを進めております。次に、3点目の産業の活性化についての御質問ですが、当町の基幹産業である農業を中心に商工業・観光業の産業間が連携し、その担い手を応援していくことが、当町の産業全体の成長、発展につながっていくものと考えております。その施策として、「地域に根ざした農業支援」と「道の駅整備と地場産品の販売促進」の3年間の取組につきましては、基幹産業の農業を中心とした地― 18 ―域経済の発展を促進するため、地域に根ざした農業の支援策として、当町の特色を活かした豊富で良質な地元農畜産物を活用したイベントの開催や観光等のPR活動等商工・観光の産業間が連携した事業を進めてまいりました。また、国の農業次世代人材投資事業、町独自の新たな担い手育成等事業、担い手サポート奨励金事業を実施し、新規就農の起業支援と後継者の育成支援を進めてきたところであります。併せて、地域産業全体の活性化を図るため、新たに地域おこし協力隊員を観光・農業部門に配置し、産業振興の施策を展開してまいりました。道の駅整備につきましては、今ようやくコロナ禍が落ち着いてきたという状況であり、物価高騰の現在の状況など町民の皆様の生活を第一に考えていくとともに、現在進捗している旭川十勝道路の中富良野から上富良野間が、今年度、計画段階評価になったことなど、様々な考慮すべき事項を整理しながら、任期までに方向性を示していきたいと考えているところでありますが、高規格道路のルート、立地場所、運営主体、施設の機能、財源など、ある程度見通しをつけなければならない不確定要素も多く、今の段階ではお答えするのは難しいと考えております。地場産品の販売促進につきましては、当町の恵まれた自然環境と生産に携わる皆様のたゆまぬ努力からつくられた新鮮で高品質の農畜産物やその加工品などを地産地消に取り組む生産者、協力団体と連携を図りながら、収穫祭や直売イベントの開催、学校給食への活用、食育、健康づくり活動、農村体験活動など町民や消費者との交流を図りながら、農業への理解深化と併せて地場産品の消費拡大と販売促進につながる取組へ支援を進めてきたところであります。また、地元農畜産物を活用した新たな特産品開発の取組につきましては、6次産業化の取組事業者や予定者に対して、継続した事業の支援を進めてきたところであります。特産農産物については、農家戸数の減少や農業従事者の高齢化による労働力不足への対応として、新たに将来就農を目指す地域おこし協力隊員を採用し、農業生産の維持、拡大につなげているところであります。また、泥流地帯から復興を遂げた草分地区の水田から生産さえたお米を使用した地酒造りの支援を行い、農産物加工品の特産品化とふるさと納税の返礼品へ活用することを進めているところであります。次に、4点目の一生モノの教育振興についてでありますが、この町に住まわれる子どもたちの教育機会の充実と様々な体験活動の場づくりを通じて学ぶ経験は将来に向けてかけがえのない財産となり、この地元で学ぶことを積極的に応援するよう教育委員会とも連携して、その施策を推進しているところであります。その中、地元唯一の上富良野高等学校の存続に向けましては、地元で学ぶことが継続できますよう各種助成制度の提供と魅力ある学校づくりに向け、上富良野高等教育振興会への支援を継続してきております。また、「指導者などのマンパワーの充実」としましては、学校教育においては、各学校への特別支援教育に係る指導助手の配置、上富良野中学校へのスクールカウンセラーの配置、外国語教育の推進として外国語指導助手の配置を継続するほか、令和5年度より、上富良野小学校の少人数学級編制に対応する町費負担教員の配置、教育支援センター設置に当たり、臨床心理士・審理カウンセラー・教諭免許等の資格者4名の配置を進めたところであります。また、社会教育においては、放課後事業に係るアドバイザー・児童支援員の配置、スポーツ少年団やスポーツ協会、文化連盟等の育成支援としての補助金交付、青少年国内外交流派遣事業の実施、スポーツ推進委員による町民ふれあいスポーツ大会の開催、B&G海洋センター運営に係る指導者会による教室開催支援、指導者養成支援として人材育成派遣等事業補助金制度など、多岐にわたる分野への指導者等の配置を進めてきたところであり、特に次代を担う子どもたちの育成に向けまして支援充実に努めてきたところであります。引き続き、資格保有者の配置継続に向けた支援、次代の指導者になりうる子どもたちの育成、スポーツ・文化等の関係諸団体の活動に支援してまいりたいと存じます。次に、5点目の観光と地元暮らしについてのこれまでの取組と来年度への取組についての御質問ですが、令和4年1月28日に十勝岳ジオパークが日本ジオパークに認定され、ジオパークガイドの養成や拠点施設の整備、ジオサイトの研究、保存、啓発事業などに取り組んでまいりました。また、観光地、景勝地の保全活動やプロモーションなどを行い、関係人口への取り込みなどを行ってまいりましたが、新型コロナウイルス感染症によって観光客の減少により観光業、飲食業などは大きな痛手を負ったところであります。イベントの開催につきましては、従来の花と炎の色彩まつりの後継イベントとして、日の出公園をライトアップする「ラベンダーフェスタかみふらの」事業などのイベントの充実を図り、オンライン配信― 19 ―を行うなど新型コロナウイルスの感染状況を踏まえながら開催を進めてまいりました。新たに地域活性化起業人や地域おこし協力隊を採用し、地域の魅力・資源を最大限に活用した観光ツーリズムの推進を図り、ツアー企画など地域の誘客促進につなげるほか、ロケツーリズム観光をさらに発展させるべく、町内での様々なロケ誘致とロケ支援により地域振興を図るとともに、移住相談会への参加や町の移住定住ポータルサイト、SNSの内容を充実し、町外からの定住移住を積極的に促進しているところであります。来年以降につきましては、引き続きジオパークを通じた関係人口を読み込む方策や観光業や飲食業などへの支援を行っていき、自然の恵みを活かした滞在型観光や移住定住につながる取組を推進してまいりたいと考えております。次に、6点目の駐屯地の維持・拡大の御質問ですが、私が町長就任する以前より新型コロナウイルス感染症対策により、要望活動や部隊との諸行事等、様々な活動が制限された中でのスタートでありました。まず、駐屯地の維持、拡張のための要望活動につきましては、書面での要望や人数を縮小しながら鋭意取り組んできたところでありますが、残念ではありますが30防衛大綱におきましては、戦車及び火砲の削減計画によりまして、上富良野駐屯地においては、第4特科群が廃止されるなど駐屯地定数が削減される計画となりました。本年度につきましては、昨年12月に閣議決定されました「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」及び「防衛力整備計画」において、北海道が我が国の防衛政策にとって重要な位置付けであるということが改めて示されるとともに、「部隊の改編や駐屯地等の位置・運営にあたっては地元の理解と地域の特性に配慮する」ことが明記されており、演習場、弾薬庫また駐屯地を有する当町にとっては、大きな意味を持つものであり、上富良野駐屯地の体制強化として新しい部隊及び装備品について受入の適地として維持拡充に向けて要望活動を引き続き行っているところであります。また、駐屯地との連携についてでありますが、就任時においては、諸行事等様々な活動について、制限、縮小されていた経過がありましたが、雪まつりの雪像制作、駐屯地開庁記念式典、幹部異動に伴う歓送迎会、神社祭の神輿渡御への隊員の参加、ラベンダーハイツへの慰問など、以前に開催していた行事等が執り行われており、また、新たな取り組みとして、隊員の生活環境の改善として女性隊員との意見交換や、町がバックアップし、企業が「自衛隊サポートプロジェクト」として、隊員を対象に観光施設研修やスノーシューによる自然体験ツアーを試験的に行い、地域の魅力を発信しているところであります。また、毎年2月に実施している十勝岳噴火総合防災訓練においても、防災協議会の構成メンバーとして要支援者の移送訓練や未避難者の救助訓練に参加するなど緊密な連携を図っているところであります。言うまでもありませんが、上富良野駐屯地の隊員及び退職自衛官の多くが、地域コミュニティ活動、社会福祉活動に大きく貢献されており、少子高齢化、人口減少が進む中、当町の存続と活性化のカギを握っていると言っても過言ではなく、十勝岳噴火等の自然災害の対応につきましても、地域には欠かせない存在であります。今後の取組につきましては、引き続きこれまでの駐屯地の維持・堅持の要望活動に合わせ、駐屯地体制の強化として、隊員の充足率の拡充、隊員及び隊員家族の生活環境の改善、向上、退職自衛官の雇用促進に努めるとともに、訓練環境の御支援等について取り組む所存でありますので御理解をお願いいたします。防災に関しましては、防災行政無線の更新、ハザードマップの作成など、地域の防災減災に努めております。次に、7点目の雇用の確保と充実についてのこれまでの取組と来年度への取組についての御質問でありますが、これまでも誘致起業の支援や資格取得などのサポート、また、新規開業や特産品開発などに支援を行ってきたところであります。新たな事業としましては、奨学金返還支援補助、林業担い手育成支援事業を行い、町の雇用確保に努めております。来年度以降も引き続きこれらの支援を行ってまいりたいと考えております。次に、8点目の3年間の自身の達成度とこれからについてでありますが、議員の御質問にもあるとおり、就任以来、新型コロナウイルス感染症への対策に3年近くを費やすこととなりました。新型コロナウイルス感染症関連についてでありますが、生活支援・地域経済支援対策に関しましては、国民健康保険税、介護保険料及び固定資産税の減免や認定こども園登園自粛等に応じた保育料の減免措置を行ってまいりました。緊急経済対策としましては、町独自のつなぎ融資や経営継続奨励助成事業、町内中小企業の新たな取組を支援する中小企業再構築支援事業、誘客支援事業・宿泊キャンペーン、プレミアム付き商品券、か― 20 ―みふらのグルメクーポン事業、宿泊誘客促進事業、各学校や児童・社会福祉施設、商工業店舗等への換気設備や冷風設備などの感染症対策の必要な整備や備品の購入に対する支援事業を行ってまいりました。その他、新生児特別定額給付事業、子育て世帯への臨時特別給付、医療機関などの協力・連携の下、コロナワクチン接種を行ってきたところであります。国際価格の影響を大きく受けるエネルギー・食料品価格等の物価高騰を受け、家計・経済活動の影響を少しでも軽減を図るため、世帯全員が住民税非課税の高齢者・障がい者・ひとり親の世帯を対象に臨時福祉生活支援事業として商品券を交付し、低所得者世帯への給付金、農業者へ肥料価格高騰対策として肥料購入費の助成事業を行っております。このように、掲げた7つの政策+コロナ対策と物価高騰対策が3年間の取組と考えております。期待値に対する達成度を数値で表すことは、私自身も考えたことはございませんでしたが、この3年間の施策への評価は、私の自己評価よりも町民の皆様が個々に持っているものが評価として正しいものと考えております。7つの政策につきましては、まだ実現していないもの、長期的に取り組まなければならないものなど様々ではありますが、今後においては、老朽化したインフラの長寿命化、更新、少子高齢化、過疎化、人手不足など課題は多く、これらの解決とともに、初心である7つの政策の実現、推進はもとより、当町が将来においても持続発展することを念頭に町政推進に当たる所存であります。
再質問 12番 小林啓太
まず、全体にかかる部分で再質問いたします。今回の質問で、私は町長に対して、ここまでの自己評価と来年度の取組について質問しておりますが、7つの政策それぞれの自己評価については、ただいまの御答弁ではお答えいただけていないものと認識しております。今回私が一番聞きたいことは、ここまでの行政運営を振り返って、町長自身がどの程度理想に近づけたのか、また理想を達成する過程でどのような困難な課題があり進捗できていないかなど、自身の掲げたマニフェストに対する検証の部分であります。それをもって斉藤町長が現状をどのように認識しているのか、また理想とどの程度乖離しているのかを知り、議会、町民、ひいては職員が町長と目線を合わせることが可能になるのではないかなと考えております。その意味でも、町長自身の自己評価を公にしていただくことがとても重要と考えているのですが、再度7つの政策に対する自身の評価をお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。自己評価をするのはなかなか難しいかなと思っております。自己評価も計算方法があれば事前に聞いておけばよかったかもしれませんが。それより何より、今私が述べたことが3年間の全てですので、それについて町民の方がどう感じているのかというのも非常に大切なこと、私の自己評価より非常に重要なことなのかなと思っております。私はこの3年間で掲げた7つの政策の何%できたか、そういうことは全く意識しておりませんし、考えてもおりませんでしたが、このコロナ禍でできること、7つの政策に基づいて、できることはできる限り、全部とは言いません、ある程度はできたのかなというふうに、できない部分も多くあります、そういうふうに感じておりますし、その評価は町民の皆さんが思っている、それが非常に大事なことだと考えております。以上です。
再質問 12番 小林啓太
自己評価の必要性に関して、まず私と町長で考え方のずれがあるのかなとは感じております。今回、あえてマニフェストを取り上げてこういう御質問をさせていただいている背景には、やはり町長が掲げた7つの政策に対して、心を置いた町民に対して、その思いが、今町長が実際にどの程度実現できているのか、これに関しては、当然町民の方が全ての行政事務を把握できているわけではないので、なかなか全てを町民自身が評価するのは難しいことなのかなということも鑑み、町長自身がどうお考えなのかなというふうに考えて質問させていただいておりますが、今町長のお答えにもあったことから確認させていただきたいのが、この7つの政策に関して、自身で進捗管理や検証は行っているが、この場で公にすることが適切でないと考えているのか、もしくはマニフェストについて特段定性的にも提要的にも自己評価自体を検証しておこなっていないのかをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。一般町民の皆様が私の施策の細々まで、自分に該当するものがある、ないも含めて把握することは難― 21 ―しいというのは、確かに小林議員のおっしゃるとおりなのですが、そんな中でも町民の皆様が、自分の関係あるところでも構いません、この政策がよかったな、その結果、満足していただければ、今の政策が満足していただければ、それが一番大切なことだと、そういうものの積み重ねだと思っておりますので、私の自己評価よりそちらのほうが重要だと常々考えております。進捗管理をしているのかどうかという御質問ですが、特に7つの政策、約束の中には具体的な個々の事業は踏み込んでおりません。あらかじめそういうものを具体的にしていくことも大切なことかもしれませんが、コロナの状況ということもありました。そのときどきにやらなければならない問題、課題というのは、もう常に変わるものです。ですので、あらかじめ大きな方向を7つのお約束で示したわけです。ですから具体的な政策をこれこれやりましたと私述べさせていただきましたが、それは7つの政策をつくった段階で、それを予測していたわけではありませんので、それらについて予測は全くしておりません。結果的にやったものがあります。そういう関係でありますので、それも進捗管理を建設工事のようにしているわけでもございません。ただ、できることはやってきたと。あとは一番大切な、繰り返しになりますが、町民の皆様がどう感じているのか、それが一番大切なことだと思っておりますし、町民の皆様の暮らしが、上富良野に住んでいて不便なことがあれば、至らぬところがあれば、それの改善に向けて今後も進んでいきますし、もちろん全て、行政ができること限られておりますが、なるべくそういう問題を今後は解決していくような政策、将来に向かってはそういう方向で進んでいくのが正しい方向なのかなというふうに考えております。以上です。
再質問 12番 小林啓太
ただいまの御答弁をもって、町長がマニフェストに関してどういうふうなお考えを持っているのかというのが垣間見れたと感じております。引き続き、このマニフェストに関して、我々が町民とさらに目線を合わせていく上で質問したいと思います。町長のさっきの御答弁では、継続や引き続きという言葉が多く使われていたかなと感じました。行政の事業の多くが継続的に行われることがとても需要であることは当然理解しております。そして財政上昇を鑑みながら、十分に事業を継続していくことが必ずしも簡単ではないことも理解しております。町長が変わったからといって、いきなり多くの事業が廃止されたり、また事業が次々と立ち上がったりするというようなことも、およそ現実的ではないのかなと考えます。そこで、そもそも町長は未来をつくる7つの政策で達成しようとしていることについては、おおむね継続事業を滞りなく執行することで大部分は達成できるとお考えであると解釈して相違ないかお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。継続事業というのは、今私がやっている継続事業と考えてよろしいですね。この継続事業をずっと続けていけば解決するかどうかというのは、そういうことは多分、未来ないと思います。いろいろ状況が変わってくると思います。皆さんも1年前は、1年前と言いますか、物価がこんなに高騰するというのはあまり思っていなかったかもしれません。そういうふうに世の中はいろいろ変わっていきますので、そういう変化に合わせて柔軟に政策を変えていくというのも非常に重要なことだと思っておりますので、この政策、今やっている政策が何が何でもこれだけやっていれば町民の皆様が幸せになっていくのだということは、それは考えておりません。やはり未来の起こりうる事象に合わせて、柔軟に対応してくことが非常に重要なことなのかなと。もちろん財政的な予算の中でできること、できないことありますが、なるべく変化に対応していくというのが、スピードも含めて、それが大切なことだと思っております。以上です。
再質問 12番 小林啓太
継続していくことが非常に 大 事 だ と 私 も 感 じ て い ま す し 、 今 町 長 が お っしゃったように、当然変化に対応していくことも大切なことかなとも感じております。そこで、町長は3年前に新しくなったことで、町長が掲げられていた7つの政策に関わる事業に、さらなる改良が加えられたり、新たな事業が立ち上がることを議会や町民も期待していたことは御想像に難しくないと思います。この間、各関係課や関係諸団体にヒヤリングを行っていく中で、この3年間に町長の起案による事業や特別な思いをもって取り組んでいる事業は何かということを聞いて回ったのですが、私の満足のいく回答は、そこではあまり得られませんでした。また、先の御答弁でも、この3年間に取り組んできた事業に関しては理解するところではありますが、そこに7つの政策を掲げる町長の思いがどのよう に 反 映 さ れ た の か や 、 町 長 自 身 の オ リ ジ ナ リティーが発揮された事例は、これまた今のところ感― 22 ―じられてはおりません。そこでお伺いしますが、ずばり町長自身はこの3年間において、言葉は適切ではないかもしれませんが、自身の手柄とも言えるような、ほかの誰でもなく、斉藤町長が町長になったからこそなしえた事業の実績はどのようなものがあると評価しているかお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。私がやったこと、この3年間の政策については、先ほど述べさせていただきましたが、なかなか思いが伝わらないというか、情熱と言いますか、なかなか伝わるもの、伝わらないものあるのは、人としてですからあるのかもしれませんけれども、どの政策もしっかりと思いを込めてやっておりますし、どれがオリジナリティーがあるのかと聞かれても、なかなかぱっと答えづらいのですが、一番分かりやすい言葉で言えば、これだけではないのですが、子どもの中学生までの医療費無償化というのは、7つの政策に入れてもらいましたので、これは一つのオリジナリティーなのかなというふうに思っておりますし、あとは子どもセンターにつきましては、町立病院が移動することは、旧子どもセンターのところに建つということは決まっておって、どこかに移動しなければならないというところまでは決まっておりましたが、その後、今の東児童館のところに、東児童館と合わせて建設すると決めたのも私が町長になってからですので、その二つは少なくともオリジナルと言えるのかもしれません。それ以外にもいろいろ日々決断していく政策というのは大小含めてたくさんあります。それらについては、決してオリジナルの部分以外を軽んじているわけでもございません。町民の方のことを念頭に、どの政策がいいのか、どういう決断を今すべきなのか、スピード感も含めて常々しておりますので、なかなかその政策について町民の方が私の決定する姿、言葉とか、そういうものに接する機会はなかなかないのですが、政策一つ一つ、小さいことも含めて、一つ一つ丁寧に決断し、説明しているつもりであります。以上です。
再質問 12番 小林啓太
すみません、ちょっと分かりづらい聞き方をしてしまいましたが、今の町長の御答弁で聞きたいことは聞けたかなと思っております。では、先ほどの8点目の総括的な質問に対して、この3年間で取り組んできたことは7つの政策とコロナ対策と御答弁いただきましたが、先に質問したようにコロナ対策でも守りの対策と責めの対策があったかなと感じております。責めの対策とはテレワークの普及やワーケーションの普及による観光需要の増加などが思い浮かぶところでは考えられますが、それらの対応も含めて、自身のコロナ対策、対応をどのように評価しているかお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。上富良野町のコロナ対策がどうだったのかという検証ですが、なかなかいろいろな事業も含めて、ワクチン接種から始まって、皆様の健康の部分から経済の部分まで、いろいろな対策を取りました。そして健康、経済、そして皆さんの生活、低所得者の方の給付も含めて、子育ての方の給付も含めて、様々な政策を行いまして、これが正解だったのかどうかというのはなかなか丸バツはつけられないかもしれま せ ん が 、 い ろ い ろ な も の の 経 済 対 策 、 今 お っしゃった責めのと言いますか、新たな展開、コロナの状況において、新たな事業展開をする方を応援したり、いろいろなことをして、3年間あまり、よかったのかどうだったのか、もっといい方法があったのか、その辺のことの検証はもちろんまだ、まだと言いますか、しようがないのかもしれませんが、3年間無事に、3年あまり、今年の5月8日に5類になって、行動制限が解かれて、日本全国そうですが解かれて、日常が戻ってきました。その段階で、残 念 な が ら 大 き な 宴 会 場 が 上 富 良 野 に お い て はちょっと営業が廃業してしまって、ちょっと影響が出たのかもしれませんが、おおむね皆さんのこの3年間、町民が乗り越えられたのかなと。そういう意味ではよかったなというふうに、町長として思っている次第です。以上です。
再質問 12番 小林啓太
第一答弁の最後に、長期的に取り組まなければならない課題などにも触れられておりましたが、1期目終了後も引き続き行政運営を担い、町政推進に当たる考えは現在既にお持ち合わせなのかをお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。長期的に取り組まなければならない課題というのは、具体的に皆さん御存知かと思いますが、自衛隊に対する要望なんかは、町長、首長が変わってもずっと続けて、町としてやり続けなければならない、そういう、自衛隊以外にも少子高齢化が進んで― 23 ―いきますので、過疎化は進んでいきますので、そういう問題に対しては首長が誰になろうとも、これは続けていかなければならない問題でありますし、長く続けていかないと、その先の結果もなかなか分からない、そういう政策もあります。現時点でまだ私が次をどうするかということは全然毛頭考えておりません。まだ1年先の話ですし、とにかく令和6年の予算審議がこれから始まりますので、町民の方の生活がかかっておりますので、すばらしい令和6年度予算をつくることがまず私に課せられた仕事、任務だと思っておりますので、その先については全然まだまだ考えていないというのが現状です。以上です。
再質問 12番 小林啓太
ただいまの御答弁で町長のお考えを確認させていただきました。ぜひ令和6年度の予算の編成のみならず、執行まで、最後まで行うという覚悟が決まったタイミングでは、ぜひお伝えいただければと思います。それでは最後になりますが、今回私は斉藤町長に自己評価を伺うことで、何か揚げ足をとってやろうと考えていたわけではなく、先に述べたように町長が現在どのように、現状をどのように捉えているかを純粋に知ることで、多くの人間が町長と目線を合わせることが可能になるかなと考えて質問に立ちました。それは日々の行政報告や年始の行政執行方針などではなかなか伺い知ることができない町長の政策に対する人間くさい思いの部分に触れることができたらと思っておりました。今回多くの関係者に話を聞きましたが、7つの政策のそれぞれの分野において、町長がどのような理想やビジョンを描いているのかが分からないといった声も少なからず耳にしました。現に私も町長の政策リーフレットを改めて読み直していく中で、これらの思いはこの3年間のどの事業に反映しているのだろうと確認したい気持ちが高まりました。今回8点目の質問の答弁で、インフラの長寿命化や更新、また少子高齢化や過疎化や人手不足などの課題解決などが今後取り組んでいくべきこととしても挙げられておりましたが、これらについてもぜひ周りとビジョンを共有し、検証可能な目標を立てて推進されることを期待しますが、そのことを踏まえ、これからの取組について町長の所感をお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
12番小林議員の御質問にお答えしたいと思います。なかなか自己評価は、別に揚げ足を取られるから私も回答を避けたわけではございません。本当に、何%とか、進捗状況というのは意識して町政を進めていたわけではございません。選挙のときに私がつくった7つの政策は常に念頭に置いておりました。7つの政策のどこに当たるのかな。その辺が大きな目標としては、皆さんの声で町政をつくりますということはスローガンには書かせていただきましたが、その先に何があるのかというのは、なかなか言葉では表せなかったかもしれませんが、この3年間、町政を任されてきまして、その思いが8問目のちょっと最後のほうに書きました、今小林議員がおっしゃったインフラの整備とか少子高齢化の問題というのは、私がしなくても町長に、首長になった者、必ずこの問題に突き当たると思っておりまして、これらの問題を解決しないと、なかなか持続可能な町として将来を描いていく中には、このインフラの問題、少子高齢化、過疎化の問題は避けて通れない問題として、これを解決することが首長が変わっても非常に重要なことだと思って、この8点目の問いの中で書かせていただきました。このほかに、細々なのです、移住対策、具体的にどういうものをしたらいいのだろう、経済対策どういうものにしたらいいのだろう、イベントはどういう形にしたらいいのだろうと、いろいろそういう細々した戦術みたいな政策もあるかもしれませんが、大きくはこの8項目目に述べさせてもらった大きな問題が横たわっているものだと私は認識しております。以上です。