上富良野町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日
ジェットコースターの路に駐車場の設置は
2022年6月22日、上富良野町議会の一般質問で、中瀬実議員が「ジェットコースターの路に駐車場の設置は」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。
- 質問者
- 中瀬実 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 中瀬実
私は、さきに通告をしております1項目2点について、町長の見解を求めます。まず、ジェットコースターの路についての駐車場の設置はということであります。上富良野町の西山地区に、上富良野八景の一つ、ジェットコースターの路があります。この路は1999年、上富良野町民によって選定され、北28号から国道237号までの約3キロの起伏のある直線道路であります。このジェットコースターの路は、町としても自慢すべき景観が楽しめる場所であり、2年くらい前まではレンタカー、観光バス、インバウンドで多くの外国人も大雪山国立公園のすばらしい景色を堪能しておりました。コロナの影響で訪れる観光客もまばらでありましたが、今年の春先から少しずつではありますけれども、レンタカーによる観光客が戻りつつあります。多くの観光客が来てくれることは有り難いことなのですが、このことにより、地域住民としては、交通安全上の問題があります。それは、ジェットコースターの路は起伏の多い道であり、一番起伏の高い見通しの悪いところに八景の案内標識があることにより、そこに車を止め、景色を眺めたり写真を撮ったりしております。観光協会でも駐車禁止の立て看板は設置してくれておりますが、観光客は全くお構いなしで、道路の両側に車を止めている状態であります。このようなことが続くことは好ましくないため、対策を考えていただきたく、2点についてお伺いをいたします。1点目、今まで駐車帯、駐車場設置についての経過についてお伺いします。2点目、八景の案内標識の場所の移動の考えはあるかをお伺いします。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員のジェットコースターの路の駐車場設置に関する2点の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の今まで駐車帯、駐車場設置についての経緯についてでありますが、平成11年の選定以降、その優れた眺望を最大限に生かすため、平成16年にシーニックバイウエイの取組の一環として、展望デッキを現八景標柱付近に設置し、平成19年に解体撤去した跡地を中心に、数台が駐車可能なスペースが残存し、現在も駐車帯として利用されているところでございます。まとまった台数の駐車が可能な駐車場の整備については、道路沿いの土地の確保や農地の転用、これからかかる経費や維持管理など、諸課題があることから、具体的な検討には至っていない現状でございます。次に、2点目の八景の案内標識の場所の移動の考えでありますが、同一の道路上であっても、道路のうねりの見え方、その場所から見える景色など、現在の場所がビューポイントとして優れていると考えられ、移動については、これらを十分考慮する必要があり、また、昨今の新型コロナ禍の影響で、大型観光バスから個人型旅行への転換が大いに進むことが予想され、ジェットコースターの路を訪れる車両の台数は増加が予想されるとともに、観光入り込みの底上げに大きな期待が持たれるところであることから、路上駐車、農地への立入り、生活道路としての安全通行などの課題を解決するための方策を熟慮し、近隣住民と十分協議を図りながら、八景の設置者でありますかみふらの十勝岳観光協会と連携しながら、ジェットコースターの路の在り方について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 4番 中瀬実
上富良野町の八景、この八景は八つあるわけですけれども、この八つともどれをとっても引けを取らない、非常に町としては観光資源になり得るところだと、私を含めてほかの皆さんも思っていると思います。そういった八景の中で、特に、先ほども言いましたけれども、一番危ないところにというか、一番見通しの悪いところに車を止められるということが一番のネックになっている。そこで、そういう問題が19年以降からずっとあるわけですけれども、そういったことに対して、今まで特別な対策はされていないと。これからまたいろいろ聞いていきますけれども、そういったことが町としては対策を打っていないということで。この八景については、上富良野町の観光振興計画にも、こういった資源を利用しながら、観光客を誘致したいということはうたわれておりますし、そういった中で、これは平成31年から5年間の計画ですけれども、最終的な方向性というところで、不便さとか、不足、過少が指摘されている2次交通、案内板やサイン、駐車場などの機能整備、そういった― 40 ―環境整備は計画的に行い、弱みを強みに変える取り組みを課題としているということがうたわれています。町長、ここで聞きたいのは、こういった観光振興計画の方向性と、それから今言っている八景の中、特にジェットコースターの路の安全性のことを考えたときに、どのように思われているか、まず確認したいと思います。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えしたいと思います。ジェットコースターの路の安全性、交通事故の危険性と言ったほうがいいかもしれません。それの解消策と振興計画の絡みですが、私は何らかの対策、事故が起きてからでは遅い、それを未然に防ぐ対策、交通事故のみならず、あそこは、道路から入ったらすぐ私有地といいますか、畑ですので、畑への侵入を含めて、何らかの対策が必要なのだろうと考えております。以上です。
質問 4番 中瀬実
今、町長が言われましたように、あそこは駐車禁止の場所ではないのですよね、基本的に。たまたま観光協会が、いろいろ交通上の関係があって、ここに車を止めては危ないから駐車は禁止ですという感じの看板は立ててくれていま す 。 そ し て 、 両 側 の 上 り 口 に は 「 ス ロ ー ダ ウン」、スピードを落とせという看板も立ててくれております。ところがそれを見ていない。見ていないというか、それを無視しているというか、そんなものは関係なしにスピードは出す、駐車はする、道路の真ん中で写真は撮る。これは日常茶飯事です。一番最悪なのは、例えば江幌のほうから里仁のほうへ向かうときに、車が止まっているのは確認できています。向こう側にも車が止まっています。それも確認できます。ところが向こう側とこっち側から、車が止まっているといいながら、真ん中を走ったときに真ん中でぶつかりそうになる。これって通った者でなければ分からないのです。それを、危ないね、危ないねと言っているうちはまだいいのです。だけど、現実の問題として、本当に危ない思いをしているのは地域住民、それから観光で来ている車の方もそういう目に遭っています。そのときに、やはり町としては、美瑛町なんかよく見てもらえば分かるのですけれども、そういう観光スポットには必ず駐車場がついています。上富だって、たまたま私はジェットコースターの路のことを言っていますけれども、ジェットコースターの路でなくても危ないところはあります。それらの対策というのは、私たちにしてみたら何も進展がない。それから、検討も余りされていないという状況を、今、質問の中で伺ったのですが、これは検討という段階ではなくて、それらを既に実行していかなければならない。観光客に対するおもてなしです。上富良野町に来たときに、あそこの場所の八景のここに行ったときに、ゆっくり堪能できてよかった。ところが、あそこに車で次から次と来られたら、早く出ていかなかったらほかの人の邪魔になると思ったら、十分堪能したり、写真を撮らないで行ってしまう。行かなければならないような状況になるのです。ということは、観光客の人にしてみれば、何でこういういい景色のあるところで、車を止められるところをつくってくれないのだというふうに思うかもしれない。思っていると思います。そのことに対して、町は検討するというか、もう既にそういう動きをしていかなければならないと思っていますけれども、町長、もう一度お願いします。駐車場設置についての考え、もう一度お願いします。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。まさに議員おっしゃるとおり危険ですし、観光客、そしてそこに住んでおられる方、皆さん、日常生活においても非常に危ないというのは認識しております。今までは、議員おっしゃるとおり、なかなか動きが目に見えて、見えづらかったと思いますが、改めて、問題を解決するように進めていきたいと思っております。問題の解決の方法は、駐車場なのか、それとも路肩を広げるのか、それは全く白紙で。いずれにしても、道路用地のほかは私有地ですので、相手方がございますので、今日行って明日というようなスピードでできるという保証もございませんので、いつまでというのはなかなか言いづらいのですが、スピード感を持って、そういう動きに、今おっしゃられたのもありますし、そういう危機意識は私も持っていましたので、動きに必ずつなげていきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思っております。
質問 4番 中瀬実
ジェットコースターの路の八景のある場所については、地先の人は農地を持っています。農地を持っている方が、今までに、あなたの土地を駐車場として譲ってくれないかという話があったのかという確認をしました。そういう話は― 41 ―ありませんと。ただ、農地に入られたら困るからいろいろと策を講じて、畑には入らないでくださいとか、そういう看板とロープはしてくれたけれども、この土地を買いたいからどうのこうのという話は一切ありませんという話は聞いています。先ほど答弁いただいたように、全く進んでいないわけです、ずっと。例えば、土地の価格が高いから買えないとか、ここの場所に駐車場をつくったら、いろいろ差し支えるからどうのこうの、何か条件があるなら別です。だけど、そういう話はないと。上富良野町の観光資源の目玉のところです。幾らお金がかかるか私は分かりません。だけどこれも投資です、基本的には。だから基本的には、そういったもので観光客が来てくれる、上富良野町を知ってもらう。こんなすばらしい景色のところだったら何時間でもいたいなというような人も中にはいます。そうしたら、先ほど同僚議員が言われたように、上富良野町に住んでみたいなというふうに思う人がいるかもしれない。そういった方策にもつながるのです。こういった景観とか、八景の場所のいい景色を堪能された方の何分の1か分かりませんけれども、そういう人はいるかもしれない。そういったことに対しての対策というか、おもてなしの心が町にあるとすれば、そういうふうにしていかなければならないのかなというふうに思っています。それが全く今までなかったのが非常に残念です。基本的なことから言わせてもらうと、あの場所の八景の標柱の場所は私は反対です。なぜかというと、先ほどから言っているように、一番危ない場所だからです。標柱の場所を移動すればいい。標柱を移動したら、そんないいところあるわけないと、あれが一番だと言うかもしれません。それは、町の対応がまだきちっとできていないから分からない。あの手前にそれと変わらないところが2か所あるのです。それは売ってくれるか売ってくれないかは別です。そういう一番危険ではない場所のところで、八景の標柱の場所に移動するということも一つの方法なのです。結局、2点目の質問と被ってきます。そういうことも対策として考えていない。どうですか、これからのことについて、標柱を移動するのは、観光協会がどうのこうのというよりも、町も指導的立場で、こういうふうにしたらどうだと。町の積極的な動きが、観光協会だってそれについてきてくれると思います。景色が特別あそこよりはここは全然駄目だというところであれは、それは駄目だと思います。勝とも劣らない場所がちゃんとあるのです。そういう場所も検討しながら、早急に対応すべきだと私は思っています。農地転用はどうのこうの、町が買うのですよ、駐車場といったら。個人が買うわけでない。何でそんな心配しなければならない。私はそう思います。どうなのですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えさせていただきます。安全対策は進めていきたいと先ほど申しましたが、どこに何をつくるか、駐車場なのかどうなのかというのは全く白紙で、そういう何かはしなければならないのだろうなと、安全対策、それは思っております。あと、標柱です。八景の柱は違うところに立てるのも案かもしれませんが、結局、標柱を見に来ているわけではなくて、景色、写真を撮りに来てくれているので、結局あそこの頂上付近には人がたまるのだろうというふうに想像しております。以上です。
質問 4番 中瀬実
町長、それ私の考えと全く違います。標柱があるということは、ここが八景の一番いいところだという感覚で立てているから、観光客もそこへ来て、その標柱を目安に写真を撮ったり山を見るのです。それが基本なのです。あそこに標柱がなかったら、止まるかもしれない。止まるかもしれないけれども、あれほど止まらないかもしれない。だから標柱の移動というのは、さっきから言っているとおり、あの場所と変わらないところがあるのです、実際。だから町の考え方次第で、それはできる可能性がある。そういう危険な場所に標柱を立てたり案内板を立てるということ自体がちょっと問題があるのではないかということを私は言っているのです。どうなのですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。中瀬議員と私は認識は違います。正直に申し上げます。標柱がなくてもあそこには止まります。あそこが景色が一番いいからなのです。標柱があるからではなく、あそこは写真を撮るスポットだから、どうしてもあそこには止まると思います。以上です。
質問 4番 中瀬実
町長と私の考え方は違うということなので、違うのは違うで仕方ないでしょう。それは町長の考えですから、それ以上のことは私は言いませんけれども、だとすれば、あそこは一― 42 ―番いいところなのだと。そこの場所に車がちゃんと止まれるような土地を確保するべきではないですか。そうすることによって、町長の言う、あそこが一番ベストの、写真を撮る場所だと今言われたわけですから、それに向かって、あそこに駐車帯をつくる、駐車場をつくる、そういう方向性に持っていけばいいのではないですか、そういう考えでどうですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えしたいと思います。全く今の点は中瀬議員と同じで、あそこに人が集まるのだから、あそこの安全対策が必要なので、標柱の有無ではなくて、人が集まるから、そこの安全対策を取るというのは、ここは一致していると思います。ただ、どういう施設をつくるかというのは、駐車場がいいのか、もうちょっと道路が広くて、駐車できる程度でいいのかというのは、全く今は白紙ですので、今後検討して、できる限り早く安全対策が取れるようにしていきたいと考えます。以上です。
質問 4番 中瀬実
今、町長が答えられたことは、観光協会を説得する、いわゆる町としてはこうしていきたいという形で、観光協会の理解が得られると思いますか、そういうふうにしていこうという気持ちがあれば大丈夫だと思われて、今のことを言われたということで理解していいですか。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えしたいと思います。観光協会の選定した八景のあの場所をボツにしたり、そういうことではありませんので、あの場所の安全対策のことですので、どのような施設をつくるかによって、景観が阻害されたり、細かな問題は発生してくる可能性はありますが、あそこの危険を除去するために、安全対策を図るために何らかの施設をつくるということに関しては、観光協会の方の理解も得られると私は思っております。以上です。
質問 4番 中瀬実
町長の熱意が通れば、そういうふうになるかしれませんけれども、残念なことを教えます。あそこの地権者は売らないと言っています。なぜかといったら、土地がつくりづらくなる。5反も6反も買ってくれるなら別だと。1反、2反買われて、あそこのところが変な形になったらつくりづらくなるから私は売らないと。ただし、法外な価格で買ってくれるなら別ですという話は聞いています。私が農家をやっているうちは、そういったことで土地を売る考えはありませんと聞いています。それは、町長と観光協会が説得に説得を重ねて、その地権者を落とせればいいでしょうけれども、そういった話もあります。ですから、第1案だけでなくて第2案とか、そういった方法も考えながら、観光客のおもてなしに対して、駐車場に対しての考えを、これから観光協会ともいろいろ協議をしながら、駐車場問題については、でき得る限りいい方向で実現できるようにしていただきたい。最後に、町長の今後に向けて、駐車場についてはこういうふうにしたいということを聞いて、終わりにしたいと思います。
答弁 町長 斉藤繁
4番中瀬議員の御質問にお答えしたいと思います。情報をいただきましてありがとうございます。中瀬議員のおっしゃるとおり、第1案、第2案、何ができるのか、どういうものがいいのかというのは、観光協会ももちろんそうなのですが、いろいろ考えて、ジェットコースターの路というのは、ロケといいますか、被写体としても、インスタでも多く、全国的な観光地といいますか、景色になっておりますので、ここの安全対策というのは非常に急がれるものと認識しておりますので、今、中瀬議員の御助言も参考に、非常に助かる部分もありますので、お力になっていただきながら、一日も早く安全が確保されるように私も努力していきたいと思っております。以上です。
答弁 町長 斉藤繁
議長の発言の許可をいただきました。ゼロカーボンシティ宣言について、口述させていただきたいと思います。近年、地球温暖化を起因とする気候変動は、世界中の人々や生態系に影響を与える深刻な問題となっており、世界各国における地球温暖化抑制に関する― 43 ―意識も急速に高まりつつあります。我が国においても各地で集中豪雨や台風の巨大化等による自然災害が頻発化・激甚化しています。自然災害から我々の生命と財産を守り、かけがえのない私たちの故郷を未来に引き継いでいくために、上富良野町としても世界の一員であるという自覚の下、町民の皆様や事業所の皆様と一体となり、脱炭素社会の実現を目指す取組を進めることを決意し、今議会において、ゼロカーボンシティ宣言を表明する所存でございます。お手元に配付いたしました「上富良野町ゼロカーボンシティ宣言」を朗読し、表明させていただきたいと思います。上富良野町ゼロカーボンシティ宣言。近年、地球温暖化が要因と見られる気候変動の影響により、世界各地で猛暑や大雨、干ばつなどの異常気象が多発し、我が国においても各地で集中豪雨や台風の巨大化等による自然災害が頻発化・激甚化しています。今後、地球温暖化の進行に伴い、気候変動のリスクはさらに高まることが予測され、その対策は喫緊の課題となっています。2015年に採択されたパリ協定では、産業革命以前からの平均気温上昇を2度未満とし、1.5度に抑える努力をすることが世界全体の長期目標とされています。日本においては、2020年10月の首相所信表明演説において、2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことが宣言されました。加えて、2021年10月には、地球温暖化対策計画の改定が閣議決定され、我が国の中期目標として、2030年度において温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指し、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けていくこととされました。北海道においても、国の方針と同様、2050年までの「ゼロカーボン北海道」の実現を掲げています。上富良野町は、これまでも地球温暖化防止実行計画・区域施策編に基づき、本町における環境問題の解決に向けた施策等の推進を図ってまいりましたが、地域の皆様と一層の連携を図りながら、国や北海道の目標達成の一助となるべく、また、国際社会の一員として、自然エネルギーの活用や省エネルギーの対策など、環境に配慮した取組をこれまで以上に進め、持続可能なまちづくりを実現していく必要があります。上富良野町は、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティの実現を目指すことをここに宣言いたします。令和4年6月22日。上富良野町長、斉藤繁。──────────────────◎散 会 宣 告