みんなの議会

上富良野町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月24日

住民会組織の再編について

2021年6月24日、上富良野町議会の一般質問で、中瀬実議員が「住民会組織の再編について」質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
中瀬実 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 4番 中瀬実

私は、さきに通告をしております1項目2点について、町長の見解を求めます。住民会組織の再編についてであります。人口減少、少子高齢社会現象が続いている。特に農村地域の人口減少が確実に進み、農家戸数の減少は郡部における自治活動の推進に大きく影響を及ぼしております。現状として戸数の少ない住民会においては、1人が複数の役職を兼務しなければならない状況にあり、大きな負担となっております。具体的には住民会組織がある以上、戸数の多い住民会、戸数の少ない住民会に関係なく住民会長をはじめ、町から委嘱される各種の役職が多く、また、農村部における農協関係の役職も多く、戸数の少ない住民会にとって役職をお願いするのも限界な状態であります。私は人口減少、農家戸数の減少は、今後も継続すると考えております。このままでは、郡部における住民会組織の自治活動は停滞し、やがては崩壊することも懸念されます。再編を早急に検討する時期が来ており、組織再編は、農村部の一部の地域だけの課題ではないと考えております。大所高所から再編成の検討が必要と思われ、町が主体となり地域の状況を把握した上で、農村部の住民会組織について再編の検討をすべきと考えております。以下、2点、町長の考えを伺いたいと思います。1点目、現在、郡部には12住民会がありますが、郡部住民会の現状をどのように認識されているか、また、この問題に対しどのように受け止めているかを伺います。2点目、今後、郡部住民会の再編は喫緊の課題と思われるが、地域づくり住民会の在り方に対する調査・意見の聴取の考え方についてお伺いをいたします。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の住民会組織の再編に関する2点の御質問でありますが、関連がございますので、併せてお答えさせていただきます。現在、郡部12住民会、市街地13住民会、計25住民会があり、人口戸数の減少につきましては郡部住民会だけではなく、市街地住民会においても同様な状況にあります。全ての住民会における課題と認識しております。住民会は、平成8年に現在の25住民会に再編されたのが最後であり、当時のまま20年以上が経過しており、それ以降も人口戸数の減少が進んできており、近年は役員のなり手不足と課題が生じていると認識しております。今後の地域づくり、住民会組織の在り方について― 53 ―は地域の意見が最も重要であるため、住民会長連合会と協議を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 中瀬実

ただいま町長から答弁をいただきましたけれども、答弁は具体性がなく、あまりにもショートコメントでありますので、とても理解ができる状況ではありませんので、再質問を何点かさせていただきたいと思います。我々が住んでいる農村部については、農家人口は減少している中で、どこの地域も戸数が減少しているのが現状で、全体の戸数の中で非農家の占める割合が、どこの地区も半数以上は非農家という状況の中、農家戸数は本当に減っております。これが今現在で確実に歯止めがかけられるのであれば、特に問題はない地区もあるかと思いますけれども、現状を見たときには、いわゆる後継者はいなくて、当然高齢化をして農家を離農しなければならないという、そういう方が非常に多くいるのが現状であります。そんな中で農家をやめて、離農してそこで非農家として住んでくれるうちはまだいいと思います。ところが農家をやめて高齢化になったときに、その場所で生活することが非常に不便になるということで、その地域から町のほうへ移住をするということで、その地域その地域が本当に戸数が減ってきているということが、一番の今の問題になってきております。ほかの地域のことを言うわけにいきませんので、たまたま私どもの江幌の地域現状をちょっとお話をさせていただきますけれども、今現在、私どもの江幌地域では戸数が13戸、そしていわゆるその中で15歳までの子供がいるのが3人、それから16歳から64歳が15人、それから65歳以上が21人、この数字を見ても高齢者が多いという割合がはっきり分かると思いますけれども、そんな中で基本的に住民会の役員は、当然、私どもの住民会、ほかも同じかと思いますけれども、三役ということで、会計・副会長・会長ということで3人います。2年ごとの任期が満了したときに、持ち上がり制になっておりますので、会計だった人が副に上がって、2年たったときには会計を補充する、そういう形をとってきております。ところが昨年の改選のときに、いわゆる持ち上がりが崩れました。それは当然、上がってもらえると思っていた方が体調不良になってできないと、そこで普通であれば順調に役員改選ができるはずだったものが、そういうふうにできなくなってきている。それが現状であります。そしてこれからの若い人に、その役職を頼むにしても町からの委嘱される役職もかなり多い中で、郡部においてはいわゆる農協関係の役職も結構多くあります。たまたまちょっと調べただけでも町から依頼がされる部分では、地域のスポーツ推進員をはじめ公民分館長とか、主事とか、スポーツ推進員とかそういったものがあります。その中でまた3年に1回、民生委員の依頼もあります。さらには、農業委員の依頼もあります。さらには、地域の多面的な組織の役員、中山間地域直接払いの関係の役員も当然やらなければなりません。そういうことになってくると、1人が1役やれば全然問題がありません。1人が4役・5役、そういう状況になってきております。もう役職を頼むのも限界が来ております。いわゆる私どもの、先ほど数字で申し上げましたけれども、住民会組織ではないと思っています。町内会だと思っています。町のほうでも住民会の下に町内会組織みたいのがあると思いますけれども、私どもの今の現状は住民会組織でなくて町内会組織だと思っています。そんな中で今後この状態を続けていくと、先が見えております。ですから、今すぐにでも再編を考えていただかなければならないと思っております。このことに対して、町長は率直にどういうふうに思っておられるのか、まずお聞きをしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。中瀬議員おっしゃるとおり、特に郡部に関しては戸数が減っている、減ってきているという現状は私も認識しております。そんな中、行政側から見ると、住民会自治組織というのは住民自治、もちろん住民自治なのですが、役場と行政、まちづくりを共同、そういう役割がますます強くなって期待されている一方で、人口減少が進んで、その役割を物理的に担えないという矛楯に陥っているということは、現実としてあると思っております。そんな中で住民会、戸数が減った住民会、活動が困難となってきつつあるような住民会組織は、将来的には合併なども含めて再編ですね、広域化していく方向なのかなと思っております。ただ、住民会、自治組織ですので、行政のほうからああせこうせというふうなことは、なかなかそういうことを指導するのは困難な面もあります。ただ、そういう声があれば、実際、町としても自治組織というのは、行政を運営していく上で非常に欠かせない組織ですので、一緒に問題を解決していきたい。皆さんと一緒に解決していきたいと、そういう姿勢は常に持っておりますので、問題点があれば住― 54 ―民会の代表といいますか、住民会長連合会等の場で一緒に、一緒の席で協議し合うということは、行政も含めて話し合うということをこれは努めていこうと、このように考えております。以上です。

質問 4番 中瀬実

当然のことながら、考えていただかなければならないという問題であります。その中で私どもの地域でも、初めから人口が少なかったわけでもなく、当然、昭和30年代は非常に人が多く、江幌地域も80から90戸ぐらいある。地域には学校が、ここにおられる方で御存じでない方もおると思いますけれども、小学校・中学校もあったのです。そして学校の近くには、日用品・雑貨品を扱う店もあったのです。さらには交通便としては、旭川電気軌道のバスが1日、三、四回走っていたのです。そういう面で今よりはインフラはあまりよくなかったけれども、生活には特段我々も支障はなかった。ところが、便利になって人が減っていく、これ矛盾しているのですよね、はっきりと、本当にいろいろなことが便利になって人が減っていく。今回もたまたま光ファイバーとかそういった関係で、農村部もそういうインターネット使えるような状況になってきております。それから、農家については光ファイバーの利用したいわゆるAI、スマート農業、そういうこともできるようになっては来ていますけれども、人はやはり必要なのです。これ以上、地域から人を減らさないようにしなければならない、そのためには何らかの対策を打たなければならないということだと思います。先日、いただきました資料でありますけれども、いわゆる町政運営推進プラン、この中でも自治組織の活動や支援をうたっております。これは町も当然そういったことで支援をしますよということでの計画であります。令和3年に向けても当然、そういうことを推進していくということになっている。それを今回の私の質問に対して、町長は、このことについては住民会連合会と協議をして進めてまいりたいという答弁をいただきました。住民会連合会に、町長はこのことを丸投げをして、協議をしていただくという考えなのか、それともいわゆる町としての考え方、それから地域の考え方をきちっと把握した上で、この連合会に協議をするという考えなのか、それを伺います。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。町としても、これは丸投げとかではなくて、一緒に解決していくような課題と認識しております。ただ、一律戸数が少なくなってきたからどうのこうの、こちらから言うわけにはなかなかいかないのですね。戸数が減ってきても私たちの住民会は、まだまだ頑張れますよという、そういうことであれば、その住民会の意見は尊重しなければならないと思っていますし、それが無理だという声が再編も含めて考えてほしいという声が出てくるのであれば、やはり住民会長連合会等をそういう場で、町が丸投げするわけではなく、皆さんと一緒に問題を解決していきたいと、そういうスタンスでございます。以上です。

質問 4番 中瀬実

私は、今回、住民会組織の再編についてという一般質問をするようになった経過は、住民会の江幌の総会の中で、今、声を出して町のほうに何とかしてほしいということを言わなければ、これ再編するといったって、一朝一夕に解決できる問題ではないと思います。当然、何年かかかる、いろいろな検討をしなければならない、ですからもうすぐにでも取りかかっていただかなければならないということもあって、「おまえ議員だから、何とか町のほうにそういった方向性で町の考えを聞けと、そして少しでも早く再編に向けて町の考えをただすようにしてくれ」ということを言われていたことが、今回の一般質問になっております。先ほども申し上げましたけれども、昔、江幌には学校がありました。中学校・小学校ありました。そのときに静修という地域と、我々は同一体みたいな形で行動をしていました。ですから、静修地域と一時的に例えば再編して一緒にやろということも考えないわけではなかったと。ところが、静修地域もそんなに人がおりません。一時的には静修と一緒になってもちょっとの間は、何年かの間はそれを自治体として、住民会組織として成り立つかもしれません。ところが、多分、静修も高齢化で農家戸数は減少している。そういう同じような条件の中で、一時的に活動ができるようになったとしても、やはりそうではなく全体を見渡した中で総体を考えて、そして組織を再編しなかったら、一時的なことではそれは解決できないということで、それは今、時期尚早というか、静修とのそういう再編というのはちょっと無理だなと。だから、それを全体の声として町に問いかけて、町が、我々は当然協力をしていかなければならない、江幌についての住民会も協力していかなければならない。そういった再編に向けてのかじ取りを町はしていただかなければならない。それに対して、いわゆる住民会連合会にそういうことを協― 55 ―議するということは、先ほどお聞きしましたけれども、やはり町としてのスタンス、我々地域再編してほしいという要望、うまくマッチングをしなければ、よくなるものも悪くなってしまう。だからきちっとした町のスタンスもある程度は提示してもらって、そして住民会連合会等々に提案をしていただく、そういう方法をとれないのかなと思いますけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の御質問にお答えいたいします。町のスタンスといいますか、住民会の再編に関するスタンスといいますのは、どことどこが一緒になれば人数的にいいとか、そういうことは特に、これは相手もあることですので、町としてはやはり自治組織が健全に運営できる形が、結果が非常に重要かと思いますので、それに向けて住民の皆様の御意見あれば一緒に、先ほども述べたとおりなのですが、一緒に協議して問題解決に当たっていきたいと、そういうスタンスでございます。以上です。

質問 4番 中瀬実

こういった地域の再編をするときに、一番ネックになるのは、今までの例からいけばですよ。地域の名前がなくなるというのは、ネックになっておりましたし、ほかの町村、本州も含めてですね。そういったところでも一番問題になっているのは、自分たちの今まで住んでいた地域の名前がなくなるということが非常に嫌だと、嫌だというか、それに抵抗があるということで、合併とか再編が非常にうまく進まないという事例もあります。私どもの江幌地域、例えば静修地域、江花地域、いろいろな地域あります。それはいろいろな思いがあって、その名前を継承して地域として使っております。ですから、町がそういった再編とかいろいろな提案をするときに、地域の名前を残す方法の再編が必要だと、私は思います。というのは、たまたまですけれども、私が思っているのは、郡部の住民会の地名はそのまま、西側・東側何々の何々地区、班でもいいでしょうし、そういった形でやっていかないと、どうしてもある程度の年齢の人たちは地域の名前がなくなる、それにすごく抵抗がある。私どもの大先輩も言っておりました。地域の名前は簡単になくせるものではないのだ、伝統があるのだ。北海道は、ほとんど本州から移住してきますから、そういった汗と涙と苦労にまみれた中で名前を残して、そして地域を守ってきた。だから、地域の名前はなくすなよと、なくさないで何かいい方法で地域を再編する方法を考えるのならいいでしょうということを、先輩から聞いたことがあります。ですから、いろいろな方法はあると思いますけれども、その方法論をある程度は町としても提案していただいて、そして進めていただけるようにしていただきたいなと思っておりますが、そこら辺は、町長の考えはどうでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。地域の名前というのは非常に住んでいる人愛着、もちろん地域の歴史・アイデンティティーもありますし、非常に重要なふうに住んでいる方、思っていることは重々承知しております。町としては、特に住民会の名前、名称についてとやかく干渉することはないのだろうと。自由に残すなり、新しい名前にするなり、名称は住んでいる方が自由に決めてもらって、それはそれで構わないと思いますし、そういうのを超えて住民会の健全な再編といいますか、姿に持ってければと思っております。以上です。

質問 4番 中瀬実

いずれにしても、これは早急に対応していただかなければならない事案だと思います。いわゆる住民会連合会、住民会の会長懇談会、町政懇談会ですか、というのは年に何回かやっておりますけれども、そういったときの提案とは別に即住民会連合会にこういった話があるのでどうでしょうか、何とか検討して協議をする機会を設けてもらえませんかといった形での取りまとめをしていただけるかどうかを伺いたい。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。町としましても自治組織というのは、行政進める上で非常に先ほど議員の御質問の中にもありましたように、地区地区で委員を出してもらったり、いろいろお世話になっておりまして、行政を進める上でも相手といいますか、パートナーとして非常に重要で、これからも重要になってきますので、そのような自治会のほうから再編を含めて困った問題があれば、随時、それは言っていただければ御相談なり、役場が独断で決めるということはないと思いますが、御相談に乗ってそれぞれの諸課題について最善の方法、解決策を模索していくというのが行政のほうのスタンスであると思います。以上です。

質問 4番 中瀬実

町長もいろいろな面で大変なことが多い、行政課題が多い中で今回は特別お金がかかる問題ではないと思っておりますので、行政としていわゆる地域の活性化に向けて、地域の住民会が今までどおりの自治活動ができるようなそういうスタイルをつくって、継続してできるようにしていただきたいということのお願いであります。ですから、基本的にはいつ頃をめどにして、今現在ですよ。町長は、今、私が質問中で即対応していただけるのかということを含めて、めどとして考えておられるかをまずお聞きしてみたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の御質問にお答えいたします。そういう声をいただければ、すぐにでも対応してまいりたいと思っております。以上です。

質問 4番 中瀬実

それでは、基本になるのは私どもの住民会でありますから、私どもの住民会長を先頭に町のほうへ、住民会組織の再編をお願いしたいという要望を上げさせてもらいます。その中でいろいろと、町と今後のスケジュールを調整していただいて、そしてその中で住民会連合会で協議を持ってもらうような、そういうスケジュールをとっていただけるということでよろしいですね。

答弁 町長 斉藤繁

4番中瀬議員の質問にお答えいたします。中瀬議員おっしゃるとおり、当然、相談を受けて、そこでは多分、合併とかの話になると、そこでは決まらないと思います。一つの住民会の中で完結する問題であれば、その場で決まるようなこともあるかもしれませんが、他の住民会を巻き込むような課題・問題に関しては、おっしゃるとおり、住民会長連合会のほうに諮って、解決の方策を探っていきたいと思っております。以上です。

質問 4番 中瀬実

いろいろ無理な要望等々も申し上げましたけれども、できるだけ取り組んでいただいて、再編に向けて町長も一汗かいていただきたいと思います。そういうことを要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:上富良野町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月24日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる