みんなの議会

上富良野町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

(1)ロケサポートセンター運営について/(2)登山道整備について

2020年9月16日、上富良野町議会の一般質問で、小林啓太議員が「ロケサポートセンター運営について」「登山道整備について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
小林啓太 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 小林啓太

私は、さきに通告していた2項目、7点に関して、町長に質問いたします。まず1項目めの、ロケサポートセンター運営についてですが、『泥流地帯』映画化に向けた動きも着々と進む中、令和2年度、新規事業のロケサポートセンターの運営に関し、次の5点をお伺いいたします。1点目は、『泥流地帯』の撮影開始予定時期に関して。― 11 ―2点目は、本年度のロケサポートセンターの活動に関し、これまでの取り組みについて。また、下半期の活動計画について。3点目は、ロケのサポートをまちとして取り組んでいくに当たり、上富良野で撮影してもらう際の強味として、どのような点を今後もアピールしていくべきと考えているか。4点目は、撮影中、上映前、上映中、上映後と、ロケが行われることによって、まちが大いに活気づくと考えられますが、この連続性の中で、どこまでがロケサポートセンターの役割と考えるか。5点目は、『泥流地帯』後のロケサポートセンター運営に関し、どのように継続して運営していくべきと考えているか。続いて、2項目めの登山道の整備についてですが、上富良野町内の山々にある登山道に関しては、管理主体が様々であり、まちが一体的に管理する難しさがある一方で、登山を楽しむ町民や上富良野に登山を楽しみに訪れる観光客にとっては、まちが管理しているとの期待があると考えます。また、登山道が整備されていることは、まちが掲げるジオパーク構想においてもとても重要な要素であると考えます。そこで、まちの登山道整備に関して、次の点をお伺いします。1点目は、道や国に対してはどのような手段と頻度を持って登山道の整備を呼びかけているか。また、その方向性はどのように示されているか。2点目は、現状、上富良野十勝岳山岳会に対し、登山コース及び冬季スキーコース整備を委託しているが、その予算や整備の方針に関して、適宜話し合いの場を持たれているか。以上、2項目、7点について、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めのロケサポートセンターに関する5点の御質問にお答えさせていただきます。1点目の、『泥流地帯』の撮影開始時期についてでありますが、当初、令和4年2月の公開を目指していたところでありますが、コロナ禍の影響で、映像業界全体の動きに大きな遅延が生じておりまして、現時点では、当初の令和4年2月には難しいが、令和4年中の公開に向けて準備を進めたいと制作者側から伺っておりまして、そのようなことから、撮影は令和3年、明年に入ってから開始されるものと想定しているところでございます。次に、2点目の、ロケサポートセンターの活動に関する御質問でありますが、現在、産業にぎわい協議会においてその役割を担い、活動に取り組んでいるところであります。まず、活動につきましては、年度当初より予定しておりました活動も、新型コロナウイルス感染症の影響から、十分な活動ができず、外出、移動の自粛が緩和されてからは、ロケツーリズム活動として、情報番組の収録やミュージックビデオなどの撮影支援のほか、ロケ情報専門誌への掲載、上富良野ロケ地マップの制作、さらに、現在公開中であります映画『糸』に関連したロケ地観光誘致事業として、庁舎内に大型パネルや観光スポットを設けるなどの活動を展開しているところであります。また、下半期につきましては、町民の皆様が主体となってロケ支援を行う活動方法や、撮影に関する各種許認可、エキストラ、ロケ地データベースの登録、宿泊やロケ弁、撮影機材の物資調達等の支援体制の構築に向けて準備を進めていくとともに、ロケツーリズム協議会を通じた撮影の誘致についても取り組んでまいります。次に、3点目の、まちがロケ地支援を行っていく上でアピールすべき点についての御質問でありますが、まず、北海道を象徴するすばらしい景観は何にも変えがたいアピールポイントでありますが、上富良野をアピールすることが最も重要でありますので、現在進めております『泥流地帯』の映画化を通じ、その歴史的価値や教育的価値など、本町でしか伝えることのできない噴火災害からの復興への歩みなども大きなアポイントとして生かしてまいりたいと考えております。また、これまで様々な映像制作者との情報交換を行っていく中で、制作者側では多くのシーン撮影を一定のエリアの中で行えること、さらに、協力体制が整っていることなど、円滑な撮影が進められる環境が最も求められていると感じておりますことから、これらのニーズに応えられるような支援体制への取り組み状況についても、制作者側にアピールしてまいりたいと考えております。次に、4点目の、ロケサポートセンターの役割についてでありますが、制作者による調査段階から、ロケ誘致や権利処理に関わり、許諾などの手続関係の支援または代行、撮影中の直接的な支援、公開前の共同PRプロモーション、公開以降のロケ地観光プログラムの企画実行、グッズやDVDなどを通じた地域振興への活用など、あらゆる場面で関わりを持つことを想定しているところであります。特に『泥流地帯』のように、本町に特化するような作品については、クランクインから放映後におけるロケセット等の利活用を含め、その効果がいつま― 12 ―でも持続するよう、継続的な取り組みが重要であると受けとめているところであります。ロケ支援の形は様々でありますので、町民の皆様に参加していただける機会につきましても、積極的に参加を促し、ロケツーリズムに対する理解を深めていただくことも重要であることから、あらゆる取り組みについて、ロケサポートセンターが積極的に役割を果たしていかなければならないものと考えております。最後に、5点目の、『泥流地帯』映画化後のロケサポートセンターの運営についてでありますが、前段申し上げましたように、ロケサポートセンターにつきましては、多様な映像作品の誘致、撮影に関する支援が役割となっておりますので、最大のコンテンツであります『泥流地帯』の後においては、まさにサポートセンターとしての進化を発揮するべきものと捉えておりまして、これまでの経験やノウハウを生かして、地域の活性化に貢献できるよう、ロケツーリズム活動の先進事例なども参考にしながら、継続的な取り組みを行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの登山道整備に関する2点の御質問にお答えさせていただきます。御質問のとおり、十勝岳本峰や富良野岳などへの登山につきましては、毎年多くの方が訪れ、近年では、特に中高年の方々を中心とした登山ブームを背景に、その数は増加傾向にあります。その一方で、厳しい自然環境のもとであることから、登山道の荒廃等の問題も指摘されていることも認識しているところであります。1点目の、北海道や国に対する登山道整備に係る呼びかけについてでありますが、北海道に対しましては、まち独自の要望のほか、毎年上川地方総合開発期成会を通じて、大雪山国立公園内の施設整備に関し、十勝岳地区登山道整備、インバウンド向け登山道表示看板の設置や、上ホロカメトック避難小屋の整備について要望させていただき、国に対しましても、特に噴火災害対策として、特に登山道におけるシェルター等の避難施設整備についても継続して要望しているところであります。また、まちが加盟している大雪山国立公園連絡協議会や火山防災強化市町村ネットワークなどを通じても、登山道の整備や火山防災対策の強化について要望しているところであります。これらに対する国や北海道の動きにつきましては、まちが管理している登山道を含め、多くが北海道による管理となっておりますことから、必要に応じ、北海道において、登山道の一部を修復整備していただいておりますが、いまだ整備が必要な箇所も多くあり、引き続き登山者の安全確保を図るため、早期の整備について働きかけてまいります。2点目の、登山道等の整備委託についてでありますが、現在、まちが借り受けし、登山道として管理している三段山登山ルートの登山道及びスキーコース整備につきましては、登山者のけが防止、安全確保を目的として、上富良野十勝岳山岳会に御理解をいただき、委託をした中で、定期的な笹刈りや流木の枝払いなどを行っていただいているところであります。厳しい環境の中で、危険も伴う作業でありますが、これまでも上富良野十勝岳山岳会と連携し、必要な予算措置を講じながら、登山道等の整備を行っていただいているところであります。今後も適時協議を行いながら、登山道の整備委託をお願いしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 11番 小林啓太

まず、1項目めのロケサポートセンター運営に関してですが、町長主導で行ってきた『泥流地帯』の映画化がいよいよ具体的なものとなっていっていることをとてもうれしく思い、ここまで努力されてきた方々に敬意を表するとともに、この一大プロジェクトがまちにとって最大限有意義なものになるよう、ロケサポートセンターの運営に大いに期待するところであります。また、令和3年に入ってから撮影が開始されることが想定されるということで、ここから先の運営が大変重要になってくると考えられます。そこで、2点目の、下半期の活動計画に関してですが、御報告いただいた計画に対し、十分な人員やスケジュールが確保されているか、こちら、念のために御確認させていただきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の、下期に対します活動についての考え方でございますが、今月末に、実は制作予定者とさらに突っ込んだ協議をさせていただく予定がもう組まれておりますが、そこでさらに先ほど御説明させていただきました内容が詰まるものというふうに理解しておりまして、そういった協議を通じて、ロケサポートセンターとして制作にどういうふうに具体的に御支援をさせていただくことが双方にとっていいか。特に私、お答えさせていただきましたように、これがその後に直結してまいりますので、人員の確保というのは恐らく大変重要なこととなってくると思いますので、こういった取り組みに協力していただけるような方々を少しでも広げてまいりたいと考えておりますので、とりわけ情報提供を積極的にさせていただかないと― 13 ―理解が深まりませんので、そういうことも活動の大きな中心として捉えて、今後、集中的に、今、こういったコロナ禍の中での活動でございますので、制約はありますけれども、可能な限り町民の皆さん方、あるいは関係者に情報提供をさせていただきたいと考えております。

質問 11番 小林啓太

もう早速打ち合わせ等も進んでいるとお聞きし、さらなる期待を寄せたいと思います。次に、3点目の、ロケ地としてのアピールポイントに関してですが、町長の答弁の中にも、円滑な撮影が求められる環境に対するニーズが高いとありました。最近では、撮影機材としてドローンが使用される頻度も高くなってきており、制作者側のニーズも高まっていると考えられます。一方で、行政のルールや土地所有者の許可など、撮影に至るまでの手続は、制作側にとって大きな負担になることも考えられます。この点の対応力は、ロケ地としての魅力にも大いに関わると考えますが、ドローン撮影に関して、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。今日ではそういったドローンを活用したようなものが撮影ツールとして非常に効果的だというのを、素人ながら私も理解をするところでございまして、そういったものを実際使用することに伴います許可行為だとか、そういった専門的なことを私どもの段階ではそこまで想定する知見が十分ございませんので、先ほど申し上げましたロケツーリズム協議会は非常にそういった専門的な権利関係の調整、あるいは事前の準備、そういったものに長けた協議会でございますので、そのようなものと十分に協議を重ねながら、委ねるところは委ねて、スムーズな撮影ができるように、私どもとしても万全を期してまいりたいと考えているところでございます。

質問 11番 小林啓太

では、この点のドローン撮影に関しては、おおむね町長としても、今後、まちに対する要望に対しては、上富良野の景観ですとかをアピールする上で非常に効果的なものであり、前向きに協力を検討していくものと捉えてよろしいでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の御質問にお答えさせていただきますが、むしろ、私のイメージで申し上げて恐縮ですが、この『泥流地帯』を映像化する上において、この十勝岳を中心とした富良野平原のフィールドというのは非常に大きなアピールポイントになると思いますので、むしろドローン抜きの撮影というのは考えづらいのかなというぐらいに認識しているところでございます。

質問 11番 小林啓太

ドローン撮影に関しては、『泥流地帯』後にも、要望があった際には、ぜひ柔軟な御対応を望むところであります。続いて、4点目のロケサポートセンターの役割に関して、再度お伺いします。私事ではありますが、先日、上映中の『糸』を鑑賞して、地元の見知った場所や、知人がスクリーンに映し出されるたびに感激してしまいました。鑑賞したことを知人に話すと大いに盛り上がり、あそこの場所がどうだとか、誰々がエキストラで出演しているとか、本当に楽しそうに話してくれたことがとても印象的でした。そして、『泥流地帯』の映画化に思いをはせたときに、これは町民が一丸となって、自分たちの地域が主題の映像作品をつくるお手伝いをし、それが後世まで作成として残る、すばらしい企画なのだと再認識いたしました。そこで、主に『泥流地帯』の映画化において、町民生活の活性化という側面もロケサポートセンターの役割と考えていいものか、町長にお伺いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

小林議員の御質問にお答えさせていただきます。私も全く同感でございます。『泥流地帯』の作品の後々における町民の生活、あるいはまちの活性化について大いに生かしたいというのは、そもそもの私の思いでもございますので、そういった中で、ロケサポートセンターが中心的な役割を果たしていくことは、当然そうあるべきだというふうに考えております。こういったことに、ともすれば行政が余りに前へ出過ぎてしまって硬直してしまうというようなお話も協議会の研修などを通じて私も聞いておりますので、そういったところには十分配慮するべきだというふうに捉えております。

質問 11番 小林啓太

町民生活の活性化という側面において、上映中に町民が映画を鑑賞するというのもとても重要なことでありますが、大変残念なことに、近くは旭川まで行かなければ映画を鑑賞することができないという歯がゆさがあります。そこで、ロケサポートセンターの活動として、町内で鑑賞できる機会を創出することなどもサポートしていく考えがあるかどうか、お伺いします。― 14 ―

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。私、まだ十分そこら辺の詰めはいたしておりませんが、私が実際体験したもので申し上げますと、この上川管内でも、剣淵町で撮影した映画、『じんじん』は、公開前に実は剣淵町で試写会がありまして、私も御案内いただきまして、見せていただいたというような、過去にそういう実態もございますので、なるべく町民の皆さん方にいち早く見ていただくような機会が可能であればお願いしてまいりたいなと。そこは権利関係がまた難しいものかもしれませんが、思いとしては全く同感でございます。

質問 11番 小林啓太

ぜひそのような機会を創出していただけると、町民としても非常にうれしいと思います。また、現在公開中の『糸』であっても、もしそのような可能性があるのであればお願いしたいところであります。続いて、ロケサポートセンターの仕事を記録に残し、紹介する、また、町民が一丸となって『泥流地帯』の映画化に取り組むことを記録するなどの意味で、まち独自で、これから先の映画化に至る過程を映像で記録し、ドキュメンタリーのようなものを作成することも有効であると考えますが、町長のお考えをお伺いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の御質問にお答えさせていただきますが、そういった取り組みも可能であれば、非常に貴重なものとなり得るでしょうから、それについてはちょっと検討させていただきたいと思います。

質問 11番 小林啓太

5点目の、『泥流地帯』後のサポートセンターの運営に関してですが、最大のコンテンツである『泥流地帯』で得た経験値を生かして、継続的に運営されることはとても有意義であると考えます。昨今では、個人や小規模な団体などでも大いに映像制作が行われており、大手メディア以外の映像作品から地域が活性化していく可能性も大いにあり得ると考えています。そこで、ロケサポートセンターとしては、このような個人や小規模な団体などもサポートしていく考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。ロケサポートセンターが中心的な役割を果たして、様々なところへ波及効果を及ぼしていくということは、ロケツーリズム協議会の、実際、イベント等に、私、参加させていただきまして、まさしくそういうような小さな取り組みが幾つも重層的に重なって大きなうねりをつくっているという、もう10年も15年前にも撮影した撮影ポイントは、非常に継続的にまちの活性化につながっているというお話も直接お聞きしておりますので、むしろそういう小さい積み重ねがまちを隅々まで活性化させていくという源泉でありますので、力になりますので、そういうところはしっかりと支援していくように心がけなければならないというふうに思います。以上でございます。

質問 11番 小林啓太

それでは、ロケサポートセンターの運営に関しては、引き続き『泥流地帯』の映画化に向けても御尽力されるようお願い申し上げたいと思います。続いて、2項目めの登山道整備について再質問いたします。1点目の、国や道に関する要望に関して、様々な角度から適正に要望が上げられ、一部整備にもつながっている実態は理解しました。引き続き防災や登山者の安全確保のためにも要望を上げられることを期待するところであります。その上で、町内に位置する登山道に関し、現状は三段山登山ルート以外の登山道についても、山岳会の方々が厚意で笹刈りや流木の枝払いを行ってくれている現状を町長は御存じでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の登山道整備に関する御質問にお答えさせていただきますが、三段山コースのみならず、日常的に白銀荘の上とか、そういったところを自主的に、あるいは安政火口のほうに向かう道路とか、自主的に補修していただいているようなこともお聞きしているところでございます。

質問 11番 小林啓太

先日、私は、たった1日ではありますが、山岳会の方々とともに、三段山登山ルートの笹刈りを行ってきました。すると、軽い気持ちで参加したことを後悔するぐらい、実態はかなり過酷な作業であることが分かりました。重たい刈り払い機や燃料を背負い、山を登り降りするだけでも重労働なのですが、足場の悪い登山道で山を登りながら刈り払い機を使って笹を刈る作業は、正直、有償でお願いされても、もう一度やるかどうか悩むほど、大変で危険だと感じました。気になったので、近くの富良野市ではどのように― 15 ―登山道の整備を行っているか、御担当の方にヒアリングを行いました。富良野市には三つの登山コースがあり、その三つの登山コースのうち、富良野市が管理者になっている登山コースは、一部ではあるが、登山が重要な観光資源でもあることなどから、近年においては約400万円の予算を割き、全ての登山道の整備を富良野山岳会の方に委託されているとのことでした。費用の中には、刈り払い機のリース代や燃料代、替え刃代などもあるが、多くは整備に当たる方の人件費であるとの御回答でした。そこで、町長にお伺いします。町内にある登山道に関して、町が管理する、道が管理する登山道の笹刈りや枝払いなどの作業負担はあくまで道の負担と考えるか、もしくはそれがかなわないときはまちで負担するべきと考えるか、町長のお考えをお聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

小林議員の登山道整備に関します御質問にお答えさせていただきます。基本的には、北海道が管理していただいているものでございますので、北海道にまず要望するのが第一義であろうというふうに考えております。しかしながら、現在の三段山コースのように、古くから非常に山岳会の皆さん方が自主的に、あるいはまちも本峰を目指す方にとっては最短コースの一つでもあろうというふうに思います。そういったところの登山者に対する利便性をみずからの努力によって行えるものであるということから、本当にボランティア精神を持って山岳会の方が協力していただいております。そういったことを考えますと、やはり全てを管理者であります北海道へ委ねっぱなしということは、これは限界があるなということから、引き続きやはり山岳会の皆さん方の自主性は尊重して、そこに対価をもってそれに報いるということが、その作業に当たっていただいている方に対する応え方かどうかというのは、ちょっと即断できませんが、それは日ごろのお互いの意思の疎通を図る中から生まれてくるものだということで、まちが対応することが可能な範疇ではお応えしていくことも大切だろうというふうに理解をしております。

質問 11番 小林啓太

この点に関しては、正直、私も、今、町長がおっしゃったように、ボランティア精神に対して対価でお答えすることが是なのかどうかということに関しては、正直、答えを持っておらず、どうしたらいいのか、今日までずっと考えてまいりました。ただ、山岳会の方のお言葉を借りれば、登山道整備の第一義は、安全に登山を楽しんでもらい、楽しかった思い出を持って帰ってもらうこと、自分たちの山は自分たちで整備するのが当たり前とのことで、上富良野の登山コースに関しては、このような郷土愛と山を愛する方々に支えられていることに感謝の念に堪えないのですが、会の活動により、登山による観光客誘致や経済効果でまちも潤うという側面もあるのではないかと考えます。一方で、山岳会の方も高齢化してきていることや、後継者を育てていかなくてはならないなどの問題も伺いました。そこで、最後に町長にお伺いします。近年では、毎年約17万円が登山道整備の委託料として上富良野十勝岳山岳会に支払われていますが、ほとんどが燃料や刈り払い機の替え刃代などの経費であると聞き及んでいます。これからも双方にとって安心で安全な登山道整備が継続されるよう、予算の見直しも含めて山岳会と協議をしていくお考えがあるかどうか、お聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番小林議員の御質問にお答えさせていただきます。山岳会の方々が十勝岳を中心とする登山道の整備等に本当に熱心にボランティア精神を持って御貢献いただいている姿は私も十分承知しております。とりわけ登山道のみならず、避難小屋等の管理についても、本当にお聞きいたしますと、あの過酷なところまで修復資材を背負っていって修復していただいたりということで、本当に私ども登山を日常的にしない者にとりましては、御苦労だなというふうに思います。そういう観点からも、小林議員からお話ありましたような、作業に対する対価的な支援も一つの方法でしょうし、可能であれば、それは今後の協議にもよりますが、山岳会は山岳会そのものの活動を支えていくことによって全体のそういった活動が継続できるということも、方法としてお互いが認識を共有できるものであれば、そういう方法も考え方としてあるのかなというような感じも持っておりますので、その辺はこれからさらに中身を詰めて、長くこの活動が続きますように、私どもも臨んでまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:上富良野町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる