みんなの議会

上富良野町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日

(1)新型コロナウイルス感染症対策下における各種事業の見通しについて/(2)新型コロナウイルス感染症対策下における中学生の学力水準維持に向けた取り組みについて

2020年6月24日、上富良野町議会の一般質問で、元井晴奈議員が「新型コロナウイルス感染症対策下における各種事業の見通しについて」「新型コロナウイルス感染症対策下における中学生の学力水準維持に向けた取り組みについて」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和が答弁しました。

質問者
元井晴奈 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 服部久和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 1番 元井晴奈

私は、さきに通告してあります2項目について、町長、教育長にお考えをお伺いさせていただきます。1項目めは、新型コロナウイルス感染症対策下における各種事業の見通しについて、町長にお伺いさせていただきます。2月に上川管内で新型コロナウイルス感染が拡大した経緯があり、そのとき、幸い、本町での感染者は確認されておらず、道内の感染も一旦は落ち着いたと思われ、3月19日には北海道の緊急事態宣言が解除となり、このまま終息するのではという推測もなされていたその3月に、令和2年度一般会計予算が68億2,807万5,000円で議決されました。しかしながら、4月、新年度に入り、本町でも複数の感染者の報告がなされ、町民の安心・安全な暮― 21 ―らしが脅かされる事態となりました。町長の防災無線での呼びかけや対応策、全町民一丸となっての感染拡大防止策が功を奏し、それ以上の感染は現在抑えられていますが、国も示しているように、新しい生活様式、新北海道スタイルを実践し、ライフスタイルを変えざるを得なくなってきています。3月の議決時と4月以降の本町の置かれている状況は明らかに違うものであり、状況に応じて、見直しや変更も必要かと思われます。また、本町のみならず、世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るい、極めて厳しい経済状況にあり、先行きの見えない経済社会情勢の中、こういった予期せぬ事態下では徹底した予算の取捨選択が必要であると思われます。そこで、次の4点について、町長にお伺いいたします。1、緊急事態宣言が解除となった今、本町がおかれている状況は平時なのか非常時なのか、町長はどのように現状を認識しているのかお伺いいたします。2、基金を取崩し、町独自の経済対策を行ってきていますが、令和2年度の事業見直しはなされているのかお伺いいたします。3、町営バス十勝岳線増便を柱とした観光振興計画推進事業、二次交通改善試行事業は、夏の十勝岳登山客や温泉利用者等の利用ニーズを検証する本町の観光振興のために大切な事業だと理解しています。今年度は、登山シーズンである6月下旬から9月末までの土・日・祝日の早朝特別便の試行運行を行うということでしたが、7月10日以降へ延期となるお話をお聞きしています。しかし、海外からの入国制限の全面的な解除がいつになるのか判然としない中、また、行動制限が緩和となったとしても新型コロナウイルス感染症に起因する観光の自粛などの余波は必ずあると思われます。その中で、時期をずらしてまで試行運行しても、正確なデータは得られないと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。4、かみふらの産業賑わい協議会でのロケツーリズム観光推進事業では、専門誌やメディアに広告を掲載し、観光誘客を目的としている事業ですが、新型コロナウイルス感染の第2波、第3波への警戒と不安がある中での観光客誘致を町民は本当に望んでいるのか。感染不安があるため、今年は観光客に来てほしくないという町民の声も聞いています。一方、恵まれた本町の景観資源を生かした観光事業者からは、観光客が来てくれないと死活問題になっているのが現状ですが、双方の意見は非常に両極端あり、非常に大変なお立場ではあると思いますが、今年度の観光推進を町長はどのようなスタンスで臨まれるのか、お考えをお伺いいたします。次に、2項目めは、新型コロナウイルス感染症対策下における中学生の学力水準維持に向けた取組について、教育長にお伺いいたします。新型コロナウイルスの緊急事態宣言により、本町も休校が続き、家庭での学習が余儀なくされました。学校では先生方が中心となり、高い学力水準を保とうと日々努力されていますが、学力の低下を心配する保護者の声を聞いています。そこで、次の4点、教育長にお伺いいたします。1、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う休校により、不足しているカリキュラムの実施スケジュールはどのようにお考えかお伺いいたします。2、今後、学力水準維持のためには、インターネットの利用も有効な手段であると思いますが、現在、本町の中学生の家庭でのインターネット環境(インターネット普及率、スマートフォン所持率)についてはどの程度把握しているのかお伺いいたします。3、長く続いた休校中、家庭内での自主学習として学習プリントが学校より配られていましたが、親が子どもの勉強を見てあげることができた家庭、共働きで全く見ることができなかった家庭など、家庭環境の相違等で個々の学習内容に差が出てしまったのではないかと危惧しているという保護者からの声も聞いています。さらには、新型コロナウイルス感染の第2波、第3波により、また休校になってしまうのではないかと不安な毎日を送っています。今後の家庭学習の有効な教材として、上富良野高校でも活用実績のある「スタディサプリ」などの通信教育予備校や大手予備校が自治体向けにオンライン教材の販売をしており、こういった民間企業が提供する学習コンテンツを活用する自治体も出てきています。懸念されている教育におけるコロナ格差を少しでも低減するために、家庭学習の補助としてオンライン教材などを活用する考えはあるのか教育長にお伺いいたします。4、今後も新型コロナウイルス感染症のおそれは十分にある中で、非接触型社会の実現にもつながり、GIGAスクール構想にて整備される機材の有効活用にもなるオンライン授業の導入や補助教材として、中学校の先生による録画授業映像を用意し、いつでも視聴できる環境をつくることは学力水準維持のために有効な手段であると思われますが、試行的にでも行う考えはあるのかお伺いいたします。― 22 ―

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番元井議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの新型コロナウイルス感染症対策に関する4点の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の緊急事態宣言解除後の状況認識についてでありますが、議員の御質問にある、平時なのか非常時なのかについては、平時でないとの認識は持っておりますが、全てを画一的に判断できる状況ではないと理解しております。また、今後は、今までとは違う「新しい生活スタイル」が求められており、これらへの取組も重要であると認識しているところであります。次に、2点目の令和2年度の事業の見直しに関する御質問につきましては、さきの荒生議員の御質問でもお答えさせていただいておりますが、新型コロナウイルス感染症対策により、不要となる予算につきましては、今後も減額補正を行ってまいりたいと考えております。次に、3点目の十勝岳線の早朝便の増便による試行運行に関する御質問でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、参考となるデータを得ることができないのではないかとの御懸念かと思われます。当初の予定では、6月20日から約3か月間の試行運行を予定していたところでありますが、登山の自粛について、関係団体から愛好者に対して呼びかけられたこともありまして、想定していた状況と大きく異なり、このたび予定した試行運行においては、期待するデータを得ることが難しいと思われ、運行開始の時期を先延ばししたところであります。今の状況に変化がないとすれば、本年度の試行運行見合せも選択肢となることも考えられますが、町の観光振興において、二次交通の改善は重要な施策の一つと考えておりますことから、今後の推移を見極めながら判断してまいります。最後に、4点目のコロナ禍における観光推進に関する御質問でありますが、国及び道におきましては、緊急事態宣言の解除後、行動制限の段階的緩和が進められてきており、先週末からは都道府県をまたぐ移動や札幌圏との往来も緩和されたところであり、一方で、ワクチンや特効薬の開発には、今なお時間を要し、感染リスクが排除されない中で、いましばらくは不安を抱えながらの生活が続くものと思われます。議員御発言のとおり、町内にもそれぞれの立場や置かれている状況によって様々な思いをお持ちの方がおられるものと思いますが、現在の状況を冷静に判断し、何よりもお互いを理解し合うことが最も大切と思われ、「新北海道スタイル」の実践等を通じ、感染の拡大防止と観光振興や経済活動再生との両立が求められているものと認識しており、町民の心を一つにできるよう取り組んでまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員の中学生の学習支援に係る4点についての御質問にお答えいたします。1点目の新型コロナウイルス感染症予防対策による休校により、不足する授業の対応に関する御質問についてでありますが、休校による不足授業日数は21日間となっているところであります。補充授業につきましては、校長会とも協議の上、まず夏休み期間を10日間短縮することで対応することとしており、残る11日間につきましては、今後の新型コロナウイルス感染症の状況や災害及びインフルエンザ、修学旅行、運動会、学芸会などの状況により、冬休みで調整するよう検討しているところであります。いずれにいたしましても、文部科学省で定めた「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン」などに基づいて、子どもたちの「学びの保障」に努めてまいります。次に、2点目の中学生の「家庭におけるインターネット環境」についてでありますが、本年5月に行った調査によりますと、中学生273名のうち214名、78%の生徒から回答を得、そのうち177名、83%の生徒の自宅にWi-Fi環境が整備されております。また、ICT機器の所有については、パソコンが127名、59%、タブレットパソコンが92名、43%、スマートフォンが117名、55%の生徒が「ある」との回答でありました。次に、3点目の休業中における家庭学習による生徒の学力保障に対する「オンライン教材など」の活用についてでありますが、国のガイドラインでは、臨時休校期間中に児童生徒が授業を十分に受けることができないことによって学習に著しい遅れがないよう、学校や児童生徒の実態等に応じて、可能な限り紙の教材やテレビ放送等を活用した学習、オンライン教材などを活用した学習など、必要な措置を講じることとされています。御質問にあります当町のオンライン教材の活用につきましては、民間事業者における有料・無料の様々な学習支援サービスが発信されていることから、まず無料の支援サービスを活用するよう情報発信を行うとともに、北海道が取り組んでいます「e― 23 ―ラーニングシステム」を導入し、各家庭において臨時休校中の学習に限らず、ふだんの家庭学習にも活用できるように対応しているところであります。次に、4点目のオンライン授業の試行的導入についての御質問でありますが、今回の臨時休校中に東中小学校におきまして、Zoomを活用したオンライン授業を3回試行的に実施したところであり、長期間の休校を余儀なくされる場合の自宅における学びが保証される環境整備は、極めて重要な課題と受け止めております。オンライン授業の実施には、ネット環境・パソコンの所有等、課題も少なくないところですが、各学校と十分協議・検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 1番 元井晴奈

まず、1点目の事業の見通しについてですが、今は平時ではないと認識されているということで、今後いつ第2波、第3波が来てもおかしくない情勢であり、それに備えたり、生活様式も変えていかなければならない事態であることは町長も重々承知のことと理解しました。しかし、先ほどの荒生議員の答弁でもあったように、予算が議決されたからにはどのような事態でも行政執行を着実に進めていくという方針には、少々納得いかないところがあります。先ほども申し上げましたが、3月議決時には、新型コロナウイルスの影響がまさかここまで莫大であるとは正直想定しておりませんでした。必要やむを得ない理由により生じた喫緊の地域課題に向けた財政需要の財源、新型コロナウイルス関連の緊急経済対策の財源として財政調整基金を取崩していますが、不要不急の事業はなく、全てが町民のために行われる事業であったとしても、限られた財源の中では優先度があり、それは考慮しなければいけないと考えます。基金に頼るのではなく、必ずしも今年度に行わなければならない事業なのか、状況に合わせて柔軟に優先度を考えて進めていく必要があるかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番元井議員の御質問にお答えさせていただきます。予算の考え方についてでございますが、基本的には荒生議員にお答えさせていただいたとおりでございますが、予算そのものというのは、町の行政運営、あるいは町民の安心・安全な生活、さらに加えて経済に直結する予算ばかりでございまして、しっかりと町民と思いを共有した中で執行しているものと認識しているところでございまして、こういった状況の捉え方は前段申し上げましたが、国においても、あるいは北海道においても、既定予算の執行について言及しているところでもございませんし、また何か情報が提供されている状況でもございません。そういったことを考え合わせますと、これはもう国としての非常事態というふうに押さえているのが国民共有の捉え方だというふうに私は基本的に理解しておりまして、そのために国においてはGDPの数十%にも匹敵するような大規模な補正予算を組んで、これは別途、国としてしっかりと取り組むべきというような捉え方で今日を迎えているところでございます。それぞれ個々の自治体の予算の持ち方、あるいは財源の確保等については、それは国の責任において行われるというのが基本的な考えというふうに私どもは理解しておりまして、町の予算と国の追加的な補正予算とうまく組合せていくことによって町民の生活と経済再生が行われていくものというふうに理解しているところでございます。

質問 1番 元井晴奈

痛みに寄り添う意を表して、町民はじめ、特別職の給与15%カットしてまで身を削って財源を捻出している努力は大変すばらしいと思います。しかし、先ほども同僚議員から上げられていましたけれども、不要不急の事業なく全てが町民のために行われる事業であったとしても、例えば今度でいえば、黒塗りのクラウン、町長車の購入については620万円の予算が投じられておりますが、この費用を考えますと、先ほども申し上げた優先度としては、甚だ疑問を感じております。こういった平時ではない、予期せぬ事態のときは、基金もそうですが、限りある財源の中で町民の暮らしを守る様々な支援策を行っていかなければならず、この件に代表されるような予算の執行に関しては、事業の見直し等含めて、しっかりと精査する必要があると思いますが、再度、町長にお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

元井議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、基本的に繰り返しのお答えになるかと思いますが、予算そのもの全てについては、しっかりと皆さん方と議論を重ね、あるいは町民の皆さん方の声を受け止めた中で、最善の町の行政の財源として、あるいは事業として認識を共有させていただいておりまして、そういった予算の組立てそのものに― 24 ―ついて手を加えると、あるいは一部であっても中身を精査するということになりますと、それは大きく町民の生活に影響をすぐ及ぼすようなことにもなりますし、一つ一つそういったことになりますと、100人おりますと百人百様の捉え方となりますので、そこは価値観の多様なものが全部出てまいりますので、そこはしっかりと皆さんで認識を共有したということで、最大限、尊重するのが私の立場だというふうに理解しておりまして、ぜひ御理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 元井晴奈

次に、町営バスの十勝岳線増便についてですけれども、見合せも視野に入れているという答弁をいただきました。先日、18日には、タイやベトナムなどの4か国が、ビジネス目的に限定されていますけれども、渡航規制を緩和していくということになりましたが、本町の近隣地域の主力のインバウンドは、中国、韓国、台湾などであると思います。こういった試行運行を行うのであればきちんとしたデータが取れる環境の下で進めていただければと思います。4点目の今年度の観光振興についてですけれども、観光の重要性はしっかりと認識しておりますが、感染拡大防止と経済活動の再生の両立を目指して取り組んでいくということであれば、何よりもやはり町民の健康、安心・安全を第一に守っていただきたく、町民の感染不安の懸念を払拭するためにも、例えば消毒アルコールを全世帯に配布のあっせんなど感染予防策をいま一歩踏み込んだ形で取り組んでいただきたいと思いますが、この点、町長のお考えをお聞きいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

元井議員の御質問にお答えさせていただきます。先ほども申し上げましたように、やはりコロナウイルスと当面、共生を前提として、生活、あるいは経済活動をしていかなければならない状況をしっかりと正確に捉えて、私といたしましては、まず経済活動も大事でございますが、町民の皆さん方が安心して暮らしていけるようなことを担保するのが最優先だというふうに考えております。御質問にありましたような消毒資材だとか、そういったことで不自由を感じておられる、あるいは不安を感じるようなことがあっては、これはいけませんので、様々な各部署を通じて、既に量の確保だとか、あるいは不足感のある事業所だとか、そういったところには常に情報交換をしながら応えていくような体制が整っておりますので、この先の長さはちょっと見通せませんけれども、いずれにいたしましても、そういったことで不安感を持たれないように、そういった前提の下で経済活動も両立していきたいというのが私の思いでございます。

質問 1番 元井晴奈

このコロナに関しては、どこまで続くか、今後の見通しが立たない中でありますけれども、第2波、第3波があったとしても、町長には、前例にとらわれず、慎重かつスピーディな対策を引き続き行っていっていただきたいと思います。次に、中学生の学力水準維持に向けた取組について、教育長にお聞きします。休校により、不足しているカリキュラムについては、8月夏休みを10日間ほど返上して授業を行うということですが、自治体によっては、土曜日授業を行うところもあるようですが、今回の夏休み期間の短縮という結論に至るまでの協議の過程で、土曜日や、1日の例えば時間割のこま数を増やすなどのほかの選択肢については、どのように検討されたのかお伺いいたします。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員からの補習授業等の経過についての御質問にお答えをしたいと思います。まず、土曜授業というのも当然検討いたしました。すみません、その前に、21日になぜなっているかということをお話しして、順番に話させてもらいたいと思います。まず、21日という数字が出てきているのは、学校が現実にお休みになりました。今年、令和2年度で予定していた授業、これをそのまんまフルスペックでやっていこうということを基本として21日という設定をしたところであります。その中で、土曜授業を検討したのですけれども、まず給食の対応ができないという大きなネックがありました。やはり土曜授業をして、お母さんにお弁当を作ってもらっておいでということはなかなか難しいなというのが、土曜授業をしないという一つの判断でございます。あと、短縮授業といいまして、本来、小学校でいうと45分の授業が基準ですけれども、それを40分にして、こま数を増やしていくという方法があるのですけれども、その方法だと、定着に5分短い、後半戦のまとめの部分を5分短くするという授業の形態はやはり好ましくないという判断の下に、45分の授業を基にした今までどおりのやり方でやっていこうという考え方に基づいて、今回10日間程度と。― 25 ―検討する中では、5日間でいいのではないかとか、いろいろな案も出たところですけれども、やはりコロナの状況というのが今後どうなるか分からない。やれるときにしっかりと子どもたちに授業をしたいというような声のほうが圧倒的に多くて、校長会の中でも、最終的には夏休みを10日間短縮する。残り11日間は、先ほど答弁いたしましたとおり、これからの状況の中でいろいろな授業ありますから、学校行事がありますので、それらの状況を見定めた中で考えていこうということでしているところでございます。以上です。

質問 1番 元井晴奈

今後の状況を見てとのことですけれども、8月のその期間ですと、本州ほどではなくても、北海道でも気温が30度を超える日も出てくると思います。学校にクーラーはついていませんし、今は新型コロナウイルス対策で先生も生徒も皆マスクを着用していると思います。新型コロナウイルス対策と、さらには暑さ対策、熱中症対策も同時に考えていかなければならないと思いますが、その点の対策はどのようにお考えでしょうか。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員の御質問にお答えしたいと思います。夏場の様々な対応についてですけれども、10日間短縮するということは、非常に暑いときに学校に行くということになります。暑さ対策というのも当然必要になってきております。その中で、四つの学校がありますので、全部が該当するわけではありませんけれども、まずは家庭において、子どもたちにいろいろな暑さ対策をしっかりと取っていただきたいなというお願いをまずしたいなということです。あと、マスクをした授業というのは非常に大変でありますので、基本はマスクをすると、でも苦しくなったときには外す。あと、熱中症対策としては、今、小学校においては水筒を各自持たしてきています。熱中症対策の一つとしてやっているところであります。そのほか、今年の夏が暑いかどうなのかというのは未知数です。暑いときに6時間やるのか、4時間で帰るのか、そういう判断も今後検討していかなければならないと思いますし、あるいは暑くなる時間帯を水泳だとか、違う部分に授業の組立て、時間割を変えて、どういうものをするかというようなことで、創意工夫を凝らした中で、夏場を乗り切っていきたいなというふうに考えております。できればエアコンも欲しいなとか、そういう気持ちもありました。だけれども、簡単にはいかないですね。学校にエアコンを新しくつけると、電力量が変わるので、大きな電圧器を変えなければならないとか、様々な難しい点もありまして、また北海道のこの辺のエアコンの普及率も考えると、やはり学校にはどうなのかなというのもありますので、そういう部分は工夫で、何とか乗り切っていきたいというふうに今のところ考えているところであります。

質問 1番 元井晴奈

この際に、学校の学習の環境を整えるという点で、学校への冷房装置の導入等も前向きに検討していただければと思います。次に2番、家庭でのインターネットの普及についてですけれども、インターネットの普及率が8割程度とのことで、ネット環境が整っていない残りの約2割の家庭についての対応は、例えば放課後の学校のコンピューター室の開放や就学援助制度で、援助品目として通信費の拡充やWi-Fi環境を整えるための助成制度など、何か対応策はお考えでしょうかお伺いいたします。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員の御質問にお答えをいたします。インターネット環境の整っていないお子さんたちにどういう対応をするかという御質問だったかと思います。コロナの影響で学校が臨休していると、それらに対応するためにインターネット環境を整備するという条件がつきますけれども、その中においては、国においてもインターネット環境がない部分のインターネット環境の整備と、それと通信料に対するものの対応というのがございます。ただ、これも条件があります。それらの国の条件をしっかりと把握する中で対応を図っていかなければならないなと思っているのですけれども、基本的に国が示しているものにつきましては、要保護者、準要保護、低所得の世帯に対する対応はあります。ただ、それ以外でお持ちでない方もいるかと思いますので、それらの調査というの― 26 ―が今後において必要なのかなと。基本的に、御質問には何らかの対応をして、コロナのときは、対応できるような検討を進めていきたいなというふうに考えているところです。

質問 1番 元井晴奈

次に、コロナ格差を埋める家庭学習の民間教材の活用についてですけれども、休校により懸念される学力格差を少しでも低減する対策として、今年度限りでもいいので支援していただきたいという、受験生を持つ保護者からの声も聞いています。eラーニングシステムを活用とのことですけれども、先ほどもありましたとおり、オンライン教材の無料、有料ありますけれども、内容をしっかりと精査の上、子どもたちにとって最も実用性の高い教材を活用していただきたいと思われますけれども、この点もう一度見解をお伺いいたします。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員の御質問にお答えをしたいと思います。先ほども情報提供させていただくということで、最初答弁させていただきました。基本的に文科省で持っております子どもの学び応援サイトというのがあります。このサイトはすごい量の教材だとか動画だとかが載っております。これらの中から選択をしていかなければならないという作業があります。私たちが子どものとき、参考書だとか自分に合うドリルを選んだように、やはり学校もある程度は、ここいいですよという推薦はしたいと思いますけれども、いかんせん、数が数です。やはり子どもたちに合う、合わないはありますので、そういうものをしっかりと子どもたちも見ていただけるように、教育委員会としては、学校を通じて情報提供をしっかりして対応していきたいなというふうに考えているところです。

質問 1番 元井晴奈

4点目ですけれども、先ほど言いました民間の予備校などのオンライン教材では、上富良野中学校の学習進路に合致しない場合もあると思います。その点、現在、教鞭を執っている中学校の先生による録画映像教材を用意することができれば、その心配もなく、さらにはネット環境が整っていない家庭には録画映像データとして、例えばDVDなどオフラインでの活用もでき、きめ細かな対応ができると思われます。このようなやり方も選択肢の一つとして十分に考えられると思いますが、こういった学習支援の実施についてお伺いいたします。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員の御質問にお答えをしたいと思います。先ほども答弁させていただきましたけれども、できる限り検討を推し進めていきたいということでお話をさせていただきました。今、元井議員のほうから提案ありましたとおり、いろいろな方法があると思います。コロナが全てなのですけれども、コロナの状況なので、子どもたちがコロナによって自分たちの進む道を進めないようなことのないように、教育委員会としてもしっかりとやれることを積極的にやっていくという考え方で進めていきたいと考えています。思いだけで、具体的にできるのかいということもきっと聞かれると思いますけれども、いかんせん、ハードや何かが全然十分でないということもありますので、環境が整った中でしっかりそのときにできるように、体制を組んでいきたいなというふうに考えております。一番いいのは、コロナが蔓延しないで学校が休みにならないということだとは思っていますけれども、もしそうなったときに対応できるよう準備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 1番 元井晴奈

最後になりますけれども、今回、GIGAスクール構想にて1人1台のタブレットが整備される予定ですけれども、スムーズな本事業のスタートのためにも、早い段階で、子どもたちも、保護者の方も、先生方も、この関連機器の習熟度を深める必要があると思います。そのために、まだ1人1台のタブレットは整備されていませんが、例えば家庭にあるパソコンやスマートフォンを使ってオンライン授業など、課題はたくさんあると思いますけれども、この機会にぜひトライしていくことも必要ではないかと思われます。そのあたりを再度教育長にお伺いして、質問を終わります。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

1番元井議員の御質問にお答えしたいと思います。先ほども申し上げたとおり、GIGAスクールは始まったばかりで、予算のほうも認めていただいたりしてやっているところですけれども、いかんせん、道具が来ないと。道具が来ないのを理由にしないで、少ないですけれども、今学校にあるものを使って、どういうふうにやっていくかということも考えながら、特に小学校6年生、そして中学校でいうと中学校3年生、ここには重点的な対応をしてい― 27 ―かなければならないというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。

出典:上富良野町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる