上富良野町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月12日
(1)予約型乗合タクシーの現状と課題について/(2)上富良野高校の現状維持に向けての課題と新たな支援策について
2019年3月12日、上富良野町議会の一般質問で、中瀬実議員が「予約型乗合タクシーの現状と課題について」「上富良野高校の現状維持に向けての課題と新たな支援策について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和、総務課長 宮下正美が答弁しました。
- 質問者
- 中瀬実 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、教育長 服部久和、総務課長 宮下正美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 中瀬実
私は、さきに通告しております2項目について、町長と教育長に所信を伺います。1項目目、予約型タクシーの現状と課題について。予約型乗合タクシー事業が運行開始されて7年が経過しているが、上富良野町も高齢者の割合が年々増加傾向にあり、買い物、通院の足としての役割はますます重要視されると思われる。近年、タクシー業界も人手不足で運転手の確保が難しいと聞いている。このような状況の中、利用者の要望に沿って運行されているかを伺います。1、現在の予約型乗合タクシーの市街地区と郡部地区での登録者の人数について伺います。2番目、予約型乗合タクシーの利用者へのアンケートを実施していると思うが、そのアンケートの結果をどのように反映しているか。3番目、区域内利用者が区域外利用者のおおむね倍の利用状況である。区域外の利用者は割高に感じているのではないか。町内一律料金にすることにより、現在の利用割合で、町の委託料はどのくらいふえるのかを伺う。2項目目、上富良野高校の現状維持に向けての課題と新たな支援策について伺います。今年度の公立高校の出願状況をみると、上川南学区40名定員の中で、上富良野高校は16名、鷹栖高校24名、南富良野高校は17名であり上富良野高校は非常に低い出願状況である。今まで上富良野高校存続に向け就学支援金、入学準備金、通学費の― 81 ―支援、また各種資格検定料の補助といったさまざまな対策を講じ、一定の効果を上げていることは評価するところだが、本年度の出願者16名は今後の存続に向けて厳しい状況にあると思われます。教育長はこの状況を見て、今後上富良野高校を維持するために、どのような対策を講じる考えがあるかを伺います。一つ目、上富良野高校の出願者が伸び悩んでいる原因はどのように分析しているか。2番目、地元の中学からの出願者が特に少ないと思われるが、地元中学校への出願の働きかけはどのように行っているのか。3番目、道立高校であることから、北海道教育委員会の上富良野高校に対する考え方と当面の見通しについて伺います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
12番中瀬議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目目の予約型乗合タクシーの現状と課題に関する御質問にお答えいたします。1点目の登録者数につきましては、平成30年12月末現在で、市街地区583名、郡部地区309名、合計892名となっております。次に、2点目のアンケート結果に基づく見直しに関しましては、最近の利用者アンケート調査は、本施行から5年目を迎えた平成29年度に実施し、その結果については、既に議員の皆様や町ホームページを通じ情報提供させていただいておりますが、事業全体について、ほぼ満足いただいているものの、運行回数、時間帯等に関して御意見をいただいているところであります。また、予約型乗合タクシー運行事業を初め、スクールバスなどの運行に関しましては、町内タクシー事業者2社による委託事業として実施しており、これまでもアンケート結果を踏まえた見直しについて協議を行ってきております。しかし、議員の御発言にもありますように、運転手の確保が厳しい状況の中で、事業者からはこれ以上の運行内容の見直しや拡大については非常に難しいとの考えが示されており、見直しには至っていないところであります。次に、3点目の利用料金に関しましては、現行の利用料金は、乗車1回当たり区域内200円、区域外400円を利用者の皆様に御負担いただいているところであります。利用料金につきましては、平成29年度に実施した利用者アンケート結果において、約95%の方が「安いと思う」「ちょうど良い」、約5%の方が「高いと思う」との回答を得ているところであります。このことから、一定の移動距離に応じて差を持たせている現行の料金設定につきましては、利用距離による負担の公平性の観点から、おおむね御理解いただいているものと考えているところであります。なお、利用料金を200円と仮定し、400円区間利用者の平均の差額分を町の委託費とした場合の単純試算につきましては91万円程度であります。予約型乗り合いタクシー事業につきましては、町営路線バスの廃止に伴う高齢者や障害者の方々など、交通弱者の生活支援や閉じこもりを予防することを目的に、町内における移動手段の確保として事業化し、これまで8年間運行してまいりましたが、事業の趣旨につきましては、通常のタクシー利用のようなフルサービスを前提とした制度となっていないことを御理解賜りたいと存じます。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
12番中瀬議員の2項目目の上富良野高校の現状維持に向けての課題と、新たな支援策についての御質問にお答えいたします。1点目の出願者が伸び悩んでいる要因につきましては、平成30年度の富良野管内の中学校卒業者が、前年度より80名ほど減少していることと、上富良野中学校卒業者の旭川市内の高校への出願数が例年より多いことが要因ではないかと考えているところです。上富良野高校の過去5年間の入学者の状況につきましては、これまで30名前後を推移しており、地元上富良野中学校出身の生徒が7割を占めておりましたが、平成31年度の出願者は地元上富良野中学校の出願者が13名、他市町村からの出願者の3名を合わせて、16名の出願となったところです。2点目の地元中学校への出願の働きかけにつきましては、例年と同様に上富良野高校が、上富良野中学校での学校説明会や体験入学を実施し、教育活動の特色や進路実現に向けたキャリア教育など、さまざまな取り組みの紹介、PRをしたところです。また、町からの入学準備金や就学支援金などの経済的支援について説明を行うとともに、管内市町村の中学校に対しましても、学校案内パンフレットや学校だよりの配付を行い、上富良野高校への出願の働きかけを行っているところであります。3点目の北海道教育委員会の上富良野高校に対する考え方と当面の見通しについてでありますが、北海道教育委員会において平成30年3月に策定された「これからの高校づくりに関する指針」では、第1学年の在籍者数が20人未満となり、その後も生徒数の増が見込まれない場合には、再編整備を進めるとされております。― 82 ―教育行政執行方針の中でも述べさせていただいたとおり、上富良野高校は、きめ細やかな学習指導や上富良野町の歴史、風土を学ぶ「十勝岳ジオパーク学習」などの特色ある教育、町内外への教育活動の情報発信や事業参加を積極的に進めていただいているところです。教育委員会といたしましても、引き続き、通学費や就学支援金、入学準備金の助成のほか、介護職員初任者研修を初めとする各種資格取得や地域に根ざした活動を支援してまいります。今後におきましても、これまでと同様に地元関係各位の御協力をいただき、地元高校存続に向けて全力を尽くして取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上です。
質問 12番 中瀬実
今、答弁をいただきましたけれども、登録者の数が市街地に比べて郡部は約半分という数字であります。この利用者は、郡部の利用者におきしては、この半分くらいという数字がその人口の割合として多いのか少ないのかは別といたしまして、結局はそのタクシー会社に予約を入れるときに「時間がかかりますよ」とか、例えばこのタクシーの配車の関係で受け付けるのが非常に難しくなったりとか、そういったことが利用者の中で登録者が少なくなっているような状況というのは考えられないのかどうかということをまず最初にお聞きしたいと思います。
答弁 総務課長 宮下正美(総務課長は2022年3月まで)
12番中瀬議員からありました、予約型乗合タクシーの受け付け方法の変更と利用率の低下という部分の質問かというふうに思いますが、受け付け時間につきましては当初6時からということで、済みません。予約時間につきましては朝6時からということで27年から運行をしてきたところでございますが、事業者の営業時間等々の関係から30年度の4月1日からは、予約時間を7時から変更したという形になってございますが、この部分に関しまして利用率が下がったという部分との影響の部分については、今現在、失礼しました。30年度利用率自体が、29年度と比較をして落ちているというのが今現在の現実でございますので、この内容につきましては今言った部分が関連あるかどうかにつきましては今、年度末の実績を見て、ちょっと事業者のほうと確認をこれからするということで準備をしております。以上です。
質問 12番 中瀬実
今、総務課長のほうから答弁ありましたけれども、29年度から比べて、区域内が29年度は8,215だったのが、30年は5,529人になっています。そして、区域外につきましては29年が4,437利用したものが、30年は3,038ということで、利用者の数が減っております。そういったことも数字を見て、これが運転手不足の関係なのか、それから利用度合、結局郡部の場合は町から見れば迎えに行く時間帯が非常にかかるからということでの、業者からの受け付けがうまく行かなくてこうなっているのか、その辺のところがちょっと知りたかったのですが、その辺は置いておきます。とりあえず、この予約型乗合タクシーにつきましては、今後上富良野町もますます高齢化が進みまして、30年度の数字でいきますと人口が1万862名の中で、高齢者の、65歳以上の高齢者というのは3,353人、高齢化率30.87%ということで、これは非常に数字的に高くなってきております。世帯数も5,351世帯の中で、独居の高齢者の数が531世帯もあるという状況になっています。これはいわゆる世帯数の1割ですよね。この独居世帯が多くなるということは、今、町が運行しているこの予約型乗合タクシーというのが、今後ますます必要な部分になってくるのではないかというふうに考えております。そのような中で、先ほど答弁がありましたけれども、アンケートの調査の中で思うような、これ以上の内容の変更とか拡大は難しいというふうな答弁をいただきました。こういう状況は理解はできますけれども、そうなったときに利用者は多いのに運行ができないということになると非常に困るわけですが、その辺のところの町長の考えをお伺いしたい。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
12番中瀬議員の予約型乗合タクシー事業についての御質問にお答えさせていただきますが、町内において高齢者比率、あるいは高齢者のみの世帯の増加等の傾向は、私も理解をしているところでございます。今後こういった、要するに一般的に交通弱者といわれる方々の利便性を維持する、そういった観点から利用度がもし将来高まる、また利用に応えらない状況というものは生ずるわけにはまいりませんので、現在のところそういった状況に至っているという理解はしておりませんが、将来そういう時代を迎えるに当たっての移動手段の確保というものは、これは欠かせないサービスでございますので、これらについては状況を見ながらどういう方法が町としてとり得るのかということは研究課題だというふうに― 83 ―理解をしているところでございます。
質問 12番 中瀬実
人手不足というのはタクシー業界に限らずいろいろなところで出てきているわけですけれども、今町長から答弁いただきましたけれども、本当に必要な部分が、これから特に必要な部分でのこの予約型タクシーだと思いますけれども、町でもしタクシー業者が、この予約型乗合タクシーから撤退しなければならないという状況になったときに、これを継続していくということで、何らかの方法で町は継続していくという考えで受け取ってよろしいのでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
12番中瀬議員の御質問にお答えさせていただきますが、現在、具体的に将来像を描いているものではございませんが、いずれにいたしましてもこのサービスを縮小していくということはまず想定していないところでございます。ただ、その事業継続をどういう形でしていくかということにつきましては、現在100%民間が担っていただいておりますので、現在は町内事業者に限ってということで委託をしております。これが、少しエリアを拡大して事業者を募る等の方法を講じなければならないという、そういう場合が生じたときには、さらに検討いたしまして判断をしてまいりたいと考えております。
質問 12番 中瀬実
できるだけ今の業者の方々が引き続き、この予約型乗り合いタクシーを営業していただくことが一番の理想なわけですけれども、それがかなわなくなったときには、それらのことも考えながらやっていただきたいなというふうに思っておりますけれども、そんな中でこの予約型乗り合いタクシーのいわゆる郡部というか、区間内と区間外の料金設定になっております。この区間内、区間外の利用設定の中が、区間内は200円、区間外は400円という設定になっております。今後、当然先ほどから申し上げておりますけれども高齢化が進みまして、今現在免許を持っている方が免許の返上をするような状況になる。これはもう必ずそういう事態が起きてくるようなことが想定されます。そうすることによって、そうなることによって買い物、それから病院通いの足がなくなったら本当に困るわけです。そういったときに、この料金設定が、年金生活をされている方も結構いらっしゃいますので、たかが200円の差、でもされど200円の差になると思うのですよ。ですから、その町のこういった事業を展開する中で、確かに距離の差がありますから差をつけるのは仕方のないことなのかもしれませんけれども、でも利用する側から見れば、やはり本来、何とか同一料金にしていただきたいなという声も、多分そういうこ と が あ る か ら 先 ほ ど の ア ン ケ ー ト の 結 果 で も「ちょっと高い」という人が5%という数字でしたけれども、そのアンケートの中にそういった数字が出ているのは多分その辺だと私は思っているのです。ですから、そこら辺のところを町でこういう事業を展開する中ですから、何とか一律料金にするような考え、先ほど一律料金にすると今現在の数字の中では90万円ちょっとくらいのその負担が委託料の負担になるということだったのですが、そこら辺のところの検討する余地はないのでしょうか。お伺いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
12番中瀬議員の料金設定についての御質問にお答えさせていただきますが、いろいろ御利用いただいている皆さん方の意向を伺う中におきましては、先ほどお答えさせていただきましたように、料金設定につきましてはおおむね適正であるというような理解をいただいていると判断しているところでございますが、一部において少し格差がある部分について、「一律にしてほしい」というような声もあることも一方では事実でございます。こういった公共サービスを提供していく中で、私ども行政を預かるものといたしまして、やはり受益と負担の公平性というのは、いかなるときもこのバランスというものは常に意識をした中で料金設定というものをしていく必要があると考えておりまして、とりわけこういった足の確保等につきましては負担と受益というものがまさしく一番比べやすいと申しましょうか、評価しやすいような事業かなということもございまして、現在こういう格差をつけさせていただいております。また、議員からお話がありました、仮に同一料金とした場合の金額の多寡については、これは特にそれを意識して差をつけているという考えは毛頭ございません。公平負担の原則に基づいて、この制度設計に当たりまして十分協議した中で設定させていただいた。そして、さらに利用者の意向調査等も参酌いたしまして、現在の料金設定に特に違和感はないというような現在、私どもとして理解をしているところでございます。
質問 12番 中瀬実
いろいろなことを想定しながらこの料金を設定しているということでありますけれども、こういった予約型乗合タクシー事業を― 84 ―やっているところもほかにもありますけれども、一番近くの隣の町は同一料金、郡部も町も同一料金というような話を聞いております。そういった例もあるわけですけれども、結局はある程度の年齢になったら、一番おっかないのは引きこもりなわけですよね。その引きこもりを防ぐために、安い料金だったら利用して、町の買い物にも行こうか。それから病院にも行ってみようかというような発想になる。そのことが結局はそういった人たちが家に閉じこもりにならないようなことにもつながるのではないか。そういう気がするわけですよ。そのときに、先ほども申し上げましたけれどもたかが200円なのですが、やっぱりたくさん所得のある方は別でしょうけれども、やはり年金生活者は本当に大変だと思うのですよ。たかが200円でも、それでも大変な人は大変。だから、これは町の乗合タクシー事業をやっているということであれば、これは均一に料金は、一本化するのが行政サービスの中でこれから大事な部分でないかというふうに思うわけですよ。ですから、多分ですけれども、そんなに害な数にはならないと思います。これから急激な利用登録者数にはならないと思います。ある程度の負担はしながら、この乗合タクシー事業を推進していくのが、これは町の責務だというふうに私は考えております。そういった意味でもう一度、町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
12番中瀬議員の御質問にお答えさせていただきます。交通弱者、要するに移動手段の非常に困っておられる方々に対する行政サービスとして、こういった乗合タクシー事業の価値というのは共有できているというふうに思いますが、そういった行政サービスの提供と、一方で公平な負担感を求める手法と、これはまたちょっと異質なものと、ほかにも影響する要素が含まれておりますので、予約型乗合タクシー事業を通じての交通弱者に対するサービス提供は、これは向上させても低下させることはできないということは申し上げておりますが、その料金設定のあり方等については、どういう形が本当の理想の形なのかということは、我々といたしましてもまだまだ検討もしてまいりますが、いろいろ御意見を伺う中で今の制度を堅持していくことがいいのか、あるいは少し工夫をすることも必要なのかということは少し推移を見ながら検討させていただきたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 12番 中瀬実
いわゆる、これを利用する方は、やはりいろいろな考えがあるのだと思います。前回、29年度にアンケート調査をやっておりますけれども、そのときにアンケートの調査の内容ですね。これは利用者全員を対象としたアンケートだったのか。それとも、いわゆる抽出のアンケートだったのか。それから、そのアンケートの項目は、どういったことをアンケートの項目として上げていたのか、もしわかれば教えていただきたい。
答弁 総務課長 宮下正美(総務課長は2022年3月まで)
12番中瀬議員からありました、29年度に行いましたアンケートの関係につきましてお答えをさせていただきたいと思います。まず、アンケート対象者につきましては当時、29年6月末の登録者全員にアンケート調査は御案内をしたところでございます。当時の数字としまして、対象者につきましては878名というところでございます。そのうち、回答をいただいた方が、400名の方から回答をいただきまして、回収率につきましては45.1%というふうになっている形になってございますので、内容としましては利用されている方と、あと登録だけしていて利用はしていないよという人からもいただいたということでございます。あと、設問の関係でございますが、こちらにつきましては過去にも一度お示しをしたところですけれども、一応お住いですとか年齢、性別、属性の関係、それと乗合タクシーの利用をしたことがあるかどうか、あとふだんの交通手段はどういうことか。あと、それ以外にふだんの乗車時間についてどうですかとか、目的についてはどういう目的で乗っていますか、先ほどありました料金設定等についてどう思うかという部分について御回答いただいたところでございます。以上です。
質問 12番 中瀬実
アンケート調査というのは、やっぱり今回は全員だったということでよかったと思いますけれども、抽出検査だったらちょっと問題があるなと思ったのですが、全員ということでありますのでよかったかなと思っていますけれども、このアンケート調査につきまして、ただ回収率が半分行かなかったということで、その回収の方法がどういうことだったかわかりませんけれども、せっかくのアンケート調査でありますから、回収率を高めていただくことが利用者の声がある程度集約できるのかなというふうに思っております。今後、そういったアンケート調査をするときは、極力回答が高いような状態での回収をしていただき― 85 ―ながら、この乗合タクシーについての今後の改善策等について、きちんと反映をさせていただきたいなというふうに思っております。いろいろこれからも、町としてはこの事業を推進していただきたいわけですから、町長から先ほど回答をいただきましたけれども、とにかくなくさないで続けていただくということが一番大事な部分だと思いますので、今後ともこの乗合タクシーにつきましてはどんな形であれ、残すような形でやっていただきたいと思います。次に、上富良野高校の存続の関係ですが、先ほどお話をしたとおり、上富良野中学校からの上富良野高校への出願者が非常に少なかったと。この原因について、どのように把握をされているか、まずお伺いしたいと思います。
質問 12番 中瀬実
先ほどの答弁の中では聞けなかった部分なのですが、上富良野高校になぜ出願者がこれだけ少なくなったか。その少なくなった原因が、先ほどの答弁の中では具体的には出てこないのですよ。ですから、教育長がどういうふうに考えがあればと思ってもう1回聞いたのですが、実際問題、高校の、確かに生徒が減っているから上富良野高校ばかりたくさんの出願者がふえるということは非常にこれは無理だと、現状としては無理かなというのは理解はできます。ところが、これは以前からたまたま聞く話なのですが、高校進学を決めるときに親御さんが決める決定要素、何かということが一番に問題になると思うのですよ。地元だから通うのには便利だし、それから町でも支援資金とかいろいろなものをしてくれるから非常にいいのですが、実際問題、結果的にこれだけ町で支援している割には出願者がこれだけ減っている。ただ、生徒が少ないからで済ませる問題ではないと思う。だから、そこら辺のところが何回も学校のほうにはいろいろと、出願するための学校の体験入学とかそういうことはやっているということだったのですが 、 そ れ で は ち ょ っ と 、 今 の 時 点 で は そ れ で はちょっと足りない部分があったからこういうふうになったのではないかという気がするので、そこら辺のところの考えを、もうちょっと教育長の考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
12番中瀬議員からの上高対策についての御質問にお答えをしたいと思います。危機意識が私が欠如していたのかもしれませんけれども、数々の施策を上富良野高校の魅力づくりということで、平成22年からいろいろなものを進めてまいりました。先ほどもお話しいたしましたけれども、ここ30名程度の入学者を迎えていたところであります。要するに、高校の魅力づくりというものが一番大きなものかなというふうに思っています。特色ある高校であること。それが子どもたちに響いていくのだというものだと思います。ことしこんなに急に16名しか入学をすることは、こんなに数が減ることは予測しておりませんでした。私の不徳といたすところかもしれませんが、最大限、道立高校ではありますが校長先生初め、教職員の皆さんが積極的に子どもたちと触れ合って寄り添った中で、細やかな教育を進めるだとか、町も当然ながらそれに対してバックアップを進めていました。本当に結果については、私も本当に残念ですし、何よりも先頭に立っていた上高の校長先生は本当に残念だということで、やり方が悪かったのかなという部分も含めて、おおむね決まったときに私のところに来ていただきまして「どうしよう」ということもお話をさせていただきました。魅力づくり、町が道立高校の中で魅力づくりをすることについては限界もあります。高校の校長先生も異動があって変わります。その中でどういうふうにやっていくかというのは、たくさんの課題があるわけですけれども、積極的に進めていかなければならないなというふうに今のところ思っているところでございます。
質問 12番 中瀬実
今、なぜそういうことを聞いたかということは、これは上富良野高校の学校だよりなのか、これは一般的に学校案内をするためのパンフレットというか用紙なのですが、この中に生徒にいろいろどうだったということを聞いていることなのですが、「本校に入学して、それから入学させてよかったと思いますか」という設問に対して、生徒は76%、保護者は84%が「とてもそう思う」とか「そう思う」というふうに回答しているのですね。学校に入れてよかったと、上高に入れてよかった。親も子どももある程度評価しているわけですよ。ということは、学校に入って初めて評価しているわけですから、学校に入る前の親御さんには説明がきちんと、せっかくこの上高に入って、入った子どもたち、それから親御さんもよかったということを評価してくれているわけですから、その学校に入る以前の段階で、もう少し積極的に勧誘というか、ここの上高にぜひ入っていただけませんかというような、そういうことが足りなかったのではないかという、そういう感じがしたものですから、先ほ― 86 ―どそういう質問をさせていただきました。そして、結局はこの上高は確かに小さな学校ですけれども、結局子どもたちにしてみれば、学習の内容そのものも、やはり生徒数が少ないからこそできる、学習の仕方が普通の学校とちょっと違っていて、必ず繰り返し、学び直し、わかる授業、そういったことを主眼にして教育をしているのだと。それが結局、子どもたちにとっては学校に入ってから、教科のいろいろ勉強がよくわかるようになったとか、そしてこの学校でいろいろなことを学んでよかったというふうなこの評価が出ているわけですよ。ですから、ほかの学校ではできないことができるわけですね。だから、そういったことをもっと強力に、沿線の学校にしても、それから上富良野中学校はもちろんですけれども、そういったところにアピールすることがもっと必要だったのではないかなという気がしたのですけれども、その回数などの関係はどうだったのでしょうかね。教育長、もう一度よろしくお願いします。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
12番中瀬議員からの御質問にお答えいたします。回数については、要するに学校、中学校の関係がありますから、必要以上に回数ができるわけではありません。1回のみです。
質問 12番 中瀬実
学校の勧誘とか、そういったものは1回だということで理解はさせていただきました。学校に行かなくても方法論はありますよね。方法論はないわけではないと思うのですが、その辺はどうなのでしょうか。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
中瀬議員の御質問にお答えします。学校に行かなくてもということは、私たちが、教育委員会がその場を設けるということなのかもしれませんけれども、基本的には情報の提供、ペーパーなどの情報の提供は町においても当然しますけれども、同じものを二度、三度配るようなことは考えておりません。まず高校を選択するということ、子どもたちが高校を選択するということはフラットで選択してほしいと私は思っています。子どもたちがそれぞれの夢や希望をかなえるためには、高校の選択というのは非常に重要であります。そのときに、回数を多くして目立ったことをするということではなく、フラットの状態で子どもたちが選択を進めていくと、この上で上富良野高校を選んでくれるということが、私としては理想だと思っています。したがって、特色ある上富良野高校をつくっていきたい、校長先生ともそういうお話をして「つくろう」ということで、いろいろなことを進めてきました。まだまだ足りないのかなというふうに思っています。そういう意味で、そういう取り組みをして対応していきたいなというふうに考えているところです。
質問 12番 中瀬実
方法論とか何か言ったら、いろいろまた規制とか何かあるのでしょうから、それは置いておきまして、高校は結局、先ほど教育長からの答弁がありましたように、この20名を切るということが今後続けば、当然生徒の募集停止とか、学校存続が難しいということですよね。だから当然、来年も2桁、20名を切るような状態になったときは、当然即生徒募集が停止になるのかどうか、それをまず教えてください。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
12番中瀬議員からの、この状態が続くとどうなるのだというお話についてお答えいたします。基本的には、ペーパーに書いている部分では、この状態が2年続けば自動的に廃止の方向に向かわざるを得ないというようなことだというふうに理解をしているところであります。
質問 12番 中瀬実
学校が、上富良野高校がなくなるということは、いろいろな面での上富良野にとってはマイナス要因が発生するわけですけれども、何とかこの状態を、ぎりぎりの線でも何とか継続して存続できるような形をとらないといけないわけですけれども、今教育長のほうからいろいろなことで答弁をいただきました。議長、今回これ教育長に答弁を求めているのですが、これは町の教育関係の上高存続については、町の町長も当然いろいろなことで置いてくれるわけですから、町長に答弁してもらうことはどうなのでしょうか。それは今回はだめなのですか。
質問 12番 中瀬実
わかりました。そしたら、基本的に高校が存続できるように、我々も望んでいますし、できる限りの努力をしていただいて、そして来年度は何とか20名を切らないような形をとっていただくようにしていただきたいなと思っております。以上です。