上富良野町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日
(1)単独維持困難路線と言われるJR富良野線のわが町における今後のあり方について/(2)わが町の社会福祉推進の要である民生委員・児童委員の活動のあり方等について
2017年12月12日、上富良野町議会の一般質問で、髙松克年議員が「単独維持困難路線と言われるJR富良野線のわが町における今後のあり方について」「わが町の社会福祉推進の要である民生委員・児童委員の活動のあり方等について」について質問し、町長 向山富夫、企画商工観光課長 辻剛、保健福祉課長 北川徳幸が答弁しました。
- 質問者
- 髙松克年 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、企画商工観光課長 辻剛、保健福祉課長 北川徳幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 髙松克年
さきに通告してあります2項目7点についてお伺いいたします。第1、JR北海道は昨年11月18日、JR富良野線を単独維持困難路線と発表いたしました。富良野線の我が町における今後のあり方について。2、平成29年は、民生委員制度設立以来100年を迎えました。今日、家族や社会のあり方が大きく変わる中、1万984人の町民の直面する生活課題、福祉課題は多様化、深刻化しつつあります。その社会福祉推進のかなめである民生委員・児童委員の活動のあり方についてお伺いします。JR北海道についてですけれども、JRと沿線5市町村のJR富良野沿線連絡協議会における協議の内容と今後の町のとるべき対応についてお伺いいたします。2、JR富良野線が交流人口、海外旅行者の入り込みについて果たしている役割、評価についてお伺いいたします。3といたしまして、地域の高齢化社会への移行とJRが果たす役割は期待すべきものがあるのではないかと思いますが、町としては、路線確保、維持への方策を見出せないか、お伺いいたします。民生委員制度についてですけれども、少子高齢化現象の中で、奉仕の精神で地域住民の相談に応じ支援を行い、社会福祉の推進に貢献する民生委員・児童委員の活動はますます重要になると考えますが、委員の活動意義について、町長の見解をお伺いいたします。2、民生委員・児童委員の現在の選任方法はどのように行われ、また、確保が困難で欠員が出るような市町村があるとお聞きしますが、我が町の状況と選任方法についての課題はないのか、お伺いいたします。3、少子高齢化、子どもの総体的貧困など、社会的に多様な問題が生じている現状の中で、委員の数は十分と考えているのか、町長の見解をお伺いいたします。4、委員の職務が多様化、複雑化し、活動の大幅な増加が見込まれますけれども、現状の活動費で十分と考えているのか、町長の見解をお伺いしたいと思います。以上です。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の2項目についての御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めのJR富良野線に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。昨年11月、JR北海道より、単独では維持することが困難な線区が公表されて以来、北海道を初め、影響が及ぶ地域・自治体においてさまざまな議論が行われてきております。富良野沿線におきましても、相互の連絡連携・情報交換を目的として、5市町で構成するJR富良野線連絡会議を発足させ、JRからの情報収集はもとより、JRの利用促進に向けた取り組みを展開してきております。まず、1点目のJR富良野線連絡会議における協議内容と今後のあり方に関する御質問についてでありますが、本連絡会議では、沿線住民を初め観光客など、より多くの皆様に鉄道の利用を促すための方策についての協議や活動を中心に展開しております。本年度におきましても、利用者に対する実態調査や誘客イベントの実施、広報誌による地域住民への利用呼びかけなど、さまざまな利用促進策に取り組んでいるところであります。JR北海道との存続に関する直接的な協議等につきましては、北海道全体として取り組むべき課題であると認識しており、町といたしましては、北海道や北海道町村会、上川地方総合開発期成会等と協議しながら、引き続き沿線自治体とも連携し、対応を― 7 ―図っていきたいと考えております。次に、2点目の観光客の入り込みなど、JRが果たす役割に対する御質問でありますが、旅行者の移動手段として、鉄道を初めレンタカーやバスが利用されておりますが、その中にあって、近年、インバウンドを中心にレンタカーの利用がふえてきている状況にあります。しかし、既にネットワークが構築されている鉄道は、移動手段として非常に大きな役割を果たしており、その価値を高く評価しているものであります。また、JR富良野線連絡会議が6月と8月に実施したJR富良野線利用実態調査でも、4割以上の方が観光目的として鉄道を利用しており、観光を地域づくりの大きな柱とする富良野地方においては、鉄道が果たす役割は大きいと理解しており、今後においてもその必要性は変わらないものと認識をしております。次に、3点目の路線の維持確保に向けた町としての方策についてでありますが、JR富良野線の今後につきましては、ますます進む高齢社会における移動手段として、あるいは積雪地帯である富良野地方の中で安心して利用できる通学・通勤の手段として、鉄道の必要性を強く感じているところであり、存続に向けて、JR富良野線連絡会議を通じ、利用促進策などを含めまして、沿線自治体と連携し、取り組みを進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの民生委員・児童委員の活動のあり方に関する4点の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の民生委員・児童委員の活動意義についてでありますが、民生委員・児童委員につきましては、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員と位置づけられ、給与を支給しない規定となっております。なお、当町におきましては、各委員の活動における実費として、活動費を民生委員協議会を通じ支弁しているところであります。委員の皆様は、日常的に住民に最も身近なところで安心を支えるさまざまな角度から活動されており、地域福祉の担い手として極めて重要な役割を担っていただいていると理解しているところであります。とりわけ、最近の少子高齢化に伴い、本町におきましても核家族化、独居・高齢者世帯の増加など家族構成が変化している状況にあり、また、ひとり親世帯や生活保護世帯などの生活弱者も増加しております。このような中、民生委員・児童委員の方々におかれましては、高齢者実態調査を初め、在宅福祉の介護相談、生活困窮者の相談支援、要支援者の見守り訪問、登下校時の子どもたちへの声かけなど、多岐にわたる地域福祉活動を行っていただいており、さらに、さまざまな事案における福祉的な支援について、行政や関係機関とのパイプ役も担っていただいており、民生委員・児童委員の活動意義は極めて大きいものと理解しているところであります。次に、2点目の委員の選任方法についてでありますが、改選時において現任委員の意向確認を行い、その中で、退任を予定される地区の民生委員・児童委員の選任につきましては、地域に密着した活動が必要なことから、地域の実情に最も精通されています住民会を通じて、適任者を推薦していただき、選任しているところであります。そのようなことから、現在の選任方法については、特に課題等はないと認識しており、引き続き住民会を通じての推薦により選任していく考えであります。次に、3点目の委員の定数についてでありますが、国において一定の基準が示されており、町はその基準を参酌した上で定数を決定し、北海道と協議した上で、北海道民生委員定数条例に定められているところであります。国の基準におきましては、町村は、70世帯から200世帯につき1人の民生委員・児童委員を配置することとなっており、現在、本町では定数を34名としているところであります。委員の定数につきましては、民生委員協議会の中においても適時検討を加え、現在の定数に至っていることから、適正な委員数となっているものと理解をしておりますが、各地区における高齢者数の変動等により、地区間のバランスが多少変わってきている状況もあることから、現在、民生委員協議会において、地区別の見直しの必要性を検討されておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4点目の活動費についてでありますが、1項目めでも少し触れさせていただきましたように、民生委員法において、給与を支給しないものと規定されており、無報酬となっておりますが、民生委員・児童委員の活動につきましては、複雑化・多様化する社会情勢にありまして、大変大きな役割を果たされており、活動のための交通費等の実費分を活動費として費用弁償させていただいております。本町におきましては、平成24年度に上川管内の活動費の状況を勘案し、見直しを行ったところであります。それにより、活動費につきましては、管内の平均的な水準にあり、ほぼ適正な額となっているものと認識しておりますが、今後において、活動に支障の来すことのないよう適時検証してまいりたい― 8 ―と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 10番 髙松克年
JRの富良野線についてお伺いしたいと思います。行われた実態調査についてお伺いしたいと思います。各駅ごとの乗車の人数とか、あと、利用目的、通学・通勤、そのほか通院、観光とか、それらについてもそれぞれに調査されているのかどうか。また、実態調査から、富良野線において、他の線と、特徴的なことが見られるのかどうか、その辺についてお伺いしたいと思います。
答弁 企画商工観光課長 辻剛(企画商工観光課長は2020年6月まで)
10番髙松議員の、ただいまJRの実態調査にかかわります御質問にお答えをさせていただきたいと思います。人数につきましては、今ちょっと詳細の、各駅ごとの内訳についてはございませんが、富良野線全体といたしまして、アンケート調査をした時点では、6月の調査では7,690人、これは5駅合計でございます。それと、8月調査では8,128人ということで、こちらのほうも5駅合計で、こちらの方々にアンケート用紙を渡して、回収をしているところでございます。6月、8月とも、利用の目的というところでは、そんなにそれぞれ差はないのですけれども、やはり観光目的での利用が6月も8月も4割を超えているという。特に8月につきましては、5割近い方が観光を目的として利用されているというようなアンケート結果が出てございます。他の路線との比較までは行っていないのですけれども、やはり観光エリアということもありますので、ほかの路線から比較すると、観光での利用目的というお客さんは多いのではないかというふうに感じております。以上です。
質問 10番 髙松克年
その中で、今言われたように、調査したのが6月と8月ということで、観光シーズンということもあるのかもしれませんけれども、40%、50%近いと言われるような中で、実際に恒常的に利用している乗客の内容というか、そういうものも、できればその中から拾い出してもらえたらというふうにも思うわけです。それと、観光客の利用率が高いということは知れたのですけれども、その中で、やはり今、我が町なんかも置かれている問題として、現存させていくとすれば、観光客を取り込んで、どのような方法でもって利用促進に向けていくのか、その方策があればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員のJR関連に対します御質問にお答えさせていただきます。利用者の比率等につきまして、観光客以外につきましても同様に、通勤・通学に利用されている方は、どのシーズンを通じても4割を超えている方が、全体の量の中で占めているということで、観光客等の方を含めますと、もう80%以上は安定して利用されている路線なのかなと、そんな認識をしているところでございます。また、観光を中心といたします利用の促進策につきましては、ひとり富良野線だけが頑張ってなせるものではないと私は思っておりまして、先ほどお答えでも述べましたように、ネットワーク化されていることに対して意義があるというふうに思っておりますので、広い意味でJRの利用が促進されるような意見もこれから述べてまいりたいと、そんなふうに感じているところでございます。以上でございます。
質問 10番 髙松克年
道の中で有識者でつくられているJR再生会議の中において、この間、声明が出たのですけれども、1年以内に路線の存廃判断を促すという、かなりきつい内容の声明文が出されましたけれども、その中で、それぞれ国が行うべきこと、道が行うべき、地方自治体が行うべきことなどの項目も示されていますけれども、これらに対する町の考え方、存続を基本に考えていくのか。今の町長のお話では、この現状を維持していくことというふうにも聞こえますけれども、これ以上に、ある意味では廃線を基本とするようなことも、また、存続を基本としていく考え方と両立てのような形でやっていかなけれならないと思うのですけれども、その辺についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員のJR問題に対します御質問にお答えさせていただきます。議員御質問にありましたように、さきに再生推進会議の有志の方々によります提言がなされたことも承知をしております。これらにつきましては、知事もそのメンバーの1人に入っておりますが、知事を除いた方々で取りまとめられているようでございますが。私どもこれまでかかわってきた中の印象で申し上げますと、やはり国鉄が民営化されて30年たちましたけれども、当時の3島問題、要するに九州、四国、北海道のJRの当時の民営化された時点まで話がさかのぼらないと私は根本的な改革ができ― 9 ―ないという思いでおります。多分、知事もそういうような考えに基づいて、国に対する発言をしているのだというふうに思いますが。いずれにいたしましても、やはりそのあたりはしっかりと整理されて、ほかの2島と同じ状況かということを考えますと、私としては、JR北海道というのはまだまだ皆さんで共有する部分も共有しないと、JR北海道については、御案内のように民間化されたとはいえ、100%国が株主ですから、やはりそこらのこともきちっと整理した上で、富良野沿線に限って申し上げますと、私は富良野沿線については絶対存続しなければならない路線だと考えております。ただ、ひとり富良野沿線だけが頑張って解決できる問題ではありませんので、何回も申し上げますか、ネットワークとしてあることが大事だということを基本に、これからも取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 10番 髙松克年
町長の存続させるような方向でというか、北海道全体でという意味合いで言われているのだと思うのですけれども、存続させるとなれば、今、JRから各路線のところで、各自治体と個別に交渉事というか、水面下という言い方はありますけれども、新聞なんかで公表されているやり方の中というか、方法の中で、上下分離、乗客の増強というか、増加を見込む。赤字の路線においての穴埋めというようなことも実際に遡上しているわけですけれども、それらについて、この町での方向性というか、そういうものをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番高松議員の御質問にお答えさせていただきますが、存続のための方策、具体的な方策、例えば今、議員がおっしゃいました上下分離だとか、そういったところまで、この富良野線については議論をまだ進める段階ではないというふうに考えております。とりわけ、私が感じますのは、やはりそれぞれ線区に応じて利用に対する密着度、住民と鉄道との密着度が非常に差が大きいものですから、それが皆さん本当に、どうしてもほかに選択肢がないと、JR以外に選択肢がないというような強い危機感を持っておられるところは、例えば上下分離も少し相談に乗ってみようかみたいな、まず、こういう温度差があることは私は好ましいことではないなと思っておりますので、特に、議長もそういう重要な協議のメンバーになっておりますので、町民や地域の声をしっかりと把握した中で、これからも思いを伝えてまいりたいと考えております。
質問 10番 髙松克年
その問題についても、次の6次総合計画に向けてのアンケートの中でも、住民の鉄道の優先度合いは確実に路線バスよりも高く、6番目にある。住民の交通体系に対しての満足度は低い評価が出されていると。満足度が低いということは、それらに対して、住民の意識として持ってるものは、もっと便利なものを求めているという部分もあるのかと思うのですけれども、その住民の要求に対して、今やはりJRを残して、乗客の増加を見込むとすれば、その辺の手当てというのをどういうふうに考えていくか、これ重要なことだと思うのです。地域の上富の町民の人たちも、ある意味では、どういうふうにやっていったらいいかということ、また、便利さを求めているということがわかっているわけですから、その辺にどういうふうに手入れをして、乗客の増加に結びつけていくような、また、先ほどからも出ているように、観光客にどうアピールしていくか、これらについてもう一度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
髙松議員の御質問にお答えさせていただきます。それぞれJRの利用促進に向けましては、観光客をターゲットとしたものと、あるいは通勤・通学等で利用される方々、それぞれ切り口が違うというふうに理解しております。観光客に対しましては、オール北海道で、やはり公共交通ネットワークというものの中での鉄道の重要性というものを大いにPRして、これはやはりJR側も大いにそういった営業努力を期待するところでありまして、そういったものが一体的に活動することによって効果を得られるのではないかと思っているところでございます。一方、地元の方の利用、これにつきましては、毎年JRと私ども沿線の首長を中心に、JR旭川の支社と毎年意見交換をしております。いつも私どもが要望させていただいておりますのは、まず、ハード整備では、例えば駅舎の環境整備だとか、おかげさまでトイレはうちは直していただいたのですが、Wi-Fiを設置していただくとか、あるいは一番ネックになっているのは、やはり通学生に対する便利のいいダイヤの組み方、これについては毎年協議をさせていただいておりますが、非常にJRの苦悩も私ども理解できる。1便ふやすために富良野へ夜、泊めなければならない。それによって、それを使う予定していたほかの線区の車両をどこかから手配してこなければならない。非常に複雑なダイヤで組まれている実態もわかります。だけれども、そう― 10 ―いうことで利用客をふやす努力もお願いしたいということは毎年申し上げておりますので、それぞれの状況に応じた取り組みを通じて、利用増につながるように私どもも役目を果たしてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 10番 髙松克年
それに、やはり再生会議の中でも、市民レベルのところまで情報を開示していけということが指摘されているのですけれども、町においても、我々ちょっと残念だなと思うのは、ここまで論議が高まっている中で、町のほうからこの路線云々のことについて、何か広報などに、利用客の増強をというのはアピールはされましたけれども、そのほかのことで、やはりもう少し情報を欲しいと。先ほどの満足度の中でも、低い評価を得ているということは、そういう答えなんかも知らされていなくて、実情がわからなくて、不満はたまっているみたいなところがちょっと出て、ちょうど期間的に言えば、アンケートをとった時期がそういう時期にも重なっていたのかなというふうな思いもしています。そういうことで、本当に町と町民が一体となって、これをどうしていくか考えなければならない時期に来ているのだと思います。それで、ぜひこれからの取り組みについて、町長からの決意を聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
髙松議員の御質問にお答えさせていただきます。JRの利用促進を町民の皆さん方にいろいろお願い申し上げるという広報活動は、これは必要だろうというふうに思います。しかしながら、一方では、やはりJRみずからの営業努力、さらには、我々地域を預かるものといたしましては、鉄道だけが公共交通を構成しているわけではございませんので、他の運輸事業者等との兼ね合いもございますので、その辺はバランス感覚をしっかりと認識した中で、総体の公共交通体系を構築していけるように努力をしてまいりたいと考えるところでございます。
質問 10番 髙松克年
今、町長が言われたようなことで、ぜひ町民の皆さんにも、公共交通としての役割というか、それをしっかり示していってほしいと思います。次に、民生委員のことについてお伺いいたします。25年問題に象徴されるように、今後、我が町においても高齢者の増加とか認知症高齢者の見守り支援、核家族化により孤立されるような高齢者、ひとり暮らしや孤独死の問題など、また、子どもの貧困問題、DV問題、生活弱者の増加など指摘されている中に、具体的なことは出てきていませんでしたけれども、多くの課題を抱えているのが現状だというふうに思っています。住民への民生委員・児童委員の活動、日ごろ見てはいるのですけれども、どういうことが根底にあって、その活動がなされているか、そしてまた、その活動の重要性は、それに携わっている関係者ばかりではなくて、多くの人たちに知らせる必要があると思うのです。健康で健全にと言ったら語弊ありますけれども、お世話にならない人は、何のためにという感じも受けていたりして、十分に知らされているかどうかということが活動の、ある意味では困難さを広げているような部分もあるということもお聞きしますので、その辺についての町長の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の民生委員・児童委員の皆さん方に対する住民の理解度についての御質問にお答えさせていただきますが、私の認識といたしましては、民生委員・児童委員の皆さん方は、日常的に町民のそれぞれの皆さん方とかかわりを持っていただいていると、そういうことは、多くの町民の皆様方が既に御理解をいただいているものと、まず認識をしているところでございます。具体的な例を挙げまでもなく、まず、選任の時点から、住民会の中で十分に御検討いただいて選任をいただいている、そこからスタートしておりまして、もちろん高齢者の実態調査、あるいは町内の高齢者、例えばふれあいサロンへの参加だとか、また一方、保育所等にお子さんを預けておられる方々については、就労状況の証明をいただくのは民生委員でございますので、そういった各階層の皆さん方と日常的にかかわりを持っておられるという状況でございますので、もし活動についてのお知らせが不足しているところがあれば、御指摘いただければ積極的にお知らせしてまいりますが、住民の皆さん方には広く認識されている委員ではないかというふうに理解をしているところでございます。以上でございます。
質問 10番 髙松克年
それで、次に、選任の問題について、課題はないと認識しているというふうにお答えをいただいたのですけれども、現在のように自治会、住民会から選任の際に、十分に委員の仕事の内容に精通していればいいのですけれども、なかなかそうもいかない場合もあって、自分がちょっ― 11 ―と経験したことなのですけれども、ちょうど民生委員の推薦を住民会がやらなければならないことになった年に、ちょうど住民会長をやるというようなことになって、自分も民生委員に対しての十分な認識が、これほど多くの仕事をやられているということに対して認識がなかったこともありますけれども、お願いに行ったときに、言ったらあれだけれども、住民会長に頼まれて俺はやっているわけでないぞというようなことで、なかなか引き受けてもらうのに苦慮というか、苦労したという経験があるわけです。先輩の委員に、再任だったのですけれども、お願いに行ったときだったのですけれども。そういうことからしても、自分としては、委員の仕事の内容に精通していれば、対応としては、もっとうまくやれたのかなと思うのですけれども、もしもそういうようなことが出てくる場合においては、やはり住民会長が担当者と一緒に同行して、仕事の内容とか、お願いすることについて、十分なお話ができて、理解をしてもらって、推薦できるというようなことがあればということも思います。改善は難しいのか、それをすることが難しいことであればいたし方ないとも思いますけれども、ぜひ選考の場合にそのようなことが生じたときには、担当者が同行するなどしての配慮をお願いできればということも思いますし、それによって、選ばれた人も十分な理解にもとに引き受けてもらえるというようなことにもなるのかなと思いますので、その辺の配慮をお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の民生委員・児童委員の選考に対します御質問にお答えさせていただきますが、ただいま議員からお話しされましたような、そういう意味での選考についての住民会長、あるいは住民会からの要望に対します、町当局としての支援なり御協力は惜しむものではございません。お声がけをいただければ、民生委員の役割、仕事の内容等については、極力御説明に上がることはいといませんので、お声がけいただければと思います。以上でございます。
質問 10番 髙松克年
次に、委員の職務と実態についてお伺いしたいと思うのですけれども、自分の持っている、調べた資料の中では、28年度、1人当たり567回の出動というか、実働となっているのです。多様な内容と案件の多さには自分も驚いてしまったというか、これを34人の方々でやっておられる、全体で実に1万8,000回を超すような仕事をしていることになるのかと思うのですけれども、これがまた、年々増加しているような状況にあるわけです。各地で民生委員に対しての協力員制度というのを設けている地域がありますけれども、これだけ多くの仕事を助けるためには、このような民生委員の協力員制度などができないのかどうか。また、それができないのであれば、定数の拡充、それらあたりを国への要望とか道の基準の見直しとか、都市部においては特に多いということなのですけれども、上富良野でも各町内会においての難しい調整もあるように伺っていますけれども、これからもこのことを続けていかなければならないのは当然なのですけれども、それらについてどういうふうに考えているか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えさせていただきます。それぞれ民生委員・児童委員の活動の回数の捉え方は、議員はどういうカウントをされて調査されているか、ちょっと私では持ち合わせておりませんが、いずれにいたしましても、本町の民生委員・児童委員の定数も含めまして、これまで民生委員協議会の中で、それぞれの活動の実態をこれまでいろいろ反映した中で、地区のあり方、あるいは定数のあり方、そういったものの積み上げの中で今日の定数になってきていると理解しておりますので、私どもといたしましては、そういった、今、議員からお話ありましたような荷重感というものが、特に今大きな課題になっているというふうにはお聞きしておりませんし、あるいは補完的な任務を担っていただくものの中には、各地域に福祉委員も既に配置させていただいておりますので、そういった補完もさせていただいていると思っておりますので、もし民生委員協議会の中で、非常にそういう負担感だとか、あるいはサポートしていただきたい分野等の声がありましたら、それは十分に検討する必要があるというふうに認識しているところでございます。
質問 10番 髙松克年
今の町長の話の中に、少し統計的なことのお話で、自分たちとしては、それはどこから出ているのかという話ですけれども、民生・児童委員活動状況年間集計表からとらせてもらったのですけれども、その中で、合計数としては1万8,465回、主任児童委員として823回という数字の中からとらせてもらって、今お伺いしているわけです。それで、町が、ある意味では、今言われたように福祉委員とか、いろいろなところで重なる部分で、― 12 ―保健師と重なったり、ケースワーカーの人たちとも重なる部分なんかもあったりするのかと思うのですけれども、この回数からいって、民生・児童委員の人たちに、町がもう少し手分けをすれば、仕事を分けられるようなことも、重なってやっている部分とか、調査とか、そういうことなんかも含めて、どういうふうに実際としてはなっているのか、それらについての考えというか、これをどうやって軽減させていくかということについて、どういうふうに考えているか、お伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 北川徳幸(保健福祉課長は2018年3月まで)
ただいまの10番髙松議員の御質問にお答えしたいと思います。今、御質問あった、1人当たり約567回、8,000件という回数なのですけれども、それについては、毎月、月報におきまして、相談を含め、いろいろ、1回出た回数を報告いただいて、種々報告いただいている経過にございますが、その内容につきましての軽減につきましては、ほかの部分に重なるところも一部ありますが、民生委員の範囲の中でやっていただいてる中で、このような結果になっておりますので、1人当たり567回の結果になったということでございます。それで、今現在、民生委員協議会の中でも、総務部会の中で、特に民生委員の配置数並びに地区割の関係、世帯数でいきますと二十数件から320件という、郡部と市街によって差は出てございます。その中で、負担感について、中で今、協議しているところでございますので、その協議をもって、またこちらのほうで検討していきたいと考えております。
質問 10番 髙松克年
そのような中で、やはりしっかりと意見の調整というか、そういうものをして、今言われているような大きな隔たりというか、それらあたりをどういう方法で埋めていけるか、同じ人数の中で、先ほど言ったように協力員とか、そういうものを置けないとすれば、それをどうやって埋めていくかということを、ぜひ話を協議会の中で進めてもらうような方法をとれないかどうかも。また、それが十分にとれないとすれば、先ほど提案したようなこととか、ほかの福祉委員とか、そういう人たちとも手分けして、この回数を、やはりこれだけの回数をある一定のところの人たちが担っているとすれば、大変な回数、多いところもあると思うのです。その辺についてしっかり調査もしてほしいというふうに思います。それで、何人かの方に話を伺ったのですけれども、委員は、ボランティアであるということは十分に認識されていて、しかも、仕事の内容、働きにも、民生委員としては誇りを持って務められていることは、会って話をすると伝わってくるのです。これだけの仕事をしていて、言ったらあれですけれども、苦労はしていると思うのですけれども、それを表に出さない。本当にプライドを持ってやられているということに、自分としても非常に頭の下がる思いで話を聞かせてもらいました。また、やっている本人も、自分自身にとっても、民生委員を引き受けたことによって、本当に大きな人生経験をさせてもらったと。自分自身にとっても、世間というか社会というか、それが非常に広くなったというようなことも返ってきました。そうなのですけれども、残念なことに、それが自己犠牲の上に成り立っているとすれば、我々はそれに本当に、ただ単に、御苦労さまと言うだけでいいのですかねという感じを受けました。世代が変わっていくと、どのような受けとめ方に、民生委員というのが変わっていくか。また、その人が言っていたのですけれども、私も家族がいるから、支えられてこの仕事ができていると。これが例えば夫婦2人で子育てをしながらとか、それを少し終えたとしても、それでできるかどうかということなんかも話が出るぐらい、やはり民生委員になっている人たちの家族の人たちも、本当にこれを支えている。それは、この町を支えているということにもなると思うのです。そのようなことでも、重要な役割を担ってもらおうとすれば、答弁書にも書かれているように、管内の平均であればとか、本当にそれで正しい評価を、民生委員の人たちへの評価として、この町における仕事として評価をしているのかどうか、このことが問われるのではないかと思うわけです。それで、もう一度聞きたいのですけれども、これらについても、町長としてはどういうふうに、将来像も含めて、民生委員のあり方を考えているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
10番髙松議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、民生委員・児童委員のみならず、町内にはさまざまな角度からさまざまな形で御協力いただいている方が多数いらっしゃいます。それぞれその任をしっかりと御理解いただいて、多くの皆さん方が、やはりボランティア精神を基本に御活躍をいただいております。その中の民生委員・児童委員も一つの位置づけになるのだろうというふうに理解をしているところでございます。また、活動費等についてのお尋ねもございましたが、これも冒頭お答えさせていただいておりますよ― 13 ―うに、これまで長い年月をかけて、それぞれ客観的に、あるいは協議会の中で御議論を重ねてきた中で構築されてきたものでございますので、私はそれを尊重するべきだというふうに考えているところでございます。また、負担感等につきましても、これまでも民生委員協議会の中でいろいろと検討されていたり、あるいはそういった中を通じて、地区を見直したり、あるいは定数をふやしたりということを、これまでも歩みの中で続けてきております。今後もそういった活動、あるいは検討、研究を通じる中で、あるべき姿に収れんされていくものというふうに理解しておりますので、それらの動きについては、町は十分に理解をしていく思いでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 10番 髙松克年
協働のまちづくりを標榜しているとすれば、どこかに負担をかけての協働であれば、これは非常にいびつな形になってしまっていて、それがきちっと正しく、意味合いどおりに理解されるかどうかという問題も生じてくるように思いますから、言葉だけではなくて、ぜひお互いにつくり上げていくという誇りと実働、それを含めて考えていかれるようにお願いしたいというふうに思います。質問を終わります。