上富良野町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日
(1)建設・土木業の作業員を対象にした退職金制度について/(2)町の経営の視点に立ったシンクタンクと自治体の使命度について
2013年6月18日、上富良野町議会の一般質問で、谷忠議員が「建設・土木業の作業員を対象にした退職金制度について」「町の経営の視点に立ったシンクタンクと自治体の使命度について」について質問し、町長 向山富夫、建設水道課長 北向一博が答弁しました。
- 質問者
- 谷忠 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、建設水道課長 北向一博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 8番 谷忠
私のほうからは、さきに提出してございます2項目について、町長に何点かの御質問をさせていただきたいというふうに思います。まず最初に、建設・土木業の作業員を対象にした退職金制度について御質問をさせていただきます。建設・土木業に従事する作業員を対象にした建設業退職金共済制度、通称建退共と言いますけれども、国が定めた中小企業退職金共済法に基づき創設をされてございます。勤労者退職金共済機構が運営してございますけれども、建設業を営む事業所が任意で加入して、建設業で働くのをやめたときに、同機構から退職金が出るという仕組みであります。建退共に加入している会社、あるいは事業所につきましては、作業員が働いた日数に応じて、共済手― 41 ―帳に金融機関から購入した証紙を張らなければならないようになってございます。証紙の枚数から割り出した勤務年数に応じて退職金が支払われる制度でございますけれども、加入はあくまでも事業所の任意でございますので、法的な権限での行政が指導するということについては、いわゆる一般的に不可能というふうに言われてございますけれども、上富良野町での公共事業の入札時における地元業者への対応と町外業者の実態の把握はどのようにされているのか、お伺いをさせていただきます。次に、二つ目でありますけれども、町の経営の視点に立ったシンクタンク、日本語で言いますと御存じと思いますけれども、頭脳集団という言い方をされますけれども、自治体の使命度についてお伺いをさせていただきます。近年、地域おこし、町づくりが盛んに叫ばれるようになりましたけれども、国からの指示に従った地域振興策だけではなくて、住民の主体的な参加、みずからの出前で実践する内発的な地域づくりとも言われております。地域社会にとって最も大きな組織体は役場であり、人材、財政力、情報の収集力、あるいは情報を発信する能力を兼ね備えた大企業であるというふうに考えてございます。この拠点、核が地域振興の先頭に立つことなく、単なる事務屋で終わっては地域における人づくり、あるいは職員の活性化、内発的事業など進むことはないとというふうに考えてございます。この豊富な情報と人材を動員して、町の産業の方向性、地域開発、交流人口の獲得など、地域経営の視点に立ったシンクタンクとしての機能を発揮できるか否かにかかっていると思いますが、いかがでございましょうか。内部の討論集会を開き、提案制度の活用、地域づくりは、まず、職員一人ひとりにかかっていると言っても過言ではございません。既に地域づくりの施策として上意下達から下意上達の時代が始まってございます。一層の自覚と奮起を願ってやまないが、町長の指導力と決意のほどを伺いさせていただきまして、あわせて自治体の使命と住民の幸福感についての考え方をお伺いさせていただきます。以上であります。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの建設・土木業の作業員を対象とした退職金制度に関する御質問にお答えいたします。建設・土木業の作業員を対象にした退職金制度についてでありますが、事業者が加入する退職金制度の適用を受けない労働者に対して、働くことをやめた後の生活の補填費用を支給するために、厚生労働省が所管する独立行政法人勤労者退職金共済機構の建設業退職金共済事業本部、谷議員の御質問にありました通称建退共と申しますが、ここが運営をしております任意加入の退職金共済制度でございます。本町におきましては、建退共加入を入札参加資格の要件とはしておりませんが、公共工事を施行する場合には国土交通大臣が登録する経営状況分析機関によります経営事項審査を受けることが義務づけられておりましてこの審査項目に建退共加入があるため、結果といたしまして、町に指名登録がある業者の全てが加入していることになります。建設業を営む上では建設業法はもちろんのこと、事業にかかわるさまざまな法令を遵守することは当然のことと考えておりますが、義務化や罰則が伴わない事項も多くあることから、町が発注者としての指導の手引きとなるよう平成21年11月に、「上富良野町発注工事にかかる元請・下請適正化指導要綱」を作成し、一括下請けの禁止、下請け契約の適性な締結、下請代金の支払い、建退共証紙の適性な貼付などについて、下請業者とその労働者に及ぶ指導内容を定めたところであります。この適正化指導要綱の内容を含め、地域振興への配慮、労働者福祉の向上や暴力団排除等を記載した「適正な工事の施工を!-工事、委託の施工上の留意事項-」と題するリーフレットを入札閲覧室に置きまして、継続して入札参加者業者に対する周知・啓発に努めているところであります。町内、町外業者の区別なく、契約工事にかかわる建退共証紙については、工事着手届けに証紙の購入を証明する掛金の収納書を添付をしていただき、掛金支払いと証紙枚数の確認を行っておりますが、労働者が所持する「建退共退職金共済手帳」への貼付確認につきましては、同時に複数工事現場をかけ持ちされていることが大半でありまして、確認をしていない実態でありますことも御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの町の経営の視点に立ったシンクタンクと自治体の使命度に関する御質問にお答えいたします。まず、首長としての指導力と決意、自治体の使命と住民の幸福感についてでありますが、地方公共団体の役割につきましては、地方自治法の基本精神であります住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を有すると規定されておりまして、私といたしましては、これらの法を遵守しながら町民の負託に応えるとともに、町民の満足度をさらに高め、住― 42 ―んでいてよかった、これからも住み続けたいと、誰もが思えるまちづくりを実現していくことは、私に課せられた使命であると認識しているところであり、町長に就任して以来、このような理念のもとにこれまでもこれからもまちづくりを推進してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。さて、議員御発言にありますように、近年においては、地域の課題については地域の責任のもとに地域が決定する力量が地方自治体に求められおります。さらには、地方分権や少子高齢化の進展、加えて住民ニーズについても、価値観の多様化、個別化、高度化している現状にあり、このような中で公平、公正を旨として行政が果たす役割は極めて重要であると認識しているところであります。そのためには、町民ニーズをしっかり把握した上で、スピード感を持って各施策に反映して住民福祉の増進を図っていかなければならないと考えております。また、行政の補助執行者である職員の資質向上につきましても、極めて重要な要素であり、職員個々の能力を高めていくことは、組織力のさらなる向上につながるものと考えておりますので、今後におきましても、引き続き職員の能力開発により一層取り組み、個々の能力向上と組織力の強化を図ってまいりたいと考えております。議員御発言の内容につきましては、私も意を同じくするものであり、一つ一つを着実に取り組み、その積み重ねが町民の幸福へつながっていくものと確信しており、今後も町民に信頼される自治体経営を実現できるよう取り組んでまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 8番 谷忠
まず、最初に、退職金制度の話からお伺いさせていただきます。この話は余りいずいところがありまして、余り細部について御質問をすると迷惑のかかるところも出てくることでありますから、確認の意味で何点かお聞きをさせていただきたいと思っております。上富良野における事業所を構えている土木、あるいは建設業を生業とする業者数、これは何件あるのか教えてください。
答弁 建設水道課長 北向一博(建設水道課長は2014年3月まで)
8番谷議員の御質問にお答えいたします。町の指名登録業者としてのお答えさせていただきますけれども、それでよろしいでしょうか。現在私どものほうで全体数をつかんでございません。後ほどお答えさせていただきたいと思います。いわゆる商工会の商工業部会のほうに加入の業者という意味合いでしょうか、全体は掌握しておりません。
質問 8番 谷忠
それで、上富良野に何件かあるのかちょっとわからないらしいですけれども、私のほうで把握しているのですよ。それは答えてもらいますけれども、指名願いを提出されている業者というのは、そのうち何件なのでしょうか。
質問 8番 谷忠
全くこの対応については残念な気持ちがいたしますけれども、実は答弁要旨の中で、上富良野に指名させていただいている業者については全て加入していますと、こういう町長答弁があったのですよ、先ほどね。そういう答弁があって加入の件数もわからないというのはおかしな話でしょう、その辺はしっかり把握してください、これは通告した質問ですから。件数については何件ありますかという詳しいことについては通告してありません。その辺については申しわけなかったと思いますけれども、当然のこれ常識の問題だというふうに考えておりますので、今後十分気をつけてください。違った確認から質問させていただきます。実はこの制度ですね、1964年で昭和39年になります。戦後20年たって日本の経済が高度成長を迎えて、昭和39年といいますと東京オリンピックが開催された年に当たります。この年にこの制度ができたというふうに私は調べさせていただきました。そこで、当然日本の経済が高度成長した時期でありますから、こういう建設だとか、あるいは土木作業の現場で働く方がなかなか人が集まらないというふうなことから、発想を持ってこの退職金制度ができたというふうに伺っています。これでずっと今日まで来ているのです。証紙の問題でありますけれども、当時昭和39年、この証紙は1枚20円だったそうであります。今は幾らするかと言いますと、1枚310円です。これ金融機関から元請業者が求めるわけでありますけれども、上富良野でいえば、金融機関何店かありますけれども、旭川信金以外はこれ扱っていないというふうなことであります。ここ― 43 ―から工事の元請業者が証紙を買い求めると、こういう形になっています。これを質問をしようという気になったのは、私、毎週2回旭川の病院に実は家内を見せに通っていますけれども、その間2時間ぐらい待っているのですよ。そこで私の覚えた人が、実は谷さんですよねということになって、その人が上富良野の町の人ではないのですけれども、実は建設業、あるいは土木業の仕事に従事していて、若いときから行っていたのです。正社員ではないと、正社員ではないのでけれども、毎年ずっと今日まで行っている。私と年齢変わらないのですよ。今でも行こうと思ったら行けるのだけれども体調を崩しているし、あちこち節々が痛くなったので、ここの病院に私も通っているのだと。実は相談があるのですけれども、ちょっと聞いてもらえませんかということになったのですけれども、話を伺いますと、この制度だった。私の行っている会社はこの建退共に加入をしている。加入をしているのだけれども、私は農業をやりながらずっと若いときから来ている、今日までと、仕事をしていたと。でも枚数は季節労働者の形をとってもらっているものだから、大概12月でこれ切れますよね、雇用契約を結びますから。その期間は張ってくれてあるのだけれども、雇用期間外、北海道の場合は冬に仕事をすることは滅多にありませんけれども、時によってはぽっと突発的に仕事が入ると。この部分を張ってもらってないのだよなと。谷さん、これどうしたらいいでしょうかと、こういわけなのですよ。それは年金と同じで記載漏れだから、もうやむを得ないのでないのという簡単な答弁をしておいただけれども、何回もくどいぐらい聞かれるものだから、ちょっと私も調べてみましょうということでこれを取り上げたのですよ。それで、旭川の土木建設関連の事業所というのは、1,500ぐらいあるそうです。個人事業も含めてですよ。このうち建退共に加入している会社というのは640戸、おおよそ。640戸ということは大体43%ですね。だけど旭川の公共業者の場合は建退共に加入していることは暗黙の了解だと、こうなっているのですね。今、上富良野でいえば、大きな公共事業といえば、小学校の改築工事、解体作業が進んでいますけれども、通常建退共に加入している会社といのは、元請業者というのはこれ黄色いステッカー、工事標識ありますよね、大概何月何日まで工事で、こういう工事をやっているのだという工事標識がありますけれども、ここに必ず黄色い、見たら一目瞭然わかりますよ、そういう色張ってあります。これ旭川の業者と地元の業者が共同企業体を組んで工事やっていますけれども、これ張ってある。だから、うちの会社はこういう制度もちゃんと作業員に対してはありますよというふうなことを表示しているのですよ。だからうちの会社へ安心して働きに来てくれませんかというふうなことも含めた、いわゆる自己PRも兼ねているということのですけれども、公共事業の場合はこれ全て上富良野の場合は、下請業者も含めて、その辺についてはどういう対応をされているのか、お伺いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の建退共加入に対します基本的な私の認識を、まずお答えさせていただきたいと思いますが、お答えの中で述べさせていただいておりますが、現在上富良野町が発注いたします公共工事につきましては経審、国交省の委託機関でございます、そういう審査の機構で審査を受けたところが指名の要件を満たすということになっておりますので、必然的に上富良野町が発注する上富良野町と契約する事業者は加入しているというような認識をしております。下請けの業者がそれらを満たしているかどうかということは、町としては、そこまで確認には至っていないというふうに私は認識しております。
質問 8番 谷忠
実態はおっしゃるとおりだと思うのですよ。これは元請業者ですからね。ただ、元請業者は下請業者の要請によって証紙の収納届け、これ配らなければならないはずなのですよ、本来は。でもそこまで行政が立ち入って、なかなか確認するということについては、ちょっと難しい面もあるし内部干渉の面もあるということでありますから、その辺はやむを得ないなと、こんなところもあります。ただ、上富良野の場合は全てそういうふうに加入していただいていると、町外業者も含めて建退共に当然加入してくれているということを前提として指名をさせてもらっていると、こういうことでよろしいですね。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
谷議員の御質問にお答えさせていただきますが、上富良野町が契約をしております業者につきましては、建退共に入っているということが、その経審を通じてそれが満たされいるという解釈をさせていただいているところでございます。
質問 8番 谷忠
この退職金を受け取る権利、2年間が最低条件だそうです。1年250日、だから証紙を250ぐらい張らなかったら1年にならないということです。1年間250日働かなけれ― 44 ―ばならないといったら、そうではないのです、1年分が250枚出るということなのです。これが2年間500枚たまって、5年働いて500枚ためようが、10年はたらいて500枚ためようが、これは2年分なのですよ。ですから、これでどのぐらい退職金が出るかと言うと、やめたときにですね、私の記憶では15万6,000円ぐらい、10年間で93万6,000円、20年間働くと220万円、40年間たまったとします、そうすると563万円ぐらい、およそですよ、そのぐらいになる。これが当然もらえるのか、もらいないということですから、働いた人はやっぱりがっかりしましたね。何のために働くかと言ったら、そういう働いた対価を欲しいから働くのですから。上富良野にたくさんあります。張っていないところもあります。きのうも上富良野の業者に電話させていただきました。うちは谷さん、入っているから迷惑かかるのであれば、この質問を取りやめるぞと、こう言ったのだけれども、もうやってくれと。要するに、ここの現場で仕事をしている方々がなかなか言いづらいのだと、うちの会社は当然ここに入ってくれているのだけれども、言いづらいところがあるので、知らない人がたくさんいると。以前は季節労働者というのは農家をやっていて、そして、冬期間とか仕事が終わった間に雇用契約を結んでもらってやる。ですから、なかなかこういう制度まで活用してもらわなくてもいいという方がたくさんいたと思うのですよ。今は、20代の方も、あるいは30代ぐらいの方も建設業や土木業に働いている方がたくさんいます。でも余り会社にいると、上富良野の場合はそういうことはないということですから、私も安心しましたけれども、次年度からの雇用契約に響くと、場合によってはお前来なくてもいいということにもなりかねないので、言いたいことが言えないのだというふうなことがあるものですから、実は、明日の2日目にですね、発議案として季節労働者の強化を求める意見書が提出されて発議の予定であります。現在そういったところから仕事離れが多くなってきていると、いわゆる辛いから、そういう制度も利用してもらえないのだったら、私はそういうところに働きに行きたくないという方が多いものですから、ぜひ弱い立場にある方のために、こういった強制的な行政としての指導はできないにしても、そういうことは極力行政側も力をかしてやってほしいなと、こう思っています。税制の面から1点お聞きしたいのですけれども、これ法人組織の場合は損金計上できると思うのですけれども、それから、個人事業主の場合はこれは必要経費、だから全額必要経費というとで、非課税扱いになると。ですから、会社が必ずしもこれは金額としてもたなければならないと、利益が出たら当然これは税務署のほうに出ているわけですから、そういう制度というふうに私は理解しているのですけれども、その辺は税制の面からいかがですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、最初の部分でございますが、町といたしましても強制的に指導する立場にないことは議員おっしゃっておられるとおりでございます。とりわけ労働基準監督署あたりの見解を伺いましても、これは労働基準監督署といたしましても、啓蒙もする程度であるということで非常に働いておられる方にしっかりと、そのメリットが及んでいるかどうかということを確認することは、やはり難しいのが実態だというふうに聞いております。それで、今の私ども上富良野町の契約の姿から申しますと、契約した時点でその証紙を用意したということの、その証明は受け取りますので、それが末端の作業をされている方まで張られているかというところは、町はそこまでは把握しておりませんけれども、元請事業者がそれを証紙を求めているということは確認しておりますので、その点は確認できております。それから、後段の税制上のことは、もし私の見解が差異があったらまた訂正いたしますけれども、その証紙の購入費は管理費の中に織り込んでおりますので、ですから、当然それは経費として事業者は申告できると、経費の中に含めれるものだというふうに私は理解しております。以上でございます。
質問 8番 谷忠
これは上富良野町にはそういうことはあり得ないと、こう思っているのですけれども、その旭川の方の言われることには、公共事業を請け負った場合に、当然この証紙を張る分というのは会社人夫の積算根拠の中に入れていきますからね、どのぐらいとか、あるいは下請けをどの程度使うのか、孫請けをどの程度使うのかということも計算されてやっているのだと思うのですけれども、こういうときは証紙を張ってくれるのだと、ところが民間の仕事をとったときには、利ざやが薄いのかどうかわかりませんよ、わかりませんけれども、そういうのもあるのだと。上富良野はいかがですかと、こういうことを聞かれたものですから、上富良野はそういうことはありませんと答えていたのですけれども、それどうですかね。― 45 ―
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の御質問にお答えさせていただきます。私もそういうことはあってはならないというふうに思いますし、実は、そういったことを確認をできるすべを構築した足跡はございます。しかし、現実に、では上富良野町で働いておられる方々がどういう実態にあるかというと、一つの工事の現場に、着工から竣工まで固定して働くという実態はなかなかこれは現実にございません。そういったことで、複数の現場をかけ持ちで働いておられるということで、契約はその事業工事に対しての契約ですので、その部分しか貼付できないということで、事業者は大変困難かなというような推察をしております。それで、今後そういったことで、作業をされている方が不利益をこうむらないように、町として何か仕組みを持ってできることがあれば取り組もうじゃないかということで、これは今、現場がその知恵を出しておりますので、そういう実態でございます。
質問 8番 谷忠
すごく質問したくないのですけれども、最後にこの問題について1点だけ、答弁書にありましたとおり、一つの会社の作業員が複数の現場を持つ、これは当たり前のことなのですよ。だからって、証紙を張ることが難しいなんていうことはあり得ないことなのです。どこの現場へ行こうと1日仕事をしてくれたことは事実ですから、1枚張ればいいのですから、半日しか出ないなら別ですよ。1日仕事へどこの現場へ行ったって、今、労働条件というのは厳しくなっていますから、作業日誌だとか、あるいは自分の会社で働いてもらっている氏名だとかは全部登録してますから、そういう面では、例えば私がその仕事に行ったって、昼前はこっちの現場へ行っておいでと、昼からはまたそっちの現場へ行けと、そうであったにしても、これは事業主が張るわけですから、共済手帳というのは、これみんな個人が持っているわけですから、ただ、なかなか下請けまで、孫請けまでそういう建退共に加入しているかといったら、なかなか調べづらいということはわかります。であったにしても、この答弁書にあるように複数の現場を持っているから、確認が難しいということは私はあり得ないと、こういうふうに思っているのですけれども、いかがですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
谷議員の御質問にお答えさせていただきます。私どもが確認をしづらいということはございません。事業者の方々が、私もちょっと専門家ではないから想像の部分がありますけれども、1日の中で、時間によって張るものなのか、その対象事業の部分に、それは契約の金額の中に証紙を購入する分も入っていますから、ですから、その違う契約の分をそこに張るわけにはいきませんので、そういったことで事業者を現場でそういった個人個人の働く現場管理なんかが非常に困難なのかなということで、推察するだけでございますけれども、そうであっても、町としてはそれを確認することは指導上できますので、そういったことは改善していけるように、そういう仕組みを持ちたいなということは考えているところでございます。
質問 8番 谷忠
本当にこの問題については最後にしたいと思いますけれども、立場方に弱い方を守ると、町長は常々言っているとおり、隅々まで光の当たる行政をやりたいのだということであるのだとしたら、こういったところにも絶対不利益をこうむらないような、私はそこで作業をしていただく方々の将来的な不安も払拭するということも含めて、今後の対応に当たっていただければなと、こんなふうに思って、この問題については締めさせていただきます。
答弁 建設水道課長 北向一博(建設水道課長は2014年3月まで)
申しわけありません。8番谷議員の先ほどの町内の建設・土木業に従事する者の掌握状況ですけれども、これいろいろな統計方法がございまして、その中で一番確実かと思われる数字を申し上げます。経済センサスという統計調査がございまして、その中で、これは5年ごと行われております。最新の情報では平成23年度の農業センサス情報でございます。まず、全体事業数を申し上げますと、いわゆる産業分類の項目に入る事業所数ということで、555事業所が町内にあります。そのうち建設業に分類されているのが33事業所、従業員数が426人ということでございます。また、町に指名登録ある業者数でございますけれども、この町の指名につきましては、各工種別に登録をいただいております。その関係で工種別に申し上げますと、土木業が9社、建築業10社、管工事業が7社、電気工事業3社、その他に分類される細かいもの、例えば塗装なんかもこの中に入ってますけれども、その他の分類で5社、これダブり登録がございますので、実質社数でいけば22社ということになってございます。以上です。― 46 ―
質問 8番 谷忠
では、2項目めに参りますけれども、答弁書の中にもありますように、確かに町長おっしゃるように、住民の福祉の向上を図ることが基本だということでありますけれども、これをやって基本なのだけれども、住民の方々は何をもって十分に行政が私どもにやってくれたのかなと感じるところというのは、どういうふうだとお考えでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の御質問にお答えいたします。日ごろ取り組んでおります行政に対します住民の福祉を増進することを基本として取り組みさせていただいておりますが、何をもってそれを量るなり感ずるのかということでございましょうが、私といたしましては、これを追い求めていく追求していく姿は、これはもうとどまることのない限りなく追求していくものだというふうに考えておりまして、この時点をとらえて満足だ、あるいはこの時点をとらえてとりあえず達成したというようなことを感ずる余裕がないというのが実態でございまして、これでもか、これでもかというようなことを思いを常に持って取り組みをさせていただいているところでございます。
質問 8番 谷忠
この地域にいろいろな資源があると思うのですけれども、自然であったり、農畜産物であったり、あるいは文化であったり、こういったものが例えば農業施策を考える場合に、農業だけを中心として考えるのではなくて、こういう地場産業であるとか、あるいは文化であるとか、それから観光の分野であるとか、こういったところと実は連携をしながら結びつきを強めて、そうした振興策を図らなければ私はなかなか絵に描いたもちになってしまっている。スローガンだけはしっかりと立てるのですけれども、具体的に具現化していくための道筋といいますか、そういった部分がなかなか見えてこないというような部分もあるものですから、そのためには私はシンクタンクとして、町の職員は立派な能力を持った方ばかりでありますから、担当する職員はそのことを十分に踏まえて、地域振興に取り組んでほしいということを私は一番申し上げたいのですよ。ただ、行政だけではなかなか町の活性化だとか、そういったことはならないので、やはり地域住民の方と連携していくということが一番大事だと思います。それで、いろいろ聞いてみますと、町の行う行事、あるいはイベント、それから行政の諮問機関だとたくさんありますね、そういったところに参画をする人ほど、自分としてはこの町に幸福感というか満足度を高めていると。参加しない人ほど不満が多いですよ。こういったことを踏まえて、やはり1人でも多くの方々に関心を持ってもらうと。そのためには職員一人ひとりが地域にとけ込むということが一番大事だと思うものですから、町長の決意のほどを改めてお聞かせをいただければと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の御質問にお答えさせていただきます。議員ただいま御発言の思いは、全く私もそういう心だけを持って日々行政運営をさせていただいているところでございます。それぞれ職員が持っている能力、あるいは知識、そういったものだけでもまたなかなか実を結びません。しかし、民間の方だけの自発性に頼っていても、これももちろん進むものでもありません。私といたしましては、やはりそういった、まず進める取り組みのステージとしては、まずお互いにその心を通じ合わせる、交流を深めることからスタートするべきだということで、まず人を知る、そしてお互いの考えを述べ合う、そのためには議員お話のように、まず私ども口癖ですけれども職員の皆さん方に、とにかく現場を知れと、現場感覚をこの行政運営の中に生かせということは、もう何度となく申し上げておりますし、極力そういうような経験を積ませるようにもしております。そういうことがだんだん積み重なって多くの町民の皆さん方と思いを共有して、そして議員がお話しのように産業振興というのは一片だけ切り分けて取り組んでも、これはなし得るものではございません。とりわけ、昨今、6次化というのは非常にはやり言葉で踊ってますけれども、まさしくそういったことを成し遂げるためには、本当にさまざまな業種業態の方々が知恵を出し合って、またいろいろチャレンジをして進めるべきであると。今、まさに私も一番そこに力を注いでいると言っても過言でございませんので、これからもさまざまな形で皆さん方から御意見やお知恵をいただければとお願い申し上げる次第でございます。以上でございます。
質問 8番 谷忠
職員一人ひとりが自分が担当する仕事というのは住民の方の福祉向上、あるいは満足感をいただくためのそれが最たる目的だと、最たる仕事だということを思って取り組んでいただ― 47 ―きたいというふうに思います。それから、きょう、たまたま朝テレビを見ていましたら、みのもんたの「朝ズバッ!」というやつなのですが、埼玉県の秩父市、これは宮川商店街とあるそうです。ここは1軒も空き店舗がないそうです。とんでもなく新店舗が出てくるのですね。どんなふうにしてこういうことをやってきたのかというと、こういうところに職員を派遣して、町長、取り組みを勉強してもらう、研修してもらうということも私ども議員も大事ですけれども、職員の方も私は大事なことだと思うのですよ。何でこういうふうにまで賑わいだしたのだというと、イベントを年に200回ぐらいやるそうですよ。たしかあのときに商店街を通行どめにして、旭川でやっていました買い物公園ありますね、イベント公園で通路にしてしまうのですね。それで、そのイベントは二百何十回やっているのだけれども、全然毎回違うのだそうです。お金かかっているのかといったら全然かかっていない、何もかかっていないというわけではありませんけれども、いわゆる相撲大会。相撲大会というからふんどし着けてやるのかなと思ったら違うのですよね、紙相撲のああいうのをやってみたり、それから輪投げ大会ってみたり、ボーリングがありますけれども、道路にゴザ敷いて、テント敷いて皿でボーリングをやってみたり、毎回イベントが違うのです。だんだんだんだん人が集まって、その商店街というのは1軒も空き店舗がないということだそうですから、やはり発想です。その発想を持つのは行政の職員ばっかりでなくて、町の人たちも一緒になって、商工会の方も一緒になって、そこには農業者も入っていく、地場産品もそこで買ってもらうというふうなことも含めて、ひとつぜひ町長検討してください。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番谷議員の御質問にお答えさせていただきます。私も同じ番組を見てました。私、そこで強烈に印象に残っておりましたのは、そういった本当に歯を食いしばって頑張ってきたと、非常に苦しい時期もあったというふうにコメントしておりましたけれども、非常に私は印象に残ったのは少なくても数回はどんなにうまくいっても、どんなに失敗しても反省しないのだと、とにかく前へ進むことだけでやってきたということは、お話しされておりました。まさしくそういう気持ちで臨むということは行政もそうですけれども、そういった気持ちが事業者、そして我々サポートする行政も、そういうことを合い言葉に、やっぱり取り組んでいくことは大事でしょうし、その今朝の事例のみならず、四国のほうにも非常に来訪者が絶えない商店街もあるというふうにも聞いておりまして、私も機会あれば率先して勉強させていただきますし、また、折を見て職員にもそういうことを勉強させていきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 8番 谷忠
リーダーの資質といいますか、一番必要なことは、やっぱり行動を起こして実践するということですから、町長、早い決断を持って、まず町長からトップリーダーとして、待つのも結構ですよ、町民の盛り上がりを待つのも結構だけれども、私はこういうことをやりたいのだと言って、発進をしていくと、これ一番大事ですから、その点申しわけないですけれども、町長に不足していると私思っているものですから、ぜひその点を肝に銘じて今後とも頑張っていただきたいと、こういうふうに思います。以上、終わります。