みんなの議会

上富良野町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月19日

(1)検討事項の次期定例会冒頭での報告について/(2)補助金の抑制と効率化について/(3)職員の昇任に対する基本姿勢について

2009年3月19日、上富良野町議会の一般質問で、谷忠議員が「検討事項の次期定例会冒頭での報告について」「補助金の抑制と効率化について」「職員の昇任に対する基本姿勢について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
谷忠 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 4番 谷忠

それでは、私、一般質問の2日目ということでありますけれども、最初に質問をさせていただきます。まずもって、新町長の御当選、心からお祝いを申し上げたいと存じ上げます。これから4年間、新町長として町政をつかさどる意味におきまして、基本的なものについてお尋ねをさせていただきたいというふうに思います。さきに通告してありますとおり、3項目について御質問をさせていただきます。まず1項目めでありますけれども、検討事項の次回定例会冒頭での報告についてということで御質問をさせていただきます。定例会については、年4回開催され、それぞれ町長と議員の間で一般質問等が行われ、議会答弁の中でしばしば検討する、あるいは考慮したい、努力するなど、これらの言葉で終了することが少なくない状況にございます。少なくとも、私が当選させていただいて以来、前町長時代、こうした光景が見られたというふうに推察をいたしております。これは、問題を棚上げにしてあいまいにしたものであり、一つの議会戦術のあらわれと思われても仕方がないかというふうに存じます。議場においてのこの言葉は、町長が議会を通じて、町民に約束したものであるはずなのに、すべてその場限りで終わったかのように見られます。議会閉会後、どのように対応して検討をしたのか、あるいはまた、検討をしたけれども結論を出すことができなかったのか、その経過について次回定例会冒頭、行政報告の中で報告すべきものと思いますけれども、新町長の見解を伺いたいと存じます。加えて、議場にてのこの一般質問は、年間相当の件数に及ぶことがありますけれども、行政執行に当たって建設的な提言も少なくないと思ってございます。各課ごとに直ちに措置したもの、あるいは二、三年かかるもの、あるいは内々の計画に組み入れたもの、また、当分調査検討を要するもの、こういった分類に分けて、毎年12月の定例会に報告すべきものと思うがこの見解についてもお伺いをさせていただきたいというふうに思います。次に、2項目めでありますけれども、補助金等の抑制と効率化についてお尋ねをさせていただきます。補助金は、大きく分けて奨励的なもの、あるいは行政目的を実現するためのもの、加えて、公共的、公益的性格を持った団体等に対して資金援助を行うものに区分されるというふうに存じてございます。地方自治法の定めによりますと、公益上必要がある場合に限られる。必要性は、予算を編成する町長もあるいは審議する議会も、具体的な事例に即して認定するが、自由裁量ではなくて、客観的に公益性があることが一般的に解されております。財政構造が厳しい今日、補助金の抑制、あるいは合理化、効率化が強調されるのは当然のことであり、町民の痛税感にこたえることと思うが、町長の見解を伺いたいと存じます。次に、補助金等は、無駄なく効果が発揮され、事業計画や実績報告等が提出され、落ち度なく審査をされているというふうに存じますけれども、整理合理化に向けてより一層の基本的な方針を打ち出す考えがあるかないかについてもお伺いをさせていただきたいというふうに存じます。次に、3項目めでありますけれども、職員の昇任― 105 ―に対する基本的な姿勢についてお尋ねをさせていただきます。毎年4月になりますと、職員の皆さん方にとっては、極めて気の落ち着かない異動、あるいは昇任等が行われますけれども、地方公務員法第15条によりますと、職員の任用は勤務成績、その他能力の実証に基づいて行わなければならないと定められております。任用は、成績主義が原則であり、公務能率の増進のために欠くことのできない基本原則であります。町長は、これらについて十分配慮をしながら行われるというふうに思いますけれども、地方公務員法第40条に定める勤務成績の評定制度は、今日までどのように行われてきたかお伺いをさせていただきます。あわせて、今後の異動、昇任に当たって、町長はどのような評定で任命を行うか、その基本姿勢についてもお伺いをさせていただきたいというふうに思います。以上、3点についてよろしくお願いを申し上げます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番谷議員の御質問にお答えをさせていただきます。まず、1項目めの検討事項の次回定例会冒頭での報告についての御質問にお答えをさせていただきます。一般質問につきましては、議員各位から行政の全般、多岐にわたりまして定例会ごとにお受けしているところであります。私といたしましては、議員各位からの御質問に対しましては、時代背景、財政等を適時判断し、真摯に回答をさせていただきたいと考えているところであります。前町長も同様な考えで議会対応をなされていたと思っております。一般質問等で議論されるさまざまな課題などの対処につきましては、時にはエンドレスで行われるものもあると考えております。その案件によっては、短時間もしくは部分的な対応で完結するもの、また、長期間を有する性質のものや、場合によってはさまざまな試行錯誤を繰り返しながら対応する課題など、非常に多岐にわたっていることなどから、定例会を通じて報告させていただくことは非常に難しく、むしろ一般質問等を通じてお互いに確認し合っていくことのほうが有益と考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2項目めの補助金の整理合理化に関する御質問にお答えをさせていただきます。補助金は、本町の行政全般にわたり、その効果的運営のため、補完的な役割を果たしておりますが、議員御発言のとおり、地方自治法においては、地方公共団体は、その公益上必要がある場合において補助することができると規定されており、公益上の必要性があって、交付されているものである以上、それぞれの補助金が果たしている役割や効果など、適切に見きわめていくことが重要であると考えております。公益上の必要性の認定につきましては、予算を提案する町長とその審議を担う町議会の役割でありますが、客観的にもその必要性が認められなければならないとの認識は、私も当然にしてそのように理解しているところであります。このような補助金の持つべき機能、性質とあわせて、昨今の厳しい地方財政の状況などから、補助金に対する厳しい視線が注がれてるいことも事実であり、町といたしましては、これまでも行財政改革の中で補助金などの整理合理化に取り組んでまいりました。現在におきましては、平成10年度に策定した補助金等整理合理化の指針を平成17年度において補助金の交付基準をより明確化するなどの改定を行い、この改定指針に沿って個別の補助金ごとに見直し等の対応を図っているところであります。また、補助金にかかる申請や実績報告などの事務手続につきましては、補助金交付規則に基づき、適正に処理されているものと理解しておりまして、その状況につましては、町政情報提供コーナーにも掲載させていただいているところであります。さて、今後のあり方についてでございますが、補助金の交付基準等については、現在運用しております指針に示す基準を大きく見直す考えは持ち合わせておりませんが、指針どおりの適正な運用が図られているかなどを検証していくことが重要と考えております。あわせて、平成21年度は、新たな行財政改革の計画策定を予定しておりますので、この中において、協働のまちづくりを進める上での補助金等のあり方について検討を加え、同計画に盛り込んでまいりたいと考えておりますので、御理解をお願い申し上げます。次に、3項目めの職員の昇任に対します基本姿勢についての御質問にお答えをさせていただきます。勤務成績の評定につきましては、職員の勤務の実績が正しく評価され、その結果に基づいて身分の取り扱いがなされることが職員の士気を高め、公務能率を増進する上で最も大事なことであります。しかし、公務能率の増進は、民主主義の確立と並ぶ地方公共団体の恒久的な課題でもあり、また、能力主義、成績主義は地方公務員法の基本的理念の一― 106 ―つでもあります。本町における勤務成績の評定制度についてでございますが、職員が一定期間在職し、勤務成績が良好な職員を昇任させる場合におきましては、一定の経験年数を経過した職員を昇任候補者として勤務成績を評定し、このうち勤務実績が良好な職員につきまして選抜して昇任させることとしており、人事評価シート等を用いました評価制度とはなっておりません。現在、国においては、平成21年度に新たな人事制度の導入に向け、人事評価のリハーサル試行を行っている状況にあることから、国の制度が確立した際には、本町においても人事評価制度の導入につきまして、職員組合とも協議をしながら検討をしてまいりたいと考えております。

再質問 4番 谷忠

まず、1項目めから再質問をさせていただきたいと思います。町長の答弁の中で、時にはエンドレスで行われるものであると考えておりますということであります。私、英語に弱いものですから、きのう同僚の議員さんから谷は英語に弱いのだなんていう話がありましたけれども、改めて、きのう辞書で引っ張らせていただきました。これは永久にだとか、あるいは循環だとか、時には終わりのないものというふうに考えます。課題だとか、問題だとかというのは、行政において私は終わりのないものなんていうことはあり得ないと、こういうふうに思っているのです。課題とか、問題とかというものは、これは解決されるために問題があるのだということと私はとらえているのです。行政だからエンドレスなものだというふうなとらえ方は、私は納得できないと、こういうふうに思っているのですけれども、改めてその辺のことをお伺いさせていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番谷議員の、まず1項目めの課題解決の見解についての御質問にお答えさせていただきます。お尋ねのエンドレスにというふうに、私、御答弁をさせていただいておりますが、行政課題の中には、常に、まさしくエンドレスで改善に改善を、これが究極の結果だというものは必ずしもそう多く存在するものではないと。常に町民の皆さんのニーズにこたえるような仕組みというものは、本当にずっと永久にそれを繰り返していくものだと。例えば、一つの行政効果をどこかに物差しを決めて、まず第一段階に到達したかと、あるいは第二段階に到達したかと、そういうようなある過程の区切りの中での評価はできるかもしれませんけれども、大きな目で見た行政課題というのは、これはずっと永久に続けていくのが行政の役割だという意味で、エンドレスというふうに私はお答えさせていただきました。

再質問 4番 谷忠

私の問うているところは、町長おっしゃるとおりそうだと思うのです。ただ、最後のほうで私が申し上げているのは、そういうことの課題があったとしても、そのときそのときで時代に即応して措置できるものが私は少なからずあると思っておりますから、その時点でこういうふうに対応することが行政として、最もそのときのベストだというふうな方法がなぜできないのか、あるいはまた、この議会答弁の中で責任のあるものが町民を代表する議会答弁の中で検討するということの言葉の責任の重さ、そのことについて改めて伺います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

谷議員の御質問にお答えをさせていただきます。例えば、結果の判断、例えば、物理的に表現できるもの、例えば、壊れたものを修復するとか、新たなものをつくるとか、目で見て確認できる、例えば物を求めるとか、そういうものは確かに結果としても客観的にできた、できないという判断は、これは可能でしょうか、可能だと思いますが、しかし、例えば、住民サービス、広く住民サービスという視点でとらえますと、それは、非常に受ける側、あるいはサービスを提供させていただく側で、それぞれまたこういう一般質問等の中で質問をされる議員の方々、また、答える理事者側と、それぞれ我々はある程度の事業成果を満たしたという理解を仮に下したといたしましても、求める側が不十分だというような場合もございますでしょうし、ですから、それは私としては都度都度のこういう会議を通じて、お互いに達成したか、しないか、あるいはそういうようなことが望ましい姿だというふうに考えて、それは町民がしっかりと見てくれるというふうに理解しているところでございます。そういう意味におきまして、検討するということは、お互いにそういう認識を持ったということで、そこを出発点とするわけですから、答え方の言葉としては、私は皆さんに理解をいただけるお答えの仕方だというふうに理解しております。

再質問 4番 谷忠

私はなぜこういう質問をするかというと、今までの中で同じような中身の質問がたくさんあるのです。それは続けてある場合もあります。一つの定例会の中で同じような質問をする方も― 107 ―あります。あるいは、何回か定例会を挟んで、同じような質問をされる方、その同じような答弁をされる、同じような質問をするから同じような答弁が返ってくるのだと、それは当たり前のことなのですけれども、やはりそこで、恐らく、わかりませんけれども、政策調整会議というものが、そういう会議大義を持っておられる。こう思うのです。その中で、提言がないものについては、調整会議にはかからないのだろう思いますし、また、予算編成上もそういったものは没になるのだろうと思いますけれども、そういうところで現実にこういった検討事項が議題に上って開催されているのか。それで、私は昨年の9月の定例会のときに、日の出公園のことについて、ある先輩議員が土地開発公社のことについて、そういった検討をしますという答弁、私は議員の前については議会だよりしか読む機会がございませんけれども、それを通じて検討はどうしたのですかと、検討していませんと、こういう答弁だったのです。ですから、改めてこういった質問をさせていただいたのです。現実は、そういう政策調整会議があっても何ら、それはその部分だけが検討されなかったかどうかわかりません、中身については、調べたわけではありませんから、そういったことが現実に検討されていませんという答弁が帰ってきたら、何もやってないではないですか、こういうことになるのです。ですから、改めてこういうことを伺っているということなので、その辺については、改めてもう1回答弁をいただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

谷議員の御質問にお答えをさせていただきます。私も、過去9年間議員という立場で理事者と議員との議論のキャッチボールを経験させていただいておりますけれども、私が在任しておりました限り、私の認識としては、質問のやりとりの中でお互いに確認し合うというようなことで私も望んできた経過がございます。また、ただいまお尋ねのそういう役場の内部の会議等につきましても、私が就任させていただきましてからは、例えば、こういう一般質問に対する皆さん方のお尋ねの認識につきましても、すべての課長を自分の担当の枠を超えたような部分でも、特に、1定に臨むに当たりましては、すべての課長にすべて参加していただいて、課題意識をみんなに持っていただくと。場合によっては、本人が想定していなくても自分の課に及んでくる場合もありますので、そういうことで皆さん方からいろいろ御提言いただくことにしまして、きっちりとそれは整理をして、最大限皆さん方の気持ちにこたえられるような、そういう答えを導くことができるかどうかということ、今回は、特に、初めての試みでございますけれども、かなり職員のみんなには課題意識は強く持っていけたというふうに私も認識しております。多分、今後、今、谷議員がお尋ねのような部分については、歯がゆい思いをさせないで、それぞれ各課から適切なお答えができるように、改善が図られていくものというふうに理解しております。以上でございます。

再質問 4番 谷忠

ぜひ、町長の前向きな姿勢をこれからも続けていただきたいと思いますし、私は、積極的な答弁といいますか、そういったものを期待していたのですけれども、従前とは違うのだと、私の姿勢でやらせてほしいということをぜひこれからもお願いしたいというふうに思います。私は、こういったものが町民に対する、いわゆる議会を通じて地域の代表である議員に答弁したということについては、これは極めて重いものだというふうに思っておりますし、その点については、誠心誠意をもって対応したというところは、行政側に見えれば町民の負託にこたえるということでありますから、より一層の御検討をお願いしたいというふうに思います。きょうは、基本的な問題についてのみ質問をさせていただこうと思っておりますので、穏やかにいきたいというふうに思っています。興奮しますと、隣の方が引っ張ってくれるということでありますから、安心してきょうはやらせていただきますけれども、次に、2項目めに参ります。補助金の抑制と効率化についてでありますけれども、私は、こうした問題については、行政改革の中で町長も御答弁になりましたけれども、随分と従前のものを削減して抑制を図ってこられたと。町民の側から見れば、そういったものを削られるということについては、これは、やむを得ないこともあろうかなと、財政の厳しい中でありますから、最小の経費で最大の効果を上げるというのが行政運営の基本的な理念であろうというふうに思ってございます。民間の企業の場合は、これは最大で利益が上がるのだということであれば、最大の投資をして利益を還元させてもらうということであります。ただ、行政の場合については、これは、あくまでも限られた税源の中で予算を組むということでありますから、最大の投資をするということにはならないと思っています。最小で最大の効果を得るということが極めて重要な課題になってくるというふうに私はとらえてございます。― 108 ―そういった意味では、聖域なくこういったことも前町長時代から取り組んでこられたということには敬意を表したいというふうに思いますけれども、改めて新町長誕生でありますが、こういったことについて、私はある程度やむを得ないところもあるのかなと思ってございますから、補助金等の見直しを図るということについては、いたし方ない部分もあろうかと思います。こういったやり方についてサンセット方式というのがありますけれども、一定の期間を過ぎますと、改めてこれを見直して再構築をするというような方法もあります。そういったことも持ち合わせていないようでありますけれども、ぜひそういったことも今後の中で取り入れていく気持ちがあるのかないのか、再度改めてお伺いをさせていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番谷議員の補助金等の運用についてのお尋ねについて、お答えさせていただきます。まず、今お尋ねの中に、サンセット方式というような試みについてのお尋ねがありましたけれども、まさしく私も補助金といえども、そういうような方式は大いに取り入れに値するというふうに理解しております。私は、むしろ行政経験は全くないわけでございますが、経営者として数十年実践してきたということから、お金の使われ方というのは非常にシビアに見ていかなかったら、これは禍根を残すということはもう幾ら体で体験してきております。そういう意味におきまして、私は、交付目的がしっかりと、それが成果として出てきているかどうか、また、それをさらにもう一押しすることによって、それが目的を達せるような力をつけてくるかどうか、それは常に見届けておかなければならない、一度交付のルートができたから機械的に交付していくのだと、年限が来たらそれで終わりにするのだと、そういうようなことは行政運営も私は経営だと思っておりますので、今、谷議員がお尋ねの部分については、全くそういう感覚で補助金といえども見ていくということで同感でございますので、これからもしっかり町民の皆さんから預かった財源を有効に役立てていくということは、普遍的に考えていきたいと思っております。以上でございます。

再質問 4番 谷忠

私の質問に対する答弁の中で、適正に処理されているものと理解していると、こういう御答弁がございました。私は、適正に処理をされているのだとするならば、自分のことを言って申しわけないのですけれども、昨年の日の出公園の問題について、適正に処理をされていたのであればああいう問題は発生しなかったはずなのです。ああいう補助金の出し方はしなかった、私はこう思っています。言葉であって、本当に適正に処理されていたのかということに疑問を持たざるを得ないと、こう思っているのです。新しい町長になられたわけでありますから、検証していくことももちろん大事でありましょうし、こういったことの中で、今後十分気をつけなければならない部分というものがございましたら、改めて御答弁を伺いたいと思いますし、予算編成する以上、今サンセット方式という話をさせていただきましたけれども、アメリカで一般的に通用している、ゼロベース予算、こういうやり方もあります。十把一からげでなくて1回ゼロにして、頭を空っぽにしてもう1回予算を積み上げていく、どうしても行政の予算の組み方というのは、前年度を踏襲した予算の組み方というのがありますから、ぜひ補助金についてもそういった方式をとれる気持ちがあるか、改めて伺います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

谷議員の御質問にお答えをさせていただきます。予算の組み方、設定の仕方については、少しお時間をいただいて、これから研究をしながら私なりの組み立てを構築してまいりたいと思いますが、冒頭でお尋ねがありました補助金の交付、あるいは使われ方がしっかりとなされているかという部分につきましては、これはもう就任させていただきましてから、特に私も幾度となく課長会議等で申し上げております。特に、職員が異動したり、そういった切りかわるタイミングのときに、えてして、非常にスムーズに引き継ぎが行われていなかったというようなことも、実際、私が就任してからも聞いております。そういうことを改善するために、すべての課長に集まっていただくことを大前提として会議を進めておりますので、今、谷議員がお尋ねのような部分も、恐らく今後は改善していけるものというふうに私は確信しております。

再質問 4番 谷忠

新町長になりましてから、定例会は向山町長は初めてなのでありますけれども、極めてすべてのものを自分のものにして御答弁されていると、敬意を表したいというふうに思います。私は、こういった補助金のあり方ということについては、極めて修正がなければもちろんだめなのですけれども、そこの補助金を投入するところは、どういった状況にあるのか、あるいはまた、今後、将来どういう方向性を持っていくのか、そういったと― 109 ―ころの見きわめがまた極めて大事なのだろうというふうに思うものですから、これからのこの制度のあり方についても、極めて重要な課題になってくると思いますから、いわゆるそういったところを整理整頓をして、新たな財源を生み出して、新たな政策予算を組んでいくということが大事だと思っておりますので、今後に期待をさせていただきたいというふうに思います。次に、3項目めになります。職員の昇任に対する基本姿勢、これは余りさわりたくない部分なのでありますけれども、改めて御質問をさせていただきますけれども、職員にとりましては、これは私もどちらかといいますと、450名からの職員の人事をやってきたという立場なものですから、人事というのは、極めてその人にとりましては、まさにその職場において1年間、まめに毎年行われるわけでありますから、極めて重要といいますか、心の落ち着かない問題だというふうに思ってございます。私は、この中で勤務評定を、成績を評定し、とあります。具体的にそういったことが定期的に行われているのかどうか、この点についてまずお尋ねをさせていただきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番谷議員の人事に関します御質問にお答えをさせていただきます。勤務評定につきましては、現在、職員の勤務の実態、例えば、長期休暇、病欠で長期に休んだとか、あるいはどういうことが過去にあった、現在あった、そういう記録的なものは整えておりますが、勤務の成績等を評価して、それをペーパーにして残すというような仕組みは、今は上富良野町としてはそういうシステムはとっておりません。先ほどお答えの中で、国におきまして、そういうリハーサルが今行われて、国で今リハーサルを行っているのはまさしくそういう成績の評価もペーパーで客観的に評価するというシステムだというふうに理解しておりますが、上富良野町としては、評価の部分についての文字や何かで残していくという仕組みはとっておりません。以上でございます。

再質問 4番 谷忠

これだけの資料を持ってきたのですけれども、向山町長が議員時代の写真が載っておりますけれども、19年4月25日に発行された議会だよりであります。この中に、上富良野町の人事行政の運営状況の公表条例というのが制定されまして、可決されたと。これは、地方公務員法の改正に伴って、公平性及び透明性を確保するために、任命権者は毎年職員の任用、給与、勤務条件、分限及び懲戒、服務、研修及び勤務成績の評定並びに福利、福祉及び利益の保護等、人事行政の運営等の状況について地方公共団体の長に報告を行うものと。報告を受けた地方公務員団体の長は、その概要を公表することが義務づけられると、こう言われたそうであります。ホームページに記載を引っ張ったら出るのだという話を伺いましたけれども、この職員の昇任に当たっての町としては何を具体的に基準をしているのかというところを伺いたいのでありますけれども、私は、人が人を評価するということについては、極めて困難なことだと思ってございます。ただ、民間では当然こういったことが当たり前のシステムで行われているような状況にあります。なかなか行政にはなじみの薄いというか、なじまないものであると思いますし、当然、町長が御答弁になりましたように、職員組合との合意も必要だろうと私は理解しております。そういった中でも、時代背景から言いますと、こういったことをやらざるを得ない時代が来るだろうと私はこう思っています。先ほど申し上げましたように、これは、人が評価するということについては、極めて困難ではありますけれども、職務に必要な資質だとか能力を評価するものであって、人間そのものの人格だとか、あるいはそういったものを評価するものではないというふうに判断しております。この中に、基準になるものについて、いわゆる上司の命令に対して極めて職務についてどうなるのか、あるいは勤務時間の励行の有無だとか、あるいはまた、職務の実績であるとか、責任感であるとか、統制力であるとか、企画能力、あるいは一般知識であるとか、対外交渉の有無についてとか、こういったものが基準としてあるわけでありますけれども、こういったものも含めて町長はお考えになっておられるかどうか。1点だけお伺いをしておきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

谷議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。谷議員の冒頭の御発言にもございましたように、私も傍目で農協が合併したときの400名を超える中で常勤理事として人事をされてきたという経過も私なりに拝見させていただいておりますが、大変御苦労なさったのではないかと、ましてや、合併農協でお互いに気心が知れない中での人事でございますので、そういうようなことから、私なりに町の人事について、余り私が、今、議員がおっしゃいましたように、客観性を持ってまず判断をするということ― 110 ―が私は、これは大いに重点として置かなければならないというふうに考えております。私も就任して日が浅い中での人事という、そういう今時期を迎えておりますが、まず、客観性を、私が議員時代、あるいはそれ以前を通じまして、役場の中で仕事上かかわりの深い職員もおりますし、また、部署によっては非常にかかわりの少ない職員もおります。しかし、人事においては、そういったことを念頭に置いてしまうと、非常に不公平感が生ずるということで、私は、副町長を初め、特別職の皆さん方から客観的な御意見をいただきながら、しかし、現在までどういう仕事をされて、また、どういう能力を持っておられるかということの見きわめについては、短い期間でございますが、意識的にそういうような気持ちも頭の中に描きながら会話をさせていただいております。短期間ではありますけれども、そういったものを最大限に考慮いたしまして、とにかく自分の思い入れを強くあらわさないような、そういう人事にしてまいりたいというふうに、基本的に考えております。以上でございます。

再質問 4番 谷忠

これは、人事をやる人は町長1人ですから、基本的には1人ということになっていますから、すべて役場の職員も200名を超える職員がおりますので、任命権者1人がすべての職員を把握するということについては、これは不可能に近いというふうに思っていますから、それなりの人に御相談をされて、当然人事をされるというふうに私は思っております。ただ、新しい町長になりますと、今までも結構私の耳に入ってくるのは、いわゆる論功行賞であるとか、あるいは年功序列であるとか、日本の人事というのは、昔から年功序列がすべてだったのでありますけれども、行政もそういったことも、やはり年功序列を排除して、極めて適材適所を持っていくと、こういう人事が行われているようでありますけれども、ぜひすべての職員が仕事に対して意欲を持てる、士気が下がらないようなそういった配慮も必要だろうというふうに思ってございますので、新町長におかれましては、そういうことも十分御配慮の上で今後の人事について行っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:上富良野町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月19日 議事録 PDF(115ページ) 間違いを知らせる