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上富良野町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月15日

チャレンジショップの取り組みを

2011年3月15日、上富良野町議会の一般質問で、岡本康裕議員が「チャレンジショップの取り組みを」について質問し、町長 向山富夫、産業振興課長 前田満が答弁しました。

質問者
岡本康裕 議員
答弁者
町長 向山富夫、産業振興課長 前田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 1番 岡本康裕

まず初めに、このたびの東日本を襲った巨大地震で犠牲になられた方々に対し、深い哀悼の意を表します。また、現場で救助に当たっている、自衛隊、警察、消防、自治体職員、そして不眠不休で活動している各自治体消防団に対し、遠い上富良野の地より、どうか頑張ってほしいという気持ちを送ります。それでは、私は、さきに通告した1項目について質問いたします。1、チャレンジショップの取り組みを。現在、我が町の商工業を取り巻く環境は非常に厳しく、上富良野町の中心にある商店でも苦戦を強いられている状況にある。また、後継者がいなく、廃業を余儀なくされる商店もある。こういった中で、空き店舗も目立つようになってきた。商工会会員も、最盛期の昭和54年度の416から、平成22年度は308と減少の一途をたどっている。一方で、やる気や技術があるのに、何らかの理由で離職を余儀なくされている方もいる。そういった人々を対象に、起業支援や商店街の活性化を図る見地と空き店舗対策の一環として、安価な家賃で活用していただける事業であるチャレンジショップに対するニーズがあると考える。チャレンジショップを整備した場合、観光客や町民の回遊性を高め、地域経済の活性化にもつながるものと考えるが、町長の考えを伺いたい。以上です。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。岡本議員のチャレンジショップの取り組みに関する御質問にお答えさせていただきます。議員御指摘のとおり、商工業の店舗数につきましては、商工会の会員数の減少とともに減少してきているものと認識しております。御質問のチャレンジショップの取り組みについてでありますが、私も議員と同様に、町の商店街活性化や空き店舗対策にもつながる一つの手段であると考えているところであります。町といたしましては、本年度の予算編成に当たり、商工会と十分に協議を行い、商工会に対する補助の中で、みずからの発想と企画立案により、議員御提言の対策も含め、さまざまな商店街活性化対策を講じていただくことを期待しております。そのため、自主財源の確立を図る対策を講じたところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 岡本康裕

町長も、こちら側の議員のときには、一般質問で商工業の発展ということで質問を何点かされていたと思われますが、公務御多忙中とは存じますが、商店街の現在の状況というのを、どういうふうに町長の目には映っているのか、一言まずお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の商工会の現― 107 ―状に対する認識についての御質問にお答えさせていただきます。私、何度も述べさせていただいておりますが、商工会のみならず、町全体が農業も含めて活力が失われていると。とりわけ商店街につきましては、にぎわいが戻ってこないということで、大きな危機感を抱いているという実態でございます。その傾向といたしましては、まず、商店街、個店の後継者が非常に少ないというようなことを通じても、現状をそういうふうに認識しているところでございます。

質問 1番 岡本康裕

けさも、1店、お店を閉じられるということでチラシが入っていたようですが、町長、さきの緊急雇用対策における空き店舗、空き地の現状調査ということで、公務が忙しい中、目を通されたかどうか、ひとつお聞きしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

昨年度、22年度において、緊急雇用対策で調査を実施、町と商工会とでいろいろ協力して実施したところでございますが、結果については拝見させていただきました。非常に厳しい実態だということとあわせて、私の受けた印象といたしましては、現在、個店を経営されている方々が高い志を持って、何とか後継者を育成して残していきたいという熱い思いが、ちょっと私には伝わってこない内容だったなというふうに理解しております。

質問 1番 岡本康裕

個店のみならず、ほかの社会状況だとか景気、経済状況などもあって、後継者に対しては難しい部分もあるのかなと思っております。町としましても、後継者対策としましては、制度として商工業者に対しましては就業奨励補助、農業に関しましても農業の後継者就業奨励補助と二つあって、制度は少しずつ少しずつ充実はしてきているところなのかなと思います。また、農業に関しましては、新規就業者の予算措置ということも、多分、農協と合わせ技で、道とか国とかというところの予算も組み合わせてやっておられると思いますが、新規に対する商工業者、後継者ではなく新規の起業とも言われていますが、そういったところの対策としては、少し何かお考えがあるのか。今はないけれども、今後、1年、二、三年のうちにという考えはございますでしょうか、どうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。私としても、商工会さんとは、常にそういう活性化に向けての議論もさせていただいております。私も、起業を志す方がおられましたら、応援したいという気持ちは議員と全く同様でございます。私の思いとして、せっかく議員お尋ねでございますから、少し一端をお話しさせていただきますと、現在の商工業の活性化、これは私の思いでございますから、現実、業を営まれている方がどのように理解されているかは、また別といたしまして、私は、現在の上富良野の購買力、あるいは消費動向等を考えて、今あるパイをそれぞれが分かち合うのではなくて、私としては、ぜひ皆さんの力を結集して、新たなパイを大きくするような、そういうことにチャレンジしていただければ、私はそれが望ましいし、そういうことには大いに支援もしたいなというふうに考えておりまして、商工会さんあたりとも、そういうことも議論をさせていただいておりますので、今あるパイをどうするかではなくて、新しいパイをどうやってつくるかということに、ぜひ、一工夫をしていただければ応援したいなというふうに考えております。

質問 1番 岡本康裕

今、町長から、既存のパイをキープするのではなく、新しいニーズにこたえるというか、ウォンツにもこたえていくというようなことを、今、申されましたが、町長として一つ腹にある何かという、そのパイを大きくするすべ、農業で言ったら6次産業化といって、1、2、3を足したら6次ということで、生産者が販売までつなげていくというようなことが6次産業化だとは思うのですが、そういったような画期的な何かを持っているのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきますが、これだというものを持ち合わせているわけではございませんが、議員御提案のチャレンジショップも、そういう流れの中のきっかけづくりに大いに作用するものというふうに考えております。最初から大きな夢を見なくても、今、議員が御提案のような、こういう試みが多くの人がそういう機運になっていけば、私が描いておりますパイを大きくすることにつながっていくものというふうに理解しておりますので、ぜひ、こういう試みを持たれる方の仲間をふやしていただけるようなことにも御協力いただきたいなと思っているところでございます。― 108 ―

質問 1番 岡本康裕

きのうの同僚議員の質問の中にもありましたけれども、2階の産業振興課にあります就労支援窓口というところの実績をお聞きしたいのですが、開設してからどれくらいの方が相談に来られたかということをお聞きしたいと思いますが、わかるでしょうか。

答弁 産業振興課長 前田満(産業振興課長は2013年3月まで)

1番岡本議員の御質問でありますけれども、ただいま資料を持ってきてございません。そういう意味も含めて、ちょっと時間をいただければと思っております。

質問 1番 岡本康裕

そういったところの雇用の相談だとか、今回、起業ということで、チャレンジショップということで、まず、自分が勤めるのではなくて、みずから経営者、事業主になりたいという方も、多分、中にはおられるのではないかという、ニーズの部分ですけれども。それで、実際にあった話としまして、自衛官の方なのですけれども、二、三年後に定年を迎えるということで、どこかの会社に勤めさせてもらうのもいいのだけれども、商売をやってみたいというような話がありまして、ただ、岡本なと、どこにどういう相談をしにいけばいいのかわからないと。私は、商売もやっていますので、商工会もありますよということをお伝えしたのですけれども、どうもやはりその辺、サラリーマンの方、お勤めになられている方というところは、情報はネットもありますけれども、いざやるとなると、どうしたらいいのだろうということで、とまどいの部分があって、そういうのも含めて、下の窓口というのもあるかとは思うのですが、そういったときに対応でき得るシステムといいますか、制度というか、それだったら役場の2階に行っていただければ、親身になって相談していただけると。役場で対応できなければ、関係各機関、商工会、農業もそうでしょうけれども、そういうようなことで、一つ何かそういった人たちのための制度があってもいいのかなと思うのですけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。まさしく、今、議員がお話のような、きのう、ワンストップサービスの例えもお話しさせていただきましたけれども、やはりそういう志を持っておられる方が、打てば響くような行政、そしてまた、行政で十分な役割を果たし得ない場合は、商工会さんあたりと連携をとって、タイムリーにそういう思いにこたえるような仕組み、これはもう絶対、行政の責任でございますので、もし、そういうところにまだ行き届かないところがあるとすれは、それは大いに改善もしていきますし、また、他方、商工会さんとの協議の中でも、平成23年度に向けて体質を変えていくのだというような強い意思表明を私も受けておりますので、さらに私も意を用いて、本当に一体となってまちづくりができているという志があるということを町民の皆さん方にわかっていただけるような、そういう仕組みに改善してまいりたいというふうに考えております。

答弁 産業振興課長 前田満(産業振興課長は2013年3月まで)

大変失礼いたしました。先ほどの岡本議員の御質問の就労相談の関連でございますけれども、22年度においては1件、相談内容までは掌握していないのですけれども、1件の相談があるということで聞いております。また、上富良野町にも失業者の方はいらっしゃいますけれども、基本的には国の機関でありますハローワークだとかそういうところにも多数行っているというふうに、私どものほうでは押さえております。

質問 1番 岡本康裕

商工会のお話も少し出たものと思われますが、行政と商工会、21年から22年にかけて比べると、やりとりは格段にふえて、少しずつパイプは太くなってきているのかなという感じで、第三者というか、行政でもなくというところで見させていただいているのですが、もっとお互い補完し合うというか、連携し合うという部分を持ったら、もう少し、町のためだったり、町民のためだったりするようなことになるのかなと思って、どうにかならないかなと思って見ていたのですけれども、去年の6月定例会に観光のことで御質問をさせていただいたときに、情報の一元化ということで、そのときは職員の人、1人、出向みたいな形でもいいからやったらいいのではないかということを言わせていただいたら、町長は、それはごもっともだということで賜っていただいたのですけれども、もうちょっと関係各機関と報告、連絡、相談、いわゆるホウレンソウという、その部分をきっちり詰めると、本当に誇れる上富良野になる。商工業に対しても、そういったパイプが太くなるのかな、情報共有の部分ですね、そういうことを少し思っています。ほかの制度としまして、企業振興措置条例という、大きな企業さんが立地をするときには、いろいろと優遇しますという条例ということで設定はされ― 109 ―ていますが、何度も言うようですが、チャレンジショップ、個人の対応ということになるので、その辺もひとつ考慮に入れてあったら、抜け間なく、大きい企業から小さい企業まで、個人事業者まで対応できるのかなと思いますが、その辺、お聞かせいただけますか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。お答えが重複する部分もあろうかと思いますが、私といたしまして、まず情報の共有をするということは、私も強い思いを持っておりまして、御案内でしょうが、就任させていただきましてから、そういうことが非常に大事だということで、現在、農業団体、あるいは商工業団体、観光業界さんも含めて、それぞれの団体の責任を担っておられる方々と、現在、産業活性化懇談会を設けておりまして、定期的に情報交換を既にしております。今までにない、お互いにお互いの意外と表面しか知らなくて、深く中身がわからなかったことをお互いにわかり合えてきたという、既にそういうことも効果として出てきておりますので、先ほど議員がお尋ねのようなチャレンジショップも含めまして、もちろん起業振興も、大きな意味ではこれからも続けてまいりますけれども、そういう新たなチャレンジをしようという方に対しましての支援も当然重要なことだというふうに押さえて、これからも支援をさせていただきたいというふうに考えております。

質問 1番 岡本康裕

チャレンジショップの件で言いますと、沿線では富良野市さんが、駅前の住宅とショップをかねている、スポーツ施設も入っています、その一角ということでやられているようであります。少し調べますと、全国を調べると、枚挙にいとまがないぐらい例があって、その内容としても、さまざまな制度、空き店舗を利用する期間が1週間という自治体もありますし、2年とか1年とかという、光熱費を補助する、しない、家賃は5,000円から3万円とか4万円とか、その自治体とか規模に応じていろいろあるのですが、そういったことをやるところもありますし、また、空き店舗を利用するのではなくて、箱物になってしまいますが、農産物直売所という建物を建てまして、その3割の部分をチャレンジショップに充てる。あとは農産物とか加工品というような、そういう取り組みもやっていて、一石二鳥的な取り組みをやられている自治体もあるのです。それは発想一つで、我が町でも、ほかの町にはない例を実行しようと思えばできるという可能性は、当然、秘めているとは思いますが、チャレンジショップをすることでUターンも受け入れられるのではないかと。実際の話として、親御さんがこっちにいて、東京、札幌と就職で行ったけれども、親御さんも、お父さんが亡くなって、お母さん一人にしておくのはしのびないので戻ってきたいと。IT関係の仕事についていたので、場所は特に選ばない。それで、こっちに帰ってきてもできるのだけれども、方法がわからないとか、制度はないのかという話には当然なってしまうのですけれども、そういった事例もあるのです。それと、先ほど言った退職の後の起業という部分もあると思います。移住定住にも絡んでくるのですが、働く場があるという、移住先、定住先ということも考えられますが、その辺のところを複合的に考えてもどうかなと思います。今回、役場庁舎内でも移住計画のプロジェクトチームとかがありますけれども、そういったところで話し合いとかということ、今回、チャレンジショップ、例ですけれども、そういった複合的な合わせ技的なところを考える余地はあるかどうか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。町のにぎわいを取り戻すための手法としては、さまざまな手法が全国展開をされておりますし、要は、そういうチャレンジ精神を持って事業に取り組む一歩を踏み出すかどうかということでございます。制度ができれば、それで満たされるという問題ではございませんので、町としては、そういう志を持っておられる方に、少しでも実現できるお手伝いをさせていただく。特に、このチャレンジショップ等につきましては、もう御案内でしょうけれども、商工会、あるいは商工会議所が事業主体となってコーディネートをしていただくということが本来の趣旨でございますので、当然、商工会さんあたりとそういう情報交換をしながら、また、町としても情報を提供できるところは積極にさせていただいて、どうしようかなと立ちどまっている人が一歩踏み出せるような環境づくりはしたいというふうに考えております。

質問 1番 岡本康裕

やる気の部分もさることながら、制度としても、今後、考えていただけるのではないかという期待を持たせていただけるような答弁をいただきましたが、空き店舗、空き地の中の調査、最後のほうで、現況の調査、把握のみで終わるのではなく、空き店舗、空き地の活用方法を考慮し、問題をどのように解決していくのかが今後の課題と。これは行政のみならず、商工業者、商店街の― 110 ―取り決めをした方々、空き地、空き店舗を持っている方々、共有の問題だと思います。今回、チャレンジショップを提案させていただきましたけれども、我が町、上富良野、そういった意味でも可能性を否定しない、可能性があることを訴えられる一つの例でもあるのかなと思います。最後に、そこのところを一言いただいて終わりたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

1番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。こういうチャレンジショップのような新たな道に踏み出そうとする、そういう気持ちが起爆剤になって、商店街の活性化につながっていくことになれば、これはもう願ってもいないことでございます。商店街の商工業の活性化で、いつも私、申し上げておりますけれども、結果として、空き店舗、空き地ができた後の対応を考えることも、それは大事でありましょうが、どうして空き店舗、空き地になったかということを、まずそういうふうに至ったことを真剣に考えることも一つの道だというふうに考えておりますので、ぜひ今後とも御理解いただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月15日 議事録 PDF(116ページ) 間違いを知らせる