上富良野町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日
(1)市街地の活性化について/(2)十勝岳の避難用シェルターについて
2016年12月14日、上富良野町議会の一般質問で、岡本康裕議員が「市街地の活性化について」「十勝岳の避難用シェルターについて」について質問し、町長 向山富夫、総務課長 石田昭彦が答弁しました。
- 質問者
- 岡本康裕 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、総務課長 石田昭彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 岡本康裕
向山町長、3選、当選おめでとうございます。それでは、私は、さきに通告しました二つの項目について質問をさせていただきます。一つ目、市街地の活性化について。今回については、駅前を中心とした活性化及び整備についてお伺いいたします。かつての上富良野町の中心としてにぎわいを見せていた駅前を中心とした一帯は、今は空き地が目立ち、また、商店も少なくなっている現状にある。今までも商店街再開発、駅前再開発基本計画など、さまざまな思案がなされてきたが、具現化することなく今日まで来ている。そこで、次の点についてお伺いいたします。(1)これからのまちづくりにおいて、駅周辺をどのようなとらえ方をしていくのか。(2)鉄路で訪問される方々にとって、駅は玄関であり、そのまちのイメージにもなるが、観光の観点から、駅周辺はどのような位置づけだと考えているのか。(3)平成28年度の町長の執行方針で、新たな複合的機能を有する拠点づくりが重要と表されていましたが、駅周辺はその候補の一つに挙がっているのか。続きまして、2項目め、十勝岳の避難用シェル― 55 ―ターについてお伺いいたします。平成26年の長野県御嶽山の大噴火や、昨年の鹿児島県口永良部島の大噴火は、活火山、十勝岳をいただく我がまち上富良野町においても他人事とは思えません。隣町の美瑛町には、最近、シェルターが新設されたが、上富良野町側にはまだ設置されていない。平成26年度の決算特別委員会において、美瑛や十勝岳裏側の新得町とも要望活動をしていく旨の発言があったと記憶しているが、その後の活動内容と今後の展望をお伺いいたします。どうぞよろしくお願いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの、市街地の活性化に関します3点の御質問にお答えさせていただきます。1点目と2点目につきましては、駅周辺のとらえ方、位置づけに関する御質問でありますことから、関連があることから、一括してお答えさせていただきたいと思います。議員御承知のとおり、駅及び商店街も含めました中心市街地の整備に関しましては、町民や地域の方々、関係諸団体にも協議に参加をいただき、幾度となく基本構想や基本計画が策定され、一部事業実施に向けた本格的な議論も行われましたが、市街地中心部の歩道や中央コミュニティ広場など、部分的な整備は行われたものの、構想に描く事業の実施につきましては、予算や地域内合意など、さまざまな事情から、それぞれ断念し、現在に至っている経過にあります。また、駅はそのまちの顔でもあり、玄関であると思っておりますが、今日までの経過も踏まえ、駅周辺整備を核とした大型プロジェクトによる活性化策は、客観的に判断いたしますと、大変難しい状況であると感じているところであります。一方、議員御発言にもありますように、観光振興の観点から、一定の駅前の整備は重要なポイントであることは私も同感でありまして、本町にお越しいただいた方々に対し、よいイメージが発信されるよう、環境美化など、必要な整備について、今後、JRも含め、関係者との意見交換を通じ、まちとしての必要な役割を果たせるよう努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の複合的な機能を有する拠点づくりについてでありますが、本町の潜在力を最大限に発揮し、地域の活力創生を図るための拠点づくりは、多くの町民も待望しており、大変重要な課題ととらえており、本年度の執行方針においても、その思いを述べさせていただいたところであります。現時点におきましては、構想づくりに着手する準備段階にあり、整備予定地などについては白紙の状況であります。今後、構想の実現に向け、広く町民や関係者の御意見をいただき、構想づくり作業にも参加していただくことなども想定しておりまして、ぜひ皆様の御理解、御協力をお願い申し上げるところでございます。次に、2項目めの、十勝岳の避難用シェルターに関する御質問にお答えさせていただきます。議員御発言のとおり、御嶽山の噴火を踏まえ、多くの登山客に親しまれている十勝岳におきましては、登山者の安全確保のため、シェルター整備はぜひ必要ととらえており、平成26年11月に北海道及び美瑛町とともに、登山道が国有林、さらには国立公園内にありますことから、国の事業として実施されるよう、中央要望を行ってきたところであります。その後におきましても、道内には24時間常時観測火山が十勝岳を含め九つあることから、北海道が中心になって国へ働きかけていただくよう要請するとともに、本年9月に行いました活動火山対策連絡会議による要望においては、要望項目に本要望を盛り込んだところであります。また、機会をとらえまして、国の機関や地元選出国会議員等に対し、必要性を伝えさせていただいておりまして、十勝岳は本町にとり重要な観光資源であり、安心して登山ができる環境整備は避けて通れず、引き続き十勝岳の砂防事業や避難小屋整備などとあわせて、実現を目指し、要望活動を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 2番 岡本康裕
ただいま答弁いただきました。駅前ということで、過去に何度となく、こちらにいらっしゃる先輩議員、OBの方初め、同僚議員の方からも質問が多数出ていた、過去を調べるとそういう実情がありますが、私、平成12年3月からということで、都市計画マスタープランということで、過去、そういったことで、まちづくりというか開発の部分で何か事業をやられていたときに参加させてもらいまして、今から十五、六年前ですけれども、先ほどお伺いした駅をどう見るかということで、非常に悩んだ結果、JRで来る方に対しては玄関なのだけれども、車で来る人にとって、果たして玄関なのかとかいう、そういう論争とか話し合いも― 56 ―中にはしていまして、今、行政は、町長おっしゃるように、玄関口ということで今回認識をさせていただいている次第ですが、都市計画マスタープランのサブタイトルが、「どうしようもなく上富が好き」という、すごいそのままのストレートなサブタイトルだったもので、その当時は一生懸命やらせていただきました。それで、駅前については、およそ三つぐらいのことについて提案というか、お聞きしたいことも含めて三つありますが、一つ、大型プロジェクトはきついということで、大規模な改修や再開発等々はきついということだろうと思うのですけれども、観光振興計画や商業振興計画もつくって、少しずつ実を結んでいることもあります。そういった中で、一つ目は、新規の出店者に対しての補助制度とかもありますので、駅周辺を特区と言ったらちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、そういったところに出店する人にとって、今までよりも有利な内容で補助金等をつけるというような、そんな考えもあるのかなと僕自身は思っておりますが、そういう考えはないかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の、駅前周辺に対します考え方についての御質問にお答えさせていただきます。都市マスプランができた当時、実は私も議員として経過を感じていたところでございまして、非常に壮大な夢でありました。当時、振り返れば、国の経済状況も、あるいは地方の経済も非常に右肩上がりで、実現できると、そんなような印象を私も持った1人でございました。その後、大きく経済状況等、諸般が変わりまして、今日になっているわけでございますが、いずれにいたしましても、岡本議員から、鉄道を利用される方については玄関だけれども、車の方についてはどうかなというようなこともありましたけれども、いずれにいたしましても、上富良野に来られる方の一つの玄関口であることは、これは紛れもないことでございまして、どのような形をもって駅前というものにハリを持たせるか、あるいは花を持たせるかということは、一朝一夕になかなかできるものではございませんが、ただ、今、議員からお話ありましたように、エリアとしてどういうふうに育てていくかということになりますと、これは私ども一行政が主導して、なかなかなし得る、それは過去の歴史を見ればおのずとわかりますが、やはり地域として、民間の方々の力と行政とが一つになってなし得ることは可能だと思いますが、そういった環境がつくれるかどうか、それらについては、少し時間を置いて、その中を議論していかなければ、そう簡単に方向づけができるものではないと。ただ、そういうことに気持ちが一つになったときに、行政が応援するということは、これは当然するべきでありますので、そういう御理解をいただきたいと思います。
質問 2番 岡本康裕
まさにそのとおりでございまして、行政が一方的に進言しても、関係各機関なり、受け入れる町民側といいますか事業者側がその気がないのであれば、つらい結果がもたらされるのではないかなということだと思います。それは同感でございます。あと、空き地等々、例えば行政が借り上げて、そこで、例えばにぎわいテントの横で建築士会の方々がボランティアでイルミネーションなどをつけたりしているのが、冬、やっていますよね。それを、駅前の空いた土地を借り上げて、協働という形で、行政、それからそういった諸団体、若者団体でもいいですし、例えば今やられている人材育成アカデミーの方々と手をとってという形もできるのではないかななどと思っていましたけれども、そういったこともやろうと思えばできるのだと思いますが、そういった要請があった場合、行政はそういった要望には応えていくのかどうか、お答えください。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。それぞれ関係者の方々が思いを持って、新たな魅力づくり等に対しまして思いを持たれていることに対しましては、これはまちが応援する、あるいはまちも一緒になって実現していくということは、これは100%、そのように向かうべきだというふうに考えております。ぜひそういう熱い思いを聞かせていただければ、私どもとしてもありがたいというふうに感じるところでございます。
質問 2番 岡本康裕
ありがとうございます。あと、駅前にあります、ちょっと勉強不足でわからないのですけれども、倉庫がありますよね。ああいったものも、ほかのまちは活用していたりもしますし、そういった、お金はかかるのですけれども、大型プロジェクトではなくても、そういったところで工夫するということも少しできるのかなと僕は思って見ていたり、若いころ、参加させてもらったときに考えていたのですけれども、同僚議員に聞いたら、実際、使っているということなので、ちょっとそこら辺は難しいかなと思ってはいるのですが、そういったような既存の建物だったりを利活用する― 57 ―というような考えも今後出てきた場合は、お互い一緒にやっていくというようなことでよろしいかどうか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。議員御発言のような、そういうアイデア、あるいはそういう御提言があった場合には、例えば所有者の方々との折衝の窓口役を務めさせていただくなど、そういった、むしろ行政が前面に出ることでスムーズに進むものもやっぱり中にはあるかと思いますので、餅は餅屋で、役割を果たしていけるものについては積極的に取り組みをさせていただきたいと思います。
質問 2番 岡本康裕
それでは、(3)新たな複合的機能を有する拠点づくりということで、回答いただきました。今のところ白紙だということでありますが、町長の執行方針を読んでから、私なりにといいますか、どういったところが候補地として上がるだろうかということで、いろいろ自分なりに考えてみた次第なのですが、例えば駅前もそうですけれども、駅裏の駐車場を含む広い土地だったりが一つ上がるかなと。例えば日の出公園もあるかなと。複合的施設ですので、駐車場が多くないとだめかなと。防災も機能も含めるみたいなことを町長は語られていたので、そういったところで、幾つか町長が思うところなどというのは、言える範囲でお願いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の、複合的施設についての点についての御質問にお答えさせていただきます。現在申し上げられるものは、本当に限定的でございますけれども、私の思いとして受けとめていただくことがいいかなと思いますが、議員からお話ありましたように、どうしても外したくない機能、防災機能、これは外したくないなと思っております。それから、上富良野の産物の情報発信、観光情報の発信、これらの機能も、これは外すことができないなと思っております。あわせて、防災機能と連動いたしますけれども、私の思いの中では、現在、富原にあります農産物加工施設がございますが、ここが非常に機器も古くなっておりまして、施設も非常に老朽化しているというようなことから、そういった特産品、あるいは特産物を町民の皆さん方が、事業用ではなくて、そういった施設を活用して、関心を持ってもらうような、そういう役割も、研修施設と申しましょうか、これも外せないなと。それはなぜかというと、不幸にもそこが防災拠点として機能を発揮せざるを得ないときに、そういったところが炊き出し拠点に利用できるようなことも想定できますので、そういったことを考えますと、余り中心部から距離があるところというのは、これはちょっとそぐわないなというようなことから、どういったところがいいかということは、具体的にまだ構想も持っておりませんが、候補地となるようなところは、これはイメージの中ではありますけれども、これは多くの皆さん方から御意見をいただいた中で、いつかの時点で決断をすると、そういうことになるのかなというふうなことしか申し上げられません。以上でございます。
質問 2番 岡本康裕
思いを今聞かせていただいて、再認識したところでありますが、答弁にもいただきました、複合施設に関しての情報の共有でありますとか、協働と参画もうたっていますので、そういったタイミングというのは、いつごろがめどといいますか、それが3年後なのか5年後なのか、10年後みたいな遠くにはならないかなとは想像していますけれども、その辺、語れるのであれば、町長からお聞きしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。御案内のように、実は総務課の中で、地域活性化室が既に立ち上がっております。そこで、あるいは産業振興課も含めて、全課横断的に、そういった前作業を現在もう既に着手しておりますので、ぜひ29年度の中で、少し具体的な検討をする組織と申しましょうか体制と申しましょうか、そういったことをさらに少し役場を超えて、町民の皆さん方、組織も含めて、議論に参画していただくようなことに、29年度には入れるかなというふうに、そこから、いつをゴールにするかということを定めてまいりたいと考えております。
質問 2番 岡本康裕
この点の質問に対しまして、最後の質問になるかと思いますが、こういった駅前のみならず、駅周辺も含めて、5総はもうそろそろ終わりに近づいているということで、今度、6次総合計画等々入ってきますけれども、そういったところに組み入れるようなことになるのかならないのかだけお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。ただいまお答えさせていただいております複合的― 58 ―機能を持った施設につきましては、6次総の中でも早期に実現できる位置づけにしていきたいと、そんなふうに思っているところでございます。
質問 2番 岡本康裕
続きまして、シェルターの件について、3点ほどお伺いしたいと思います。一つ目は、今、要望活動を鋭意されているということで回答いただきましたが、それまでの間、既存の山小屋を強化するということ、今、5万円ぐらいでしたか、多分予算づけとしては、管理費ぐらいだったかと思いますけれども、そういったところを強化する考えがあるかどうか、お伺いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の、十勝岳の安全確保に対します御質問にお答えさせていただきます。議員御案内のように、避難小屋につきましては北海道のものでございまして、まちが主体的に対応できるものでございませんので、以前から北海道に対しまして、避難小屋の窮状を訴えております。非常に老朽化しておりまして、早期に改修してほしいということで申し上げておりますが、なかなか実現に至っていないのが現実でございまして、粘り強く要望しておりまして、山岳会などの皆さん方が本当に献身的に維持してくれているのです。そういったことも北海道にお伝えしておりますので、これからも粘り強く要望してまいります。
質問 2番 岡本康裕
ありがとうございます。2点目、要望がかなって、仮に予算がついた場合なのですけれども、シェルターの建てる位置だとか規模だとかというのは、手元に練った案があるのかどうか、お伺いします。
答弁 総務課長 石田昭彦(総務課長は2017年3月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えいたします。まちにおきましては、先ほど町長から答弁させていただきましたように、平成26年の秋に中央要望させていただいております。その折につきましても、両町において、美瑛町は今、望岳台のほうに、ああいう登山口といいますか、そこでのシェルターというものができ上がっておりますけれども、上富良野町が要望しておりますのは、雲仙普賢岳の状況を踏まえた中で、登山道の中に必要なシェルターというようなものを要望させていただいております。当時の要望の中では、上富良野町内における登山道のエリアに4カ所ほどの、火口からの距離等を踏まえた中で要望をさせていただいておりまして、それぞれ稜線の地域、それから三段山の山頂付近というようなことで、3カ所、それぞれ登山道ですとか、登山客の大体の入り込みの状況等を踏まえた中で、場所、場所に応じて、20人規模が避難できるような施設であったり、60人程度が収容できるような施設、30人程度が収容できるような施設ということで、登山道の4カ所にぜひというような要望をさせていただいているところであります。
質問 2番 岡本康裕
ありがとうございます。最後になりますが、登山者の安全安心を確保するため、シェルターのみならず、何かほか、安全策として考えていることがあればお聞きして、質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
2番岡本議員の御質問にお答えさせていただきます。登山者の安全確保につきましては、御嶽山の事案を受けまして、早急にまちといたしましては、まず登山口の要所要所に安全を確保していただくような啓蒙、さらには、記帳していただくことの徹底、さらには、各施設に登山者用のヘルメット、これらも民間の方から御寄贈いただきまして、整備をさせていただいたところでございまして、究極は、やはり申し上げましたように、登山道にシェルターがあることが望ましいというようなことで、これからも粘り強く訴えてまいりたいと考えております。