上富良野町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日
(1)障がい者支援事業について/(2)空き店舗対策について
2009年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、一色美秀議員が「障がい者支援事業について」「空き店舗対策について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。
- 質問者
- 一色美秀 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 一色美秀
私は、2項目について質問をさせていただきます。まず1項目め、障がい者支援事業について。「障がい者の地域生活と就労を考える親の会」は、自閉症や体が不自由な町内の小学生から高校生まで6人の保護者によりまして、ことしの9月に発足されました。障がい者の就労の場として、町内に通所事務所の開設を計画しておりますけれども、その対応はいかがなものか、進行状況を伺いたいと思います。2点目、空き店舗対策についてであります。― 22 ―旧大通り商店街におきまして、空き地・空き店舗が目立つ状況でございます。個人、または各種団体が利用を希望した場合、借地料、家賃の一部負担も含めて、行政としてどの程度のかかわりができるのか、その見解をお伺いしたい。この2点について、町長の見解をお願いいたします。以上です。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番一色議員の1項目めの障がい者支援事業につきましての御質問にお答えいたします。障がいのある方が、地域で安心して暮らせる社会の実現に向け、自立を支援するために障害者自立支援法が制定され、本町におきましては、障がいのある方の相談支援などの障がい福祉サービスを提供するための体制の確保が計画的に図られますよう、障がい福祉計画を策定しております。去る10月27日に、「障がい者の地域生活と就労を考える親の会」の皆さんと「町長と語ろう」を行ったところでありますが、その皆さんが今抱えている悩み、そして思いや、上富良野町内に障がい者の通所事業所等を設置しようとする考え方などをお聞きし、その熱意に感銘を受けたところであります。私といたしましては、その目標とする考えにつきまして、実現のためできる限りの支援をしたいと考えております。町の支援につきましては、町が保有する建物の貸し付けについて、要望がありました旧看護婦宿舎を含めて検討をいたしましたが、旧看護婦宿舎は、現在、予防接種会場として使用されているため、共有していくことは不可能な状況にあります。ほかに貸し付け可能な町有施設がないことから、今後においては、「障がい者の地域生活と就労を考える親の会」の皆さんの思いを実現するため、関係者を交え、町としてどういう支援が可能か、その方策を十分検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの空き地・空き店舗対策についての御質問にお答えさせていただきます。空き地・空き店舗対策に対する私の考え方といたしましては、行政単独によります直接的な手段を個別に講ずることは、想定していないところであります。ただ、空き地や空き店舗がふえ続けている今の状況は、私も深刻に受けとめているところでありまして、現在、商工会においても特別委員会(まちづくり委員会)を設けて、ハード・ソフト両面から、にぎわいの拠点づくりに向けた継続的な議論をしていただいておりまして、このことと連携が図られるような、例えばNPO法人等によります公共性・公益性が認められる活動の場として、店舗等の利活用についての有意義な御案等がございましたら、私としても協調して取り組みを行ってまいる所存でありますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 7番 一色美秀
まず1項目めでありますが、旧看護婦宿舎は予防接種会場として使用されて、共有には不可能な状況だというお答えでございますけれども、予防接種会場を別なところに移してでも借り上げできないであろうか、再度、説明をお願いいたしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番一色議員の旧看護婦宿舎跡の利用につきましての御質問にお答えさせていただきます。予防接種会場をまずどういうふうに位置づけるかということになろうかと思いますが、現場におきまして予防接種会場が、ほかの福祉施設等と共有することは可能かどうかということも、保健所等を通じまして種々検討をしてきた経過にございます。そういう中で、保健所の指導を仰いでいるわけでございますが、さまざまなハードルをクリアしなければ、供用ということは非常に困難であると。むしろ供用することの探る道は非常に選択肢がないと、もしそういう方法を求めるとすれば、相当な投資をして条件整備を図らなければならないというようなことで、先ほど御答弁申し上げましたように、現実といたしましては、供用は不可能というふうな判断をせざるを得ないという実態にあるということから、町が独自に町の思いでそういう判断をしているということでないということも、あわせて御理解いただきたいと思います。
質問 7番 一色美秀
10月27日に、「町長と語ろう」として、親の会と懇談会が行われました。その中で町長は、「皆さんは大きな負担を背負って暮らしておりますと、これ以上の負担はさせませんと。町の障がい者福祉は、行政で実態を反映できていませんと、このことを反省し、今の計画がうまくいくよう計画段階から、町もかかわりたいと思っています」と、述べておられたと思います。この趣旨からいたしまして、私は、今回の町長の答弁は非常に冷たいと、計画の段階からかかわるのではなくて、具体的な方策もないまま結論を先送りしているだけであると、いかがなものか町長に答弁願いたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番一色議員の御質問にお― 23 ―答えさせていただきます。関係される御父兄の皆さん方とのお話の中で申し上げた親の会の皆さん方とお話の中でそのように申し上げてきておりますし、私の基本的な考え方としては、一つも変わっているものではありません。計画段階から、町もかかわりを持たせていただいていることも、一つもぶれているものでもございませんし、先ほど冒頭お答えさせていただきましたように、関係者の皆さん方を含めて計画の段階から、関係者の方も含めて今後協議と検討を進めてまいりたいということで、会の方々も交えてそういう協議をしてきて、会の方々にも十分町の意向もお伝えしておりますし、御理解もいただいておりまして、さらに具現化するために一歩、二歩と、前へ進めようということで意思の確認もできておりますので、ぜひその点御理解賜りたいと存じます。
質問 7番 一色美秀
ただいま町長のほうから、親の会ともある程度の了解伺っているという話でございますけれども、この件につきまして10月29日付の北海道新聞で、非常に大きく取り上げられております。この会は、来年の4月にもパン製造などを手がける通所事業所を開設する計画を伝えてあるということであります。年が明けて、すぐにでも準備しなければ間に合いません。建物が決まれば、必要な資金だとか人材などの見通しが立つと。聞くところによれば、旭川だとか美瑛から上富良野町に移住してきてでも手伝いたいという人がいらっしゃると聞いております。そして私は何よりも心配することは、もし上富良野に適当な場所がなくて、中富良野町などにその拠点を持って行かれた場合、これこそ我が町の福祉行政の貧困をさらけ出すことであります。まことに恥ずべきことであろうと思います。この点について、町長はどのようにお考えでありますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番一色議員の御質問にお答えさせていただきますが、私といたしましては、この町で自立を、就労を、この町の方が基本的には望まれているわけでございますから、当然、そういう条件整備をするということは、町ができる範疇については100%取り組まさせていただきますし、よその町へ、よその町と比べてどちらが条件がいいかと、そういうような視点で親の会の方々も判断されるものだというふうに理解をしておりません。とにかく親の会の皆さん方と町とが、しっかりと思いを共有することによって、必ず、いつ、来年年明け早々に具体的に動かなければならないのかどうかということは、今、私の情報としては持ち合わせておりませんけれども、上富良野に開設されることに最大の意義があるわけでございますから、それは私も十分認識しておりますので、親の会も含めまして、具体的に実現に向けた検討を原課に指示しておりますので、必ず期待にこたえれるものが導かれるものというふうに確信しておりますので、御理解賜りたいと思います。
質問 7番 一色美秀
この就労施設というものができれば、知的障がい者だとか精神障がい者、本当にそういう人たちの一つの指針になります。また、認知症だとかその他のさまざまな悩みを持つ親だとか、家族の相談場所だとか、各種の福祉行政の広がりを持つと思われます。そのことを踏まえ、また、これにより雇用も多く生まれるのではなかろうかと思っております。そんな意味を含めまして、もっと真剣に、そして前向きに考えていただきたいと思います。この質問に対して終わります。次、2項目めの旧大通り商店街の空き地・空き店舗でございますけれども、例えば農家の生産者が個人、もしくは団体として野菜を売る場所が欲しいと。また、一般の方、自衛隊の退職者の方々でもだれでもよろしいのですが、営利を目的として商売をやりたいと。また、趣味等でつくっていらっしゃる木工品だとか、陶芸品等を陳列し販売したいと、さまざまな業種の人に利用してもらいやすくするために、ぜひ行政として借地料、家賃の一部負担を含めて助成していただきたい。一つには、町のにぎわいを出すこと、そういった行政の助成には、なかなか難しいものであります。個人や団体の営利目的のために、町税を使うなんていうことは、もってのほかだと思われますけれども、空き地や空き店舗が埋まり、商店がふえることにより、人も集まり、にぎわいを取り戻し、ひいては雇用の増大にも結びつき、回り回って町税の増収にもつながるものと思われます。さらに、先ほどの障がい者の就労施設でございますけれども、もし空き店舗を借り上げたときに要請があれば、家賃の一部負担を含めて視野に入れることができるかどうか、この点について町長にお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番一色議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、空き地・空き店舗の対策につきましては、これは町全体、特に商工会が町並みを、商店街のにぎわいをどうするかということに対しまして、町も参加した中で、多分平成17年からだったと思いま― 24 ―すが、駅前再開発を端に発しまして、いろいろ試行錯誤してきて、今日に至っているという経過ではないかというふうに記憶しております。そういう中で、特に商店街を中心としたにぎわいづくりについては、これはやはり商工会さんが主体的にその先導役をしていただくことが望ましい形だというふうに考えておりまして、それぞれ個々の希望に応じて町が何らかのお手伝いをするということは、非常にそれは難しいかなというふうに考えておりますが、商工会等を通じまして組織として公共性や公益性を考えて、ぜひ空き店舗を利用して、にぎわいを戻したいということになりますと、これは大いに検討する余地が生まれてきますので、そういう面でお手伝いをさせていただければなというふうに考えております。現に、中茶屋も開設しておりまして、中茶屋等の動きも当然、一色議員も御案内だと思いますが、そういったことも十分根っこにおきながら、空き地・空き店舗対策については、今後、商工会と十分連携しながら、必要な対策を講じてまいるということも想定しているところでございます。さらに、御質問にありました障がい者の就労機会を設ける場としての活用ということに対しましては、これは私が今さら申し上げるまでもなく、非常に公共性・公益性もある活動でございますので、それらにつきましても具体的な御提案があれば、また私どものほうからいろいろな方策の一つとして、協議をさせていただくそういう場面もしあれば、そういう中ででも、私どものほうからむしろそういう御提案と申しましょうか、具体的に提案はできないにしても、そういうことも一つの方策ですよというような意見交換はできると思います。そういったことが実った暁には、私、何回も申し上げておりますように、いろいろなお手伝いもさせていただくことは可能だと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 7番 一色美秀
町長の考え、しかとお受けいたしました。以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。