上富良野町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月19日
(1)財政分析による情報公開と経営的視点を入れた長期財政計画を/(2)国保事業の広域化について/(3)独居老人の昼食会について/(4)各小中学校においてのいじめの現状と対策について
2006年12月19日、上富良野町議会の一般質問で、村上和子議員が「財政分析による情報公開と経営的視点を入れた長期財政計画を」「国保事業の広域化について」「独居老人の昼食会について」「各小中学校においてのいじめの現状と対策について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。
- 質問者
- 村上和子 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 13番 村上和子
私は、さきに通告してあります4項目について質問いたします。1項目め、財政分析による情報公開と経営的視点を入れた長期財政計画を。1点目、夕張市が財政再建団体になったことで、町民も上富良野町の財政が将来的にどうなのか、納めた税金の使途が効果的に使われているか、今まで以上に大変関心を持っております。他町村との比較など、財政の分析状況を詳しく町民に情報開示し、住民と問題意識を絶えず共有しながら、まちづくりを進めていくことが必要ではないでしょうか。2点目は、予算、人件費、給与の削減、使用料等をふやしても財政の好転が期待できない中にあって、地方交付税の新しい算定方法として人口と面積ということになれば、ほとんどの町村が減額になる― 16 ―と思うが、我が町はどれぐらいの減額になるのか、試算(予測)を立て、それらに基づいての長期計画が必要ではないでしょうか。3点目は、指定管理制度の導入・民間移譲、ケアハウス、西保育所等、改革を進めているところでございますが、民間にできることは民間に、思い切った新しい手法を、例えば町営住宅等の管理運営を民間の業者に委託するなど考えてはどうか、町長にお伺いしたいと思います。2項目めは、国保事業の広域化について。国民健康保険事業を広域連合で実施してはどうか。1点目、国保事業は市町村が保険者となり、市町村単位で実施しており、介護保険も市町村が保険者で、介護認定審査は現在広域で行われております。広域で取り組めば人的・物的資源が節約できる。また、国保事業として、上富良野町では現在ヘルスアップ事業に取り組んでいるが、広域で取り組めば多くの事業も取り組めるのではないか。2点目、2008年から75歳以上の医療保険制度が新しくできるので、これらの保険料については、各広域連合地域の医療費を考慮して、2007年秋までに決めるということであるので、これらの関係からも国保事業の広域化を考えてはどうかお伺いしたいと思います。3項目めは、各小学校においてのいじめの状況と対策についてであります。1点目、今、全国でいじめによる自殺、また、教育委員会の対応等が取り上げられております。上富良野町の小中学校は6校ありますが、幸いにして児童生徒のいじめによる自殺といったケースはないように聞いております。しかし、だからといって、いじめは一件もないということは考えられず、各小中学校でのいじめの実態はどうなっているのか、現況について詳細にお伺いしたい。2点目、いじめの問題への対応、いじめの早期発見、迅速な対応、教育委員会としての何らかの対策を打ち出されていると考えますが、どのような対策を考えておられるのか、教育長にお伺いいたします。3点目、道内で児童生徒のいじめによる相談が760件あり、そのうち70件が親からの相談であるとのことですが、この問題で、親子によるアンケート調査など必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか、教育長にお尋ねしたいと思います。4点目は、独居老人の昼食会の有料化について。高齢化がどんどん進む中、独居老人世帯もふえている現状にあります。独居老人の唯一の楽しみである月1回の昼食会、これさえも来年度は予算化されず、有料化になるということですが、この昼食会は、独居老人にとってはお互いの情報交換の場であり、また健康づくりの場にもなっています。有料化となれば参加をちゅうちょされる方もふえることが予想され、独居老人の孤立化を進めてしまうおそれも含んでいると考えます。年齢を現状の65歳から70歳に上げるなどして、どうにか現状維持の方向で検討できないものか、町長にお伺いしたいと思います。以上でございます。よろしくお願いします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
13番村上議員の4項目の御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、1項目めの長期財政計画に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。1点目につきましては、ここ最近、夕張問題などから自治体の財政状況に対する住民の関心の高まりは非常に高いものがあります。このことから、当町では、町広報10月号において平成17年度決算状況の記事を掲載しましたが、今までの単なる収支状況のお知らせにとどまることなく、住民1人当たりの費用に置きかえた内容や、特に関心の高い借金と預金残高の推移、さらには、財政状況のよしあしの判断に用いる財政指標の内容などを詳しくお伝えすることなど、紙面を大幅に活用して、よりわかりやすい記事となるように工夫をいたしたところであります。まず、昨年10月から取り組んでおります出前講座におきましても、町の台所事情をテーマとした講座を開設しておりますが、町民の方々に直接説明し、対話ができる有意義な機会ともなっておりますので、これらの対応も含めて、より一層町民との情報の共有化に積極的に努めながら、まちづくりを進めてまいりたいと考えているところであります。次に、2点目につきましては、総務省が10月末に地方6団体に示した案を18年度内容に置きかえて試算しますと、本町の影響額は2,000万円程度減額の見込みであります。国では、骨太方針2006に基づく地方交付税改革を含めた地方財政への諸対応を、平成19年度地方財政計画として今月下旬に示す見込みでありますことから、それらの動向を十二分に把握いたしまして、来年度の予算や今後の財政見通しに、できる限り反映させていく考えでおります。特に、来年度は第5次総合計画の策定作業に本格的に着手する年でもありますことから、中長期的な財政見通しを持つことが、計画の実効性を高める上でも大いに重要な要素であると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。― 17 ―次に、3点目の、御提案のありました町営住宅の管理運営に関する御質問でありますが、これに関する事務につきましては、入居者の収入や家族構成などの個人情報を扱うことが伴いますので、その保護をどのようにできるのか、また、経費効果がどの程度になるのかなどを含めて、その実現性について検討すべき課題として受けとめさせていただきたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの国保事業の広域化についての2点につきましてお答えいたします。1点目の広域行政につきましては、富良野地方5市町村でつくる富良野地区広域市町村圏振興協議会におきまして、広域連合を目指すことで合意をしたところであります。この中で処理可能な事務として、国民健康保険事業や一部事務組合の事務を含む9事務を対象に、広域連合としてスタートすべく準備委員会を正式に発足させる予定となっておりますことから、御理解を賜りたいと思います。2点目ですが、御案内のとおり、後期高齢者医療制度につきましては、平成20年4月より、北海道一円での広域連合として実施の方向であります。この国保事業についても、全道一円での広域化も一つの考えとして考えておりますが、現段階では、富良野沿線における広域化の方向にありますことを御理解賜りたいと思います。次に、4項目めになりましたけれども、独居老人の昼食会についてでありますが、独居老人昼食会につきましては、本来的にひとり暮らしの高齢者閉じこもりを防止することを主なる目的としているところであります。現在は、参加人員の増加や、比較的交流の場をみずから確保できる独居高齢者の方々の参加傾向が多く、食事提供的な活動に変化してきておるところでありまして、本来の効果を期待しにくい状況であるとの判断から、在宅福祉サービス事業メニューからは廃止の方向で進めておるところであります。したがいまして、町の独居世帯等に対する対応策といたしましては、現在、社会福祉協議会が設置するボランティアセンターに引き続き補助策を講じ、当該センターを中心に進めていただいております電話サービスにより、その役割を果たしていただくよう進めるほか、可能な限り身近な地域のかかわりを主体とした閉じこもり予防策の方向を模索してまいります。なお、社会福祉協議会におきましては、独自の事業として、有料による昼食会運営を試行的に検討されるようでありますので、求めに応じ、可能な範囲で協力を考慮してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
村上議員、3項目めのいじめの現状と対策に関する3点についてお答えいたします。まず1点目ですが、上富良野町のいじめの実態につきましては、さきの議員にもお答えしたとおり、滝川市の事件が発生してからの経過の中で、本町においても学校から数件のいじめが報告され、教育委員会としてこれらの事案を把握しているところであります。これらの数件の事案につきましては、学校や先生方の迅速で、そして誠意ある取り組みにより、既に解決に至った事案や、また、大半がほぼ解決の方向に進んでいる状況にあり、現在は、深刻ないじめについては、各学校において、ないものと承知しております。次に、2点目のいじめ問題に対する対応についてですが、いじめは上富良野町においても起こり得るという危機感を常に持って、保護者、PTA、学校、教育委員会等との協力と連携を密にし、対応することが重要だと考えております。特に学校においては、校内の指導体制を確立し、子供の発する心のサインを敏感にとらえ、苦しみやつらさなどを親身に受けとめ対応することが大切だと考えております。また、いじめは絶対に許されないものという毅然とした態度で、学校の組織全体で取り組むよう校長会議等で徹底しているところであります。教育委員会といたしましても、学校等の悩みを共有するとともに、連携を密にし、悲惨ないじめが本町から起きないよう、今後においても誠心誠意取り組んでまいります。最後に、3点目のアンケート調査でありますが、北海道教育委員会では、いじめ実態調査と教育委員会、教員、学校に向けての調査を、全道一円、12月中に実施することを決定しているところであります。アンケートの種類は、小学生1・2年生、3から6年生、中学生、高校生、盲・聾・養護学校生、教員、学校、教育委員会の8種類で、学校と教育委員会を除くものは無記名となっています。この調査は、本町では12月18日に配付し、12月21日まで回収し、調査結果の一部は2月に公表されることとなっているところであります。教育委員会といたしましても調査に全面的に協力するとともに、いじめに対する認識を把握することにより、今後の取り組みの参考にしてまいりたいと考えております。― 18 ―
質問 13番 村上和子
まず、1項目めの1点目です。財政の分析と情報開示の件ですけれども、確かに町広報10月号には、今までよりは詳しく決算の報告と、また、項目ごとに、町民1人当たりがどれぐらいの算出になるかということが記載されておりましたが、町民は、他町村と比べてどうなのか、富良野5市町村も同じ項目にして、住民1人当たりの金額は幾らなのか、上富良野町の将来がどうなるのか大変心配しているところでございますので、これからの財政の分析が、やっぱり各市町村の将来を決めていくというふうに考えられるわけですけれども、もっとわかりやすい情報開示が必要だと考えますけれども、出前講座もいろいろ行政の方でも出向いていってやっていると、こういうことでありますけれども、これらは数にも限りがありますので、そういったことで、わかりやすい、もっと開示を、他町村と比べてどうなのかというところも、もっとわかりやすくしてはと思いますけれども、いかがでございましょうか。それと、2点目の今後の地方交付税の試算と長期計画の件ですけれども、定例議会がきょうだという日程で、ちょっと骨太2006の地方交付税の改革、今月下旬に見込みがわかるということでございますけれども、上富良野町はもう19年度の予算の査定に入っていらっしゃるのではないかと考えますけれども、2,000万円ぐらいの減額ということでございますが、見通しとしてどうなのでしょうか、そういった長期的な計画、第5次総合計画の策定に試算できるのか、また、反映されるのか、もっと厳しくとらえてもいいのではないでしょうか。というのは、確かに難しいものがあると思います。人件費は抑制するのでしょうけれども、扶助費なんかは増加する傾向にありますし、国が単年度しか地方交付税を計画しないというわけですから、これらを見通して、難しさはあると思いますけれども、長期計画、財政の乏しい計画で、また後で修正しなければいけないなんということになってもどうかと思われますので、もっと厳しくとらえて、試算が反映できるような考えをされてはどうかと思いますが、いかがでございましょうか。それと、3点目の新しい発想の民間委託の件でございますけれども、行財政改革を、次の指定管理制度の導入等も考えておられると思いますが、例えば町営住宅なんかは、情報の関係で、なかなか難しいというような答弁でございましたけれども、やっぱり行政というのは、常に事業の見直しをするように心がけまして、その結果として一定の成果を上げることができたという評価をされるわけですが、どっちかというと、財務会計なんかは厳しくおやりなるのですけれども、管理コスト、経営的な視点というものは余り入っていないのではないかということを思うのですけれども。やっぱりなかなか財政難というと、改革イコール削減という発想パターンになると思われるのですけれども、何とか原価コスト、管理手法を変えていって、これから検討されるということを町長は、こういったこともできるのかどうか検討してみるというお答えをいただいたのですけれども、新しい発想の転換を図れないものかと思うのですけれども、いかがでございましょうか。それから、2項目めの国保事業の広域化の件ですけれども、富良野地方5市町村で、広域連合で取り組んでいくということでございますが、その手法とか日程とか、具体的に計画されているのでしょうか、見通しとしてはどうなのでしょうか。例えば美瑛町なんかは3町村でやっておりまして、3年間で5,000万円ぐらい人件費の削減ができたなんていうことを言っておりますけれども、削減はどのような、大体どれぐらいの節減になるのか、おおよそでいいですので、ちょっとお尋ねしたいと思います。それから、国保は、去年7,000円ぐらい、平均して上富良野町も上がりましたわけで、保険料がどのようになるのか。2点目の新しくできる医療保険、これは全員が納めるということで、一番安くて月900円ぐらいだということで、軽減措置は3段階でやっていくということですけれども、やっぱり75歳以上の方は、保険料がどのようになるのかということを心配していると思うのですけれども、こういった予測、大体今の段階ではあれなのでしょうか。それと、他町村の国保事業、これ御答弁いただけなかったのですけれども、上富良野町はヘルスアップ事業を今展開中ですけれども、こういうふうに広域化で取り組むと、どんな国保事業が展開できるのか、そういう話は話題に上がっていないのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。それから、4項目めの独居老人の昼食会の有料化の件でございますけれども、ひとり暮らしの高齢者の閉じこもり防止の目的で始めたのだけれども、どうも余り効果は期待しにくいと、こういうような評価をされたようでございまして、これは、婦人団体がボランティアで、食材も最低に抑え、食事の用意をしているわけで、年間42万円ぐらいなのですけれども、町の方から補助金が出されないとなると、これは、やっぱり社会福祉協議会の方では有料にせ― 19 ―ざるを得ないというふうなことになるかと思うのですけれども。電話ボランティアは安否の確認で、私は昼食会、これは、閉じこもりの老人を外に引っ張り出して、食事をしながら楽しく会話して、健康づくりをするという、少し意味合いが違うのではないかと思いますし、まず、町長は常々おっしゃっておられる、在宅福祉サービスを低下させないとおっしゃっていただいているのですけれども、こういったことで、過去においては、回数も月に4回やっておりましたり、もっと多かったりしたのですが、今は月に1回という、回数をだんだん減らしてきているという状態もありますし、有料化になりますと、人数もどんどん減ると考えられますし、年齢の見直しをしても何とか現状維持でやっていくことができないのか。これぐらいの予算、これぐらいというとあれかもしれませんけれども、こういった部分を、時代に合わなくなったからといって切って、それで新たにこれにかわるものとして、必要な公共サービス、これがどうなのでしょうか、在宅サービスのメニューが10項目ほどありますけれども、やっぱりこういったところを切り捨て、こういった部分をいち早く廃止の方向でいって、社会福祉協議会でメニューとして新しく取り組むのだとおっしゃいますけれども、私はもうちょっと優しさ、こういう部分の優しさというのは必要ではないかなというふうに考えるのですが、いかがでございましょうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。それから、3項目めのいじめの状況でございますが、詳細には教えてもらえないとしましても、数件あったということで、解決できたものと、解決の方向に向かっているということで、今のところは深刻ないじめはないということで、まず、私もよかったなと思っているところですが、きょうもどこかでいじめが起こっているかもわかりませんし、現在余り心配はないようですけれども、いじめの実態の報告は教育委員会の方にスムーズに流れるような状態になっているのかどうかちょっとお尋ねしたいと思います。また、不登校も予備軍だと思ったりするのですが、不登校生なんかは、いじめによる不登校かどうかちょっとわかりにくいものもあるかと思いますけれども、そこはどうなっているのでしょうか、お尋ねしたいと思います。それから、2点目の対策ですけれども、保護者、PTA、それから学校、教育委員会と協力、連携、学校も組織を挙げて指導体制を確立していくのだと、校長会で徹底しましたという教育長の答弁をいただきましたけれども、学校組織全体とは、どこまでを考えておられるのか、私は、警察とか民生委員さんとか保護司さんとか、幅広く連携をとり、対処するように組織づくりすることが必要でないかと考えるのですが、いかがでしょうか。といいますのは、結局は、旭川の児童相談所に行って相談をしてくださいとかという面もあるようでございますので、教員のこれらに対する診療の研修というのでしょうか、そういったものを受けていただく、研修していただくという、そういう教員側の対応のやり方も、そういった心の痛み、ケアを、心の相談員という方は1人いらっしゃいますけれども、また違う、いじめの問題が陰湿になってきておりますので、そういった専門的な部分も必要ではないかというふうに、教員の教育について考えるところですけれども、それらはどのようにお考えなのかお尋ねしたいと思います。それから、3点目のアンケートの件ですけれども、道の教育委員会で12月中に実施ということですので、上富良野町の教育委員会も調査をして、2月に公表していただけるということで、確認させていただいていいでしょうか、もう一度お尋ねしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
13番村上議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、財政関係におけます情報の開示等々でありますけれども、町といたしましてはできる限り、議員おっしゃるとおり、財政ばかりでなくて、行政情報というのは、住民に十分に開示していかなければならないということを、私も肝に銘じながら対応しておりますので、この財政面につきましても、特に力を入れて開示をしていこうというふうに思っております。その中で、我が町の部分と、言うなれば富良野圏域5市町村の、他の自治体の状況ということでありますが、他の自治体の状況につきましては、また圏域の中でいろいろと協議をされていくものと思いますけれども、他の自治体が公表している部分については問題はありませんけれども、余り懐に飛び込んだ情報を私どもの町が対応するということはなかなか難しい部分もございます。そういう中でありまして、公表されている部分の情報開示につきましては、十二分に比較をさせていただきながら対処することも一つの手法として今後考えていきたいと。過去におきまして、私も財政問題につきましては、台所白書を別冊で全戸配付させていただいた経緯がありますが、今いろいろな面で、そういった今の財政状況等々も、そういった形で経費をかけるのではなくて、町広報等々で、何らかの媒体を用いな― 20 ―がら住民に開示をしていくことを今後も努めてまいりたいと思っております。次に、交付税問題、国の地方財政の方向性についての問題等々も含めた、我が町の中長期の財政計画についての御意見でありますが、既に私どもは第4次総合計画の最終年度の平成20年までの中期財政計画、それから21、22年までの見通しにつきましては、既に議員の皆さん方に御説明を申し上げ、説明をいたしているところでありますけれども、御案内のとおり、国の地方財政の方向性が毎年毎年大きく変わってくるというようなことから、予測は厳しくという中での中長期計画を立てなさいと、途中で見直しするようなことのないような計画を立てなさいという御意見でありますが、それはなかなか難しい。その年度その年度の状況を見きわめながら修正を加えていかなければならないというのが現状でございます。先ほどもお答えさせていただきましたように、次年度から行われます人口と面積で対応する交付税につきましては、約2,000万円の減額ということでありますが、端的に、現状の交付税の算出からして、そういう手法でいくと2,000万円の減額でありますけれども、きょうの北海道新聞等々を見ておりましても、総務大臣と財務大臣が最終的な調整が、19年度地方交付税と地方財政措置についての方向性を大体理解し合ったというような報道もなされておりますけれども、年々国の施策は変わってくるということでありますから、決してその額が保証されているということではないと、常に減額されてくると。国は、地方税が大幅な増額をしているから、その分、交付税を減らすぞと言っておりますが、全国的にはそうでありましても、我が上富良野町におきまして、その率で地方税がふえてくるかと、町民税がふえるかというと、決してそうではないというようなこともございまして、非常に厳しい財政運営の中でありますが、忌憚のない財政運営をしていくというのが私の常にお答えさせていただいておりますように、財政破綻を絶対生じない財政運営をする、そのためにも、現在取り進めております行財政改革の着実な実行をしていかなければならないということでありますので、議員の皆さん方の御理解も賜りながら、今後、先ほど申し上げました第5次総合計画に向けての中長期財政計画の見通しにつきましても十二分に見きわめた中で対処していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、民間委託の件でありますが、既に行財政改革でも方向性を定めておりますように、民間でできるものは民間に委託すると。民間活力の活性化を図っていく、地域の活性化を図っていくということが私の大きな行政におきます一つの重要課題としてとらえておりますので、議員御質問にありましたように、1点とらえて、公営住宅の民間委託、あるいは管理者制度での委託等々も含めながら、いろいろな面で、今の行政を民間に委託できるものは委託しながら、行政組織の簡素化を図っていきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。ただ、先ほどお答えさせていただきましたように、住民の個人情報の部分をどういうふうに対応していくかという課題もあるということでございますので、今後検討させていただきたいというふうに思います。議員が御質問にありましたように、コスト感覚というのは、従前は行政におきましてはなかなか、民間とは違った発想であったわけでありますが、昨今の財政状況から見きわめて、私は現在の職員の皆さん方は、それぞれ事業のコスト感覚を十二分に身につけられながら対応していただいているものというふうに思っておるところでありますので、そういったことを含めながら、議員の御質問にありますように、従前の手法にこだわることなく、新しい発想を持った対応で取り進めていくというのが、行革の一つの方向性でも示させていただいておりますので、御理解を賜りたいと思います。それから、国保の広域化につきましてでありますが、では、国保を広域化したときに経費の削減はどうなるのかと、保険料はどうなるのかと、事業内容はどうなるのかと、そういうことの御質問でありますが、まだ私どもは、これから準備室をつくって、広域圏域の中で、先ほど申し上げました九つの事業につきまして、そのうちの一つが国保の広域化でありますが、協議をし、他町村との保険料の差をどうするのか、事業の調整をどうするのか、そういったことを含めながら、しからば経費の削減がどうなっていくのかということを、これから準備室の中で、専門部会もつくりながら検討していきたいというふうに思っておるところでありますので、今その状況をお答えすることはでき得ないということで、御理解を賜りたいと思います。それから、後期高齢者、75歳以上の部分につきましては、北海道全体で、全180市町村で対応する組織として、今もう既に準備室をつくって発足しております。これから平成20年に向かいまして、保険料の問題、いろいろな問題、事業の問題等々が協議され、方向性を定めていくものというふうに認識しておりますので、今後も我が町といたしまして― 21 ―も、その方向性を十分に見きわめながら対処していきたいというふうに思っております。それから、昼食会の件でありますが、先ほどお答えさせていただきましたように、昼食会も長い年月経過をしてまいりますと、当初の事業の目的からだんだんと、ある面ではそれていってしまう部分というのが出てくるわけであります。そういったことを修正しながら対処して、議員が御質問にありますように、独居老人をいかに、地域を挙げて孤独を解消し、地域に出てきていただけるような対処をするかというようなことを十分に見きわめながら、今後もその対応を図っていきたいというふうに思うところでありますが、ある面では、長い年月の中で目的から方向性が変わってきているという部分の修正をしなければならないと。しかし、その修正が可能でなければ、新たな事業展開をすることによって、ある面ではスクラップ、そして新たなビルドをしていくと、スクラップ・アンド・ビルドの対応の中で今後も事業の展開を進め、その全体的な事業の中での、縮小にはならないように十分見きわめていきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
いじめに関する再質問にお答えをさせていただきます。まず、学校からの報告の件でありますが、この事件が起きてから、文書及び口頭をもって速やかにということについては徹底をさせていただいたところであります。受け口としましては、学校教育班の主幹もしくは課長、そして私というようなところへ速やかに、とにかく実態が十分把握されない段階でも構わないので報告をするようにということで徹底をしたところであります。2点目の不登校についてでありますが、現在継続しているもの二、三件ございます。その中で、原因につきましては、いじめによるものということとは違う原因であるということで、御理解をいただきたいと思います。次に、3点目でありますが、学校組織全体とはというお問い合わせでありますが、まず、我々、こういう事件が発生してから、他の行政部局とも十分連携を図ったところであります。と申しますのは、子供の行動範囲というのは、学校にいるときだけの行動範囲ではありません。そういうことから児童館とか、そういうところを所管している民生部局とも十分連携を図っているところであります。その中で、先ほど御提案ありました民生委員とか保護司との連携については、また、他部局との調整の中で取り進めていくことが望ましいのかなというふうにとらえているところであります。次に、4点目でありますが、教員の研修の関係であります。当然、専門的な職員をその学校学校に配置することは理想であります。ただ、そういう専門化をしていくように研修やなんかも進めていかなければなりませんけれども、何といってもやはり全体の先生方のレベルアップ、いじめに対する認識、そういうことが必要だと思います。そういうことから、教員の研修につきましては、今後も遺漏のないよう取り進めてまいりたいと考えています。また、5点目のアンケートの関係でありますが、先ほどの答弁でもお答えをさせていただきました。我が町においては、12月18日、昨日配付をして、21日に回収ということで、それを道教委、上川教育局の方に年内に届けて、その中で特にスピードをもって対応しなければならないものについては、先ほど2月結果公表ということでありましたが、それ以前にも連絡が来る体制となっていて、そのときについては速やかに対応を図ってまいりたいと考えているところであります。以上です。
質問 13番 村上和子
1項目めの3点目の、民間にできるものは民間にということでございますけれども、自治体の場合は、地域独占の事業体でもありますので、競争を意識することもありませんし、財政難になりますと、改革するとなれば削減、改革イコール削減のような、こういう事業の見直しをしたのでこれぐらいの効果があったと、常に、一定の評価を得たというような、そういうふうな評価がなされるのです。これは限界ではないかなと。といいますのは、やっぱりこれから職員もどんどん減ってまいりますし、これは、一つの例として町営住宅なんかも民間でできないものかどうかと申し上げたわけでして、今まで見ないような、行政側も手法を考えていくべきではないかということを申し上げていますので、個人情報がどうとか、何かというとそういったものが課題として残るとおっしゃるわけですけれども、これは一つの例で申し上げましたので、今までこういったところはどうかなという部分も、やっぱり行政も少しすっきり、民間で担えるものは民間に担ってもらっていくというところを、強く、早く推し進めていただけないものかと思いますので、もう一度お聞かせいただきたいと思います。それから、4項目めの独居老人の昼食会でございますけれども、食べることだから少しぐらいのお金― 22 ―はと、こういうことになるかもしれませんけれども、老人会にも出たいけれども、また、いろいろな会合にも出たいけれども、なかなかちょっとお金がかかるから出られないということも聞いております。そして、一部、交流の場を持つ人がいるので、これもどうかと、効果的に考えれば、廃止で、社会福祉協議会でというようなことでございますけれども、では、かわるメニューとして今模索中だとおっしゃいますけれども、かわるメニューとなると、これ以上、これは年間42万円かかっていますけれども、これにかわるメニューとなれば、またかなりお金もふえてしまうのではないかというふうに考えるのですけれども、予算を考えれば、まだまだ予算的にどこかほかの部分を削ってでもこの金額以上のもののメニューに、では、メニューがあるのかとなると、ちょっとそれも考えてしまっている状態で終わってしまうのではないかと。やっぱり高齢化がどんどん進んでいる中にあって、孤立されている、外へ出ようとしてもなかなか出られないような、閉じこもりのお年寄りに対する優しい手を差し伸べることはできないのかどうかと思いますけれども、年齢をちょっと上げてというお考えはいかがでしょうか、もう一度お聞きしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
13番村上議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、民間委託につきましては、私常に申し上げておりますように、私の行政執行の中では、それこそ民間ができるものはすべて民間に委託をして、地域の民間活力の導入を図っていきたいということが基本でありまして、既に議員の皆さん方に行財政改革の実施計画の中でもお示しさせていただいておりますし、アウトソーシングの専門部会等々もつくりながら、それぞれの組織で、官から民へのものはどう対応していくかということで進めておりますが、テンポが遅いなということにつきましては、御指摘のとおり、私自身もそう思っております。もう少し早く回転できないかなと。ただ、今現在、保育所の完全民営化、この問題も議員の皆さん方の御理解をいただいて、何とか対応できるようになりましたと。また、加えてケアハウスにつきましても、その対応ができ得ましたと。今後まだ中央保育所の問題だとか、あるいは特別養護老人ホームの問題だとか、大きな課題を抱えておりますし、また、今、車両班の問題だとか、いろいろなものをこれから順々に対処していかなければならないと。しかし、そこには今現実に職員が張りついていると、その職員の問題等々も考えていかなければいけないと。過去にありました屠場の問題のような形に発展しない対応を図っていきながら進めていかなければならないという認識を持っておりますので、そういったことも含めて御理解をいただきたいと思います。議員御質問のように、できるものは早急に対応していきたいと。公営住宅の問題は一例ですよというのは、私も承知いたしております。他のものにつきましても対処していくように努力していきたいと。2点目の昼食会の問題でありますが、さきにお答えさせていただきましたように、いろいろな時代、長い年月かけてまいりますと、その目的からどうも外れていくような部分、それから、目的、当初はそういうことであったけれども、今は、集まる方々は元気で、いつもあちこち出歩いている方々ばかりが集まってきているというような、ある面ではそういった、そうでない方もいらっしゃいますけれども、そういった部分、いろいろな部分を見きわめながら、総予算が減少していく中で、年々、福祉予算だけが増加していくということにつきましては、そういったものの対応も全体的な予算編成の中で考えていかなければならない。しかしながら、私は当初から申し上げているように、福祉と教育については、最低限その削減幅を縮小して予算の措置をしていきたいというふうに考えておりますので、今後また新たな事業展開等々も、どういう形になるかということも含めながら、従前、皆さん方に申し上げておりますように、行政サービスは、従前は無料のものが非常に多かったと。しかし、今後、行政サービスは無料のものは一切ありませんよという時代が来ているということで、御理解を賜りたいと思います。