上富良野町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月10日
(1)地域形成の支援と行政サービスのあり方について/(2)職員の人事異動について/(3)既存施設郷土館の有効活用について/(4)上富良野西小学校の2期制導入の効果は/(5)公営住宅の入居希望待機者が多く、自主財源確保の一つとして、空いている教員住宅を転用して、待機者に貸してはどうか
2005年3月10日、上富良野町議会の一般質問で、村上和子議員が「地域形成の支援と行政サービスのあり方について」「職員の人事異動について」「既存施設郷土館の有効活用について」「上富良野西小学校の2期制導入の効果は」「公営住宅の入居希望待機者が多く、自主財源確保の一つとして、空いている教員住宅を転用して、待機者に貸してはどうか」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。
- 質問者
- 村上和子 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 13番 村上和子
おはようございます。冬に逆戻りのようですけれども、日差しが柔らかく、春近しを感じますきょうでございます。第1回の定例議会に当たりまして、新たな気持ちで、さきに通告してあります5項目について質問させていただきます。まず1項目めは、自立に向けての計画達成には、住民の協働と理解が必要でございます。地域形成の支援と、行政サービスのあり方の見直しについてお伺いいたします。1点目、平成20年度は財政規模を60億円以内、これから4年間で24億円削減の数値目標を立てられましたが、果たして縮小財政に町民が耐えられるのか、行政が景気のいいときに抱え込みすぎている部分があるとしても、コストとサービスを対比して、もっとわかりやすく知らせる数字で訴えて、町民に理解してもらわなければならないと考えますけれども、いかがでございますか。2点目は、地区ごとの地域担当職員を配置してはどうか。協働でともに汗を流すとなれば、住民の公園清掃や除雪、老人の労力活用など、ボランティアでの参加を啓蒙、また、育成が必要ではないか。そのためにも、地区ごとの地域担当の職員を配置してはどうかと考えますが、この制度の導入についてはいかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。2項目めは、職員の人事異動についてお尋ねいたします。11課に役場庁内の組織機構改革があったばかりですが、毎年4月に人事異動が行われていますが、この職種は何年ぐらいとか、一定の部署に長く置かないとか、庁内には5年以上かなり長く異動していない方もおられますが、人事異動には、町長はどのような基準で当たっておられるのか、やる気の出る人事評価での異動をしてはどうかと考えますが、いかがでしょうか。3項目めは、これは3月4日の教育執行方針の中でも郷土館についてありましたけれども、私はその前に、2月25日に通告いたしておりますので、既存施設、郷土館の有効活用についてお尋ねしたいと思います。1点目は、現在、郷土館は小中学生が時々社会教育の場面での活用はあるようですけれども、一般町民の方は余り利用されていないと思いますけれども、1年間の一般の方の利用者は何人ぐらいなのでしょうか。また、町としては郷土館をどのように評価されているのか、お伺いしたいと思います。2点目は、展示配置の工夫をしてはどうかということでございます。文化財保護委員の方がいらっしゃいますので、この方に現況を把握してもらい、特に玄関のところはもっと明るくしてはどうかと思います。また、陳列棚の展示配置をもっと工夫して、2階へ上がりますと、右側のニレの木と、田中常次郎氏の人形を展示している部屋がございますが、少し薄暗くて、ずっとそのままになっておりますので、これらを開拓記念館に移転するなど考えてみてはどうでしょうか。また、公民館図書室の改築に合わせて、郷土館との連携などはお考えになられないでしょうか、お伺いしたいと思います。4項目めといたしまして、上富良野西小学校の2学期制の導入の効果はいかがでございますか、お尋ねしたいと思います。地域に先駆けて、上富良野西小学校が2学期制を導入して3年目を迎えるわけでございますけれども、どのような教育効果が出ているのか、お尋ねいたします。効果が出ているとすれば、ほかの学校でも導入は考えられないものなのでしょうか、これは教育長にお尋ねしたいと思います。最後に、5項目めでございますけれども、公営住宅の入居希望待機者が多く、自主財源確保の一つとして、あいている教員住宅を転用して待機者に貸しつけをしてはどうかと思いますが、いかがでございましょうか。上富良野町には73戸の教員住宅がありますけれども、空き家になっている教員住宅が13戸もあります。一方で、公営住宅等に入居を希望していらっしゃる方は60人近くもおられて、なかなか入居できない状況にあります。公営住宅と同じ区分にならないかもしれませんけれども、所有を町の教育委員会から町へ移し、町営住宅と区別して、町民住宅として一律の家賃で貸し付けをしてはどうか、町有財産の有効活用で少しでも財源確保につなげてはどうかと考えますが、いかがでございましょうか。― 4 ―以上でございます。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
13番村上議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、1点目の地域形成の支援と行政サービスのあり方についてお答えさせていただきます。行政経費のコスト意識を持つことは、大変重要なことと考えるところであります。平成16年度より事業別予算を導入いたしましたことから、その精度を高めつつ、今後、可能なことからコストとサービスの対比を示しつつ、サービス提供のあり方や使用料・手数料等の設定に反映し、納税者であります町民の御理解をいただくよう努力してまいりたいと考えております。次に、地域担当職員の配置につきましては、地域と行政をより身近につなぐ方法として取り組んでいる先進事例も承知しているところでありますが、現行財政改革実施計画におきましても、地域住民自治にゆだねていくべき公共サービスのあり方など、住民自治の推進を課題として位置づけておりますことから、地域の皆様方の主体的な活動を推進する一つの方法として、検討の参考とさせていただきたいと考えております。次に、2点目の職員の人事異動についてお答えさせていただきますが、毎年4月には定期的に職員の配置がえを行っておりますが、町長に就任して以来、この職員の異動が、この時期の大きな悩みの一つでございます。お尋ねの人事異動の考え方でありますが、昨年4月の組織・機構改革の中におきまして、スタッフ制の機能を充実するために、かなりの分担業務を多く経験して、町民の方々に柔軟に対応できるよう、課の中における職員の配置がえにつきましては、課長の采配によるところとしたところであります。また、課を超えた人事異動につきましては、専門職の職員は同じ部署での勤務が当然にして長くなりますが、一般の事務職においては、おおむね3年から5年を超えた者を対象として配置がえをするように心がけているところであります。適材適所の配置をすること、また、職員の意思を重視し配置することが、より職場の活性化につながるものと考えております。数年前から、一般職の同じ部署で5年を超えた職員から、私あてに異動希望申告書を提出してもらい、異動における参考としております。なお、この提出は任意であります。しかし、この申告制度におきましても、それぞれの希望をすべて満たすことは、まず不可能であります。職員の中において、それぞれの部署が活力を持ち効率を上げること、そして、職員の能力を伸ばしていく上においても人事異動は必要不可欠なものと考えております。次に、最後の5点目の空き教員住宅の御質問にお答えさせていただきます。教職員住宅は、現在、73戸を管理・保有しているところでありますが、近年の児童数の減少に伴う学級数の減により教職員数が減少傾向にあることや、教職員の通勤の動向等により入居者数が減っており、現在、17戸が未利用となっております。教育委員会といたしましては、教職員住宅の今後のあり方として、現状を踏まえて、73戸のうち経年老朽化の大きい家屋を中心に、将来20戸を廃止し、管理戸数総体を53戸とする考えでおります。廃止予定の内訳は、旭町10戸、泉町2戸、東中4戸、江幌3戸、清富1戸の予定で、昭和46年から昭和52年に建築した住宅であります。一方、公営住宅入居希望待機者数は、現在59件あります。希望される事情については、それぞれの内容があるものと思います。御質問のとおり、町有財産の効率的運用につきましては、行財政改革実施計画においても取り組み課題としておりますが、経年老朽化住宅に入居するための修繕整備や以降の維持補修を勘案した場合、歳入効果を発揮し得るかどうかについては、現段階では未調査であります。今後、これらの調査とともに、状況によって限定的な利用をも視野に入れて、検討を進めたいと考えております。なお、住宅対策の基本的な考え方といたしましては、民間住宅を積極的に活用し、公営住宅や教員教員住宅については、可能な限り減じていくことで行政のスリム化を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
13番村上議員の3点目、郷土館の有効利用についての2点の御質問にお答えいたします。まず1点目についてでありますが、郷土館は上富良野町が歩んできた歴史、人々の暮らしや道具などの展示品を見ていただくことにより、その当時の生活状況や文化を後世に伝える施設として、また、歴史的資料の保管を目的として昭和53年に開館し、現在もその目的に沿って郷土館の運営を行ってきているところであります。また、郷土館の果たす役割は、後世への上富良野町の歴史保存と伝承という観点から、非常に大きい存在意義があるとも考えているところであります。御質問の郷土館の入館者数についてでありますが、開館当時から比べると、郷土館の入館者数は減少傾向にあり、平成15年度の郷土館の入館者数は― 5 ―1,538人となっております。次に、2点目の展示のあり方に関する御質問でありますが、展示の種類や場所等の移動につきましては、開館当時から基本的な配置等については、ほとんど変わっていない状況にあります。しかしながら、その間、来館者をふやすことを目的に、年に1回程度、手書き友禅とか映画ポスター展などの特別展示会を開催してきたところでもあります。御質問の中で御提案賜りました陳列棚の展示配置の工夫や2階の田中常次郎氏の人形等を開拓記念館へ移転すべきとのお考えを賜りましたので、郷土館の運営に関係する社会教育委員、文化財保護委員や町の歴史保存に御尽力いただいている郷土をさぐる会の方々からも御意見をいただき、魅力ある郷土館づくりに努めてまいりたいと考えております。また、公民館図書室の改築との連携につきましては、あくまで今回の改築につきましては、建物内部の改装でありますので、建物の一体化については考えておりませんが、今後はソフト面で、図書館事業と郷土館事業の連携を図っていくような学習の機会をつくってまいりたいと考えております。次に4点目、2学期制についての成果等に関する御質問にお答えさせていただきます。上富良野町におきましては、2学期制を平成14年度から上富良野西小学校及び東中小学校で実施し、3年を経過しようとしています。この間の効果として、実践している学校からは、この2学期制が子供たちや教師、そして保護者、地域の方々にもようやく定着し、この2学期制がねらいとしている学校の教育活動にゆとりをもたらすことにより、学習の充実を図るとともに、児童・生徒には確かな学力を身につけさせるという点で、成果が上がってきているとの報告を受けているところであります。成果の具体的な内容といたしましては、1年間が3学期から2学期になるということで、子供たちの学ぶ意欲、思考力が身につき、確かな学力の向上につながり、教師側からは長期的な視野で児童のゆとりができ、成長の評価をすることができたことなどが上げられています。一方、一部の保護者からは、3学期制と2学期制の明確な違いがよくわからないとか、また、1学期から2学期へ移行するのが10月の体育の日を境にしていることから、今までの夏休みや冬休みの長期休業明けと違って、保護者を含めて子供たちの意識の切りかえが難しいというような意見なども聞いているところであります。この2学期制の評価につきましては、2学期制を実施してからまだ日が浅いこともありますので、他の学校への導入は、それぞれの学校の規模や地域性などにより導入の考えが異なってまいりますので、西小学校、東中小学校の実践評価をじっくり見きわめながら、他の学校への導入を検討していくべきと考えております。
質問 13番 村上和子
1項目めの地域支援、行政サービス、1点目のコストとサービスの対比の件でございますけれども、手法としては確かに間違っていないと思いますけれども、町長はよくパブリックコメントということで、町民会議や庁内にあっては8ブロックに分けまして、改革に向けて取り組まれております。だから、町長はこのようにやっていますよと言われるかもしれませんけれども、町民からの申し出があれば出向いていきますよと、そういうことで町長と語ろうと、こういうようなことをおっしゃいますけれども、なかなか町民には見えてまいっておりません。将来に向けて、財政規模を毎年6億円ぐらいの縮小を図っていくという計画はできたとしましても、もっともっとスピードと、一つ一つの行政事業ごとに、これぐらいの経費・コストがかかるのですよということで、だから町民はこれぐらいの負担をお願いしますと。これは受益者負担として適正だと考えますけれども、町民はどのように考えるのか、これが適正でないとすればどれぐらいのものでいいのか。フィードバックというのでしょうか、そういうのが必要で、何回も何回も訴えて町民もわかったと。自分たちも依存体質から抜けて、自分たちのことは自分たちでやらなければいけないのだというような、協働して町づくりをするという意識づけをさせるためには、もっともっと、もう3倍ぐらいスピードを上げて情報を詳しく提供して、今までの改革を、町民に向ける時間をもっともっととるべきではないかと思いますけれども、いかがでございましょうか。2点目の地域担当職員の配置の件でございますけれども、地域の皆さんの主体性と言われましても、今、地域のつながりがなくなっているのです。それで、長年行政の依存度が高くて、まだまだ町民も長い間こういう形で来ていましたので、行政がやってくれて当たり前というような体質はなかなか抜けないものですから、やっぱり職員も地域に入ってきていただいて、そして地域との、住民とのかかわりを持っていただくと、もっともっと、そうしないと、いろいろ改革は、中でも一生懸命やっていらっしゃるのですけれども、町民には見えにくいですので、そこら辺をするためには、地域振興の意味では担当といいますか、そういう形をとっていただくのがいいのではないかと思うのですけれども、いかがでご― 6 ―ざいましょうか。それから、2項目めの人事異動の件でございますけれども、専門職の方は長いよと、看護師さんだとか保育士さんだとか、そういった方が長いのはわかりますけれども、一般行政職の132名中5年以上同じ部署についていらっしゃる方が41名、31%、3分の1ぐらいはこういう状況があるということは、多いのではないのでしょうか。そういうふうに考えますけれども、そして、町長は3年から5年超えた人は、自発的に配置転換を心がけるのでその希望をとっているというのですけれども、結局これという特別な基準は持っておられないわけなのですよね。それで本所の、部外にいらっしゃる病院に勤務される方だとか、そういった方は少し評価を違えて見るとか、これ希望から外れた人はどうするのですか。ことしもまた同じ部署で何年もという、本当にうんざりしているのではないでしょうか。やはりこれでは働く職員の意欲がなくなってしまうのではないでしょうか。私も長年、民間で働いてきましたですけれども、ぴたっと希望がかなう正しい評価をされると、物すごくやる気が出て、結構3倍ぐらいの力が出せると思うのですけれども、これは民間と行政とは違いますのであれですけれども、職員の人も希望どおりいくのでしたらまたやる気も出ると思うのですけれども、希望に外れた人とのかかわりといいましょうか、そういう人はどうするのか。そういう 、 あ る 程 度 の 、 何 と い う の で し ょ う か 、 も うちょっと職員とのコミュニケーションを図って、よく職員を正しく評価されるということが大切ではないかと思いますけれども、いかがでございましょうか。それと、3項目めの郷土館の有効活用についてですけれども、展示のあり方としまして、これは教育長に再質問させていただきたいのですけれども、開館当時から、昭和53年ですから、もう23年間も一度も配置がえをしたことがないのだということをお聞きして驚いておりますけれども、歴史保存に伝承として存在意義があるとお考えになっておられますので、一度、保管されている道具いっぱいありますので、整理をしてはどうかと思いますけれども、何人か臨時の人でも雇って、きれいに磨けるものはきれいに磨くとか、一度あるものを整理というのでしょうか、そして配置がえを早急に取り組むべきだと考えますけれども、それと、今回、公民館図書室を改築するわけですけれども、郷土館と渡り廊下というのでしょうか、これまたお金がかかるということになるかもしれませんけれども、連携というのはどうしても無理でしょうか、もう一度お尋ねしたいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。それから、4項目めの2学期制については、教育長はもう少し、3年目ぐらいではちょっとということをおっしゃっていますので、これから効果が、今、ゆとり教育、総合学習なんかも取り組まれておりますけれども、2学期制がいいということであればよく様子を見て取り組んでいただきたいと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。それから、5項目めのあいている教員住宅を転用して財源確保にしてはどうかの件ですけれども、私は13戸だと思っていたのですが、17戸あいているということで、本当にもったいない話ですよね。今、財政難だと言われている中で、こういう部分があるというのはいかがなものなのでしょうか。また、未利用がありながらどの程度の住宅になっているのか、調査もしていないというのは、ちょっとのんきな話なのではないかと思いますけれども、こういう部分というのはどんなものなのでしょうか。また、将来的に20戸廃止の計画ということですけれども、ことしも東中の教員住宅を2軒ぐらい解体する予算がついておりますけれども、1年に2戸ずつぐらいいくのだったら10年ぐらいかかってしまうと思うのですよね。住宅というのはあけておくとかえって傷みますし、泉町の公住も教員住宅と同じように51年ぐらいに建てられたものなのですけれども、現在、利用されております。早急に調査して、転用による入居で、少しでも町の財源の足しにしてはと考えるのですけれども、いかがでしょうか。よろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
13番村上議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、最初のコストとサービスの問題、行政サービスの問題、これにつきましては御案内のとおり、今、行財政改革実施計画を立てまして、そして平成20年度までの町の中期財政計画見通しを立てまして、それに伴います歳入歳出イコールの財政構造に持ち込んでいきたいと。そのためには、大きな行財政改革を図らなければいけないと。議員のおっしゃるように、現在の80億円の歳出構造を歳入に合った60億円以下の歳出構造に改革を図らなければいけないというのが、今の行財政改革実施計画の中心的な、重要な課題であります。今、その実施計画をもとに、中長期の財政見通しを立てて、それにいかにして対処していったらいいかということを、今、庁内では八つのブロックをつくって、プロジェクトチームをつくって検討しておりますし、また、行財政改革推進町民会議の皆さん方の御意見を承りながら、それぞれの対応をしてい― 7 ―るという段階でありまして、今、議員の御質問にもございましたように、当然にしてその状況が出てきたときには、方向性を定めて実践の段階に入る前には、町民の皆様方に十分な情報提供をしていかなければならないというふうに思っておるところでありまして、御案内のとおり、16年の9月に行財政改革実施計画を立てさせていただいて取り組んでまいりましたが、17年度予算には大局的に取り組む行財政改革の成果をあらわす、あるいは町民の皆さん方のいろいろな意見を聞く、あるいは町民会議の皆さん方の大局的な意見を聞く、パブリックコメントによる意見を聞く、そういった一部の状況の中で取り組ませていただきましたけれども、この17年度におきましては、この実施計画をどのように実践していくかというところを組み込んで策定していく。その策定の状況につきましては、町民の皆さん方に十分理解をしていただくようにするということは、議員の御質問のとおりでありますので、私は町民の皆さん方にそういう情報の提供を十分しながら、町民とともにこの財政的な改革を推進していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、地域担当職員でありますが、これから行財政改革の中にも位置づけておりますように、自治活動の推進を図っていくというようなことからすると、今、村上議員の御質問にありましたような、また、先進地でもありますような地域担当職員を配置するということも一つの方法であるし、私もある面ではそのことが、地域自治の推進を助長することにもつながるのではないかなというようなことで、今後検討してみたいと思っておりますが、ただ、問題は、現在行財政改革の中におきまして、職員の定数の削減、給与の減給、こういった対処をしながら町づくりを目指していかなければならないと。そういう中にありまして、勤務外の職務命令を発して残業手当を支給するということは、到底このことによっては十分検討しなければならないと。あくまでも自主的なボランティア活動として、みずからが対応していくという意識改革がなされた中で支援、協力をしていただく。私が業務命令をかけるときは、これは勤務時間中としての対処をしなければならないという、そういうような部分がございますので、そういった部分も十分検討しながら、職員の理解と意識改革を対応していただきながら、この制度の有効な活用が展開できればなというふうには思っておりますが、大きな課題であるというふうに認識いたしておるということで、このことの対応によって自治活動の推進は促進されるであろうということは、期待できるというふうに思っておりますが、そういうようなことでひとつ御理解を賜りたいと思います。次に、人事異動の件でありますが、ちょっと議員と考え方が違うのかなと、職員も議員と同じような考え方を持っておられる職員が何人いるのかなと。もしそんな職員がたくさんいるとすると、これは大変だなというふうな認識をしておりますが、私といたしましては、それぞれの職員の人事異動につきましては、その職員の人格、適性等々を配慮しながら、ある程度の年限を同一係で対応していく中で、異動の発令をしていきたいというふうに思っておりますけれども、ただ、職員には、その課にあってもいろいろな仕事があるわけで、一つの仕事でなくて数多くの仕事、分野があるわけでありますが、課外によっても他の仕事を幅広く経験を積み、認識を持つということが、その職員にとってプラスになるものがあるとするならば、必ずしも5年たったからということではなくて、ある程度その仕事・職種を十分に身につけ、理解できる段階になったと、専門的に対処できるようになるということも職員にとってある程度プラスになる部分もあるのかなというようなことを考慮しながら、職員の意思を確認していくためにということで、レポートの提出を職員にさせております。これは冒頭申し上げましたように任意でありまして、職員のレポートは、助役にもだれにも見せておりません。私だけのマル秘文書ということで、忌憚のない意見が書かれております。ですから、それらの意見については最大限、意思を尊重して配置をいたす、しているつもりであります。しかし、一般職につきましては、その職、係につきましては数ありますが、管理職につきましてはいすは一つでありますから、2人も3人も希望されたとしても一つのいすに何人も座らせるわけにいきませんから、第2希望、第3希望ということで希望順位で対処させていただいております。そういうようなことで、職員の異動につきましても、議員のおっしゃるように、一つの基準を定めるべきでないということは、私も以前からそういう認識をいたしております。人事権を持った私として、職員の人事異動につきましては、適材適所の人事異動をいたしましたということで人事発令をいたしますけれども、果たして何%の職員がよかったなと思ってくれるのかと、まず半分の職員はよかったなと思ってくれないだろうと思っております。しかし、これは意に沿うところに異動できなかったから私はやる気がないと、起こさないという意思の職員がいるとするならば、私はそれはちょっと違うのではないのかなと。やはりその部署で、その職、仕事を経験し、覚え、そこにずっと退職までいなさいと― 8 ―いうことではないわけです。この職種を覚えなさいということで、あなたはこの職種も覚え、この職種も覚えて、幅広い行政マンになってくださいよということで配置するわけでありますから、私はこのこと嫌だよと、ここへ配置されたら仕事する気ないわという職員がいたとするならば、私はちょっと考え方が違うのではないのかなと。その仕事を覚えて、そして新たな仕事も覚えて、幅広い行政マンとして、町民の負託にこたえていける町職員として経験を踏んでいただけたらなと、そういう気持ちでおりますけれども、ただ、行財政改革実施計画の中でも対応しておりますように、従前のように人事権を持った私がすべてを判断するというのではなくて、多様な人事管理制度の状況を見きわめた中で、ある面の制度化というものをつくっていかなければいけないのではないのかなと。今、レポートを提出させていただいておりますが、これは任意でありますから、提出が出てこない、提出が出てくるのは本当に異動を希望する人たちだけしか出てこないと、私は理解しております。異動を希望していない人は出してこない。中には、このままここでこういうことをしたいから、ここの部署にもっといたいというレポートも来ますけれども、ですから、そういう感覚の中で異動はさせておりますが、やはり一つのルールづくりというのは必要だろうと。そして、議員の御発言にありますように、人事評価制度というものもつくり上げながら、これから人事異動の対応については検討していきたいなということで、行財政改革実施計画の中でもこの課題を提起させておりますので、ひとつそういった部分も含めて、今後の人事異動の対応を図っていきたいというふうに思っております。次に、最後の教職員住宅でありますが、この教職員住宅につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたように、教育委員会からの報告によりますと、73戸を53戸に、20戸削減した中での位置づけをしたいということでございます。確かに、町有財産の有効的な利用を図るためには、古くなったから、あるいは使わなくなったから解体してしまうということではなくて、さきにも申し上げましたように、この教員住宅に人が入っていただくように改修をして入っていただくと。そして、その方々が公営住宅に入ったように、5年も10年も20年も長期間入るということになりますと、改修を重ねていって本当に投資した回収ができるのかどうかということの、そういったことの整備が未整備ですよということをお話申し上げたのであって、今、教員住宅はどういうふうになっているかということを調査してないわというお答えではないということで、誤解をしないようにお願いしたいなと。現状につきましての状況というのは教育委員会で把握し、この住宅には教員を入れないで、こっちの住宅に教員を配置するというようなことで、現在、限られた教員住宅の中で対処していると。今後は、やはり先ほども申し上げました、議員も質問にありましたように、コストをかけて、そのコストに見合う歳入があるかどうか、できるかどうか。そしてまた、行政が対応するということになりますと、今度はそこに入居された方々が長期になったときにどうなるのかと。それともう一つは、いろいろな支障を来したときは行政が責任を持って対処しなければいけない。そのときにここは改修してもどうにもならなくなったから立ち退いてくださいというときには、また立ち退き料から何からの負担をしなければならない。そういうようなことを考えますと、短期的な部分でどうかなというようなことも検討をしながら、この再利用については、先ほどもお答えさせていただきましたように、これから調査をしながら取り進めていきたいなというふうに思っているところであります。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
村上議員の郷土館に関する御質問からまずお答えをさせていただきたいと思います。郷土館につきましては、歴史的な資料等の展示をいたしておりますが、これらの配置がえにつきましては、建物の構造、また、建てた当時の展示の流れとかコンセプトといいますか、考え方によりまして、非常に配置がえというのは難しいのかなというふうに考えています。また、そのためには相当な費用も予定をいたさなければならないというようなことで、この配置がえにつきましては、相当考えなければならないというふうに感じているところであります。ただ、議員の方から御指摘いただきました整理・整頓という面では、当然、適切な管理をしなければなりません。そういう観点から、早急に適切な管理をするような形の中で、整理・整頓を進めていきたいというふうに考えております。また、先ほどもお答えをさせていただきましたが、展示等につきましては、郷土館の運営を含めて、また、社会教育委員だとかもろもろの関係機関・関係者の御意見を賜りながら、将来像を描いていきたいものだというふうに考えているところでもあります。さらに、図書館との連携の関係でありますが、やはり今回は、公民館の建物の内部を改修するという― 9 ―ことで、郷土館との連携については今のところ考えていないということで、御了承賜りたいと思います。それと、2学期制の関係でありますが、この2学期制につきましては3年目ということで、当初、全国的にも非常に注目をされて取り入れられてきていますが、やはり三、四年たった段階では、まだ全国的にも実践数が非常に上がってきているという状況ではありません。そんな中で、評価も、先ほど申し上げましたように、学校の評価、教師の評価、それから保護者の評価、地域の評価というのは、それぞれ違ってきています。そういうようなことがありますので、我々といたしましても、やはりそれぞれの考え方をお伺いしながら、今後の対応を図るべきというふうに考えていますので、御理解いただきたいと思います。
再々質問 13番 村上和子
再々質問させていただきます。1項目めの地域支援、行政サービスのところですけれども、パブリックコメントという言葉がひとり歩きしているような感じがしております。それで、先日、テレビを見ておりましたら、今、どこの自治体でも財政難で、個人の給料に例えるならば、30万円の給料の方が食費とか人件費、支払いのローンとか光熱費がかかって、実際に使えるお金は3万5,000円ぐらいだと、こういうふうに言っておりました。大変、これはわかりやすいことだと思います。こういうふうにもっともっと、何か町民の方から声が上がればとか、町民の主体性があればとかとおっしゃいますけれども、なかなか今、行政がやってくれて当たり前というような感覚は、例えば家の前の除雪なんかにしましても、なかなか行政がやってくれないなんていう、やはり町民で文句を言っている方もいます。そういうことでなくて、町民も自分たちでできることは自分たちでやると、また、地域で行うという意識を出すために、もっともっとわかりやすい情報と、町長も職員の方も住民とかかわっていただきたいと思うのですが、もう1回そのところをよろしくお願いしたいと思います。それから、2項目めの人事異動の件ですけれども、職務とか職場ごとにめり張りついたちょっと評価制度というのでしょうか、何かそんなのをつくった方がいいのだと思うのですけれども、職員の勤務実績を本当に正確に把握して、やっぱり頑張れば報われるというような人事、人事権は町長ですので、課を今回機構改革したわけですけれども、課長の采配に任せるというのではなくて、課長も難しいと思いますね。課長、今、管理職手当ってストレス手当ではないかと思うぐらい、課がたくさん、二つ、三つ一緒になりましたし、だからやはりそういう評価、私は評価と人格は別だと思うので、町長は一緒みたいなことをおっしゃいましたけれども、私はちょっと違うなと。人格絡めると、ちょっとどうなのかなという感じがしておりますけれども、もうちょっと適材適所の人材を考えてみていただきたいと思うのですけれども、いかがでございましょうか。それから、教員住宅の転用ですけれども、73戸の教員住宅を20戸減らすとおっしゃるものですから、ことしは東中の小学校の教員住宅を2戸解体するということを申されていますので、それだったら10年ぐらいかかりますねと、そういうことではちょっとどうなのかということで申し上げたわけでございます。それで、これからまた少子化ですので、教員の方も3クラスから2クラス、1クラスになったりして、教員が減ってくるわけですよね。それと、今、通っていらっしゃる先生方も非常に多いですので、やはりどんどん、これは20戸廃止よりももっと減らしてもいいのではないかなというような考えしているのですけれども、そこのところを申し上げているので、もっともっと早く考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。それから、郷土館と図書室との連携でございますけれども、今、郷土館担当の人が1人採用されているのですよね、教育長。それで今期限りと聞いております。これは年間280万円ぐらいの給与かと思うのですけれども、今度、図書司書の方が兼務されると思うのですけれども、そうなれば郷土館の近くの方のところの入り口をつくって屋根でもつけて、またこれお金かかるとおっしゃかもしれませんけれども、そうやって勤務しやすい状態にした方が、1人分の給料のことを考えるとその分お金はかからないですから、今度、図書室も1階におろすわけですので、図書館に来ている人が郷土館も利用しやすくなるのではないかなというふうに思いますので、一考していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。よろしくお願いします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
13番村上議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の地域自治活動の問題でありますけれども、これにつきましては議員の御質問のとおり、先ほど来何度もお答えさせていただきますように、行政情報というのは十分に住民の皆さん方に開示して、そして理解していただくという手法をより以上に取り組んでいかなければ、こういう改革は進― 10 ―まないというふうに私自身も認識いたしておりますので、そういう対応で情報の開示については、十分に今後も進めていきたいというふうに思っております。また、パブリックコメントにつきまして、ひとり歩きしているようだという御意見もございます。確かに、過般のパブリックコメントについては、一人もお答えがなかったという経験もありますが、昨年から取り組んだ課題でございまして、十分にまだ住民の皆さん方に認識、認知されていないというふうに私どもとしては受けております。今後、パブリックコメント制度をもっともっと住民の皆さん方に理解をしていただいて、住民の皆さん方が気楽にこれにお答えしていただけるような、そういうような今後の推進を図っていかなければならないというふうに思っておるところでありますので、御理解をいただきたいと。それから、人事異動につきましては、私としては常に適材適所の人事異動をしているというふうに認識いたしております。本人が異動をしたいところに行けなかったと、別なところに異動したから適材適所でないということではなくて、本人の能力、本人の今後の行政マンとしての期待をかけながら、この部署で数年間この行政事務を勉強してくれということで、そのことが本人のためになる、次の段階としてのステップになるということで考えながら、適材適所の人事異動をさせていただいておるということでありますが、これには先ほど申し上げましたように、何らかの決定的なルールをつくられますと、人事権というのは何なのだということになりますからそうはいきませんけれども、ある程度の人事異動について、あるいは今、我が町にない昇格制度、昇級制度、これについてもある程度のルールと申しますか、基準を定めると。昇格についても人事権者の一任ということではなくて、ある程度のルールづくりというものも必要ではないかというようなことを含めながら、人事評価等々も掲げて行財政改革実施計画の中で取り組んでいると。今後、新たな方向性を定めていきたいと思っていますので、御理解をいただきたいと思います。最後に教職員住宅の件でありますが、53戸にしたいと。今、73戸ある教員住宅を53戸にして、20戸を廃止したいということでありまして、53戸を廃止するのではなくて20戸であります。そういうことで、今現在いる教職員の数からして、いろいろな状況の中で、73戸を20戸減らして53戸にしたいと。議員の言うように、もっともっと減らしていいのではないかということについては、これはひとつ私に聞かないで教育長に聞いていただきたいと。私の方で、教員住宅を何戸にしたいというところまで、教育行政の中で余り立ち入っていきたくないなというのが私の気持ちでありますので。ただ、今おっしゃるように町有財産の有効な利活用というのは、これは促進していかなければならないと。ただ、廃止する20戸、20戸を廃止する、ことしは2戸しか処分の費用を組んでいないと。あと18戸残っているのを遊ばすのかと、これについては先ほどもお答えさせていただいたように、整備をして、そして、だれか短期間でも入ってもらって、それで、壊すまでの間利用していって、コストをかけてもどうなのかということをこれから、未整備だけれども、未調査だけれども、この調査をしたいと、してみたいと言ってお答えしていますので、ひとつそれらの調査の結果、コストをかけても採算ペイするよというようなことであれば、短期間でも、長期間ということにならない短期間だとかいろいろなことを検討しながら、町有財産の有効活用を図っていくように努めたいというふうにお答えさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
郷土館に関する御質問にお答えをさせていただきますが、現在、郷土館に管理業務員を1名配置をいたしているところであります。その人の予定年限が来たときには、次には配置しないというようなお言葉でありましたけれども、一応内部ではそういうことも含めて今検討をさせていただいておりますけれども、そこら辺についてはまだ決定をしている段階にはございません。それで、私といたしましては、当然、今回の公民館の改修や何かに伴って、管理体制が非常に変わってまいります。そういうこととの郷土館との管理体系も同時に見ながら、将来像を描きたいなというふうに考えているところであります。