本別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日
ICT活用で3密回避、家庭学習の充実を
2020年12月8日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「ICT活用で3密回避、家庭学習の充実を」について質問し、教育長 佐々木基裕、教育次長 阿部秀幸が答弁しました。
- 質問者
- 阿保静夫 議員
- 答弁者
- 教育長 佐々木基裕、教育次長 阿部秀幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 阿保静夫
議長のお許しをいただきましたので、2問について一般質問を行ないたいと思います。1問目です。ICT活用で3密回避、家庭学習の充実をということで伺っていきたいと思います。コロナ対策で、臨時休校や分散登校を経験しましたが、ICTこれは情報通信技術と訳されていますが、ICTを活用して、少人数授業や家庭学習の充実への取り組みを始めた管内の例があります。本町においても、小中学校児童・生徒へのタブレット端末が配布されるとのことですが、さらなる活用の考えについて伺いたいと思います。管内では、数年前から小中学校の教育現場でインターネット接続に必要なWi-Fiやタブレット端末を導入し、研究を重ね、通信環境を整え、家庭学習に活用できるようにしている例があります。家庭に通信環境がない場合には、必要な機器の無償貸与なども行なったとのことです。小学校では、デジタル教材の活用、中学校では先生が作った学習用の動画や課題を配信し、各家庭ではスマートフォンやパソコンで受け取れるというものです。家庭学習で活用している児童・生徒は、わかりやすい、好きな時間に学習でき便利、楽しいなど、好評とのことです。本町でも、コロナ対策でやむなく休校や分散登校を経験しました。しかし、このことが今後の教育現場での変化のきっかけになるとも思います。もちろん、児童・生徒の日常の触れ合いは重要であり、インターネット活用でそれが希薄になることがあってはならないとも考えます。本町でもタブレットを活用した授業が始まりますが、さらなるICT活用を児童・生徒の学習意欲や理解度を深める効果が期待できるものとして研究、試行に取り組む考えはないか伺います。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
〔登壇〕阿保議員のICT活用で3密回避、家庭学習の充実をとの御質問にお答えさせていただきます。まず、学校のICT導入による現在の状況でありますが、3月及び6月の議会におきまして、GIGAスクール構想推進のために必要な予算を計上し、校内通信ネットワーク工事及びタブレット導入に向けた作業を急ピッチで進めているところでありまして、1月中には全ての作業を終える予定であります。このタブレットにつきましては、基本的に学校の授業を主として活用するほか、何らかの事由により一斉休業となった場合は端末を貸与し活用することとしておりまして、その場合を想定して、現在、各学校においてズームやスカイプ等を活用したオンライン授業の在り方等について研修を深め、試行実演も行なっているところであります。議員御指摘のICT活用による家庭学習の充実につきましては、高度情報化の社会における学びの観点から見ればまさにそのとおりでありますが、現段階におきましては、ICT環境の整備と授業改善のための活用を優先的に取り進め、その見通しがついた時点で家庭学習など幅広い活用方法について検討、実践してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、新学習指導要領でも定められておりますが、子どもたちが激しく変化する社会にあっても、たくましく生きていく力となる主体的で対話的な深い学びの実現に向け、ICTを有効に活用しながら学校教育を推進してまいる所存でありますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
ただいま一定の方向性についての答弁をいただいたと思います。今回の質問に当たって、文科省の考え方とか、それからインターネットの範疇でしか調べられませんでしたが、全国での先進例というべきか、取組例をいろいろ調べたところです。それで、一言で言えば、ICTと言えばコンピューター、あるいはタブレットの機能を生かして子どもの授業の幅を広げる、学習の幅を広げるということが基本であるべきだというふうに私自身は思いましたが、そのためには機器の準備というのがどうしても必要になって、本町においてはタブレットは1人1台ということで、調べたところでは3.何人に1台というのが国の基準だそうで、それから見ると本町は、人数がそんなに多くないこともある意味で幸いしているのか、そういう形で1人1台というのは、数としては全国では進んでいるほうであるというふうに思います。そこで、活用の仕方なのですが、基本的に学内で使うということを基本に考えていらっしゃるようですが、あってはならないのですが、コロナの関係で長期的な臨時休校をせざるを得ないとか、それから私たちの子どものときには、夏休み帳とか冬休み帳とかということで宿題的なものがあったのですが、それが多分こういうものにだんだん置き換わっていくのかなという想像なのです。そういう点からも質問で申し上げているとおり、今、機械としては、本町は1人1台そろったというすばらしい状況だと思うのですが、この活用法については、まさに全国の先進例も含めて研究なり対応なりをしていく必要があるというふうに思っております。そこで、我が町のICT教育の課題と取り組みというのを全国ICT教育首長協議会、町長や市長方が入っている協議会で、全国で2020年12月時点で136自治体で、北海道は、私の調べでは2自治体なのですね。愛別町と十勝の清水町が入っているという名簿がありました。そこで、現時点では全国でのICTを活用した取り組みがいろいろ紹介されております。それから、文科省では本年5月、ICT活用の取組事例ということで、これもインターネットにもちろん出ていることですが、いろいろな事例が紹介されていますが、私が特に注目したのは、今、教育長のお話の中にもあったとおり、ネット環境にない家庭の支援という形ですね。どうやって取り組むかということですが、一つは機器を貸し出す。これは一般的にそうだろうというふうに思いますし、基本的なタブレットはそれぞれ1台あるので、機器といっても通信のための機器の貸出しという形になろうかと思います。それから、インターネットにつなぐことのいろいろなマイナス面も現状ではありますね。必要のない情報が入ってくるというか、取ってしまうとか、そういうことも含めてそういう注意は必要だと思うのですが、全国の例では、タブレットにこういう勉強とか、こういう宿題とか、そういう中身を既にデータとして入れてしまうと。だからインターネットを使わなくても、その部分についてはその機械で使えるよというようなことを取り組んでいる町もあります。これはインターネット環境にない家庭でも使えるということにしている対応のようです。それから、臨時休校のときなどにそれぞれ子どもが家に持ち帰ったときに、それを活用して、いわゆるテレビ会議システムのような形で朝の朝礼を行なう。それは担任と児童との会話、それから、児童同士も学校に行っていないのだけれども対話ができるというように活用している例が文科省の資料には紹介されています。ですから、先ほど私も申し上げたとおり、子ども同士の本当につながりというのは非常に重要ですし、けんかしたり仲よくしながら子ども自身が成長していくということは絶対これは外せない部分なのですが、何かのときに家庭学習をせざるを得ないときに、こういうような方法を取っているという事例がありますので、本町としてもこの部分については大いに機器を活用するという方法の研究を、先ほど教育長がおっしゃったこと以外にも考えていく必要があるのではないかなというふうに思いますので、その点について再度伺いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
再質問についてお答えをさせていただきたいと思います。まず1点目、家庭における機器の貸出し等でございますが、この辺につきましては担当課長より答弁させていただきたいと思います。今、議員がおっしゃるとおり、ICTに関しましては文科省、それから道教委から様々な情報が地教委に入ってございます。私どもは、ICTを活用していかに子どもたちの学びをスムーズに行なうことができるか、それを常日頃考えながら活用の方法も今検討している段階でございます。ただ1点、一方で家庭における教育というものは、本来全て家庭の責任に委ねられておりまして、それぞれの価値観とか、またはスタイルに基づいて行われるべきであろうと思ってございます。私ども行政の役割は、あくまで条件整備を通しながら家庭における教育力の充実を支援していくという立場にあるのだろうと思ってございます。その条件整備といたしましては、近年家庭においてコンピューターの普及が進んでおりますことから、議員もおっしゃるとおり、先進事例を検証しながら学校現場としっかりと協議をしながらICTを活用した情報提供、あるいは情報発信に努めてまいりたいと考えているところでございます。そういった観点から、今、学校関係者が近々ICT推進担当者会議を立ち上げようと思ってございます。このICT推進担当者会議を立ち上げいたしまして、本町が抱えている課題の洗い出しを行なうとともに、運用に向けての協議をはじめ、先進的事例に見るICT活用に関する効果的な取り組み、そして教職員の活用スキルの向上等について、その方策を十分に検討しながら実践に結びつけていきたいと考えているところでございます。機器の分につきましては、教育次長のほうから答弁させていただきます。
答弁 教育次長 阿部秀幸(教育次長は2022年3月まで)
それでは、タブレットの部分の考え方の部分も含めてお話を申し上げたいと思います。タブレットに関しましては、先ほど、教育長の最初の答弁の中にもございましたとおり、基本は学校で使うというところを押さえたままでございます。あと、こちらで今考えておりますのは、まず臨時休業等が起きた際につきましては、あくまでも町の備品であるということは当然でございますが、現在、使い方も含めて委員会内部で担当者と若干協議をしながら、今お話の中にあったとおり、各学校からのICT担当者と詰めていく段階ではおりますけれども、基本的に、当初の段階で保護者から同意書をいただいておいて、何か起きた際については貸出しをしていくという形を取りたいというふうに今現在考えております。あわせて、使い方につきましても、お知らせをしていくということを今考えているところでございます。それから、年明けに、1月中には配布ができるであろうというところで進んでおりますけれども、その部分におきましてもICT担当者と今、教育長の答弁の中にあった課題を洗い出すこと、それから、子どもたちが授業に当たってどういうふうに進めていくことが一番効果的であるか。最初の答弁の中にあった、新学習指導要領にある主体的で深い学びの部分を、あくまでもタブレットを使ってより効果的に進めていくということがスタンスにあるものですから、どのような活用をすることが一番いいのかをしっかり研究をさせていただいて、年度内に方向性までできれば出すことと、あと職員のスキルを上げるということも含めて研修会も行なってまいりたいというふうに現在考えているところでございます。それから、中身のお話でございますが、以前の議会の中でもタブレット導入に当たって、予算を措置するときに一部答弁も申し上げているところでございますが、現在、今タブレットを導入する中身については三つほど種類があるのですが、本町につきましてはマイクロソフトのウインドウズの365というシステムの入ったものを導入することを考えております。その中では、先ほど阿保議員からお話があったとおり、当然子どもたちがタブレットを扱うに当たり、当然慣れていくまでの時間帯が当然必要になっていきますので、先ほど事例に挙げられたとおり、朝の打合せであったり、職員間も同じですね、子どもたちの朝礼もしかりだと思うのですが、そういった場面からまず始まるのかなというふうには今考えております。授業の中身でございますが、その365の中にも、先ほど言っていた課題をするような学習のソフトも中に当然入ってございます。それから、新学習指導要領で言っている小学校が扱うプログラミング教育についても対応するべき中に、みんなでプログラミングというソフトが中に入ってございますし、あと、学習のコンテンツということで、例えば当然写真機能もありますし、当然記録を残していく。それから、授業の展開の中で習ったことを振り返っていくためにもう一度その授業の部分を見ていくだとかということも併せてやっていけるというところまでは、今押さえてございます。ただ、授業の学年であったり子どもたちの状況に応じて、また工夫した使い方もしなければならないということもありますので、あくまでも先ほどお話ししたICTの推進担当者をもって、きちんとした中身を詰めながら新年度に向かって使っていくという形になろうかと思います。いずれにしても、2月、3月が事前の練習期間であると思いますし、子どもたちもしかり、教職員も同様な流れになろうかということで今考えているところでございます。以上でございます。
質問 10番 阿保静夫
新年度、来年から本格的に準備から始まるということで、使用の準備というのですか、練習から始まるということで、恐らくこの種の機械というのは5年か6年は多分使えるのかなというふうに想像するところですけれども、今一つのポイントが、先進例では家庭にも持ち帰って活用を図っている例があると。それで、通信環境を持たない家庭にはそれなりの機器の対応をして貸出しをして、家庭でも使えるようにしていると。そういう具体的な細かい使い方まではもちろん分かりませんが、長期休暇中とか、それから今回のような臨時的な休暇のときに使っているというような話だというふうに思います。それで、これからまたいろいろ検討していくということなのですけれども、現瞬間の答弁としては、持ち帰りは基本的には考えないで、学校内での使用をするということで進めるということなのですが、その辺についても、多くが多分家庭持ち帰りも可としている例が多いように私は感じるけれども、数えたわけではありませんので、その辺は今後の情勢で変わってくる可能性はあると思うのですけれども、そういうことも含めて検討していくべきだと、最初からちょっと家庭では駄目よということではなくて、そういうことも含めて検討していくべきではないかなと、まず私は思います。それから、先ほど申し上げた愛別町でも推進会議、担当者会議というのを立ち上げて、各学校から先生なんかが会議に入って、どう活用するかということを研究しているようです。本町においても、推進担当者会議はやっぱりある意味この分野でのそういうことに明るい人たちが集まった中で、子どもたちにとってよりよい学習環境を提供するための一つのアイテム機会として活用できるような方向性を打ち出すべきだというふうに思っておりますし、2年後、3年後には、やはりまた使い方の見直しとか、それから現瞬間で家庭にパソコンやタブレットがある状況が何%か私は分かりませんけれども、時代の流れの中で携帯電話のように普及していくという時代の流れになろうかと思います。それも併せた教育の一つの機器として活用していく時代も目前かと思いますし、そういうことを取り組んでいる例も当然あるわけで、そういうことを見据えた研究、検討というのが必要だというふうに思いますけれども、その点について伺いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)
阿保議員の再々質問にお答えしたいと思います。機器の持ち帰りでございますが、私どもは当初、主に授業を主として使うと。そして第2点目として新型コロナ等によりまして臨時休業になった場合に速やかに貸与して家庭で活用願う、これを基本に最初スタートしましたが、やはり今の時代の趨勢でございますから、一方的に通常の持ち出しを禁ずるというものでございませんので、これらも引っくるめて担当者会議で十分に協議をしながら、いつの段階になるかもしれませんけれども、家庭に持ち帰って大いに活用していただくということにつながっていくのではないかと思ってございます。また、今の家庭環境の状況でございますが、私どもが調査した段階におきましては、9割を超える御家庭がWi-Fiセットの環境を整えているという調査結果も出てございます。しかしながら100%ではございませんので、その未配置となっている御家庭について、どのような支援ができるのかも含めまして、総体的に今後検討してまいりたいと考えているところでございます。いずれにいたしましても、ICTを有効に活用しながら、子どもたちの学びを積極的に支援、そして授業に役立てていきたいと思いますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
1問目終わります。