本別町議会 平成29年第3回定例会 2017年10月11日
6期目の町政に当たって
2017年10月11日、本別町議会の一般質問で、高橋利勝議員が「6期目の町政に当たって」について質問し、町長 髙橋正夫、教育長 中野博文が答弁しました。
- 質問者
- 高橋利勝 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、教育長 中野博文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 高橋利勝
議長の許可をいただきましたので、通告をいたしました2問について質問させていただきます。まず、1問目でございますが、6期目の町政執行に当たってお伺いします。町長は、6期目の当選を果たしましたが、6期目の町政執行に当たってどのように臨む考えか、以下2点について伺います。1点目でありますけれども、町民の間に多選による慢心さがあるのではという声があります。私にも言えることですが、多選になりますと周りの関係者の多くが年下になること、また、経験の差なども出ることから、慢心さ、おごり高ぶりが出やすくなります。首長となりますと、その権限の強さから、町政に大きな影響が出かねません。町民の皆さんの声をどのように受けとめ、6期目の町政執行に臨んでいくのか、まずお伺いをします。次に、2点目でありますが、元職員による地方税法違反、過重収賄、業務上横領による逮捕、起訴は町民のみなさんの不信を募らせています。最近町民の皆さんから、町政に懐疑的な意見を聞くことが多々あります。町民の皆さんの不信を取り除くためには、コンプライアンス研修など法の遵守、公正な対応を進めるとともに、町政執行のための日常業務の先には、必ず町民がいるということを認識を発し、町長初め職員の皆さん、そして私たち町議会議員も町政執行に当たっては、あるいはかかわりに当たっては、誠実な姿勢で臨むことが大切だと思いますが、考え方を伺います。以上、2点お伺いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕高橋利勝議員の6期目の町政に当たっての質問についての答弁をさせていただきます。まず、1点目の多選の弊害でありますが、確かに近年では、大きな選挙の中でも人事の停滞とか硬直化、また、過去の施策や政策にとらわれがちで新しいことが出にくいなどの理由から、多選を禁止する動きも一部見られることも御承知のとおりだというふうに思いますし、私どももそのとおり受けとめていますが、また一方、他方において、近年、さまざまな行政課題を抱える地方公共団体においては、それを理解するためには一定の時間を要し、また、全ての分野におけるあらゆる一定の知識や政治的な感性を養うために、経験も必要とする意見もあることも事実であります。多選については、賛否さまざまな意見があるものと捉えています。また、権限を管制する意味において、権力の分立を図る観点から、議会と町の間で権限が分散され、相互間の制御、抑制機能が構築されておりまして、また、監査委員などの監視といった仕組みが整えられていますことから、首長一人の独断的な意見が行政に大きな影響を与えないための制度が構築されているというふうに考えております。その上で私は、これまで就任以来、町民と協働でのまちづくりを、そしてよりよいまちづくりのために努めさせていただいておりますが、おごりを持ちながら町政のかじ取りをしたつもりは、まだそういうことはありませんが、6期目をスタートするに当たり、改めてそれらの見識を含めて、しっかりと原点を忘れずに自分に与えられた使命を見つめ直して、その職務を果たしていきたいというふうに考えております。2点目の町民の皆さんの不信感についてですが、不祥事の再発につきましては、これまでも御報告をさせていただいておりますが、本別町の職員の公務員倫理に関する条例を柱に据え、さらに倫理の保持に関し検証作業を含めた適正な運用を行いますとともに、職員の倫理意識の徹底に向けた研修会を開催するなど、二度と過ちを犯すことのないよう、職員が一丸となって取り組んでいるところでもあります。しかし、不信感を払拭するためには、議員御質問のとおり、誠実な姿勢で職務に臨むことは大変重要なことと考えておりますから、阿保議員の御質問にも答弁させていただきましたが、まず自分自身が町政の土台になり、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務しなければならないことを再認識をするために、職員一人一人が地方自治の本旨に立ち戻り、憲法に規定された団体自治と住民自治の定めるのところをしっかりと捉え直して、自治事務を遂行していくことで町民の皆さんの信頼の回復に努めてまいりたいというふうに考えております。また、常日ごろ職員については、この職場に就職したことがゴールではなくて、これからがまちづくりで町民の付託に応えて、まさに町民皆さんに請われて職員となったということも忘れずに、常に町民の皆さんとともに協働のまちづくりの第一線を担う職員として、しっかりとその職務をまっとうできるようにそれぞれの意識を高めながら努力していくと、このようにいつもお話をさせていただきながら、しっかりとこのたびの不祥事も含めて十分にこれからの信頼回復含めて全力を尽くしていくということで、全職員が一丸となって努力することも含めて、再三にわたり研修会など含めて実施をさせていただいています。至らないところもあるかもしれませんが、そのときはまた御指導いただきながら、しっかりと町民の信頼回復、そして期待にしっかりと付託に応えるように全力を尽くして町政に邁進してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げて答弁とさせていただきます。
再質問 11番 高橋利勝
再質問させていただきますが、まず1点目でありますけれども、町長は6期目就任に当たって原点に返って、あるいは初心に返ってというようなことでお話をされていると思います。また、まちづくりとしては、協働のまちづくりということで強くそれぞれ決意を持って述べていますが、私は先ほども申し上げましたように、そういった初心に返る、あるいは町民とともに歩む協働のまちづくりということを真に受けとめていくということになるとすれば、これは今そうかどうかは別にしても、やはり多選による、さきに言いましたように、私も戒めていますけれども、陥りやすい慢心さ、おごり高ぶりを戒めていくということは、そのことに通じることだと思いますが、まずその点についてお伺いします。それから、2点目でありますけれども、現在私なりに感じていますことは、町長を先頭に職員の皆さんは、日常業務やあるいはイベント、災害などの取り組みなどを見ても、非常に頑張っておられるというふうに受けとめています。しかし、あえて申し上げますと、職員構成が全体的に若いということから、経験不足が否めません。これは職員の責任ということではなくて、そういうことも考えられますので、先ほど阿保議員がお話をしていましたように、若い職員と先輩、上司がコミュニケーションをとって、一つ一つを誠実に対応していくということが大事ではないかと思います。あえて申し上げますと、私たちも含めて町政の執行の先には町民がいるわけでありまして、その町民とつながっているわけですが、そこに信頼がなければ、真の町政というのは進んでいかないだろうと思います。私は、その意味では、先ほどの元職員の事件というのは、せっかく積み上げてきている、皆さんが求めてきている信頼をある意味で踏みにじったということになると思っています。そのことによる、これまた町民の、ちょっと抽象的かもしれませんが、心の痛みというのは私なりに感じることがあります。したがって、その心の痛みを取り除いていくためには、先ほども申し上げましたけれども、もちろんコンプライアンス研修とかそういった具体的なものも大事ですが、と同時に、やはり心の問題として町民の皆さんにそういったかかわるときには、誠実さを持つ臨むことによってこそ信頼というのは、一部失ったものが回復していくのではないかというふうに思うわけですが、その点について改めてお伺いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
再質問の答弁をさせていただきますが、以前にも何度か質問いただいていますが、年数が長くなってということも含めてありますから、私自身も先ほど申し上げましたけれども、常に初心を忘れず、また原点を大事にしてまちづくりを進めるということは、これは私の生き方の提示としてしっかりと自分に言い聞かせながら頑張ってきているつもりでもありますから、その中でやっぱり協働のまちづくりというのは、おごり高ぶりではとても協働のまちづくりはできることではありませんので、そのことはしっかりと町民の皆さんに変わらずそのことを理解していただきながら、一層また町政に協力いただけるその思いというのは、今、御質問にあったようにそれぞれに思っている心の感性の問題ですから、そこに触れるしっかりとした協働が実現できる、より一層深まるよう持っていかれるような、そういう心のつながり、そして実態的にまちづくりに参加をいただくその思いを大事にしながら、これも進めていきたいと思っています。それは、私だけではできることではありませんから、御質問のように職員も一丸となってその任に当たらなければなりませんので、皆さんは私が辞令交付するけれども、辞令交付した人が雇用者ではないですよ、町民の皆さんがいるから、町民の皆さんに雇われて、請われて職員になったのだから、そのためには、あなた方みんなに職員の皆さんに町民の皆さんがまちづくり頼むぞと、本当にしっかりといい町をつくってくれよと、こういう付託を与えられて職員として実務につくわけですから、そのことも常に忘れずにしっかりと頑張っていただきたいと、そうしたら、役場だけではなくて地域に帰れば、自治会に帰れば、自治会の町民の一人としてしっかりと役場の職員という立場ももちろんありますから、それも含めて自治会活動にはしっかりと自治会の足を引っ張ることのないように努力させていただいて、いろいろな形で町民の皆さんに共感をいただけるような、そういう一職員、町民として努力いただきたいと、こういうことも初めに申し上げています。ただ、御質問にありますように、若いからだめだということではないのですけれども、若いからだめだということを言うのは先輩の我々、また上司が、しっかりとした指導をされていないということですから、以前も何回か言いましたけれども、やっぱり恩送り恩来る、自分が先輩の皆さんから教えられた大事なことを、今度次の世代の方、後輩にしっかり伝えていく、そういう恩来るを大事にしながら、職場をつくってほしいよと、こういうことで、先ほども阿保議員の答弁にさせていただきましたけれども、必ず新年度のスタートには職場の1年間の元気で働き続ける職場づくりのそれぞれ方針を課長のほうから出していただきながら、どう職員と一緒にそういう恩来るを含めて伝えて、職場をしっかりと先輩から受け継いだ伝統や文化や歴史もしっかり後輩に伝えながらまちづくりに当たっていくと、こういうこともぜひ取り組んでほしいということでありますから、そういう中では各課の中で職員同士のコミュニケーションの場、また懇談、レクリエーションの場などもしっかりと計画的に持ちながら、そういうことを実践していきたいとこんなふうに考えているところでございます。先ほども言いましたけれども、まだまだ行き届かない点があるとは思いますから、またその都度御指導いただきながら、しっかりと御質問にありますように、町民の皆さんの信頼回復はもちろんですけれども、付託に応える職員として全力を尽くせる上下関係をつくっていけたらと思いますので、よろしくお願い申し上げて答弁とさせていただきます。以上であります。
再質問 11番 高橋利勝
2番目ですが、答弁していることは同じなのかもしれませんけれども、私も含めて、若いからだめだということではなくて、やはり若い人々は経験がないわけですから、その上で今日的な状況を迎えて仕事をしなければならないというか、そういう意味では先輩や上司に比べると経験不足でとまどいとか等もあると思いますので、その辺はしつこいようですけれども、やっぱり職場の中で上司、先輩そして若い人々とコミュニケーションを交わして町政の執行に当たるということが大事だと思いますが、その点についてもう一度お伺いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
御質問いただいたとおりだと私も同じく受けとめています。それで、ちょうどことしから、各課の職場の連携コミュニケーションもちろんですけれども、役場全体としてまず一番先に取り組んでいる、これからも順次やっていこうということで思っているのですが、やっぱり若い世代の人が本別町の役場の歴史、町の歴史だとか、町民のそれぞれ生活実感だとか、そういうことを本当にもっともっと理解していただくということは、相当いろいろな面で学習をしなければなかなか覚えられないと思うのですよね。近年は、本別町出身ばかりの職員でありませんから、それぞれ広く応募してきてここに就職していただくとなると、例えば農業一つとっても、また商業一つとっても、生まれ育ったところと全く環境が違うと、風景は水田の風景だったけれども、本別に来たら畑作で全く今まで見たことがない風景だったと、そのような実感を持っている職員が多くなってきていますから、そういう私どもが当たり前とした、ここで生まれ育ったところの人間の感覚ではなくて、それぞれ本当にいろいろな育ちをしてきていろいろな情報やチャンネルを持ってきている職員ですから、それをさらに有効に活動していただくためにも、本町の歴史、文化、そして伝統だとかもしっかり教えていただくと、そのために私どもが一番先に取り組んだのは、ここ採用されて5年以内の職員全員に研修、そして、教育の懇談をしようということで、今度それを少しずつ上げていって、これが5年から10年なのか、5年から8年なのかは別ですけれども、そのようにして職員全体と町全体がしっかり懇談をしながら、本別町史もしっかりと読み学習させていただきながら、歴史をひもといて、これから本別が行く道をどうするかということを全体で参加をしながら協議できるような、そういう職員の教育環境も含めて実施していきたいなというふうに思っています。これから、どんどん今まで長い間経験してきた先輩職員が退職を迎えていきますから、本当にそういう意味では新しく入ってきた人が今までだったら数名でしたけれども、これからは2桁を越えるようなことも何度も出てくるということでありますから、その人たちがしっかりと活躍できるように、町民の皆さんの付託に応えてしっかりとまちづくりができる、そういう環境や教育を全力で今尽くしていかなければ、後からああ失敗したなということにはならないことですから、本当に意を呈してしっかり努力させていただきたいなというふうに思います。また、その節には、ぜひ議会の皆さん方の御指導も当然いただくこともたくさんあるかと思いますので、よろしくお願い申し上げながら答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。
再質問 11番 高橋利勝
2問目のインクルーシブ教育の取り組みについてです。障害者権利条約が批准され障害者差別解消法も施行される中で、文科省は2013年からインクルーシブ教育システム構築事業、さらには2016年からはインクルーシブ教育推進事業を進めています。そこで、本町の小中学校における取り組みについて、以下2点について伺います。1点目ですが、インクルーシブ教育のシステムは、障がいのある者と障がいのない者がともに学ぶ仕組みと言われています。そのためには、小中学校における通常の学級で学ぶ、通級による指導で学ぶ、特別支援学級で学ぶ、さらには、義務教育を卒業してからの特別支援学校で学ぶといった連続性のある多様な学びの場を用意しておくことが必要だと言われています。まず、本町における小中学校のインクルーシブ教育に対する取り組みの現状についてお伺いをいたします。また、本町においては、積極的に取り組まれている特別支援教育もインクルーシブ教育の一環として取り組まれていくべきと思いますが、考え方を伺います。次に、2点目でありますが、インクルーシブ教育に対する国際機関であるユネスコの指針によりますと、インクルーシブ教育は全ての少年少女の学ぶ場が保障され、学習者の差異や多様性は問題として捉えるのではなく、学習を豊かにするべき場として捉えるべきと言っています。日本でも真のインクルーシブ教育実践のためには、状況によっては排除されかねない特別な教育的ニーズを持つ子供、例えば発達障がい、心身の障がい、不登校、虐待、貧困、家族にかかわる問題などを持つ子供たちを仲間や教師や学校とつなげ、子供の主体のもと、誰をも排除しない学校、学級づくりが求められています。私は、こうした考えはいじめや不登校をなくすことにつながると思いますが、考え方をお伺いします。以上、2点をお伺いします。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
〔登壇〕高橋議員の2問目でございます。インクルーシブ教育の取り組みにつきましての御質問に答弁をさせていただきます。議員御質問のとおり、インクルーシブ教育システムとは、人間の多様性の尊重等を強化し、障がい者が精神的及び身体的な能力等を可能な限り発達してもらうことで、自由な社会に効果的に参加することを可能にするということを目的に、障がいのある者と障がいのない者がともに学ぶ仕組みであります。その仕組みづくりにおいては、障がいのある者が一般的な教育制度から排除されないこと、自己の生活する地域において、初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な合理的配慮が提供されること等が必要とされております。御質問の1点目でございますが、本町における小中学校の取り組みの現状と考え方についてでございますけれども、本町におきましては小中学校5校合わせまして、現在16の特別支援学級を設置しておりますが、インクルーシブの理念に基づきまして、小学校では生活や音楽、図工工作、体育等の教科のほか、総合的な学習や特別活動等において、また、中学校では音楽、美術、保健体育、技術家庭等の教科などのほか、総合的な学習や特別活動、あるいは部活動において、通常学級の生徒と同じ場でともに学んでいただいております。また、自立と社会参加を見据えて、教育的ニーズに沿った個別の指導を提供する必要があると判断した場合につきましては、各学校で設置している特別支援学級にて個別指導をしております。特別支援教育を推進していくためには、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築が必要不可欠なものであり、障がいのある子も障がいのない子も同じ場でともに学ぶことを追求しつつ、通常の学級、通級による指導、特別支援学級などの多様な学びの場を有効活用しながら、学校教育を進めてまいりたいと考えております。次に、御質問の2点目でありますが、インクルーシブ教育は学習を豊かにし、いじめや不登校をなくすことになるのではとの御質問でございますが、インクルーシブ教育を進めていくことにより、学習面はもちろんのこと、優しさや思いやる心が醸成され、全ての子供たちによりよい効果をもたらすことから、いじめ、不登校の未然防止につながるものと考えております。いずれにいたしましても、障がいのある子供と障がいのない子供ができるだけ同じ場でともに学ぶことが大切であり、かつ、それぞれの子供が授業内容をよく理解でき、学習活動に参加している実感、達成感を持ちながら充実した学校生活を送ることができるよう、環境整備を含めまして、学校教育のさらなる充実に努めてまいりますので、今後とも御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
再質問 11番 高橋利勝
今の御答弁で、従来はどちらかというと特別支援学級は特別支援学級ということで区分けとか、そういう形になっていたわけですが、今の状況を聞きますと、なるべく通級で通常の普通学級でともに学ぶことができるということで努力をされているということは答弁として理解をしましたが、ただ、この結果、今の答弁を聞いていますと、本当は気持ち的には同じなのかもしれませんけれども、障がいを持つ方々、子供たちのためにやっているということだけではなくて、普通、相互作用モデルとかと言いますけれども、障がいを持たない子供たちも障がいを持つ子供、障がいというものがどういうものなのかということを理解をする場でもあるというふうに言われているし、やっぱりそのことが私は大事だと思っています。そういうことによって、かの悲しい相模原における障がい施設での殺戮というのは、いわゆる障がい者を排除するというか、そういうような考え方というものを少しずつ克服されていくのではないかというふうに思っているわけですけれども、その点について、もう一度お伺いしたいと思います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
お答えを申し上げたいと思いますが、先ほど御答弁申し上げておりますけれども、基本的には障がいのある子とない子、全ての子がともに同じ場で学ぶといったことが基本だなと思いながら進めているところでありますが、中にはどうしても、どうしてもといいますか、特別支援学級で個別に学ぶことが将来の社会で共生すること、あるいは自立につながるというようなこともございますから、それは十分に学校内部で協議をしながら、あるいは専門の先生にも御相談しながら進めていく、そのことが特別支援を必要な子供にとってもよいことにつながりますので、それと今、御指摘の特別支援教育を必要な子供と必要ではない子供、必要な子供のためにこういうシステムを構築しているということでは決してないのでございまして、障がいのない子にとっても、これも先ほど御答弁申し上げてございますが、当然優しさとか思いやりとか、そういった豊かな心を身につけるということにもつながりますから、通常学級の子供にとっても大変いい効果につながるというふうに思ってございます。したがいまして、インクルーシブ教育というものを追求しながら、その子供の個性とかニーズを適切に判断しながら、それぞれの学級、特別支援学級あるいは通常学級に在籍していただくというようなことを念頭に入れながら、今後も進めてまいりたいというふうに考えてございます。
再質問 11番 高橋利勝
中学校ということになるのですけれども、今お話のように進めていくということは、ややもすると誤解を招きかねない場があるというか、というのは、中学校になると進学という問題があって、学校によってはそういう意味で葛藤しているというようなところも含めて聞いたことがあります。したがって、こういった教育を進めていくということは、保護者はもちろん地域の方に理解をしてもらうということもまた必要なわけですが、そういう意味では本町は、地域に開かれたということでコミュニティースクールというのを進めていますけれども、その辺について、もしかかわりというか、そういう意味で考えていることがあれば最後にお伺いしたいと。失礼しました、もう一つありました。それと、同じく、これは障がいを持っている子供たちの進学の問題ですが、その行き先というのは中学校を卒業するといろいろあるわけですね。一般的には進学ということになると、今は特別支援学校に進学をするということがありますが、しかし、みんながそういう支援学校に行けるわけではない。今は作業所があるから作業所に行くとか、あるいは就職をするとかなどなど、そういったそれぞれの方向があるわけですけれども、保護者の中からは一部、やっぱりもう少しその辺のところを、卒業するというか進学する場合に当たって、一生懸命というか、一生懸命やっているのでしょうけれども、もう少し努力してほしいというような、実は声も聞くわけでして、その点について2点、もう一度お伺いします。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
お答えをさせていただきます。2点あったかと思いますが、1点は地域の方々に理解をしていただくという手だて、それが一つとしてコミュニティースクール、そういうことについての御質問かなと思います。2点目につきましては、進学あるいは就職に当たって相談体制とか、そういったことの御質問かなと思いますが、まず1点目の地域の御理解をいただくというのは、これは平成19年に御承知のとおり、特殊教育から特別支援教育に移ったときに大きな課題となっていました、いわゆる特殊教育と特別支援教育はもう全く違うわけでありまして、それがどうも19年から数年間は同じようなことで勘違いをされている方がいました。特別支援教育というのはどういうことなのかについては、盛んに町広報とかいろいろなものを通じて理解をしていただくよう努力をしてございます。なお、コミュニティースクールは、特別支援教育ばっかりではなくて、総合的に学校教育を地域の力を学校に入れる、力をかりる、そして学校の持っているいろいろなことを地域に還元する、寄与するというのが目的でございますから、地域の方々に今現状、特別支援教育こんな形でやっていますというようなことも含めてお知らせをする、そして御意見をいただくという仕組みになる予定でございます。したがいまして、当然、特別支援教育の本町のやり方について御批判もあるかもしれませんし、このまま継続する部分もあるかもしれませんし、そういう御意見も聞きながらやる仕組みがコミュニティースクールということで、来年から勇足地区を本格導入する、再来年は本別地区と仙美里地区を本格導入するということで、学校教育、総合的に本町にふさわしい教育を進めるに当たって、期待をしているところでございます。2点目の進学に、あるいは進路にかかわることについてでありますが、本町には特別支援教育連携会議というのがございます。これは医療福祉、例えば今現在こども園の先生方にも入っていただいておりますし、福祉の関係のケアセンターの職員にも入ってもらっています。そういう中でいろいろなことを相談する、学校の中の特別支援教育が必要な子供がどこの学校で学んだらいいのかとか、そういったことも協議しながら適切に学級を決めているといいますか、そういうことを行っているところでありますが、あわせて今そこで話し合うということもございますし、ケアセンターのほうで相談体制ができておりまして、それぞれが個別に相談に乗っている方もありますし、学校で紹介して、あるいは我々に話があったときにはそちらのほうを紹介したりして、相談に乗っているところでございます。進学、進路は将来を決める大事なことでありますけれども、今後も適切に行ってまいりたいというふうに考えてございます。
再質問 11番 高橋利勝
終わります。