浜中町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月8日
町内の清掃活動について
2022年6月8日、浜中町議会の一般質問で、渡部貴士議員が「町内の清掃活動について」質問し、住民環境課長 山平歳樹、商工観光課長 久野義仁、水産課長 細越圭一が答弁しました。
- 質問者
- 渡部貴士 議員
- 答弁者
- 住民環境課長 山平歳樹、商工観光課長 久野義仁、水産課長 細越圭一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 渡部貴士
通告書に沿ってご質問させていただきます。町内の清掃活動について、4月の町内一斉清掃、5月には湿原クリーン作戦に多くの地域住民が参加してくださり、道端のポイ捨てや海岸の漂流ゴミの清掃活動が実施されました。霧多布高校や産業団体などNPOでも自発的に清掃活動など環境整備に取り組んでくれています。昨年3月30日に厚岸霧多布昆布森国定公園に指定されましたが、不法投棄は減っているように感じられず、観光客を受け入れる側としての準備が不十分と見受けられます。昨年も同様の質問をさせていただいておりますが、時間を要して検討するというご答弁でしたので再質問をさせていただきます。ポイ捨て・不法投棄が減らない原因をどのように捉え、その対策として行政のお考えがありましたらお願いいたします。
答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。まず、ポイ捨て・不法投棄が減らない原因をどのように捉えているかというご質問ですが、昨年6月の定例会で渡部議員の一般質問でもお答えしておりますが、さまざまな理由があると考えられますが、最大の原因はポイ捨て・不法投棄される方のモラルの欠如が大きいと捉えております。その対策として、行政の考えはということですが、これをすれば直ちにポイ捨て・不法投棄がなくなるという対策を講ずることは難しいことと考えておりますが、ポイ捨て・不法投棄は絶対にしてはいけないし、犯罪であるということの周知・啓発活動を続けていくことが重要と考えております。なお、町主催の春の一斉清掃は4月24日に行い968名の参加、最終処分場に搬入されたごみの量は5180kgとなっております。また、町長の行政報告でもありました自然の番人宣言、湿原クリーン作戦は5月22日に実施し参加者160名、ごみの回収量は180kgとなっております。その他では、霧多布高校の生徒が学校行事の一環として、5月20日にMGロードのごみ拾い、霧多布湿原ナショナルトラストが4月16日と5月16日に茶内交点から湿原センター前までのごみ拾いを行っていただいております。以上です。
質問 10番 渡部貴士
最大の原因は、やはり捨てる方が1番悪いと思います。ご答弁にありましたモラルの欠如に至ると思うのですけれども、捨てられたごみに関しては、拾いまくればいつかはゼロになるかもしれないのです。やっぱり捨てさせない、その抑止の部分が行政としての政策ではないかなと思うのです。拾うということに関しては、ないほうがいいのですよ。ゴミのポイ捨て・不法投棄がなければ、ボランティア、市民活動としての清掃活動がないのがふさわしいと思うのですけれども、やはり課長のご答弁の中にもありました、不法投棄は犯罪なのです。捨てる人にはそこのモラルがないからこういう現状になっていると思うのです。そこで看板を設置したり、あとボランティア活動として清掃活動をしまくるということしかないのかもしれないのですが、犯罪という意識を不法投棄している人に示す意味で、これは犯罪行為ですから罰則があると思うのですけれども、ありましたら教えてください。
答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)
ただいまの質問の罰則の件ですが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条で、何人もみだりに廃棄物を捨ててはならないと示されており、さらに第25条では、第16条の規定に反し廃棄物を捨てた者は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、法人については3億円以下に処するという罰則規定があります。
質問 10番 渡部貴士
罰則の内容で言うと結構な処罰というのですか、そういう内容かと思います。であるにもかかわらず、減っていないということはやはりモラルの欠如でしかないのです。それをさせない抑止力をさらに強めていくのが、行政の施策として考えられませんかということなのです。やはり一般のボランティアの活動としても拾うということしか難しいなと僕もボランティア活動に参加してそう思います。あと別に提案できるのが、例えば瓶や缶でしたらデポジット、例で言うと、町内の小松牛乳さんが瓶の牛乳で商品を販売されて、瓶代が戻ってくる。昔のコーラとか日本酒だったと思うのですが、浜中町でこのデポジットは難しいと思います。企業に提案するとか、そういう形にはなると思うのですけれども、まずそのお考えがありませんか。要は浜中町の政策として難しければ、企業などを含めて、先ほどNPOの活動の中でも霧多布湿原ナショナルトラストの清掃活動は、一般社団法人セブンイレブン記念財団と主催の共催での清掃活動になっています。あのセブンイレブン財団です。やはりセブンイレブン財団の担当の方とお話ししたことがあるのですが、SDGsでも掲げられている何番でしたか、12番のセクションでつくる責任、つかう責任に関して、企業としての思いがあるので、この活動をトラストさんと一緒にやりたいと言ってくれています。ちょっと長くなってしまったのですけれども、瓶や缶を捨てないように、これは資源だと消費した人が資源になるものだから、デポジット制ということがあれば、ポイ捨てを抑止できるという考えがあるのですけれども、それを企業かどこかに相談するというお考えはございませんでしょうか。
答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)
ご質問にお答えします。今の企業との連携ということでありましたが、今のところは考えておりません。ただ、先ほどと同じ答弁になりますが、当然ゴミを投げる方のモラルの意識を高めるためには、町としては繰り返し啓発活動を続けていくことが大切だと思います。町としては当然ごみのポイ捨て・不法投棄がなくなれば、クリーン作戦という行事もいずれやらなくなれるようになることが理想だと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 10番 渡部貴士
モラルというところにしか行き着かないのかと思うのです。ただ、これはどこの自治体でも掲げている、自治体というかもう全世界的な問題かもしれませんが、浜中町のまちづくり総合計画の中の環境保全、環境衛生の中でもゴミの不法投棄についてのこと書かれています。ちょっと読ませていただきますと、やはり年間を通して数件の情報提供もあるけれども根絶に至っていない。看板を設置し、啓発に努めている。今後不法投棄の多い場所に監視カメラの設置を行うなど、根絶に向けた取り組みを促進する必要があると期待されているのですね。根絶に向けた取り組み、監視カメラはもう犯人特定して注意喚起するということだと思うのですけれども、ここに書かれているものですので、減らないということであれば、監視カメラを設置するというお考えはございませんか。
答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)
質問にお答えします。ただいま監視カメラの話がありました。監視カメラ設置しても、モラルのない方についてはカメラを壊して投げるという事例も聞き及んでおります。それで、当然ニュース等でも不法投棄のカメラ、報道等でありますが、なかなか近くで撮影しないと、暗闇とかだと判断できないというところがありますので、その辺はやり方次第もあると思いますが、検討する余地がありますし、当然、他の町村でやっている情報、釧路管内ではないですが、やっているところもありますので、そういう情報を確認しながら、どれが効果があるか、内部で協議したいと思います。
質問 10番 渡部貴士
抑止力を強めるという意味で監視カメラ。総合計画の中での記載を改めて読ませていただきましたが、強い措置が必要かと思うのです。ここに監視カメラと書かれていますので、ぜひ取り組んでいただきたいなと。抑止力になり減っていけば、まずそこからかなと思いますので、考えていただきたいなと思います。やはり国定公園に指定されたという部分も、観光客が来るから清掃活動しようと言う事でもないと思うのです。やはりきれいなまちに住みたい。昨年、国定公園に指定されたことを記念してではないと思うのですが、茶内のJR駅前に立派な公衆トイレができました。その際は、浜中町に観光に来る方の入り口になるので、立派のトイレを建てますというお話だったと捉えています。国道を通って利用している方がどれぐらいいるか確認していませんが、きれいなトイレを使った後に六番沢を下りて、この後は花の季節ですから、向かってくる時期にトイレはきれいだったけれども、道路のごみ捨てが気になる。観光客の方はやはりそこに目がいくと思います。実際、僕も事業者の1人として他地域で個人的に実証してみたのですけれども、やはり観光地に向かう途中での不法投棄・ポイ捨て気になるのです。今、いくつかご質問させていただいた中で、住民環境課長だけの質問にちょっと向いてしまったと思うのですけれども、国定公園に指定されたということも踏まえて、商工観光課でゴミの不法投棄に対しての対策等の何かお考えありましたら、ご答弁願います。
答弁 商工観光課長 久野義仁(商工観光課長は2024年3月まで)
ただいまの国定公園内のゴミの問題についてご答弁させていただきたいと思います。議員の方からお話あったとおり昨年3月30日に厚岸霧多布昆布森国定公園が正式に決まりました。この国定公園自体は、国内で申し上げますと58カ所目、道内では6カ所目ということで、数少ない国定公園の中の一つに選ばれたと。加えて釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園に次ぐ新たな国定公園ということで釧路管内の観光の一つの拠点としての魅力を伝える、重要な位置付けになっていると担当では認識しております。ご質問のあった国定公園内でのこのゴミの不法投棄の問題というのは、議員おっしゃるとおり、観光客誘致を受け入れる行政の体制としては、やはり十分ではないと認識しておりますし、さらに加えて申し上げますと、この国定公園内のゴミというのは、単に景観だけの問題ではなく、そこに生息する動植物、そういった生態系の維持や生物多様性の保全、そういったものに大きく影響する大変重要な課題だと認識しております。やはりゴミがまずなくなる、その上で観光客を、現在コロナ禍で非常に観光客インバウンドも含めて非常に停滞していますけれども、やはりまずは受け入れる側としてゴミの問題というのは、住民環境課とともにゴミ問題というのは、しっかり対策してまいりたいと考えております。以上です。
質問 10番 渡部貴士
急に振ってしまって申し訳ありませんでした。国定公園に認定されてコロナがなくならない、観光のあり方が変わったと思います。不法投棄されているゴミに関して、これは地域の人が廃棄したものなのか、観光客のものなのかはちょっとわかりにくい部分があります。ただ、去年、一昨年と僕らというか事業者で清掃活動をしているのですが、雪解けから5月いっぱいぐらいまでなるべく拾うようにしているのですが、やはり去年、一昨年と観光客はコロナの関係で少なかったと思うのですが、ゴミの量はそれほど減ったように思わなかったです。残念ながら、町内の住民の方、もしくはちょっと通過する方とか観光客の方のポイ捨てが全くなかったとも思わないのですが、観光ということで、目を向けられる観光客の方が多くなると思いますので、今、商工観光課長のご答弁中にありました、住民環境課と共に施策を打ちたいということで承知いたしました。何となく察しもついているのかもしれませんが、NPOのトラストの清掃活動は漁協青年部さんにもお声掛けをして青年部の方々がたくさん出席されて、僕も清掃活動に参加させてもらったのですけれども、海岸の清掃というところも目について、そこを仕事場としている漁師の次世代を担う方々も清掃活動に参加されて、これ以降も清掃活動に参加したいと言ってくれているそうです。これも以前に質問したことがあるのですが、海洋マイクロプラスチックは海に対してのポイ捨てだけではなくて、陸に捨てられたプラスチックが分解されて海洋に流出しているというものですが、陸、海に問わずだと思うのですけれども、水産課の方では海洋ゴミ、漂流ゴミに対しての施策がありましたら教えていただきますでしょうか。
答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)
ご答弁いたします。年々深刻化する廃プラスチックの海洋問題は、海洋環境の変化等による資源の減少に苦しむ漁業にも深刻な影響もたらす脅威となってきていると思っております。また、海を含む全ての自然環境は、漁業者にとって生産の場でもあり生活の場でもあります。このことを踏まえまして昨年、北海道漁業協同組合連合会が具体的な取り組みとしまして、漁業者が自ら行う砂浜清掃活動、全道なみまるクリーンアップ作戦を昨年度実施し、散布漁協も11月14日に行っております。このことなどから、海の豊かな環境を守ることと、未来に豊かで美しい海岸を引き継いでいくために、海岸清掃活動を漁業者中心に実施できないかと現在検討しているところであります。開催時期については、やはり海の日ということで、今年はできないと思っているのですけれども、各漁協には事務レベルでありますが、打診しているとこであります。1年に1回海岸清掃を行っていければと思っております。以上です。
質問 10番 渡部貴士
僕が清掃活動しているところで、僕も漁業者でもありますので、急で申し訳ございませんでした。ご答弁の内容で承知いたしました。ただ、やはり現状、不法投棄されているゴミに関しては、ボランティアの方を募り清掃活動に手を貸していただく、ただこれは繰り返しになってしまいますけれども、捨てられたものに関して拾うという活動です。拾いまくればゼロになるのですが、やはり抑止という部分では、これは僕もお願いという形になってしまうのかもしれないのですが、やはり行政の施策かと思うのです。すみませんちょっと話戻りますが、先ほど不法投棄について罰則があるということでしたが、今まで把握されている中で結構なのですけれども、町内で事業者でも個人でも、不法投棄されたゴミを特定して個人の方に注意とか喚起とか、何かしたことは前例や事例はありますでしょうか。
答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)
質問にお答えします。令和3年度の実績で言いますと、町で押さえている不法投棄の件数は6件です。その中で、名前がわかるものもありました。こちらから不法投棄していませんよねという連絡はさせていただいています。当然、実績から言いますと、本人認めません。そういう事例はあります。
質問 10番 渡部貴士
去年で6件、捨てた人を特定できたということですね。承知しました。残念というか、不法投棄が犯罪で罰則もあるので、注意をされた。例えになるかあれですけれども、道路の交通法だとわかりやすい部分で言えば、速度、一般だと60キロですか。交通ルールの中では、制限速度があると思うのですけども、やはりそれに違反をすると警察ですよね。道路交通法上から処罰がくると思うのですけれども、この不法投棄に関しては、前例で言うと行政から指導されたということですが、この処分に関しては、行政でされるものなのでしょうか。
答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)
質問にお答えします。先ほどの答弁で6件と言ったのは、不法投棄で町が対応した件数ですので、氏名がわかったのはそのうち2件です。処罰に関しては、当然、警察と連携をとりながら、警察の方で対応することと思います。以上です。
質問 10番 渡部貴士
道路交通法に関して言うと、罰金、罰則が重なると免許証が取り消しとかそういう処分もあると思うので、そこに関してはドライバーが気を付けているものだと思います。やはり、不法投棄に関しても犯罪ということをもっと強く発信して、処罰されるものだよと言うところを、これは行政だけではなくて警察も含めての活動になるのかもしれませんが、注意の喚起に関して、より強く発信していただきたいと思います。あと、先ほど商工観光課の課長に急に答弁を求めた形なのですけれども、あり方としての提案ですが、私たち事業者も何人かでゴミ拾いをして、そこにお客様も参加してくれる方がいるのです。清掃活動を一緒にしてくれるという方です。雪解けの時期に、早朝というか、一緒にゴミ拾いをしているのですが、参加されるお客様は週替わりの方もいますし、清掃を毎週一緒にやってくれる方もいます。僕らは案内をやっていますので、道端のゴミを拾いながら、芽吹いてくる植物の説明、渡ってくる山鳥のガイディング、ボランティアの清掃活動をしながら、提供するということもできるのかなと。ゴミ拾いがただのボランティアで事業者として終わらせるのではなく、ガイディングの事業としてやれるのかなという新しい事業としてもできるのかなと。そこはちょっと模索中でちょっと調べていたり、あとSNSを使って発信していたのですけれども、世界に発信できるものですから、これ外国の方では、ジョギングとゴミ拾いを一緒にして、プロギングという活動があるらしいのです。ただこれも理想としてはゴミがないのが理想なのですけれども、楽しくゴミを拾うと言うと、楽しくさせてやろうという人が増えないで欲しいのですが、浜中町は去年ウオーキングのコースにも認定されていますよね。試走をされた団体の方からコースを走り終えるよりも、清掃活動をしながらだったので、全部走れなかったという感想をいただいたこともあるそうです。ちょっと寄り道した内容になりましたが、清掃活動ということだけだとボランティアの方の思いも、ちょっと参加しにくいのかなと。であれば、足元の豊かさに気付いてもらえるようなガイド付という形でプロギング、散歩しながらゴミを拾うという活動も提案させていただきたいと思うのですけれども、観光課の課長として何かご答弁ありましたらお願いいたします。
答弁 商工観光課長 久野義仁(商工観光課長は2024年3月まで)
今、議員から単なるガイドだけでなく、そういった地域のゴミ拾いも共にガイドの方と歩いて、ゴミを拾うという行動自体は決してありがたいことではないというか、望ましい形ではないのですけれども、ただそういったことで新たな発見をしてもらうというのは、観光客にとってもどういった意識で観光客の方が来ていただくかにもよるのですけれども、新たな取り組みとしては、大変すばらしい活動なのかなと思います。ただ、私たち行政としてそこに期待するということにも当然ならないですから、まず観光課サイドとしてはゴミのないまちづくり、今、残念ながらゴミがこれだけ多い中で、非常に景観上も決して自慢できる景観にはなっていないですけれども、ぜひ私たちも観光という視点で、決してこのゴミ問題というのは無視できない問題だと思っています。さまざまな観光客が来る中でゴミとどう向き合うかというのを一つ観光にも取り入れながら、ご提案できるようなことができればいいですし、また地域のガイドの方にもさまざまな場面でご協力していただく場面がもしかしたらあるかもしれません。そのときは、積極的にそういう話もこちらのほうから働きかけていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
質問 10番 渡部貴士
ありがとうございました。終わります。