浜中町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日
災害時の要支援者の支援対策について
2022年3月10日、浜中町議会の一般質問で、秋森新二議員が「災害時の要支援者の支援対策について」質問し、防災対策室長 石塚豊が答弁しました。
- 質問者
- 秋森新二 議員
- 答弁者
- 防災対策室長 石塚豊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 秋森新二
それでは最後の質問に入らせていただきます。災害時の要支援者の支援対策について、令和3年5月、国は災害に備え高齢者や障がい者の避難方法などを事前に決めておく個別避難計画の策定を努力義務として災害基本法に定める方針としました。浜中町の取り組み内容と進捗状況を教えていただきたいと思います。
答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)
個別避難計画につきましては、昨年5月の災害対策基本法の改正によりまして、個別避難計画の作成が市町村の努力義務とされたところでございます。この個別避難計画は高齢者や障がい者等のうち、自ら避難することが困難である方の避難の確保を図るため、特に避難を必要とする避難行動要支援者の方を対象に作成するものでございます。また、計画につきましては市町村が福祉専門職など関係者と連携して作成に努めるものといたしまして、要支援者の氏名、住所の他、避難支援者等を実施する実際避難に関わる方、あるいは避難先、避難経路、避難時に配慮すべき事項、そういうものを記載してその避難支援者や関係機関に情報提供を行って、避難に繋げていくというものでございます。それで国におきましては、現在、努力義務ということで各地域の実態に応じて国では概ね5年程度で作成を目指しているということでございまして、今年度につきましては、全国の一部の自治体では計画策定のモデル事業ということで取り組まれているということでございます。町といたしましては、この制度について公助における避難行動支援の中心となると考えてございますので、今後、作成に向けて取り組まなければならないと考えてございます。ただ、作成に向けてはこの防災担当だけではなく、福祉専門職、あるいは社会福祉協議会、民生児童委員の参画、自治会、町内会の協力が必要になってくるということでございますので、まず初めにどのような枠組みで進めるか、これについて関係者と協議をさせていただき、その体制を作った上で作成を進めていきたいと考えてございます。以上です。
質問 3番 秋森新二
ここに福祉保健課福祉係と平成24年の4月に出されている浜中町災害時要援護者支援制度実施要綱を定めたものがあります。東日本大震災後にこれを策定し災害支援者、災害弱者を町内会、自治会等も含めて避難をさせるということになっているのだと思っていました。それを実施している町内会もあるようであります。対象者ですが、要介護3以上とか、身体障害者手帳2級以上所持している人とか、療育手帳Aを所持している方とかを対象者としていますが、この度の改正で70歳以上の単身者及び70歳以上のみの世帯というのが加わっています。当然、支援をする範囲が広がっていますからその支援をする地域の方々も含めて共助になるのだと思いますが、その辺が各地域、町内会、自治会に協力してもらわなければならない部分かと思っていました。これは防災対策室だけの問題だと思っていません。ですから、福祉保健課も含めての話かと思っていましたが、今現在はその辺の各町内会がどういうことをやっているかは防災対策室では把握されていないということですか。今回の災害基本法の改正で令和3年5月の改正では、一人一人について避難する場所やルート、支援する人を定めると書いてあるのです。ですから町内会そういうことを決めている、これは新しくその70歳以上は別で、今までの中で支援する方々を町内会でやっている方もいるのです。それに今回70歳以上も加わりますから、当然大変なことだと思っていますが、その辺をもう一度、今後どうするのか、努力義務と言いながらどういう考えなのでしょうか。
答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)
今議員おっしゃいましたとおり、東日本大震災の後に災害対策基本法が改正されて避難行動要支援者の名簿制度ができました。要は登録していただいて、その登録した情報を地域にお知らせするという制度がございました。制度自体はそういう部分で、具体的な中身、要するに誰がどうだという一人ずつの避難カルテのようなところまで作成するというものではなく、あくまでも登録して、登録の内容を各町内会なり自治会にお知らせして具体的な支援の内容については実際のところ地域にお願いしているという状況でございまして、町として個々の状況については現実的には把握していないということでございます。全部ではありませんが各自治会等にもお聞きしたところ、やはり以前から引き継がれていて、ある程度きちんと枠組みを決めて進めていらっしゃる地域もございますし、何となくぼやっとした形で支援するんだよという取扱いもしていると。それは各自治会、町内会ごとに差はございますけれども、現状そういう状況であると認識しております。それで今回新しい個別避難計画が出されたというのは、4年ほど前に西日本豪雨がございまして岡山県の倉敷市に真備町という町がございます。真備町で水害によって確か50人以上の方が洪水で亡くなられたと。そのときにこの名簿制度がなかなか機能しなかったという実態があったと。国の場合、大きい災害があった後にワーキンググループ的に組織したもので検証を行って防災対策に生かすシステムがございますので、その中で今までの名簿制度だけでは人々を救うには十分でないということから、やはりきちんとした避難カルテのようなものを作ってやるということを自治体に求めてきたことが実態であると考えておりますので、その点については町としても作成すること自体については非常に大事なことでありますので、積極的に進めていきたいと考えますけれども、実態としてやはり先ほど申しましたけれども、防災担当だけで業務を担うというのは実際のところなかなか物理的に難しい部分がございますので、これらについてはやはり町内の役場内でいろいろ議論した中で進めるような方法を考えていきたいと思っております。国は5年以内と見ておりますの、でやはり新年度に入りましたらそこら辺をまずはどういう枠組でやっていくかを決めていきたいと思ってございます。以上です。
質問 3番 秋森新二
北海道新聞に出ていましたが、避難弱者の施設、老人ホームだとか特養は浜中町の場合は高台にありますから厚岸とかからみると救われているなと思っています。地方は高齢化が進んでいますから災害弱者という人が増えてきております。共助、公助の仕組みがやはり大切だと思っています。町と住民が連携をして地域ぐるみで災害弱者を守っていかなければだめではないかと思っていますので、どうかその辺もひとつ配慮して力を入れていっていただきたいと思います。終わります。