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浜中町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日

丸山散布避難道路について

2022年3月10日、浜中町議会の一般質問で、秋森新二議員が「丸山散布避難道路について」質問し、防災対策室長 石塚豊が答弁しました。

質問者
秋森新二 議員
答弁者
防災対策室長 石塚豊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 秋森新二

通告に従い、防災に関して3点質問をいたします。よろしくお願いいたします。初めに丸山散布避難道路について伺います。東日本大震災のあと、平成24年6月、北海道は釧根沖、十勝沖、三陸沖北部を震源とする三連動地震によりマグニチュード9.1、最大津波高は琵琶瀬地区で34.6m、火散布で27mに達すると発表をしております。令和2年4月、国は千島海溝沿いを震源とするマグニチュード9.3、最大津波高は恵茶人地区で22.1m、火散布で17.4mの津波が発生すると公表しました。丸山散布避難道路は平成23年4月に避難道路の整備を町に陳情したところからスタートしましたが、当時、松本町長は副町長で職務代理でしたが、私たちに真剣に向き合ってくれたことを覚えております。平成25年に示された湖沼公園から糸井沢林道までのルートに関する調査結果では、事業費が高額になることから着手を見合わせた。平成27年のトンネル頂上部までの旧道利用は急勾配のため、平成29年の公営住宅横の区から糸井沢林道までの湿地帯ルートは高額であることと、盛り土の安全性からいずれも見送りとなった。令和元年、新たに示された湖沼公園から隣接の高台、高さ30mまでのルートは令和4年の完成が期待されたが、さらにルート変更となった。変更に至る経緯と新たなルートの概要、完成時期など今後のスケジュールについて伺いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

お答えいたします。丸山散布の避難道路につきましては、平成25年から3度のルート変更を経まして、令和元年6月に丸山散布湖沼公園から湖沼公園に隣接する高台に車両約140台が避難するルートを選定してございます。このルート案について、その後、地元自治会、散布漁協、北海道など、関係機関との協議を進めてまいりましたけれども、この協議の中で整備に関する課題が大きく明らかになったところでございます。課題の一つ目といたしましては、保安林解除と治山事業構築物の課題でございまして、予定ルート以外の選択肢がないのかということ、それと公園入り口付近の土留め工、これと沢地の谷止工に影響を及ぼさないこと、また、盛り土による治水への影響などの問題が指摘されてございました。二つ目といたしましては、土砂災害警戒区域の課題でございます。これにつきましては、予定区域においては北海道が令和2年1月に土砂災害警戒区域を指定されたということで、沢地については土石流警戒区域、崖地については急傾斜地崩壊警戒区域ということで指定されております。近年、この盛り土の土石流災害を踏まえまして、場合によっては必要な措置があるというお話でございました。三つ目といたしましては、昨年7月に公表された新しい津波浸水想定でございます。これまで丸山散布地区の津波浸水想定水位が10mから15m程度を想定されておりまして、火散布の沿岸が27mでしたので、それを参考に避難場所の高さは約30mで設定してございました。しかし、今回の新しい津波浸水想定では、避難場所の高さを明確化するため、津波による浸水のせり上がりを含めた基準水位が設けられまして、丸山散布市街におきましては、水位3.1mから5.7m、手前にございます公営住宅の奥地の道有林隣接地では水位が2mから3.8m程度となり、水位が大幅に低下したというところでございます。このような経過がございましたので、当初予定していたルート、非常に建設に向けたハードルが高い状況でございましたので、それらの課題を極力解決する方法として新規に三つほどルート案を作成して令和3年度でありますけれども、今年度基本設計を行ったところでございます。三つのルート案でございますけれども、第1案についてはこれまでの予定ルートを変更して盛り土をなくして切土のみにし、湖沼公園高台に避難するルート。第2案といたしましては、基準水位の高さをクリアするとして、丸山散布の公営住宅奥の建設資材置き場を盛り土にするルート。第3案といたしましては、同じく基準水位をクリアするとして第2案の手前にございます丸山散布公営住宅裏に盛り土をするルートということで三つのルート案を考えてございます。そのうち、第1案につきましては切土だけでございますので、切土が約16万3000㎥、大量の残土が発生するということで、それの処理に苦慮するということが想定される他、すり鉢状となりますので避難場所の維持管理の負担や保安林解除も必要だと。また立木も発生すると。また事業費も相当高額になるので課題の多い案となったというところでございます。第2案につきましては丸山公営住宅の奥の建設資材置き場に盛り土をするルートでございます。こちらについては約4mの盛り土をすることにより、海抜的には7mくらいの高さを確保すると。そこに避難所を設けるというもので、これについては土地が民有地でありますので、当然その取得が必要となりますし、また盛り土ですので約3万3000㎥の土が必要になります。事業費については盛り土だけですので相当抑えられる案になってございます。また第3案につきましても、第2案と同様で約4mの盛り土をすることによって海抜7mの高さを確保しそこに避難所を設けるということで、これについても民有地の取得が必要となってくること、また盛り土につきましては2万7000㎥の手配が必要となり、事業費についてはこの3案の中で一番安い案となってございます。この三つの案について基本設計をした中での総合評価では第3案が一番評価が高く、次が第2案、その次が第1案となってございます。次に完成時期、あるいは今後のスケジュールでございますけれども、現在、地元の自治会あるいは北海道、散布漁協、それと土地の所有者への説明を行い協議に入っているところでございまして、丸山散布の役員会の中では、先ほどの総合評価のとおり、第3案を有力としたいということでございます。また、現在コロナ禍で延期となってございますけれども、状況が許せば丸山散布地区の全体の地域説明会を開催していってこの3案のうち、早急にルートを決定していきたいと考えてございまして、現在のところは、令和4年度中に実施設計をお願いして進めていきたいと考えております。このようなことから、工事着手については令和5年度にずれ込むようなスケジュールの予定となってございます。以上です。

質問 3番 秋森新二

ありがとうございます。確認の意味を込めてですが、新しくできるこの避難場所、海抜7mで盛り土が4mとなっておりますが、この盛り土ですがすぐそばに行き場のない砂が堆積しているのでそれを混ぜ合わせて使っていただくと多少事業費も安く収まるのかなと思っておりますので、その辺の考え方と今の室長からのルート変更について地域住民がまだ知らない人も多いので、コロナ感染状況を見ながら、できるだけ早く説明をし、安心させていただきたいと思っておりますので、その辺よろしくお願いいたします。それから避難場所に入る手前に廃屋に近い教員住宅が1戸ありますが、できればそれを解体していただくと入り口が広くなって大変スムーズな避難ができるのかなと思っておりますのでその辺の確認をさせていただきたいと思います。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

お答えいたします。まず、盛り土の関係でございますけれども、3案のうち第2案、第3案で実施する形になれば盛り土になるということであります。この盛り土の土でございますけれども、本来であれば山の土砂を利用する形にはなると思いますけれども、議員おっしゃいますとおり今、散布の方で漁港の浚渫の土砂というか砂が大量に発生していて、その処理も苦慮しているというお話でお聞きしてございます。それで砂を使えないかということでございますけれども、実施設計の中で土質調査を実施しますので、その中で使えるかどうかを、判断していきたいと考えてございます。実はこの近くではないのですけれども、和歌山県に美浜町という町がございまして、ここも避難高台を造成した町でございます。私も実際見に行きました。この高台は盛り土をして高台を造ったわけですけれども、その土はどうしたのか聞いたところ、県道の道路工事の土と漁港の浚渫土を混ぜ合わせて使ったというお話を聞いて、その土、土砂、砂についても購入する経費はかからなかったという事でございましたので、そういう事例もあるということであります。その砂の状況を見てみなければわかりませんけれども、積極的に使えるのであれば使う方向で考えたいと思ってございます。次に地域の説明会の関係でございますけれども、昨年、12月に丸山散布の自治会の役員会の中でこの案についてはご説明をいたしました。その中で地域の方にも説明が必要だということで、1月に地域の新年会が行われますのでそのときに説明したいというお話でございました。ただコロナの関係もございまして新年会は開催できなかったとお聞きしましたので、コロナの状況によってまん延防止が解除された以降に地域の方を対象にして地域説明会を開催していきたいと考えてございます。あと、入口の教員住宅の関係でございますけれども、現状の丸山散布のずっと奥まで走る道路、それから取付けを付けていく形になりますけれども、この教員住宅の部分を撤去してそちらの空いたところに道路をつけるとなれば、今予定している避難場所に直線的に真っすぐ上がっていけるような形状になりますので、その辺についてはこの実施設計の中で、十分、検討していきたいと考えてございます。以上です。

質問 3番 秋森新二

ありがとうございます。丸山自治会の役員の方々も、地域もそうだと思いますが、早期の完成を待ちわびていますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

出典:浜中町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる