浜中町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日
浜中町まちづくり総合計画とSDGsの関連性について
2020年6月10日、浜中町議会の一般質問で、渡部貴士議員が「浜中町まちづくり総合計画とSDGsの関連性について」質問し、企画財政課長 金澤剛、指導室長 渥美清孝が答弁しました。
- 質問者
- 渡部貴士 議員
- 答弁者
- 企画財政課長 金澤剛、指導室長 渥美清孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 渡部貴士
通告書に沿って質問させていただきます。浜中町まちづくり総合計画とSDGsの関連性についてですがSDGsとは人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき課題とその具体的目標の略称であり、2015年に国連加盟193カ国が全会一致で採択し、17の大きな目標と具体的な169のターゲットで「私たちの子孫が安心して住むことができる世界をどのようにして作っていくかを、2030年までに私たちが今取り組むべきことは何か」で構成されています。特にこの中のゴール11の「住み続けられるまちづくり」という項目は、地方自治の最も関連の高いゴールを捉えることができ、自治体行政の参画を抜きにしては達成することは不可能で、ゴール3の「すべての人に健康と福祉を」や、ゴール4の「質の高い教育をみんなに」は今回の新型コロナの騒動により顕著になった課題ではありますが、一方では人間の経済活動が停滞したことにより、自然や動植物といった自然環境は回復したとの見方もあります。第6期浜中町まちづくり総合計画の基本計画においても、産業や環境、教育などをめぐる広範囲な課題にすべての関係者が総合的な取り組みを重視しなければならず、SDGsの目標とリンクする部分があると考え以下を問います。行政向けのセミナーやフォーラムなどにおいて担当部署はどちらでしょうか。
答弁 企画財政課長 金澤剛(企画財政課長は2021年3月まで)
ただいまの御質問にお答え申し上げます。町行政にかかわる基本的なものや窓口につきましては、企画財政課企画調整係が担当部署となります。さらに、個別の目標に関わるものについては、それぞれの所管の部署が参加する場合もあるということで考えている、そういったところでございます。
質問 10番 渡部貴士
次の質問に繋がるのですけれども、各課において具体的に取り組んでいることはありますか。ということでまず総合的な窓口としては企画財政課という御答弁で、二つ目の質問ですけれども、今現在、取り組んでいる部署がありましたら御案内いただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 金澤剛(企画財政課長は2021年3月まで)
個別に取り組んでいるかと言ったら、今のところSDGsという形で集中的に取り組んでいるというのはございませんけれども、SDGsの目標達成につきましては、個人や団体、企業など多様な主体が世界と繋がっているという意識を持ってそれぞれの立場で行動すること、また、貢献していくことが重要と言われております。自治体も主体の一つと考えているわけでありますけれども、実際行政の目指す目標とSDGsの17の目標、こちらにつきましては規模の大小はございますけれども、総体的には同じものと捉えております。従いまして、17の目標の達成のためにという取り組みはございませんけれども、例えば福祉のさまざまな事業は、ゴール1の「貧困なくそう」に繋がると思いますし、一次産業を振興することはゴール2の「飢餓をゼロに」というところに繋がっていくように考えております。行政の行う事業の一つ一つが、SDGsの目標と密接に繋がっている。そのように考えているところでございます。町としましても、総合計画を基にそういった意識をしっかりと持って、さまざまな主体と課題を共有しながらSDGs推進にあたって参りたいと考えているところでございます。
質問 10番 渡部貴士
今御答弁いただいた、まさにおっしゃるとおりだと思います。先日、目を通させていただきました第6期のまちづくり総合計画はまさにSDGsの目標の全てを網羅されていると思います。企画財政課長からも御答弁のいただいた、ゴール2の部分、簡単に説明されている部分では「飢餓をゼロに」という目標があるのですが、ただ僕達今この世代を生きる人間として、飢餓をゼロにと言われても余りぱっとこないですよね。そこまで私たちの身近なところでは貧困ではないと思っています。ただ、もう少し具体的に詳しく書かれている部分ですと、ゴール2は「飢餓を終わらせ食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を推進する」が全文なんです。なので、この最後の部分、持続可能な農業という部分で全部に目を通すと、略して書かれている「飢餓をゼロに」がぱっと理解できない部分ですけれども、文末のほうに行くとより深く解釈できる部分があると思いました。今の御答弁、本当におっしゃるとおりだと思っています。ただ、一つ伺いたかったのが3番目の質問に繋がる部分です。続けさせていただきます。SDGsは自分事として捉えることにより、次世代を生きる学生たちにも浸透しやすいが、学校教育においての取り組みはございますでしょうか。
答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)
御質問にお答えいたします。新学習指導要領においては、その全文に持続可能な社会のつくり手を育てるという理念が明確に示されました。こういう視点で考えてみても、SDGsが掲げる課題や具体的目標は学校教育との親和性が非常に高い。そのように理解しております。とりたててSDGsという言葉を前面に押し出した取り組みは、実はそう数多くないですが、SDGsの17の目標を例えば環境問題、人権問題、国際理解、多文化理解などという枠組みで捉え直してみると、学校教育の学習活動の中でSDGsの枠に当てはまるものがはっきりしてきます。例えば社会科では、人権や経済、まちづくり、貧困の問題を学びます。また理科では、気候変動やエネルギー、海や陸などの自然環境を学び、保健体育では、健康や性についても学びます。道徳においては、差別や平等についても学びます。さらに、総合的な学習の時間においては、これらを横断的、探求的に学びます。また、本町の校外学習におきましては、湿原センターや町内NPOとの連携による計画的な自然体験学習なども行っております。さらに、町内における散布小中学校におきましては、特別な教育課程を編成しまして、海洋教育についての探求的な学習を行っております。まさにこの学習は海の豊かさがテーマであり、持続可能性を追求している学習であります。併せて、霧多布高等学校におきましては、浜中学を核にしてふるさと学習を行っておりますが、生徒が考えたさまざまな課題の中には、SDGsの目標達成に繋がるものが数多くあると認識しております。このように、学校では教科や領域などを横断的な視点で、児童生徒の学びの機会としながら児童生徒の資質能力を高めていって持続可能な社会のつくり手と、子供たちがなっていくように総合的に学ぶことができる取り組みをしているところでございます。
質問 10番 渡部貴士
御答弁ありがとうございます。指導室長がおっしゃったことはまさに求めていたとおりの御回答いただきました。本日の北海道新聞に散布のアサリの養殖の件ありましたけれども、僕もこのSDGsという言葉自体、数年前に学生さんたちがつぶやいていたことが耳に入ってきて、それから調べました。それで、理解を深めていこうと思っていつも辞書と一緒にSDGsのピンバッジをつけています。僕は個人的に一次産業に従事して案内業をしているんですけれども、このピンバッジをつけてお客様と接したときに、やはり興味のあるお客様は質問されるんです。このSDGsに対しての具体的な取り組みというよりも、ここを意識して事業をされているガイドさんなんだなという認識は持っていただいていると思っています。そこで、今、質問に対しての御答弁は、十分満足する御回答いただきましたが、一つ考えていたのは、持続可能という言葉の意味は、どちらかと言うと経済や産業を重視というよりも、環境保全に重きをも置いているように僕は考えています。当町のような自然が豊かで、その上に基幹産業がある地域では環境保全と資源の保護が重要であると、今の御答弁いただいた中でもここは再認識させていただいたという意味で、あともう一つ質問というか、これは前回、3月議会で質問したところに少し繋がると思ったのですけれども、その3月の議会で、町長にご質問させていただいた部分だと思いますが、次世代を担うグループをというところで、21世紀プラン会議のようなグループををつくってみてはいかがですか、招集されてみてはいかがですか、という質問をさせていただいたのですけれども、僕が次世代というところに拘るというか、若者中心のまちづくりのグループがあったらどうかと考える部分では、やっぱりSDGsを推進する、そういった若い人たちが集まって欲しいなという思いがあったものですから、前回の議会で町長にそのような御質問させていただきました。ただ、前回の御答弁では、町長が発声をしてグループの招集はしないとお答えいただきましたので、そのグループに関しましては、僕らというかそこに関して興味のある若者でグループを結成していきたいなと考えております。一つ目の質問に関しては以上です。