羽幌町議会 平成23年第5回定例会 2011年6月16日
(1)震災、災害対策について/(2)東日本大震災による影響と対策について/(3)住宅リフォーム助成事業の見直しについて
2011年6月16日、羽幌町議会の一般質問で、金木直文議員が「震災、災害対策について」「東日本大震災による影響と対策について」「住宅リフォーム助成事業の見直しについて」について質問し、町長 舟橋泰博、総務課長 井上顕、建設水道課長 山口芳徳、産業課長 三浦義之、町民課長 藤岡典行が答弁しました。
- 質問者
- 金木直文 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、総務課長 井上顕、建設水道課長 山口芳徳、産業課長 三浦義之、町民課長 藤岡典行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 2番 金木直文
それでは、大きく3点について質問をいたします。まず1つ目、震災、災害対策についてであります。羽幌町では、昨年度200万円の予算を組んで防災のしおり・羽幌町防災ハザードマップが作成され、今年3月に各家庭に配布されました。いざというときの避難場所や津波、土砂災害、大雨など、災害種別に危険区域が示された地図が折り込まれたものであります。このしおりが配布された直後に今回の東北、関東地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災が起こりました。各家庭では、大震災、大津波が起きたこともきっかけとなり、しおりとマップが注目されたことと思います。しかしながら、今回の大震災で余りにも大きな被害が出たこともあり、これで大丈夫かといった声も少なくありません。そこで、以下について質問をいたします。1つ目、3月下旬に2会場で開催されたハザードマップの説明会について、参加状況、出された意見などどうであったでしょうか。2つ目、ハザードマップで想定された以上の大津波が予想される場合のシミュレーション、避難方法や避難経路など、まだまだ見直し、検討が必要と考えますが、今後どう対策をとられるのでしょうか。3つ目、昨年8月の大雨で市街地では北3条通りと南6条通りの一部が冠水しました。雨水管の太さや地盤の状況など、冠水した理由はいろいろあると思いますが、こうした、いわゆるゲリラ豪雨は今後も起こり得ると予想されます。北3条通りについては、今年度太い雨水管に交換されると聞きましたが、ほかの区域においても雨水の処理能力、雨水管が土砂などで詰まっていないかなど総点検が必要ではないかと思いますが、町の考えはどうでしょうか。大きな2つ目であります。東日本大震災による影響と対策についてお聞きいたします。3月11日、東北、関東地方を中心に起きた東日本大震災は、1,000年に1度とも言われる甚大な被害をもたらし、さらには福島第一原発事故とも相まって、今もなお多くの被災者が避難生活を余儀なくされています。政府は、第1次の補正予算でとりあえずのものは出されましたけれども、まだまだ復興への希望や方向性は見えてきません。被災された方々は、復興できるという希望の持てる施策を待っているはずです。急いでそれにこたえていく政治が今求められていると思います。さて、漁業が盛んな東北地方やさまざまな工業製品の製造工場が集中していた関東地域での震災で、ここ羽幌町の産業界にも影響が出ていると聞いています。東北地方と取引があった漁業関係者や現地で生産されていた製品の供給ストップで作業計画に影響が出た建築関係事業者などであると聞いています。町は、こうした事態についてどう状況をつかみ、対応をとられていくのか、以下について質問をいたします。1つ目、各産業ごとにどのような影響が出ているのか。2つ目、今後政府でもさまざまな経済支援策を講じていくと考えられますが、現在可能な融資制度や支援策はどのようなものでしょうか。3つ目、町としての対応策についてどのように考えているでしょうか。最後に大きな3つ目のテーマでお聞きいたします。住宅リフォーム助成事業の見直しについてであります。羽幌町で昨年から3年間の事業として実施されている住宅改修促進助成事業、いわゆる住宅リフォーム助成事業は、100万円以上の改修工事に対して20万円が補助されるというもので、助成する対象件数を大きく超える応募者があり、大変な人気事業となっています。この事業は、ただ単に補助を受ける申請者が助かるだけでなく、町内の建築関連業者にとっても仕事がふえ、地域経済活性化にも大きく役立つ事業であります。こうした何らかの住宅改修助成措置をしている道内の自治体は、平成21年度で73市町村であったのが22年度では121市町村にまで拡大しています。低迷を続ける地域経済を支えようと、秋田県や山形県では県の制度としても実施しており、市町村の制度とも抱き合わせ、より効果の高い制度ともなっています。羽幌町商工会からも、先日対象枠の拡大が要望されたと伺いました。昨年度実施された30件での経済効果をどう評価しているのかをお聞きした上で、以下について改善、見直しをすべきと思いますが、町の考えはどうでしょうか。1つ目、羽幌町でもわずか3年で打ち切る事業とするのでなく、さらに延長を検討すべきと考えますが、どうでしょうか。2つ目、希望する多くの町民が利用できるよう、補正予算を組むなどして対象件数をふやすべきではないでしょうか。3つ目、改修費用が100万円以上、外構工事は対象外といった条件の緩和でより多くの町民が応募しやすく、受注可能な町内業者をさらにふやしていくべきではないでしょうか。以上、質問といたします。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
金木議員のご質問1件目、震災、災害対策についてお答えをいたします。初めに、去る3月11日発生した東日本大震災は、我が国災害史上未曾有の大惨事となり、今もなお避難所生活や不自由なお暮らしを余儀なくされている被災者も相当数おられますが、改めてこの震災によりとうとい命を失われた多くの方々に対し謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。さて、1点目のハザードマップ説明会での参加状況、意見などについてでありますが、懸案でもありました防災のしおり・羽幌町防災ハザードマップを3月10日に各世帯へ配布したやさきにこの大震災が発生し、このしおりとマップが各家庭でも大きく注目され、防災、とりわけ津波災害に対する町民の皆さんの意識もこれまで以上になったものと認識をいたしております。こうした中、このハザードマップの説明会を3月下旬に2会場にて開催したところ、3月28日の川北老人福祉センターでは16名、翌29日の中央公民館では15名、合計31名の参加がありました。その際の質問や意見としては6項目ほどあり、集約いたしますと質問事項としては2項目、意見、要望としては2項目の計4項目でありました。1つ目の質問としては、聴覚障がい者、高齢者、独居老人、いわゆる災害時要援護者に対する情報伝達や避難対策について、どのような対応とするのかであり、2つ目の質問としては、6メートル以上の津波を想定しているかについてでありました。また、意見、要望事項ですが、1つ目としては情報連携を密にするための地域情報連絡員の活用や積極的な情報提供の姿勢による防災対策を推進してほしい。2つ目としては、防災訓練時における町内会での高齢者避難誘導訓練の実施要望でありました。次に、2点目の想定以上の大津波が予想される場合のシミュレーション、その対策についてでありますが、説明会の中でもこの想定に対する危惧の声がありました。既にご承知かとは思いますが、このハザードマップは北海道が平成21年度に作成した津波シミュレーション及び被害想定調査業務をもとに本町が作成したものであり、この調査の中で特に本町に大きな影響を与える3つの津波における浸水範囲や浸水深さを想定しております。住民の方には、これをもとにどの範囲までが浸水箇所か、また浸水の深さがどの程度かをあらかじめ認識願い、非常時にはこれらの認識のもと避難をいただくものでありましたので、現在この想定以上の津波におけるシミュレーションデータ等が存在いたしません。しかし、このたびの震災のように想定以上の大津波が押し寄せるケースは否定できませんが、実際にはどの程度を想定すべきか判断に苦慮しております。現実的には、町村が独自に想定をすることは困難であるため、現在お配りしておりますハザードマップ作成時を例に、改訂についても学識経験者等専門的分野の方々の検討結果を踏まえたものをもとに、改訂版の作成に取りかかることが必要と判断しております。現在得ております情報では、北海道がこの震災を受けて、23年度中に津波浸水予測図の改訂を行うものと説明を受けておりますので、本町においてもこれを受け改訂版ハザードマップを作成する考えであります。また、これとともに市町村が津波避難計画を策定するためのマニュアルとなる北海道の津波避難計画策定指針案が7月までに策定されると聞いておりますので、その後予定されている説明会や研修会を受け、本町でも津波避難計画策定に向け着手する考えでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の大雨災害についてでありますが、昨年8月14日の大雨は、午前7時20分から10時20分ごろまでの3時間に集中して81ミリの降雨量が観測されており、特に最初の1時間で48ミリの集中豪雨があったものであります。この集中豪雨によりまして、議員ご指摘のとおり、北3条通りと南6条通りの起点側の一部が冠水しておりますが、冠水した原因といたしましては、この短時間に集中した雨量が一時的に側溝の排水能力を超えたためと推量されます。現在羽幌町の下水道整備計画につきましては、国土交通省の社会資本整備総合交付金を充てるため、平成22年度から平成26年度までの5カ年間について、社会資本総合整備計画を立て実施しております。この中には、ご指摘の北3条通りの雨水管敷設も含まれており、23年度事業実施予定となっております。南6条通りの冠水部分については、過去に冠水がなく、排水のための縦断管が道路両面にあるなど緊急度が低いと判断されたため、今次5カ年の整備計画には盛り込まれていないのが現状であります。冠水した状況は、豪雨の通過とともに解消されており、北3条通りのようにポンプ車の出動を仰ぐ事態とはなりませんでしたが、同程度またはそれ以上の集中豪雨が今後起こらないとは言えないため、改修が必要な箇所との認識を持ったところであります。しかしながら、本格的な事業として計画する場合、かなりの高額な事業費が想定され、町単独では難しいことから、社会資本総合整備計画に盛り込む必要があり、今後この整備計画の変更について北海道との協議に臨みたい考えであります。次に、雨水管の詰まりなどに対する総点検の必要性についてでありますが、現在も維持管理上の必要性から随時点検を行っており、清掃についても全町分をほぼ3年で一巡するよう実施しており、南6条通りの部分についても今年度の実施予定となっております。このことから、改めて総点検の実施については想定しておりませんので、ご理解賜りたいと存じます。次に、2件目、東日本大震災による影響と対策についてのご質問にお答えをいたします。1点目の各産業への影響についてでありますが、水産業においては風評被害による魚価安が一時的にありましたが、現在影響は出ていないということであります。しかし、11月に出荷が予定されているホタテ半成貝の出荷先が震災された地域のため出荷先の変更が求められており、ホタテ漁業者及び北るもい漁業協同組合が協力しながら道内での被災を受けた地区への出荷を検討しているとのことであります。また、東北地方で生産されていた製品の納入おくれなどにより、建築業では建築資材が、印刷業では紙の納入などに影響が出ているほか、仕入れ価格が若干高騰するなどの影響が出ております。観光客の入り込み数については、前年と比較して減少しておりますが、震災の影響なのか判断がつかない状況であります。次に、2点目の現在可能な融資制度や支援策についてでありますが、各産業への運転資金として既存の国や北海道の制度資金及び日本政策金融公庫資金があり、新設された制度として東北地方太平洋沖地震災害等関連特別貸付などがあります。この貸し付けは、間接被害の方を対象とし、風評被害や災害による経済停滞の影響を受けた中小企業者等について幅広く対象としております。また、特別相談窓口を設け、被害を受けた中小、小規模企業や農林漁業者からの融資相談及び返済相談に対応しております。観光産業においては、風評被害を防止する手段が講じられており、これからの観光シーズンに影響が出ないよう対策がとられております。次に、3点目の町としての対応策についてでありますが、町においては各産業団体と連携しながら町内の状況をしっかり把握するとともに、国や北海道などの制度資金の活用、町の中小企業特別融資制度や小口貸し付け等の各種制度の活用を図り、円滑に資金調達ができるよう対応し、各産業に影響が出ないよう努力してまいります。次に、3件目、住宅リフォーム助成事業の見直しについてのご質問にお答えをいたします。住宅改修助成促進事業については、快適で良好な住環境の整備や町内建設産業の振興等を目的に3カ年の時限措置で22年度から実施しております。対象となる改修工事は、町内建設業者が行う100万円以上の工事で一律20万円を補助するものでありますが、23年度は助成件数を大きく上回る応募があり、公開抽せんにより決定したところであります。また、羽幌町商工会からも対象枠の拡大等について要望があり、建設等関連業者の潜在的ニーズを背景にしていることがうかがえます。初年度である22年度は、30件中辞退1件を除く29件の助成を行いましたが、助成総額580万円に対して総工事費は7,778万円となり、1件当たり20万円の助成に対して平均268万円の工事が発注されたこととなり、少なからぬ経済効果を地域にもたらしたものと評価をいたしております。これらのことを踏まえて、ご質問にお答えをいたします。1点目の助成事業の期間延長についてでありますが、当初本事業の内容を検討する際、道内及び管内の実施市町村を参考に制度設計を行い、助成期間についても3カ年としたところであります。しかしながら、住環境の整備を望む住民や改修工事の受注を望む施工業者の根強い需要を考えるとき、助成期間の延長について検討すべきとのご意見も十分理解できますので、潜在的需要がどの程度なのかも参酌しながら、今後に向けて慎重な検討を進めてまいりたいと考えております。2点目の助成件数の増加についてでありますが、冒頭でも触れましたとおり、23年度は助成件数を大きく上回る応募があり、公開抽せんを行ったところであります。その際にも補正予算を組むべきか検討した経緯がありますが、本制度は持続可能な制度設計を念頭に策定したものであり、3カ年継続することを優先する趣旨から補正を行わないとの結論に至ったところであります。3点目の助成条件の緩和についてでありますが、助成条件の緩和は商工会が要望する内容と相通じるものであり、制度設計の見直しが求められるものであるため、1点目の期間延長と関連し、今後慎重に検討を進めることとしております。しかし、現行の助成基準につきましては、前に述べましたとおり、道内及び管内の実施市町村を参考にし、本町に見合うものと制度設計したものであるほか、助成条件の緩和に見合う予算枠の拡大がなければ実効性がないことから、現行制度が継続する3カ年の間は現状どおりとすることにご理解を賜りたいと存じます。以上、金木議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 2番 金木直文
それでは、大きく3つのテーマについてお聞きしましたけれども、順次再質問をさせていただきたいと思います。まず、最初の震災、災害対策についてであります。特にハザードマップの件についてでありますけれども、日本の各地、あちこちで地震や津波などが起こっているわけでありますけれども、幸いこの北海道の日本海側、北部地域においては比較的大地震が来るという、その危険性は幾らかほかの地域に比べて少ない地域ではないのかなというふうに私も経験的に思っております。文科省の内部の専門研究機関、地震調査研究推進本部では、今毎年日本各地の大震災、大津波の予想なども発表しているようでありますけれども、それを見てもこの北海道の北西沖については大きな地震、マグニチュード7.5以上の地震が起きる可能性、30年以内に起こる可能性は0.06%から0.1%、ほとんどゼロに近いという数字が公表されています。堆積物から解析すれば、最近起きた大きな地震は2100年前だというふうにもなっておりますので、ある程度は安心していればいいというものではありませんけれども、そのためのいざというときの対策ということでもありますけれども、今回このような、今日持ってまいりましたけれども、ハザードマップ、カラー刷りで非常に見やすいわけだったですけれども、何といっても今回の東北、関東地方の震災で、これで大丈夫かという問題も、そういう声もあったもので質問させていただきました。特に私が心配なのは、避難経路や避難計画について、まだ不十分だというふうに思っております。これまでの3月に行われた住民への説明会でも幾つか質問や心配されている点が出されていたということでありますけれども、特に災害時の要援護者に対する対応、またそのほかどういったポイントを今後、計画もまた練り直すということでありますけれども、それに際してどういったポイントを考えておられるのか、具体的に幾つかお考えのところを述べていただきたいと思います。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
金木議員の質問にお答えいたします。先ほど町長の答弁で述べましたとおり、道の見直しに準じまして、本町におきましても改訂版ハザードマップを作成する考えでおりますけれども、その間に対策といたしまして、今私どもが考えているところがございます。まず1つ目として、まずこのハザードマップの改訂に向けまして、例えば標高データの取得、あるいは津波対応避難所等の整理をしたいというのが1点目でございます。2つ目につきましては、津波避難計画の策定ということで、例えば避難所の実態把握だとか、あと避難路の実態把握、これは橋だとか道路、急傾斜地等の避難路等も含めまして、この辺につきましても実態把握を行いたいと考えております。3つ目といたしましては、災害時要援護者避難計画の作成に向けまして、それらの対象者の把握等を含めまして、この辺の着手もしたいと考えております。4つ目として防災訓練の実施、これにつきましても町民向けの防災訓練、初期活動訓練あるいは職員向けの初期活動訓練あるいは図上訓練の検討もいたしまして、この辺も検討していきたいと思います。5つ目としましては、今も出ましたけれども、職員による初動態勢の見直し、この辺につきましても防災訓練を連動させまして、職員の意識の高揚を図り、あるいはマニュアルの作成も含めまして検討していきたいと考えています。それと、それらに伴いまして地域防災計画、この辺につきましても見直しを今考えております。これは、今国の中央防災会議あるいは北海道の防災計画の改定状況に基づきまして町が着手するものでございますけれども、これらについても検討していきたいと考えています。それと、最後になりますが、これは一番基本だと思っています。町民向けの普及活動の実施、これにつきましては具体的には広報はぼろ等を利用しまして、常日ごろから津波の恐ろしさ、この辺を常々から町民の方々にお知らせ、啓発して、万全に備えてもらいたいということで、この辺を重点的に考えております。以上、雑駁なのですけれども、以上の7点含めまして、今後ハザードマップ見直しに合わせまして随時対策を進めたいと考えております。
質問 2番 金木直文
幾つもの具体的な検討項目ということで説明いただきまして、ありがとうございました。私は、特に市街部もありますし、離島の地域もありますけれども、細かく言うと切りがないわけでありますので、特に川北地区について一言申し上げたいと思いますけれども、地図を見てわかるとおり、川北地区は北側には切り替えた新しい羽幌川、南側には細いですけれども、福寿川があって、2本の川に挟まれた地域が川北地域であります。その間には、橋が羽幌大橋、羽幌橋、6条側にも平元橋がありますから、橋を渡らなければ高台地へは避難できないという地域でもあります。この町内の方、川北の地域に住んでいる方から、もし本当に大きな地震があって橋が壊れるような、橋が通行できなくなるようなほどの地震が起きた場合には、川北の人は一体どこへ逃げたらいいのだという声が出ています。どこまでの震災、災害を想定すべきかは本当に悩むところだと思いますけれども、特にこうした川北の地域はそういう立地条件にもあるのだということで、ひとつそこも念頭に置きながらの対策が必要でないかと私は思います。特に今答弁の中では触れられておりませんでしたけれども、液状化の問題もあると思います。羽幌川が長年堆積した地域が恐らく低地でありますから、川北の地域が何千年にもわたった堆積がされた三角州とは言いませんけれども、そういった地盤の弱い、何メートルか掘ればすぐ水が出てくるような、その地域が川北の地域であろうと思いますので、そういった液状化の心配はないのかどうか、そういった対策や検討も今後の項目として検討していっていただきたいと思います。具体的な計画を立てる分には、今回のような住民説明会で出されたような意見や、また地域の住民からのそうした不安や要望なども随時取り込んで計画を立てていくべきだろうと思いますけれども、その辺の認識についてお願いいたします。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
お答えいたします。ただいま金木議員がお話しになりました液状化の問題、この辺についても当然忘れてはならない一つの対策だと思っています。私が先ほど説明しましたとおり、例えば橋だとか道路だとか、こういったものの避難路に当たるような部分の実態把握に当たっては、今お話しいただきました液状化の問題も十分検討しながら考えていきたいと思っています。それと、あと川北の問題、今ご指摘されましたけれども、今年度防災訓練、また9月に予定しております。その中には今回、今の案なのですけれども、川北地区、特にハザードマップで当然影響受けやすいというあらわしました部分、川北地区が多いですので、川北地区を対象に今回考えておりますので、その辺もあわせて実施したいと考えています。
質問 2番 金木直文
このテーマについて、もう一点だけ簡単にお聞きいたします。社会資本総合整備計画というものが出されました。排水管などの補修、改善ということですけれども、これはこういった工事について町内のある方、事情通の方の話もちらっとお聞きしたのですけれども、実は羽幌の道路の下にある、いわゆる雨水管というのでしょうか、雨水枡、集積枡というのか、ちょっと正式な名称わかりませんけれども、そういった雨水管のほかにも雨水枡もかなり老朽、古くなっている。そういった部分も随時見直し、検討、補修をして取りかえていかなければ、いつかずどんと陥没するような危険もあるのではないのか。その辺の計画は一体どうなっているのだろうかという声もありました。そういった問題も当然含まれているのかどうか、その点をちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 建設水道課長 山口芳徳(建設水道課長は2013年3月まで)
ただいまの件についてお答えいたします。社会資本総合整備計画といたしまして、羽幌町で計画しておりますのは、平成22年から平成26年までの5カ年間の計画として今現在ある計画なのですが、計画をしております。その中には、ご指摘のとおり老朽化した部分も入っております。すべてが入っているわけでありませんが、5カ年の中での計画ということで、一番優先する部分から計画をされております。詳しい内容につきまして、後ほどお確かめいただきたいと思いますが、これで計画を終わるわけでありませんで、先ほど言いましたように南6条通り等につきましては今回そういう冠水等がありましたので、そういう計画に順次盛り込んでいきたいというふうに考えております。雨水管の計画につきましては、ずっと平成10年から20年までこういう5カ年ずつの計画で順次やってきております。その後、下水道の整備が入りましたので、その間若干そちらのほうに資金が多くかかるということで若干手薄になっていた部分がありますが、今年度ほぼ汚水の部分については終わる予定でございますので、順次雨水のほうに計画、重点を置いて進めていくようなことになりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 2番 金木直文
こうした工事、事業となりますと、町内の土木関係の業者への振興対策ということにもなりますので、十分年間の事業として対策をとっていただきたいということを要望として申し上げておきたいと思います。次、大きな2つ目の東日本大震災による影響についてお聞きいたします。特に漁業関係では、ホタテの養殖業者の方の中からの声であります。羽幌は、苫前町ほどではないにしても、半成貝の出荷が東北向けであったということで、この秋から冬にかけての影響が出てくる。実際私がお聞きした業者は、この時期はこの出荷一本でやっているので、本当に収入がその時期はどうなるかわからないのだという声がありました。隣の苫前町では、いち早く町長さんがとままえ温泉ふわっとの指定管理業者を通じて、東京大手の給食事業者を通じて東京、関東方面の給食に苫前産のホタテを売り込むといったような動きもとられたようでありますけれども、少ないとはいえ羽幌でも恐らく数千万円の影響が出るだろうというふうに言っておりました。先ほどの答弁をお聞きすると、そんなに極端な影響は出ないようだという答弁ではありましたけれども、例えばその期間、恐らく2カ月間とか3カ月間といった短期間がくっと収入が落ちたという場合の融資制度、幾つかのメニューもあるようでありますけれども、例えば短期間、3カ月程度の落ち込みであっても利用できるような融資制度となっているのかどうか、その点はどうですか。
答弁 産業課長 三浦義之(産業課長は2012年3月まで)
お答えします。今水産業関連でホタテ関連の影響で短期間影響あった場合ということでの融資制度ということでご質問がありました。漁業資金に関しましては、いろんな制度がある中で北海道の資金ですとか、それから国の資金ですとかありまして、短期的なものとしては漁業振興資金、これ運転資金であります。それから、漁業経営改善促進資金、これも短期的なものもありますし、経営的なものもあります。それから、漁業の経営革新円滑化総合融資対策事業というような短期的なものもありまして、これらの制度をしっかり漁業者にお伝えする中で使えるような形ということでご説明をしっかりしながら支障のないような形にしていきたいと考えております。
質問 2番 金木直文
短期間でも十分使えるということであるようでありますから、ただ相談が来るのを待っているのではなくて、やはりその事業者あるいは漁協さんや商工会といった業界の団体さんのほうにもこちらから足を運んで、こういった制度があります、いざというときにはどうぞ対応できますということを十分周知をしていっていただきたいと思います。次に、3つ目の住宅リフォーム助成事業についてお聞きをしたいと思います。今回この質問をするに当たって、前もって担当課のほうに伺いまして、昨年度30件募集をされたと。その内訳、どういう業者が何件ぐらい受注しているのかという詳しい資料をお願いをいたしました。それによりますと、1件がキャンセルがあったですか、29件についてでありますけれども、29件を受注した業者は15業者であって、一番多く受注したところ、業者も5件を受注していたということであります。1件のみ受注したという業者も8件あります。ですから、あとは4件、3件、2件といった受注業者である。その業種別でいえば、やはり建築業の事業所が一番多くて、15事業者のうち10事業者が建築業者、あとは塗装業と板金業の方が2業者ずつだったと。その他1件共同で行われたということでありますけれども、苫前町では最新の地元新聞の報道では解体事業も今度は含めたいということで、今度の議会で条例の見直しをするということのようで、私もきのう苫前町の役場にも行ってその状況をお聞きしてまいりました。やはり苫前町でも土木業者の間からそういった声が出てきたということで、解体部門も一部認めることにしたのですよということであります。こういった、まだまだ建築関連といえば土木業者もありますけれども、そういった事業所への対応を広げるといった考えについては、どのようにお考えでしょうか。
答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)
金木議員の質問にお答えをします。対象枠の拡大ということでございます。これにつきましては、先ほどの答弁にもございましたけれども、商工会からの要望も実はあったところでありますけれども、趣旨としては十分理解をします。ただ、この制度設計をする際に、やはり全道あるいは管内の実施状況をさまざま見比べ検討した結果、これが最も当町においてはふさわしいだろうという内容、条件設定、基準等を策定をしまして、現行制度をスタートしたという経緯がございます。したがいまして、答弁にございましたとおり、100万以上の改修工事に対して一律20万円を助成するという現行の基準は妥当なものというふうに判断をしておりますので、基本的には現行制度を3年間継続をしたいというふうに考えております。それから、これは1点目の期間の延長とも絡む問題でございますけれども、制度の見直しにつきましては、やはり期間の延長とあわせて今後慎重な検討が必要なのかなというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 2番 金木直文
今私お聞きしたのは、種別の業者をもうちょっと違う分野の業者へもふやすような考えはということでお聞きしたわけでありますけれども、昨年は募集後にすぐに予定枠いっぱいになったので締め切ったと。もう締め切ったのかという声も出てきたというふうに伺いました。今年度は、そういう声が出ないように、まずは募集をしたところ、およそ予定枠の2倍の応募者があった。ですから、抽せんによって半分の方が抽せん漏れになったということだと思います。いろんな条件を緩和していけば、まだまだ需要が見込まれていくと思います。今年抽せんに漏れた人のためにも事業を延長させるという可能性があるのであれば、早くその方向性を指し示してあげるべきではないかと私は思うわけでありますけれども、ひとつこの住宅リフォーム事業は全国で取り組まれています。特に私があちこち調べた、インターネットや新聞等で調べた程度でありますけれども、一番使いやすい制度にして取り組んでいるというところは、岩手県の宮古市だと私は思います。今回大きな地震で相当被害を受けた地域でありますけれども、その震災を受ける前の段階では、20万円以上の事業に対して一律10万円補助するという制度にしていました。ですから、50万、100万の工事であっても10万円の補助であります。当初予算は5,000万円を組んだところ、あっという間に5,000万円オーバーした。ですから、500件を超えたということですから、すぐ補正を1億5,000万、それもオーバーしたので2億5,000万、そして3度目の補正3億5,000万まで積み上げたということであります。申請をした件数は2,600件、宮古市の人口は6万人、全世帯数は2万1,400世帯ですから、十数%の世帯がこの事業に申し込んで実施をしたと。非常に使い勝手のよい、いわば宮古型リフォームというふうに言われているようでありますけれども、ところがこの3月の震災で本当に大きな損壊を受けたわけでありますけれども、この制度はまだ今も生きておりまして、災害救助法に基づく住宅の応急修理制度では1世帯当たり52万円の補助が出ます。ですから、これに住宅リフォーム助成の10万円を上乗せをする形での今制度を実施しているということで、大きな被害を受けた宮古市ですけれども、こういった手厚い使いやすい制度のおかげで何とかまた再びこの宮古で頑張っていこうという人たちも多くいるのは確かだと私は思います。やはりこうした制度は、使い勝手がよい制度というのが一番やはりいい制度になっていくのではないかと思いますが、そうすれば当然予算というものも必要になってきます。この住宅リフォーム助成事業について、社会資本整備総合交付金、先ほど1番目の答弁でも出されましたけれども、社会資本整備総合交付金を充てるということはできないのでしょうか。
答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)
最後のご質問でありますが、社会資本整備総合交付金の関係については即答をちょっとできませんので、調べて検討させていただきたいと思います。いろいろとまた話があちこちに及んでおりますけれども、幾つかまず整理をさせていただきます。まず1つ、解体等の話が1点指摘がございました。これは、羽幌町でも制度設計の際に実は検討した事項であります。その場合、新築ということと解体ということを含めてどうするかということの検討した中で、やはり費用対効果を考えた場合に改修に限定するのが一番よかろうと。というのは、やはり一番その利用勝手がいいといいますか、件数的にも多いだろうということがございまして、広くあまねくやはりその助成ができるという部分で改修に絞ろうということで制度設計をした経緯がございますので、これについてはそういうことで新築と解体については除外せざるを得なかったという経緯がございます。それから、いわゆる助成条件の緩和あるいは対象枠の拡大ということでありますけれども、これにつきましても今金木議員のご指摘の中でもありましたように、当然予算措置が絡むものでありますから、条件を緩和し、対象がふえるということになりますと、現行の25件が30件、40件というふうにふえてまいりますので、当然それに伴う予算措置がなければ、これは事業効果というものが担保できないと。実効性が担保できないということになりますと、やはり両面からの措置が必要であると思いますので、片方だけ措置をするというわけにはいかないだろうというふうに考えております。それと、やはりこれは補正のほうと絡む問題でありますけれども、特に私どもが意識したのは、補正の検討する場合に留萌市の例を考えました。留萌市も25件で3カ年ということで当初制度設計をして1,500万の予算措置を盛り込んでおりましたけれども、やはり需要が多くて初年度41件、2年度が25件でさらに補正をしてということで、結局2年目で3カ年の予算をすべて使い果たして2年で終わってしまったという経緯がございましたので、羽幌町としてはこういう前例はとりたくないという思いがございまして、3年間の継続ということを最優先に補正についても慎重な措置をせざるを得なかったということでございます。
質問 2番 金木直文
それで、私がお聞きした社会資本整備総合交付金使えないのかということについてでありますけれども、検討するということであれば、ぜひ検討していただきたいわけですけれども、私が得ている情報では、今年の1月28日の国会ですが、参議院本会議において質問の中では、国会の中では全国200近い自治体で住宅リフォームへの助成制度が広がっていると。こういった制度に国が、もっと自治体も行っている制度へ国も支援強化をすべきではないかというふうに国会質問が出された。それに対する菅首相の答弁は、新成長戦略において2020年までに住宅リフォームの市場規模を倍増させることといたしており、現在住宅エコポイントを初め補助、税制優遇等の支援策を講じているところであります。地方公共団体による住宅リフォームへの助成制度については、社会資本整備総合交付金を活用することができ、今後ともこのような取り組みをしている所存でありますという答弁が今年の1月28日の参議院の代表質問の中で答弁されています。国交省でもこの状況を発表しています。住宅リフォームに係る提案事業の活用状況、平成22年度分のまとめ分として都道府県や市町村で実施している52の事業名と実施内容を紹介しています。例えば茨城県では住宅リフォーム助成事業を実施している9自治体中6自治体が交付金を活用している。神奈川県では、交付金を活用して県と8自治体で障がい者向けのリフォーム事業を実施しているといったようなことも行われているようであります。当然いろんな条件があるのかもしれません。住宅エコのものではないとだめですよとか、バリアフリーのようなものでなければならない、そういった問題もあるかもしれませんが、当然羽幌町の条例の中でもそういった部分が対象になっています。第2条の別表では、いろんな場合が述べられておりますけれども、ですから考えようによって、使いようによってはこうした交付金の活用も十分に検討していくことができるのではないかと思います。交付措置は45%ほどの交付内容になっているかと思いますが、ぜひともそういったことを前向きに検討しながら、ぜひ期間の延長なり対象枠の拡大なりをもうちょっと、まず3年間やってみて、その後の状況を見て検討するというのではなくて、実際今年半分の25件ほどの世帯が抽せんに漏れたわけですから、そういう人たちのためにももうちょっと広げていきたいという気持ちが今町として持っているのだということであれば、できるだけ早いうちからそういった方向性を打ち出していくべきではないかと思いますけれども、最後町長お願いいたします。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
金木議員のご質問のリフォーム関連のお話でありますけれども、我々がこの制度設計する中でさまざまな課題として廃屋の、先ほどの解体の話の部分などは、新築に伴う解体なのか、また廃屋的にほったらかしになっている建物の解体なのかとか、いろんな条件の中で非常に難しい対応が迫られた中で、結果的には解体というところには制度が及びませんでした。そんなさまざまな問題を抱えながらやっております。ただ、今これだけの方々が工事の大小等にかかわらず需要があるということについては、私もある面ではびっくりしておりますし、また地元のそれにかかわる業者の方々からも直接的なご意見もいただいております。そういった意味で、まずは3年間ということ、そしてその先に我々の考える、今のこの需要に対してどう考えていくのかということもやはり早目に結論なり方向性を出しながら、減る傾向にないというふうに私はとっています。そんなことも含めながら検討した結果を早目に公表していきたいというふうに思います。