古平町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月30日
特に古平川の増水時の情報提供について
2013年9月30日、古平町議会の一般質問で、真貝政昭議員が「特に古平川の増水時の情報提供について」質問し、町長 本間順司が答弁しました。
- 質問者
- 真貝政昭 議員
- 答弁者
- 町長 本間順司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 真貝政昭
それでは、私のほうから5件質問いたします。まず、1問目なのですが、特に古平川の増水時の情報提供について伺います。川の増水に関して、このレベルで浸水騒ぎがあるのかと疑わせたところが、浜一地区の古平中学校のグラウンド近くの住宅街です。前回の川の増水時にもいち早く被害を受けたのが、この浜一地区です。グラウンド近くと、それから冷水川向かいの浜一地区、昔の土場と言われている地帯一帯、ここら辺が最初の浸水の状況になりました。それで、ことしですけれども、雨が降り続いた日に、ふ化場の近くの水門がどういう状況に管理されているか、心配になった住民が見に行っております。それくらい川の増水に対して敏感になっているという状況です。それと、沢江地区でいいますと、今質的強化工事ということで堤防の工事がされておりますけれども、工事が実際にされた近辺の住民から要請がありまして、行きました。川の増水時に川を見ずにはいられないという不安に駆られるみたいで、以前は堤防に階段がつけられていて、容易に見に行くことができたのですけれども、今は完全にシャットアウトされたような状況で工事が進んでいます。これを何とかできないかという要望を受けたのですが、ことしの防災無線設置工事において、今回の議会で答弁がされておりますけれども、地区、地区、あるいはその目的に応じていろんな情報を防災無線で提供することができるというふうに答弁されておりますので、川の増水状況などを必要な地区に情報提供できるのではないか。それによって、川を見に行くだとか、そういう危険な行為を町側としても避けることができるし、また住民側にとっても安心感を持てる、そういう状況になるのではないかと思うものですから、ぜひともそういう方策がとれないものかということでお聞きします。次に、津波対策なのですが、昨年までは道の計画に基づいて、最大2.7メーターという設定がされていました。震災後古平町では6メーターという高さを設定して、今回避難訓練が行われたということです。それで、6メーターといえば、海岸線の護岸を優に乗り越えて、川の津波遡上がどこまで行くかというのも、それこそ推しはかることができない規模の高さです。市街地は壊滅状態になるということで、東北の震災の経験から町民がいろいろと質問されてきたことの中に、戸籍などのバックアップ体制、災害の後の行政側の問題ですけれども、そういうバックアップ体制がきちんととられているかという、そういう質問が寄せられています。それに対して答えていただきたいということと、一番古平町において、津波だけが来るわけでないですから、地震、そして津波ということで、震度については6を想定していると。かなり大きいもので、奥尻の地震の際には浜町地区の震度は3でなかったかと思うのですが、経験したことのない事態がまず地震によって起こり得ると。そして、15分後に6メーターの高さの津波が押し寄せるということで、時間との問題になりますよね。東北の震災で多くの消防団員を亡くされた沿岸自治体では、消防団員の避難について一番わかりやすく方針を立てたところは陸前高田ですけれども、消防団員も含めて全て、一刻を争って高台に逃げるという方針を出されています。古平町の場合、町民対応というのもありますけれども、15分という短時間を考えますと、災害対応に当たられる町職員も住民同様、とにかく自分の命を守る、そういう方針を立てられるのが本筋かなというふうに思っているものですから、その点どのようなお考えなのかお伺いします。それから、3点目の泊原発ですけれども、道新の記事に以前、再稼働についての見解を各首長載せられましたけれども、余市、積丹は再稼働に対してバッテンの印でした。古平町は真ん中ですけれども、三角ということで、足並みがそろっていないという印象を町民に植えつけました。原子力規制庁の泊原発の再稼働に対する対応ですけれども、疑問を持っています。こういうような事態で、再稼働について丸だとか三角というのはあり得ないと。いろんな問題があります。現在でも、地震があったら自動的に原発の稼働を中止させる地震計が地下水で水没してしまいましたよね。稼働中の原発であれば、自動的に運転をとめることができないという事態が起こり得るということが今起きておりますけれども、再稼働については、本間町長も近隣の町村と足並みをそろえて事に当たるべき問題ではなかったのかというふうに思ったものですから、このような質問をいたしました。それから、4点目の介護保険ですけれども、私の父の介護にかかわって問題点として疑問を持った次第なのですが、まず要介護5で、寝たきりの状態の父を病院に診察に向けるときは、車椅子で送迎してくれる車で診察に行くことができた。すぐ入院となってしまった。ところが、退院についてはそういうサービスがない。100%自費で、業者を頼んで退院させなければならない。業者はいるかといったら古平にはない。余市にはあるけれども、古平は出張範囲外だということで、結果的に福祉会の方々にお世話になったのですけれども、ボランティアでやっていただきました。在宅介護で入退院を繰り返す場合は、こういう問題点があると。町のほうには車椅子を載せる車はあるけれども、そういうサービスは実施していないということで、これは在宅で介護している家庭、また本人にとっては極めて重要な問題でないかということで、古平町の対応を求めるものです。それと、在宅で褥瘡予防のマットを利用していたのですけれども、このときは1割負担。そして、当初は社協のおむつ支給、それから要介護が5になって、町の介護用品の支給ということでお世話になりました。ところが、入院してしまうと、介護と医療の違いだということでこれがストップすると。疑問に思いましたのは、経済的弱者に支援をする、こういう社協や町の制度が、入院してさらに費用がかさむという事態に至って、100%自分のお金で始末すれという割り切った区分けの仕方は疑問が生じると。むしろ経済的にさらに負担が強化されるときに経済的に支援していたものをストップさせるということは、これは矛盾があるということで、考え直すべきではないかと。何らかの町側の方針転換があってもいいのではないかということで取り上げました。それから、5点目の住宅リフォーム助成についてですけれども、現在の進捗状況と、それから他町村の実施例、余市町だとか小樽市、極めて好評ということで伺っているのですけれども、実施自治体の例も含めて、当町の進捗状況を伺います。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
真貝議員の一般質問にお答えいたします。まず、1点目の川増水時の情報提供についてでございますけれども、国土交通省のホームページからは、古平川での雨量あるいは水位が10分単位、そして1時間単位と、観測が可能な状態になってございます。大雨警報等が発令された場合には、災害担当職員が注意を払って状況を確認している状況でございまして、古平川の水位基準を参考までに申し上げますと、水防団の待機水位でございますけれども、これが2メートルというふうになってございます。それから、氾濫注意水位が2メートル42センチ、それから避難判断水位が2メートル80センチ、それから氾濫危険水位が3メートル17センチというふうになってございます。水位情報等の提供につきましては、情報の内容がひとり歩きし、住民にあらぬ混乱や不安を与えることのないよう、十分に判断した上で情報提供をしていきたいというふうに思ってございます。防災無線での情報提供でございますけれども、先ほどどなたかのご質問にもお答えしましたけれども、浜町や沢江などの区域を設定しての放送が可能でございます。住民の避難勧告あるいは避難指示などの段階で発令するのかは、現在策定中の地域防災計画で、今後道や他町村の状況を検討し、決定してまいりたいというふうに考えてございます。この発令基準につきましては、今回の関西、北陸地方における豪雨災害で各自治体間で異なった対応だったことから、かなり問題視されたこともございます。今後何らかの動きがあるものと考えておりますけれども、なお災害対策基本法では、避難勧告の発令は各市町村長が判断するというふうに規定されてございます。2点目の津波防災の関係でございますけれども、想定津波の高さを何メートルにしたかということでございますけれども、平成23年の2月に道が示した日本海沿岸の津波浸水予測報告書では、毎度申し上げていますとおり、古平町の津波浸水予想高は最大で2.7メートルというふうになってございます。このことからして、昨年西部地区、浜町地区、それから沢江地区、沖地区で実施した古平町津波避難計画策定地域会議では、北海道の予測した津波の高さが2.7メートルであれば、古平町ではほとんど被害がなく、町民にも危機感が生まれないということから、道のほうで太平洋沿岸、道東で見直しをした結果を参考に、2倍の約6メートルを避難計画書や避難訓練での想定津波の高さとすることで、策定会議に参加した地域の方々とともに共通認識をして想定したところでございます。議員もいつかおっしゃっていましたけれども、最近の新聞報道で、対岸の沿海州で4メートルの津波痕跡が発見されたということでございまして、北海道では10メートルの津波だったのではないかという痕跡が発見されまして、現在日本海側でも調査は進めておられません。そういう痕跡がないということで進んでいないのでございますけれども、今後も6メートルという想定で避難訓練を行いたいというふうに考えております。ただし、ハザードマップや地域防災計画の記載、そして住民説明会等では、2.7メートルと6メートルの意味合いをきちんと区分して説明していかなければならないというふうに考えてございます。それと、心配される戸籍等のバックアップ体制でございますけれども、東日本大震災の津波被害では多くの自治体が戸籍、住民税等の情報ばかりではなく、貴重な人材までも失い、災害復旧活動はもとより、その後の行政活動に大きな支障を及ぼしていることは十分承知してございます。また、国からも災害等に備え、事業継続計画BCPの策定が求められているとのことでございます。本町では、昨年市街地の大部分が光ファイバー化されたことにより、行政情報の町外避難環境が整ったことになりました。現在は、今までどおり、自前で電算機器を用意し、情報だけ避難させるのか、あるいは電算機器も行政情報も全て電算会社に避難させるのかなど、今後の方針について、費用対効果を含めながら、先進自治体の導入状況を検討しているところでございます。ちなみに戸籍のバックアップ等の関係でございますけれども、それこそ東日本大震災では、被災地の1市3町の戸籍の製本データが滅失してしまいました。そのほかの4市町は戸籍電算化済みで、大半のデータが法務局に残っていたため、完全消失を免れたということでございます。当然、1年間分の戸籍異動記録は紙記録で残っておって、手作業で復元作業が行われた結果、復旧できなかったケースもあったということでございます。本町の和紙戸籍は、耐火金庫で保管してございますけれども、水害は想定してございません。小樽法務局へ定期的に戸籍の副本、紙記録を送付している状況でございまして、津波等により双方が被災した場合、復元できない戸籍が発生するおそれがございます。そういうことから、現在戸籍の電算化システムの導入を検討しているところでございまして、これは毎日のバックアップ処理、それからサーバーの高台設置により滅失のおそれを最小限にするものでございまして、もともとが、議員さんいつもクラウド方式というふうな電算の関係の方式を申されておりましたけれども、これにつきましては民間の方式でございまして、大変法律上の規制が多いということでは、現段階では導入が困難だということでございまして、それ以外の方式によりまして電算化を図ってまいりたいというふうに思いまして、大体導入経費につきましては5,500万ほどかかるという現時点での参考見積もりというふうになってございます。そうしたことによりまして、この電算化で全国規模のデータのバックアップシステムの活用が可能となります。今年度中に自治体から遠隔地にある法務局におけるデータ管理システムが稼働することとなっておりまして、全国で3カ所、そういうセンターが設けられまして、それらとデータ管理をするというようなことで、法務局への月1回の戸籍異動データの送信には、現在あります総合行政ネットワークシステムを活用しながら、自治体と法務局のデータを同時に消失するのを防ぐというような目的を持ってこの電算化を進めるということでございます。そういうことで、戸籍のそういう作業を、作業をというより、電算化のための対策を進めているところでございます。それから、職員の避難の関係でございますけれども、東日本大震災では、おっしゃるとおり、多くの消防職員や団員、そして自治体職員が、地域住民の避難誘導、それから捜索、それから水門管理作業などで犠牲になっております。災害時での救助活動が使命とはいいながらも、最前線で活動する職員をどう守るのかということが課題として大きく取り上げられておりますことから、消防庁では大規模災害時における消防団活動のあり方等に関する検討会を設置して、有識者で検討を行っている最中でございます。本町はもとより北後志消防組合においても、検討会での今後の報告内容をもとに、職員の避難ルールの確立と災害時の活動内容の明確化を図ってまいりたいというふうに考えてございます。それから、3点目の泊原発の再稼働でございますけれども、北後志に限らず、各首長にはそれぞれ地域の状況を背景としながらのさまざまな考え方がございます。もちろん地域住民にも人さまざまな考え方がある中で、各首長はそれらを踏まえながら慎重に判断しているところであり、そう簡単には統一見解というふうにはならないものと思っておりまして、これはなかなか難しい問題ではないかなというふうに判断してございます。それから、4点目の介護保険の件につきまして、要介護者の入退院時の送迎でございますけれども、これにつきましては現在詳細を検討中でございます。その検討の中身でございますけれども、利用対象者の区切りということでございまして、寝たきりでストレッチャー移動が必要な方だけでいいのか、あるいは身体的移動困難度合いの尺度、そういうものを検討しているということでございます。それから、利用自己負担のあり方、それぞれその状態によって移送車両等の種類別、それから本人の収入別等々もございまして、それらも検討しているところでございます。それから、公的財源の確保をどうするかということでございます。そして、入院時の褥瘡予防のエアマット、それとおむつへの助成ということでございますけれども、これは以前にも議員とやりとりしたことがございますけれども、入院時における褥瘡の予防あるいは治療につきましては医療として行われるべきものだと、これは前々から解釈は変わっておりませんので、医療提供の低下につながるおそれのあることは安易にできないというふうに考えてございます。おむつの現行の助成制度は、介護保険地域支援事業の中で、家庭で介護されている方への支援として行っているものであることでご理解願いたいと。その上で、長期入院となった場合の低所得者に対する財政的支援としまして、町単独事業での実施について、今後の事業評価等を踏まえながら検討したいというふうに思っております。現在実施している地域支援事業での介護用品支給事業の支給方法が四半期ごとの支給で行っておりまして、支給後に入院となった場合にはそのまま利用できることを考えると、新たに入院時における町単独事業での支給と重複しないような仕組み、そういう支給方法等の検討が必要というふうになろうかと思います。それから、最後5点目でございますけれども、住宅リフォームの助成の関係でございますが、実は年度初めの4月の19日に町内事業者に対する制度説明会を開催しました。14事業者が出席されまして、5月末までの応募は10件で、補助金額では262万7,000円、予算に対する割合は29.2%。9月20日時点では、余り件数がふえないで、応募は13件、これも行政報告で申し上げましたけれども、補助金額で330万8,000円、予算900万円に対する割合は36.8%というふうになってございまして、リフォーム補助事業による経済効果、工事費の総額につきましては、1,440万9,000円という金額になってございます。ほかの小樽市あるいは余市町などを見れば、ある程度頻繁に使われている状況ではございますけれども、本町はそれより条件が若干いいにもかかわらず、余り利用されていないというのが現状でございます。仮に余市と古平を比べた場合、補助対象者としては、余市、古平ともに、町内に住所を有する者、町税を滞納していない者、古平町の場合は、個人町民税課税標準額が200万円を超える者がいないことというような細かい規定になってございます。それから、余市のほかに下水道の関係がございまして、下水道を接続していることという条件がついてございます。それから、補助対象工事でございますけれども、余市町同様、町内業者が行う工事であること。それから、補助対象工事費につきましては、古平町は20万円以上でございますけれども、余市は50万円以上という、少しハードルが高くなってございます。それから、補助対象工事等の例でございますけれども、これは両町同じで、住宅の新築購入費、それから解体などの工事、住宅と別棟の建物の設置、改修工事など、余市町と同様となってございます。補助金額でございますけれども、これも余市町よりは条件がいい、工事費の30%で上限30万円が古平、そして余市町が工事費の20%で上限20万円というふうになってございまして、余市町がハードルが高いにしましても、当初予算は古平と大した変わらない1,000万ですから、消化はかなり早かったというふうなことでございまして、それを増額して2,000万円まで伸ばしたということで、利用率からすれば古平より高いというふうになっていますけれども、そんなところだというふうに思います。
質問 8番 真貝政昭
古平川の増水状況が、さほど心配がなかったのに、古中グラウンド近くの浜一地区で、床下だったのか床上だったのか、結構な、魚が泳いでいたといいますから、そういう状態になったと。きょうは欠席されておりますけれども、ちょうど議会が行われていたときで、議会2日目くらいの朝に顔を合わせたときに、きのう、けさだったかな、会ったときだったかな、浸水騒ぎがあったということで今でも記憶に焼きついているのですが、先般の、それこそ災害対策本部が設置されたときの川の増水時に、国土交通省の増水傾向の記録から判断しまして、浜一地区の浸水騒ぎになるあたりの古平川の水位は大体1.3メーターというふうに私踏んだのです。ですから、先ほど町長が言われた水防団の待機という2メーター、これに届かないうちに浜一地区の浸水が始まっているというふうに、後からの分析でそういう判断をしたのです。それと、冷水川の浜町寄り、ちょうど長谷川古物店の昔の佐々木運輸があったあたり、あそこら辺一帯でも浸水が早目に起きました。あのときは水路を、樋管というのですか、シャットアウトしてポンプアップの状況になったのですけれども、ポンプが動かなかったと。それで浸水が早く起きてしまったという状況があります。特に古平の場合ですと、浜一地区の市街地寄り、それから浜一地区の古中グラウンド近く、あの近辺が一番水に対して弱いあたりです。国土交通省の町側の認識である水防団待機の2メーターにかかわらず、かなり早い時点からこれらの地区の人たちに対応する必要があるということで今回取り上げたのです。ぜひとも検討、検証をいただきたいなと思います。それと、2点目の津波防災ですけれども、政府のほうの、道なりの専門のプロジェクトで、日本海側の調査が極めて不十分だということで、今後8年間をかけて調査をするということなのです。今回の古平町の津波高さ6メーターという設定は、あくまでも仮ということで説明がされているのですけれども、私が注目したのは、1792年に実際に留萌沖といいますか、積丹半島沖を震源とする、震度5で、それから記録では津波の高さが3メーター以上という、そういう記述なのですけれども、津波の大きさのレベルとして、津波高さが4メーターから6メーターという規模の津波が発生しているはずだと、こういう見解なのです。これは、国土交通省、それから道ともに正式な文書の中に記録されています。小樽でも護岸が壊れるだとかそういう被害が起きて、実際に死人も出ているということなのです。美国町での死者も記録されているそうです。ですから、実際に200年以上前にこういう地震、津波があったという、この地区に住んでいる者としては、余り軽い気持ちで今回の6メーターという想定は考えていないのです。あり得ると。海岸線沿いに住んでいる者としては、いつか自分が生きているうちにあり得るという前提で、そういう心構えで暮らさなければならないというのを実感している次第なのです。ぜひともそういう前提で取り組んでいただきたいなと強く思う次第です。それから、泊原発については、首長にも個性があるということがわかりましたので、個性は大事ですので否定するものではないのですけれども、一旦事故がありますと、福島のように二度と近寄れない地域になってしまう可能性のある距離です。しかも、地震、津波ということになれば、積丹、古平は道路網の関係でも孤立する地区ですので、ぜひともそこら辺は重大な問題として、個性以前の問題ではないかというふうに私は考えているのです。ぜひともその点を考慮していただければなと思うのですが、町長の見解を伺います。それから、4番目の介護保険の関係なのですけれども、退院時の送迎について、それからおむつ支給については、検討中ということで伺いました。褥瘡予防マットについては病院側の責任でということなのですが、私の父が入院したところでは、病院側で褥瘡ができないようにやることはやると。だけれども、どうしても褥瘡は起きるという返答でした。他町村にある医療機関では、病院の体制として褥瘡予防マットを用意しているところもあるそうです。私の父が入院したところはない。褥瘡予防マットもない。褥瘡を完全になくするには予防マットが最適だということで、父のことを考えて、10割負担の予防マットを借りました。しかし、経済的に本当にゆるくない家庭であれば、1カ月8,000円の使用料というのは、これは極めて重たい負担ですよね。それらを考えますと、介護保険という制度が不十分な今、それを補ってあげるのは町というふうに考えざるを得ないのですけれども、ぜひとも検討していただきたいなと思う次第です。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
川の増水時の情報提供でございますけれども、今議員がおっしゃったように、浜一地区、いわゆる低地でございますけれども、本町の場合は特別な地域というふうになっておりまして、古平川の水位基準値からいくと、かなり早い時期に浸水が始まるということでございまして、それらの情報につきましては、ある程度早目早目の対応を考えていきたいというふうに思っております。それから、2点目の津波の想定でございますけれども、議員おっしゃる1792年の震災の根拠といいますか、これは道なり国なりは使わないのでしょうかね。我々はそういうものがあれば使うべきだなというふうには思ってはおるのですけれども、相変わらず痕跡がないというようなことで、日本海側が示されていないということでございますので、それらの食い違いはどうなのか、我々もある程度道なりに聞いてみたいなというふうに思っております。それから、褥瘡エアマットの関係でございますけれども、議員のお父さんばかりではなくて、私のおやじもそういう状態でございまして、8,000円というのもしかりでございまして、大変だなというふうには思っておりまして、ただ、それは病院、医療の事業だよというふうなことの位置づけで、我々はそっちのほうを強く要請していかなければならないというふうに思っておりまして、今後の我々の医療体制の構築の中でも、これから検討していかなければならないというふうに思っております。
質問 8番 真貝政昭
1792年の地震、津波をシミュレーションで使うかどうかというのは、これは私も知り得ません。ただ、3月11日の震災で起きた程度の津波というのは、宮城県の沓形遺跡という発掘調査がありまして、あの震災が起きる前に既に、震災と同程度の津波があったという痕跡調査結果が出ているのです。震災があった後、テレビ局でいろいろと検証番組がありましたけれども、東北の太平洋側でどの程度の地震、津波があるかという、そういう設定をするときに学者側が、貞観津波というのですか、かなり規模の大きい津波を要請したのに対して、小さい津波を想定しろと。これを要求したのは行政側です。政府側です。シミュレーションというのはこういうようなもので、小さい規模に設定してしまえばそれで終わり。大きいほうに設定しますと対応に予算がかかるから、小さくすれというのが、これが行政側の本旨というか、本当のところみたいなのです。予算が特に厳しいような場合。力関係ですよね。日本海側が割と重要視されていないというのは、太平洋側に比べて頻度も大きさも比べ物にならないからかもしれないのですけれども、重点が太平洋だとすれば、当然日本海側がおろそかにされるという嫌いがありますよね。そのうちに我々の人生、しっかりしているうちは100年もたないわけですから、私にしても何十年かの間でそういうような事態が起こり得るかどうかというのはよくわからないですから、割とそういう面で重要視されていない日本海側だったのかなというふうに思っているのです。ところが、30年前には秋田沖で地震、津波が起きて、20年前には奥尻で地震、津波があって、それを思うと、大き目の津波を想定して生きていったほうが後々のためにもよいのではないかというふうに素人判断で思うわけです。それの違いではないかというふうに思う次第なのですけれども、そのように考えて、行政側も対応してほしいなというふうに思うのですけれども。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
用心にこしたことはないという、昔から言葉がございますので、それはなるべくそういうふうにしたいなと思いますけれども、今議員がおっしゃいましたとおり、それこそ財政に絡むものであれば、二の足を踏まざるを得ない場合もあるというようなこともご理解願いたいというふうに思っておりまして、先ほど再質問で泊原発のことを答弁しませんでした。個性以前の問題だということですけれども、私の個性ではなくて、いろいろ本町の状況を考えれば、例えば本町は水産加工業が、生産額を初め雇用の面でも多くの市場を占めているというふうなことでございまして、それらを考えますと、安全・安心が完全に確保され、原子力規制委員会の了承を得られ、国や道のゴーサインが出される場合には賛成せざるを得ないのかなというふうに考えてございます。ただし、国も事業者も、クリーンな代替エネルギーの確保に全力を挙げながら、なるべく脱原発を目指していただければなというふうに思っている次第でございます。