富良野市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月10日
富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について
2025年12月10日、富良野市議会の一般質問で、二宮利和議員が「富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について」質問し、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。
- 質問者
- 二宮利和 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 二宮利和
-登壇-通告に従いまして、富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業について、一般質問を行います。質問に入ります前に、一言申し上げます。本事業に関しては、これまで、契約の詳細な内容や、度重なる計画変更に至った検討プロセスについて、議会や市民に対し、十分な情報が公開されていないように感じています。そこで、私は、事実関係を正確に把握するため、情報公開制度を活用し、関連する公文書の開示請求を行いました。その前後には、市民の有志の方々から、この件で、市長宛ての公開質問状も出され、質問、回答ともに公開されています。開示された資料を精査した結果、これまで表面化していなかった新たな問題点や、契約上の看過できない事実が浮かび上がってまいりました。本日は、これら公文書という客観的な事実に基づき、いままでとは異なる視点から本事業の問題点を問うてまいりたいと思います。項目1、契約とリスク管理について。それでは、まず初めに、契約とリスク管理について、3点お伺いします。1点目です。今回、私が情報公開で入手した契約書を確認したところ、契約書の中には、発電設備に関する具体的な仕様、図面、そして安全対策は明記されていませんでした。通常、こうした公共事業の契約であれば、リース事業であったとしても、これらは当然あるべきものと考えますが、市の認識はいかがでしょうか。2点目です。契約解除の条項についてですが、これは、契約書第13条に、富良野市の責によりこの契約が継続できない場合は、契約満了までのリース料の総額を支払う、さらに、次の項では、仮に本件設備の不具合が原因で契約解除となる場合でも、解約金の額を協議するとなっています。これは、原因が相手側にあっても市が金銭負担を強いられるおそれもあり、市にとって極めて不利な条項であると考えますが、認識をお伺いします。3点目です。先日、市民からの公開質問状への回答の中で、もし、発電施設の建設予定地で住民合意が得られず設置不能となった場合でも、最大18年分の賃貸料を市が費用負担する可能性が十分あると回答されています。未確定かつ実験段階の技術ですから、住民の不安は当然予想されます。その中で、こうした市の賠償リスクにつながるような進め方は、市民の利益に反すると思われます。どのように認識されているのか、お伺いします。4点目です。当初提案について。まず、当初提案された発電施設について、市は、令和5年10月に実装事例とされる大船渡市の施設を市長も職員も確認され、稼働を確認してきている、そして、それを基に本契約に至っています。しかし、令和6年12月23日にこの契約が結ばれ、令和6年12月28日、つまり、契約締結の僅か5日後には、高松市に納品された同様の施設で、十分な水素生成能力が発揮されなかったことが判明しています。そもそも、本契約に至るまでの検証作業などに問題はなかったのか、見解を伺います。続いて、2項目めです。契約継続の判断と市民や議会への説明について、4点お伺いします。1点目です。契約時の設備では実現不可能であると、令和7年2月に事業者から申出がありました。本来であれば、契約解除の項目に該当する案件だと考えますが、なぜ、契約解除とせず、継続とされているのか、その根拠と内部の検討の結果を伺います。2点目です。契約後5日目には、同等の設備で能力不足が分かり、その2か月後には十分な発電ができない旨の申出があったわけです。当初の契約が履行できないという結果がありながら、なぜこの事業者からの次の試験段階の設備の提案を受け入れたのか、その理由をお伺いします。3点目です。技術的な説明についてです。当初は水の電気分解と説明されていましたが、4月9日の面談記録、これは公文書ですけれども、公文書の中では、変更後の方法については、当初より納入予定の無電解システムの方法は変わらないという記述があり、あたかも最初から無電解システムが納品されることになっていたかのような書きぶりです。一体、どの部分が事実なのか、お伺いいたします。4点目です。2月及び4月の企業側との面談記録には、教育長及び職員が同席し、事実を把握していたはずです。にもかかわらず、3月の予算委員会や議員向けの説明会では、当初の発電施設であるかのように受け取れる説明をしていましたが、なぜ、5月になるまで市民にも議会にも公表しなかったのか、その判断の経緯についてお伺いします。3項目め、代替案の承認プロセスと新設備について。次に、大きな項目の三つ目として、代替案(新技術)の承認プロセスについて、3点伺います。1点目、本契約及びプロポーザルの仕様書には、確実性、妥当性の高い設計が求められました。当初提案の失敗理由、つまり、技術検証不足の詳細報告もないまま、なぜ実験段階の技術への変更を承認したのか、伺います。2点目、公募で選定された内容が実現できなかったわけです。今回の次の提案を、どのような基準、どのようなプロセスで審査し、承認したかをお伺いします。3点目、5月12日の株式会社フソウ・エナジーとの面談記録の中に、新技術の開発に当たっては結果に結びつくまで行政も協力するとの記述があります。しかし、これは、実績のある確実な技術を求めた公募時の条件とは大きく乖離していると思いますが、認識についてお伺いします。続いて、4項目め、新しく提案された次世代エネルギー設備について、6点伺います。1点目、4月9日の事業者との打合せで、実装化に向けた検証を行うとありますが、具体的な検証データや実現可能性を示す資料は提出されたのでしょうか。検証の結果やそのスケジュールなどについて詳細をお伺いします。2点目、廃校跡地への建設方針に関してです。候補地の選定等の進捗はどうなっているのか、お伺いします。3点目、特許についてです。当初は、国際特許申請中と説明されていましたが、直近10月30日の市民説明会では、水素発生の部分では特許は取れていない、特許申請することは技術を公開することになってしまうと株式会社フソウ・エナジーの社長が発言されています。国際特許申請中とは具体的にどの部分を指していたのか、お伺いします。4点目、情報公開制度により公開された令和7年5月12日のフソウ社社長らとの面談の記録の中にある、6月末をめどに完成するとされていた仙台のデモ機について、その詳細と確認結果を伺いたいと思います。5点目、同日の企業側との面談の席上で、副市長から、学校敷地から別の場所に発電機を設置するならば新たな住民問題の可能性があると述べられています。具体的にどのようなトラブルを想定し、それをどう解決していくつもりなのか、伺います。5項目め、最後に、事業の核心部である小中学校空調設備と次世代エネルギー設備全体について、総括して2点伺います。1点目、エアコン設置の優先についてです。エアコンは、いまだ株式会社フソウ・エナジーの所有ということになっています。学習環境の改善と健康管理のためのエアコン設置という最重要課題が、不確定な発電事業とセットにされていることで、非常に不安定な状態に見えます。両事業を切り離し、エアコン設置を確実なものへと進める考えはないか、伺います。2点目、事業の別物化についてです。現在設置しようとしている設備は、当初の契約内容、大きさ、形、仕組み、設置場所、課題、その全てにおいて全く異なるものです。同一事業名であっても実際は別物であり、再提案すべき事項ではないかと考えますが、市の認識を伺います。以上、1回目の質問とします。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-二宮議員の御質問にお答えいたします。1件目の富良野市小中学校空調設備及び次世代エネルギー設備導入事業についての1項目め、契約とリスク管理についてでありますが、1点目の契約書における発電設備に関する仕様や安全対策の明記につきましては、本事業は、本市の仕様に合わせて事業者から事業提案されるプロポーザル方式を採用しており、仕様書の中で安全対策やリスク管理などについて網羅していることから、それらを前提としてリース契約を締結しているものであります。事業者側としては、施工前に事前調査を行い、設備設計の書類を作成し、市の承認を受ける仕組みであります。2点目の契約書の契約解除の条における設備不具合による場合の解約金額の協議につきましては、市が契約解除を申し出て、かつ、その要因が設備に不具合があった場合における契約金の減額について協議するものであり、本市にとって不利な条項との認識はございません。3点目の、住民合意が得られず、設置不能となった場合の市の賠償リスクにつきましては、リスク分担表に基づき、双方協議の上、決めるものと考えており、市民の利益に反するとの認識はございません。4点目の本契約に至る検証作業への見解につきましては、本事業は、教育環境の改善のための空調設備導入に当たり、使用する電力については、本市が目指すゼロカーボンシティーを実現するため、先行事例を参考にしながら次世代エネルギーを導入するものであります。導入に当たっては、公募型プロポーザルにより事業者からの提案を受け、審査会を経て事業者選定を行っておりますので、その時点においては導入できるものと判断しており、適切に取り進めてきたものと認識しております。2項目め、事業継続の判断と市民や議会への説明についてでありますが、1点目の契約継続の根拠と内部検討の結果につきましては、学校の教育環境と脱炭素化に資するという事業目的を達成することについて、事業者との協議を行った結果、児童生徒の安全・安心な教育環境整備のため、小中学校の空調設備を今年の夏に間に合うよう、令和7年6月1日に稼働させること、次世代エネルギー設備が設置されるまでは、代替エネルギーとして、非化石証書を付した電力会社からの電力を事業者が供給することにより空調設備の稼働には支障がないことから、契約不履行には当たらないものと判断し、事業を継続するものとしたものであります。2点目の事業者からの次の試験段階の設備の提案を受け入れた理由につきましては、次世代エネルギー設備の設置は遅れるものの、小中学校の空調設備は令和7年6月1日からの稼働が可能となることと、提案された新しい技術については、本年開催された大阪・関西万博で、事業者のグループ会社が常設展示を行った無電解水素生成発電技術を用いた発電システムによるもので、技術的には確立しており、安全面での懸念がないものであることから、総合的に判断したものであります。3点目の当初から無電解システムが納品されることとなっていることが正しいかにつきましては、正しくは、当初の技術については水の電気分解のものであり、新システムについては無電解水素生成システムによるものであります。4点目の当初の発電設備からの変更を公表しなかった判断の経緯につきましては、空調設備の6月1日からの稼働を開始させる方針に変更はなく、夏場の稼働を確実に実現させるため、空調設備設置及び電力確保を最優先として進めてまいりましたが、3月中は事業者に具体的な情報を求めていた時期であり、方針について検討を行っている段階でありました。このような状況により、事業継続に向けた内部検討と事業者との協議に時間を要したことから、一定の方向性が見通せた段階で公表すべきと考えた結果であります。3項目め、代替案(新技術)の承認プロセスについてでありますが、1点目の代替案への技術変更を承認した理由につきましては、当初技術により稼働した場合は水素生成能力が容量的に不足することが判明し、必要な電力量が賄えないとの見解が報告されたことから、代替案の採用を承認したものであります。代替案による新しい技術については、本年開催された大阪・関西万博で、事業者のグループ会社が常設展示を行った無電解水素生成発電技術を用いた発電システムによるもので、技術的に確立され、当初技術より水素生成能力が優れたシステムであることに加え、安全面においても懸念がないものと判断したことから、覚書を締結したものであります。2点目の次の提案を承認した基準、審査プロセスにつきましては、令和7年4月に提案を受けた時点では、空調設備については予定どおり稼働する見込みであり、事業者と協議する中で新技術の提案を受けております。児童生徒の安全・安心な教育環境整備のため、小中学校の空調設備を今年の夏に間に合うよう、令和7年6月1日に稼働させること、次世代エネルギー設備が設置されるまでは、代替エネルギーとして、非化石証書を付した電力会社からの電力を事業者が供給することにより、空調設備の稼働には支障がないことから、覚書を締結したものであります。3点目の、新技術の開発には結果に結びつくまで行政も協力するという対話記録についてでありますが、本事業を推進するに当たり、行政側も協力できる部分があれば協力するという心構えについて述べたものであります。4項目め、新しく提案された次世代エネルギー設備についてでありますが、1点目の、実装化に向けた検証の結果、スケジュールなど詳細につきましては、事業者からは、令和7年12月中に水素生成に要する水系反応液の循環システムなどの設計を終え、その後、データ収集を行う予定とされておりますので、結果等が取りまとまり次第、速やかに報告いただけるよう求めてまいります。2点目の候補地の選定等の進捗につきましては、発電設備の建築面積や周辺環境への影響度、また、系統連系するための高圧電線の状況なども精査し、候補地として廃校舎のある布礼別地区、布部地区、東山地区を対象に検討を進めているところでありますが、現時点において選定には至っておりません。3点目の国際特許申請につきましては、水素生成プロセスに関するシステムの特許申請は行われておりますが(71ページで訂正)、水素生成に必要となる反応液につきましては、企業利益に関わる部分との位置づけから、特許申請は行わないと伺っております。4点目の仙台デモ機の詳細と確認結果につきましては、本市への導入を想定している水素生成装置と同様のものが既に実証設備として稼働していると伺っております。5点目の学校敷地以外の場所への発電機設置に伴う新たな住民問題の可能性につきましては、一部の市民から水素に対する不安の声もあったことから、候補地となった地域で説明会を行い、理解を求める必要性について伝えたものであります。5項目め、小中学校空調設備と次世代エネルギー設備についてでありますが、1点目のエアコンと発電事業を切り離すことにつきましては、本事業は、リース契約で実施しており、設備を賃借しているものであります。現状、空調設備が市街地4校に設置され、非化石証書つき電力の供給を受け、稼働しておりますので、発電設備から生産される電力について切り離す考えはございません。2点目の再提案の考えにつきましては、本事業は、当初より、快適な学習環境と児童生徒のゼロカーボンに対する意識醸成、温室効果ガス排出を抑制することを目的としたものであります。現状、空調設備が市街地4校に設置され、温室効果ガスを抑制する非化石燃料による電力が供給されておりますので、発電に関する仕様変更に伴う契約変更を行ってまいります。以上でございます。1点訂正をお願いいたします。3点目の国際特許申請についての説明であります。その中で、水素生成プロセスに関するシステムの特許申請は行われておりませんがと申し述べたというふうに認識しておりますが、正しくは、特許申請は行われておりますがということで、御訂正をお願いいたします。以上でございます。
質問 9番 二宮利和
最後の部分は、国際特許の申請はされているということでいいのですよね。されているけれども、水素生成に必要となる反応液についてはしていない、それは企業秘密でできないと。分かりました。それでは、いまお答えいただきましたので、再質問してまいりたいと思います。再質問に際して、一つ、前提条件というか、つけておきたいことがありまして、12月8日の議員協議会で、新聞の報道もありましたけれども、ぎりぎり、おとといに大きな変更事項がありました。この質問と答弁については、もう出来上がっているものなので、いまのような形で進んで、僕はこれから再質問していくのですけれども、その中で、その新たに12月8日に分かったことと関連することがある部分に関しては、その新しいほうの事実を基に再質問させていただきたいと思います。ということで、まず、再質問してまいります。契約の部分ですけれども、先ほど御答弁いただきまして、リース事業であったとしても、要件についてはこういう要件でということで提示してあるので、それを守ってくれるということを前提にこの契約が成立しているので、図面とか具体的な仕様というのが全部網羅されていなくても、それは契約としてはオーケーですというお話がありました。ただ、その後に、一部、覚書という形で、電気の供給だとか供給を始める日付、それから、もう少し後になって、発電の設置の場所とか、そういうことが覚書によって変更されましたが、その後、さらに、12月8日の議員協議会で出た話では、事業者のほうから、その内容では、いま、皆さんにきちんと十分な説明をするだけのものがつくれないということで、辞退の申入れがあったということで、さらにそれに変更を重ねて、現状は、発電施設が建つのはまだ相当先になると。それまでの間、非化石証明書のついた電気を株式会社フソウ・エナジーが供給し続けるということで、また、これ、新たに覚書とは違うまた条件、全く違う条件の新たな条件が出てきていると思うのですけれども、これも、全て、さっき教育長がおっしゃられたような、全て一式で、こういうものをつくりたいというところの条件に合っているから、それでいいとお考えなのかどうなのか、お答えをお願いします。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
二宮議員の再質問にお答えする前に、後段のお話、12月8日以降の部分でありますけれども、基本、大筋の合意項目ということで、その契約等の形、在り方については、今後協議をするということでありますので、現時点では現時点のお答えをしていく、これまでの考え方についてお答えをしていた、そういったことにとどめさせていただきたいと思います。あとの答弁については、教育部長のほうから答弁させていただきます。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
二宮議員の再質問にお答えいたします。まず、12月8日の説明のところのお話をいま二宮議員がされていたのですけれども、ちょっと正しく伝えていきたいと思いますけれども、無電解水素生成発電技術、これを用いた発電システムというところは、技術的には確立されているというところで、いままでの説明と変わっておりません。技術的には確立されているのですが、安全面、安定性というところで客観的な評価を得ながらというところがあります。それには少し時間がかかるということで、延期という協議をしてきているところであって、技術的にそれが云々ということではございません。そこをまずお話しさせていただきながら、この後の契約の部分でございますけれども、いま、大筋の条件といたしまして、空調設備の関係、あと、次世代エネルギー設備の関係については少し時間がかかる、また、費用の関係ですとか、あと、整備時期について説明させていただいたところでございますので、これから、どういった部分、しっかり変更していくのかというところは協議していくというところでの説明をさせていただきたいと思います。以上でございます。
質問 9番 二宮利和
いまのお話の中で出てきたのですけれども、新たな大筋の条件が合意しつつあるということなのですけれども、あくまでも、これは、僕らが直接聞いたお話もそうですし、報道もそうですけれども、契約の変更ということですね。契約を結び直すわけではなくて、契約の変更ですね。これは、変更は、覚書で変更したはずなのですけれども、また、それが、向こうの会社から、いや、これはちょっと期日に間に合わなくて十分なものができるかどうか分からないから、ちょっと、やっぱり辞退したいです、では、また変更をかけましょうと。この契約自体がどうにも不可解、そういうところで、これをどういう処理していくのか、それから、どういう認識でこれを変更として認めているのかというところがポイントかと思って質問しています。その点、お答えをお願いします。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
二宮議員の再質問にお答えいたします。12月8日に説明した部分、それは契約の変更で行う協議ということでお話しさせていただいているところでございますけれども、まず、エアコン設備というのは、御承知のとおり、市街地の4校、具体的には、東小学校、扇山小学校、富良野西中学校、富良野東中学校、この4校に、令和7年6月1日、もう既にエアコンは動いていますし、いま、冬場は暖を取るために暖房のほうで使ったりしているところで、こちらのほうは稼働しております。この間、事業者から非化石証書つきの電力の供給を受けているところでございます。この後も、非化石証書つきの電力、これは次世代エネルギーでございます。水力、あと水素です。最後はバイオマスです。そういった次世代エネルギー由来の電力の供給をいま受けているわけでございます。この後も、次世代エネルギー、それは、私たちは公募型のプロポーザルをしたときにお示ししてありますし、いまの契約の仕様書の中でも次世代エネルギーの種類ということで示させていただいている部分でございます。エアコン、空調設備が設置されている、それには動かす電力が送られている、このことについては変わらないということで、いま、その変更契約をかけながら進めていく協議をしていくということでございます。以上でございます。
質問 9番 二宮利和
時間があまりなくなってくるので、契約について、もう一つだけ、きちんと確認したいと思います。当初の計画と比べて、まず、いま、現実、今日現在あるものについて、この間聞いたお話からすると、発電の研究についてはこの先も続けていくと。試験プラントをつくって試験していく、それは聞きました。それが、では、期日がいつかというと、期日は年単位でないと結果が出せないということで、結果は何年後という縛りもないです。前回変更したときは、1年半延ばしますと。そして、場所も変えますけれども、1年半後には発電ができますというところで変更しました。今回は、期日はありません。そして、説明の中で出たように、学校外で発電するということは、基本的にどこで発電をするかという決めはないですという説明をこの間されていましたけれども、そうなってくると、これは、いわゆる非化石エネルギーの電気の供給を受けるということと、エアコンをリースで借りるということの事業で、そもそも一番最初に結ばれた契約とは全く違うもので、いつそこに戻るかという、そういうめどもないわけですね。これを変更と言うのかどうかというところの認識をお伺いしたかったので、簡単でいいので、それは変更ですということであれば、変更ですということでお話しいただければ次に進もうと思いますけれども、もう一度、そのあたりをきちんとした形でお答えください。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
二宮議員の再質問にお答えいたします。この事業、契約の主目的は、議員が御承知のとおり、学校の空調環境を改善するということ、そのためにエアコンを導入する、それからもう一つは、その動力源となるものについては次世代エネルギーを導入するということであります。その中で、主目的である学校の空調設備が設置され、順調に稼働している。その中で、当初、次世代エネルギー設備、これもセットで導入する予定だったのですけれども、これについては延期せざるを得ない状況の中で、代替のサービスといいますか、電力供給として非化石証書つきの電力を導入するということで、この現実については、実績については、これは契約の目的を達成しているということで認識しております。ですから、契約自体は、これは継続すべきものという認識でおります。その中で、代替エネルギーを導入しているわけですけれども、この中で、当初の目的を最終的には達成する必要があるという認識があります。ですので、それについては、現時点の覚書の中では、令和8年12月31日までと明記はしておりますけれども、今後、整理の段階で、この部分については、期限というよりも、段階をしっかり踏みながら、定量評価など、実現に向けた検証を行い、また第三者評価をいただきながら、市民の皆さんにもしっかり説明していきながら導入するということでありまして、そこのところを、二つの考え方の中で最終的には一つにしていくということでありますので、そこのところは、事業の実現に向けた契約は成立しており、継続すべきということであります。以上です。
質問 9番 二宮利和
では、次の質問に移りたいと思います。先ほど、当初の提案について、発電施設、当初の提案どおりのものは、市長も併せて御覧になってきたものを参考にした上で、それを決裁したとは言わないですけれども、参考にした上で実現性があると判断して契約していると、一番最初の技術のときにはお伺いしたのですけれども、現状、その結果には至っていません。そして、さらに、二つ目の技術としてこういう技術がありますということで出てきました。それも、万博で展示されていますとか、国際特許を申請していますとかという話の中で出てきました。それも、ほんの数か月で、向こうの相手先の事業者のほうから、期日どおりに皆さんの望むものは準備ができない、もうそれについて説明はできないというようなお話があって、辞退の申入れがあったということですね。これ、何度か同じような言葉で聞いてしまっているのですけれども、正式な文書の、公文書の中にも出てきますけれども、その検証です。検証を、1回目が駄目で2回目は大丈夫、それもやはり駄目で、では、どのように検証した結果、これを、少なくとも2回目のオーケーを出して、そして、それが今回駄目になっているのか、そのあたり、分かるように説明していただければと思います。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
二宮議員の再質問にお答えいたします。先ほど、二宮議員から、技術的に駄目になっているというようなお話でありましたけれども、そこは少し認識が違うと思っております。先ほども、私、お話ししましたけれども、その無電解の水素生成発電の技術というのは、これは駄目になっているものではございません。いまも試験を続けているものではありますけれども、その評価を得るのに時間がかかっていく、安定性、安全面、これを試験していくのに時間がかかっていくというところであって、この技術が駄目になっているという表現は非常に違うかと思っております。その上で、1回目、令和7年2月に受けて、今回ということでございますけれども、先ほど教育長も答弁したとおり、これはエアコンが稼働するためのものということで、その代替エネルギーを、いま、供給を受けている。この間、代替エネルギーを受けて動かしながら、段階的に次世代エネルギー設備を導入していくというところでありますので、その点については、技術的に駄目になっているというわけではなく、また、いまやられている技術というのも、二宮議員も映像で水素が生成されているところを御覧になっているかと思いますけれども、そちらのほうは進んでいる状況であります。以上でございます。
質問 9番 二宮利和
駄目だということではなくて、1回目の技術は、それでは技術的には駄目でしたと。何度かお話をしましたけれども、それは、実際に動いているところを見てきた、実用機があるのだ、いろいろお話をする中で、技術的に無理でしたという話が出ました。2回目の技術に関しては、これは、いま部長が言われたように、では、実用化するには、相当長い道のりが必要だと言いましょうか。そういうものなのですけれども、実際に、何が言いたいかというと、これらの技術、もうこうですと向こうが提案されてきたら、1回目、こうでした、これは技術的に駄目でした、これだったら、次に、大丈夫ですと出されたものをどうやって検証しましたか。検証の道筋はいろいろあります。第三者評価もあります。それから、科学的な根拠に基づいた評価もあります。それから、実際に職員の方が見て、分かるように説明を受けてくる評価があります。ただ、どの評価をどのようにしたかということが全く明らかになっていないので、どう判断してよかったのか、何が間違えていたのか。ただ見てきてよかったのだったら、それは見る者が間違えたし、説明されたことが違っていたのだったら、事実誤認の説明をされたということになるでしょうし、なぜ駄目なものだったのか、なぜ実用化には遠いものだったのかという、その検証を教えてくださいということだったのです。なぜかというと、同じことがまた次に起こったときに、同じことになります。富良野市は、きちんと検証もできないまま、次のこと、次のことに行って、また同じような現実では難しいようなことを取り入れてしまうかもしれない。そのためには、いま、なぜ、何の検証がうまくいっていなかったのかということを明らかにすべきだと。そういう趣旨で、どういう検証をされましたか、その検証の中で、何が誤りというか、検証のミスだったのかということを教えてください。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
議長、確認させていただきたいのです。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
二宮議員に確認させていただきます。当初の技術、いわゆる、先ほど説明した電解によるものについてのお話なのか、それとも、その後、現在進めている無電解水素生成システムのことについてなのか、そのあたりの区分けが御質問の中で少し難しかったものですから、そのあたりはどのような点についての御質問か、教えていただきたいと思います。
質問 9番 二宮利和
両方です。電解のときは、どういう検証をしたけれども、この検証の中でここはまずかったのではないか、今回の件は、行けると思ったけれども、実用性の部分で少し遠かったと。では、どういう検証をしたけれども、どこが次の課題になるのか、そういうことです。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
二宮議員の再質問にお答えいたします。まず、当初の技術については、先ほどの事業に至るプロセスについては教育長の答弁のとおりでございます。当初技術が実現できていなかったというところは、水素の生成のところで、市街地の4校分の電力を賄うだけの水素の生成が量的に至っていないということは、何度もお話しさせていただいているところでございます。ただ、当初の技術については、水素の生成は、十分ではないけれども、それ以降、燃料電池での発電、あと、蓄電に入れるところというところは実際に見させていただいているところでございます。そのときにも、水素の生成については、やはり、4校を賄う分のものはできていないというような説明を受けているところでございます。また、現在の、いま進めているところでございますけれども、実証試験については、いま進行中でございます。以上でございます。
質問 9番 二宮利和
分かりました。それでは、1回目の、例えば、電解で水素をつくるというところの技術は、向こうからお話があったけれども、お話で、こういうことだということで見させてもらったりもしたけれども、実際には、運用してみると試験プラントではそのようにならなかったと。つまり、聞いた説明が間違えていたということで、積極的にこちらから何かのアクションをしたわけではないと捉えて、いままでもそのように聞いていますから、多分そうだと思うのですけれども、であれば、2回目、事業者からの提案があった時点で、本来は、これができますという応募をして、説明もされて、動いているという状況を見て、それで、やはりうまくいきませんでしたと言う事業所は、本来は信用には値しないですね。相当いい提案がされたとしても、何かしらの根拠をもって裏を取らないと、次の契約もしくは契約の変更に対して乗っていくことはなかなか難しいと僕たちは思うのですけれども、それは、何もなく、本来的には、普通、普通はという言い方は違います。本来的には信用に値しない可能性がある説明をされていたにもかかわらず、二つ目の提案は、そのように受け止めて、では、それでやってみようという判断されたということでいいですか。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
二宮議員の再質問にお答えいたします。ただいまの二宮議員の御質問に対して、順序立ててお話をさせていただきたいと思います。まず、最初の電気分解による水素発生、これについては、事業者の内部では、これはできるものということで認識されていたと。当然、だからこそ、本市に対して事業提案をしてきたということであります。それで、その納入に当たっての現物を検査していくと、実際には目標まで行かなかったということで、当然、その状況については、内部で整理しながら、多少、時間がかかりながら、それについて説明がありました。我々は、一番、教育委員会が求めているのは、学校の空調設備が6月1日からしっかり動く、そこがまず一点、それともう一点は、そのために、どういった形で、代替のものでも、あるいは、電気分解のものでも、どういった形で提供してもらえるのか、そのあたりが一番の肝だったわけなのです。2月末の段階では、代替の電源の確保について、努力してまいりますということで、目当てもあるという確認もありましたので、それが一点と、もう一点は、無電解水素生成システム、これについては、まだその段階では、大阪・関西万博の中で展示されているものということで紹介も受けましたし、それから、我々もいろんな形の中で調べて、ああ、これはもともとある技術であり、それが実用化されるような、そういったことなのだという理解の中で、4月に具体的にどういった形のものかということで説明があり、順次、その後、では、具体的にどのような手順で納入に至るのか、やはり、そのあたりのスケジュール、それから、もう一つは技術的な検証、これについて、第三者も含めて、いろんな形で客観的に分かるような、そういった情報提供をしてほしいということで求めてきたわけです。その結果として、一つは、8月に議員協議会で業者のほうから説明があったと思いますけれども、まずはスケジュールです。こういったスケジュールで実証の検査を行い、そして、評価をもらいながら手順を踏んでやっていきますということだったわけです。なので、これについては、そういった手順を確認しながら、現在に至っているということであります。その中で、第三者評価、これに関して、提携、連携している機関から、もう少し、定量的な部分も、安定的な運用に当たって、調査といいますか、そういったことが必要になってくるということで、それをもって、それであれば多少時間はかかるのではということでありました。したがいまして、技術的な部分については、私も北海道内の工業関係の大学の先生からも確認しておりますけれども、技術的には全く問題がないということであります。以上でございます。
質問 9番 二宮利和
3項目めの承認プロセスと新設備というところに移りますけれども、いま、教育長からもお話がありましたけれども、重要なことは、いま実際に提案されたものは技術的には破綻しました。二つ目は、いま、実用的にはちょっと時間がかかり過ぎて、いま、この約束どおりのことはできませんという状況なのです。先ほど技術的な面をお聞きして、どうして代替案を承認したのですかというお話をしていましたけれども、なぜこの技術にどうしても契約の変更をかけながらこだわらなければならないのかということ、それから、なぜこの企業とどうしても契約を結んでいかなければならないのかというところが、理由としてはっきり分からないのです。それで、こういう聞き方になっています。それで、お話をします。先日、おととい発表された変更内容の中には、協議されたことの一部を発表されました。その中には、向こうの株式会社フソウ・エナジーのほうからは、いま、この状態で、安心、そして安定的な供給体制をつくるのに、きちんとした説明をするのには年単位で時間がかかる、なので、今回は辞退したいという話が出たと。その中に、エアコンの買取りという話もあったということなのですね。エアコンを買い取って富良野市のものにしてしまうということは、子供たちのためには、エアコンはもうついているわけですから、これを安定的に動かす中では一番いい選択肢だと思います。では、その中で、どうしてもこの契約を変更していくのか、それから、この会社との契約を続けていくのか。いま言う技術的なプロセス、それから、契約の内容、それを、どうしてこれを続けていくのかということをお答えいただければと思います。
質問 9番 二宮利和
3項目めの2点目、3点目に係る話になります。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
二宮議員の再質問にお答えいたします。エアコンの買取りの件ということでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)これにつきましては、1年半前、3月の令和6年第1回定例会のときに御説明させていただきましたけれども、4校に同時にエアコンを入れたいという教育委員会の強い思いがありました。それは本当に必要だということで考えて、そういった中で、買うのか、あるいは、リースなのかと。当然、一気に導入する、それから、支出の平準化もありますけれども、メンテナンスをどのようにしていくのか、電力供給についても、しっかりと受電設備等も備えながら、安全・安心な状況づくりをしていく必要があるのではないかということで、当初からリース契約を選択しているわけです。そのとおり、今日に至っているということであります。そのときから考えていたのは、やはり、いま、エアコン需要が非常に逼迫しているのと同時に、設置等に関する労務管理だとか、あるいは、保守管理、メンテナンス、そういった部分についても厳しい状況が年々続いているという中で、安定的に空調設備を運用していくということになれば、これは、しっかりとパッケージとして取り組む必要があるということで今日に至っているというふうなことであります。これを、あえて取得して、さらに、いろんな契約をばらばらにやっていくということは、果たして今後の安定的な学校の環境維持につながるのかということで考えたときに、これはリース事業を続けていくべきという判断でございます。以上でございます。