富良野市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月20日
(1)市有財産について/(2)公民館機能の充実について
2023年9月20日、富良野市議会の一般質問で、松下寿美枝議員が「市有財産について」「公民館機能の充実について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 関澤博行、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。
- 質問者
- 松下寿美枝 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 関澤博行、教育委員会教育部長 佐藤保
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 松下寿美枝
-登壇-通告に従い、一般質問いたします。1件目は、市有財産について。1項目め、市有財産の利活用について。2項目めに、市有財産の活用に向けた共創の取組について伺います。市有財産の利活用に関しては、直近の総務文教委員会報告の中でも、自主財源確保、市有財産も収益財産になり得ると考え、積極的な利活用が求められるとあります。プラスになるのは財政面だけではなく、私は、活用の仕方によっては、人の交流、また、人が育つまちづくりにも寄与できるのではないかと考えています。本市の最上位計画である総合計画で掲げる「『美しい』のその先へ。WA!がまち、ふらの」の実現に向けても、四つのWA!のコンセプトを意識しながら、未来への原資を生み出し続ける取組の一つとして、市有財産、特に学校跡地の有効活用を様々な手法で検討し、共創のまちづくりも視野に入れて取り組むことが必要だと考えます。北海道内外では、廃校を活用して、美術館や自然体験のできる施設、飲食関連施設やキャンプ場など、様々な活用の事例があります。例えば、登別市では、中学校跡地を文化交流館として活用しています。深川市では、中学校跡地をトレーニング室、宿泊施設も兼ね備えた施設として活用しています。こうした取組が交流人口、関係人口の創出にもつながっている事例も多いと聞いています。今後、本市においても、閉校が決まっている学校もあり、市有財産が増加していくことは明らかです。未利用財産の利活用に関しては、官民含めて早急に考えていくべき課題であると考えます。令和4年第1回定例会において、総務文教委員会より提出された市有財産の調査報告書では、今後の市有財産の在り方について、以下の3点が挙げられていました。1、未利用財産に関する情報については、詳細な現状把握とその情報の積極的な周知に努められたい。2、富良野市未利用財産検討委員会の活性化を図るためにも、市民や地域からの意見、情報等を聴取する方法と併せて、委員会の定期開催と結果の報告の仕組みの構築について検討されたい。3、富良野市未利用財産利活用基本方針の更新においては、個々の財産に計画的な活用方法を盛り込むほか、財政状況と併せ、関連する予算等も様々な視点から総合的に検討されたい。以上の報告も踏まえて、3点質問いたします。1点目、未利用財産に関する情報についての詳細な現状把握とその情報の積極的な周知については、委員会からの提言後、どのような取組が行われてきたのか、伺います。2点目、委員会報告書では、現地視察に行った4か所の件も載っていました。その4か所以外の学校跡地の現状についてお知らせください。3点目、富良野市未利用財産利活用基本方針の更新については、委員会の報告書でも提言されていました。現状の基本方針は平成18年につくられたものであり、その頃から比べると社会情勢、人口動態、財政状況も変わってきていることから、内容も更新すべきものと考えます。更新についての考えをお聞かせください。2項目め、市有財産の活用に向けた共創の取組について伺います。総合計画の中に未利用財産利活用方針も盛り込み、共創×デジタルを活用したまちづくりの一環として未利用財産の利活用を考えていくことも必要だと考えますが、見解を伺います。続いて、2件目、社会教育施設の機能充実について、中央公民館の在り方について質問いたします。令和3年11月に富良野市社会教育委員会より出された答申、今後の市立図書館の社会教育施設としての在り方についての最後にあります「5、おわりに」に書かれている文章を引用いたします。今後の図書館の在り方は、少子高齢化、高度情報化、利用者ニーズの多様化を考慮し、さらに施設面では公民館機能を備えた生涯学習(社会教育)施設へと変わることにより、本市の生涯学習の拠点施設として充実したものになると思われる。今後も、多機能型の生涯学習施設として社会教育(公民館)活動が衰退することなく推進されるよう、強く望むものである。以上のように記載されていました。私も、図書館施設に中央公民館が入るということで、富良野市の生涯学習の拠点として、つなぐ、学ぶ、集うの公民館としての機能がより充実することを期待します。そのためには、富良野市民の生涯学習の拠点として、教育委員会がしっかりと目的と目標を持って運営していくことを強く望むところです。以上を踏まえて、質問に入ります。1点目、今年の夏は非常に暑く、冷房の効いた学習スペースは多くの方に活用されていたと思います。ですが、ほかの部屋では、汗をかきながら活動されている方たちもいました。富良野市社会教育委員会からの答申、また、当時取られたアンケートの中でも、空調の整備は求められています。今後の整備計画についての考えをお聞かせください。2点目、公民館条例では、開館時間は9時から22時までとなっており、休館日については12月31日から翌1月5日までとされています。現在の中央公民館の開館時間、休館日は図書館に合わせていると思いますが、今後、拡充の考えはあるのか、伺います。3点目、公民館という場所を利用する人は増えていますが、公民館の機能として言われている集う場、学ぶ場、つながる場としての機能はまだ十分に発揮されていないと感じます。望ましい管理運営についてはどのように検討されているのか、見解を伺います。以上、1回目の質問といたします。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-松下議員の御質問にお答えします。1件目の市有財産についての1点目、市有財産の活用についてでありますが、未利用財産情報の周知につきましては、売却可能な土地や建物の一覧を市ホームページに掲載しているところであり、活用や譲渡の希望などがあった場合は個別に対応を行っているところであります。次に、令和3年度に総務文教委員会により視察が行われた旧山部中学校、旧山部第二小学校以外の学校跡地の現状についてでありますが、旧樹海東小学校と旧麓郷中学校については、民間事業者から利活用の打診を受けており、旧樹海中学校と旧布礼別小学校については、今後、利活用を検討してまいります。次に、未利用財産利活用基本方針の更新についてでありますが、基本方針の方向性、手続などは変わるものではありませんが、位置づけや引用資料などを含めて、再検討を行いながら、必要に応じて更新してまいります。次に、2点目の市有財産の活用に向けた共創の取組についてでありますが、未利用財産の活用について、総合計画の基本アプローチである共創のまちづくりの観点から、地域住民が主体的に関わる形での利活用の検討や民間活力を活用する方法など、地域や市民、民間事業者などからの意見を取り入れながら取り組んでまいりましたが、さらなる共創の取組について調査研究を進めてまいります。以上です。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-松下議員の御質問にお答えいたします。2件目の公民館機能の充実についての中央公民館の在り方についてでありますが、市立富良野図書館につきましては、本年1月から、中央公民館を併設した社会教育施設へ変更し、会議室など、貸し館業務を開始しております。建物につきましては、築30年以上が経過しており、修繕箇所が多数あることから、冷暖房設備を含めて、適宜、修繕しながら、施設を使用してまいりたいと考えております。次に、開館時間及び開館日の拡充についてでありますが、中央公民館の開館時間外及び休館日は、市が運営している他の貸し館施設を利用できることから、図書館の開館時間と同様とし、拡充する考え方はございません。今後の管理運営についてでありますが、市民が集い、学び、交流する場として整備した会議室、研修室や市民活動交流スペースなどを活用し、学習の機会の創出や市民活動を支援するとともに、利用者ニーズの把握により、運営サービスの向上に努め、あわせて、民間活力を含めた効率的かつ柔軟な手法を研究してまいります。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
それでは、順次、再質問させていただきます。1点目の未利用財産に関する情報についての積極的な周知、また、総務文教委員会の提言後、どのような取組が行われてきたのかという部分に関しては、売却可能な物件や貸付け可能なものをホームページに一覧で閲覧できるようになっているということでした。そこを私も拝見したのですが、位置図についてもホームページに添付されております。現在、その位置図を開きますと、PDFで紙の地図がぱっと出てくる形になっておりまして、ホームページで公開されている未利用財産以外の部分も一緒に載っているような形になっておりまして、ぱっと見ただけではなかなか分かりにくいと感じました。総務文教委員会報告の中でも、位置図をデータ化し、公有財産台帳へ反映させていくことが望ましいということもありました。地図システムなどを活用して、個別の財産をそれぞれに分かりやすく表示していくことも積極的な周知の一つとして必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。ただいま、未利用財産の利活用で市のホームページに掲載されている位置図につきましては、未利用財産利活用基本方針策定時にリストとして掲載したものをベースとした位置図になっておりまして、それ以降、更新がされていない状況になっております。財産の台帳につきましては、いま、市の内部でデータ化の作業を順次進めてきているところであります。先ほど市長の答弁の中で、未利用財産利活用基本方針についても随時見直しを行っていくという部分の一部ということで、位置図についても、ホームページに公開しているものを随時見直しを行っていきたいと考えております。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
未利用財産の利活用の財産一覧をホームページで拝見しますと、いま現在、6件の未利用財産が一覧として載っております。先ほどは、売却可能なもの、または貸付け可能なものということで、一覧をホームページにということだったのですが、こちらは、売却が可能なのか、貸付けも可能なのか、両方可能ということでこの未利用財産一覧というのは理解するということでよろしかったでしょうか。売却とか貸付けとか、特に明記がないので、確認させていただきます。いかがでしょうか。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。ホームページに掲載しています未利用財産の一覧表につきましては、基本的には売却する物件ということで掲載してございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
では、2点目の質問に移ります。2点目の質問の中で、旧樹海中学校、旧樹海東小学校、旧布礼別小学校、また旧麓郷中学校についての現状をお聞きしました。その中で、旧麓郷中学校におきましては、利活用の打診があって、入札行為が行われてからも期間が大分過ぎていると認識があるのですが、今後について、どのように利活用検討委員会ではそのことについて話されているのか、お伺いいたします。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。旧麓郷中学校について、民間事業者から打診を受けている状況ということでありまして、利活用検討委員会の中では、売却すべき物件というところで結論を出しているところでございます。その後、民間事業者の方と個別に協議をさせていただいておりますけれども、それ以降、売却を決定して以降については、利活用検討委員会の中では協議はしていないものとなってございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
それでは、確認なのですが、旧麓郷中学校については売却ということで結論がついている、売却されたという理解でよろしいでしょうか。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再々質問にお答えいたします。旧麓郷中学校については、松下議員のお話しのとおり、売却するという前提で進めてございます。以上でございます。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再々質問にお答えいたします。旧麓郷中学校については、まだ売却の契約は結んでいない状況にございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
それでは、3点目の質問に入ります。3点目の質問で、富良野市未利用財産利活用基本方針の更新について、内容的にはあまり変わらないが、引用資料や、必要に応じて更新していくという答弁をいただきました。その次の共創の取組とも関わってくるのですが、いろいろなところで市民からの意見の聴取とか、そういったところが、基本方針の中でも、また、委員会報告の中でもそういった意見を聞きながら利活用を検討されてはどうか、そういった文言が入っております。そういった市有財産の活用に向けて、民間活力がもっともっと関われるように、官民ともに考えていく仕組みづくりということも一つ必要なのかと思っています。例えば、市民や民間からの提案制度など、そういったものを、仕組みとして具体的にこういった利活用方針に盛り込んでいくことも必要ではないかと考えますが、お考えをお伺いします。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。公有財産の利活用に対しての共創の考え方、仕組みづくりということかというふうに思います。第6次総合計画につきましては、市の取組について、共創の手法を取り入れながら進めていくということを大きなテーマとして掲げて進めているものでございます。そのことについては、未利用財産の活用についても検討すべき事項だというふうに考えておりますので、市民や民間事業者の様々な御意見をいただく、そういった仕組みづくりについても今後研究を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
総合計画の中での共創のまちづくり、その中で確認させていただきたいのですが、この市有財産の活用に向けた取組という部分は、自主財源の確保についての取組に当てはまるのかどうか、そこにはふるさと納税ということで書いてあったかと思うのですが、そこに市有財産も含まれるのかどうか、見解をお伺いします。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。第6次総合計画の中のどの部分にこの課題を位置づけるのかというようなことでよろしかったでしょうか。未利用財産の利活用につきましては、未利用財産の活用方針を含めて、第6次総合計画の中で盛り込んでいくことを検討していきたいと考えてございますが、それを財源づくりのほうに位置づけるのがいいのか、行政財産として使うということも、いま未利用となっている財産については可能性はございますので、位置づけの仕方につきまして検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
続いて、2件目の質問に移ります。1点目の中央公民館の公民館機能の充実について、こちらも、先ほどのお2人の議員からも冷房のことはお話しされていました。私自身も、この夏、涼しいところを求めていろいろなところに行ったのですが、やはり、先ほど答弁の中にもありましたように、図書館をクールスポットとして紹介していく、そういった部分では、図書館は非常に涼しかったのですが、図書館より上の部分が非常に暑く、学習スペースは限られたところでしっかりと冷房が入っていたのですが、そのほかの部分で活動されている方たちも暑い、暑いと言いながら活動されている現状がありました。公民館として、人が集うという場所、そういった位置づけを考えたときには、人が集まりやすい、そういった環境づくりも必要だと考えます。空調の整備については、適宜、整備をしていくということだったのですが、今後の整備計画が具体的にありましたらお聞かせください。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
松下議員の再質問にお答えいたします。市立富良野図書館の2階、3階部分の冷房設備は、具体的に入れる計画がどのようになっているかという御質問かと思います。図書館施設につきましては、1階部分に冷房があります。あと、2階もホールの部分は冷房が利く施設になってございます。ただ、3階については、松下議員のおっしゃるとおり、学習スペースの2か所のみがエアコン設備がある部屋というふうになっておりまして、2階の大きな部屋、あと、3階の大きな会議室、こちらのほうはエアコンが入っていない、また、そういったとこでもう一つエアコンが入っていない部屋もあるということで、そこで活動されている方々は、暑い、暑いと、この夏、おっしゃられて活用されていたというところでございますけれども、図書館全体を考えると、1階部分の全部、あと2階のホールは涼しい部分がありますし、3階にもそういった冷房の利いた部屋があるということを考えると、他の施設と見合わせながら、また、図書館自体を修繕するというところも、30年来の施設ですので、いろいろ修繕していかなければならないところが出てきているというような状況です。それで、冷房を入れる計画はあるのかというところでいきますと、いまのところ、具体的な計画というのはまだ持っていない状況でございます。以上です。
再質問 2番 松下寿美枝
では、次の質問に移ります。公民館条例による開館時間ではなく、いま現在は図書館に合わせているということで、ほかの貸し館もあるので拡充する考えはないということで伺いました。その3点目の質問とも併せてお伺いします。私は、公民館の機能という部分は、やはり、集う場、また学ぶ、そしてつながる、そういったことがしっかりとできる社会教育施設、そしてまた、答申でもありましたような富良野市民にとっての生涯学習の拠点、そういったことで、非常に重要な場所だと考えています。場所として、図書館の3階の部分に中央公民館が設置されていますが、富良野市の教育委員会として、中央公民館の役割というものをどのように考えているのか、最後にお伺いします。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
松下議員の再質問にお答えいたします。市教育委員会として、公民館の役割というのはどのように考えているかというところですけれども、公民館活動というところでいけば、先ほど松下議員のおっしゃるとおり、集う、人を集めて、人が集まってくる場所、場所としての集うというところがあります。また、学ぶというところでいけば、いろいろな学習や体験活動を通じていくというところであります。また、結ぶというところでいけば、学習グループづくりとか、人や団体がつながったりとかというようなイメージであろうかと思います。私どももそのように考えているところでございます。あと、場所としての中央公民館といいますと、令和5年1月から図書館と一体となった社会教育施設ということでスタートしたわけなのですけれども、そういった場所に集うというところでいけば、主にことぶき大学、高齢者の団体ということで活用していただいてございますし、そのほかの社会教育団体についても場所を使っていただいたりとかもしていますし、あと、そういったところで、中央公民館というところでいけば図書館施設と一体となったところで使われているというところであります。また、社会教育団体というのも様々なところがあります。高齢者もあれば、青少年であったり、教育団体、文化団体だったりあるわけです。それぞれ用途に合わせて、図書館の施設に限らず、公民館活動というところは、そういった学ぶ、交流というところでいけば行われているものと思っております。いまは図書館の運営時間に合わせてやっているところですけれども、今後も、そういった中で、例えば、和室が必要なところであればふれあいセンターの和室を使ったり、これは青少年のカルチャーとかなのですけれども、また、高齢者も、生きがい事業とか、そういったところではふれあいセンターを使いますし、また、会議室として使う場合におきましては複合施設の文化会館を使ったりというところで、場所というところでいけば、そういった場所にこだわることなく公民館活動というのは行われていくものだというふうに教育委員会では考えております。以上でございます。