みんなの議会

富良野市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日

今定例会に提出されました令和5年度市政執行方針並びに教育行政執行方針について

2023年3月7日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「今定例会に提出されました令和5年度市政執行方針並びに教育行政執行方針について」質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 佐藤秀靖

-登壇-私は、ふらの未来の会を代表して、今定例会に提出されました令和5年度市政執行方針並びに教育行政執行方針について質問いたします。市長は、市政執行方針の冒頭で、新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢による原材料やエネルギーなどあらゆる資源の価格上昇などを指摘し、今年こそは、経済回復と日常生活を取り戻し、新たな夢と希望を次世代につなげていくための転換期と捉え、市民が誇りと愛着を持って住み続けたいと感じてもらえるよう、まちづくりに全力で取り組む決意を述べられました。混沌として予測不能な不確実性の時代だからこそ、自治体運営には、首長の強力なリーダーシップが必要となります。今年は、第6次富良野市総合計画の中期4年計画がスタートし、立地適正化計画や地域公共交通計画が策定されるなど、まちづくりの基礎となる計画や、経済面では、観光経済調査や観光振興計画であるFURANO VISION 2030第2次アクションプラン、第4次農業振興計画の策定、さらには、第3次富良野市健康増進計画及び富良野市国民健康保険第3次保健事業実施計画の策定や、こども家庭センターの整備など、市民の健幸を充実させるための年であり、市長のお言葉の新たな夢と希望を次世代につなげていくための転換期としての年に、市長の手腕に大いに期待するところであります。以下、順次、質問してまいります。重点政策の一つ目、健幸都市について。市長は、健幸都市実現を公約に掲げ、市長就任以来、積極的に取り組んでいらっしゃいました。令和4年は、保健福祉部に担当主幹を配置し、その取組を加速させています。自治体運営において、健幸都市という考え方は、時代の要請であり、その取組には大いに評価するところです。執行方針では、保健医療分野における健康増進施策に加え、生活環境整備や、地域における信頼関係や絆の醸成、産業振興など、様々な分野と連動させ、まちづくりそのものを健幸にするとしています。庁内の各部署の事業を健幸都市という考え方の下に連携させ、横串を刺す体制づくりやコンセプトワークが必要と考えますが、お考えを伺います。二つ目は、ゼロカーボン、脱炭素の取組について。ゼロカーボンシティー実現に向けた取組として、二酸化炭素排出量の実質ゼロに向けた地域住民や関係団体との協議をスタートさせるとしていますが、具体的な内容を伺います。三つ目は、デジタル化の推進について伺います。デジタル化による市民の利便性向上については、AIやIoTを活用し、交通事業者との共創により利用者の移動ニーズに対応した地域公共交通の利便性向上を進めるとともに、市内での消費を促進し地域内の経済循環に資するICT導入を進めるとしていますが、具体的な内容を伺います。続いて、第6次富良野市総合計画基本構想に掲げる四つのコンセプトに沿った主な施策について伺います。1、輝く。つながり合う。ひとのWA!。市長は、社会がどのように変わっても、支え合いで多世代が共生する持続可能で豊かなコミュニティーを形成するまちづくりは行政運営の基本とおっしゃっています。地域における社会福祉について、高齢者、障がい者、子供など、世代や背景の異なる全ての人が参画し、地域を共に創っていく地域共生社会の実現に向けた取組を推進するとしていますが、どのように取り組むのか、その推進体制はどのようにお考えなのか、伺います。高齢者福祉について地域包括ケアシステムの深化、推進としていますが、深化という一歩踏み込んだ表現をしています。現在までの取組をどのように評価し、どのように深化させるつもりなのか、お考えを伺います。また、介護人材確保対策に取り組むとしていますが、高齢化が進む本市において、人材確保は喫緊の課題と考えますが、市長の認識と介護人材確保に注力する具体的なお考えを伺います。障がい者福祉については、全ての市民が、障がいの有無にかかわらず、互いに尊重し合い、理解し合いながら共に生きていく共生社会の実現に向け、関係機関とのネットワークを強化するとしていますが、具体的なお考えを伺います。また、人権意識の高揚と男女共同参画の推進について、外国人観光客や就労外国人の増加を見据え、外国人との共生について、地域と連携を図るとしていますが、どのように地域との連携を図るのか、伺います。スポーツ活動について、屋外スポーツ施設の有効活用に向けた検討とありますが、どのようなお考えの下の有効活用の検討なのか、伺います。2、創る。まわす。しごとのWA!。本市の基幹産業である農業と観光は、共に大きな課題を抱えていると考えます。すなわち、農業においては、農家戸数の減少や後継ぎ問題、農業基盤整備など、観光においては、ポストコロナの外国人観光客など新たな観光の提案をしっかり取り組まなければなりません。持続可能な農業の推進について、最適な通信環境の整備に向けた実証実験に取り組むとしていますが、具体的内容を伺います。通年型、滞在型観光の推進について、FURANO VISION2030の実現に向け、アクションプランを基に取組を進めるとしていますが、現在公表されている第1期アクションプランは2022年までとなっています。今年、2023年からの第2期アクションプランに基づき取組を進めるということでよろしいか、確認します。また、第2期プランの公表はいつになるのか、伺います。観光マネジメントの強化ですが、観光経済調査により経年変化を分析し、今後の観光戦略につなげるとしていますが、おおむね5年ごとに行っている観光経済調査は、毎回、報告書として公表されるのは年度末であると認識しておりますが、観光経済調査の時期、分析期間をお知らせください。また、持続可能な観光地形成について、市民の努力により確立されたごみ分別を観光客に理解していただく取組を進めるとしていますが、具体的な取組について伺います。雇用促進について、労働力確保に向けた新たな施策を検討するとしています。外国人労働者を含めた施策も考えられると思いますが、施策検討の方向性を伺います。3、想う。みがき合う。まちのWA!。公営住宅について、子育て世帯に特化した宅地分譲を実施するとありますが、議論経過と宅地分譲の具体案について伺います。空き家対策として、倒壊などの危険性の高い空き家の除去を促進し周辺環境対策に努めるとありますが、具体的な対象空き家があるのかどうか、伺います。地域コミュニティーの再構築と活性化について、自治会活動への支援を行うとしていますが、地域課題解決に向けた自治会、町内会との連携協力、支援をどのような方法で行うのか、伺います。続いて、教育行政執行方針について伺います。冒頭で、次代を担う子供たちを安心して育てることができる子育て支援の基盤の充実に向け、全ての子供の発達段階や特性に応じた相談、支援体制充実のため、こども家庭センターの設置準備を進め、関係部署との連携により、切れ目のない子育て支援施策を総合的に推進するとしています。これは、国の動きと連動したものと理解していますが、関係部署との連携もさることながら、子育てをする当事者である保護者や関係者の声を丁寧に聴取し、ニーズを把握して体制づくりを進める必要があると考えますが、お考えを伺います。1、主体的な学びを育てる 知育の木について。学力向上について、主体的、対話的で深い学びの視点からの授業改善を推進するとあります。これは、新学習指導要領のアクティブラーニングの考え方に基づくものであると理解していますが、本市の学校教育現場において授業改善をどのように推進するのか、具体的なお考えを伺います。また、本市におけるICT教育における課題をどのように認識しておられるか、伺います。そして、新たに2名のICT支援員を配置するようですが、現在、北海道から派遣されている3名の授業改善推進チームが3月で任期満了になると伺っています。ICT教育充実支援についてのお考えを伺います。2、自主自律の心を育てる 情意の木について。不登校児童生徒への支援として、教育支援センターの機能強化と児童生徒の健康状態や気持ちの変化を確認するスクリーニング体制を整備とありますが、具体的に機能強化や体制整備をどのように構築し、運用するのか伺います。以上で、ふらの未来の会の代表質問を終わります。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-ふらの未来の会、佐藤秀靖議員の市政執行方針に対する代表質問にお答えします。1件目の重点政策についての健幸都市についてでありますが、健康づくりや生きがいづくり、生活習慣病や介護予防などの施策に加え、社会インフラ整備や地域資源の活用などの施策を全庁的に推進するため、令和4年8月、庁内に設置した健幸都市づくりプロジェクト会議を中心に、現在策定中の富良野市健幸都市推進プランに基づき、各種事業に取り組んでまいります。次に、ゼロカーボンの取組についてでありますが、現在策定中の脱炭素ロードマップにおいて、2050年ゼロカーボンシティー実現へのシナリオとして、促進地区を設定し、調査研究、試行しながら得られた知見を徐々に広げていくことも想定していることから、地区設定に向け、取組の意義や他地域の事例など、情報共有しながら、地域住民と関係団体による協議の場を設け、ゼロカーボンへの機運を高めてまいります。次に、デジタル化の推進についてでありますが、富良野市街地に約50か所の乗降ポイントを設置し、会員登録した利用者が電話またはスマホのアプリから乗車予約すると、AIが最適なルートや運行時間を算出し、乗り合いによって目的地まで送迎するAIオンデマンド交通の有償による実証運行に取り組むとともに、市内共通商品券や行政ポイントをデジタル化し、市内でキャッシュレスによるお買物ができるデジタル地域通貨の導入に向けて、先月、国のデジタル田園都市国家構想推進交付金を申請したところであります。2件目の輝く。つながり合う。ひとのWA!の地域における社会福祉についてでありますが、第3期富良野市地域福祉計画に基づく各種施策を関係機関、事業所等と連携しながら推進してまいります。地域福祉の推進は、市民同士のつながりが基盤であり、障害者週間に合わせた事業所活動の展示、広報や市ホームページを活用した啓発活動に取り組み、障がいのある人への理解を市全体で深めていくことにより、互いに尊重し、支え合い、自分らしく生きることのできる地域共生社会を目指してまいります。次に、高齢者福祉についてでありますが、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムのさらなる充実に向け、取り組んでいるところであり、多職種による地域ケア会議などを通じて、地域の課題を把握し、必要な生活支援サービスにつなげてまいりました。令和5年度は、第9期富良野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に向けたニーズ調査などを実施し、今後も、関係機関、事業所との連携強化に努めるとともに、中核機関として地域包括支援センターの機能強化を図ってまいります。介護人材不足については、重要な課題と捉えており、引き続き、市内の介護人材育成を目的とした介護人材育成事業補助金を継続してまいります。また、新たな介護人材の創出につながる取組として、令和3年度に正会員となった外国人介護福祉人材育成支援協議会による事業所とのマッチングによって、令和5年度から市内事業所において外国人留学生1名の採用が内定していることから、今後も事業所の意向を確認しながら介護人材の確保に努めてまいります。次に、障がい者福祉についてでありますが、障がいのある人もない人も、お互いに人格と個性を尊重し合いながら暮らすことのできる共生社会の実現を目指し、障害福祉サービス事業所と連携し、障がいのある方への情報提供、相談、社会参加促進、生活のサポートや日中一時支援等の地域生活支援事業を推進するとともに、圏域5市町村の担当部局、関係機関、事業所等で構成される富良野地域自立支援協議会において、地域課題の解決策の検討など、ネットワークの連携強化を図ってまいります。次に、外国人との共生についてでありますが、外国人観光客及び外国人居住者の増加、外国資本による開発等の状況による地域コミュニティーの課題について、各連合会、町内会から状況を伺い、現状の把握に努めており、今後も、外国人との共生に向け、外国人居住者の相談や町内会への加入促進、ごみの分別、外国人観光客のマナーなどの課題解決に向け、多言語による情報提供に努めるとともに、必要に応じて地域との意見交換会等を開催してまいります。次に、スポーツ活動についてでありますが、屋外スポーツ施設の有効活用に向けた検討においては、人口減少や社会変化に伴う既存施設の整備方針について検討しながら、市民の健康づくり、気軽に親しめる生涯スポーツの振興を優先に考え、利用者や関係機関及び関係団体等と意見交換を行ってまいります。3件目の創る。まわす。しごとのWA!の持続可能な農業の推進についてでありますが、農林水産省農山漁村振興交付金の情報通信環境整備対策事業を活用し、令和5年度からの2年間、山部北星地区及び南陽地区において、水田やビニールハウスの自動給水及び自動制御の水管理システム導入における通信環境の実証実験及び最適化調査を実施することとしております。次に、通年型、滞在型観光の推進についてでありますが、第2期アクションプランは、現在ふらの観光まちづくり戦略会議において策定作業を進めており、令和5年6月を目途に公表し、これに基づき、取組を進めてまいります。次に、観光マネジメントの強化についてでありますが、観光経済調査は、夏と冬に観光消費額についての調査を行うとともに、市民の意識及び観光による経済波及効果の調査を実施することから、調査及び分析期間を年度末までとし、調査結果の公表は令和6年5月を予定しております。次に、持続可能な観光地形成についてでありますが、令和4年度は、観光庁のモデル事業において、本市がごみ分別を始めた経過や実施内容を周知するウェブサイトを整備しております。令和5年度は、QRコードを記載した看板を生ごみ堆肥を活用した花壇に設置することにより、市民や観光客に対し、ごみ分別の取組を広く紹介してまいります。次に、雇用促進についてでありますが、少子高齢化の進行に伴う生産年齢人口の減少により、労働力確保は本市においても急務の状況であります。学卒者の地元定着促進や首都圏からの移住就労、高齢者や子育てママ等の潜在労働力の掘り起こしに向け、しごと情報提供サイト、フラノ・ジョブ・スタイルでの情報発信を行うとともに、外国人労働者やUIJターン就労者を獲得するための支援策を全庁的に検討してまいります。4件目の想う。みがき合う。まちのWA!の子育て世帯に特化した宅地分譲についてでありますが、公営住宅跡地を宅地分譲し、子育て世帯の宅地取得を支援することで、子育てしやすい住環境や子育て世代の定住促進、公有財産の有効活用などが期待できるとして、令和3年度に職員提案制度により提案された事業で、この間、事業実現に向け、関係各課による課題の整理や効果的な事業へ向けた議論を行い、事業化するものであります。具体的には、東町団地の一画を85坪程度に分筆し、市内建設業者の施工、対象者は40歳未満で、16歳未満の子供がいるなどの要件を設け、低価格で分譲しようとするものであります。次に、空き家対策についてでありますが、空き家等除却事業は、倒壊の危険性が高いなど、空家等対策協議会で特定空き家や不良住宅として認定された空き家が対象となります。現在、この事業に該当すると思われる空き家を1件確認しております。次に、地域コミュニティーの再構築と活性化についてでありますが、町内会活動などの地域コミュニティーの課題として、役員の担い手不足や会員の減少、高齢化等に加え、外国人との共生についても新たな課題となっていると認識しております。このため、連合町内会単位に設置しているコミュニティ活動推進員による町内会との連携を継続していくことと併せて、地域づくり推進補助金による活動への助成を継続するなど、住民との共創、協働により課題解決に向けた取組を進めてまいります。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-ふらの未来の会、佐藤秀靖議員の教育行政執行方針に対する代表質問にお答えいたします。1件目、切れ目のない子育て支援についてのこども家庭センターの体制づくりについてでありますが、こども家庭センターは、保健センター2階にこども通園センターの移転とともに整備を計画しており、保健センター1階の保健医療課及び子育て支援センターの様々な専門職と連携し、子供の発達段階、成長に合わせた相談、支援ニーズを把握しながら、子供子育て世代への切れ目のない体制を構築してまいります。2件目、学力の向上についてでありますが、子供たちが豊かな人生を切り開き、持続可能な社会の創り手となることができる資質、能力を育成するためには、知識の暗記、正解主義への偏りから、児童生徒の発達段階に応じ、興味、関心を生かした主体的な学びを促す指導が必要であります。授業改善に当たっては、学習意欲を増進し、生涯にわたり学び続ける資質、能力を育成するため、児童生徒が自ら学び続けることを重視し、他者との協働や課題解決型学習などにより、対話的で深い学びが実現できるよう取り組んでまいります。3件目、ICT教育についての課題の認識についてでありますが、本市において本格導入されているICT活用による教育の効果をさらに高めるためには、教師の指導力向上やデジタル機材、学習ソフト、教科書などのICT環境整備の一層の充実が必要と考えております。次に、ICT教育充実支援についての考えでありますが、従来の教師による対面指導に加え、一斉学習や個別学習、協働学習など様々な学習場面においてICTを活用することや、目的に応じ、遠隔授業やオンデマンドの動画教材を取り入れるなど、子供の主体的な学びを支援する伴走者としての教師の役割を果たしつつ、リアルとデジタルを融合した学校教育活動に取り組んでまいります。4件目、不登校児童生徒への支援についての教育支援センターの機能強化や体制整備の構築についてでありますが、教育支援センター、適応指導教室では、指導員による支援だけではなく、臨床心理士による児童生徒や保護者へのカウンセリングを行い、寄り添い、傾聴し、孤立させないよう見守り体制を強化してまいります。また、富良野版児童生徒理解・支援シートや端末を活用し、スクリーニング体制を整備するとともに、関係者が情報を共有し、それを基に、困難を抱える児童生徒へのアセスメント、状況把握、分析や具体的な支援策の策定、それに基づく支援を行ってまいります。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる