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富良野市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日

(1)SNSを活用した情報提供について/(2)新型コロナウイルス感染症に伴う相談支援について

2020年12月8日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「SNSを活用した情報提供について」「新型コロナウイルス感染症に伴う相談支援について」について質問し、市長 北猛俊、総務部長 稲葉武則、保健福祉部長 柿本敦史が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 北猛俊、総務部長 稲葉武則、保健福祉部長 柿本敦史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大栗民江

通告に従い、一般質問します。1件目は、SNSを活用した情報提供についてお伺いします。1項目めは、SNSを活用した市民への情報提供についてです。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えぬ中、省庁や地方自治体などでは、新型コロナウイルス感染者の発生状況や対応、地域情報や行政機関からのお知らせなど、リアルタイムに情報提供を用いる手段の一つとしてLINE公式アカウントの活用が進んでいます。LINEを運用するLINE株式会社では、2019年5月より、地方公共団体プランの提供を開始されており、単一のアカウントであればLINE公式アカウントの取得が無償で提供されています。国内におけるSNSについて調べてみると、ふだん、スマホで利用しているSNSは、LINEが82.5%で、月間利用者数は、2020年10月時点で8,600万人、毎日利用しているユーザーは約85%と、10代からの利用率も高いLINEは、社会インフラとしていまや欠かせないコミュニケーションツールとなっております。本市では、ホームページや広報紙、ラジオなどを活用した情報発信を行い、フェイスブックの運用もされていますが、広報機能に対する市民ニーズは多様化しています。幅広い世代で利用されているLINEは、スマホに通知が届くため、開封率も高いので、情報収集しやすいツールとなっています。市民が必要な情報を取得しやすいよう、行政からの情報提供について、LINE公式アカウント導入について考えをお伺いします。2項目めは、SNSを活用した防災の取り組みについてです。内閣府は、LINE公式アカウント「内閣府防災」を、9月4日、開設されました。友達登録をすると、我がまち富良野のハザードマップを確認することができ、地域の災害リスクを考慮した避難行動判定フローもLINEで確認できるようになっています。国土交通省が、逃げおくれゼロを目指す取り組みの一つとして、平成30年6月、スマホからでも活用できるように、公開していたハザードマップポータルサイトがLINE公式アカウント「内閣府防災」でも簡単に確認できるように改良されており、自分や一緒に避難する方が安全な場所に住んでいるのかどうか、避難に手助けや、特に長い時間が必要かどうか、身を寄せられる親戚や知人はいるのかなど、避難行動を確認できるようになっています。ハザードマップが手元に見当たらなくても、「内閣府防災」とお友達になると、災害に備え、平時に確認しておくことができます。このポータルサイトには、2種類のハザードマップが掲載されており、「重ねるハザードマップ」では、自宅や自宅外の職場にいるときのほかにも、遠方に住む親や子供たちがいる地域の洪水、土砂災害、津波などの災害リスク情報を調べておくことができます。リスク情報の上に、さらに、道路冠水想定箇所や指定緊急避難場所などのほか、その土地の特徴や成り立ちを自由に重ねることができるので、富良野の活断層の位置や、土石流危険渓流、土石流警戒区域などの場所を一つの地図や写真の上で示せるので、複数の災害リスクをまとめて把握することができます。また、「わがまちハザードマップ」では、全国の各市町村がインターネットで公開しているハザードマップへリンクするので、富良野市の防災ガイドマップ、ハザードマップや土砂災害ハザードマップ、震度被害、揺れやすさマップなどを確認することができます。コロナ禍にあっても災害はいつ起こるかわからないので、各地では避難訓練の実施に際してもさまざまな工夫が図られております。福岡市では、防災情報の発信や、道路、公園など、まちのふぐあいの場所や破損箇所を画像で行政に知らせることができる機能の運用をされていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に鑑み、多くの市民が1カ所に集まり、一緒に作業を行うという従来型の避難訓練の開催は困難になるため、初めてLINEを活用するオンライン避難訓練に挑戦し、トーク画面に届く「とつぜんはじまる避難訓練」を市で行う防災訓練の一環として実施されました。地震か大雨かの災害が9月1日から6日までの期間のどの時間帯に発生するのか、事前にわからず、抜き打ちでお友達登録をした市民のスマホに通知される訓練で、通知を受け取った市民は、災害が発生した時間帯に、いまいるその場所で自分がとるべき避難行動をとり、安全な避難先へ無事に避難開始したことを家族などへ伝えることができる避難行動支援機能のデモ利用を開始されています。本市として、コロナ禍における複合災害に備え、このようなLINEを活用したオンライン防災の取り組みについて考えをお伺いします。2件目は、新型コロナウイルス感染症に伴う相談体制についてお伺いします。コロナ禍における相談支援の取り組みについてです。新型コロナウイルス感染症拡大により、今後の生活への不安や困り事など、さまざまな悩みを抱えている市民も多く、その相談は、国、道、市と多岐にわたる場合もあり、支援に結びつくには労力が必要です。解決するためには、さまざまな窓口をまたぐことも多いので、どこでどんな支援があるのか、どこに相談したらいいのかわからず、困り事を抱えたままの方もいます。多様な支援策や相談先の全市的な情報をわかりやすく一覧にして、市民に情報提供する考えはいかがでしょうか。市の取り組みについてお伺いします。スピードを増している新型コロナウイルス感染拡大により、コロナ疲れによるコロナ鬱という言葉も出てきています。我慢強く頑張り過ぎて、メンタルヘルスへのケアが先延ばしになりがちになっており、疲れて心が折れてしまわぬよう、周囲の人が心のSOSに気づき、適切な支援機関、相談先につなげる対応が今後さらに求められると思います。本市におけるゲートキーパーの現状や、市の取り組みについてお伺いします。体調を把握するには、体温計で熱をはかって休息や治療を行うように、心の体温をはかり、疲れているときは回復するヒントが見つかるように、パソコンやスマホなどで、24時間365日、気軽にメンタルヘルスチェックをすることができ、その判定結果に応じてアドバイスや居住地域の相談窓口情報もセットでアクセスできるシステム、こころの体温計を取り入れる自治体がふえております。こころの体温計は、本人モードを初め、家族モードや産後の女性のための赤ちゃんママモード、睡眠状態や睡眠の問題を把握する睡眠障がいチェックほか、いじめのサイン、守ってあげたいチェックには、いじめや不登校など、なかなか友達との関係を相談できずに悩んでいる児童生徒本人用と、子供の様子に不安を感じている保護者用の二つのチェックを設定したモードなど、自治体により、心の健康づくりにさまざまなモードを取り入れたメンタルヘルスチェックのシステム運用が行われています。長引くコロナ禍の影響で、人と会う機会も減り、子育てや介護、仕事や家計のことなど、いままでに経験したことのないストレスを感じている方も少なくないと考えます。本市における心の健康相談事業は北海道富良野保健所が主体で行われていますが、市として、こころの体温計などのツールやSNSを活用した取り組みについて考えをお伺いします。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-大栗議員の御質問にお答えします。1件目のSNSを活用した情報提供についての1点目、SNSを活用した市民への情報提供についてでありますが、SNSとして、国内で利用者数の多いLINE、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックのうち、LINEの月間アクティブユーザーは、本年10月現在で8,600万人を超え、50代以下の世代では7割以上、60代でも6割近いユーザーがいるなど、幅広い世代に利用され、国内ではトップのシェアとなっております。LINEを活用することの効果として、メールや電話、紙媒体に比べ、圧倒的に届きやすいこと、緊急性のあるメッセージの配信にも対応可能であること、メールよりも2倍から10倍の反応を得やすいこと、情報配信の効果をアカウント管理者が分析でき、次の戦略に生かせること、スマートフォンとの相性がよいことなどが言われております。LINE株式会社では、昨年5月21日から、地方公共団体プランの受け付けを開始し、道内では、これまで31の自治体がLINE公式カウントを運用しております。本市では、ICTの恩恵を市民誰もが享受できるスマートシティーを目指し、市民からの問い合わせや市民に対する情報提供のツールとして、本年度内にLINE公式アカウントの構築を図る予定であります。2点目のSNSを活用した防災の取り組みについてでありますが、LINE公式アカウントの構築については、シンプルで使いやすいこと、幅広い年代で利用できることなどが必要であり、まずは基本機能に絞って試行し、課題を洗い出していく中で高機能のサービスを順次追加していく考えであります。初期運用時におけるホーム画面は、感染症や防災など緊急性を有するアイコンを優先し、ページ移動後の画面は、コロナ関連やハザードマップ、避難所一覧などの情報を提供することで市民の安全安心を最優先にした画面構成に向けて検討しているところであります。次に、2件目の新型、コロナウイルス感染症に伴う相談支援についてのコロナ禍における相談支援の取り組みについてでありますが、新型コロナウイルス感染症による情報が多く、相談先が多岐にわたり、市民にわかりづらいとの御指摘につきましては、情報提供の内容を整理し、一覧表の作成等について検討してまいります。次に、コロナ禍で不安を感じている方が相談しやすい対応についてでありますが、本市は、平成31年3月に富良野市自殺対策計画を施行し、本市の自殺の特性の評価と重点施策に基づき、部局を横断した具体的な施策の展開により、自殺予防の対策に取り組んでおります。その施策の一つとして、市民等を対象として自殺予防の啓発、ゲートキーパーの養成などを目的とした研修会、講習会を自殺予防対策強化月間の3月に毎年開催しておりますが、令和2年2月に新型コロナウイルス感染が拡大したこともあり、研修は中止いたしました。本年度は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を注視しつつ、研修会の実施、または代替となる事業等を検討し、自殺予防に努めてまいります。また、心の不調を感じる方が、こころの体温計などのアプリやSNSを通じてメンタルセルフチェックを行い、心の健康に関心を持つことは、相談へのスムーズな誘導を図る意味において自殺防止の有効な手段の一つであると認識しておりますが、本市といたしましては、自殺予防の観点から、相談先や制度の周知、啓発が重要と考え、相談窓口となる保健所や各相談機関、医療機関等の情報の発信に努めてまいります。以上です。

再質問 5番 大栗民江

それでは、1件目から再質問をさせていただきます。SNSを活用した情報提供では、本年度内に構築を図るという御答弁をいただきました。いま、スマホは、本当に高齢者の方でも持っている、また、これから持ちたいという方もふえておりますけれども、本市は高齢化が進んでいるので、受信する側のサポートというか、そういう視点も同時に必要ではないかなと思うのですが、この点はいかがでしょうか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えします。高齢者が利用できる体制づくりということだと思いますが、現在、私どものほうですけれども、内閣府で行っています地方創生人材支援制度というものがございます。その中で、民間の企業からデジタル専門人材という方の派遣を申請している最中でございます。こちらが決まって、国のほうで民間企業とのマッチングができれば次年度から派遣が可能になるだろうというふうに思ってございますので、コロナ禍の状況にもよりますけれども、そういう人材の活用をさせていただきながら普及に努めてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 5番 大栗民江

いま、デジタル人材の活用推進も図りながら環境整備を進めていかれるという御答弁をいただきました。しっかりと進めていただければと思います。次に、2件目の相談体制のほうの再質問に行きたいと思います。市民にわかりやすい一覧表を作成、検討していくという御答弁をいただいたところでございます。全庁的な各種支援が一覧で作成されると、本当に市民にとってもわかりやすいのですが、なかなか、悩んでいる市民の方は、公共施設だとか、そういうところに来るというよりも、一覧表を、例えば民間の施設ですとか、いま、例えば女子トイレなどにはこういうカードやなんかを置いてくださっているのですけれども、官民挙げてといいますか、市内の民間施設でも協力してくださるところにはそういうような一覧表を張っていただくという考えはいかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

大栗議員の御質問にお答えいたします。各種相談窓口やその関係はいっぱい多岐にわたっているので、一覧表をつくってはどうかという御質問でございました。御指摘にありましたように、それに向けて検討していきますが、まず、広報とかホームページとか各公共施設に配置したいと思いますが、その一覧表というのは、いま、ちょっと、私が御質問をいただいた上で、各自治体の取り組みとか、いろいろな関係機関の取り組みを見ますと、結構、内容が多いものですから、いま、御例示いただいたようなトイレの中に張るというのはなかなか難しいかなと思いますが、広く皆さんに周知させていただくような工夫はしていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 5番 大栗民江

それでは、相談先がわかりやすく、例えば一覧になって周知されて、困っている方が、今度、相談先に連絡をするとなったときに、相談先が各課をまたぐことも多いので、ここに相談したらこっちですよと、何ていうんですか、たらい回しではないのですけれども、そういうように回されて、違うところでお話しするときも、また最初から同じことを言わなくてはならない、そういうようなことがないように、本当に、いろいろな悩みを抱えている方は、コロナ禍で人と会う機会も減って、心身ともにすごく疲弊されています。そういうつなぐという対応、ここに力を入れていただきたいと思いますが、この点、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

大栗議員の再質問にお答えいたします。相談されて、その部署ではなくて、いわゆるたらい回しという言い方はちょっと適切かどうかわかりませんけれども、そうならないようにというのは、今回、新型コロナウイルス感染拡大になったからということよりも、まだ御指摘があるかもしれませんが、そこら辺は、庁内で、常日ごろ、そうならないように、なった場合はきちんと御丁寧に説明させていただくような努力はさせていただいているというふうに思ってございます。また、そうしたたらい回しにならないためにも、わかりやすい一覧表をつくるというのは非常に意味があるのかなというふうに考えてございますので、その趣旨に鑑みながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 5番 大栗民江

いま、悩みを抱えている方は、対面ですとか固定電話というよりも、SNSだとかLINE相談、チャット相談だとか、そういうもので、SNSを活用して解決策の糸口を探そうとされる方が多いと思います。省庁のほうでも、10代、20代の女の子のための女性によるLINE相談ですとか、あと、チャットの相談も可能な、18歳までの子供がかける相談ですとか、さまざま、省庁をまたいでのSNSの相談があります。その一つとして、チャットは……

再質問 5番 大栗民江

わかりました。こころの体温計、例えばシステム運用、これについては、いまのところはしないで、そういう情報提供を図っていくという、心のアプリとかSNSは制度の周知とか啓発を図っていくという御答弁をいただいたところです。心の健康づくりをしっかりとやるということが、市民の体と心の健康づくりにもつながると思うので、心の健康づくり、ここは、保健所は北海道主体でやっておりますので、富良野市がやる部分としては、SNSですとか、さまざまなこういうシステム運用、こういうものを図りながら、心の健康づくりにも、いまコロナ禍にありますので、力を入れていくべきではないかと考えますが、この点いかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

大栗議員の再質問にお答えいたします。心の健康づくりという面で、御例示いただいたこころの体温計などのアプリなどの取り組みは進めていかないのかというような御質問だと思いますが、こころの体温計は、道内の各自治体でも数市、数町などで取り組まれております。その中でも、そのサイトの中で、ただし書きといいますか、きちんとお断りしている部分は、この判定は、医学的に診断するものではなくて、心の健康に関心を持っていただくものですよ、あくまでもきっかけづくりのアプリですよという説明がされてございます。ですので、私たちも、SNSに比べますとちょっと規模が小さくなってしまうのですが、実は、ことしの3月の広報紙で自殺防止について掲載をさせていただいてございます。その中で、こころの健康度自己評価票というのをつけまして、そこで簡単にセルフチェックしていただいて、何個以上ある人は、例えば北海道いのちの電話のほうにも御相談くださいというような形で誘導するように努めさせていただいてございます。ですので、繰り返しになりますが、やはり、心の健康に関してお悩みをお持ちになっている方、困っている方々をどのような形で相談に誘導していくか、きっかけづくりとして誘導していくかということが重要だと思います。それにはこころの体温計というのは非常に参考にさせていただいておりますので、例えば自己評価票をホームページのほうに掲載するとか、経費の面も当然検討していかなければならない部分でございますので、参考にさせていただきながら、どのような形で相談に誘導していけるかということを考えていきたいと思ってございます。以上でございます。

再質問 5番 大栗民江

るる、詳しい御答弁をいただいたところです。いま、厚生労働省だとか省庁のほうでも、こういう若い方の自殺予防に関しては、さまざまな調査をしたり、集計をしたり、アンケートをとったりということをやっております。実は、こころの体温計は、医学的なものではございませんけれども、帯広市では、これがアプリになっておりますので、名前だとか、そういう個人情報に係るものはこのアプリのチェックのところで答えなくてもいいようになっております。そういうところでは、何十代の方々がそういうアプリにアクセスするのが多いのか、どういう悩みを抱えているのか、どういうものが多いのかと、健康づくりのために、自分のまちの心の問題をつかむために行っているところもございますので、こういうものは、紙に書くのではなくて、しっかりとカウントして返ってくるというものですので、こちらのほうも、今後の健幸都市富良野市を目指す上では、体と心にしっかり力を入れていただきたいと思いますが、その点、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 柿本敦史

大栗議員の再質問にお答えいたします。こころの体温計、それに類したようなSNSというのももちろんございますので、いま御指摘いただいたように、非常に有益な部分ももちろんあると思っていますので、今後、自殺防止の対策におきまして、どのようなことができるのか、こういうSNSのアプリ等も活用するということも含めまして、研究してまいりたいと思います。以上でございます。

出典:富良野市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる