富良野市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日
(1)JR北海道の路線見直し問題に対する基本方針について/(2)コロナ禍における市内の企業と新規学卒者を取り巻く課題について/(3)新庁舎建設における浸水対策について
2020年9月16日、富良野市議会の一般質問で、渋谷正文議員が「JR北海道の路線見直し問題に対する基本方針について」「コロナ禍における市内の企業と新規学卒者を取り巻く課題について」「新庁舎建設における浸水対策について」について質問し、市長 北猛俊、企画振興課長 関澤博行、経済部長 川上勝義、総務部長 稲葉武則、建設水道部長 小野豊が答弁しました。
- 質問者
- 渋谷正文 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、企画振興課長 関澤博行、経済部長 川上勝義、総務部長 稲葉武則、建設水道部長 小野豊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 渋谷正文
-登壇-さきの通告に従いまして、順次、質問をいたします。最初に、JR北海道の路線見直し問題に対する基本方針についての1点目、根室線富良野-新得間の存続に向けた基本的な考えについてお伺いいたします。国土交通省は、2019年度から2020年度に総額400億円の財政支援を決定した際、JR北海道が示した2023年度までの収支見通しでは、2021年度以降も国からの年間200億円の支援が続くと仮定しており、それでも赤字体質が改められなければ、2022年度に資金ショートに陥るとの見方を示しております。地域からは、路線の経常的な損失を補塡することや、老朽化した鉄道施設の更新といった利用促進以外について地域に対して負担は受け入れられないとの認識のもと、国が中心となって北海道の実情を踏まえた支援策を求め、その上で、2年間の地域独自の支援、アクションプランに基づく取り組み、鉄道利用促進運動の展開など、地域の負担を伴った取り組みを行ってきているところです。しかし、今回の新型コロナウイルス感染拡大が経営に甚大な影響を与えています。JR北海道社長は、年間200億円から300億円の減収を覚悟し、資金対策が急務であり、そのために自助努力を示すことを必要とし、スピード感を持って変化に対応していくとコメントしております。こうしてJR北海道の業績の回復シナリオが見えてこない中で、輸送密度が200人未満の線区、いわゆる赤線区において、他の線区で動きがあったところであります。このことを踏まえ、四つの点をお伺いします。一つ目に、新聞報道では、協議入りのめどが立っていない線区となっておりましたが、実際に富良野-新得間に動きはあるのでしょうか。JR北海道根室本線対策協議会のこれまでの動きについて伺います。二つ目に、JR北海道の経営状況に鑑み、路線存続について、本市としてどのような見通しを立てているのか。三つ目に、2年間の地域独自支援を終えるが、その後の支援策について、本市の基本的な考え方について伺います。四つ目に、本市は、総合計画や都市計画マスタープランという将来を見据えた計画を検討する大切な時期にあります。その中で、これまでどおり富良野-新得間の鉄路存続という考えに変わりはないのか、強い意思を示していただきたいと思います。2件目は、コロナ禍における市内の企業と新規学卒者を取り巻く課題についてお伺いします。地方都市の人口減少と労働力不足は、地域消費者減少による地域経済のパイの縮小をもたらし、さらには、雇用の場の狭小は、働く場所を求めて人を地域外に流出させ、定住人口の減少が地域コミュニティーを衰退させることとなり、地域そのものの存在が懸念される悪循環に陥ってしまいます。そして、今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響による先行き不透明な状況下において、新規学卒者が就職の機会を失うことが懸念され、このことは地域社会全体にとっても大きな損失となります。将来にわたる市内経済の競争力、生産性の向上を図るため、ミスマッチによる離職を防ぎ、採用枠の維持と拡大に向けた取り組みが求められるのではないでしょうか。市内の求人状況と新規学卒者の採用見込みについて、4点お伺いします。一つ目に、全体的な求人と新規学卒者の求職状況について及び産業別の求人と新規学卒者の求職状況について、どのように把握されているのか。二つ目に、関係機関や地域企業への働きかけ等、これまで行ってきた市の動きについて伺います。三つ目に、職場見学の機会が縮減するなど、例年と比較し、企業からの十分な情報提供ができていない中、そのため、市内の仕事情報や求人情報を発信するウエブサイト、フラノ・ジョブ・スタイルの活用と仕事情報の更新が必要だったと考えます。現在の運用状況と見解を伺います。四つ目に、コロナ禍からの回復には時間がかかる中ではありますが、市内における雇用を維持するために支援策を講じる必要があるのではないでしょうか。基本的な考え方について伺います。3件目は、新庁舎建設における浸水対策についてお伺いします。100年に1度の水害0.5メートル未満を想定した基本計画における検討となっておりますが、基本計画策定後に示された防災ガイドマップ2019年改訂版では、洪水浸水想定区域の見直しが行われております。おおむね1000年に1度程度の大雨を想定し、市役所は最大3メートルの浸水想定となっております。住民の安全・安心の確保と計画の整合性を保つために、浸水そして排水の十分な備えをする必要があると、2019年第3回定例会の一般質問を行ってきたところであります。年々、甚大化してきている水被害への対応は、国や地方自治体など行政としても河川改修や治水施設の整備などさまざまな取り組みを行っておりますが、全ての施設が完成するまでには莫大な費用と長い年月が必要となってまいります。その中で、将来を見据えて私たちができることは、市民の安全を確実に確保する防災拠点施設として、大災害時においても機能を維持する市庁舎とすることが最も重要であるとの考えに立ち、実施設計における浸水対策の検討について、2点お伺いします。一つ目に、実施設計が完了したと思いますが、かさ上げ等の浸水対策の検討経過と結果についてお知らせください。二つ目に、私は、大災害時においても機能を維持する市庁舎とすることが最も重要と考えております。前回、答弁をいただきました市庁舎にあるべき機能は、防災拠点ではあるものの、常に市民の皆様に来ていただけるということに重点を置いた新庁舎建設であるという考えにお変わりはないかを伺いまして、以上、第1回目の質問といたします。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-渋谷議員の御質問にお答えします。1件目のJR北海道の路線見直し問題に対する基本方針についての根室線富良野-新得間の存続に向けた基本的考え方についてでありますが、8月31日の北海道新聞朝刊の記事にありましたとおり、これまで、根室線富良野-新得間の存廃について、根室本線対策協議会としてJR北海道と協議は行っておりません。また、根室本線対策協議会でのこれまでの動きとしては、根室線アクションプラン実行委員会幹事会の中で、JR北海道から、富良野-新得間のあるべき交通体系の検討の情報提供を受けているところであります。なお、路線存廃についての協議は、期限を設けず、合意形成に努めることを前提としております。次に、路線存続については、平成28年8月の台風被害により、東鹿越-新得間が不通となっている状況でありますが、根室本線対策協議会構成市町村と連携し、JR北海道に対して存続を求めているところであります。次に、令和元年度から令和2年度のJR北海道第1期集中改革期間終了後の支援策についての考え方でありますが、本年8月5日に開催された令和元年度JR北海道アクションプラン検証報告会では、地域とJRが一体となって取り組みを進めていることに国から一定の評価を受けたことから、JR北海道は、令和3年度からのアクションプラン第2期計画の策定を進めることとなりました。令和3年度以降の国からの財政支援は、今後、新たな法律がつくられることが前提で不確定ではありますが、アクションプラン第2期計画策定の動きが新たな法律への後押しになると考えております。次に、総合計画などとのかかわりでありますが、富良野-新得間は、存続を求めて根室本線対策協議会構成市町村と取り組みを進めており、存続を前提として検討を進めてまいります。2件目のコロナ禍における市内の企業と新規学卒者を取り巻く課題についての市内の求人状況と新規学卒者の採用見込みについてでありますが、ハローワークからの聞き取りでは、現在のところ、富良野管内の学卒求人は事業所数101件で、前年比で約86%、職種・産業別では、建設業が多い一方、事務、販売、ホテルで大きく減少している状況となっております。また、富良野管内4校の学卒者の求職状況は、5月現在で109名となっており、7月に開催しました企業説明会の参加状況を見ますと、福祉施設、ホテル、事務、建設関係の職種への関心が高い状況にあります。次に、関係機関や地域企業へこれまで行ってきた市の働きかけについてでありますが、7月15日に新規学卒者の雇用に関する要請を旭川公共職業安定所長、上川総合振興局長、上川教育局長、富良野市長の4者連名により、富良野商工会議所会頭宛てに行っております。さらに、7月21日には、高校3年生向けふらの企業説明会を、管内企業23社、高等学校4校39名の参加を得て開催しております。説明会は、対面形式による開催とし、コミュニケーションを図ることで、就職後のミスマッチによる早期離職の軽減にもつなげてきたところであります。また、この場において、先ほど申し上げました新規学卒者の雇用に関する要請文を、上川総合振興局から各参加企業に直接手渡ししているところであります。次に、しごと情報提供サイト、フラノ・ジョブ・スタイルの運用状況についてでありますが、現在の掲載企業数は89社、求人件数は102件となっており、平成28年度開設時より大きく伸びてきている状況であり、ページの閲覧回数につきましても月平均で1万1,000件台を維持しており、情報の更新やインタビュー記事、ターゲット別の特集、動画によるPRなど、親しみやすい内容の発信によるものと認識しております。課題としましては、開設から5年目となり、掲載企業数も頭打ちの傾向が見られることから、より効果的なサイトとなるよう、サイトの運営委託先を含め、関係団体と定期的に雇用促進に係る協議を進めているところであります。次に、市内における雇用を維持するための支援策を講じる必要性についての基本的な考え方でありますが、コロナウイルス感染拡大の今後に及ぼす影響が不透明な状況であること、また、希望職種が未決定の生徒もまだまだ見られる状況でありますので、地域の貴重な人材確保に向け、関係機関との連携、情報交換を進めてまいります。次に、3件目の新庁舎建設における浸水対策についての実施設計における浸水対策の検討についてでありますが、浸水対策の検討経過と結果につきましては、新庁舎の防災拠点機能維持と市民の命を守る安全を最優先に、庁舎の耐震性確保と同時に水害に備えるために市庁舎はどうあるべきかを検討してまいりました。浸水対策につきましては、基本設計時に計画したとおり、100年に1度の大雨の際に浸水する庁舎敷地内の最大浸水位以上に1階床レベルを設定することにより、庁舎内への浸水を防止し、大ホールへの入り口と舞台の高さを1階床レベルよりさらに50センチ高く設定することにより、ホールへの浸水リスクの低減を図る計画としております。さらに、2019年改定のハザードマップによる1000年に1度の大雨の際にも浸水を防止するため、庁舎の主玄関及び入り口に防潮板を設置する計画としております。また、ハザードマップでは、庁舎周辺の浸水深は0.5メートルから3メートルの区域となっていることから、仮に1階が浸水した場合にも、電気室や機械室、非常発電機室を上層階に設けることで、防災拠点機能や行政事務の維持、継続を確保できる計画としております。また、新庁舎は指定緊急避難所に位置づけられることから、市民が安全に避難できる施設として、非常用発電機による電源供給を初め、ボイラー用燃料、受水槽、雑用水槽、汚水用貯留槽など3日分の備蓄を確保し、避難者の収容場所にも照明や電源を供給し、冷暖房の確保も行う計画としております。次に、市庁舎にあるべき機能につきましては、市民が安全で安心して利用できる利便性の高い庁舎であるとともに、大規模な災害の発生時には、市民の安全確保を最優先し、災害対策の指揮や情報の収集、伝達のための防災拠点機能の維持が最も重要であり、その後の復旧活動に向けた行政事務の継続や早期再開が市民生活にとっても欠かせないものと考えております。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
それでは、順次、再質問をさせていただきます。まず、1件目のJR北海道の路線見直し問題に対する基本方針についてでございます。まず、協議会の動きについてでございますけれども、現在は行っていないということであります。これは、コロナの影響によって、書面議決であったりですとか、そうした事情は十分わかるのですけれども、いま、路線維持に関するJR北海道の経営状況が非常に厳しくなってきている中で、ほかの路線区においてもいろいろと動きが出てきたというところにおいては、沿線が集まって、そうした状況を確認し合って、より結束をしていくような状況、あるいは違った考え方を示していくとか、そういうような場を設けるべきでないかというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。
答弁 企画振興課長 関澤博行(企画振興課長は2022年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。協議会の動きということでありますけれども、会議の開催自体は、今年度、コロナウイルス感染症の影響で総会自体は行われておりませんが、根室本線対策協議会幹事会及び根室線アクションプラン実行委員会幹事会については開催しておりまして、アクションプランの事業、また対策協議会の事業など、利用促進に資する取り組みということで、具体的な取り組みの協議、実践を行っているところであります。あわせて、根室線アクションプラン実行委員会幹事会の中では、JR北海道の経営の状況も含めて報告を受けているところであります。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
いわゆる一番上の対策協議会は行っていないけれども、実務レベルにおいてはいろいろと検討しているという話を聞いて、少し安心したところであります。こうした情報の提供は、ホームページでも鉄路対策ということで設けているのですけれども、そうした集まりがあったというような載せ方は、こちらではされてはいなかったのかなというふうに思います。しっかりとそうした取り組みが行われている、首長レベルでの検討はされていないけれども、いわゆる実務レベルではされているんだというような発信もあってよかったのかなというふうに思うのですが、こうしたところは修正をかけてはどうですか。
答弁 企画振興課長 関澤博行(企画振興課長は2022年3月まで)
これまで実務者レベルの動きについては、情報発信できる内容まで行き着かないような場合もありますので、こういった点については、今後、検討させていただきたいというふうに思います。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
前向きにお願いしたいと思います。次に、路線存続についてどのような見通しを立てているかということです。路線被害、いわゆる南富良野-新得間の大雨におけるこれまでの被害に対し、全線復旧には莫大な費用がかかるということでありますけれども、一方では、国がなかなか動かないことをどういうふうに捉えているかというところを動きとして少し出していかなければ、現状、非常に難しいよねというふうな後ろ向きな考え方が出てくるのではないかというふうに思っております。こうした状況にどう向き合って解決をしていくのか、そうしたところの考えをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 北猛俊
今後の取り組みということでございますので、御答弁させていただきます。根室本線対策協議会の中では、この部分については先ほど企画振興課長から御答弁させていただいたとおりであります。実情が違うということで、滝川-富良野間と富良野-新得間と、路線維持の関係についても別々で検討させていただいている状況であります。したがって、根室本線対策協議会における首長同士の確認は存続ということでありますが、いま、占冠-富良野間は、あるべき交通体系ということでバスの運行等もさせていただいておりますが、これは観光協会が受けたということになっておりますし、そのほかの関係についても、路線維持に向けて、あるいは災害復旧に向けて、復旧した場合、また、バスに転換した場合、どんなことが出てきて、どういう条件で自治体が対応しなければならないのかということを、JR北海道、あるいは北海道運輸局のほうに意見として出させていただいております。いわゆるボールはいま向こうに投げられた形になっております。それが返ってきた段階で、それをもとにして、前段でも申し上げたとおり、新得-富良野間の首長の協議をいただきながら方向性を定めていきたいというふうに考えております。
再質問 9番 渋谷正文
丁寧にお答えいただきまして、わかったことが結構あるかなというふうに思います。市長のお言葉をかりれば、ボールは相手方にあるということですので、相手方から返ってくるボールを想定した動き、我々の対応というのを考えておいていただきたいなというふうに思います。次に、3点目の2年間の地域独自支援を終えるがというところであります。これについては、本市も150万円を2カ年予算化して、北海道全体として2億円という形で取り組みを進めているところでございますが、厳密に見れば、この地域独自支援策というのはいわゆる赤線区ではないのですよね。赤線区ではない中で、地域として、相手方にボールがあるとはいうものの、何かしらのアクション、対応というのは想定しておくべきではないか、何もしないで全部お任せするというようなことではどうなのかなというような考え方を持っているのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 市長 北猛俊
要望、要求という形で伝えさせていただいているだけではなくて、これには非公式ではありますけれども、関係する自治体の首長も入っていただいて、北海道運輸局、そして、JRとの関係につきましても、先ほど申し上げましたとおり、これは根室本線対策協議会の代表ではなくて、関係する新得-富良野間の中心になっている首長ということで、JR北海道の島田社長とも富良野においでいただいたときに意見交換をさせていただいております。したがって、全然なしで要求を出しているということではなくて、その要求についても関係する沿線の首長の意向等も含めて向こうに伝えさせていただいているということでございます。協議の関係についても、回数でどうこうということにはなりませんけれども、2度、3度という形の中で協議をさせていただいておりますので、そのように御理解いただきたいと思います。
再質問 9番 渋谷正文
4番目のところで、富良野-新得間の存続という考え方に変わりはないということでお話ししていただいたのですが、一方では、代替運送というか、そうした輸送ですか、バスの取り組みについても行っているという話をちらっとされておりました。しかし、正直、JR北海道の経営状況を見て、本当に大丈夫なんだろうか、この後、路線の維持で頑張っていっても本当にそれが達成されるのかどうかというところで、何となく薄々、難しいかなというような雰囲気を心の中に持ちながらいる人が多いなと、私もまちを歩いて感じているところなんです。もし、そうした代替案みたいなものが出てきてしまうと、申し上げました総合計画や都市計画マスタープラン、立地適正化計画というようなところを組み上げようとしている中において、不確実性のあるものではありますが、全く考慮しない、あるいは、考慮せざるを得ないプランA、プランBのような話になってしまえば、腰砕けになってしまう可能性もあるので、ここは鉄路を守るという強い意思で進むという理解でよろしいのかどうか、再度確認したいと思います。
答弁 市長 北猛俊
渋谷議員の再質問にお答えさせていただきます。強い決意で臨んでくれということであります。総合計画、あるいは総合戦略を組み立てていくわけでありますから、そうした思いの中で計画は組み立てていきたいというふうに思っております。ただ、答えが出てくるというのは、いま御指摘もいただいたバスの運行等の実績等も踏まえて協議をした中で最終的に判断をしていくことになろうかというふうに思います。いまの状況は長引いておりますから、市民の中には不安視する方もおられるというふうに思いますし、また一方では、新得の市民の会が富良野にもおいでをいただいて、存続に向けて頑張ってくれ、自分たちも頑張るからというような要請もいただいているところでございます。そうしたものも総体的に判断をしながら、最終判断をしてまいりたいと思っております。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
確認をさせてください。バスの輸送の実験も、いまされておりますけれども、そうしたことも今後においては、動きとして変わりが出てくる、いわゆる鉄路の維持ということとは違う答えが出てくる可能性があるように聞こえたのです。そして、それは、結果として、これからつくる総合計画ですから、そうした大きな計画づくりにも影響してくるのではないかというふうに思うのです。市長がもし私が受け取ったような考え方をお持ちであれば、総合計画、そして、そうした重要な計画にも何かしら違った考え方も持つみたいな表現が出てくるように思うのですが、そういう認識でよろしいのでしょうか。
答弁 市長 北猛俊
再質問にお答えさせていただきますが、バスの運行というのは代替案として動いているわけではないのですね。いまは電車がとまっているということから、観光客を運ぶのに試験運行ということで行っているものであります。したがって、こちら側の捉え方としては、代替案になるような要素があるのでは反対ということで、最初、JRのほうにも申し入れをさせていただきました。ただ、観光協会の理解をいただいて、この運行に至っているということでございますので、その部分についてはそのように御理解をいただきたいというふうに思います。総合計画の取り組みということですけれども、不確実な部分を検討の中に入れるというのは、なかなか、計画自体がどういうふうにでき上がるかということも左右するわけでありますから、いまの現状で考えられる最大のことを計画の中に盛り込んでいくということで御理解をいただきたいと思います。
再質問 9番 渋谷正文
不確実なことであるからこそ、まちとしての強い意思を持って取り進めていただきたいということをお伝えして、次のコロナ禍における市内の企業と新規学卒者を取り巻く課題についてに移りたいと思います。まず、求人・求職状況についてでございますけれども、数的にはあるように見えますけれども、職種においてはばらつきがあるということでございました。私は、8月の中旬から下旬に関係機関、学校のほうを回らせていただいてヒアリングをさせていただいたのですけれども、そうしたときにも、学校側としては非常に難しい状況に置かれているというようなことを聞きました。ただ、それを関係機関のほうに話してみると、そのときにそうした情報をつかまえていなかったように思います。つかまえていなかったというところはどうなんだろうねというような話をしながら、この一般質問の時期を迎えているのかなというふうに思います。そうした話をして、ヒアリングをして、聞き取りもしました。その上で、どういうような動きになってきているかというようなところを、もう少し詳しくお知らせいただければというふうに思います。
答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。情報の共有というところであると思いますけれども、市として7月にも企業説明会等を実施していますけれども、それに向けて、ハローワーク、あるいは学校といろいろ情報交換もしてきて、その事業の組み立て等をやってきているところであります。先ほどの市長答弁の中にもありましたとおり、上川管内の学卒求人の関係、あるいは、学卒者の希望する職種について、数字等も集めているところでありますけれども、やはり、企業の経営状況というか、そういうところもありますし、また、子供たちと求人を出している企業とのギャップといいますか、そういうところも実際にはあるのではないかなというふうに思っています。そういう状況も含めて、いま、就職の状況については非常に厳しいというふうに理解をしています。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
厳しい状況の中、就職の動きというのも1カ月後ずれになった経過があります。そうした中で、新しく就職を考えている人たちは、情報をとろうと非常に躍起だったようです。市側でも、そうした集まりというか、23社を集めて39名というお話もありましたけれども、こういうような動きは行っているけれども、実際にいろいろなところを知りたいといったときには、いまの若い子たちはフラノ・ジョブ・スタイルで情報をとりに行ったようです。ただ、そのジョブ・スタイルで情報をとりに行ったときに、情報が古くてちょっとなというような声が幾つも聞こえてきました。こうしたところは、せっかく運用されているのに、なぜそのような状況になっているかという問題を除去していくこと、そして、新しい情報を早く載せることが必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。情報収集についてでありますけれども、いま、フラノ・ジョブ・スタイルにおいて企業の情報等をいろいろ出している中で、内容の充実等も図っているところであります。先日の企業説明会の中で、教員の方の声も聞かせていただきましたけれども、やはり、高校生が理解しやすい職場状況、あるいは、情報発信が重要というふうな声もお聞きしました。そういうところでいきますと、やはり、ジョブ・スタイルの内容の充実が重要になってこようかというふうに思っておりますので、今後も内容の充実に努めていきたいというふうに考えております。
再質問 9番 渋谷正文
こうした状況を踏まえて私として考えたことは、高校あるいは大学等、いわゆる社会との接続がしっかりとできていないのではないかと。よく、幼小連携ですとか、小中連携ですとか、そういう学校側の動きはあるのですけれども、実際に学校側から地域に出ていこう、社会に出ていこうとしたときに、接続の部分についてもっとケアが必要ではないかというふうに、私は歩いていて感じたところがあります。特に、今回は、ミスマッチも起きてしまうと、先ほどのデータから言いますと、建設は多いけれども、事務、販売、ホテル等の求人、求職については減っているということでありますと、そうしたミスマッチが起きる可能性が十分出てくると思います。こうしたミスマッチを解消していくためにも、何かしらの対応がこれから必要になってくると思います。さらに言えば、ミスマッチになっても地域に残って仕事をしたいという学生たちの声が非常に大きかったというのは、非常に心強く思っているところです。こうした声にしっかりと向き合って、そして、地域でしっかり活躍していただけるような仕組みづくりをしていくことが大切ではないかというふうに思っております。こうしたところを申し上げましたが、しっかりと地域をサポートできる体制づくり、学校、そして企業、行政、こうしたところのフォローアップも必要になってくると思います。これからに向けてこうした動きをさらに行っていくべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。
答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。企業とのミスマッチの解消に向けてということが、まず1点かというふうに思っております。企業説明会の教員からの声でありますけれども、先ほども御紹介しました高校生の理解しやすい職場状況の情報発信というのがまず1点あります。それと、社会との接続というお話もありましたけれども、インターンシップ、あるいはアルバイト、こういうものを通して職場を知るといいますか、そういうこともあるでしょうというような御意見もいただいております。また、市のほうで実施しています企業説明会、こういうものも重要な機会だというふうなお話もお聞きしております。それで、地域としまして人材を抱えていくというところでいきますと、やはり、地域の関係者、企業も含めてでありますけれども、連絡を密にして、情報を共有して、何とか地域に学卒者をとどめていくことが必要であるかなというふうに思っています。実際に、いま、市のほうで補助事業等も用意はしていますけれども、今後も地域の維持のために学卒者を抱えていくような取り組みは必要かというふうに思いますので、今後、関係機関、学校等を含めて、それについては検討していきたいというふうに思います。
再質問 9番 渋谷正文
ミスマッチを防ぐ上でぜひとも行っていただきたいなというふうに思うのですが、学卒者の就職の機会を保障する柔軟な対応というのは企業側にも求めたいのですが、一方、雇用を守るために、市は、企業支援のほうもしっかりと全力を挙げて対応していただきたいなというふうに思っております。会議所からの要望の中に、社員となった人に対して、語学も含めてだと思うのですが、技術などを学ばせる就業支援というようなことを要請しているような一文がありました。入ってミスマッチにならないような支援体制、しっかりと学びもあって、充実させていくというようなところも指摘しているのではないかなというふうに思いますが、こうしたことも含めて、市は、企業支援に全力を挙げていく考えを持っておられるのかどうか、再度お伺いします。
答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。先ほども少し御紹介をしましたけれども、市のほうで企業を支えるような支援事業も設けておりますし、やはり、市として、地元の企業に対して就職をお願いしてといいますか、要望書も出しているという立場もあります。そういうことで、企業とも連携し、そういう支援も用意してありますので、今後も、企業とも相談をしながら支えていくようなことも考えていきたいというふうに思います。
再質問 9番 渋谷正文
この案件については、これで最後の質問とさせていただきます。市としても、雇用の場を確保するため、市の採用条件についても一考されてはどうかなと。こういう状況であれば、市側も採用を少し拡大する等、考えてみることも可能ではないかなというふうに思います。いきなりこの話をされても、そうだというような答え方はできないと思うので、一考されてはどうかということで提案したいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えします。正規の職員につきましては、既に採用の募集をさせていただいております。今回も、コロナ禍において、就職内定の取り消しなどという部分を含めて、若干ではありますけれども、市独自で人材確保ということで採らせていただきました。来年のことになると思いますが、基本的に会計年度任用職員という形になるのかなと思いますけれども、いまのお話をいただきながら、これからの予算編成も含めて、この中でいろいろと検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
それでは、3件目の新庁舎建設における浸水対策について再質問を行います。まず、実施設計でございます。当初、8月下旬までに策定する予定というふうに伺っておりましたが、いまだ公表はされておりません。説明を尽くすというところで考えますと、いまは、その説明が尽くされている、尽くされていないというところで意見が分かれている状況にあるのかなと思います。概要版等、市民に対して早急に周知と理解を求める必要性があるのではないかと考えますが、見解を伺います。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。実施設計の結果についての公表という内容かと思います。いまの質問にありましたように、実施設計の業務としては、8月下旬において完了しております。ただ、その後、公表するための資料作成といったような部分は、業務の中には含まれておりません。いま、これから公表するための資料を作成している状況であります。公表の時期は未定でありますけれども、まとまり次第、早急に公表していきたいというふうに考えているところです。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
早急に進めていただきたいというふうに思います。次に、現在、国のほうでは、国土強靱化、そして立地適正化計画など、水災害にも強いまちづくりというのが掲げられております。現在、私たちの市庁舎建設にかかわる部分については、100年に1度ということで想定されているところに、さらに1000年に1度の対策が求められているという現実があろうかと思います。その中においても、万全を期した浸水対策を行った建設をすることが私は求められるのではないかと。先ほど市長からもございましたが、防災機能は最重要であるということでありましたので、こうしたところに万全を期すことが必要ではないかというふうに思います。いかがでしょうか。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えいたします。新庁舎における水害対策の考え方ということかと思います。昨年の第3回の定例会において、100年に1度の大雨による浸水対策として、1階フロアを50センチほどかさ上げするということで申し上げております。さらに、同じ第3回の定例会におきまして、防潮板の設置についても今後検討してまいるということで答弁をさせていただいております。その上で、今回、実施設計において、防潮板の設置や構造等について検討に当たりました。その結果、2019年のハザードマップである1000年に1度の大雨にも耐え得る防潮板の設置、構造について検討したところであります。その結果、70センチの高さの防潮板を設置することで、1000年に1度の大雨にも対応できるというふうに結論づけ、計画をしているところであります。防災対策については、いま、新庁舎をつくる最大の目的でもございますので、やはり、庁舎の防災拠点としての機能というところは最重点で考えていきたいというふうに考えているところです。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
庁舎の部分については、0.7メートルの高さの防潮板をつくることで、1000年に1度の大雨への対応ができるというようなことでありましたけれども、実際に水害があったときの他地域の状況を見ると、駐車場ですとか、前のところもたくさん水がつくような状況になっていると思います。そういう状況をつくってしまうと、結果として、どんなにすばらしい防災庁舎としての機能を持つ市庁舎ができたにしても、機能ができないのではないかという心配があります。そういうこともあって、私は、盛りをしてはどうかというような話もしていたところであります。こうしたことから、駐車場だとかそうしたところも盛り土だとかをできないのであれば、1000年に1度の水がばっと流れてきたときに対応し切れず、候補地としてはもしかしたら不適ではないのかというような考え方も持てるかと思うのですけれども、その件について、私の考え方が違いますよというようなところがありましたら御示唆いただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えいたします。100年に1度、あるいは1000年に1度の大雨の際の庁舎周辺の浸水といったときの対応ということかと思います。現在もそうですが、この庁舎というのは、周りの住宅地、あるいは道路から比べても、現在でもかなり高い状況にはあります。いま、庁舎の部分で浸水しないようにということで、建物自体はそういう考え方ですけれども、駐車場も含めて浸水することになった場合には、周辺はほぼ水につかっている状態ということになります。例えば、そこで災害があったときに、正直、水がある間に出動するということはまず不可能な状況になります。あとは、車をどう水につからないようにするかといったような考え方になろうかというふうに思います。水害につきましては、ある程度の情報、天気の状況等を確認しながら、必要であれば車両センターのほうに車両を避難するとか、そういったような対策はとれるかなというふうに考えております。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
最後の質問とさせていただきます。昨日の一般質問の中での答弁でございましたが、公共事業で経済を回したいという考え、そして、財政上で有利な補助、起債が活用できる、こういう説明がありました。なるほどなというふうに思います。確かになるほどなというふうには思ったのですけれども、これは、浸水対策が万全に施されたものである、いわゆる成果品として適合するものであれば、そうした考え方に立つということは私も理解できるところであります。いまの建設水道部長の答弁からすると、浸水対策の部分については、いま一つ対応できていないのではないかというふうに思います。先ほど申し上げましたが、浸水する高さというのが最大3メートルありますと。高さだけではなくて、実は、水が流れる速さだとか、そうしたものも含めて、防災、いわゆる水対策について考えていかなければならないというようなことが国のほうからも示されつつあります。こういうようなところも万全を期して、建設に当たっては進めていくというようなことが聞けない限りは、私としてはなかなか理解できないかなということになってしまいます。説明をしていただき、質問を終わりたいと思います。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えいたします。いま、浸水の場合にハザードマップで考えられていることは、空知川の築堤の破堤だとか、あるいは富良野川、富良野全域の川の破堤を想定したシミュレーションという形になってございます。浸水に対しては、先ほど申し上げたように、防潮板等で防止できるというふうに考えているところです。また、流速、流れについてどういったような考え方をすればいいかというところは、いまは資料を持ち合わせていないものですから、お答えはしづらいのですが、基本的に、水害に対しては垂直避難ということがまず一つございます。その上で、庁舎がどれだけ耐え得るかといったようなことになるのかなというふうには思っております。果たして、流速がどれぐらいあってというところは、もう少し調べてみないとわからないところでありますけれども、そういったような外力に対しても強い庁舎をつくっていくという考え方の上で計画をしているところでございます。以上です。