富良野市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月21日
(1)労働力確保について/(2)医師確保対策について
2016年6月21日、富良野市議会の一般質問で、広瀬寛人議員が「労働力確保について」「医師確保対策について」について質問し、市長 能登芳昭、建設水道部長 吉田育夫、経済部長 原正明、保健福祉部長 鎌田忠男が答弁しました。
- 質問者
- 広瀬寛人 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、建設水道部長 吉田育夫、経済部長 原正明、保健福祉部長 鎌田忠男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 広瀬寛人
-登壇-さきの通告に従い、順次、質問をいたします。最初に、労働力確保対策、支援の視点からお話をさせていただきます。今月6月1日より、大学生の就職活動が解禁されました。10年ほど前までの就職氷河期と言われた時代がうそのように超売り手市場となり、まさにバブル期同様に、解禁日には既に内定が出ている実態が報道されております。人口減少問題がクローズアップされて久しいですが、特に、職場では新規採用が思うように進まず技術の継承がなされない、新たな事業展開ができない、さらには、人の手配ができないために受注を受けられない、入札そのものを控えざるを得ない状況となってまいりました。大手企業の熾烈な採用競争の余波が、全国の中小企業へ、そして、地方都市の地場企業、中小零細企業に大きな影響を与えております。このような労働市場にさらに追い打ちをかけているのが、全国一斉に取り組みが始まった地方創生の各地域の施策であります。地域の人口を減らさないため、特に生産年齢人口を確保するために、あらゆる分野で自治体が労働力を確保すべく取り組んでおります。首都圏にある自治体では、保育所不足の原因である保育士不足を解消するために、家賃の2分の1を県が、そして4分の1を市が負担して、都会で割高と言われている住居費負担を大幅に軽減して若者の就職を誘導する取り組みが行われております。北海道においても、各自治体の特性に鑑みた施策が打ち出されております。経済学の分野で指摘される基本的な戦略では、同じ土俵に立てない競争相手と正面から戦ってはいけないという原則があります。例えて言うなら、同じ規模で同じ賃金水準の企業が人を採用しようとするとき、生活をする地域の魅力や生活するコストが重要となってきます。いま、全国の生活コストを分析して、労働市場を研究する取り組みが進んでおります。首都圏では、賃金水準が高いものの、家賃も高く、可処分所得が地方に比べて賃金水準の差額ほど多いとは言えない実態が指摘されています。バブル崩壊後の失われた20年と言われる時代に育った若年労働者は、高度成長期を経験した世代、バブル期を経験した世代と違った価値観を持ち、経済活動の判断基準が変わってきていると指摘されています。ワーク・ライフ・バランスの重要性が声高に叫ばれておりますが、若者の意識調査では、みずからの時間や空間を非常に大切にする傾向が顕著となっております。そのことに気づき、企業のみならず、自治体としても、いろいろな施策を講じ始めております。地域外から地元の企業に就労しようとする方への支援として、引っ越し経費の助成や敷金、礼金等の補助、家賃に対する補助、企業が社員寮や社宅を建設する際の助成金や固定資産税の軽減とさまざまな角度から取り組まれております。富良野市内の事業所、さらには経営者から聞こえてくる声は、圧倒的に人手不足であります。その裏づけが富良野市内の有効求人倍率の高どまりにあります。そこで、労働力確保の視点から、住宅政策について5点お伺いいたします。地方創生施策による各自治体が行っている住宅支援策の現状をどのように捉え、分析をされているのか。2点目は、市内事業所の労働力確保状況や労働力が確保できていない原因分析などを把握されているのか。3点目は、市内事業所へ就労を希望する方への住居確保の重要性をどのように認識されているのか。4点目は、市内事業所に就労を希望される方への住宅確保に関する支援策の考え方はどのようなものなのか。5点目は、季節偏差の大きい観光事業等の就労者の住宅確保支援策の考え方についてお伺いをします。次に、新規就労者をふやすための施策について伺います。地元の高校を卒業して、市内事業所で就労を希望する方、大学や専門学校等で富良野を離れた方が戻ってくるUターンや、もともと富良野出身でない方が富良野で就労先を見つけようとするIターンなど、さまざまな立場の方がいらっしゃいます。農業の担い手不足に対する政策と同様に、商工業に対する担い手不足を支援する視点が必要な時代となってきていると考えます。そこで、5点お伺いします。市内事業所の賃金水準、福利厚生制度、業務内容の実態調査と分析作業の取り組みはどのようになっているのでしょうか。次に、市内の事業継承に対する支援策の考え方についてお伺いします。次に、地元の中学生や高校生の就業観をどのように醸成し、Uターンを促す施策を検討されているのか。海外からの観光客増加とともに、ワーキングホリデーの支援策で労働力確保支援が考えられますが、どのような認識と整備の考え方があるか、お伺いします。長期の外国人労働者の受け入れ体制についての整備の考え方はお持ちなのか、お伺いいたします。次に、富良野市内にある潜在労働力、つまり、女性や高齢者の労働力活用支援策について伺います。労働基本法の改正により、60歳の定年から65歳への延長や、60歳定年後の再雇用制度など、年金支給年齢の引き上げにも関連して、高齢者の労働力が質と量の両面から注目されています。また、女性の就労支援としての環境整備も重要となっております。女性の就労率と出生率には相関性があり、北陸地方の女性の就労率の高さと出生率の高さ、貯蓄率の高さは以前からも指摘されており、大いに参考とすべき要素を含んでおります。また、30代後半から40代、50代の世代が直面する育児支援と介護のための離職を防止する取り組みが重要と言われております。貴重で質の高い労働力が育児や介護で失われないように、保育制度や、介護保険制度が整えられておりますが、現状はまだそのニーズを全て受け入れられる状況とはなっておりません。そこで、3点お伺いします。高齢者の就労支援に対する考え方はどのような状況になっているのか。女性の就労支援策の現状と課題分析をどのように捉えられているのか。育児支援と、介護離職防止の現状把握と課題の分析はどのようになっているのか、お伺いします。2項目めとして、医師確保対策についてお伺いします。私がいまさら地方の医師不足について現況を語るまでもなく、地域医療の危機的状況は多くの報道で認識されております。富良野圏域の2次医療を担うセンター病院として、富良野協会病院の医師不足が顕著となり、出張医師の対応などで何とか診療科目の削減を免れておりますが、医療収支の悪化や、受診する患者さんが毎回違った医師に診療していただく不安や不便さなど、多くの支障が生じております。医療は、社会インフラの中でも重要度の非常に高い分野であり、医療環境整備の可否が地域の盛衰を左右すると言っても過言ではありません。地方創生の各施策が着手されようとしていますが、医療分野では医師確保による医療体制の維持が喫緊の課題と言えます。出生率1.8を目標とする富良野市において、周産期医療体制の充実は必須条件でありますが、現実には大変厳しい状況にあると思います。そこで、3点伺います。産科の現状分析と今後の見通しはどうなっているのか。出生率と周産期医療体制の相関性をどのように捉えられているのか。採算性が大変厳しいと言われる周産期医療の収支をどのように支援していくのか、お考えをお聞かせください。次に、医療収支と医師確保の相関性をどのように認識して支援手法をどう構築していくのか、そのお考えについて伺います。具体的に、2点質問をいたします。センター病院の診療科数と医師の充足率はどのようになっているのか。常勤医と派遣医師の割合が医療収支にどのような影響を与えていると分析されているのか。センター病院としての役割を担う自治体病院ではない医療機関に対して、行政として、どのようなスタンスで臨み、支援策を構築するのか、お考えをお聞かせください。以上で、1回目の質問といたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-広瀬議員の御質問にお答えいたします。1件目の住宅施策についての1点目、各自治体の住宅支援策の分析についてであります。昨年、建設水道部におきまして住宅政策係を設置して以来、富良野市内の空き家対策とあわせて、総合戦略にある移住、定住の促進、まちなか居住の推進に向けた民間賃貸住宅への誘導支援策の検討に当たり、道内各自治体の住宅支援策等について調査を進めてきたところであります。今後は、経済部を初め、関係部署との連携を図り、富良野らしい住宅政策を実現するために、分析を進めてまいりたいと考えているところであります。次に、企業の労働力の確保状況についてであります。昨年9月に富良野商工会議所が実施しました平成28年度新規学卒者採用アンケート調査において、従業員が不足していると回答したのは111事業所のうち34事業所でありましたが、平成28年4月の富良野市内の就職者は26事業所、38名という状況であり、労働力の確保ができていない企業が見られるとともに、ハローワーク富良野の4月の有効求人倍率は1.19と高い数値であることから、企業における人材確保は依然厳しい状況であると考えております。企業が人材を確保できない理由につきましては、求職者と企業が求める人材のミスマッチ、賃金や福利厚生、労働条件などが主な原因であると考えております。次に、就労における住居の確保及びその支援策についてでありますが、労働力の確保におきましては、住居の確保、家賃も重要な課題となっております。さらに、観光事業などの短期就労者の住居につきましても、短期間の住宅の確保やコスト面などの理由により、難しい状況であるとお聞きをしているところであります。このような状況の中、本年度、市内企業に向けた福利厚生面での実態調査を商工会議所、商工会と連携して行い、施策の検討をしてまいります。次に、2点目の新規就労者をふやす施策についてであります。現在、市内の企業において人材の確保が難しくなっている状況であり、これに対応するため、新規就労者をふやす取り組みは重要であると考えております。本年度、商工会議所、商工会と連携して、市内企業の賃金の水準、福利厚生制度、業務内容等の実態調査を行い、分析作業を行う中から就労につながる支援策の検討をしてまいります。次に、事業承継に対する支援策についてであります。平成23年度の富良野市商圏商業動向調査におきまして、事業承継の見込みがあると回答した経営者は27.6%、事業承継したいが後継者がいないが10.6%、事業承継は考えていないが31.7%、わからないが30.1%という結果となっており、商店数が大幅に減少するおそれもあり、第三者を含めた事業承継の取り組みが必要であると考えております。平成27年度の中小企業振興促進審議会におきまして、事業承継に向けた支援策について、商店街、商工会議所や商工会、市が連携し、モデルケースの立ち上げ、支援策を検討してはどうかとの議論がなされているところでありますので、今後、中小企業振興促進審議会の中で検討を進めたいと考えております。次に、地元中学生、高校生の就労観、Uターンを促す施策の検討についてであります。平成27年度よりウエブサイト「フラノ・ジョブ・スタイル」を立ち上げ、インタビュー形式で市内の企業を紹介し、若者たちにわかりやすく情報提供する取り組みを進めております。本年度につきましては、掲載企業数の拡大や求人情報の掲載、スマートフォンでも見ることができるアプリケーションの開発も進めており、若者の就労につなげていきたいと考えているところであります。また、富良野小学校、富良野西中学校、富良野緑峰高校の3校が連携をし、小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業に取り組み、ふるさとに心が向く教育を進めているところであり、今後の地元就職につながるものと期待をしているところであります。次に、外国人労働者の受け入れ施策についてであります。現在、市内におきましても、外国人による労働力確保に取り組む企業がふえてきている状況であり、その状況は、複数年の雇用やワーキングホリデーによるものなど、さまざまであると認識をしております。これらの受け入れの対応につきましては、各企業の連携により対応している状況であり、当面は民間による対応を考えているところであります。次に、3点目の潜在労働力の活用支援策についてであります。労働力が不足している現在、高齢者の就労がその対応策の一つとして考えられますが、高齢者の就労における課題は、求人の年齢と労働者の年齢が合わない、希望する職種、内容の仕事がない、賃金、給料が希望と合わない、技術や技能が求人要件に合わないことにあると認識をしております。今後、市内の事業者が労働力を確保するに当たって、高齢者の雇用の実態把握に努めてまいります。次に、女性の就労支援策の現状と課題分析についてであります。平成25年度に開催しましたふらの就職応援フェアにおいて、再就職を希望する女性を対象とした仕事と子育ての両立、再就職に当たっての心構えのセミナーを実施するとともに、平成26年度には、緊急雇用創出事業を活用し、介護人材を育成するなど、女性求職者の掘り起こしに努めてきたところであります。女性の就労における課題は、結婚や出産、子育てや介護などが主なものであると考えており、一度離職し、家庭を持った女性の再就職は厳しい状況があり、仕事を離れた期間や就業時間の制約などから非正規雇用に偏る現状があると認識をしております。次に、育児支援と介護離職防止の現状と課題についてであります。各事業所において、育児や介護にかかわる労働者の労働時間や支援措置を目的とした育児・介護休業法が整備されている状況であります。しかし、支援制度が整備されている事業所は少ない状況であり、依然として仕事と家庭の両立は厳しい現状であると認識をしております。仕事と育児の両立における課題は、各事業所の子育てを支援する制度の導入を初め、働き続けることができる勤務時間の設定や、両立するための職員の雰囲気も挙げられると考えております。また、仕事と介護の両立における課題につきましても、各事業所の介護を支援する制度の導入を初め、金銭的な課題や介護施設の充実や人材確保などが挙げられると考えております。次に、2件目の医師確保対策についての1点目、周産期医療の支援についてであります。地域センター病院である富良野協会病院においては、産婦人科の常勤医師2名体制によって安定した診療体制が維持されてきました。しかし、本年4月からは常勤医師が1名となりましたが、北海道大学医学部産婦人科等が設立した一般社団法人WINDと旭川厚生病院から出張医の派遣を受け、分娩のできる診療体制が維持されたところであります。今後の見通しでありますが、去る6月8日に、北海道とWINDとの間で、北海道における地域分娩体制維持に関する協定が締結され、本協定における支援先医療機関の一つに富良野協会病院が指定されたことから、この協定に基づき、地域センター病院への支援が行われ、今後とも分娩のできる診療体制が維持されていくものと認識をしております。次に、出生率と周産期医療体制の相関性についてであります。私といたしましては、まち・ひと・しごと創生総合戦略において、人口の将来展望に掲げた合計特殊出生率目標1.8につきましては、若い人の働く場となる安定した雇用を創出し、結婚、出産へと結びつくことによって達成されるものであり、周産期医療体制は出生率を引き上げる直接の要因ではないものと認識をいたしているところであります。また、周産期医療体制の確保は、子供を出産する方にとりまして、医療機関が身近にある安心感や利便性、経済的負担などからも重要であり、子供を安心して産み育てることのできる環境は、若い方たちの定住を促す大きな魅力になるものとも考えております。次に、周産期医療に対する支援についてであります。地域において安心して出産のできる周産期医療体制を確保するためには、地域で継続して診療を行う常勤医師と、24時間の分娩受け入れ体制の確保や、常勤医師の負担軽減を図る上からも、出張医を確保することが必要であります。そのため、圏域5市町村が連携をし、地域センター病院における周産期医療体制の維持に必要な支援を検討するとともに、医科大学、北海道等に対し、医師の確保に向けて要請をしてまいります。次に、2点目の医療収支と医師確保の相関性についてであります。地域センター病院であります富良野協会病院では、本年4月現在、診療科が14科開設されており、内科、循環器内科、消化器内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、泌尿器科の8科には常勤医師はおりますが、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科などの6科では非常勤医師のみによる診療体制となっており、全診療科のうち4割が非常勤医師により維持をされているところであります。また、医師数では、常勤医師が減少し、20人となる一方で、非常勤医師は増加し、常勤換算で11.7人に増加し、非常勤医師への依存が高まっているところであります。このため、地域センター病院の医療収支では、地域センター病院の経営努力により平成23年度から黒字決算を維持しておりましたが、残念ながら、平成26年度からは、人件費負担の大きい非常勤医師の増加などにより、医療収支が悪化をし、赤字決算になったと報告を受けているところであります。また、非常勤医師の診療による市民への影響としては、担当医師が受診のたびにかわり、かかりつけ医師でないことから、診察時間も延び、待ち時間の増加要因にもなっていると認識をしているところであります。これらの状況を踏まえ、将来に向け、市におきましては、平成25年度より、地域センター病院に対し、医師確保対策のための助成を行い、また、平成26年度には、旭川医科大学と医師養成確保に関する連携協定を締結し、同大学の医学生を対象とした医師養成確保修学資金貸付制度を創設、対象者1名が医師免許を取得し、本年度、地域センター病院に研修医として勤務をしているところであります。今後、常勤医師の確保が必要であり、圏域町村、富良野医師会など関係団体と連携をしながら、北海道社会事業協会本部を初め、医科大学や北海道等に対し、医師確保に向けて強く要請してまいります。また、2次救急医療の運営費のため、圏域5市町村で助成を行っているところでありますが、これまでと同様に、圏域5市町村と連携をして地域センター病院に対する支援について検討をしてまいります。以上であります。
再質問 16番 広瀬寛人
それでは、順次、再質問させていただきます。住宅政策の一つ目として、各自治体の住宅支援策の把握、そして分析がなされているかという問いに対しましては、住宅政策係が新しく設置されたところで、調査済みである、今後分析をしたいという答弁をいただきました。私自身も、新聞報道だとかウエブでいろいろな住宅等に関する施策の概略はつかめておりますが、実際の詳細についてはなかなかつかめていませんし、また、商工会議所や商工会もこのことについては取り組みを進めているので、こういった調査済みのデータについては非常に参考になると考えますが、調査済みデータについては開示いただけると考えてよろしいのでしょうか。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。現在、調査をしたのみであって、まだ分析は進んでおりません。各自治体はさまざまな支援策を行っている最中でございますので、こういったものについて、全市町村というわけにはいきませんけれども、富良野市に合った施策があれば、必要に応じては当該市町村に具体的に問い合わせを行って、もう少し調査結果をまとめた上で公表してまいりたいというふうに思っております。以上です。
再質問 16番 広瀬寛人
再度、質問します。調査済みであって分析をしていないと市長が答弁をされました。調査済みの現データを開示できるかどうかについてお伺いします。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
現段階は、まだウエブ等のまとまった資料だけでございまして、調査済みと言っても、恐らくは商工会議所等の調査と同じレベルであるというふうに考えております。我々のほうでもうちょっと具体に整理をした上で、公開をさせていただきたいというふうに思っております。以上でございます。
再質問 16番 広瀬寛人
といいますと、生データはあるということですので、どれくらいのスケジュール感で調査済みのデータが開示になるのでしょうか。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
それについては、まだちょっと担当課と詰めてまいりますので、今後検討をさせていただきたいというか、もう少々お時間をいただきたいということで、具体的な日程については御答弁を差し控えさせていただきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 16番 広瀬寛人
それでは、なるべくいい調査結果というか、データが出ることを期待いたしまして、次に移りたいと思います。昨日の宇治議員との質問と重複する部分があるので、そこは重複を避けて、特に答弁をいただいた市内の事業所等の今後の労働条件等に関する分析結果を待ちますが、集積されたものの中から出てくる施策が大変に重要となるというふうに思っています。そこで、きのうの答弁の内容に関してさらに進んだ質問ですが、その実態調査についてはどんなスケジュール感で行われるのか、お聞きしたいと思っています。といいますのは、要は、例えば今年度の中で整理が終わるにしても、新年度、平成29年度予算に反映させられるような時期に、データ収集、そして分析が可能となって施策に盛り込まれるようなタイミングなのか、それとも、もう全然間に合わなくて、少なくとも30年度くらいに反映させられるようなタイムスケジュールなのか、そのあたりのことについてお伺いします。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
福利厚生等を含めた企業への実態調査ということで、現段階では事務的な項目等を含めて商工会議所等と協議を進めておりまして、今後それをまとめて企業のほうに調査をかけ、それを収集、分析いたしますので、なるべく早い段階で整理したいというふうに思っておりますけれども、平成29年度の予算への反映については少し厳しいものがあるのかなというふうなスケジュール感を持ってございます。
再質問 16番 広瀬寛人
後段の新規就労の部分の商工会議所の実態調査について、恐らく、私自身は一つの調査の中でできるのかな、あえてわざわざ二つを分けて別々に立てる必要はないのかなというふうに思っていますが、そのような理解でよろしいかどうか、確認をさせていただきます。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。労働力の確保ということで、新規就労ということも含めて、何度も分けたり、あるいは、会議所と市が別々な調査をすることのないように、なるべくトータルで統一した形の調査をかけたいというふうに思ってございます。
再質問 16番 広瀬寛人
続いて、季節偏差の大きい事業所、従事者に対する対応施設ということでお伺いをさせていただきます。現時点では、観光事業を中心として季節偏差が非常に大きい労働者に対応するいわゆるアパートやマンスリーマンション等がなかなかない富良野市においては難しいと分析をしているという答弁をいただきました。実態は、本当にそのとおりだというふうに思います。私は、富良野市が農業体験者施設を麻町のほうに持っておりますが、やはり、これも、富良野市の基幹産業である農業と観光の中で、農業の部分の労働力確保にとってこの施設があるということは非常に意義深いし、大きな役割を果たしているというふうに考えております。私自身は、いま富良野市が持っている農業体験者施設と同じように、商工観光業者の就労者も利用できるような施設があると、本当に季節偏差に対応した部分の労働力確保に大きな貢献になるというふうに考えておりますが、官民で知恵を出し合ってそういったものを考えていくようなお考えがあるかどうか、お伺いします。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
広瀬議員から農業体験者滞在施設のお話が出てまいりましたけれども、この施設の設置目的につきましては、滞在型農業体験を通じて農業への理解を促すことにより、農業の振興や農業担い手の育成、都市生活者との交流の促進などを図るということでございます。結果として農作業ヘルパーとして働いていただいているということはございますけれども、この寮の設置目的としては以上のとおりでございます。また、観光も含めて、そちらの施設につきましては、今後、民間事業者の皆さん等の意向も踏まえながら、どういう形で進めるのがいいのかということについて協議をしてまいりたいというふうに思ってございます。
再質問 16番 広瀬寛人
それでは、事業承継支援策に移りたいと思います。事業承継支援策の答弁といたしましては、平成23年の調査結果に基づいた中で、もしくは、中小企業振興促進審議会等を活用していきたいということで答弁をいただきましたが、いま、少なくとも上川管内では、平成27年度段階で事業承継についての支援策が取りまとめられていると私は把握をしておりますが、そういった内容について、富良野市のほうとしては認識をされているのでしょうか。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
お答えをいたします。上川管内で事業承継に関する支援を行っている自治体ということでございますが、私どもの調べの中では、道のほうから平成27年度に10の市町村が支援策を持っているという資料をいただいております。なお、このデータでは、市については旭川市のみ、あとは町村ということでございます。
再質問 16番 広瀬寛人
部長がいま答弁されている部分は、恐らく、上川総合振興局で発行した上川管内版の事業継承のリーフレットのことだというふうに思いますが、私自身もそれを目にして、非常によくまとまっておりますし、支援の施策の方法、考え方についても大いに参考になると思います。ただ、これは財源が必要なので、隣町がやっているからすぐに富良野市でやったらいいなどと、そんな単純な話にはならないと思いますが、少なくともこういう考え方で支援をしている町村があることについては、富良野市内の経済団体も含めて情報を共有して、事業承継についての確率が高まるような施策を官民ともに考える必要があると思います。そのあたりの情報を共有するという作業は現段階ではできていないと思いますが、お考えをお聞かせください。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。事業承継について、管内のほかの自治体でやっていることに関してまとまったものが一定程度ありますので、これについては、まず、関係団体に情報を提供させていただきたいと思ってございます。また、富良野市といたしましても、事業承継という言葉は使っておりませんけれども、現行の中小企業の振興総合補助金の中でもそれに準ずる助成支援策ということもございますので、こちらの活用、あるいは、今後の中身の検討も念頭に入れておきたいというふうに思ってございます。
再質問 16番 広瀬寛人
富良野市内の中小企業振興策については、毎年、リーフレットも改訂され、商工会議所会員にも配られて、また、富良野市の広報にも折り込みで全戸配付されておりますので、私は、データ、情報としては行き渡っているというふうに思いますから、当然、それは活用していただければいいと思います。ただ、ふだん、意識的に情報をとりに行かなければ入らない情報については、商工観光課を中心として、経済団体もしくは事業所にいろいろなアイデアが届くようにすることが肝要かというふうに思います。いま、あえてそのことにも取り組む方向で考えるという御答弁をいただきましたので、それはそれとしてということで、後段の部分は、いま、もうやっていただいているとおりで問題ないかと思います。次に、ワーキングホリデー、もしくは、外国人の年間就労も含めてということで、再質問をさせていただきます。ワーキングホリデーについては、過日の北海道新聞の1面で、札幌市内の商業施設、デパートやドラックストアを中心に、こういった方々の力をかりて接客のレベルを上げているという報道もされております。また、道内の近隣でいくと、占冠も含めて、海外のお客様が多い宿泊施設でも、このようなワーキングホリデー等を活用してサービスのレベルアップを図っているし、労働者確保にも努めているというふうに私も理解をしております。ここで一番問題なのは、ワーキングホリデーのビザを取る際の作業、それから、ビザを取得するための期間、きちんとすぐに住まえる場所、この辺はなかなか難しいものがあって、ワーキングホリデーをとるということも含めて、富良野市内の事業所の中では、無理とは言いませんけれども、かなりハードルが高いものになっております。そこで、こういったところは、例えば観光協会と富良野市が手を組んで一つのルーチンワークをつくり上げて支援をすることが効率化を図ることというふうに私は考えますが、見解をお伺いします。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。現在、日本においては、単純労働者の海外からの受け入れはしないというもとで、五つほどの分野に分かれて働いていただける方がおります。いわゆる専門的・技術的分野の方、あるいは、日系定住者・永住者というようなことでの身分に基づいて在留が認められる方、それから、技能実習と言って、最長3年間、研修という目的で農業、建設業、食品加工業等の74職種、133分野が対象となっている皆さん、それから、いまお話しになったワーキングホリデー、あるいは、留学生のアルバイトということで、それぞれ海外からの方を雇用できるようになっております。そういう中で、ワーキングホリデーにつきましては、現在のところ、富良野周辺では、民間の方々が中心となってワーキングホリデー互助会というグループをつくって情報を共有されているというようなお話も聞いてございます。ただ、現在のところ、住宅の関係だとかビザの関係などについて、行政的に何か取りまとめることについては考えていない状況でございます。
再質問 16番 広瀬寛人
いま、部長のほうから、現時点では考えていないという答弁をいただきました。しかし、先日、法務省は、2015年におけるいわゆる不法就労外国人の強制退去に関するデータを発表しておりますが、御存じでしょうか。農業従事者が1,744名で、3年前の3倍になって、全体の21.9%にふえており、特に、東京から近い茨城、千葉で多くふえているというデータを発表いたしました。この中で、トップを抜いてというのは、以前のトップは建設業だったのですが、建設業は、その数年前から労働者不足ということもありました。あくまでも、民間企業、事業所が雇う民間の労働条件というか、雇用の中に官が入らないということは、大原則として理解いたします。しかし、地域としてこの問題に全く手をつけずにいることについては、私は、そのような考え方ではこれからの国際化の時代にかなり難しいのではないかというふうに考えております。先日、占冠村長さんとお話をさせていただいたときに、私は、ニセコ、倶知安地区で海外の労働者がふえている中で、御子息、御令嬢たちの学校に対する支援策に関して情報を持っていたら教えてほしいということで声をかけられました。実際にそういった形でどんどんふえてくると、いろいろな諸問題が出てまいります。ですから、全くお手伝いをしないということでばつっと切ってしまうのではなくて、どういった必要性があって、その中で官がお手伝いできることはあるのか、民に振るべきものは何なのか、そのあたりのことをきちんと考えていく作業が必要ではないかと思いますが、見解をお伺いします。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。外国人労働者の雇用に向けて、先ほど申し上げた分野ごとといいますか、グループごとにそれぞれ対応も変わってくると思います。そのことも含めまして、今後、行政的に何ができるのかということについては研究をしていきたいというふうに思ってございます。
再質問 16番 広瀬寛人
それでは次に、潜在労働力のほうに移りたいというふうに思います。まず、女性の就労が難しいことについて、いろいろな分析の中で、結婚、出産等を経た後に正規で職場復帰をするのはなかなか難しいと分析されているというお話を伺いました。1点は、まず私自身が富良野市内でよく耳にするのは、いわゆる103万円、130万円という雇用保険、社会保険等の部分が一つのハードルになってと、これは市のレベルではなくて、国のレベルですが、そういったことがあります。それからもう一点は、労働衛生法で、一定の人数の女性をふやすと、その職場内での労働環境を整えなければならない、こういったことも事業所にとってはハードルになっていることがあって、多方面で女性の就労をふやすための支援策があるというふうに思います。国の支援策の中では、産休をとった方を復職させるために、その復職に対して事業所に資金面での支援制度があったりします。私自身も実際にそういったものの活用をやっていて、とてもいい制度ではあるというふうに思いますが、富良野市内の事業所ではなかなかハードルが高いというふうに思っています。そういった中で、富良野市内の事業所のレベルがクリアできるような形で、女性が産休をとって職場に復帰することへの支援策みたいなものの構築が必要と考えますが、見解をお伺いします。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。女性の就労、職場復帰の関係ということでございます。現状は厳しいということで、市長から答弁をさせていただきました。そのハードルを下げるために何か支援ということだと思いますけれども、まず、一つ言えるのは、富良野市内におきましても、業種によっては、女性の就労、職場復帰といいますか、就労率が高い職種と低い職種があるというふうに認識をしております。そして、まず、事業所がそういう女性を雇用する意思を持てるかどうかということと、そこを支援するだけの制度なり負担をするかということについては、非常に微妙な問題があるのかなということがございます。これらにつきましても、今後の企業への実態調査の中で、もし触れられるのであれば考えていきたいというふうに考えてございます。
再質問 16番 広瀬寛人
いま、部長からの答弁で、実態調査の中身も含めて考えてみたいという答弁をいただきました。ぜひお願いしたいのは、次の質問の育児支援のところと重複をするのですが、現在、富良野市の事業所において、いわゆる働く女性の方が乳児、幼児等を抱えられている中、事業所内に託児を設置して、パートを含めて女性が就労しやすい施設をつくっている事業所が何件か見受けられております。そこの事業所のオーナーの方とお話しすると、やはり、採用に当たってはこういう施設をきちんと設けていることが採用に非常に大きな決定力を持っているということで、コストはかかるし、大変なリスクも抱えるけれども、やったことによって、一定人数のパートを確保できたという感想を述べられております。それができる事業所が全てであればいいのですけれども、そうではない事業所も含めて、パートも含めて、育児に携わっている年齢層が、就業しやすいような何らかの労働環境整備をできるためのデータ分析が必要かと思いますので、ぜひ、そのあたりは入れていただきたいなと思っております。次に、医療について、周産期のほうに移りたいと思います。昨日の天日議員への答弁もありますので、重複する部分は割愛してお伺いをいたします。WINDとの提携ができまして、いわゆる厚生病院、それからWINDからの支援をいただけるということで新聞報道もありました。大変喜ばしいことだと思っています。5施設の中に選ばれたということで、もともとの一般社団法人WINDというのは、いわゆる周産期の産婦人科の現場の先生と、それから、先生の卵を育てるために、平成20年に北大の医局の機構改革によって別法人としてできたものだというふうに理解をしております。ですので、今回の旭川厚生病院とWINDの流れの中で、富良野のセンター病院である協会病院への支援をいただくと発表いただいておりますが、その役割分担というのはどのように理解をしたらよろしいのか、お知らせをいただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
広瀬議員の再質問にお答えいたします。このたびの協会病院におけるWINDと旭川厚生病院の支援のあり方でございますけれども、この支援につきましては、いま、常勤医が1名体制になったということで、出張医の派遣をしっかりとしていただくことを確認しているところでございます。具体的には、火曜日の午後から水曜日の朝まで、旭川厚生病院から出張医に来ていただく、また、金曜日の夕方から日曜日の夕方まで、WINDと旭川厚生病院の中で出張医に来ていただいて、24時間体制の医療環境をつくるような形での診療体制を確立させていただいているところでございます。以上でございます。
再質問 16番 広瀬寛人
1点、確認をさせていただきますが、WINDは、2年間の初期研修、それから後段の3年間の産婦人科研修、これを終えると、初めて産婦人科の専門医の受験資格ができるということで、それを支援するのがもともとの仕組みだというふうに理解をしております。いま御答弁をいただいた中では、金曜の部分については、旭川厚生病院の先生と、WINDのほうで言うと後段の3年間の研修医さんがおいでになるというイメージなのか、その詳細をお知らせいただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
広瀬議員の再質問にお答えいたします。WINDの役割としては、人材育成ということで研修医を含めて育成を行っている部分がありますが、今回の協会病院への派遣については、その研修を終えた医師が、地域の医療のため、診療するための派遣ということで進めているところでございます。WIND自体の目的としては、医師を派遣していきながら地域医療を守ること、それから、当然、北海道大学の産婦人科の医局が中心となって行っておりますので、そこで新しいお医者さんの研修をしていくという取り組みをしている状況でございます。以上でございます。
再質問 16番 広瀬寛人
最後に、医療収支の部分について再質問をさせていただきます。センター病院は、富良野市立病院ではなく、自前の自治体病院ではないので、どこまで経営に関する情報を共有できるかということでは、一定の制限があろうかというふうに思います。その中で、先ほどの診療科目にもございましたが、診療科目によっては収支バランスが非常に厳しいもの、そして、厳しくないとは言いませんが、ある程度とりやすい科目があろうかと思います。まず、そのあたりの診療科目による医療収支、それから、現行で常勤医でいる方、それから、科目によっては出張医でも常勤医でも大きな医療変化がない科目があるのか、つまり、その頻度とか患者数の部分です。それから、常に内科医等をフル回転して、常勤医のほうが圧倒的に収支が合いやすい等、こうした医療分析の情報交換についてはどのようになっているのか、お知らせをいただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
広瀬議員の再々質問にお答えいたします。医療収支につきましては、地域センター病院の運営協議会の中では、病院単体の全体的な収支の部分で御報告をいただいているところでございます。各診療科目の収支というのは、具体的なところまではまだ整理がついておりませんが、やはり、不採算性部門という部分の考え方もございますので、そちらについては、今後、協会病院の中で分析等も進めていただきながら、必要なところは検討の部分になってくるかと思っております。以上でございます。