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富良野市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月14日

人事制度について

2015年9月14日、富良野市議会の一般質問で、広瀬寛人議員が「人事制度について」質問し、市長 能登芳昭、副市長 石井隆が答弁しました。

質問者
広瀬寛人 議員
答弁者
市長 能登芳昭、副市長 石井隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 広瀬寛人

-登壇-おはようございます。さきの通告に従い、順次、質問をいたします。市長は、平成27年度市政執行方針の中で、簡素、効率的な行政運営の推進に関して、人事評価制度の導入や研修によって、幅広い視野と政策能力を備えた市民と協働する職員の育成に努め、あわせて、第4次定員適正化計画の策定に取り組むと表明されました。そこで、人事制度に対する見解をお伺いいたします。そもそも、組織論上の人事の目的とは何であるのか、官民問わず、組織が形成されるということは、目指すべき事業目的を実現させるために、人、物、金という経営資源を集め、三つの経営資源を有効に活用して効率的に事業目的を達成させるマネジメントの人に関する分野が人事と言われております。地方自治体の事業目的は、自治法にも示されますように、住民の福祉の向上であります。道路や上下水道等の社会資本整備と、教育、保健、福祉などの行政サービスを提供して、地域住民の生活をよりよいものにするという目的を達成するために、高い意欲で仕事に取り組み、みずからの役割と責任を果たすよう適材適所に配置することが肝要であります。人事制度は、組織目的を果たすために、人事上の施策の集合体であり、その中核をなすのが等級制度、評価制度、報酬制度であります。このたびの人事評価制度の導入は、人事施策の中核でありながら、民間組織との違いによって導入が進まなかった範疇のもので、今年度に着手をされたことは大いに評価できることと思います。民間組織においても、人事評価制度の運用がスムーズに遂行されるか否かで、組織の業績が大きく変化してしまう事例が散見されます。一定期間の職員の行動や成果を評価する仕組みは、何を評価するかという評価項目と、どう評価するのかという評価基準を明示すること、そして、だれが評価するのかを明らかにすることが重要と言われています。そして、その評価をどのような形で等級制度や報酬制度に関連づけるかという総合的な視点が求められます。人事評価制度は、常にその手法と効果の検証が必要で、組織を運営する中で終わりのない試行錯誤が必要なマネジメントと言われます。そこで、3点質問いたします。人事の目的と評価制度の整合性をどのように図るのか。客観性や透明性の担保手法はどのような仕組みとなっているのか。人事評価制度の導入スケジュールと進行管理はどうなっているのか。次に、研修制度についてお伺いします。先ほど述べたとおり、このたびの市政執行方針では、幅広い視野と政策能力を備えた市民と協働する職員の育成に努めるとありますが、社会人として、公務員としての一般的見識を高める研修と、専門分野の特殊事案を解決するために政策立案ができるよう勉強する研修に大別することができると思います。民間企業では、ジェネラリスト分野の研修と、スペシャリスト分野の研修、管理職等のマネジメント能力研修や試験など、体系的研修システムが構築されることが多いと思います。また、出向や研修という手法を駆使して、別の企業体や官庁で一定期間の職場経験を積み、仕事のリズム、ノウハウ、人事交流による人脈づくりを行います。今後ますます社会情勢の変化は速くなり、行政課題は複雑多岐にわたると思います。そこで、2点お伺いします。研修制度の概要と実施、検証作業をどのように行っているのか。本省や民間との人事交流は重要と考えますが、人事交流の意義や必要性をどのように捉えられているのでしょうか。実施状況も含めてお知らせください。次に、第4次定員適正化計画についてお伺いします。第3次の定員適正化計画が本年で終了いたします。この計画では、平成27年度の目標とする職員数を285名とし、中期目標として、第4次、平成28年から32年で270人台、第5次、平成33年から37年で260人台としております。私は、これからの定員適正化計画策定に当たっては、人口推計をベースとした定員回帰指標や類似団体職員数のみならず、富良野市がこれから目指すべき地域づくりにおいて、自治体職員が行わなければならない職務、民間に委託できる職務、人口減少社会と言われる成熟社会で自治体職員に新たに課せられる能力、グローバル化、国際化と表現される言語、宗教、習慣の違う方々が行政サービスの客体となる時代、そして、年金制度の改定に即した再任用制度導入など、複雑多岐にわたる視座を持って立案する必要性があると思います。そこで、4点お伺いします。定員目標設定は何に依拠して算出をされるのか。策定作業組織の構成や進捗状況はどうなっているのか。再任用制度の活用と新規採用のバランスをどのように図るのか。スペシャリストとジェネラリストの育成に対する考え方はどのようなものなのか。最後に、新規採用についてお伺いします。大学生の就職活動の解禁日が4カ月後ろ倒しになった本年は、氷河期や超氷河期と呼ばれた就職難時代から打って変わって、オワハラと呼ばれるように、内定企業が自社への就職を決定させようと就職活動を終わらせようとするハラスメントが問題になるくらい超売り手市場であります。解禁日以降1カ月半が過ぎましたが、内定辞退者が続出して思うように採用人数を確保できない企業が続出し、特に上場企業以外の中小企業は深刻な問題となっております。公務員の採用スケジュールは、民間企業のスケジュールと違い、併願することが難しいと言われていますが、優秀な人材を獲得する難しさは民間企業の景気動向に左右されることが多く、安定志向だけの人材ではない優秀な人材確保には創意工夫が必要と思われます。日本の企業でも、4月入社一括採用制度から、海外の企業のように適宜採用に切りかえたり、一括採用と適宜採用の併用、社会人枠のような中途採用、特殊な資格や経験を積んだキャリアを重視した採用、また、年齢階層のゆがみを修正するような年齢層を考慮した採用の必要性も忘れてはならないと考えます。多様性、国際化に対応した自治体職員の配置も含め、採用と退職による新陳代謝が常に行われつつ、一定の質と能力を担保するための採用施策が大切と考え、3点お伺いします。景気動向や若年層の就業観の変化、絶対数の減少等で、優秀な人材確保はより競争が厳しい時代となってきていますが、職員採用の市場変化にどのような認識をお持ちなのでしょうか。地方公務員と民間採用の制度や時期など、官民の違いを上手に克服して優秀な人材確保に努めなければならないと思いますが、何らかの改善策をお持ちでしょうか。国際化を念頭に置いた採用や、採用基準に何らかの資格等を追加するなど、採用視点にグローバル化という要素を加味した採用も必要な時代と考えますが、見解をお伺いします。以上、お伺いし、第1回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。広瀬議員の御質問にお答えいたします。1件目の人事制度についての1点目、人事評価制度の概要とスケジュールについてであります。地方公務員法の一部を改正する法律が平成26年に公布され、平成28年4月1日より施行の見込みであります。人事は、組織目標であります住民の福祉向上に効果的、効率的にいかにすべきかを基本に行っているものであります。したがって、人事評価制度は、当然、この組織目標に資する制度である必要があると考えております。本市の人材育成は、これまで、協働する職員を掲げ、富良野市の職員であるということに誇りと意欲を持ち、住民の目線に立って行動できる職員の育成に努めております。人事評価制度は、組織目標を全職員が明確に認識し、組織の活性化に役立つものとして、また、人材活用、公正な処遇、能力開発が図られる人材育成、処遇管理の手法として導入してまいりますが、特に、職員の意欲を引き出し、意識改革を図る人材育成を重点に考えているところであります。客観性と透明性は、業務目標の設定及び評価する段階での評価者と被評価者の面談、評価結果の本人への開示により確保してまいります。現在、制度設計とあわせ、人事評価制度の職員研修を行いながら、平成28年度の導入に向けて準備を進めております。また、評価制度の進行管理は、導入後においてもより効果的な人事評価制度を目指し、適宜、見直しを行っていく考えであります。次に、2点目の研修制度についてであります。平成23年度から体系づけて実施してきており、職場内研修、職場外研修、職階層別研修、専門実務研修、政策形成能力開発研修等を実施してきているところであります。なお、本年度は、これらの研修に加えまして、人事評価制度の研修を、全職員参加を基本に重点的に進めております。検証につきましては、研修後に必ずアンケートを行い、把握するとともに、その後の研修の参考としているところであります。資質向上は、自学、みずから学ぶことが基本であると考えておりますが、研修はその気づきの場として実施をしているところであります。導入予定の人事評価制度の目的の一つにも自己の気づきがあります。みずからの能力の得手不得手を認識、理解することで自己の能力開発に生かすという考え方であり、今後ともさまざまな研修プログラムを提供し、職員育成に努めてまいります。次に、人事交流は、現在、北海道と相互交流を行っておりますが、さまざまな価値観や仕事のやり方の違いに触れ、視野の拡大、専門的知識の習得等が期待でき、人間関係の構築という意味でも貴重な機会であり、有意義なものとして認識をいたしているところであります。また、国の機関としての交流人事については、国との協議が必要となるため、これまで実施をしていないところであります。次に、3点目の第4次定員適正化計画についてであります。定員目標の設定は、行政需要、業務量を勘案し、類似市との比較、国が示す指標、現計画で示している人員を参考に決定をしていく考えであります。また、策定作業は、行政改革推進委員会及び行政改革推進本部会議で進めてきており、計画の基本的枠組み、考え方等の整備を一定程度終え、最終的な組織・機構、人員を詰めている段階であります。住民サービスの向上を最少の費用で最大の効果を上げるため、さらなる行政改革の推進、民間活力の導入を含め、より効果的な職員配置を進めてまいります。次に、再任用と新規採用についてであります。今後5年間で50名程度の定年退職が予定されており、年金無支給期間を対象に、本人の希望を確認の上、再任用してまいりますが、新規採用につきましても、現計画の計画的な採用を基本的な考えとして踏襲し、一定数の確保に努めてまいります。また、昨今の自治体業務におきましては、専門的な知識が必要な部署がふえてきており、今後一層その傾向が強まるものと考えますので、有資格者の採用や職員の資格取得の奨励とあわせ、専門的職員と総合職員の区分を設けての人材育成を検討してまいります。次に、4点目の新規採用についてであります。優秀な人材確保は、官民問わず、重要な課題と認識をしております。特に、近年、景気回復に伴う求人増で就職戦線が売り手市場になっており、その傾向は今後も続くことが予想されることから、本市の将来を支える優秀な人材確保のためには、採用方法など柔軟な対応も必要であると考えておりますので、今後、国際感覚、豊富な知識、経験を有する者を社会人枠を設けて採用するなど、幅広く人材を確保する方策の検討が重要と考えているところであります。以上であります。

再質問 16番 広瀬寛人

それでは、順次、再質問をさせていただきたいと思います。まず、公務員法の一部改正に当たって人事評価制度の導入という答弁を市長からいただきました。昨年、平成26年6月の時点で、総務省の自治行政局公務員部給与能率推進室から、人事評価制度の導入にわたる案内が各自治体にあったかと思います。いま、市長から、この範疇に沿った中で答弁をいただいたなというふうに考えておりますが、認識として、1点確認させていただきます。私は、これは、地方公務員法の改定によることで人事評価制度を入れなさいというのがきっかけではあるけれども、国から言われた指示というよりも、さらに踏み込んで、それをよいきっかけとして、組織を活性化させるために、富良野市という自治体としての特徴も含めて人事評価制度を検討していく姿勢が必要だというふうに考えておりますが、見解をお伺いしたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

広瀬議員の御質問にお答えいたします。先ほど来、広瀬議員の御質問の中にありますし、市長の答弁の中にもあったと思いますけれども、人材育成は、基本的に人的資源ということで必要なものと認識しておりますので、これまでも研修の充実等を含めながら人材育成に努めてきているところでございます。総務省で示しております人事評価制度を基本といたしまして、より地域の実情等を把握できる職員の研修を深めながら、職員の育成に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。

再質問 16番 広瀬寛人

それでは、評価の部分についてお尋ねをいたします。総務省も、能力評価と業績評価に分かれて評価するようにということを指示されております。ただ、民間企業の場合、能力評価のいろいろなプログラムがありますし、業績評価についても、売り上げとか利益率とかがあって、具体的で見やすい指標が多うございます。そういう中で、人の能力を評価するのは官民問わずなかなか難しいものですが、特に行政の仕事に対する業績評価ということを考えると、数値がわかりやすいものもありますけれども、例えば、住民全体の福祉が向上したことをどう評価するかといったことなど、非常に難しい面があります。それとともに、部署、いわゆるチームとして当たった場合の業績に対して、チームの中の誰を評価するのかというのは、民間企業でもそうですが、大変難しいものがあります。この能力評価と業績評価は、どのようなものを指標として当たっていくのか、いま、そのあたりについて検討をなされているのであればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御質問にお答えをいたします。総務省のモデルの能力評価と業績評価、また自己評価等を含めて、評価の指標を設けていくという形だと思います。いま、広瀬議員がお話しになったように、能力評価については、自分はどこまで能力を発揮できたかという数値目標は難しい部分があると思っておりますので、現在、少しでも職員の自己評価が可能となるように研修を進めているところでございます。業績評価につきましては、部長、課長、係長等いうようにそれぞれの職務がございます。大きな部分でいくと、基本的に、部長等については施策だと思いますし、課長職については、その行う業務総体の評価という形になろうかと思っています。職員については、事務分掌等がそれぞれありますので、個々の事務がどういう形になっているか、どこまで進んでいるかという部分を評価の対象としていくように、現在、検討しているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

いまの2点の答弁のうち、能力評価について再度お伺いいたします。先ほど、市長から、職員の意欲も含めて、みずから向上することを促したいという答弁をいただきました。民間企業等では、例えば一つの資格の取得を奨励して、一定の資格を取得すると一段階上がるとか、賃金面に反映させるようにして、いわゆるインセンティブを設けて意欲を持たせるということをしております。私は、これからは、自治体の中においてもこういったことが必要なことだと考えますが、そういったものも含めて、能力向上を促す制度的なものをお考えなのか、お伺いいたします。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御答弁申し上げます。先ほどの市長の答弁の中でも、人事評価制度については、今後とも改善していく必要性があるということでございます。いま、職員の中にも自主的に学んで、いろいろな免許等を取得している職員もおります。そういう職員については、専門的な職場につきたいという意思があって取っていると認識しておりますので、そういうことへの配置も検討しなければならないと思います。今後は、いまおっしゃったような内容を人事評価に加えるかどうかということも検討していかなければならないと思っているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

それでは、評価の部分に移りたいと思います。人事評価をするときの問題は、官民それぞれございますが、先ほど私も述べましたように、人を評価する側のほうが非常に難しいということであります。そういう中で、一つの基準を設けて、その基準にどう合致しているかという評価者の訓練が非常に重要かと思います。民間の大手企業でも、こういったものの導入がうまくいかなくて、業績を大きく下げるような報道が幾つもされています。それだけ、評価をする人の養成が難しいというふうに私も感じております。そこで、まずは、評価をする人がどういう層なのか、また、評価をする方々のいわゆる評価技術、スキルはどのように研修していくのか、そのあたりについてお伺いいたします。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御答弁を申し上げます。いま、広瀬議員の御質問の中でありましたように、評価するというのは非常に難しいというふうに認識しているところでございます。しかしながら、目標がどう達成されたかどうか、客観的に評価しなければならないと思っておりますので、今後、制度設計をしていく上で、何を客観的に評価するのかということが重要だと思っていますから、今後、それらについても検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

いま、副市長から答弁いただきまして、今後ということで理解はしますが、まず、1点は、市長答弁にあったように、この改正法の中では平成28年4月施行が大きな目標とされています。ということは、これからどんどんブラッシュアップすることは別として、平成28年4月までの段階で、評価する側について、例えば課長職が何々を評価するといった枠組みができて、それに対して研修をする。そして、平成28年4月にスタートして、それ以降、それがうまくいっているか、いっていないか、再確認しながら修正していくことは大事だと思いますけれども、確認ですが、平成28年3月末の段階までに一定の作業を終わらせるということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

お答えを申し上げます。いま、制度設計中でございますけれども、当然、人事評価制度ということで評価をしなければなりませんので、議員がおっしゃったように、一定程度の形をつくらなければならないというふうに思っているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

それでは、研修の部分に移りたいと思います。前段にあった大きな方向性の人材育成の基本方針と、その研修の考え方は、整合性がとれる仕組みになっていないと、私はまずいと思っております。人材育成の基本方針と研修の整合性は、どのような形で図る仕組みができているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御質問にお答えを申し上げます。先ほど、議員からも、スペシャリストとジェネラリストということで御質問がございました。これまでも専門職の方たちの研修を行ってきておりますし、また、一般常識的な部分も含めて、能力の開発ということでも研修を行ってきてございます。先ほどもお話しさせていただきましたように、人材育成が基本であって、人事評価制度も、当然、同じように職員のスキルアップ等を求めているものというふうに認識しておりますので、いままでやってきた研修を少し検討してみた結果、問題があれば、また違う研修を考えなければならないと考えているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

いまの副市長の答弁で、これからそういったものを新たな形で考えていきたいということで理解いたします。ただ、スペシャリストとジェネラリストということですけれども、私も議員になる前に行政改革の委員会にいた経験がありますが、例えば税務や福祉といった専門性のある部門で、本当にその仕事に精通してないとできない部門の管理職でも人事異動がかなりあって、どうしてAさんのような専門性のある人が全然関係ないところに行って、Bさんのようなわからない方が窓口にいるのか、我々としては非常に労力がかかるというような声が民間の方々から出ていると行革の委員会の中でありました。ただ、人事ですから、人を固定してしまうと組織が活性化しないという部分もありますので、そのあたりのバランスをどのようにとられていくのか、お伺いしたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

お答えを申し上げます。基本的に、市の職員は、その場所にとどまっていることが余りないと理解していただいているというふうに思っておりますけれども、少しでも専門的な方たちを長くその場にとどめておきたいという部分もございます。ただ、その方たちがそれぞれステップアップして課長職、また部長職という管理職にかわっていたときに、総体を知らないでいることは本人にとってマイナスと理解しておりますので、動かざるを得ないと考えてそういう形をとっている状況でございます。ただ、基本的には、専門の勉強をして免許や資格等を取った職員については、できる限りそういう職に回していって専門性を生かす形をとりたいというふうに思っております。いまの質問の中にもありましたように、福祉関係などでは、介護保険法も改正されていますし、障がい者福祉などいろいろな部分で随分変わってきておりますから、そういう意味でもスペシャリストが必要になってくると思っております。そういうことで、採用時点では専門性を持った方たちを採用しておりますけれども、いかんせん、いま御答弁させていただいたように、その方たちが常にそこにいるという形にはなりませんので、できるだけ生かしながらも、ほかに回っているという状況です。いま、議員がおっしゃったように、なぜ専門職なのにというお話になるとは思っておりますが、人事評価のときにもお話をさせていただきましたけれども、そういう方たちの、今後、自分たちの目標を達成するための基本というか、一生懸命勉強されて目標が変わってくることもございますので、そういうことも検討していかなければならないと思っているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

いまの副市長の答弁は、一般的に組織をどう動かしていくかということでは納得するところです。しかし、組織体によっては、例えば商社のように、あなたは鉄鋼で、あなたは食品でと、一度採用されたら退職するまでその分野一本で行くような人事の回し方をする組織もあります。あるいは、大学を卒業してから35歳までは一般的なことを一通り回るように計画を持って配置転換して、その後、その資質を見きわめて専門性に上がっていくように、大きな時間のスパンで人事を考えられているところもあろうかと思います。自治体については、民間企業と違って時間で区切ることは難しいかもしれませんが、人を採用し、どう回していくかというときの基本的な考え方は必要かと思いますけれども、そのあたりについての見解をお伺いします。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

お答えを申し上げます。いま、広瀬議員がおっしゃったとおり、まさに専門性のある方はできる限りその場所に長くということを基本として持っております。しかしながら、以前、東大の先生がうちに調査に来られたことあります。私は、そのとき総務課長でしたけれども、なぜ人事異動をするのですか、効率としてはよくないですよね、そこにとどめておくことによって行政は効率化が図られますよねという話をしました。しかしながら、先生は、各学部がありますが、市の職員というのは省庁の事務が全部入っているのではないでしょうか、異動したときに他の省庁のことを知らないでいると、あなたは何でここを知らないのですかと言われると、その本人が損をするのではないでしょうかという話をされていました。そういうことからして、できるだけ長く置いておく必要性はあると思っておりますけれども、結果として本人のためになるかどうかということもあると思いますので、そういうことも総合的に考えながら異動してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

続いて、他組織との人事交流に移りたいと思います。先ほど、市長から、北海道庁との人事交流はいままで行われているという御答弁をいただきましたし、実際に何人かの方がいらっしゃっていたり、富良野市役所の職員がいろいろな組織に出向していることは私も確認をしております。また、その後、本省との人事交流については、国との協議が必要であることから、現時点では行っていないという答弁をいただきました。本省の人が地方自治体に来る部分と自治体の地方公務員が本省に入っていく部分で、そういう中で身分的なものを切らなければならない、切らないとしたら研修という形で在籍しなければならないということで、ある意味のテクニックが必要だということは理解します。しかし、私は、それでも、いま、本省との人事交流は必要な時代だというふうに感じております。平成24年度の数字ですが、市町村から本省に研修というか出向というか、移された方が1年間で278名いらっしゃいました。このうちの半分ぐらいがいわゆる本省の本庁舎で、半分ぐらいが地方の分局、地方局に出られているということですが、それにしても130名以上の人が本省に入っています。そして、特に総務省と国交省の二つが自治体の窓口として非常に大きいところなので、このあたりに入っているというデータがあります。私も、人のつながりの中で北海道内の小さな市町村が本省と人事交流をしているところを幾つか見聞をしておりますし、また、その効用についても、本当に目を見張るような効果が出ていることも認識しております。そういった意味では、ハードルは高いですが、富良野市として、これから本省との人事交流を視野に置くべきと考えておりますが、見解をお伺いします。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御答弁申し上げます。先ほどの市長の答弁にもございましたように、人事交流という形もそうですし、派遣で一方的にというのもありますが、人間関係の構築、つながりとか人づくりという意味では非常に重要だというふうに認識しておりまして、先ほど道の話が出ていましたけれども、北海道との交流ということで、こちらから研修に行く、道からも研修に来ております。ただ、先ほど定員適正化計画の御質問がございましたが、基本的に、地方自治法の第2条でうたっておりますとおり、最少の人間で住民福祉の向上に最大の効果を上げるということですから、人はできるだけ最少に抑えてきているのが実態でございます。そういう中で、こちらから一方的に派遣するという形は非常に厳しいものがあります。その職場内で理解が得られるかどうかということもありますし、また、その職員も、自分が行ったことによってその後があいてしまうという気持ちの中で、迷惑をかけているという部分があっても問題があるというふうに思っております。ただ、これは重要な問題だと思っておりますので、今後、どうあるべきかということも含めながら調査研究しなければならないなというふうに思っているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

調査研究をいただくということですが、このスピード感のある時代です。私自身は、いわゆる道庁、県庁という組織も大事ですが、財務省との財源の折衝ということも含めて、本当に現場で仕事をする物の考え方、そして、人脈を構築するということは政策立案のために非常に重要なことだというふうに考えますので、前向きな検討をお願いしたいと思っております。先ほど言われた最小限の人員という話の部分に移っていきたいと思います。年金の問題を含めて再任用が必要であるという考え方と、新規の採用もバランスをとって考えるということで市長から御答弁をいただきました。再任用も、大きく分ければ、フルタイム、パートタイムがおのおのあると思います。そこで、現時点での富良野市は、フルタイムもパートタイムも含めながら本人の希望とともに考えていらっしゃるのか、もしくは、再任用は制度として導入していくけれども、パートタイムぐらいに抑えながら新規をとっていくのか、そういった採用に関しての考え方があるかどうかについてお伺いしたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御答弁をさせていただきます。いま、広瀬議員から御質問のありましたように、基本的に、政府のほうで閣議決定をされて任用することが必要ということで、再任用制度がスタートしております。その中で、行政側として再任用者にお話しさせていただいているのは本人の希望です。継続できない年金の部分をつなぐ役目として、基本的にはフルタイムが望ましいというふうに思っておりますが、最終的には再任用される職員の考え方だというふうに思っておりますので、パートタイムもその選択肢の一つというふうに考えているところでございます。

再質問 16番 広瀬寛人

いまの部分の確認ですが、逆の質問をさせていただきますと、再任用希望者がフルタイムの再任用を希望して、その人材と自治体の意見が合致したらフルタイムでの採用も行われると確認させていだたいてよろしいでしょうか。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

いまおっしゃったように、基本的にはフルタイム、パートタイムを選択する形ということで認識をしております。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

それでは、先ほど市長から答弁いただいた特殊な技能等についても必要なので、そういった採用についても、中途採用を含めて考えていかれるというお話をいただきました。私は、いま、富良野市の職員の年齢階層を見ても、その時々の行政の事情によって採用がかなり抑制されたときもあって、階層としては少しバランスを欠いているのかなという感じがしております。自治体によって、30歳代、35歳ぐらいまでは1人もいないといったように本当にバランスが崩れた自治体もありますが、富良野市も、決してきちんとした年齢層に分かれているのではなくて、階層にばらつきがあるというふうに思います。そのようなことを含めて、適正化の人数について、階層を含めた部分でいくと、どうしても18歳とか22歳のいわゆる新卒採用ではない部分の採用のウエートも高めないと、年齢階層の修正がきかないように感じます。そこで、年齢階層に視点を置いた部分ではどのようなことをお考えなのか、見解があればお伺いしたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御答弁申し上げます。いま、議員がおっしゃられましたように、富良野市の職員の年齢構成というのは一部抜けている部分がございます。そこで、平成22年ぐらいからそこを埋めるべく採用をしてきております。本年度も社会人枠を設けて採用しておりますので、その年齢を少しでも埋める努力をしているところでございます。以上でございます。

再質問 16番 広瀬寛人

それでは、最後に、本年度は第3次の定員適正化の最終年度で、来年度から第4次となりますが、第4次については本年策定されているということであります。そこで、一つは、第3次はまだ終わってはいませんが、第3次の目標として掲げた中で、何ができて、何がまだできていないのか、その総括をしなければなりません。逆に言えば、いま副市長がお話しのように、年齢階層の部分も含めて、過不足を調整する必要性があるのか、ないのかについても、つまり、現状のデータを見た上で、第3次で終える段階なのか、それを反映させて第4次の計画に進めなければならないというふうに思いますけれども、第4次の策定作業をされている組織体、そして、どの時点で第4次計画が仕上がるのか、そのスケジュールについてお伺いしたいと思います。

答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)

御答弁申し上げます。先ほどの市長の答弁にもございましたように、大方の部分が決定してきておりますが、答弁の中にもございますけれども、今後はスペシャリストという部分が入ってまいりますので、いままでと違う状況が生まれてきているというふうに認識しております。先ほど介護と障がい者等の話をさせていただきましたけれども、平成27年4月以降は変わってきておりますから、このあたりはどういう組織がいいかという点も含めながら計画の中に入れてまいりたいと思いますが、平成28年度から進めなければなりませんので、今年度末を目標に進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:富良野市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月14日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる