みんなの議会

富良野市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日

(1)ワイン事業について/(2)要援護者の支援について

2012年3月8日、富良野市議会の一般質問で、萩原弘之議員が「ワイン事業について」「要援護者の支援について」について質問し、市長 能登芳昭、経済部長 原正明、保健福祉部長 中田芳治が答弁しました。

質問者
萩原弘之 議員
答弁者
市長 能登芳昭、経済部長 原正明、保健福祉部長 中田芳治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 萩原弘之

-登壇-それでは通告に従いまして、順次質問をしてまいります。本年度の本市における観光客の減少は 3.11 の東日本大震災の影響、近年に見られるスキー人口の減少や原発事故による風評被害などの原因により、平成 14 年をピークに昨年度は 178 万人となり、さらに減少傾向をたどっています。本市は、基幹産業である農業を基盤とした観光の振興と農業者の収入向上を目的に、1972 年にワイン製造に着手し、原料用ブドウを市内の農家で生産をして、その原料を買い上げ醸造・販売するシステムづくりをし、1978年ふらのワインが初めて販売をされました。以来 34 年間へそとスキーとワインのまちをキャッチフレーズに観光事業の推進を図ってまいりました。本市の観光推進の概念は、豊かな優良農地がつくり出す自然景観と良質な農産物をもとに多様な観光ニーズと農業経済が連携することによって、訪れる観光客に対し農村観光環境都市である富良野の四季折々を満喫してもらうことこそ、持続可能な観光振興と農業振興になると考えます。その中において全国的にもまれな行政が取り組むワイン事業は、観光事業の大きな柱であり、欠かすことのできない事業であります。現在、ワインブドウの生産者は 29 戸、栽培面積は約30.7 ヘクタールを栽培されており、近年の農業環境の変化に伴い、担い手不足による高齢化、政府の農業施策における農地の流動化や山間地の農地改廃などにより、ブドウの栽培面積は減少の一途をたどっております。また生産者においても平均年齢は 60.9 歳、そのうち後継者のおられる世帯は 8 戸で、ほとんど生産者は将来に向けての改植や新植をせず、現状の栽培面積を維持することが困難になってきております。栽培圃場の中には、ほぼ 15 年を超えても若干改植をしながら生産を続けている圃場もあり、1 日も早くこの対策が望まれます。先ほど述べたことや平成20年7月に農作物に被害をもたらした遅霜の影響もあり、各農家の生産量が安定をせず、総収穫量も平成 12 年から 19 年までの平均は 242.2トン、23 年度が 147.2 トン、過去 4 年間の平均収量は196.5 トンまで落ち込みをしている状態です。現在の圃場の植え付けをしてから現況を見てみると平成 12 年から 18 年までの新植面積は 11.75 ヘクタール、22 年、23 年の 2 カ年で 1.1 ヘクタールで、19 年までのブドウ圃場は霜の被害による後遺症がまだあり、また全体の圃場年齢を考えるとこの先三、四年後のブドウ原料の確保が非常に困難になると考えます。現在の販売用ワイン 30 万本、ぶどう果汁 15 万本の規模を安定的に生産していくためには、面積の確保はもちろんのことでありますが、よいワインをつくるには、よいブドウからを生産の基本理念に持ち、ブドウ生産の生産技術向上のための講習会や高品質で適期収穫のための情報交換及び指導調整を図り、さらに生産者がふらのワインの原料をつくっていることにプライドと誇りを持つことができる意識の向上を図っていく必要があると考えます。昨年、国産ワインコンクールの受賞は、まさにその士気を高めるためのよい出来事であり、市民にとっても一層ふらのワインの評価に自慢できるものです。ワインの消費動向を見てみると全体の二、三十%の消費はワインハウスで行われており、その他 50%は市内販売となっているようです。市民はもちろんのこと、観光客の利用も視野に入れた販売方法や価格設定を考えることが必要であり、地産地消、スローフードの観点からもワインの利用者に対する使い分けができる商品価格の設定と差別化商品が必要であると考えます。以上の事柄を踏まえて、ワイン事業について 2 点お伺いをいたします。1 点目、ワインの価格帯について近年の生産努力での原料ブドウの高糖度出荷技術による品質向上とコンクール受賞でのクオリティーの高いふらのワインであると私は考えていますが、今後どのような方向性を持ってワインセールス及び価格設定をしていくのか、市長の見解をお伺いしたい。2 点目、生産者のブドウ圃場の継承についてですが、前段述べさせていただいた後継者確保がなければ、これからの新植での栽培圃場の安定も収穫量の安定化も新規参入者の確保も実現不可能な事柄と考えます。まずは現生産者の増反誘導はもちろんでありますが、後継者のいない生産者の圃場継承と新規参入者の養成場所として、市直営圃場での研修者受け入れをし、ブドウ生産技術の研鑽をして、さらに自立支援を図っていくことがこれからの栽培者、労働者の確保につながり、ワイン事業のさらなる発展につながるものと考えますが、市長はどのように考えていますか。次に、要援護者の支援について御質問をさせていただきます。本年の大雪はさまざまな被害を全国に及ぼし、雪害による家屋の倒壊や農業用ハウスの損壊などが報道番組で取り上げられております。生活環境の悪化は、市民はもとより要援護者にとっては降雪による除雪作業や家屋の雪おろし、日常生活の不便さなど、さまざまな問題が発生してしまい、いち早い解決策を講じなければならない事態となっております。きめ細やかな行政サービスの推進と地域親密なるネットワークでその対策に当たることが賢明であると考えるところです。本市においては、全人口の 26%以上が高齢者となり、そのうち近隣に親族のいない独居老人が約 800 名を超えようとしています。また要援護者の中には、身体や精神に障がいのある方やひとり親もしくは共稼ぎでの幼年者などの生活弱者の把握をして、その対策を図らなければならないと考えます。現在、市の高齢者福祉事業として利用されている実態としては、除雪ヘルパー委託事業 132 件、高齢者緊急通報システム事業 195 件、配食サービス事業 41 件、その他生活支援、技術支援、介護用品支給支援、外出支援など事業を推進しているところですが、要援護者みずからがその申請をして、そのサービスを受けていただくだけでなく、さらなる啓発を図ることが必要と考えます。以上の事柄から 3 点のことについて質問をさせていただきます。1 点目、本市において住民助け合いマップの作成をしているところと聞いておりますが、この進捗状況をお聞かせください。2 点目、住民助け合いマップの活用方法について、どのように考えておられるのかお聞かせください。3 点目、住民助け合いマップを利用することになると市の条例にある個人情報の取り扱いが大きな問題点となると考えますが、その取り扱いについて考えをお伺いいたします。以上、1 回目の質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-萩原議員の御質問にお答えをいたします。1 件目のワイン事業についての 1 点目、ふらのワインの方向性についてでありますが、ワイン事業は石礫傾斜地の農業所得の増大による農家経営の安定と本市農業の振興を図るためにぶどう生産から醸造・販売までを一貫して行う自治体ワインとして事業を実施しているところであります。これまでのブドウ生産者の努力は栽培指導、醸造技術の改善、新たな機械の導入などによりまして、2003 年からスタートしました国産ワインコンクールにおいて、毎年 1~3 種類のふらのワインが入賞を果たし、その品質について第三者機関からも高い評価を受けているところでございます。また、これまで自治体が経営するワイナリーということから毎年春と秋に期間を決めて市民の皆様へご愛顧と感謝の意味を込めながら、定番商品であります赤、ロゼワインを通常価格の 2 割ほど安い市内限定商品として販売をいたし、市民をはじめ飲食店の方々にも有効活用をいただいているところであります。これまでも、そしてこれからも、ふらのワインが目指す方向といたしましては、地元原料にこだわりながら安全で安心できる、市民をはじめ多くの皆様に飲んでいただけるおいしく高品質なワインづくりを目指してまいります。そのためよいワインはよいブドウからと言われるように、良質な原料ブドウの確保が重要であることから、平成24年度からの3年間を重点栽培拡大期間と位置づけをし、ぶどう苗木の無償配布などにより 5~6 ヘクタールの栽培面積の拡大を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。次に、2 点目のブドウ生産農家への取り組みについてでありますが、現在、ブドウ生産農家は 29 戸で、うち後継者のいる農家は 15 戸、栽培面積は約 31 ヘクタールという状況でございます。また、高齢化のために数年後にはリタイヤを考えている生産者も 6 戸あり、今後ふらのワイン原料用ブドウを安定的に確保することは重要かつ喫緊な課題と考えているところでございます。そのため、特に年齢の若い生産者や後継者のいる生産者が少しでも栽培面積を拡大しやすくするために、拡大当初の負担軽減等の支援を検討するとともに、低コスト栽培の方法などを検討することによりまして、今後新たな農業者が原料用ブドウ生産にチャレンジできる環境を整えたいと考えているところでございます。また、原料ぶどうの担い手確保という観点から、本市で新規就農を目指す人が経営の一部に原料用ブドウを導入することは、望ましいと考えるところでございまして、その研修の場として直営農場を活用することは可能と考えているところでございます。しかし、既存の生産者には原料用ブドウ専業農家がいなくなり、兼業で原料ブドウ栽培を行ったり、配偶者が他の職業につくなど原料用ブドウが農業経営のメインの作物になっていない状況にあることから、原料用ブドウ専業による新規就農は難しいと考えているところでございます。そのため、新規就農者が就農地として原料ブドウを栽培しているところを選んだ場合は、既存のブドウを利用し栽培経験を積むための各種指導を行うとともに、そのブドウの更新、改植拡大へと誘導して、原料ブドウ生産者の確保及び良質な原料の確保を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。次に 2 件目の要援護者の支援についての要援護者に対する支援についてでありますが、住民が日々安心して生活できるよう、住民主体の支え合いの地域を築いていくためには、地域の住民個々の動きを知り、支援の必要な住民の発見とその方がだれとどのように、近隣でかかわっているかを把握をして、地図上に記入・整理し、現在、富良野市民生委員児童委員協議会が中心となって、地域ごとに見守り体制の 1 つの手段として、住民助け合いマップの作成取り組みを展開をしているところでございます。助け合いマップの進捗状況につきましては、全民生委員担当地区 50 地区のうち 46 地区がマップ作成済であり、残りは随時取り組んでいるところでございます。今後の助け合いマップの活用方法につきましては、要援護者の情報把握と異動内容の更新により、日常生活における見守り支え合い活動に活用するほか、マップの情報共有化について町内関係部署と検討し、災害時の要援護者の安否確認や避難支援など、迅速に対応できるよう連携を図るよう努めてまいる所存でございます。個人情報の取り扱い関係では、富良野市個人情報保護条例に基づき、本人の同意が原則であることから、要援護者を地図上に示された住民助け合いマップについては、地域住民全体に情報開示することはできません。このようなことから、個人情報の守秘義務が課せられている民生委員児童委員と行政の福祉部門及び社会福祉協議会において情報を共有し、管理しながら見守り対象として把握しているところでございますが、災害時発生など生命、身体または財産などを保護すべき緊急時の際には、災害対策本部を設置した中で、要援護者を特定して、各町内会自治会等に的確に情報伝達しながら、地域での支援、協力を求めることとしているところでございます。以上です。

質問 10番 萩原弘之

それでは質問の順番に応じて質問させていただきます。まずワイン事業についての 1 番目の質問でございますが、現状よいワインをつくるという観点からいきますと、自分の圃場のまわりでブドウをつくってられる方が結構たくさんおられまして、その方々の作業風景、内容等を見てみますと十数年前から比べるとかなり手間のかかる作業をしておられる現況にあります。ましてや、ここ何年かの間、夏場の高温によって昆虫の食害ですとか、それからその他の小動物の食害が結構数見られるわけですが、現状で先ほど 1 回目の質問にもお話をさせていただきましたが、収量的な部分の中で、かなり厳しい収量の状態でブドウが生産されている現状にあります。このこととですね、実質いまお話をした手間がかかるという、いわゆる収入にかかわる部分の経費のバランスを見ていくと、どうしてもいまの現状の中ではこの努力に限界があるのかなと、いうふうに私は感じているんですけども、その辺のところはどうお考えかお答えをいただければと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

まず担当部長の経済部長の方からお答えをさしていただきます。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

萩原議員の再質問にお答えいたします。近年の気象状況も含めて収量が厳しくなっている中で、よい原料用ブドウを生産するためにいろんな努力をされているということでございます。こちらにつきましては、3 年間の天候不順もございました。ブドウにつきましては、表作、裏作といいますか、とれた年の次の年は収量が減る、その次はまた収量が伸びるというような傾向がございますけれども、その傾向についても気象の関係で変わってきている面もあろうかというふうに思います。そこでよい品質の原料用ブドウを生産していただくために、生産農家の皆さんに御努力をいただくことがございます。ワイン工場の方での指導もさせていただいているという中で、1 つ、まず買い入れ価格の関係でございます。糖度買いということでさせていただいておりますが、それについても、また見直しを行いまして、果汁用ブドウだとか、それから高品質のブドウについても、価格設定をさせていただいているという買入価格の見直しをさせていただいているということがございます。また、もう 1 つブドウ棚をつくるということについては、過去反 3 万円だったものを 23 年度から 8 万円ということで、増額をさせていただいておりますし、植えてから 3 年間につきましては、反 3 万 5,000 円ということで助成をさせていただいているところでございます。今後、経営的なことも含めまして、生産農家の皆さんといろいろ話し合いをしていきたいというふうに思ってございます。以上でございます。

質問 10番 萩原弘之

いま買入価格のお話を伺ったわけですけども、実質ですね、いま平均の買入価格ということでキロ当たり 195 円という部分が、それプラス糖度買いというようなお話を伺っております。いまの現状の中でですね、この収量が落ちていく部分の背景を考えてみますと、どうしてもこれは人災の中である程度影響を受けた部分も多少なりともあると思うんです。ただ現状この富良野の地域の中で、総体のブドウの平均収量が四百数十キロまで落ち込んできたこの背景を考えますと、やはり先ほど市長の答弁の中に、いわゆる地元のブドウを使ってワインをつくるんだという基本的なコンセプトがある部分の中ではですね、地元の圃場をまずもって、やはりちゃんとした安定収量が行える圃場にすることがまず第 1 と生産者の意欲を損なわない、そういう形の中でやっていくとすれば基本的にこの買入価格自体は普通のほかの道産ワインの価格に評価をするべきではなく、地元の部分の評価をもってそれぞれの農家の方々が努力ができる単価にしていくべきと私は考えますけどもいかがですか。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

ブドウ生産農家の皆さんの経営の安定ということでの買入価格の見直し等の関係でございますけれども、こちらにつきましては生産農家の皆さんとお話し合いを続けながら検討していきたいというふうに思ってございます。

質問 10番 萩原弘之

いまのお話の中で努力していただけるという部分についてはですね、生産者側の話を十分に聞いていただくことっていうのがまず大事かなというふうに考えますことと、先ほど私がお話しを申し上げた中身のいわゆるほかと比較した中での単価設定という部分はですね、あくまでも評価のレベルにあわせるものではなく、富良野は富良野独自の単価をもって、その部分の原料支払いをしていただけるような御検討をしていただければなというふうに考えますので、ぜひブドウ生産組合の方々と協議する折においてはその辺のところも視野に入れた上で、御協議をいただければというふうに考えます。次に新規参入あるいは後継者のところに至るわけですけども、私がお話を申し上げた部分っていうのは、基本的に専業である部分の困難さというのは、先ほどの価格の収入・支出の純利益にかかわる部分が大きく影響してくるものというふうに考えます。ただこれから先、山部地域においても富良野地域においてもブドウの生産をしてられる方が、どうしても新植・改植をある意味どこかでその部分の費用負担が難しいというお話をしてられる現況を考えますと、これから先、例えばブドウの新植の条例の中には 12 年間作付けが可能である条件をもって新植の畑のいわゆる補助をいたします、認定をいたしますっていうような条例がございます。そこにかんがみるとなかなかいま現況の中で、あと 5年やれるんだ 10 年やれるんだっていう部分の自分の人生スタイルを考えてられる方は、これから先そこでブドウをまた新植するということにはなかなかなり得ないことになるかと思うんです。いま新規就農という形の中でのブドウの作付が難しいということになれば、いま現況にあるこの条例の中でもし新規就農の受け入れが可能だという生産者については、その辺の枠も少し拡大をしてみてはというふうな考えを持つわけですけどもいかがですか。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

はい、新規就農受入をするということ、それから後継者の方がいらっしゃらなくて継続はなかなかしづらい、そのことによって新植がはかどらないというような現状があるのではないかというようなお話かと思います。先ほど申し上げましたけれども、市長の答弁にありましたとおり、新規に農外から農業に算入される方がブドウ生産している農家のところに入りたいということについては、非常にいいことと思っております。ただ市長答弁にありましたとおり、ブドウ専業ではなかなか経営が成り立っていかないという片方で現状もございます。その関係もございましていま萩原議員のお話があった扱い方については検討をさせていただきたいというふうに思ってございます。

質問 10番 萩原弘之

現状、私の聞いておりますところでは 24 年産の新規、新植という予定面積は約 1 ヘクタールほどあるというお話を伺っております。

質問 10番 萩原弘之

聞くところによりますと 3 年で6 ヘクタールという予定があるんだというお話ですけども、現状 24 年が 1 ヘクタールということはあとの 2 カ年で 5 ヘクタールを拡大するというような予定になるのかなと思うんですが、その辺の計画もしくはそういう部分で生産者との情報収集等は行われているんですか。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

先ほど市長答弁にありましたとおり、今後 24 年から 3 年間を栽培拡大重点期間ということで、新植用の苗木を無償配付をさせていただくということを考えております。先ほど 5 ヘクタールから 6 ヘクタールということでお話をさせていただきました。現在、ワイン工場で考えている計画の中では 24 年度に 1ヘクタール、25 年度、26 年度について 2.5 ヘクタール。これあくまでいまの計画でございます。というふうにいま考えているところでございます。これにつきましては、生産者の意向とそれから今後そういうような説明、普及を図っていくということを考えての数値でありまして、この面積がいま確定しているわけではございません。こういうように生産者の理解を得て、あるいは新たにブドウを栽培していただく農家さんをふやしていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 10番 萩原弘之

現状の中でいまの生産量を考えるとですね、基本的に 12 年の時点で植えられたブドウについてはもう既に限界に近い年数に至っているのかなというふうに考えます。先ほど 1 回目の質問の中でお話をさしていただいたとおり、私の察するところでいきますと、ここ三、四年の間に、かなりの原料がいまのままでいくと落ち込んでくるであろう。それは圃場の年齢等々も考えますといまの現況の中ではかなり難しいところに至るであろうと。それにも増して、いまお話をいただいた部分の 25 年、26年が 5 ヘクタールというところが、あくまでも予測の範囲でということになりますと相当積極的な誘導を図らないとこの部分は計画として、この数字は達成できないのかなというふうに私は考えます。現にいま 24 年度に至っても私の周辺のブドウ農家さんの中では、大体 1.5 ヘクタールから 2 ヘクタールほどブドウの改廃をしてですね、ほかの作物に転換をするというようなお話をされてる方々も何軒かおられることを考えると、その方々に踏みとどまっていただける策をもう少し具体的にっていうか、2.5 ヘクタールの面積に充当できるような形の中での誘導を図るべきというふうに考えますけども、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)

まずその 3 年間の栽培拡大重点期間ということで、これについては積極的にこの目標達成に向けていくという覚悟を決めております。また、その栽培農家の皆さんが不安に思われてることもあろうかと思います。こちらとしても、市としても積極的にその話し合いをさせていただきます。栽培技術の向上とかも含めてやらせていただきます。ぜひ地域の農業者の皆さんもですね、富良野の地酒をつくる原料、誇りと自信を持って生産していただくように、まわりの農家の皆さんもお声かけをしていただければと思いますので、よろしくお願いします。

質問 10番 萩原弘之

いま御答弁をいただき、本当に力強いお話をいただいた中で、できればいま農家戸数が29 戸でございます。一戸一戸ですね、訪問していただいて、その旨を伝えていただく中で、ぜひこの計画を達成していただけるように行動をしていっていただきたいというふうに思いますし、またさらにこのワイン事業の設置に関する条例の第 1 号の中に本市におけるぶどう、果樹の生産及び加工の研究により質の高い技術の創出を図り、市民の食文化の向上と農家経済の発展に資するためというような文言が書かれてございます。このことにこれから継承をしていけるような形での事業推進をしていっていただきたいというふうに思います。それでは 2 点目の要援護者のことについて質問をさせていただきます。まず過去の一般質問の折に要援護者の部分について、市側から答弁があった中身についての検証をさせていただきたいなというふうに思うわけですが、まずこの要援護者を救済する、いわゆる住民助け合いマップの作成に至って、その人にだれがかかわっているのか。支えている人がだれなのか。このことを聞き取り調査をしていくことによって、解決策のヒント、それからどのような役割を分担し、解決していけるかということが見えてくるだろうというようなお話をされてます。このことについて、どれぐらいその検証がなされたのかお聞かせをいただければというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

この件につきましては、保健福祉部長の方からまずお答えをさしていただきます。

答弁 保健福祉部長 中田芳治(保健福祉部長は2013年3月まで)

萩原議員の再質問にお答えいたします。これは 2 年ほど前から事業という形で進めているわけでございますけれども、この助け合いマップづくりの大きな要因としましては、先ほど議員もおっしゃられたとおり、地域で援護を必要とする方のまわりが、かかわりがどのような人がいつどういうときにかかわっているのかという調査をする中で、いわゆる介護が必要な方、あるいは何らかの支援が必要な方がこういった人たちのかかわりの中で、その必要性があるのかないのかというところも含めて 1 つの判断の材料になるというのが 1 つでございます。そういった部分では、一昨年から民生委員児童委員さんが地域をまわって、あるいは町内会長さんとの連携をとりながら御近所力といいますか、そういった方々を中心に調査をやらさせていただいたというのがまず第 1 歩でございます。そういった意味ではいま現在、地図にそれぞれ落としていって作業を進めているわけですけれども、例えばある一軒の方がまわりで御近所の方がどのようなかかわりをしているのかというのも含めて地図に落としていっているというところが現状でございますので、そういった部分では地図の中で一軒の人のかかわりがどうなのかというところが十分検証できた。こういう形でございます。以上です。

質問 10番 萩原弘之

いまお話を伺いますといわゆる点を線で結ぶという作業を密にいま行われているというようなお話を伺いました。現状の中で 3 点目の質問をさせていただいた個人情報の取り扱いという部分の法令にも条例にも載ってございます、大変シビアでなおかつデリケートな部分の事柄なのかなというふうに感じ受けるところなんですが、今回この住民助け合いマップを作成するに当たり、私自身も私の周辺で独居の方々、障がいをお持ちの方々のところにちょっとお邪魔をして、いろんなお話を伺ってまいってきた部分をちょっとお話をさせていただきたいんですが。いま独居老人の方々で約 800 名程度おられる部分の町内会、それから民生児童委員さんあわせて町内の世話役になられている方々、この方々がその情報を共有する部分が、本人のいわゆる私はこういう情報を公開しても構いませんというような調査も含めて、この住民助け合いマップを作成することによって、最低限町内にいる世話役の方々が、そのことにちゃんとした判断を即時にできる体制づくりができるのかなって、私は考えるところです。それで、実質その方々にちょっとお話を伺うと、その辺のところは御近所づき合いしてるんで一向に構いませんよという方々が多数でした。ぜひですね、今回のこの住民助け合いマップの中にそういう事柄も含めた中でこれから調査継続をしていただきたいというふうに考えるところなんですけどもいかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 中田芳治(保健福祉部長は2013年3月まで)

萩原議員の再々質問にお答えいたします。大変重要なことだというふうに考えてございます。特にいわゆる御近所力という部分では、1 人の要援護者にかかわっていく体制、そしてその情報を的確に伝えていくあるいは把握するという部分では、災害の起きたときにも十分役立てるという中では重要だというふうに理解をしております。ただ、個人情報という部分でこれが行政の方から中心にという中ではなかなか難しいと思いますけれども、もちろん手続上、きちっとした段階で個人の了解を得ながらですね、進めていくということになれば、特定した人たちでいいのかどうかというところも含めて今後改めて検討が必要ではないかと考えております。

質問 10番 萩原弘之

ぜひですね、そういう事柄を含めた中で情報公開というもの自体が、ある意味、個人の損失にならないような形での取り扱いをぜひお願いしたいというふうに考えますとともに、先ほど岡本議員の一般質問の中にも要援護者、それから独居、孤独死等含めて、決して富良野市の中にそういう事件、事故が起きないような体制づくりを 1 日も早くやっていただきたいと考えるところにおいては、二月、三月期にある福祉課の方で見回りをしていただいたというような事柄が新聞報道に載ってございました。このことはいわゆる一過性ではなく、できればある程度の期間の中での継続性を持ってその計らいをしていただきたいというふうに考えることと、もう一つはせっかくこの市職員の中に地域推進員という方々が 2 名ほど町内会、区会の中で役をしてございますので、この方々とも連携をとりながらこの助け合いマップを含めた情報公開に携わる地域コミュニケーションも含めてですけども、かかわりを持つ形の中で積極的な行動をしてはというふうに考えますがいかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 中田芳治(保健福祉部長は2013年3月まで)

萩原議員の再々質問にお答えいたします。いま住民助け合いマップづくり、進めているところでございますけれども、地域の民生委員児童委員さんにつきましては、それぞれ担当の部分の地図を持参する形で、常に必要に応じて地域を回りながら、そして情報を把握して自分の地図を修正していくというようなことを取り組んでおります。したがって特定された機関だけではなくて、随時活動する中でそれが実施されているのが 1 点でございます。それからコミュニティ推進員の部分でございますけれども、先ほど言ったいわゆる個人情報という部分では、これは本人の確認のもとにしなければならないということでございますので、本人が了解すれば情報という形で提供いただけるのかなと、このように思ってますので、そこら辺も含めて今後民生委員等と協議しながら検討して進めていきたいというふうに考えております。

出典:富良野市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる