富良野市議会 平成23年第1回定例会 2011年3月11日
(1)保育所の再編について/(2)富良野市歌について/(3)道徳教育について/(4)思春期保健対策について
2011年3月11日、富良野市議会の一般質問で、天日公子議員が「保育所の再編について」「富良野市歌について」「道徳教育について」「思春期保健対策について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 宇佐見正光、保健福祉部長 中田芳治が答弁しました。
- 質問者
- 天日公子 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 宇佐見正光、保健福祉部長 中田芳治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 天日公子
-登壇-通告に従いまして、順次質問をしていきます。1 件目、保育所の再編について。再編の進捗状況についてお聞き致します。昨年の市長の公約と所信表明には、認可保育所の再編が示されました。公約では認可保育所の再編は中心市街地に新たな公共施設を整備することとあり、その方向で進まれているように思います。また、8 日の代表者質問では、現在政府が進めている子育て新システム検証会議の動向を注視しつつ、幼稚園や認可外保育所とも協議し、お互いが役割分担し、共栄共存が図れる保育行政のあり方について検討するとありました。公約から 1 年を迎えようとしておりますので、市民もどのような進捗状況なのかと関心を持っていますので、お聞きいたします。富良野市では現在、保育所待機児童ゼロというとても恵まれた地域です。その中で市長は、中心市街地での認可保育所再編に向けて、まちの中ににぎわいと子供を迎えに来たときの買い物の流れをまちなかにと、経済に結びつく話をされています。私は市街地の活性化には賛成です。しかし、まず最初に考えることは、国の幼保一体化の構想の中で、富良野市の認可保育所のあるべき姿の計画を示し、子供がよりよい環境で保育が受けられるようにと思っています。計画のもと保育環境を整え、その結果、経済活性化に結びつくようにと思うものとしては、中心市街地に保育所再編の環境整備をどのようにしていくのかと心配しています。また、国では幼保一体化について進めようとしていますが、まだ結論が出ていません。しかし、この問題はいま始まったことではないので、富良野市として、十分認可保育所の再編については検討されていることと思います。その中で、国の幼保一体化の方向性は、認可保育所だけの問題ではなく、民間の幼稚園、保育所の課題でもあります。富良野市は、民間保育所・幼稚園の事業を圧迫しないように、また、親たちの合意形成のもと、認可保育所の役割と方向性をきちっと決めた上で再編を進めるべきと思います。幼保一体化も含めて、保育環境整備やいろいろとクリアしていかなければならない問題について、検討されていることと思いますが、経済的話が優先されている中心市街地での再編は、教育上の課題はないのでしょうか。また、この中心市街地での認可保育所再編に向けて、市内幼稚園の移行についてはどのように把握しているのでしょうか。お聞きいたします。保育行政のあり方を考える検討委員会の報告についてお聞きいたします。去る平成 22 年 7 月 17 日の道新に富良野市こども未来課が市内の保育の現場で働く職員を集め、保育行政のあり方を考える検討会を開いており、少子化に伴う保育所再編が市の課題となる中、現場から声をすくい上げることが、ねらいで秋までに方向性を出すと書かれていました。市立保育所のあり方検討会の目的、行政での位置づけ、公表されていない結果の内容とその取り扱いについてお聞きいたします。指定管理者への移行について。民間活力活用、経費縮減を目的に指定管理者制度が導入され、現在に至っていますが、当初の富良野市の計画では、公の保育所も適宜、指定管理者制度に移行される計画になっていましたが、どのようになっているのでしょうか。富良野市の考え方、民間移行について検討がなされているのか。あれば市民に示して検討することがよいのではないかと思います。お聞きいたします。続きまして、市の歌について。次に、富良野市市歌についてお尋ねいたします。私は、毎年 1 月に行われる富良野市成人式に出席しております。成人式では、毎年、市歌がうたわれております。このとき私も歌いながら、周りを見ますと、参加されている青年の方たちがほとんど歌っていない状態でした。富良野市歌は昭和 41 年に新市発足において作詞 小田観蛍士氏、作曲、八洲秀章氏により、理想と使命および自然美を歌うということで美しいメロディが生まれています。いまの時代が求めるリズムではないけれど、郷土を思う優しいメロディーで長く歌い続けていくために、普及機会を設け、富良野の式典には歌うようにするのがよいと思っています。現在富良野市はこの市歌を富良野市のどの位置にとらえ、今後においてはどのように考えているのかお聞きいたします。続きまして道徳教育の現状と課題についてお聞きいたします。私たちは、現在、少子高齢化、核家族化、情報化の中で、毎日、殺人、自殺、虐待の行動を目にしています。そして事件は、低年齢層までが加害者、被害者になっています。この社会は何か変な方向に向かっているのではないか、と思うのは私だけでしょうか。低年齢層がなぜ加害者・被害者になるのか。道徳教育がクローズアップされ、いろいろと議論され、社会状況の変化や家庭の教育力の低下が言われています。家庭の毎日の生活の中で、子供は親の愛情と家族との信頼関係を確認し、物の見方や考え方、価値観を身につけていくものとされておりましたが、このような事件が多くなっている今日の社会は、大変深刻な状況であると思います。また、いまの社会は、努力をすれば必ず報われる社会でもなく、人間関係も希薄化している大変な社会状況の中で、子供たちは生活をしています。実際、道徳については、第 1 には家庭で教え、社会での人とのかかわりによって教育されることが望ましいのですが、家庭教育力の低下や社会で子供を育てる手だても弱く、連携を呼びかけながらも、どうしても学校教育に期待をかけてしまいます。その中で2008年3月に文部科学省が小中学校の新しい学習指導要領案が公表されました。改定の柱の一つに、道徳教育の充実があります。内容は、小中学校の学習指導要領解説では、学校長の方針のもとに、道徳教育の推進をする教師を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開するとあります。道徳教育推進教師を置き、年間指導計画の作成や各教員に指導内容を周知徹底することを通して、道徳教育の充実が新学習指導要領の目的です。道徳は教科ではなく、特別活動(学級活動、児童・生徒会活動、クラブ活動、学校行事)と同じように領域という位置づけになって、小中学校では週に 1 時間の道徳の時間がありますが、この授業だけが道徳教育なのではなく、学校の教育活動全体で道徳教育をするということになっています。社会からの要請として、道徳の時間をかなめとして、特別活動をはじめ、学校の教育活動全体を通じて行う。発達の段階に応じて指導内容の重点化を図り、体験活動を推進すると位置づけられ、道徳教育に求められている具体的な視点としては、豊かな人間性をはぐくむ教育が生きる力となるとして、社会体験や自然体験の不足への対処、国際化、情報化、環境問題、福祉、健康などへの対処、社会全体のモラルの低下に対する対処が求められています。このようなことで、道徳教育の充実は、教育委員長と学校がどれだけ熱心に取り組むか、校長先生と先生方の熱意にかかってきております。道徳、総合的な学習の時間、特別活動においては、平成 21 年度から新学習指導要領の指定を先行実施されています。富良野市では、道徳教育の現状、課題をどのようにとらえ、どのように対策されているのか。また、道徳教育といじめ、不登校問題との関係についてどのような認識でいるのか、お聞きいたします。心のノートについて。心のノートは、平成 12 年の参議院文教科学委員会において道徳の教科書がないことを指摘し、道徳の冊子をつくるべきではないかと提案され、作成に至っています。心のノートは、児童生徒が身につける道徳の内容をわかりやすく表し、道徳的価値について、自ら考えるきっかけになるものとされ、また道徳の時間をはじめ、学校の教育活動のさまざまな場面で使用するとともに、児童生徒が自らページを開いて、書き込んだり家庭で話題にしたりするなど、生活のさまざまな場面において活用することができるものとされておりました。しかし一方では、道徳教育の副教材として、国が作成し配布しているもので官製教材で特定の道徳感を押しつけるものとして、導入時から問題にもなっていました。このような状況の中で、国は、事業仕分けでむだなものとして、心のノートの予算を縮減し、直接配布の中止を決めました。道徳教育を進めるために、すべての小中学生に配布されてきた心のノートについて、平成 23 年度以降について富良野市としては、どのように対応していくのでしょうか。お聞きいたします。所信表明における道徳教育の進捗状況について。昨年からの道徳教育の進捗状況についてでありますが、富良野の豊かな自然と恵まれた環境を生かし、地球に優しい環境を守るための自然体験や社会体験を行い、環境意識の向上を図る環境教育や郷土に愛着と誇りを持てる道徳教育の実践については、積極的に進めるべきと思っています。現状と成果についてお聞きいたします。思春期の保健対策について。学校における性教育の現状と課題の取り組みについて。昨今、性に関する情報がはんらんし、性にまつわる問題が深刻化する中、児童生徒が正しい知識のもと健全な異性観を持ち、望ましい行動がとれるようにするために、学校では生命の誕生や性感染症の予防などに関する正しい知識などを発達段階に応じて指導していると思います。しかし、北海道のホームページには、性感染症の実態が載っており、平成 17 年には減少傾向にあるとしておりますが、性器クラミジア感染症の患者が全国数値より高く、10 代後半患者数は全体の 20.1%になり、全国平均17.8%を上回っております。女性の低年齢化が進んで性器クラミジアや淋菌感染症は、札幌市、旭川市など都会で流行が顕著となっているとされています。しかし、これは都市部だけの傾向ではなく、地方でも同じ傾向ととらえてよいと考えます。また、HIV・エイズ患者も増加しております。このような状況にならないためには、学校教育、家庭教育が大事と思います。思春期の子供たちは、性行動に対する倫理観や道徳観、判断・責任について学ぶときであり、1 人の人間として自分も相手を大事にする心を育てていくときであると思います。そこでお聞きいたします。学校における性教育の現状と課題の取り組みについては、どのようになっているのでしょうか。子宮頸がん予防ワクチン接種における学校指導のあり方について。子宮頸がんにならないために、予防ワクチンは有効とされています。普通、子宮頸がんは、性交経験がある女性は、誰でも感染する可能性があり、多くの場合は無症状のままに、自然にウイルスが排除される一過性感染がほとんどであります。しかし、一部のケースでは異型性に進行し、時間をかけてがんに進展していくと言われています。年々子宮頸がんの発生が低年齢化している理由として、若者の性に対する意識の変化によって、初めての性交年齢の低下、低年齢層の性行為の活発化で複数のパートナーとの性交渉があげられています。そのため子宮頸がん予防ワクチン接種は、性交経験のない 10 代前半の女子に接種することが推奨されています。しかし、現在この予防ワクチンは、すべてのHPV、ヒトパピロマウイルスには効かないとされています。このようなことから子宮頸がんや予防ワクチン接種に関しては、十分に正しい性教育の理解が必要と思います。ワクチン接種の目的をしっかり子ども・保護者に説明して、理解を得るべきと考えますが、学校ではどのような取り組みをするのかお聞きいたします。富良野市次世代育成支援地域行動計画の連携推進についてお聞きいたします。富良野市次世代育成支援地域行動計画の中に思春期保護対策の充実に、これまでの取り組みと課題の中に、近年、全国的に性行動の低年齢化により、中高生の望まぬ妊娠、中絶、性感染症の増加が問題になっています。学校教育計画の中で健康と性に関する計画を定め、保健所、教育委員会、学校などと連携し、命の大切さなどを伝える事業や啓蒙に取り組みました。また、課題としてエイズや性感染症の蔓延を防止するために、病気に対する正しい知識の普及啓発活動を青少年対象に実施していく必要があります、と記載されております。保健福祉部、教育委員会、学校、保健所などがどのようにして連携して、どのように取り組むのかお聞きいたします。以上で第 1 回目の質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-天日議員の御質問にお答えをいたします。1 件目の保育所の再編についての 1 点目、再編の進捗状況についてお答えをいたします。今日、急激な少子化により児童数の減少が進行する中で、平成 17 年度から富良野市次世代育成支援地域行動計画を策定し、次代を担う子供が健やかに生まれ、育成される環境の整備・充実を図るための具体的な施策を掲げ、推進をしてきているところでございます。そのような中で認可保育所施設も老朽化が進んできている状況から、幼児に安全で安心して心豊かに保育所生活が送れる保育環境を整備し、保育の健全な心身の発達を促すために、保育所再編を計画しているところであります。一方、これまで就学前児童の養育体制は、幼稚園と保育所が並存をし、所管省庁も文部科学省と厚生労働省に分かれており、対象児童施設、人員配置の基準等が異なるという二元体制となっているところであり、昨年、内閣府が幼保一体化を目指し、その目的がすべての子供への良質な生育環境を保障し、子育てを社会全体で支援する仕組みづくりについて、子供・子育て新システム検討委員会が立ち上がり、平成 23 年通常国会に法案を提出。平成 25 年の施行を目指しているところから、この動向を注視しつつ、幼稚園や認可外保育所など関係団体との情報・意見交換を行い、特に課題として 0 歳児から 2 歳児までの保育と 3 歳児から 5 歳児までの生育について、再編を検討してきているところでございます。次に、中心市街地での再編の御質問でありますが、認可保育所の老朽化に伴い、再編するにあたりましては、まちなかの高齢者などとの触れ合いを持つことの機会が生まれ、このことにより、子供のいる生育環境や親子での教育力なども高まり、教育効果が期待されるものと考えております。このようなことから、施設整備に当たりましては、関係機関や団体等と十分に協議、意見交換をする中で、今後の国の動向を見きわめ、慎重に進めていきたいと考えているところでございます。また、幼稚園の移行についてでありますが、市内幼稚園と託児所等で構成される認可保育所再編に係る連絡会を開催をし、国の幼保一体化による仮称こども園への移行や市立保育所の役割など現時点での情報提供や意見交換を行っているところでございます。このようなことから、今後も話し合いを継続する中で、幼稚園等の意向が示されるものと考えております。次に、2 点目の保育行政のあり方を考える検討会の報告についてでありますが、この検討会は、富良野市保健福祉部こども未来課、保育士による内部協議の場として位置づけ、保育ニーズの多様化とともに、安心して出産・育児・就労ができる保育所のあり方が求められていることから、今後の保育行政のあり方について、検討することを目的としております。このようなことから、報告書につきましては、内部資料として活用するものであります。次に、3 点目の指定管理者への移行についてでありますが、平成 17 年度に策定された指定管理者制度導入に伴う公の施設管理運営方針では、認可保育所 2 カ所のうち最低 1 カ所は直営で、1 カ所は指定管理者制度の検討も必要とのことから、これに基づき内部で議論中でありますが、国においては、幼保一体化による仮称子ども園、子ども家庭省の新設などにつきましても、議論の段階でありますので、指定管理者への移行につきましても引き続き検討をしてまいります。2 件目の富良野市歌についての富良野市歌の普及についてでありますが、富良野市歌は郷土富良野とゆかりの深い小田観蛍、八洲秀章両氏により作られたもので、昭和 41 年 11 月 3 日の市政施行記念式典において発表し、制定をされたものでございます。市歌はその中に、市の発展を願う理想や氏名、そして自然の美しさが盛り込まれており、郷土への愛着や誇りを感じていただけるよう市のイメージを描けるシンボルとして、また市歌を歌うことによる郷土愛の高揚や市民の一体感をつくり出し、市の発展につなげていくことが目的であります。市歌が歌われている状況といたしましては、成人式、ことぶき大学の入学式・卒業式、青少年表彰式などが、ありますが、今後も各種行事やいろいろな節目など市民に歌われる環境づくりを進めるとともに、普及に努めてまいります。以上です。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
-登壇-天日議員の 3 件目、道徳教育についての 1 点目、道徳教育の現状と課題についてお答えをいたします。道徳教育は人間が本来持っている人間として、よりよく生きたいという願いやよりよい生き方を求め実践するいわば教育活動の原点であると認識しております。そのような中で、御質問の現状把握、課題とその対策についてでありますが、本市の学校教育の方向性を示す学校教育中期計画において、具体的実践計画ごとに、観点と実践項目を定め、これらを毎年度、各項目ごとに各学校において、自己評価、それらを富良野市全体の共通認識のもとに、現状と課題を整理しております。道徳教育の現状では、小学校で重点を置いているのが、異学年交流やあいさつ運動、居場所づくりなどに取り組んでおります。特に異学年交流では、清掃体験活動を通して、ふれあいを大切にし、感謝やいたわりの心、思いやりの心を持つことなど、グループごとに責任感や協調性を高めることを重視しており、また中学校においては、豊かな心を育てるために、社会のルールや仕組みなど連帯意識を学び、公共心や他人を思いやる心など奉仕や体験活動等に重点を置いて取り組んでおります。課題といたしましては、携帯電話やインターネットの急速な普及による情報発信と利用する際のルールやマナーについて、道徳学習の中で指導しておりますが、携帯電話の仕組みを理解しないで買い与える傾向にあり、家庭におけるルールづくりの不十分な点が挙げられます。そのためにも富良野市PTA連合会と連携をしながら、家庭の約束 7 カ条を策定し、参観日などにおいて保護者に対し、啓発活動を行っているところでございます。次に、道徳といじめ、不登校との関係でございますが、思春期の子供たちにとって、心の成長過程において、不安を抱え込むことが多く、特に対人関係を築くことが難しい、また、家庭環境や学校生活などに対応できないことなどがあり、そのために各学年全体の教育相談の充実や心の問題をケアできる体制づくりを推進するとともに、道徳教育の中で、自分がクラスにいることで役に立っている、また必要とされているなど自覚を持たせる対話と温かい人間関係を築き上げているところでございます。次に、心のノート、道徳副読本の活用状況についてでございますが、これまでも各学校において、子供たちに生命のとうとさである誕生の喜び、死の重さ、生きること、夢を持つことの大切さなどの基本的な道徳学習として、子供の心に響く教材である心のノートを児童生徒に配布し、推進しております。心のノートの今後の活用でございますが、文部科学省では、平成 23 年度から心のノートの配布を廃止いたしますが、ホームページからダウンロードをして活用してまいります。次に、2 点目、所信表明における道徳教育の進捗状況についてお答えをいたします。富良野市の将来の担い手であります子供たちが、郷土富良野の歴史や文化に誇りと愛着を持ち、社会の一員として自覚と夢を持ってもらうことを基本にしながら、未来の富良野担い手を育てるために、地域の方や多様な専門分野の方で、富良野ゆかりの方々を外部講師として招き、自ら取り組んできた職業体験活動や自然体験活動などを通した心に響く道徳教育を推進してきているところでございます。今後におきましても、引き続き心に響く道徳教育を推進し、多くの外部講師の協力を得ながら、郷土に愛着と誇りを持てる道徳教育を実践してまいります。次に 4 件目の思春期保健対策についての 1 点目、学校における性教育の現状と課題の取り組みについてございますが、学校教育においては、何よりも思春期の子供たちの心身の発達を重視する必要があり、そのためには子供たちが心身の成長発達について正しく理解することが重要であります。しかしながら近年、性情報の氾濫など、子供たちを取り巻く社会環境が大きく変化してきており、このため特に子供たちが性に関して、適切に理解し行動することができるようにすることが課題となってきております。そのような中にあって、各学校全体での取り組みとして、小学校の体育科、中学校の保健体育科などの関連する教科、特別活動等において、発達段階を踏まえて、保護者の理解を得ながら、心身の発育、発達の健康、性に関する正しい知識を確実に身につけること、生命の尊重や自己及び他者の個性を尊重するとともに、相手を思いやり、望ましい人間関係を築き上げることなどを重視し、相互に関連づけて指導することが重要であると考えております。次に、頸がん予防ワクチン接種における学校指導のあり方についてでございますが、新年度より富良野市におきましても、中学校 1 年生からの接種に対し、任意ではありますが、費用の助成が開始されます。このため保健福祉部と連携を図り、生徒に対し子宮頸がん予防ワクチンに関するパンフレットを配布しながら、子宮頸がん予防ワクチン接種にかかわる正しい知識を啓発してまいります。また、平成 22 年第 4 回定例会一般質問でもお答えいたしましたが、家庭教育やPTA等の研修会を通じて子宮頸がん予防の啓発活動に取り組んでまいります。次に 2 点目の次世代育成支援地域行動計画の連携推進についての思春期保健対策の充実についてお答えをいたします。学校教育における思春期保健対策につきましては、学校教育中期計画の具体的実践計画として、生命を尊重し、健康を守る健康教育を掲げ、各学校においては、小学校の体育科や中学校での保健体育科、総合学習などの各教科や特別活動などの学校教育、全体を通した健康教育の改善・充実に努めております。今後におきましても、家庭や地域の関係機関と連携し、計画的な性教育などの推進を図るとともに、校内における健康相談体制の充実を学校医と連携しながら取り組み、生命の尊さや性に関する正しい知識を身につけ、子供の発達段階に応じて適切な判断や行動ができるよう取り組んでまいります。以上です。
質問 12番 天日公子
まず最初に認可保育所の件でお伺いいたします。国ではですね、子供の子育て新システム検討委員会が立ち上がっておりまして、平成 23 年通常国会に法案提出、平成 25 年の施行を目指しているということになっております。この中の経過の中で富良野市の今後のスケジュールについて大まかなことが計画されているようでしたらお聞きいたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
この件につきましては、担当部長の保健福祉部長からお答えをさせていただきます。
答弁 保健福祉部長 中田芳治(保健福祉部長は2013年3月まで)
天日議員の再質問にお答えいたします。富良野市としてのスケジュールの問題かなととらまえておりますけれども、いま、議員も申したとおり、平成23 年通常国会に法案提出と、そして、25 年の施行を目指しているということで、いま順次国の方としても動いているところでございますけれども、先ほど御答弁にも申し上げたとおり、私どもとしましては、建てるからには慎重に、そして建ててよかったなという施設づくりを目指していきたいということを基本的に考えておりますので、国の動向を見ながら、早ければ早い方がそれはいいんでしょうけども、国の動きがまだ動いているところでございますので、これらをしっかり見ながらですね慎重に取り組んでまいりたいとこのように思っております。
質問 12番 天日公子
行政の中でですね、こども未来課の中で事務的なものとして、保育士さんたちを集めてですね、検討会されたということなんですが、これについては内部資料として活用するということで答弁いただいております。これについては了解いたしましたが、富良野市次世代育成支援地域協議会の初会合がですね、平成 22 年の 10月に行われているとホームページで見ております。その中ででですね、ここの委員さん 13 名いる中で、ここでも保育所の再編について話されているようなんですが、このときにはどのような話が行われたなのか、わかる限りでお話していただきます。
答弁 保健福祉部長 中田芳治(保健福祉部長は2013年3月まで)
天日議員の再質問にお答えいたします。次世代育成支援地域行動計画の会議の中でということでございますけれども、これについては、保育所の再編に向けて、こういったことで動いています、あるいは動いていきますでいきますと、いうようなことを報告したということになってございます。以上でございます。
質問 12番 天日公子
意見はなかったということですね。その中で。その中での意見交換はなかったということです。はい、わかりました。続きまして、道徳教育について質問させていただきます。道徳教育につきまして、いま私が質問した内容と答えていただいたのが重なる部分がありまして、同じ思いで教育されているんだなということがよくわかりました。あとその中でですね、道徳教育では、学校教育に相当ウェイトが上がってきておりまして、先生たちも大変であろうというふうに思いますけれども、その中でですね、具体的に家庭や地域と連携した道徳教育の一端がありましたらお聞かせ願いたいと恩います。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
天日議員の再質問にお答えをさしていただきますけども、お話の中でも質問の中でもふれておられましたけど、家庭の重要性、あるいは学校の役割、あるいは地域とか、また我々行政もそうなんですけどもそれぞれ役割を持っていかなきゃならないと思っています。先ほど御答弁をさせていただきましたけども、家族の約束7カ条というのを作らさしていただきました。この中に、先ほども課題としてあげさしていただきましたけども、これだけ携帯電話・インターネットが普及してきております。これをですね、何とかその家庭におけるルールをしっかりつくっていく。あるいは、携帯電話の仕組みをですね、家族がしっかり認識をしてそれを買い与える。これをしっかりとらまえていかないと何ぼ学校でこの指導しててもですね、次々次々買い与えていくというのが現状にありますので、そういう点をですねいま、先ほども御答弁さしていただきましたけども、市P連と連携をとりながらですね、そういう会合あるたびに出さしていただいたり、あるいは入学式とか卒業式とかそういうときにもパンフレットを出しながら、取り組みをさせていただいているところでございます。
質問 12番 天日公子
いま、教育長さんからお話がありました携帯電話の問題なんですが、携帯電話については、いま新しい形のいじめということで、問題になってきているところです。それですね、富良野市では生徒さんたちの携帯電話の保有状況などは調査しているのか、また、こういう新しい形のいじめについて、富良野では、このようなことはないのかどうかお聞きいたします。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
天日議員の再々質問にお答えをさしていただきますけども、その携帯電話の関係のお話でございますけども、いま、現実にですね、あるかないかと言われれば、ないわけではないと、こんなふうにとらえてます。これはですね、なぜかというと皆さんそれぞれ持ってますので、いまそういう話題も出てきております。ただ実際にこういうことがあったということは、報告はありませんけども、そういう話題はあるかと思います。それで、実は私どももですね、これ以前からずっと配布をしてますけども、いま子供たちが危ないという、こういう冊子をつくってですね、学校にも当然配布して道徳の中でもあるいは特別活動の中でも展開をさせていただいております。それから家庭においてもですね、しっかりこれを踏まえて、取り組むということで、いまこれも進めさせていただいておりますので、もう少し時間はかかってもですね、こういう着実に進めていく、そして一人一人が認識をしていく。いまお話があるように、家庭においてもですね、その子供たちを守っていく保護者の責任がありますので、しっかりそういうところをとらえてですね、進めていく。その体制をとっています。以上です。
質問 12番 天日公子
本当にこの携帯電話によるいじめというのは大きくなってからでは防ぎようがありませんので、いまのうちにですね、いい対策をとっていただきたいと思います。道徳教育においていじめと不登校の関係について質問させていただきました。これについては、また一つの解決の方法としてですね、子供たちが主体的にいじめの問題について、考えることのできるような仕組みをつくっていくべきじゃないかなというふうに私は思っています。このようなことについてはどのように考えていますでしょうか。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
天日議員の御質問にお答えをさせていただきますけども、先ほどもお答えをさせていただいてますけども、思春期の子供たちがいろんなこう抱えている悩みもあります。あるいは人間関係が築き上げられないというのもあります。そこで、私どももですね、そういうお子さんのために、適応指導教室というのを開設しています。それでできるだけ私どものほうでその対応を図っていただいて、在籍校と連携をする。そしてその時期が来ればスクールカウンセラーの先生の御指導をいただきながら、あるいは保護者の方とも連携をとって、家庭訪問をさせていただく。こんな形をとらしていただいて、できるだけ学校に復帰できる形をとらしていただいております。それともう一つは、ただの学習とかそういうばかりでなくてですね、興味関心を持たせることが重要なんで、いま感謝をするというのを適応指導教室でテーマとしてやってます。その一つが、子供たちがですね、陶芸をやってそして、親に感謝する気持ちで湯呑みをつくってあげたり、あるいはクッキングでお菓子づくりをしていくというような形でちょっと展開を変えながらですね、できるだけそういう形で興味関心を持たして、学校に復帰できるような形でいま取り組みをさせていただいているところです。
質問 12番 天日公子
いま話いただいたのは適応教室に通われている子供さんの対応だったんですが、そういう子供さんたちに対してでもですね、ほかその他の子供さんたちが自分たち自ら生徒さんたちがですね、いじめをしないという気持ちを一つに持っていけるようなそういうふうな仕組みが大事でないかなと思ったわけなんです。そういうことでですね、西中学校の生徒さんの例が新聞に載っておりまして、ああいう取り組みが生徒さんたちの中から出てくるように導いていければいいんじゃないかと思っているんですがいかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
天日議員の御質問にお答えをさせていただきます。いまお話になってちょっと遅れましたけども、私もいまこの缶バッジをさせていただいております。西中学校の 300 人の子供たちが生徒会を中心にして、すばらしい人間関係を築き上げようと、いじめゼロを目指そうとういうことでゼロ運動を進めております。これもですね、先ほども御答弁をさしていただいておりますけども、各学校の中で自ら進んでやっているボランティア活動、あるいは社会体験、いろいろ奉仕活動含めてですね、その取り組みをいろんな形で進めさせていただいております。その中で子供たち一人一人が、やっぱり自分はクラスの中で必要とされているんだと、役割を持ってるんだと、先生もしっかりと子供たちと向き合ってですね、そういう対策をとっていく。これがいま、本当にいい結びつきになっているのかなと。あるいは少年団活動、部活動を含めてそうなんですけども、そういう形の中でいま取り組みをさせていただいている。この一つの例が西中学校の動きだと、こんなふうにとらえているところであります。
質問 12番 天日公子
続きまして性教育について質問させていただきます。いま中学校のですね、保健体育の中で性教育について2 ページぐらいあります。中学校 3 年間にわたって学習するわけなんですが、現状としてそういう中学生の子供さんたちですね、エイズとか性感染症、そういう問題の現状認識についてどのように理解しているのか、お聞きしたいと思います。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
天日議員の思春期の保健対策の関係でお答えをさせていただきますけども、少しちょっと整理をさしていただきたんですけど、いま学校においてですね、小学校においては特別活動などで小学校では大体平均 7 時間、中学校においては平均6 時間ぐらい性に関すること、あるいは性の感染に関することの学習をしております。そこでひとつ整理しておきたいのは、その認識云々よりもですね、教育的な見地の中で考えますと子供たちの心理的な問題とかいろいろ形があります。そこでやっぱり、そのエイズとかの前にですね、その自分の体は自分で守っていくんだと。その家庭教育の役割、学校の役割、地域、我々行政の役割という、これをしっかり明確にしていくっていうのが大事でないかなと思います。そこで私としては、そういう正しい知識をですね、情報を子供たちに伝えていくというのが優先すべきではないか、こんなふうにとらえているところです。その認識云々よりもまずそこを進めていって、家庭の役割、行政の役割、学校の役割ということでとらまえていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 12番 天日公子
私が話したいのは子供の実態と教育にですね相当乖離があるんじゃないかなっていうふうに思われるもんですから、ちょっといまの質問させていただいたんですけれども、低年齢層の方たちの性感染症が大変多くなってきているのが事実です。これはやはり正しい教育が必要で、家庭でも必要だし、学校でも必要だし、社会でも必要なんですけれども、最初のときの質問で話しましたが相当学校の方の教育にウェイトがかかってきておりますので、いまのままでやっていくと学校の役割や家庭の役割だといっていてもなかなかいい方に改善しないと私は思うわけなんです。それでですね、学校の役割は指導要綱の中で、役割が決まっていますけれども、富良野独自としてですね、若い青年たちを守るためにですね、一つ方策を立ててもいいんじゃないかなと私は考えております。そういう意味で今回またワクチン接種が行われます。このワクチン接種におきましても、答弁の中ではパンフレットを渡して家庭で判断をしていただくような形をとっておりますけれども、本当にこれでいいのかっていうふうに私は疑問に思っております。国と地方で自治体でお金を全額負担していながら、任意のワクチンだということで言われていますけれども、本当にそれで任意のワクチンとして、切り離していいのかどうか。国でお金出しているんであれば私は法定ワクチンであっていいんじゃないかなっていう気はしているんですが、いまのところは任意ワクチンでありますので、この任意ワクチンにつきましても、十分説明のの仕方がありますし、また中学校 1 年生の子供さんがですね、頸がん予防ワクチンを受けるときにですね、どうやって説明して、予防ワクチンを受けてもらうのか。そこについてお聞きいたします。
答弁 教育委員会教育長 宇佐見正光(教育委員会教育長は2014年3月まで)
子宮頸がんワクチンの関係でございますけども、先ほど御答弁させていただいて任意ですけども助成すると、そこでですね、養護の先生ですね、それと保健医療課の保健師さん、それから私どもも入ってですね、事前に打ち合わせをしております。それで、学校の方からお話があって、いまその 13 項目、先ほど天日議員も質問の中に触れておりましたHPV、この関係とか子宮頸がんなはどんな病気なのかということも含めてですね、13 項目、いま学校の方からいただいていま保健医療課で調整をして、どういうパンフレットを作っていったらいいかその取り組みもさせていただいてますので、私どもとしてはですね、先ほどもお話ししてるように自分の体は自分で守っていくことを基本にしながらですね、そういうことを含めて、この後もですね、道徳教育あるいは性道徳教育含めて適切に取り組んでいきたいと思っています。以上です。
質問 12番 天日公子
本当に家庭の教育ってのは大事だと十分わかってます。それでもですね、中学生が頸がんワクチンを受けるということは、教育と同時にですね、していくべきだというふうに私は思っておりますので、そのパンフレットをつくる中身もですね、相当精査した上でですね、つくっていただいて、本当に子供も親も読んで理解できて判断できるようなものに作っていただきたいと思います。以上です。