富良野市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月12日
(1)財政健全化対策について/(2)公営住宅について/(3)入札改革について
2007年9月12日、富良野市議会の一般質問で、広瀬寛人議員が「財政健全化対策について」「公営住宅について」「入札改革について」について質問し、市長 能登芳昭、副市長 石井隆、建設水道部長 里博美が答弁しました。
- 質問者
- 広瀬寛人 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、副市長 石井隆、建設水道部長 里博美
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質問 3番 広瀬寛人
-登壇-さきの通告に従いまして、順次質問をいたします。まず、財投資金の繰り上げ償還についてお伺いします。8月初旬の新聞報道にもありましたが、地方自治体が国の財政融資資金特別会計から財政投融資として借りている高金利のうち、2007年度に1兆4,000億円程度の繰り上げ償還が認められる見通しとなりました。また、公営企業金融公庫への繰り上げ償還も4,000億円程度認められる公算が大変高くなっております。繰り上げ償還は、従来の金利に見合った保証金を支払えば可能でしたが、今年度から3年間に限り、実質公債比率や経常収支比率など財政指標で一定の条件を満たせば保証金を免除されることとなりました。―93本市の地方債残高、つまり市の借金は、平成18年度末で一般会計134億円、事業会計102億円、合計236億円とあると発表されております。一般会計、公債費償還、つまり年間に返す借金の額は約15億3,000万円です。そのうち元金が12億円で利息が2億3,000万円という内訳であります。事業会計の中でも多額の設備投資が必要な下水道事業会計では、57億円の地方債に対して、昨年度は4億6,000万円の返済をしております。内訳は、元金返済に2億6,000万円と利息分として2億円という中身です。ちなみに、新たな地方債として2億1,000万円を発行していますので、使い道は別でありますが、お金の出し入れとしては、利息分を新たな借金で賄うのと同じ形になっております。償還期間が長期間になりがちな地方自治体の借り入れでは、借入金利の高いか低いかで総支払い額は大きく変動いたします。富良野市においても財政健全化計画を策定中でありますが、市の借金である地方債を圧縮させることとともに、借り入れ条件を有利なものとして金利負担を最大限削減する努力が必要かと思います。18年度決算資料の企業債明細表では、昭和53年から平成3年くらいまでのもので、7%を超える金利のものが4件、5%以上のもので8件見受けられました。地方債の管理として、借入金の種類、発行月日、発行額、返済期間、借入金利、総支払い額、未償還額などを一元管理して、借りかえや支払い期間を変更するリスケジュールを行い、攻めの財務戦略を行うことが地方自治体にも求められる時代となってきたと思います。そこで、4点にわたり質問をいたします。1点目、2007年度の繰り上げ償還条件に合致する借入金が当市に存在するのか。2点目、保証金免除の財政指標を当市はクリアしているのか。3点目、本年度を含め3年間の間に条件に―合致するものがあれば、積極的に繰り上げ償還をする考えがあるのか。4点目、繰り上げ償還をするための民間金融機関からの低利借りかえを模索して条件交渉などに着手をしているのか。以上、4点について質問をいたします。次に、公営住宅について質問をいたします。本市では、約800戸の公営住宅を有して住宅に困窮する市民へのサービス提供を行っておりますが、さまざまな課題も同時に有していると思います。建てかえ計画に必要な財源の確保、現存の建物の維持管理、入居者が公営住宅の入居基準を満たさない状況になった後の対応、入居後に申請内容と異なる状況が発生したときの対応など、生存権、既得権に絡む複雑な要因を勘案しなければならない諸課題が山積みしていると認識しております。多くの諸課題の一つとして、公営住宅への入居選考の仕組みがあると考えております。公営住宅の入居資格として、現に住宅に困窮している方、税金の滞納がない方、収入が公営住宅法で定められている基準以内の方と規定しております。身障者、特定扶養親族等がいる場合の収入基準扱いは、別途定めております。しかしながら、高齢者や障がい者の受け入れを専属に行えるバリアフリー化された公営住宅は有しておらず、そのような方々の優先申し込みの制度も確立されておりません。高齢化率が24%を超え、要介護者、要介護認定者も増加こそすれ減ることのない現在、公営住宅の設備として、バリアフリー化が望まれることは異論のないところだと思いますが、大きな資本投下の必要な公営住宅建設には、財源や建てかえの年次計画など、すぐに対応できる状況にないことは、一定の理解をするところであります。しかし、前述のとおり、公営住宅を必要とされる市民の中には、加齢や障がいから入居の優先を図るべきと思われる方がふえる傾向―94にあります。富良野市の公営住宅条例では、第9条第1項に選考を行う組織として、市営住宅入居選考委員会が定義されております。第2項には、困窮度合いの高い方を優先して入居させる条項があります。そして、第3項として、順位が定めがたいものとして抽選を行うと規定しております。ここ数年の公営住宅入居選考に当たっては、大半が抽選という方式しか行われていない状況にあります。過去には、市営住宅入居選考委員会が開催されていたとお聞きしますが、選考判断がつけにくいようになり、すべてが抽選になっていると報告されております。市のホームページでも、応募者が募集戸数を上回る場合は抽選となりますと表記されております。何をもって公平とするかは非常に難しい問題ではありますが、他市の条例を調べてみますと、各種優先入居の制度に取り組んでいるところが見受けられます。高齢者、独居老人、障がい者世帯や生活保護世帯の方々の当選倍率を5倍から7倍に引き上げて行う優遇抽選方式、高齢者、ひとり親、心身障がい者、車いす使用者、精神障がい者などをポイント化して、一定の数値以上の方には実態調査の上、優先入居をさせるポイント方式、子育て最中の若年ファミリー向けに入居期間をあらかじめ定めた定期使用住宅制度など別枠を設ける方式など、さまざまな工夫と客観的根拠基準を策定して選考を行っております。当市においても、このような観点から公営住宅の優先入居に一定の基準を設け、条例の9条2項が形骸化しないよう努めるべきと考えます。そこで、3点質問をいたします。過去に開催された市営住宅入居選考委員会の検討結果はどのようなものであったのか。2点目、市営住宅条例の第9条2項の解釈はどのようにとらえられているのか。3点目、優先入居の条件を明文化する考え、もしくは優先入居の何らかの制度を検討するお考えはおありなのか。御質問いたしま―す。次に、入札改革について質問をいたします。去る8月30、31日の日本経済新聞北海道版に、道内の入札改革への取り組みが紹介されておりました。道内の落札結果でも、談合が疑われる水準とも言われる95%以上の落札が3割を占めると報道されております。知事がかかわった官製談合が報道され、市民の信頼を裏切るとともに、制度改革が叫ばれる中、近隣市町村でも同じような事態が発生して、道内でも入札改革に取り組む自治体が急速にふえてまいりました。原則一般競争入札導入の自治体、一部導入、導入方針で精査中、導入せずとの回答が各市一覧で掲載されておりました。富良野市は、北見市、歌志内市と3市だけである、導入せずとの回答でありました。新聞記事の中で、歌志内市は財政難から当分大型工事がないことと、少額の修繕工事を一般競争入札にすると地元建設業への影響が大きいからとコメントが載っておりました。北見市では、指名競争入札で大きな不都合がないので、もう少し導入の必要性を見きわめたいとの観点から、導入せずとの回答であったと掲載されております。本誌のコメントは掲載されておりませんでしたが、税金を投入する公共工事の入札には、厳正さ、公平さ、そして地域経済への配慮と多くの視点から精査して、市民が納得するものとしなければならないと感じます。導入せずの意図が紙面からは読み取れませんでしたが、字づらだけを見ると、改革、改良に向けての姿勢が感じられないものと市民の目に映ってしまうのではと危惧をするところです。官製談合による知事の逮捕を受けて入札改革に取り組んだ宮崎県では、一般競争入札導入で地場企業が落札することができず、県庁での業界団体の座り込み抗議という事態も発生しております。北海道内に限らず、公共工事が激減する―95中、大手ゼネコンが今までは地元企業が扱う規模の工事にまでスケールメリットを生かした低価格の入札で参入しつつあり、原価が割れると推測される金額での落札も社会問題化しております。一般競争入札でだれもが入札に参加できる方式にすることの透明性は否定するものではありませんが、価格のみを判断基準とすることには大きな弊害が生じると懸念を持っております。入札改革の先進地である長野県では、元請けとしての受注機会が少ない少額工事に対して参加希望者競争入札を行ったり、全国一律の経営事項審査、いわゆる経審における評点では反映されない点を独自の基準をもって地域貢献評価を行い、落札金額だけでない判断基準を設けております。そして、入札の手間がかかると敬遠されがちですが、総合評価落札方式の導入に取り組んでいるところも多数見受けられます。私は、公共工事は地域経済や雇用に大きな影響をもたらすものと認識をしておりますが、他地域からの参入間口を設けないのでは透明性に問題が生じると考えます。そこで、市民からも業界団体からも信頼いただける地域貢献度や環境に配慮した方法や工事、関連業者への支払い価格や支払い方法など、複眼的な観点に立った総合評価落札方式の検討が重要と考えております。さらには、その評価方式の策定にも透明性が担保されなければならないと考えております。そこで、2点ほど質問をいたします。日本経済新聞に回答されている導入せずとの真意は、今後一切考えていないということなのか、検討中であるが時期が明示できないからのものなのか、お聞かせいただきたいと思います。2点目、落札の基準を価格だけに絞り込むのか、総合評価、落札方式のような価格以外の視点をポイント化した判断基準に移行する考えがあるのか、お聞かせをいただきたいと―思います。以上をもって、最初の質問といたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-広瀬議員の御質問にお答えいたします。1件目の財政健全化対策についての財投資金繰り上げ償還についてであります。現在の起債制度におきましては、財政融資資金などの公的資金の繰り上げ償還を行う場合につきましては、将来発生する利子相当額を保証金として繰り上げ償還時に元金と合わせ納付することとされておりましたが、地方財政が切迫する中、本年度より3カ年公債費負担の軽減対策として徹底した総人件費の削減等を内容とする財政健全化計画、または公営企業経営健全化計画を策定し、行政改革、経営改革を行う地方公共団体を対象に、高金利の公的資金の保証金免除による繰り上げ償還が制度化されたところでございます。繰り上げ償還の対象となる起債は、平成4年5月までに借り入れた旧資金運用部資金と旧簡易生命保険資金、平成5年8月までに借り入れた公営企業金融公庫資金で、一般会計及び地方公営企業会計ごとに起債の年利利率区分に応じ、保証金免除の対象となる財政指標が定められております。また、繰り上げ償還の時期も、資金区分及び年利利率区分により、平成19年度から21年度の間において定められているところでございます。本市の繰り上げ償還対象につきましては、一般会計に係る普通会計債では、年利7%以上の残債が経常収支比率などの財政指標基準で対象となりますが、既に償還が完了していることから、一般会計は該当をいたしておりません。また、公営企業債における財政指標としては、資本費の元利償還金比率の水準が基準とされており、本市の上水道及び簡易水道事業では、年利5%以上の残債が対象となり、繰り上げ償還対象額は、上水道事業で約1億7―9600万円、簡易水道事業で約2億5,900万円となっております。また、下水道事業では6%以上の残債が対象となり、7億4,100万円が繰り上げ償還対象額となっております。本制度につきましては、現在も国においてその詳細の検討が行われておりますが、制度の適用を受けるためには、行革推進法の内容を自主的に相当程度上回る職員数の純減等の健全化の実施や、繰り上げ償還効果を相当程度上回る経営改革促進効果を上げる公営企業経営健全化計画が求められており、繰り上げ償還後3年間の財政融資資金の新規貸し付け停止や、計画実行が不十分な場合には起債の制限なども検討をされているところでございます。また、全国での繰り上げ償還の総額が決められる中、繰り上げ償還の承認につきましては、非常に厳しい審査が想定されるところでございます。いずれにしましても、本市といたしましては、高金利の公債費負担の軽減が公営企業の経営改善となることから、繰り上げ償還の対象となる上水道、簡易水道、下水道事業において積極的に検討し、対応していきたいと考えているところでございます。また、繰り上げ償還のための償還財源でありますが、水道事業会計につきましては、減債積立金及び損益勘定留保資金を保有しており、これらを財源として対応したいと考えているところでございます。また、簡易水道事業会計及び下水道事業会計につきましては、自己資金を保有していないことから、民間金融機関から借り入れが必要であり、実質的には借りかえを行うこととなりますが、起債発行に当たっての国からの同意手続や借り入れ内容など、まだ制度内容が確定していないため、現段階では民間縁故資金の借り入れ条件については調査をしておりません。今後、繰り上げ償還の対象について、残りの償還期間、償還残額や借りかえ等による効―果、新規の借り入れ予定などを十分勘案し、慎重に検討しながら対応してまいりたいと考えております。次に、2件目の公営住宅の優先入居への取り組みについての1点目、市営住宅入居者選考委員会の開催状況についてお答えをいたします。現在、市は18団地819戸の公営住宅を管理いたしております。市営住宅入居者選考委員会は、入居者選考に際し、公平かつ適正を目的とし、5名の民生児童委員、4名の学識経験者の合計9名で構成をしております。入居者選考委員会の開催状況でございますが、条例第9条第1項の規定に基づき、住宅に困窮する実情並びに困窮の度合い調査をする委員会として、山部、東山地区で平成10年以降7回開催をしているところでございます。次に、2点目の市営住宅条例第9条第2項の解釈についてお答えをいたします。第2項は、住宅に困窮する実情を調査し、住宅の困窮する度合いの高いものから入居を決定すると規定されておりますが、しかし、平成7年度緑町団地等公営住宅の建てかえが進む中で、入居希望者数の増加に伴い、多岐にわたる困窮事由を調査し、困窮度を順位づけして入居者を決定することが極めて困難となりましたことから、選考委員会で検討した結果、富良野地区におきましては、平成10年度から市営住宅条例第9条第3項住宅困窮順位の定めがたいものについて、抽選によって入居者を決定する方法に移行し、入居者資格の有無の入居基準に適合する方の中から、公開、抽選によって入居者を決定いたしているところでございます。次に、3点目の優先入居の条件明文化の考えについてお答えをいたします。現在、市では、高齢者、障がい者専用の住宅がないため、優先入居条件が明文化されておりませんが、バリアフリーに配慮した一部の住宅につきましては、入居者募集要領により、高齢者世帯用として優先的に対応をいた―97しているところでございます。しかし、社会的弱者、障がい者等と言われていく方々に配慮する必要性は重要な課題であると考えており、今後、住宅政策として福祉分野と連携をした検討をしてまいりたいと考えているところでございます。3件目の一般競争入札への取り組みについての1点目の一般競争入札導入検討の時期についての御質問でございますが、富良野市の建設工事の発注状況につきましては、平成13年度の総事業費、約58億9,000万円、発注件数219件をピークに年々減少し、平成18年度では、総事業費約9億6,000万円、発注件数77件に減少をしているところでございます。現在、工事発注につきましては、地元業者育成の立場から指名競争入札を実施しており、一般競争入札の制度はありますが、実施はしていないのが現状でございます。また、指名競争入札におきましては、業者の指名選考の基本的な考え方につきましては、指名参加入札基準において地場産業の育成に努めなければならないとされており、高度な技術及び特殊な技術を要しない工事につきましては、地元業者を基本に指名選考を行っているところでございます。以上のことから、現在実施しております指名競争入札で今後も実施してまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目の総合評価落札方式の検討につきましては、現在、富良野市の入札におきましては、指名競争入札を基本に実施しているところであり、平成12年制定の公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、適正化法の制定により、入札の透明性(公正な競争入札の促進、談合、その他の不正行為の排除)が強く言われているところでございます。このことから、本市におきましては、平成12年度から予定価格の事前公表、16年度から指名業者の事後公表に変更し、入札の結果は富良野市のホームページに掲載するな―ど、透明性及び競争性を図っているところでございます。近年、公共工事の減少から工事を受注するため競争激化がされております。このような背景から粗雑な工事が行われることなど、対策が検討されているところでございます。このことから、工事の施工管理及び品質管理、配置技術者及び地域に配慮した地域貢献度などを評価し、落札者を決定する総合評価落札方式が検討されてきております。この総合評価方式につきましては、落札者決定には2名以上の学識経験者の意見を聞くことが義務づけられており、入札、事務に時間を要することから、執行体制の状況も考慮しながら、今後の入札方法として検討していく必要があると考えているところでございます。以上であります。
質問 3番 広瀬寛人
まず、1点目に、償還繰り上げについてお伺いをいたします。ただいまの御答弁により、一般会計のほうは本年度で返済してしまうので該当がなしということで、いわゆる公営企業会計のほうに対象が若干あるということで御回答いただきました。その中で、積立金、もしくは勘定留保資金等があって、財源が確保されているものがあるということでございますが、こちらの早期返済、繰り上げ償還をすることによって金利がどれだけ減少するのか、その数字のシミュレーションが行われているのか、行われていれば、どれくらいの金額が支払わなくていい数字としてつかまえられているのか、お答えいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
広瀬議員の再質問にお答えを申し上げますけれども、細部については、副市長から御答弁をさせていただきます。―98
答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)
御答弁を申し上げます。先ほどの答弁の中で、今まだ借り入れ条件等整っていないので調査をしていないということで御答弁をさせていただきましたが、現在の市場における利率、これは参考でございますが、長期プライムレートで平成19年7月10日現在で2.55%、また、財政融資資金、これは8月10日現在でございますが、10年間の据え置きなしの借り入れをした場合ということでいきますと1.6%という状況になってございますので、2%の前後の借り入れになるのかと考えているところでございます。以上でございます。
質問 3番 広瀬寛人
まだ具体的な数字は精査をされていないというお答えと解釈をいたしましたが、この数字については、追って細かな情報が得られて、数字が試算できるようになったら、やはり市民にとって有益なことでありますので、その数字の開示も必要かと思いますので、お願いをしたいと。それから、御答弁の中に、民間縁故資金の借入条件、いわゆる民間金融機関からの借り入れ条件については、まだ現時点では調査をしていないということでございましたが、この制度で一番償還の対象額が多い横浜市では、一昨年の時点で中田市長が横浜市の財政状況を格付会社に審査をしていただいて、一般金融機関でどのような金利で借りられるのか、そういったことを先に情報入手をしておき、そしてこういった交渉に当たっている事案がございます。横浜市の財政状況からいって、格付会社が出したコメントとしては、本来ある貸し付け条件よりも、財政の透明化を図ろうとする横浜市の姿勢によって2ポイント下げていると―いうコメントが載っておりましたが、やはり常にこういった借りかえだけではなくて、借入を含めて、富良野市の金融機関からのお金を借りる資金を低利で求めるための常日ごろの準備が必要かと思いますが、この辺のことに今後取り組む御予定があるのか、お伺いいたしたいと思います。
答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)
御答弁申し上げます。議員がおっしゃられたように、財政の健全化、また効率化を今後考えていく上では削減がどうしても必要になってきてございます。これまでも、上水、下水において、公営企業の借りかえ債等を行いながら、高金利のものを低金利にかえてきてございます。今おっしゃられた縁故債の部分でございますが、今まで富良野市としては、現在起債の借り入れは直接借り入れすることができるとなってございますが、実際、その手段については、その方法について今持ち合わせている状況にはございませんので、今後できるだけ低金利で借りる方法として、財政状況も勘案されるでしょうし、いろいろな努力がポイントの評価につながってくると考えてございますので、その辺について研究をさせていただきたいと存じます。以上でございます。
再質問 3番 広瀬寛人
続きまして、公営住宅の御答弁について再質問をさせていただきます。御答弁の中で、選考委員会も平成10年度まででも開催をされているということでございましたが、緑町の公営住宅の入居募集あたりを境に非常に倍率が上がってきて、順位の選考が難しくなってきたということで、入居決定に当たっては抽選になったという経緯を御回答いただきましたが、やはり9条の第2項の文言、これが時代の変化になかなか合っ―99ていないといいますか、さらに詳細化してある一定程度客観的な判断基準を持ち合わせないから、このような形になったと私自身は理解をしております。平成18年度までの公営住宅の募集状況の倍率でございますが、一応、一般世帯、高齢者世帯向け、単身者世帯向けというふうに分けて行われていることは承知をしておりますが、平均で9.4倍の倍率であり、高いものでは40倍、50倍を超え59倍になるようなものもあり、なかなか、住宅の困窮、もしくは障がい者等住宅に困っている方にとっては、非常に高いハードルになっているのではないかと感じております。答弁の中にございました住宅政策という観点だけではなくて、福祉分野との連携が必要であるという認識をお持ちであるということでございますが、他市で行われているような優先入居、もしくは優先倍率に早期に取り組むお考えがあるのか。また、当市では、抽選において数回連続して該当していない場合に、若干の当選倍率を上げる配慮が行われている、そういう制度を内規としてお持ちだと伺っておりますが、そういったことを一定程度の障がい者ですとか、優先をすべき方に適用することが可能かどうか。見解をお聞きしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
広瀬議員の質問にお答えいたしますが、詳細については、建設水道部長から補足説明をさせますけれども、私からは、今基本的な問題としてとらえた御質問にお答え申し上げたいと存じます。公営住宅そのもののこの条例の中身の中で、時代の変遷とともにやはり条例というものは運用していくということが必要であるという認識に私も立っております。しかし、入居者が困窮する状況というのは、こういう時代ですから全く家がなくて困っているのか、あるいは、入っていて次に新しいところに移るための手段としての状況―もあると私は聞いております。そういう状況を考えますと、抽選方式でやることは、平等であり不平等なのかという御質問の中身だったと思いますけれども、私はその中で、最善の方法はどういう方法だということで先ほど答弁させていただきました中で、それぞれ選考委員会の中の検討を加えた上で、富良野地区につきましてはそういう状況をとって現在にきていると、こういう状況です。答弁の中にも、今後福祉関係と連携をする中でやるというお話をさせていただいた中では、御質問にございましたとおり、やはりそういう住宅事業というのは、かなり今選択をする以上は厳しい状況です。しかし、我慢して入って、新しいところに移るという状況下のものでは、そういう今倍率の高いところと、あるいは低いところと、取捨選択する状況がたくさんございますから、これらについて、先ほど申し上げました福祉関係との連携をどう図ってやれるかと。そして、平等性の欠かないような状況づくりをどうするかということは、これは御質問のとおり考えていかなければならない課題の一つであると、このように受けとめているところでございます。なお、細部については、部長から補足説明をさせていただきます。
答弁 建設水道部長 里博美(建設水道部長は2008年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えいたします。優先の順位が明文化できないのだろうかというのが1点。それから、抽選方法の検討も今後考えてはどうだという2点だと思います。今市長も答えられたように、高齢者、あるいは障がい者、弱者と言われる部分の人に対して、今まではこういう要領と条件に満たした場合、一般の中で高齢者の中で抽選はされた経緯がございます。今後、高齢者、あるいは障がい者等のいわ―100ゆる社会弱者に対しまして、要するにこの条文化を再度煮詰め直しまして、優先順位の基準づくりと、これは細分化をしない中、こういう明文化をしていきたいと。その中で抽選の方法もあわせて検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。
再質問 3番 広瀬寛人
それでは、総合評価、落札方式について御質問をさせていただきます。御答弁いただいた中では、新聞に掲載がされている。導入せずという意味は、現時点では、指名競争入札で一般競争入札の制度も持ち、なおかつ総合評価、落札方式についても検討中であるという意味合いであるということで御回答いただきましたので、その部分については理解をするところでございます。その中で、施工管理、品質管理、技術者、地域貢献等を評価した落札方式について検討されているという御回答いただきましたが、同じく今月、新聞で発表されました道内の主要建設会社のアンケートの中でも、85%が一般競争入札については容認をしていると、時代の流れであるという回答をしながらも、やはり導入自治体への注文として、地元企業が受注しやすい入札条件、それから、ダンピングの排除、施工能力不足の不適格者の排除、こういった観点を盛り込んだ入札方式にぜひしてほしいという回答がございました。その中で、現在、国土交通省、国土技術政策総合研究所から発表されていますひな形の総合入札落札方式、評価落札方式を私も拝見をしましたが、非常に細かいところまで配慮されております。地域の自治体としては、やはり地域の地場企業を守っていくという姿勢は重要なことであると思いますので、行政が今後あるべき公共工事、そして、それを入札に対応する企業と入札の評価基準についてよく意見交換をして、精度の高いとか品質の高い技術での工―事、そして、地元の雇用等が守られるような入札方式にすべきだと考えますが、そのあたりで、そういった検討の場面に、地元企業、建設企業からの意見を聞くですとか、調査をするというお考えがあるのかお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
広瀬議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。現在、一般競争入札につきましては、先ほど御答弁させていただいたわけでございますけれども、指名競争入札の中で、実際にそれぞれ落札をし、工事施工を終わった後に、それぞれ工事の評価点を実際とっているわけですね。その評価点に基づいて精査をしている現況でございます。ですから、その評価点に満たないものについては、当然指名から外れていく状況にもなっていくでしょうし、あるいは、御質問があったいろいろな観点から考えて、それぞれ地域の地場産業の育成という観点から考えれば、全部そういう方々の指名というものが当然協議になるわけですけれども、そういうひとつの品質管理、あるいは工事のできばえ、将来性の耐震度における状況等も考えますと、やはり評価点を一つの基準にした評価方式によって指名をさせていくというのが私は基本でないかと、このように考えているところでございます。御質問ありました総合評価制につきましては、現在、御答弁させた中で、非常に公共事業が御承知のとおり国も3%減額されて非常に厳しい状況でございます。本市におきましては、先ほど御答弁させていただいたとおり、平成13年度には、約58億9,000万円ぐらいから、昨年度は9億5,000万円ぐらいに落ちてきていると。こういう現況を見ますと、一般競争入札の性格、あるいは、総合評価方式でやる状況下もこれから考え合わせながら、私は総合的に検討していかなければならないこれも一つ―101の課題かと考えているところでございます。