みんなの議会

富良野市議会 平成18年第2回定例会 2006年7月3日

市政に関する所信表明について

2006年7月3日、富良野市議会の一般質問で、日里雅至議員が「市政に関する所信表明について」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。

質問者
日里雅至 議員
答弁者
市長 能登芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 日里雅至

-登壇-通告に従い、質問をしてまいります。先般行われました市長選挙において、多くの市民の支援を得て初当選された市長に、心より敬意と祝意をあらわす次第でございます。市政の担当に当たりましては、公正で公平な行政、豊かで住みよい富良野の町づくりを目指し、取り組んでいただけることと期待をするものであります。それでは、所信表明についてお伺いをいたします。市民の行政に対するニーズは多様化し、しかし財政状況は厳しく、行政はあれもこれもの施策から、あれかこれかの厳しい選択が必要な時代になりました。危機的状況にある経済情勢への対応、少子高齢化に伴う施策、行財政改革の明確な筋道、行政の役割と責任、民間の役割と責任、町づくりデザインの構築とプロセス、政策決定に至る情報の開示、真の市民参加のあり方、公共事業に対する市の考え方、市町村合併への取り組みなど、非常にスキルの高い、そして高度な判断力、そして強力なリーダーシップが要求されます。庁舎内での理事者、部課長、職員、そして各課横断的な施策に対する意思の確認、合意形成、責任所在の明確化、市民に信頼される市政であることを望みます。新市長が市政に取り組むに当たっての基本的な考え方、4点についてお伺いをいたします。1点目、市民のための市役所はどうあるべきか。2点目、この時代の市民が求めているリーダー像をどのようにとらえているか。3点目、市政運営に新市長としてリーダーシップをどのように発揮されるか。4点目、高田市政をどのように継承されるのか。この4点について、まずお伺いをいたします。次に、市民対話と情報開示についてお伺いをいたします。行政と市民が力を合わせた地域づくりを進め、情報共有、市民参加、説明責任を積極的に行い、市民とさらなる信頼関係を築き、市民の顔が見える町づくり、市民が主役の町づくりの実践を、新市長が先頭に立ち、強力なリーダーシップをとられ、この難局を乗り切らなければならないと考えます。市長は、地方行政システム、行政サービスの効率性、徹底した情報の開示を行い、情報を市民と共有し、市民参加と協働を推進し、富良野市のさらなる発展の実現に向けて努力をすることを期待するものであります。そこで、2点についてお伺いをいたします。1点目、市民対話と情報開示の基本的な考えと具体的な取り組みについて、お聞かせをいただきたいと思います。2点目、情報共有と、市民参加条例に基づく市民とともに築き上げる町づくりの考え方と、取り組みについてお伺いをいたします。次に、行財政改革についてお尋ねをいたします。我が国は、人口減社会に突入をいたしました。人口減少に伴って、自治体の税収の減少が予想される状況では、各自治体による歳出減などの懸命な努力がない限り、持続的な自治体財政は成り立たないと思います。また、人口減少、高齢化によって、町の担い手も減少、高齢化し、さらに車社会の進展に伴って、住民同士の顔なじみの関係が薄れる中では、当該地域固有の社会、文化の継承はもとより、顔なじみの協力関係であるコミュニティの維持すら困難になると考えます。国の危機的財政状況を背景に、地方を取り巻く経済環境は悪化の一途をたどっており、厳しい時代を迎えております。分権時代に対応した自治体の基盤を確立し、経営的な視点に立った仕組みと、職員の意識改革、市民の協力が重要であります。また、効果的な行政運営による市民満足度を高めるための行政改革、税金の1円まで生かすための基盤強化と、財政改革が求められています。そこで、4点についてお伺いをいたします。1点目、身の丈に合った、むだのない、具体的、効率的な運営をどのように進めるのか。2点目、組織機構と事務見直しの取り組みの内容について。3点目、定員適正化計画の推進の取り組みについて。4点目、市税など、収納プロジェクトの取り組みについて、お伺いをいたします。次に、農村観光都市構想の形成についてお尋ねをいたします。富良野圏域の将来を考え、富良野を中心とした農村観光都市形成を図り、自然豊かな景観を生かした農業と観光の振興を進めるというようにおっしゃっておりますが、それぞれの基幹産業である農業、観光、商業含めて、非常に厳しい状況にあるというふうに思っております。農業においては、担い手の支援対策を絞り込む品目横断的安定対策の対応、農家の減少、安心、安全の農業、国際競争の激化など。また、観光においても、エコツーリズムの取り組み、外人観光客の誘致、シーニックバイウェイとの連携などなど、課題が山積みをしております。そこで、3点お尋ねをいたします。1点目、基幹産業の農業、観光、そして商業をどのように結びつけ、経済の活性化を図るのか。2点目、食、体験、教育観光の具体的な取り組みについて。3点目、移住者が安心して住める環境とはどういうことなのか、お尋ねをいたします。次に、市町村合併についてお伺いをいたします。市町村合併は、その町に暮らす住民にとって、生活を左右しかねない、大変重要な問題であり、住民が主体となって、住民の意思による判断が尊重されなければなりません。そのためにも、市町村合併は、みんなで自分の住む地域、町を見つめ直し、これからの地域づくり、町づくりを考える絶好の機会でもあると言われております。今後の富良野の方向を示すべく、また、市民が期待する町づくり、そしてこれからは、富良野圏域の方向性、圏域に住む住民が期待する町づくりが加わります。将来をどのような方向性を持って行政運営をし、行政サービスを効果的に行うのかが問われ、福祉、医療、保健、また、スポーツ、文化の発展、行政経費の節約、地域のイメージアップ、雇用、定住人口の確保、それぞれの町の、地域の資源を生かし、個性ある町づくりと、合併後の新しい町づくりのシミュレーションと調整が必要不可欠と考えます。市長は、当然のように、選挙公約に市町村合併の環境をつくりますと挙げ、強く市民に訴えてこられました。さらに懇談会においても、中身に肉づけを行い、内容の濃い説明を行ってきたと思います。選挙公約にも挙げたこの大きな課題について、4点お伺いをいたします。1点目、新市長として、合併に対する考えと目指すもの。2点目、自治の形の説明会で、市民の反応は、そして今後の方向づけの部分について、お尋ねをいたします。3点目、富良野圏域1市3町1村の最終出口に向かう土壌づくりの戦略と、目標年次についてお伺いをいたします。4点目、今後の富良野の町づくりデザインをどのように構築するのか、お伺いをいたします。それでは、6点目になります。富良野市総合計画についてお尋ねをいたします。市長は所信表明の中で、財政的に大変厳しい状況ながらも、ふれあいややさしさ、感動富良野をテーマとし、6年目を迎えた富良野市総合計画の着実な推進を図ってまいりますと述べられております。このことは、前高田市政を継承され、引き続き富良野市総合計画推進を図られると判断しているところであります。平成17年度、富良野市総合計画ローリング結果を踏まえ、富良野市総合計画実施計画は、当初、18年度から後期計画がスタートの予定になっておりましたが、大きく変動する情勢への対応として、平成17年度から6カ年を3カ年に区切り、中期、後期計画として見直しがなされ、平成18年2月に公表されました。3カ年に区切って見直しの機会を増加させるということでございました。実施計画の中期、後期の見直しの内容と、今後の取り組みについてお伺いをし、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-日里議員の御質問にお答えしてまいります。市政に関する所信表明についての、市政に対する基本的な考えについてでありますが、町づくりの基本は、市民との信頼関係のもとで、市民が町づくりに主体的に参加し、町に誇りを持ち、住んでいてよかったと実感することが必要だと感じます。市民は何を求めているのか、市民ニーズを的確にとらえ、今何をしなければならないのか、市民の視点に立った発想と行動をしてこそ、信頼が生まれるものであると考えます。また、リーダーとして、市民との信頼関係を築き、市民の負託にこたえ、行政運営に努めるものと考えております。私は、職員の意識改革と対話を重ね、既存の枠組みや従来からの発想にとらわれない、柔軟な発想と問題意識を持ち、市民の目線に立って、ともに行動してまいたりいと考えているところでございます。また、平成12年度に市民参加により策定いたしました富良野市総合計画を引き継ぎ、財政的に大変厳しい状況であることを踏まえ、行財政改革を進め、実施計画の見直しを行いながら、計画を推進してまいります。次に、市民対話と情報開示についてでございますが、広報広聴活動におきましては、市民にできるだけ多くの行政情報の提供を行い、対話と参加意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。中でも、広報ふらのやホームページ、新聞、ラジオなどは、広く市民に情報の媒介として定着し、親しまれておりますので、積極的に活用してまいりたいと考えているところでございます。今後につきましては、地域懇談会を初めボランティアや女性、青年層、農業団体、商店街、企業、団体など、各種組織団体と対話を進め、町づくりの課題をともに考え、解決するための方向性について、互いにできることからその実践ができるように努めてまいります。また、情報共有と市民参加のルール条例につきましては、市民が町づくりに主体的に参加できることによって、市民が町に誇りを持ち、住んでいてよかったと思える町を市民と行政がともに考え、ともにつくり上げることを目的に、昨年7月1日に施行いたしたところでございます。私は、この本条例は、市の持つ情報は市民のものであることを基本として、積極的に市民に情報を提供し、市民の意見を市の施策や事業に反映させるための手続を制度化したものであります。現在、市の施策や事業の立案から決定過程において、その経過や内容について、パブリックコメントや審議会、意見交換会などで市民参加手続を実施しているところでございます。本格的な条例運営から1年を経過した段階であり、今後、こうした市民参加手続における実践を行政が重ねていくことが必要であり、その中から問題点や課題を明らかにしながら、市民とともに考える土壌づくりを図ってまいりたいと考えております。さらに将来的には、市民と行政がともに行動するための協働の推進に向けたルール化を図り、私は、最終的には自治体の憲法と言われる自治基本条例の制定に向け、検討してまいりたいと考えております。次に、行政改革についてでありますが、国の三位一体改革による地方交付税の大幅な削減など、財政を取り巻く環境が大変厳しい中におきまして、行政改革の基本的な考え方は、公正、透明で、市民の目線に立った市政を推進し、市民と行政が協働し、自主性と自立性の高い行政運営を確立することであります。次に、身の丈に合った、むだのない、効率的な運営のあり方についてでございますが、収入に見合った支出による行政運営を基本とし、限られた収入の中で、より効率的、効果的な行政運営を図るため、恒常的な事務事業の見直しなど、最小の費用で最大の効果を得るよう、取り組みを推進してまいりたいと考えております。次に、組織機構と事務事業の見直しについてでありますが、私は、このたび6月12日の人事異動に当たりまして、特にコミュニティ活動と市民対話の充実の強化に向け、担当の主幹の配置をいたしました。また、国民保護計画策定と防災対策の強化を図るために、ここに担当主幹の配置をさせていただきました。また、契約事務の集中管理に向け、係員の増員、地域福祉、障がい者自立支援法の施行等による福祉部門の充実に向け、増員をいたしました。また、国際的な観光都市としての観光行政の強化のため、観光室の設置、さらに、助役兼掌による収入役業務が、平成19年4月1日適用からの地方自治法が改正になります。そのため、会計室を設置したところでございます。次に、職員の定員適正化計画についてでございますが、平成18年度策定に向け、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。なお、平成17年度には340名、平成18年度は、当初326名の14名減の執行体制となったところでございまして、適材適所として配置をさせていただいたところでございます。次に、市税等の収納対策プロジェクトについてでございますが、現在設置しております市税等収納対策会議と、国保税等徴収強化対策会議を一本化し、負担の公平と収納向上に向けて、庁内関係部署の横断的な対応ができる体制として、プロジェクトチームを設け、市税、国民健康保険税、介護保険料、保育料、公営住宅使用料等の収納対策に取り組んでまいります。次に、農村観光都市形成についてでありますが、1点目は、農業と観光との連携についてでございます。本市は、大雪山山系と夕張山系を背景に、農業と観光を基幹産業として町づくりを進めているところでございます。これまでの観光は、肥沃な大地で営まれる農村の景観に支えられ、見る観光が主でありましたが、今後は、農業基盤都市として、富良野における日常生活などを満喫し、滞在日数を増加させる滞在型観光の基盤整備を進め、消費の拡大及び交流を通して、農業と観光、商工業など、地域経済の活性化が図られるものと私は認識をしているところでございます。2点目の、食観光についてでございますが、新鮮で旬の富良野で生産される農畜産物を活用した富良野らしい食の提供や、特徴のある地場農畜産加工品の開発、既存特産品の付加価値向上を目指した活動を行っている農産加工研究会などと連携をし、さらなる食の観光の創出を図るものでございます。次に、体験観光についてでありますが、豊かな森林や自然を活用した、健康増進、動植物などの観察や、親子とのふれあい、また、食を支える農業の、食育農業から学ぶ農業体験などを行うものであります。さらに、教育観光についてでありますが、東大演習林との連携による、森林や自然科学を通した学習、文化、芸術を通した多彩な観光資源の活用により、滞在型観光の推進を図ってまいります。次に、市町村合併についてでありますが、国は平成17年4月1日に合併新法を施行し、市町村に合併協議会設置勧告や合併協議会にかかるあっせん及び調定など、都道府県の権限を強化し、平成22年3月31日までの5年間で自主的な市町村合併を推進することにしております。さらに北海道では、市町村を取り巻く社会経済情勢の変化や、合併新法に基づく国の指針を踏まえ、ことし6月2日、合併に関する北海道の考え方や合併の組み合わせとして、北海道市町村合併推進構想を示したところでございます。このような情勢の中に、市といたしましては、人口減少や少子高齢化社会の進行、日常生活圏の拡大や地方分権改革の進展、市町村の行財政基盤の充実、強化や、農業と観光による産業の発展に向けて、富良野圏域1市3町1村の最終出口が合併に向かう土壌づくりを推進してまいりたいと考えております。自治の形を考える地域懇談会は、6月12日から23日まで、市内10カ所で、290名の市民の参加をいただいたところでございます。地域懇談会においては、自治の形検討プロジェクトからの報告をもとに、市町村を取り巻く環境の変化や、将来の自治の形として、住民自治を確立するための考え方や、団体自治強化のための市町村連携、広域連合、市町村合併、広域都市の四つの選択肢を示し、市民との意見交換を行ったところでございます。市民の反応といたしましては、積極的に合併協議を進めるべきという意見がある一方で、各町村の意思を尊重して、時間をかけて慎重に話し合うべきとの意見もありました。このような市民の考えや、議会における御意見を十分に踏まえ、7月下旬開催予定の富良野地区広域市町村圏振興協議会委員会において、今後の富良野圏域の方向性を協議する予定であります。市民の理解につきましては、富良野市の将来の重要な課題でありますので、市民の理解を深めるため、市民の皆様とともに考え、ともに話し合う場を今後とも数多く設けていきたいと考えているところでございます。次に、富良野圏域1市3町1村の最終出口が合併に向かうためには、私は、自治体同士の一体感、互いの利益が見通せる共通感、そして互いに尊重し合える信頼感の醸成が重要であり、合併する、しないにかかわらず、合併協議会の設置が必要であると考えております。次に、今後の富良野圏域の町づくりについてのデザインについてでございますが、自治の形検討プロジェクトから示されました、将来にわたってこの地域が支え合い、助け合い、認め合い、みずから考え、行動し、小さくてもきらりと光る自治を基本的な考えとして、住民自治を確立しなければならないと考えております。次に、富良野市総合計画についてでございますが、富良野市総合計画につきましては、平成13年度から平成22年度を計画期間といたしまして、平成12年度に基本構想、基本計画を策定し、さらに前期5カ年、平成13年度から17年度実施計画、後期5カ年、平成18年度から22年度の実施計画をそれぞれ策定いたしました。しかし、交付税の大幅な削減、国庫補助金の大幅な見直しなどにより、後期実施計画の見直しを1年早め、平成16年度に中期実施計画、後期実施計画を策定するとともに、毎年ローリングを行い、事業費の精査、調整を図りながら、実行性のある実施計画をとるように進めてまいりました。本年度におきましても、実施計画のローリングを行い、事業内容及び事業費等の精査を実施するところでございます。しかしながら、国におきましては、今後、5カ年間を目途とした骨太の方針の7月上旬の閣議決定が予定されており、地方単独事業の削減や、地方交付税も不透明な状況となっているこちとから、国の動向など、情報収集に努め、的確な収入の推計に努めるとともに、ローリングに当たっては、住民ニーズや緊急性などを十分に把握しながら、収入に合った事業の選択、見直しを行い、市民生活重視の町づくりに努めてまいりたいと存じます。また、17年度のローリング、平成17年12月調整におきましては、事業費、事業内容、実施計画の精査をしてまいりました。その結果、中期計画では事業費が減額となったものの、後期計画では新たな需要の発生などにより、事業費が多少増額をしております。今年度も中期及び後期実施計画のローリングを行い、事業精査を行うとともに、住民ニーズに合った的確な事業の選択を行ってまいりたいと存じます。以上でございます。御質問の中で、答弁漏れがありましたので、つけ加えをさせていただきます。御質問の中で、移住者が安心して住める環境につきましてという御質問でございますので、この点についてお答えをさせていただきます。移住者が安心して住める環境につきましては、本市を訪れ、定住を望む滞在者に対しまして、町内会など地域コミュニティや、住居や仕事など、生活情報の収集や周知など、北海道移住促進協議会とともに連携をしながら、支援体制の拡充を図ってまいります。また、移住者の対象につきましては、私は、若年層から熟年層まで、幅広く考えているところでございます。これまでに、移住者につきましては、文化、芸術、クラフト工芸など、多彩な職種の方々の定住化が図られているところでございます。今後におきましても、従来行ってまいりましたところの農業担い手の育成などと同様、農業への参入など、幅広い取り組みも重要であると認識をいたしているところでございます。したがいまして、農村生活を楽しみ、理解していただくことから始め、将来的には農業への就農などへつながることも期待されるところでございます。以上でございます。

質問 18番 日里雅至

今、新市長の方からるる御説明がありましたけれども、具体的に何をどうするかといった部分が見えない。ただ方針に述べたことを繰り返しておられるのかなと。答弁に対しては、大変期待外れでありました。前市長の継承といった部分の中で当選をされてきたと私は認識をいたしております。そういった意味合いにおいても、事業、それから施策の精神なのか、そういった部分も含めて、能登カラーといいますか、能登色といいますか、色をもう少し明確に出されてはと思います。リーダーの関係ですけれども、私が思うリーダー像といった部分については、まず1点は、トップセールス。企業の誘致だとか予算獲得という狭い意味ではなくて、市民だとか、企業だとか、全道、国、世界に向けて、トップセールスというイメージで発信できるリーダーといったものを求めているのかなと思いますし、改革、連帯の、当然時代の必然といったものを持って今あるところでございますので、そういった姿勢を持った、前向きなチームワークを形成できるリーダー、そして、理念、市民のために市役所がどうあるべきかという理念、目指す方向をしっかり持ったリーダー、国と道、周辺町村との関係、幅広いヒューマンネットワークを持ったリーダーというふうに私は思っておりますけれども、そういった部分を含めて、リーダー像、再度、市長のお考えをお聞かせをいただきたいと思います。それから、2点目の市民対話と情報開示というところでございますけれども、これも全く今までどおりということでありました。何をどう新しい取り組みを含めて、広報広聴活動の新しい取り組み、何をどうしたいのかといったところをもう少しお話をいただきたいと思っております。それから、町づくり条例に基づくといった部分の中では、おっしゃるとおりだと私も理解をいたしております。その中で、最終的には、特別委員会をやっておりました関係で、最後の方に、4点目で意見を付した部分でありますけれども、町づくりの基本となる自治基本条例の制定を今後課題とされたいという意見を付しております。今、市長のお話ですと、策定に向けて検討していくと。この部分については、年次含めて、この4年間で、市長の任期が4年といった部分の中で、ここでつくり上げるのか、また、その部分の中では、もう少し皆さんとお話をしながら策定に向けていくのかといったものの中で、お聞かせをいただきたいと思います。それから、行財政改革の関係でございますけれども、これも身の丈に合った、むだのない、効率的な運営といった部分の中では、理解するところであります。この身の丈に合ったという部分の中で、やっぱり数値的含めて、基準含めて、どれが基準なのかといった部分の中で、私はちょっとわからないなと思います。そして、今回、最近話題となっている夕張の関係でありますけれども、再建団体に転落したということであります。最近では、また非常事態宣言だとか、財政再建団体入りの可能性があるといった部分などで、53市町村が可能性があるという形になっております。歳入歳出を均等にという、効率的にというお話ではありましたけれども、市民の皆さん方もこの辺のことは非常に関心を持っているのではないかと思っております。そんな意味で、富良野の実態を含めて、どうなのかというところをお聞かせをいただきたいと思います。それから、4点目の市税の収納の関係でございますけれども、未収金対策というところで、1人増員されたかどうか、ちょっとわかりませんけれども、そういった形の中で、公平、公正を図るために取り組んでいくということで、前段の部分の中では、昨年までは富良野市税等収納対策会議ですか、こういったものがありまして、各課にまたがっておりました。その中で、この目的については、要するに収納向上を目的に、実行性のある組織として取り組んでいくのだというようなことでございますけれども、この関係について、ただ名前を、ただ横文字にプロジェクトと変えた部分の中で、この対策会議と、この収納プロジェクトといった部分の相違といいますか、何がどう変わって、市民のためにどうなるのだといったところを明確にお答えをいただきたいと思います。それから、次の農村観光の部分でございますけれども、これもどうしたら農業と観光と商業が、要するに絡み合って、結びついて、経済の活性化を含めてなるのだということと、それぞれのなりわい、農業はそれぞれなりわいを含めてみんな経済を持っているわけですから、そういった部分の中で、それぞれの課題を含めて、たくさんあるわけです。そういったところの整理もせずに、言葉尻は大変よろしいかと思います。具体的に何をして、この経済の活性化に当てるのだといったところ、再度お答えをいただきたいと思います。それから、2点目の、食、それから体験、それから教育といった部分の中で、各、市長お答えをいただきましたけれども、これは、食は農業、体験は学習センター含めて教育、それから、いろいろな部局との横断の形の中で、連携というのは非常に重要になってくると思っております。これはどこでどういうふうに連携を強めてやるのかわかりませんけれども、そんなことを含めて、今までの縦割り行政の中で、本当にこういった連携がとれるのかどうか、そういった形の中で、本当に強力なリーダーシップを発揮されて整理をされるのかといったところもお聞かせをいただきたいと思います。それから、移住者が安心して住める環境といった形の中で、私が聞いた限りでは、市長は公約を含めていろいろお話をしている端々に出てくるのが、団塊の世代を含めたところで、要するに農業の担い手に持ってくるのだよというようなお話はされていたと考えております。そういった中で、移住者という対象は、団塊の世代ではないかなと、市長が思っていらっしゃる部分の中では。どの職業を念頭にしているかというと、農業担い手対策の関係ではないかということですけれども、再度、その辺のところのお話をお聞かせをいただきたいと思います。それから、市町村合併の関係でありますけれども、私、新市長の合併に対する考えを、要するに語っていただかなければ、市民含めて、富良野圏域の皆さん方が議論の対象にならないのではないかなと思っております。10日間にわたって、10会場でいろいろと説明会を開催をしてきたと聞いております。その中で、ある市民の皆さんから、市民というか知り合いの方からお話がありまして、この懇談会の中で、市長が何を要するに訴えたいのか、合併推進なのか、広域連合なのか、どっちを選択しようとしているのか、そこを明確にしてくれないと、議論の積み上げにはならないのではないかというお話もありました。新市長、市町村合併の町村の将来計画や、地方分権の課題を解決するお考えはあるのでしょうか。それから、環境整備、土台づくり、そういった部分の中で、解決をしなければならない問題だと思いますけれども、その辺、新市長、いかがですか。それと、当然、私は推進の方のスタンスといいますか、軸を持っておりまして、する、しないは別にして、合併協議会の立ち上げといったものを明確に市長から、富良野圏域のリーダーで、信頼を重ねている町村の皆さん方がいるわけですから、強力にリーダーシップをとってくださいよ。そして、今やらなければならないというのは、合併論議が先行する前に、将来の富良野の町をどう構築していくか。市民生活、市民が生活感に不安を抱くことのないように、市長はどうこの合併を含めて行政を進めていきたいのかといった部分をお聞かせをいただきたいと思います。それから、次に、総合計画についてであります。実は総合計画の内容含めて、ホームページで見させていただきました。ちょっと話はずれるのですけれども、大変ホームページが充実されて、富良野の市民の皆さん方に、広報広聴活動の中では非常にわかりやすいホームページであるということを評価いたしたいと思います。それで、市長はことあるごとに、財政的に厳しい、厳しい、厳しい状況だというふうに言われております。調整前の合計金額と、調整後の予算金額では、6億円の事業の増額になっていると思います。済みません、ちょっと数字間違っていたらごめんなさい。それで、17年から19年までの中期の計画では、調整後が1億2,000万円ほど減額になって、情勢を勘案して見直されたのかなと思っております。また、後期の計画の調整後の部分については、7億3,000万円増額になっております。このことは、単に後期に先送りをして見直しを図ったのではないかなと感じるのですけれども、その辺のことについてお尋ねをいたします。それから、財政健全化を推進したいと言われる市長であります。身の丈に合った財政運営を訴えている以上は、推進するにしても、事業の内容の精査を図って、直接市民生活に影響のないものは、大胆に総合計画の見直しを視野に入れて推進していく、これぐらいの心意気みたいなものが感じないと、そして、所信の表明の中で事務方が書いたような文章でなくて、市長の心からわき出るような答弁を期待をいたしまして、2回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

日里議員の再質問に順次お答えをしてまいりたいと思うのですけれども、1点目は、リーダー像という形の御質問だったと感じますけれども、私は、リーダー像というのは、それぞれ人によってとり方が、私はいろいろ違うのでないかという基本的な考え方を持っています。行政のリーダーというのは、やはり住民との信頼関係が築かれて、そこで行政の運営を協働で行っていく、それを認めていただけるのが、私は真のリーダーであると、このように考えております。それから、2点目の市民対話と情報開示の、実質的に、具体的に何もやっていないのではないかと、こういう御指摘があったわけでございますけれども、私は、市民対話というのは、数をたくさん、いろいろな方々とお話をしなければ、一つのものになっていかなというのが私の基本的な考え方であります。行政を行う上において、一つのものについて、偏ったものの考え方で進めるということは、これから私は行政のあり方ではないと。その上に立って考えていきますと、先ほど御答弁させていただきました、いろいろな形の方々、あるいは各層各界の方々と、町づくりを含めた中で、当面する課題についても、そういう話し合いをすることが、私は具体的な進め方であると、このように考えているところでございます。それから、3点目の基本条例の検討時期等でございますけれども、昨年の7月にルール条例が施行されまして、まだ1年弱でございます。条例をつくる過程から、パブリックコメントの実施状況を含めてやってきたわけでございますけれども、やはり条例をつくる中で、経過というものが必要であります。できたものの経過を十分精査する、検証する中で考えていくというのが私の考え方でございます。ですから、検討時期については、ここで何年後という形でなく、精査をする中で判断をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。次に、身の丈に合った基準、こういう御質問でございますけれども、今、本市の予算的なものに関しては、大体120億円から130億円ぐらいで構築しているわけでございますけれども、現実的に国の三位一体改革による交付税の減額、こういう状況を考えてみますと、本市についての身の丈に合った基準というものは、やはり120億円から130億円を堅持することが妥当であるのか妥当でないのか、こういう一つの基準を私はこれから考えていかなければならない、こういう考え方で、身の丈に合った基準ということを御提議を申し上げたところでございまして、現在、私は、120億円から130億円程度のものが今後継続できるかできないかということも、これからの精査の課題として、そういう意味の身の丈に合った基準ということで考えていたところでございますので、その点で御理解を賜りたいと存じます。次に、未収対策におけるプロジェクトの関係でございますけれども、私は、新たに市税等対策を設けたわけでございますけれども、これは何と言っても市の歳入における財源の大きな位置づけするものであると、このように私は考えているところでございますので、そういった観点で考えてまいりますと、この対策チームにおいては、市税はもとより、使用料、手数料、例えば公営住宅の使用料、あるいは上下水道の使用料、こういったものも含めて、総合的に、全庁的な形の中でこの対策をつくっていく、これがなければ、毎年、現在、17年度の状況を見てみますと、非常に5月31日現在の状況を見ましても、現行はふえていっている傾向にございますので、これはやはり国保税、市税についてもある程度の努力をするものの一つの形であるということで、私はこれを設置したところでございますので、ただいまの実態を含めた中での御理解を賜りたいと、このように思うところでございます。次に、農村観光都市形成の、具体的には何をすべきなのか、全然見えない、こういう御質問であったと受けとめておりますけれども、私は、農村観光都市形成というのは、やはり本市の基盤は農業である、農業を支えた中で、観光というものがそれぞれ媒介する、現行であれば「北の国から」、あるいはこの自然景観を生かした中で、多くの国内、あるいは最近では国外からもこの地域を訪れていただける。こういうことを考えますと、私は将来展望として、都市と農村の交流を一層図る、こういうことによって、移住者がこの地域に希望を持って住める体制づくりを行う一つの基礎が農村観光都市づくりであると私は考えております。そういった観点から考えていきますと、私は、この農業と観光と、あるいは商工業と含めた中で、必ず商工業に対しては、観光を推進することによって雇用対策が生まれてくるわけです。現実的に、雇用対策が、ここ数年、徐々に伸びてきております。ですから、この雇用対策が一つの町の活性化につながっていく大きなものであると、こういうことが一つあると思います。それから、二つ目には、私は商工業に対しても、本市においては今、本州方面から富良野に御商売で定住を図る中で、かなりの商業的なものの発想を転換されまして、収益を上げている業種がたくさんございます。そういう方々の知恵をやはり見習っていく必要性もありますし、それらと提携する中で、行政としましても経済の向上を図るような施策的なものをあわせて行っていく必要がある。こういうことから、私は、農村観光都市形成の中で、連携を深めることによって、雇用の確保、新しい職種の開発、こいうものを含めることが地域の経済活性化につながっていくと、このように考えているところでございます。ですから、具体的にはそういう方向づけをしながら進めてまいる、このようになると私は思います。そこで、次に御質問ありました、どこで現在の食観光なり、あるいは教育観光なり、あるいはこれらに付随する体験観光を含めた、市役所における行政部署の連絡的なもの、あるいはそこで連携した中で、どう有効的にそれを進めることができるのかというような御質問だったと思いますけれども、私は、それぞれ教育委員会は教育委員会の部署で、連携をする中身的なものについては、ここに言われる観光的なものと教育的なものは、余り結びついていくような状況にはなかなかならないのでないかと。そういう観点から、私は、食観光なり体験観光なり、あるいは学習、教育観光というものは、一つには、そういう観光的な中で強めていくということが、私は基本的な考え方。今御質問ありました、教育的なものというのは、私は、道外から、あるいは道内から来た方々にそういうものを教えていくというものと、もう一つは、私は、その食観光と、それから体験観光と合わせた中の、こういうものが将来富良野にとって、食観光については、食種をふやすことによって富良野に多くの方が来てくれる、これが一つの、私はこれからつくっていく食観光の大きな役割であろうと、このようにも考えますし、もう一つは、それぞれ農家の方々が創意工夫する中で、いいものをつくっていただいて、それを地元へ来て食べていただく、こういうことも、一つこれからは方向を考えていかなければならないのではないかと。ですから、日里議員の言う、連携する中でやっていくということは、もちろん今までそういう中身的なもので連携しているものはございます。ですから、何と何をどういうふうにして連携するというものではなく、それぞれ私は、学習と教育と関連してやっていくというものについては、もちろん関連するものについては進めていくべきですけれども、観光を主体としたものについては、ただいま前段で申し上げた基本的な考え方で私は進めていくべきだと、このように感じているところでございます。それから、私の選挙における世代の富良野移住に対する考え方でございますけれども、この関係につきましては、俗に言う団塊の世代を中心としたものの考え方で、それを農業に向けるという形は、お話はしていないつもりで私は選挙をやってまいりました。私は、団塊の世代というのは、富良野に移住していただいて、その中で、60歳で定年を迎える方もいるわけですから、その定年の方が、その中で年金を持って富良野に移住してくる方ですから、それにプラスアルファで、蔬菜的なものを販売できるような形の中で生活を楽しんでいただく、こういう世代の移住者を求めていく必要性があるのではないかと、こういう私のものの考え方でございまして、農業を中心として、それの担い手に行くというような考え方では現在持っておりませんので、その点、御理解を賜りたいと思います。次に、市町村合併に対する沿線住民に対する、合併に対する市長の意気込みがないのではないか、先が全く、何を検討しているのかと、こういう御質問でございますけれども、私は、市町村合併については明確に、推進するという基本的な考え方を持っております。その中で、相手のあることですから、当然、推進するに当たっては、いろいろな角度から、その推進する土壌づくりというものを基本に考えていくという考えを持っておるところでございますので、そういう点で、私は、意思は推進をしていくという基本的な意思であるということだけを明確にお話をしておきたいと思います。それから、総合計画の関係で、先送りをしているのではないかと。その心意気が非常に見えないと、こういう御質問でございました。私は、この総合計画につきましては、長期スパンでありますから、そのうちの6年目という、後期の5年間というものは、それぞれ御答弁させていただきました中期、後期と、こういう中身の中で、これから財源的にどのような形で明確に財源が確立できるのか、こういうことをまずベースに置かなければ、その総合計画がどうなるかということが、やはり財政的なものが基本になるという考え方から、この問題は、総合的な計画の中においては、御指摘ございました、非常に住民の最もニーズの強いものから暫時考えていかなければならない問題もございますし、しかし、ニーズだけでなく、継続的な事業の中で、どうしても落とせないものについては、やはりそういう形の中で進めていかなければならない問題もあると、このようなことも考えられますので、それらを含めて検討をしながら、総合計画の構築を図っていかなければならない、このように考えているところでございます。以上です。(「答弁漏れが2点ほどあるのですが」と呼ぶ者あり)

質問 18番 日里雅至

1点目は、前市長の継承といった部分の中で、精神なのか、政策なのか、事業なのか、全体なのかというところのお話をお聞かせいただきたいということと、非常事態宣言の関係のお話をお聞きをいたしました。本当に富良野は大丈夫なのですねと、市民の皆さんも心配している部分がある、財政含めて。その辺のお話を、この2点、答弁漏れがありましたので、お聞かせをいただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今、2点について、答弁漏れがあったということでございますので、おわびをいたしますけれども、一つは、前市長の継続をするのか、何を継続するのかと、こういう御質問だと思いますけれども、私は1人の人間でございますから、それぞれ行政を行う上においては、事業を引き継いでいくと、そういう形で御理解を賜りたいと思います。それから、2点目の非常事態の関係でございますけれども、現在、財政的には、経常収支比率含めて、危険水域という状況にはまだ至っていないと、このように私も理解しておりますので、これからそういう危険水域に至らない状況づくりを私はやっていきたいと、このように考えているところでございます。

出典:富良野市議会 平成18年第2回定例会 2006年7月3日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる