深川市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月19日
まちづくりに対する子供や若者の意見を聴く取組
2023年7月19日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「まちづくりに対する子供や若者の意見を聴く取組」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市長 田中昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 松本雅祐
このたび3度目の当選をさせていただきました。ただ、無投票ということで、自分の公約、また主義主張を市民の皆様にお伝えすることができずに選挙戦を終えたことは残念であります。私は、8年前に初当選させていただき、市民の皆様に政治が身近なものに感じていただけるように、また私は議員として、政治を身近なものにしていくにはどうしたらいいか、このように考えました。結論は、やはり市民の皆様の声を市政に届けていくことが一番大事であると考えました。これからも私は与えられた4年間、市民の福祉の向上と地域振興の発展のため、そして何より一人でも多くの市民の皆様の困り事や悩み事が一歩でも半歩でも解決できるように、即行動をモットーに、小さな声に耳を傾け、寄り添い、働いていく決意であります。このことをお誓いし、通告に従い一般質問を行います。最初に、子供や若者の声を聴く取組についてお伺いします。全ての子供の権利を保障するこども基本法が昨年6月に成立し、本年4月には子供政策の司令塔となるこども家庭庁が発足しました。こうした整備が進むことにより、子供政策を政治のど真ん中に据えた社会の実現を目指すことを考えなくてはいけません。今、子供や若者を取り巻く環境は厳しく、自殺や虐待、いじめ、不登校、貧困など、問題が多様化・深刻化する中で、課題解決に向けては、まず当事者である子供や若者が意見を表明できるようにすることであり、そしてその声を政策に反映できる仕組みをつくることが重要な視点であります。こども基本法にも、社会参画の機会の確保や子供の意見を尊重といった基本理念が掲げられております。欧州では、そうした若者の声を政策に実現していくためのローカル・ユースカウンシルという制度があり、日本語では若者会議、若者議会と訳されます。内容は、その地域に住む若者たちの声を集め、地域の若者に権限を持たせること、自信を持たせることで、若者が地域を変えるための力になるのです。愛知県新城市では、市の条例に基づき、2015年に若者議会が設置され、16歳から29歳までの青年が若者の力を生かすまちづくり政策を1年かけて検討し、政策提言につなげております。この若者議会に参加した19歳の女子大学生は、新城市は自然が多くてとても魅力的なまち。多くの人にその魅力を知ってほしいと自分たちのアイデアがまちづくりに生かされる若者議会に魅力を感じていると言っております。また、2年続けて参加した17歳の男子高校生は、初めは学校の先生から議会の話を聞いて挑戦してみた。自分自身の成長につなげられると語っておられます。この若者議会の委員の任期は1年ですが、やりがいを感じて継続したり、複数回応募する人も少なくないそうです。市長の附属機関として、1,000万円の予算提案権を持ち、現在第8期の若者議会が活動中であります。これまで若者議会の提案により多くの政策が実現して、その一つが市立図書館のリノベーションでありました。学習スペースを増やしてほしいとの声を基に、市立図書館の2階にある郷土資料室を学生などが自習に使える多目的スペースに改装し、その結果、図書館の利用者が大幅に増え、地域活性化につながったそうであります。このように時代の担い手にとって、自分の意見を表明し、政策に反映させる経験は貴重であり、政治参加の意識を育む機会にもなっているそうであります。本市は人口減少が進んでおります。市民の方から、深川市の未来はどうなるのか、少子化が進み若者が深川のまちからいなくなってしまうのではないかとの不安な声をたくさん聞きます。一方、深川市には、深川の未来やまちの活性化を含め、まちを何とかしたいと真剣に考えている若者がいることも事実であります。そういう若者がいることは、本市にとって大切な財産であると私は考えます。私は、深川のまちの未来をもっと子供や若者に託してもいいのではないかと考えます。私は、本年第1回定例会で、本市には様々な要素が存在しており、ポテンシャルの高いまちであり、その魅力を引き出す、形にしていくことが重要であり、そのためには人づくりに力を注がなければならないと田中市長に提言させていただきました。次世代の声を尊重する機会を創出する取組は今後大変重要であると考えます。そこで、お伺いします。1点目、本市は子供や若者の声の必要性についてどう考えておられるのか、また深川市のまちの未来に向けた子供や若者の意見や声を聴く取組を行っているのか、実績があればお聞かせください。2点目、若者議会の設置は、深川のまちが活力あるまちとして存続し続けるため、縁あって居住している若者たちが深川市に誇りを持ち、そして親になったときに、深川市に住み続けたいと思える環境をつくることになります。また、若者たちの声が地域や市政に反映され、若者たちの住みやすさの向上とともに、自分たちがつくり上げたというまちへの誇りの醸成にもつながります。そして、そのことが自分たちの子供にも体験させたいという循環をつくることができると考えます。本市も子供や若者の声を聴く、そして形にできる若者議会の設置をしてはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。
答弁 市長 田中昌幸
まちづくりに対する子供や若者の意見を聴く取組について質問いただきましたので、順次お答えいたします。初めに、子供や若者のまちづくりに対する意見や声を聴く取組と実績でございます。本市では、幅広い世代の市民の皆さんにまちづくりに参画いただくため、まちづくりの基本方針となる第六次深川市総合計画策定時には、関係団体から推薦を受けた代表者などで構成する新しいまちづくり市民協議会を設置するとともに、市民1,000人を対象にまちづくりアンケートを実施するなど、多様な御意見をいただく機会を設けております。また、市が設置する各種委員会・審議会におきましても、各分野における各関係団体を代表する委員や市民公募委員から市の様々な施策について直接幅広い視点で意見を伺うなど、市民の方にまちづくりへ参画いただいているところでございます。若い世代の方々からの御意見を伺う場といたしましては、市内の中学生が総合学習や学校行事などで取り組む、ふるさとふかがわの末来への提言パネル展を実施しているほか、複合施設整備の検討の際には、深川駅を利用する学生へのアンケート調査や、市内の高校生や短大生などを対象に学生ワークショップを実施するなど、若い世代から多くの意見やアイデアをお聞きし、まちづくりの参考とさせていただいておりまして、今後も様々な場面において幅広い世代から御意見をいただく取組を行い、誰もが参画いただけるまちづくりを目指してまいります。次に、2点目の若者議会の設置についてお答えいたします。議員が紹介されました愛知県新城市の若者議会につきましては、若者が活躍するまちを形成することを目的に、条例に基づいて地域の若者が主体的にまちの末来を考え、政策立案し、市議会の承認を得て、市の事業として実施していく取組であります。新城市のこの取組につきましては、私も存じておりまして、若者が地域に関心を持ち、地域社会に参画することは、まちへの誇りや愛着を育み、そのまちに住み続けたいという思いにつながると考えますので、まちづくりを進める上での一つの手段として、参考にさせていただきたいと存じます。人口減少下にある本市におきましては、未来を担う人材の育成・確保は非常に大きな課題でありまして、子供や若い世代が地域の課題を身近に捉え、当事者意識を持って、まちづくりに参画していただくことは大変重要なことであると考えますので、今後、子供や若い世代の意見を聞く取組について、どのような手法が本市にとって有効なのか、検討してまいりたいと考えるところでございます。
再質問 8番 松本雅祐
1点再質問させていただきます。今、市長から大変前向きな答弁をいただきました。私は、今まで深川市が取り組んできた声を聴くという部分では、声を聴くことも大切ですけれども、私がここで言いたいのは、それを自発的に、そういう視点で自分たちの問題と若者に捉えていただきたいと考えます。声を聴くだけではなく、新城市のように1,000万円の予算がつくかどうかは分かりませんけれども、しっかり財源も確保して、自分たちでまちをつくっていけるんだということを市長から発信していただきたい。そういう部分ではもう一歩踏み込んだ取組を決意していただきたいと思いますので、もう一度聞かせていただきます。
答弁 市長 田中昌幸
決意ということでございますが、子供や若い方たちの意見を聞く、そして自分ごととして捉えていただいた上で、その内容について、大人たちがそれをしっかりと受け止めるという姿勢については、非常に重要なことだと受け止めておりますし、そのことについては先ほども答弁させていただきましたが、どのような手法が一番本市にとって有効な形になるのか、この点について十分検討させていただき、その方向性をもって考えてまいりたいと思っております。