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深川市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月3日

「毎年この時期に、二つの大きな災害を思い起こしています」

2023年3月3日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が質問し、教育部長 荒井幸治、市民福祉部次長 米澤弘美が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
教育部長 荒井幸治、市民福祉部次長 米澤弘美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大前昭代

私は、毎年この時期に、二つの大きな災害を思い起こしています。1995年1月17日午前5時46分、マグニチュード7.3、震度7を記録した阪神・淡路大震災は今年で28年を迎え、2011年3月11日午後2時46分18秒に、我が国観測史上最大となるマグニチュード9.0、最大震度7を観測した東日本大震災から12年を迎えます。この二つの大きな災害は、人々に大きな被害と悲劇をもたらしました。東日本大震災は、今もこの時期に多く取り上げられていますが、阪神・淡路大震災の記憶は、だんだん人々の記憶から薄れているように感じています。私は、私たちが現存したこの時代に起こったこの大きな災害を決して忘れてはならないと心に決めて、皆さんにもぜひ防災への意識を高めていただきたいと願っております。それでは、通告に従って一般質問を行わせていただきます。最初に、眠育について伺います。最近、時々耳にする機会が増えた眠育という言葉を御存じでしょうか。いわゆる正しい睡眠の習慣を身につけるための睡眠の教育のことを指し、夜更かしする子供が増えている最近の実態から、教育機関でも学習に取り入れられ始めている取組の一つで、子供たちの生活習慣の変化に対して、この眠育が必要とされるようになったようです。日本の小中高生は、世界的に見て最も夜更かししているという事実を御存じでしたか。塾などの習い事やお稽古、家庭でのテレビゲーム、スマートフォンの普及などにより、睡眠時間が十分に確保されていない子供たちが数多くいるという実態があり、また、ゲームやスマートフォンの使用などの理由で夜にブルーライトを浴びてしまうと、体内時計の調節が乱れ、睡眠と覚醒のリズムが崩れ、その結果、寝不足、自律神経の乱れが生じて体調不良になるのだそうです。睡眠は、脳を休め、心を整え、体づくりを助ける大切なものですが、年齢が上がるにつれ、夜更かしの傾向も高まることが分かっています。授業中に襲われる眠気と闘いながら、ぼうっとして過ごしてしまったがために、何らかの病気ではないかと疑われてしまったケースもあり、眠気をうまく意識することができずにいることで、いらいら・多動・衝動行為などとして見られることもあるそうです。睡眠不足には、原因不明の体調不良からくる不登校、さらには、鬱病や生活習慣病の発症リスクが上がるということも懸念されています。また、経済協力開発機構の2021年版調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、加盟国30か国のうち最下位を記録しています。十分な睡眠を取ることは、脳の疲労回復や記憶の定着、ストレス解消につながるとされており、厚生労働省が掲げる睡眠指針においても、睡眠が不足することで作業効率や生産性が下がり、結果的に仕事の能率を下げると言われています。コロナ禍を経て、心身ともに健康的な状態を示すウェルビーイングへの関心が世界的に高まっている中、健康な状態に備えるという視点でも、睡眠の重要性が、近年、注目されています。日本人は、幼い頃から睡眠の重要性を学ぶ機会がないため、眠ることは大切だという意識が薄いのだそうです。そのため、男女ともに寝ずに頑張ることが正しいと思いがちになってしまう傾向にある。睡眠不足が不登校や体調不良の引き金になることは、私もこの眠育について調べるまで思いもしませんでしたし、大人もついついスマートフォンを開くと夜更かししてしまいがちですが、美容のため、健康のため、いま一度睡眠の大切さを再確認して、学ぶ機会を持つのもよいことだと思いました。睡眠は、一定時間ただ寝ていればよいというものではなく、質のよい睡眠を取る必要があります。睡眠のメカニズムや快眠法などに対する正しい知識を持ち、生活習慣を工夫することが重要であり、そのための教育である眠育を、発展途上で睡眠が重要な課題である学校や、仕事が忙しく、睡眠が規則正しく取れない職場において実施されるべき教育だと考えます。ここで質問の1点目ですが、児童生徒に対して睡眠時間の実態調査を行い、現状を把握しているのか伺います。質問の2点目、児童生徒が生活リズムや睡眠リズムについて学習する機会は今までにあったのか。また、睡眠の大切さや質のよい睡眠のための眠育に関する学習を行う考えを伺います。質問の3点目、成人に対しても睡眠についての知識を広く普及してはどうかと思いますが、考えを伺います。

答弁 教育部長 荒井幸治(教育部長は2023年3月まで)

私からは、眠育についての1点目と2点目についてお答えさせていただきます。初めに、1点目の睡眠時間の実態調査や状況の把握についてでございますが、児童生徒を対象とした睡眠時間に関する実態調査は行っておりませんので、国が毎年、小学校6年生及び中学校3年生を対象に実施しております全国学力・学習状況調査で行う生活習慣や学習環境等に関する調査の中に、毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか、または、毎日、同じくらいの時刻に起きていますかという設問がございますので、この調査結果によりお答えさせていただきます。まず、毎日、同じくらいの時刻に寝ていますかの問いに対しまして、寝ているまたはどちらかといえば寝ていると回答した小学生は、令和3年度では86.5%、4年度におきましては82.3%となっておりまして、全国平均を3年度で5.3ポイント、4年度では0.8ポイント上回っております。また、中学生におきましては令和3年度が80.2%、4年度が84.1%と、こちらも全国平均を3年度で0.4ポイント、4年度で4.2ポイント上回っております。次に、毎日、同じくらいの時刻に起きていますかとの問いに対しまして、起きているまたはどちらかといえば起きていると回答した小学生は、令和3年度は91.9%で、全国平均を1.5ポイント上回っておりましたけれども、4年度は86%で、全国平均を4.4ポイント下回っております。また、中学生では、令和3年度は95.6%で、全国平均を2.9ポイント上回っておりまして、4年度につきましては95.6%で、全国平均を3.4ポイント上回っております。総じて見ますと、全国平均を上回る状況となっておりまして、本市における児童生徒の生活リズムにつきましては、全国平均より整っていると捉えているところでございます。次に、2点目の睡眠リズムに関するこれまでの学習機会と今後の考えという質問でございますけれども、生活リズムや睡眠につきましては、保健の教科におきまして、生活リズムや睡眠の必要性について学んでおりまして、小学校3・4年生では、健康な生活や体の発育・発達の単元で、また、小学校5・6年生では、病気の予防の単元で睡眠の必要性について学ぶほか、中学校1年生では、健康な生活と疾病予防の単元で、休養や十分な睡眠の取り方などについて学んでいるところでございます。また、議員からの質問にもございましたが、タブレット端末等の利用によるブルーライトの影響につきましては、情報リテラシーや各学校が定めるタブレット端末の活用ルールにおきまして、就寝前の1時間は使用しないことなどを指導しております。このほか、子供の生活リズムに関する啓発といたしまして、北海道教育委員会が作成しております生活習慣の改善に関するリーフレットを児童生徒に配付しているほか、各家庭に向けましては、子供たちの健やかな成長のために十分な睡眠を取ることなどを含め、規則正しい生活習慣を身につけることを目的としまして、全国的に推進しております早寝早起き朝ご飯運動の一環で、夏休み及び冬休み前に啓発資料と生活リズムチェックシートを配付しているところでございます。本市におきましては、議員の質問のような眠育という取組は行っておりませんけれども、授業の中で発達段階に応じた睡眠や生活リズムについての学習を深めるとともに、睡眠の必要性についても、家庭を含めた啓発を行っているところでございます。今後におきましても、健康な生活や体の発育、発達のために睡眠が必要なことや、睡眠の質を確保するためには、生体リズムに合わせて眠ることが重要であることなどにつきまして、これらの取組を継続してまいりたいと考えております。

答弁 市民福祉部次長 米澤弘美

私からは、3点目、成人に対しても睡眠の知識を広く普及してはどうかについてお答えいたします。国や北海道の健康増進計画に基づき、本市が策定している第二次健康ふかがわ21の中で、栄養・食生活、身体活動・運動、生活習慣病予防など、健康づくりに向けた具体的取組の六つの分野の一つであります休養・こころの健康の項目におきまして、よい睡眠を取ろうということを行動目標の1番目に掲げ、乳幼児期から成人期、シニア期と、各年齢層に適した知識の普及啓発に努めているところであります。成人の方に対しましては、地域や職域等からの希望に応じ、睡眠や休養に関する健康教育や講話等を行っておりまして、その中では、睡眠が身体の機能回復や健康を維持する効果があることや、心の健康に深く関連していることを周知しております。具体的には、よい睡眠を取るための知識の普及に加え、眠れない日が続き、浅い眠りで精神的にもつらいときは、心の不調のサインである可能性もあり、安易にアルコールなどに頼らず、専門機関に相談することなどの知識の普及に努めております。また、個別の相談におきましても、必要に応じまして専門医への相談に結びつけるなど、きめ細やかな対応に今後も努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる