深川市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月4日
北海道の基幹道路開削の礎となった囚人労働者
2022年3月4日、深川市議会の一般質問で、北名照美議員が「北海道の基幹道路開削の礎となった囚人労働者」について質問し、建設水道部長 小林辰也が答弁しました。
- 質問者
- 北名照美 議員
- 答弁者
- 建設水道部長 小林辰也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 北名照美
最後に10番目、北海道の基幹道路開削の礎となった囚人労働者について、これも何回か聞いていますが、これまでの答弁をどう具体化しているか。2点目は、慰霊と顕彰を行っているか。また、慰霊碑を建立する考えはないか、お伺いいたします。
答弁 建設水道部長 小林辰也(建設水道部長は2024年3月まで)
北海道の基幹道路開削の礎となった囚人労働者について、2点質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、現在の国道12号について若干申し上げますと、国道12号は、北海道の中心都市札幌市と道北の中核都市旭川市を結ぶ北海道の大動脈として、産業・観光・経済振興及び住民生活に大きな役割を担う主要な幹線道路であります。このように、本市にとって欠くことができない国道12号の基礎となる上川仮道路の開削は、当時、北海道に開所されていた集治監に服役していた囚徒の労働力によるもので、僅か100日足らずで開かれた上川仮道路を足がかりに、北見道路の開削へと続き、北海道開拓の礎となったものでございます。そこで、質問の1点目につきましては、令和3年第1回市議会定例会においても、後世に語り継ぐための具体化について質問いただいており、国道12号の歴史などについて、市民からの御要望などがありましたら、文献の情報提供などについて支援してまいりたいとお答えしているところでございます。具体的な文献などを申し上げますと、新深川市史や深川地方史研究会発行の「いしゅからべつ」の冊子の中で、上川仮道路などの記述がされておりますので、繰り返しとなりますが、このような文献の情報提供などを行うことが、質問の趣旨に沿うものと考えているところでございます。次に、質問の2点目、慰霊、顕彰は行っているか。また、顕彰碑を建立する考えについてですが、囚人労働者による道路の開削につきましては、上川仮道路のほかに、旭川市から網走市の間をつなぐ北見道路がありますが、この道路の開削は囚人労働史上、最も悲惨な事例とされ、囚人たちの多くが亡くなり、足に鉄の鎖をつけられたまま、そのしかばねは道端に埋められていったことから、このような道路開削により殉難した者を慰霊する碑は、北見峠や網走湖畔二見ケ岡の道路沿いに建立されているところでございます。一方、上川仮道路の特に深川市の中では、北見道路のような痛ましい史実がないことから、顕彰などの実施や顕彰碑の建立は特に考えておりませんけれども、囚人労働者に限らず、先人たちが苦労した末、開削したこれらの道路を通るとき、その歴史を知ることによって敬意を払い、感謝を忘れないようにすることは大事なことと考えております。