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深川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月15日

農地行政について

2020年9月15日、深川市議会の一般質問で、近沢弘幸議員が「農地行政について」質問し、農業委員会会長 菊入等が答弁しました。

質問者
近沢弘幸 議員
答弁者
農業委員会会長 菊入等

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 近沢弘幸

それでは、最後の質問に移らせていただきます。前段、菊入会長におかれましては、おとといから稲刈りが始まり、大変お忙しい中、昨日は雨降りで作業ができなかったようで、きょうは私の質問に対して答弁していただいて、その後、最高の状態の中で稲刈りができると思いますので、ご了承いただきたいと思います。それでは、農地行政について質問させていただきます。平成29年に新しい農業委員会等に関する法律の改正に伴う農業委員の選出方法等改正が行われ、新しい農業委員は市議会の同意を要件とする市長の任命制となり、3年の任期を終え、本年7月から3年間、農地行政の守り人として新しい農業委員27人でスタートしました。深川市農業委員会会長に菊入等さんが再任され、今日の農業情勢の中で農地行政を進めていくということは容易ではないと思いますが、2期6年の農業委員、1期3年の会長、そして再任され会長2期目となり、豊かな経験と確かな実績で、深川市農業の発展のために、健康に留意され、活躍されることを期待するところであります。さて、農業の担い手確保が厳しい状況で、農地の維持が難しい状況が山間地域ほど顕著になってきています。担い手不足を補い、さらにスマート農業機械の導入により農地集積が積極的に行われ、農地の維持が図られることを期待いたします。そこで伺います。1点目は、過去3年間の農地集積状況について。2点目として、過去3年間の非農用地利活用促進事業と今後について。平成21年に国の交付金事業で、離農跡地の非農地建物が農業の妨げとなり、基盤整備のため解体を行いたくても、解体費用の負担が大きな障害となっておりましたが、建物解体、田寄せ、畑寄せなど、非農地を農地に転用する費用を助成することにより、大きな成果が上がっております。平成22年から現在に至っては、市費での事業となり、農地の基盤整備を行う中で、家屋・納屋等の建物を解体し、更地にすることで、一定の区画の圃場になり、基盤整備を行う非農用地の建物解体は、早め早めの解体が必要となりますし、農地の売買で、家屋・納屋の廃屋は、農地の移動にも支障を来します。過去3年間の事業費の総額と補助金の総交付額、この事業による非農地から農地に転用された総面積と、今後の需要についてお伺いいたします。

質問 10番 近沢弘幸

大変失礼いたしました。過去5年間でございますので、答弁をよろしくお願いいたします。3点目は、過去3年間の農地中間管理事業の内容と事業実績、本年度の取り組み状況についてであります。農地中間管理事業は、農地バンクの推進のため平成26年に施行され、農用地の利用の高度化及び効率化の促進を図り、農業の生産性の向上に資するため、北海道農業公社が、北海道知事から農地中間管理機構として指定を受けた。この事業は、農用地等を貸したいという農家、出し手から、農用地等の有効利用や農業経営の効率化を進める担い手、受け手への農用地利用の集積、集約化を進めるため、農用地等の中間的受け皿となる組織です。過去3年間の事業実績と今後の取り組み状況及び今後の考え方を伺います。農地中間管理機構を通じて、農地の移動による作業の効率化と労働生産性の向上のために行う基盤整備事業の要件と実績を伺います。また、この事業では、中間管理機構の特例事業として、農地売買等事業、旧農地保有合理化事業があるようですが、この事業についても、過去3年間の実績と今年度の取り組み及び今後の考え方を伺います。

答弁 農業委員会会長 菊入等

本年7月の農業委員の改選に伴いまして、農業委員会の会長として2期目を務めることになりました。健康に自信があるとは言い切れませんけれども、3年間どうぞよろしくお願いいたします。それでは農業委員会から、質問の農業行政についてお答えさせていただきます。初めに、過去3年間の農地の集積状況についてですが、実際に、新たな耕作者に農地が集積された、つまり農地が移動した件数と面積についてお答えします。なお、農地の移動については、農地法や農業経営基盤強化促進法による方法がありまして、重複となる同一耕作者への賃貸借の期間更新等を除く売買による所有権移転と賃貸借による移転について、平成29年度から令和元年度における移動件数と面積をそれぞれお答えさせていただきます。まず、平成29年度につきましては、所有権移転が78件、145.5ヘクタール、賃貸借が57件、121ヘクタール、計135件、面積が266.5ヘクタールでありました。内訳は、農地法による所有権移転が9件で27.1ヘクタール、賃貸借が3件、9.7ヘクタール、農業経営基盤強化促進法、以降、基盤強化法と呼ばせていただきますが、これによる所有権移転が69件、118.4ヘクタール、賃貸借が54件、111.3ヘクタールでした。平成30年度につきましては、所有権移転が63件、128.9ヘクタール、賃貸借が59件、161.1ヘクタール、合計122件、290ヘクタールでした。内訳は、農地法による移動は所有権移転のみで8件、0.6ヘクタール、基盤強化法による所有権移転は55件、128.3ヘクタール、賃貸借が59件、161.1ヘクタールでした。令和元年度は、所有権移転が87件、299.2ヘクタール、賃貸借が64件、168.7ヘクタール、合計151件、467.9ヘクタール。内訳は、農地法による移動は所有権移転のみで3件、0.6ヘクタール、基盤強化法による所有権移転は84件、298.6ヘクタール、賃貸借が64件、168.7ヘクタールでした。今、お示ししましたとおり、各年度とも基盤強化法による移動件数は90%を占めておりまして、これも各年度とも売買による所有権移転件数は過半数を超えております。それ以外は賃貸借ですが、その期間終了後、最終的には出し手が希望する売買による所有権移転になるものと推察されておりまして、今後も同様の状況が続くと考えております。次に、2点目の過去5年間の非農用地利活用促進事業の実績と今後の考え方についてですが、まず、平成27年度につきましては12件で、事業費1,752万6,000円に対し750万3,000円を助成し、1.4ヘクタールの農地がふえております。平成28年度は10件で、1,293万3,000円に対し698万9,000円を助成し、0.7ヘクタールの農地がふえております。平成29年度は10件で、1,678万3,000円に対し700万円を助成し、1ヘクタールの農地がふえております。平成30年度は5件で、754万1,000円に対し336万1,000円を助成し、0.5ヘクタールの農地がふえて、令和元年度は5件で、573万7,000円に対し346万3,000円を助成し、0.4ヘクタールの増となったところでございます。以上のとおり、過去5年間では42件、事業費が6,052万円に対し2,831万6,000円を助成し、農地として4ヘクタール増となったところであります。次に、今後の考え方についてですが、本年度の実施状況及び次年度以降の要望を含めてお答えさせていただきます。本年度につきましては、予算額のとおり8件、560万円の交付を決定し、0.8ヘクタールの農地がふえる予定となっております。この事業は、現在、一般財源による本市独自の事業であり、第5次総合計画の中で記載されていることや、深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略の対象事業でありまして、外部有識者である推進協議会委員からも、本事業については地方創生に有効であったとの評価をいただいているところです。現在、寄せられております要望は17件でございますが、現在の要望も含めまして、農業委員を通じ、次年度以降の事業要望を確認させていただき、限られた本市の予算の中ではありますが、要望内容を精査し、次年度に向けて予算要求させていただこうと考えているところであります。次に、3点目の過去3年間における農地中間管理事業等の事業実績についてですが、この事業につきましては、議員からのお示しのとおり、農地中間管理機構である北海道農業公社、以降、公社と呼ばせていただきますが、ここが農地の出し手から農地を借り受け、さらに、受け手である地域の担い手に貸し付け、つまり転貸する方式によって、農地の集積、集約化を図ることを目的とした事業でございますけれども、平成29年度からの3年間での新たな取り組みといたしましては、30年度に2件の出し手から5.9ヘクタールの農地を借り受け、2戸の農業者に貸し付けをしたのみでございます。これ以降では、この事業を活用し、複数農家による法人化の取り組みをするなど、現在も引き続き500ヘクタールを超える農地の貸し付けを行っております。質問の1点目でもお示ししましたとおり、出し手からは、売買による所有権移転による農地移動の希望が多いことや、既に農地の多くが地域の担い手に集積されていることなどにより、新たな取り扱いが少ないものと推察しております。また、特例事業である農地売買等事業については、機構である公社が出し手から農地を買い入れすると同時に、受け手である規模拡大を志向する担い手に一定期間の貸し付けを行った後、その担い手に売り渡す事業でありまして、ここでは、過去3年間での新たな農地の買入れと売買の実績について、それぞれお答えさせていただきたいと思います。まず、平成29年度につきましては18件、47.1ヘクタールを買い入れし、保有期間の終了した36件、104.7ヘクタールを売買したところでございます。平成30年度は26件、64.9ヘクタールを買い入れし、保有期間の終了した29件、92.8ヘクタールを売買いたしました。令和元年度は28件、89.5ヘクタールを買い入れし、保有期間の終了した47件、148.3ヘクタールを売り渡したところで、本年3月末時点では185件、681.6ヘクタールの農地を公社から担い手に貸し付けしているところであります。本年度につきましては、保有期間の終了する35件、123ヘクタールを売り渡す予定となっており、買い入れにつきましては現時点で6件、25.8ヘクタールを買い入れ済みでございます。例年、農地移動の相談は、農作物の収穫後から本格化いたしますので、事業の活用がこれからふえていくものと推察しているところであります。

出典:深川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる