みんなの議会

深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

有害鳥獣処理施設

2019年9月10日、深川市議会の一般質問で、近沢弘幸議員が「有害鳥獣処理施設」について質問し、経済・地域振興部長 伊藤久人が答弁しました。

質問者
近沢弘幸 議員
答弁者
経済・地域振興部長 伊藤久人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 近沢弘幸

次の質問に移ります。有害鳥獣処理施設について、エゾシカ、アライグマなどの有害鳥獣による農作物被害等が拡大する中で、ハンターの方によるエゾシカの駆除、アライグマの箱わなによる捕獲により、それら捕獲した個体の適正な処理を行うため、この春、深川市が事業実施主体として念願の有害鳥獣処理施設が整備されました。年間の処理計画では、エゾシカ340頭、アライグマ140頭、その他有害鳥獣、キツネ、タヌキ、鳥類なども処理する計画です。近年、クマが音江、多度志、納内地区で目撃されていますが、箱わなを設置しても捕獲されていないようですが、山に食べ物が少なく、人里に食料を求めて来ているのでしょう。お年寄りの話では、昔は山奥深くまで人が畑を耕したり、山林の手入れを行っていたが、高齢化と人口減少に伴い、山間地での生活者が少ないのも原因しているというふうにお話をしておりました。ここ数年、札幌南区でもクマが住宅街の家庭菜園を食い荒らし、人に危害が及ぶ可能性も高く、許可を受けてハンターにより駆除し、動物愛護団体から、殺処分ではなく麻酔で眠らせて山に帰すべきなど賛否がありましたが、人命を最優先するのはやむを得ないことだと思います。先日、新しい施設を見学する機会がありましたが、建物内ににおいが感じられ、ここで仕事に従事する方の健康に問題がないか心配になります。また、前面のシャッターは、風雪の影響で開閉しづらくなると思います。そこで3点について伺います。1点目、エゾシカとアライグマ等の搬入状況について。2点目、施設内の作業員の環境改善が必要と考えるが、市の考えを伺う。3点目、供用開始から5カ月が経過し、利用者からの反応・評価について。以上、お伺いいたします。

答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)

有害鳥獣処理施設についてお答えいたします。本施設については、質問にありましたが、近年、エゾシカやアライグマなどによる農作物被害が拡大する中で、銃や箱わなでの捕獲対策を実施し、それら捕獲した個体の適正な処理を行うため、昨年度整備をし、本年4月より供用を開始しているものであります。初めに、1点目のエゾシカとアライグマ等の搬入状況についてでありますが、本年4月から8月末までの搬入頭数は、エゾシカ79頭、アライグマ155頭、キツネ7頭、タヌキ6頭、カラス15羽となっております。なお、本施設では、道路や用水路等で死んでいた個体の搬入も含まれますことから、単純な比較はできませんが、昨年同時期のエゾシカの捕獲数は36頭、一昨年は53頭であり、またアライグマにつきましても、これは年間の捕獲数になりますが、昨年は83頭、一昨年は76頭でありましたので、既に約2倍の頭数ということで、処理計画の140頭も超えている状況でございます。次に、2点目の施設内での作業員の環境改善に係る市の考え方についてでありますが、施設につきましては捕獲された個体の減容化処理を行う処理室と、作業従事者が事務処理等を行う事務室に分かれておりますが、その中で処理室につきましては、微生物による分解を行うため、作業工程の中で臭気が発生するものでございます。このため、施設従事者の健康面への影響を考慮し、菌床の切り返し等の作業を行う場合には、肌の露出の少ない作業着と長靴、マスク、手袋の着用のほか、作業終了後には、石けんを用いて十分な手洗いをするなどの指導を行っているところでございます。なお、事務室につきましては、壁で仕切り、臭気が直接入らない構造としておりまして、また、空気清浄機の設置による臭気対策等も行っているため、不快に感じるにおいは特段ないものと考えておりますが、1年を通しての検証も必要でありましょうし、今後、委託先である北空知森林組合や作業従事者の方の意見等も伺いながら、働きやすい環境づくりに努めてまいりたいと存じます。次に3点目、供用開始からの利用者からの評価についてでありますが、アライグマにつきましては、昨年度までは、生産者が捕獲する場合、生産者が殺処分し、市職員による確認を行った後、北空知衛生センターへ搬入していたため、処理に時間を要しておりました。4月からは、生産者において捕獲後、直接処理施設へ搬入し、殺処分から処理まで1カ所で行えるようになったことから、効率的に処理が行えるとのお話や、また、エゾシカにつきましても、捕獲後の処分に苦慮していたハンターから、市内に処理施設ができて助かるなどの声をいただいており、市としましては、現状、利用者からの評価は高いものと受けとめさせていただいております。今後につきましても、本施設を有効に活用し、有害鳥獣の適正な処理を行うとともに、関係団体等の協力をいただきながら、捕獲対策をより一層推進することで、農作物被害の防止に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる