みんなの議会

深川市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月5日

市内公立高校出願の状況

2018年3月5日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「市内公立高校出願の状況」について質問し、教育長 早川雅典が答弁しました。

質問者
田中昌幸 議員
答弁者
教育長 早川雅典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 田中昌幸

それでは、3点目の質問に入ります。市内公立高校出願状況についてお伺いします。2月に高校入試志願状況が発表され、深川西高校の募集160人に対して76人と半分以下の定員割れという状況があり、これまで何とかつないできた新入生が120人を超えることでの4クラス編制がスタートできない危機的な状況にあると言えます。また、深川東高校も生産科学科で15人、流通経済科で5人、情報処理科で13人の計33人となり、120人募集に対して昨年をはるかに超える定員割れの状況となっています。本年度は、深川市内の中学校卒業生が昨年度より30人以上少ない年ということもあり、各高校側も危機感を持って管内中学校に対し志願の働きかけをされてきたことや、市教育委員会でも広報ふかがわでの特集発行や魅力ある高校づくりの予算措置を取り組まれて、市内公立高校への入学選択を支援してきたことは理解をしているところですが、結果として、滝川市内や旭川市内への高校への入試志願が多くなっていることに複雑な思いを持たざるを得ません。空知の北半分が空知北学区として同一学区である以上、学区内での志願は生徒個々の自由で、さらに旭川市など上川南学区も隣接しているため、学区外でも進学を希望することはいたし方ないことと考えざるを得ないかもしれませんが、市内の高校にとっては極めて深刻な事態であります。北海道教育委員会では、平成18年8月に新たな高校教育に関する指針を策定し、道立高校の配置の基本的な考え方として、全日制課程においては、1学年4から8学級を望ましい学校規模とし、定員は40人で、1学年3クラス以下になった場合、原則として再編整備の対象とし、1学年3クラスの高校は望ましい学校規模となるよう近接の高校との再編を進めるとなっております。指針のとおりの形で進めば、深川市の場合は市内に深川東高校があることから、市内2校を再編し総合学科校になることなどが求められるといえます。深川東高校は、120人募集に対し平成29年度は58人の欠員が生じたことや、深川西高校でも38人もの欠員があったことから、昨年9月の地域別検討協議会で深川市内において再編を含めた定員調整の検討が必要、また、深川東高校では30年度から32年度において1クラス減と明確な指摘がされております。総合学科高校は、空知管内では美唄尚栄高校がありますが、この学校は毎年のように募集人員が減らされ、平成30年度2クラスの募集に対し59人と、普通高と職業高の統合は、学校経営上困難性が高いと推察しますし、生徒減少地域での総合学科高校の経営の困難さを物語っていると言えます。一方、北海道教育委員会は、平成18年から新たな高校教育に関する指針により高校再編を断行してきましたが、29年度にこの指針の見直しを図る取り組みをされていましたので、少子化が一段と進む北海道における地方の高校が存続できる指針になることを強く期待し、深川市の教育委員会も意見反映をしてきたところだと認識しておりますが、先日公表されたこれからの高校づくりに関する指針(案)の中身は、ほとんど従前のものと変わらず、むしろ都市部において複数の高校がある場合の取り扱いとして、1学年4学級以上の高校についても地域の実情などを踏まえながら再編という、これまで以上に高校統廃合を進める内容となっています。このままでは、深川市のような地方都市からは高校がなくなってしまい、子供たちの選択肢も狭められていき、子育て世代の方たちも、それなら高校もそろっている大きな町に移ろうかという風潮になってしまう可能性が十分あり、中学校の統廃合以降の市内でもそのような状況が発生しております。深川市内の高校からの入学者に対しまして、授業料免除という拓殖大学北海道短期大学への継続した支援の取り組みにあわせ、大学側も市の支援枠を超える学生を同じ条件で受け入れてくれていることによる保育士や農業後継者の育成、深川、滝川、砂川の各市立病院の高等看護学院への推薦、深川医師会准看護学院推薦枠による医療系への進路、地元JAや金融機関への就職実績が、市民の皆さんや中学生のお子さんを持つ保護者の皆さんに余り知られていないことも非常に残念なことで、こういった情報発信への支援も重要だと考えます。ここで、1点目の質問に入ります。北海道教育委員会が平成18年に策定した新たな高校教育に関する指針に基づく、29年度地域別検討協議会における空知北学区の検討事項と現状及び課題で、深川市は再編を含めた定員調整の検討が必要、深川東高校について1クラス削減とされております。平成29年度に策定されるこれからの高校づくりに関する指針も学校配置の考え方が全く変わっておらず、むしろ統廃合を強化しようとしている現状について、深川市教育委員会の考え方についてお伺いいたします。2点目、今年度の出願状況発表では、深川西高校が76人、深川東高校が33人の合わせて109人で、管外への流出が著しく、極めて深刻な状況に対してのお考えについてもお伺いします。また、前段にも申しておりますように、情報発信が子供たちや保護者に十分には伝わっていないことに対して、市も市教育委員会も機会があるごとに発信することや市のホームページへのリンクも工夫して支援していくことなどについてもあわせてお伺いします。3点目、学級数、学校数維持が極めて困難な状況になることが予測されますが、仮に2間口になってしまったときの翌年の募集定員のルールと、来年度は市内卒業生が30人程度ふえることを勘案した市としての取り組みについてお伺いいたします。

答弁 教育長 早川雅典(教育長は2020年3月まで)

市内公立高校出願の状況について3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げたいと存じます。初めに、1点目の北海道教育委員会が策定するこれからの高校づくりに関する指針における学校配置の考え方についてでございます。北海道におけます中学校の卒業者数は、平成19年には約5万3,000人だったものが、29年には約4万5,000人と8,000人近く減少しております。さらに、平成37年には約3万9,000人と今よりさらに6,000人減少すると推計されているところでございます。こうした状況を受けまして、北海道教育委員会では、高校の再編などにより望ましい学校規模維持に努めるとした指針を、この3月にも策定する予定となっている状況でございます。これまでも、一昨年6月に深川市議会から提出いただきました「新たな高校教育に関する指針」の見直しに係る意見書を初め、毎年行われる公立高等学校配置計画の地域別検討協議会においても、本市あるいは本市教育委員会の意見や要請などを行うとともに、昨年9月11日だと思いますけれども、この新たな指針の素案が示されまして、10月19日には砂川市で意見を聞く会というものが開催されました。私も出席いたしまして、再編を進めていくような記載ではなくて、広域な本道における均衡ある配置を念頭に、都市部と郡部の違い、地域の実情や学校、学科の特性などを十分に配慮して、地域の意見を踏まえた上で進めていただきたいとすべき旨、意見を申し上げたところでございますし、11月にも北海道市長会を通じまして、この意見を提出したところでありますが、残念ながら、ことし2月にこの素案から案というものに変わりまして、示された中には、私どもが申し上げたような意見は残念ながら記載されていないというような状況になっているところでございます。さらに、この指針案では、1学年4学級以上の高校についても、地域の実情などを踏まえながら再編というような、議員も質問の中でおっしゃったように、再編の動きを強めるともとれる内容が加えられております。本市としましては、空知北学区の中でも、北空知という地理的にも非常に広範な地域であることから、生徒の将来の選択肢の幅を狭めることのないよう、安易な高校の再編はすべきではないと考えておりますことから、今後とも機会あるごとに本市あるいは本市教育委員会としての意見などを北海道教育委員会などに対し働きかけてまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目のことしの出願状況の発表では管外への流出が著しく、極めて深刻な状況に対する考え方についてと、3点目の学級数、学校維持数が極めて困難な状況になることが予想されるが、そのルールと市としての取り組みについて、この2点につきましては関連がございますので、あわせてお答え申し上げたいと思います。深川西高等学校及び深川東高等学校の両校におかれましては、今年度当初から、これまで以上に積極的に周辺の中学校訪問を行われるとともに、学校だよりの送付範囲を広げるなど両校の魅力のPRに積極的に努められてきていらっしゃいますし、深川市教育委員会といたしましても両高校と密接に連携を図りまして、広報ふかがわで二度の特集記事を掲載するなどして、両高校の情報発信に努めてきたところでございます。残念ながら、議員が質問の中でも触れられたとおりの出願状況となっておりまして、私どもも大きな衝撃を受けたところでございます。最終的な第2次募集の前ではございますけれども、仮に深川西高校においてこのままの人数となりますと、今まで1学年4クラスといったものが、平成30年度は一気に2クラスということになってしまいます。北海道教育委員会によりますと、第2次募集後において、募集定員に対する欠員が40人以上となる学科がある場合は学級減を行い、またその場合、原則として、平成31年度以降も学級減後の学級数、つまり2クラスということでの募集を行うことが原則ということでございます。ただ、今回の進路状況あるいは卒業生の数、生徒の進路動向等を検証しながら、次の配置計画において決定していくということでございます。平成31年3月の市内中学校の卒業生は、今年度より約30人多くなるという状況でございますので、仮に深川西高校の募集定員の間口が2間口になってしまいますと、今度は来年度の生徒の進学に非常に大きな影響を与えるということでございますので、次の配置計画において2間口募集とならないよう、本市教育委員会として、北海道に対して強く要請してまいりたいと考えているところでございます。北海道教育委員会では、これまで1学年4から8学級を望ましい学校規模として再編整備などを進めてきたところでございまして、深川西高校の学級減が今後の市内の道立高校の再編整備につながり、現在の深川西高校と深川東高校の2校体制の維持そのものに影響が及ぼされるということが懸念されますので、非常に憂慮すべき状況になってまいります。議員も質問の中でおっしゃっていたように、地元の高校に通うメリットをより強く多くの方にお伝えしなければなりませんし、この中では学費助成のある拓殖大学北海道短期大学への入学枠のこと、あるいはその後の進路、あるいはそれ以外の大学への推薦など、そういったこともございますので、市内公立高校の優位性について、生徒並びに保護者の皆様により広く知っていただけるよう、引き続き両高校と連携を図りながら、広報ふかがわですとかホームページなど、さまざまな媒体を活用して情報の提供などに力を入れていきたいと考えているところでございます。さらに、新年度予算におきましては、魅力ある高校づくり事業として、これまでの取り組みに加えまして、模擬試験の助成範囲の拡大ですとか、新たに高校が行うPR活動などに対しても助成を行いたいといったことも予定しておりますので、近隣市町の中学校などに対する両校の魅力発信について、より一層働きかけを支援してまいりたいと考えております。また、深川西高等学校におかれましては、教育課程編成に役立てるため、中学校の生徒、保護者及び中学校の教職員、そういった方に意識調査アンケートなども行っておられますので、本市としましても、両校の生徒確保と現在の2校体制が維持されるよう、さらなる取り組みに努めてまいる考えでございます。

出典:深川市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる