深川市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月5日
納内診療所
2018年3月5日、深川市議会の一般質問で、鶴岡恵司議員が「納内診療所」について質問し、市民福祉部長 三ツ井隆博が答弁しました。
- 質問者
- 鶴岡恵司 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 三ツ井隆博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 鶴岡恵司
それでは、最後に4番目の納内診療所についてであります。納内診療所に関しては、今までも多くの議員が一般質問で取り上げています。私は地域の診療所であり、十数年前から定期的に通い、検査、投薬を受けていました。昨年おやめになった元院長とも着任当初は普通の医師と患者の関係でありましたが、一昨年の2月に男性従業員を雇うことになり、犬を室内で飼える農家の空き家物件を探してほしいとの依頼が地域の人を介してありました。その後、4月に入り、医師住宅の建設に向け元院長と市役所の担当職員との協議、打ち合わせを行っていた折に、元院長が自分の入る空き家か適当な空き家がないときは、適当な空き地に自分で住宅を建てるので紹介してほしいとの依頼がありました。元院長に話を伺うと、元院長の希望どおりの医師住宅を建てますとのことであったが、協議を進めていくうちに、意に沿うものにならないようなので、市が建てて完成しても、気に入らない住宅には入居しないとのことでありました。私ども地域では、その話を聞いたときには、市の対応がおかしいのではとの疑念を持ちました。その後、元院長、市の所管職員、納内地域の団体の代表との協議の場を数回持ちましたが、市の提案内容はほとんど受け入れてもらえず、どうしたらいいのか聞かせてくださいと市の職員が元院長に尋ねると、市が建てる住宅に注文はできません、市が建てたものが気に入れば入居しますし、そうでなければ入居しませんとのことでありました。一般質問の答弁にもありましたが、その後、医師住宅に関して40回ほど協議を繰り返し医師住宅が完成し、何とか入居の運びとなりましたが、そのようなことが2年間、何をするにも何かと市の所管が提示する内容を否定し、時間をかけ何とかまとめても、次の日には電話が来てまた否定。元院長の考えを尋ねると、市の診療所ですから市のほうで考えるべきとのことで、このようにいつ終わるともいえないやりとりが延々と繰り返されたところであります。地域住民も市の所管職員も、やがて腰を落ちつけ、診療所の運営も軌道に乗るものと期待を持って粘り強く対応していただいたところであります。地域医療は、高齢化が進む地域では、住民が生活する上で極めて重要なものであり、地域の組織の代表者、所管職員、私自身も同じだと思いますが、先に期待を持ちつつ、この2年数カ月の間、一日も診療所のことが頭から離れたことはなかったように思います。昨年の5月31日に荷物の持ち出しがあり、所管の職員が状況確認に行ったものの、確認作業が当日はできなかったとのことであります。実際に、そこに居合わせた人から状況を聞かせていただいていますが、元院長は、それまでにペーパーまで用意し、診察室、待合室、また診療所に通う患者さんの家にも出向き、自分は診療所で皆さんのために診療を続けたいが、市が一方的にやめろと言ってきたなどと、事実とは全く違う風評を地域に流し、荷物持ち出しの日も市の職員が診療所に入ると、元院長が電話で近くの患者さんを集め、集まってきた地域の皆さんの前で、市の職員に向かって、この人たちが診療所をやめさせたと語気を強めたとのことであります。元院長と会ったことも話したこともない方には理解ができないかもしれませんが、議会答弁のとおり、集まった地域住民に危害が及ぶ可能性が十分考えられる事態だったと思われます。職員が何よりも市民の安全を第一に対応したことについて、私は当然の対応であり理解できます。そこで、診療所について2点伺います。1点目は、元院長が提出した決算書の内容確認と対応についてであります。この定例会の一般質問で取り上げたのは、昨年の第2回定例会での松本議員の質問に対する答弁の中で、「医師からは1,280万円の補填を求めるということでございましたが、額について中身をもう少し精査していただかなければならないということで、額の確定ができていない状況で今日に至っているわけでございます。」とありました。当然、元院長は、平成28年度の確定申告の決算書では、1,280万円を未収金扱いで28年分の事業収入に加えて決算書を作成されていると思われます。その後、元院長からの請求があったのかどうかわかりませんが、議会に未収金分1,280万円を支払う補正予算の提案がないわけであります。平成28年度分の更正申請の可能性もありますし、また、29年3月までは深川市との委託契約期間であり、当然、29年度分確定申告には、その部分の決算書を作成、この3月15日までに申告することになりますので、今回の一般質問で取り上げた次第であります。先ほど触れました昨年の第2回定例会の答弁の中からしても、決算書の内容について十分な内容確認ができていないとのことであります。決算書により、収入の過不足を判断することとしているので、内容確認に応じられないとのことでありますが、決算書は十分な裏づけ帳簿を備え、それをもって認められるものであります。委託契約であっても公金で賄われているわけですから、決算書の内容確認が必要だと考えます。昨年の第2回定例会以降、内容確認がどうなっているのか、また内容確認がまだだということであれば、内容確認、精査について検討し対処し、事後の対応をすべきと考えますが、答弁願います。2点目は、医師確保に向けた取り組みについてであります。昨年の一般質問でも多くの議員から質問があり、答弁もありましたが、重ねてお伺いします。委託契約で来ていただける医師がおられるのであれば問題ないわけでありますが、勤務医の立場を望む医師の方が多いように思われます。医療法人に協力をいただく、また市立病院を何らかの形で利用した取り組みができないものか、早急に協議、検討し、受け入れ体制を整えた上でさらに医師募集をすべきと考えます。医師募集の経過も含めて、あわせてお伺いをします。
答弁 市民福祉部長 三ツ井隆博(市民福祉部長は2018年3月まで)
納内診療所について2点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、元院長が提出した決算書の内容確認と対応についてでありますが、平成29年第2回定例会において、松本議員の一般質問で市長から答弁させていただきましたとおり、医業収入6,570万円とその他の収入1,260万円を合わせた収入合計は7,830万円で、支出合計は9,110万円となっており、収支不足は1,280万円となっております。市からの委託料の仮払金2,400万円を含みますと3,680万円の収支不足といった決算になっておりました。市代理人弁護士から医師代理人弁護士に対し、決算収支について支出項目が診療にかかわるものなのかの確認を求めておりますが、医師代理人弁護士からは十分な回答をいただけない状況が続いており、残念ながら現状では収支内容の確認はできておりません。また、医師代理人弁護士から収支不足に対する請求など具体的なことは届いておりませんが、現在も引き続き収支内容の提供を求めており、文書によるやりとりは続けているところであります。次に2点目、医師確保に向けた取り組みについてでありますが、昨年の第4回定例会の一般質問で医師等からの照会状況等を答弁させていただいておりますが、残念ながら、前回の答弁時からは進展がない状況が続いております。議員からの提案についてでありますが、勤務医での希望照会があるということで、市内の医療法人への打診や市立病院の分院化など、考えられる医療提供体制について事務担当者レベルで意見交換をしておりますが、現状においては、医師のほか看護師や事務員などの医療スタッフを確保する困難性や診療所の経営を考えると、いずれも対応は難しいとのお話をいただいております。このことから、ハードルは高いものと認識しておりますが、ほかの方策も含め、さまざまな角度から今後も検討してまいりたいと考えております。後任医師の確保に向け、当面は委託開業していただける医師や法人を対象に、納内地域を初め市民の皆様から医師に関する情報提供をお願いするとともに、ホームページ等で情報発信を行い、引き続き北海道地域医療振興財団に対し、医師のあっせん紹介をお願いしてまいりたいと考えておりますし、応募や相談のあった医師等に対しては、意向を十分に確認し、丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。
再質問 13番 鶴岡恵司
それでは1点目の決算書の内容の確認について再質問させていただきます。先ほどの質問の中でも申し上げましたとおり、この診療所に関してのことだけではなく、やはり公金の扱いですから、どう使われたのかがわからないということでは、やはりこれはうまくないだろうと。今は非常にやわらかな対応をされているようでありますけれども、やはり実効性のある対処を検討して実行していただきたいと思いますので、もう一度、答弁をお願いしたいと思います。
答弁 市民福祉部長 三ツ井隆博(市民福祉部長は2018年3月まで)
これまでも医師側代理人弁護士とは、備品や電子カルテの返却についてを中心に協議、対応してきておりまして、委託契約に基づく委託費の精算については具体的な進展がないところでありますけれども、このような状態にあるということは適切ではないというふうに認識しております。したがって、受託者であった元院長に青色申告決算書の内容確認を引き続き求めていくと同時に、ほかに市としてやるべき手段というか措置がとれないかといったことについては、弁護士とも相談・検討し、対応してまいりたいというふうに考えております。