深川市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日
ふるさと納税
2017年9月5日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「ふるさと納税」について質問し、経済・地域振興部長 伊藤久人が答弁しました。
- 質問者
- 太田幸一 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 伊藤久人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 太田幸一
それでは、6番目のふるさと納税の拡大はいかにするのかということでお伺いしていきたいと思います。国の地方の時代、地方創生のかけ声とは裏腹に、地方交付金等の先細り、つけ焼き刃のふるさと納税、ここに来て総務省が事の矛盾にブレーキをかけるその内容は、返礼品は納税額の3割以内に。構造上余りにも変わることのないこの制度は、税収入の拡大と返礼品となる地場産品の売り上げ拡大に、自治体間競争をあおられながらも寄与している実態にあります。全国の都道府県では、地場産品の多い北海道が3年連続1位、道内市町村では根室市が全国では10位でありますけれども上位に、上士幌町が19位、北空知では北竜町、沼田町が2億数千万円と管内でも他市をリードしている状況であります。深川市では、所管等非常に頑張っておりまして、返礼品が品切れをし、昨年は断るような状況にあったということも聞いております。このことについては、農業者だけではなく、全市的に一丸となった取り組みというものがやはり必要ではないのか。何といいましても深川市は農業の町ですから、農産品を全国的にも有名にさせるということは、極めて大事なことで、それはもう本当に深川市全体が一丸となって取り組んでもいいような事柄ではないかと思います。そこで、労働力不足という部分についてでありますけれども、昨年、私たちの会派はリンゴの弘前市を調査しに行ってきました。弘前市のリンゴの収穫時期は、人手が物すごく集中するものですから人が足りなくなる。そこに、大阪の関西空港がある泉佐野市と弘前市とが提携し、仕事をしたいという人たちと、忙しい時期の労働力不足を、言ってみれば助け合うということになりますか、そういうシステムをつくってやっていた。あと、これは常任委員会で視察した、島根県の隠岐の島になりますけれども、ここの海士町という町ではやはり労働力が足りない。しかし、すばらしい海の資源がある。そこで、本土のほうから、余り言葉はよくないですが、よそ者、若者、ばか者というキャッチフレーズで人を呼び寄せて活性化を図っておりました。やはり人手がない地域、自治体にとっては、いろいろな工夫をされているということなどを紹介して、あらゆる事柄に知恵を絞ってはいかがという部分であります。3点にわたって伺います。一つ目、返礼品のことしの見通しを伺います。二つ目、返礼品の中で、需要最多のタマネギ、ジャガイモ等を含め、予約栽培や計画肥育によって、牛、豚などの全市的取り組みの考え方についてお伺いする。三つ目は、畑作・果樹等で労働力不足の訴えがあり、農福連携等多くの対応策が考えられる。農業が基幹産業の深川市は、行政の立場で各方策の具体化を進めるべきと考えるが、いかがかお伺いいたします。
答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)
ふるさと納税についてお答えいたします。初めに、1点目の返礼品のことしの見通しについてでありますが、本年度の返礼品につきましては、お米の定期便など、新たに14品目を加えた66品目を用意し、これまでに延べ約1,200名の方に提供いたしております。この間、ゆめぴりかやポテトチップスなどで一時品切れを生じることがありましたが、予約受付に切りかえるなどして、寄附への影響を最小限にとどめておりまして、8月末現在の寄附金額につきましては、前年度とほぼ同額の約1,600万円となっております。また、例年、人気が集中するバレイショとタマネギのセットやリンゴなどの農産物については、本年4月、総務省の要請を受けまして、内容の見直しを行ったことによりまして、寄附者からの申し込みが減少しておりますが、これから年末に向けてふるさと納税が集中する時期において、その影響がさらに拡大する懸念がありますことから、これまでに寄附された方へのメールマガジンの発信やインターネットでふるさと納税の申し込みを行うサイトの増設など、新たな取り組みを進めまして、返礼品のPRを強化しているところでございます。次に、2点目の返礼品の全市的な取り組みの考えについてでありますが、本市では、農業者が営農計画を策定する前の段階において、JAきたそらちと翌年度の返礼品の調整を行い、でき得る限りの数量を確保いただいているところでございます。最近では、一部の生産者からふるさと納税のために頑張って農産物を生産したいとの声をお寄せいただくようにもなっておりますが、それでもなお想定を超える寄附の申し出があった場合には、返礼品の一部に品切れが生じているところでございます。こうした状況は、生産者やJAの皆さんの尽力だけでは解決し切れない課題と受けとめておりますので、太田議員さんからの提言を踏まえ、今後どのようにして返礼品調達に向けた全市的な取り組みが可能か、知恵を絞ってまいりたいと思います。最後に、3点目の労働力の不足への対応策としての農福連携等の推進についてでありますが、近年、農業経営規模の拡大や農業従事者の高齢化の進行に加え、市内における短期の雇用労働者の確保が厳しさを増す中、農業生産現場における労働力の確保は、農業生産力を維持・発展していく上で非常に重要な課題であると認識しているところであります。こうした中、JAきたそらちにおいては、優良人材派遣企業の紹介や外国人技能実習生の受け入れを行う管理団体の紹介、また労働力を希望する組合員の情報を紹介し、労働契約をあっせんするJAきたそらち農業人材バンクなど、農業労働力の確保に向けたさまざまな取り組みを実施していると承知しているところでございます。一方で、近年、人口の減少や高齢化が進行する中で、福祉分野と農業分野が連携した農福連携の取り組みが各地で盛んになっております。昨年6月に閣議決定された日本再興戦略2016及びニッポン一億総活躍プランにおいて、農業分野での障がい者の就労支援等の推進の観点から、農福連携の推進が盛り込まれるなど、その関心がますます高まり、最近では生活困窮者の就労訓練や雇用までその対象が広がりまして、働き手の確保や地域農業の維持につなげている地域もあると伺っているところであります。このため、本市としましても、先進的な取り組み事例等も参考にするなど、情報収集に努め、本市における農福連携の取り組みの可能性について探ってまいりたいと考えております。