深川市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月19日
信頼される行政
2017年6月19日、深川市議会の一般質問で、和田秀隆議員が「信頼される行政」について質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。
- 質問者
- 和田秀隆 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 吉村理明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 和田秀隆
次の質問に移ります。4番目の質問は、信頼される行政についてです。年が明けまして、はや半年、1年の折り返し地点となりましたが、残念なことに新年度から大きな問題や不祥事等がたび重なり発生しております。それぞれ個々の事柄については、既に各議員から何点か質問があり、私の後にも質問があるものと思いますが、私の質問からは、それらの背景に潜在していた問題は何か、改善点はどこかという視点で伺いたいと思います。まず、1点目に、予算編成の透明化についてですが、メディア旭川で報じられた市立病院における医療機器にかかわる便宜供与疑惑が背景にあるわけですが、こちらは市が調査を行いまして、法令や倫理規定に反する部分はないと確認されております。ただ、この疑惑に関しては、今回が初めてということではなく、平成24年にも今回と内容が酷似した内部告発があり、当時の担当所管に調査を依頼した経過があります。こういった疑惑を重ねる状態を改善し、市民の不信を招くことがないような仕組みは何かと考えたとき、予算編成における透明化が考えられます。今回は、医療機器の購入に関して、見積もりから随意契約までの部分が描写されていましたが、これは年度予算の策定までの数字の積み上げ、つまりは予算編成の経過が公開されていない。それによって、疑惑を持とうと思えば、幾らでも持てる状態でありますし、個人のモラルを疑うならば、他意が介入するすきがあるということでもあります。これは行政全体に共通して言えることで、今回の疑惑では、医療機器の購入ですが、各会計では事業費に置きかえれば考えやすいと思います。このお話を病院に伺ったところ、行政全体がそういった仕組みに取り組むのであればというお話も聞いておりますので、具体的には予算編成の経過をチャートで示したものなどが一般の方にもわかりやすいと考えますが、信頼される行政という観点から、疑惑の余地のない仕組みづくりとして取り組んではどうでしょうか。これに関して市の考えをお聞きします。2点目は、委託等契約にかかわる改善について。この質問の背景は、納内診療所の問題があります。松本議員の質問に対する答弁にあったように、問題を大きくした一因として、契約の中核部分が収支不足、この場合は収入保障になり、これらを補う補助金でありながら、収支状況の把握が曖昧のまま、市が補助金を支出できる契約内容であったということです。この点に関して、今回のことを機に、市が行う委託等契約内容で補助や収支不足を補う保障のたぐいでは、その支出内容を明らかにする規定を設けることが必要と考えます。この点について、市の見解を伺います。3点目は、民間との業務委託契約等における参加資格について。この質問では、音江中央保育園における不正流用問題が背景にあります。経過や今後の対応については、次の5番目の質問でお伺いすることとして、ここでは問題になる、またはあった法人や団体との市の契約についてお聞きします。正直申しまして、市民は困惑を通り越し、非常に怒っております。私自身は、地域の人材不足の中で、退職した市の職員が地域の担い手として活躍していただけるのは非常にありがたいと感じておりますが、市民の目には、天下り団体の不正として映っております。過去には、官製談合があり、山下市政に変わったとき、市は入札におけるダンピング予防となる改善を行いました。一般に入札等では、違反や指導を受けた業者等は、入札に参加できませんが、業務委託契約等ではそういった参加資格等は設けられていません。深川のような地方の地域では、業務委託契約等は固定化しやすくなり、一般には業者や団体内部の監査が甘くなり、不正や癒着が発生しやすくなるという懸念があります。今回の事案を受けて、いま一度、今の無制限な状況が本当に適切か、市民に信頼を得られるかどうかを考え直す必要があると思われます。そこで、問題の発生した法人や団体に対して、業務委託契約等で一定の制限を設けるべきと考えますが、市の考えをお伺いします。
答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)
信頼される行政についての質問に順次お答え申し上げたいと思います。1点目の予算編成の透明化についてでございますけれども、予算編成に当たりましては、各団体等からの要望でありますとか、さまざまな会議を通して、事業の新設、あるいは拡充などのご意見、ご要望をいただいているところでありますけれども、限られた財源の中での予算編成ということでございますので、新規拡充のご意見、ご要望を初め、既存事業の見直しも含めまして、庁内における協議を幾度も積み重ねた上で、予算の編成作業を進めているところでございます。また、予算編成作業につきましては、限られた短い時間の中で、各課の要求から、財政担当所管における査定、そして理事者査定など、その時々において、極めて流動的に額等が変化するということがございますので、各種の事業を一つ一つ取り上げまして、その内容を細かにお知らせすることは非常に難しいものと考えているところでございます。さらに、質問の中にもありましたけれども、そういう予算の詳細についてお示しすることになりますと、逆に申し上げますと、予定価格の事前把握ということも可能になる問題も生じるものと考えております。予算の透明化につきましては、毎年、予算案の確定する2月に予算概要を発表いたしまして、主要事業や新規の事業を公表しておりますし、予算審査特別委員会においても、事業の詳細等について説明させていただいているところであります。また、市民の皆様へは、広報での特集記事での予算のお知らせでありますとか、深川市の予算の説明書「今年のしごと」を、毎年内容を見直して、充実させていただいておりまして、これらをお配りすることなどにより、より丁寧で透明性のあるものとなるよう努めているところでございます。次に、2点目の委託など契約にかかわる改善についてでございますが、市では業務委託などに対応いたしました契約書のひな形というものを作成しておりまして、担当所管ではそれぞれ業務内容により、明記しなければならない条項を契約書に追加するなどして、契約を締結しているところでございます。この契約書のひな形は、契約に必要な一般的な共通事項を記載している様式でございまして、市が締結する契約は、内容が多岐にわたるため、全ての契約に対応できる内容を記載した契約書のひな形を作成することは非常に難しいと考えております。今後におきましても、ひな形を基本に、契約上必要な場合には、そごが生じないよう、適宜修正や条項の追加などをして、適切に運用してまいりたいと考えているところであります。また、職員に対しましては、契約事務担当者会議を毎年開催させていただきまして、契約にかかわる事務処理などについて周知を図っているところでございますが、今後も業務内容が契約書に的確に網羅されているか、条項の追加等を行う箇所がないかなどの確認を行うよう、しっかりと職員に説明するなどして、契約に間違い等が発生しないよう徹底してまいりたいと考えております。最後に、3点目の民間との業務委託契約等における参加資格についてでございますが、本市におきましては、一般の業務委託等、工事等も含めてでありますが、北海道が公表しました入札指名停止の情報をもとに、深川市競争入札参加資格関係事務処理要綱第8条に基づき、入札参加資格者の停止措置というものを講じております。この停止措置にかかわる事務処理につきましては、近隣自治体と同様の措置を講じているところであります。現状におきましては、入札参加資格停止措置により、入札等の参加対象者から一定期間除外することとしておりまして、この事務処理に関しましては、これまで特に大きな問題はないものと認識しております。質問の業務委託等における参加資格に対しましては、今後も現状の措置と同様に適正に進めていきたいと考えておりますけれども、特に社会福祉法人等との契約ということにおきまして、こういった法人の不正行為があった場合には、改善命令を出させていただきます。それでもなお改善が見られない場合には、最終判断として、その法人の業務停止などをするということでありますので、そうなる前の段階については、しっかり改善命令に従っていただいて、市の委託業務を受けていただくことが適切ではないかと考えているところでございます。
再質問 5番 和田秀隆
再質問いたします。1点目、2点目に関してです。1点目の答弁の中で言わせていただければ、公示価格、予定価格の開示になってしまうので、そういった透明化というのは難しいものがあるという部分があったかと思います。私は、リアルタイムで透明化しなさいと言っているわけではないのです。既に予算を通過したものがどうだったかということでも、十分市民に伝わると思うのです。ぜひとももう少し前向きに進めていただきたいと思います。それと、2点目に関してです。質問の中で、私はきちんと枠づけを言っていまして、補助や収支不足を補う保障の類いではという枠づけ、ひな形を変えろという質問ではないので、この点についてもう一度答弁いただきたいと思います。
答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)
再質問いただきましたけれども、まず最初の予算編成の透明化についてでございますが、どういったことで透明化ができるかというのは、いろいろと考えなければならないことはあると思います。予算編成の流れとして、こういうふうに予算がつくられていきますというフローみたいなものについては、「今年のしごと」の中で説明は可能かと考えておりますが、そういうことも検討させていただきたいと思います。それと、もう一つ、委託の関係で今回問題になった部分を受けてのことだと思いますが、業務の委託契約の中に、今回はそういう表現がありましたけれども、全ての委託業務の中にそういった支払いの関係を示す業務の契約は余り例がないということがありますので、それぞれ各所管の中で業務の内容に応じて、そこら辺はしっかりと確認して、追加すべきものは追加していくことが必要だと思います。